戦姫コレクション チートな勇将に転生してイチャラブな旅 作:たくと七星
「さあさ、こっからが本番よ!今日は朝まで飲んで飲んで飲みまくるわよ~っ!」
日が暮れて真夜中の11時くらいになったのか・・・。謙信がテンション高く徳利を持ってはしゃいでいる。
「「「ええ~~~・・・」」」
そして皆はと言うとすっかり酔いつぶれて気分も下がってしまっていた。そして俺はと言うと上座で完全に呆気に取られていた。特に驚いたのが謙信のハイテンションさだ。
宴会は夕方に始まって皆、最初はわいわい楽しんでいたんだけど謙信がとにかく皆に酒を振る舞っては飲んだり騒いだりを繰り返して結果ダウンしてしまった訳だが、彼女は全く衰える気配が無い。
「どうしたの皆、まだまだ宴会は続くんだからテンション上げないと!」
「えへへ~、そうですよ~、まだまだ飲み足りないんですからあ~」
ああ、高虎の奴、完全に酔っちまってるな。餅を沢山食って酒も良く飲んで飲み過ぎ食べ過ぎなのにまだまだ元気があるな。けど、あの謙信のスタミナの高さはどこから湧いて来るのか不思議だ。
「謙信様、もう無理ですよ」
「蘭丸ちゃん、そうつれない事言わないの~、私の国でスパイしてた時はあんなに可愛かったのに~」
頬を膨らませて蘭丸にぐいぐい徳利を押し付けている。蘭丸の奴は嫌そうだけど。
「うん、スパイって何だ」
「そうそう、この子ね、信長が私の事を知るためにスパイとしてこの子を送り込んでね~、あんまりにも可愛いから色々見学させて・・・」
「ちょ、昔の事をベラベラ喋らないで下さいよ、信道も何興味ありげにしてんのさ!」
隣にいる信玄と信長は完全にグロッキー状態だな。
「ああ、気分悪・・・」
信玄は頭を抱えて痛そうにしている。
「こいつと飲むのは苦手だ・・・」
信長も顔を引きつらせて顔を青くしている。
「ちょっとちょっと二人共までグロッキーになってどうするの」
「あんたねえ、本当に化け物クラスのスタミナよね・・・」
「全くだ、どこから湧いて来るのか、謎だ・・・」
「そりゃあ私は軍神の子だからよ。ほらほら、こうして友達が進めてるんだからまだまだ楽しみましょ・・・」
「謙信・・・」
「げ?!」
おお、このオーラ絢さんか。何か凄い威圧感を出して謙信に仁王立ちしているな。
「あ、あ~ら姉上、どうしたのかしら・・・」
冷や汗をかいて姉を見ている、やっぱり姉や兄って怖くも見えるよな・・・。
「もうそこまでにしておきなさい、そんなに飲んでは体を壊しますよ」
「だ、大丈夫よ、もう姉上は心配性ね、私は軍神の子だから酒ぐらいでい~たた、ごめんなさい、ごめんなさい、私が悪かったですから許して~っ!」
耳を引っ張られてどこかへと連れて行かれた。はあ、余りにも皆はしゃいでたから俺も少し疲れたな。
「主殿、どこに行かれる?」
「昌幸、ちょっとイノリの所へな」
さあて、愛する妻の所へと行くとするか。
「イノリ、入るぞ」
「あ、ご主人様・・・」
本丸の寝室、部屋では丁度、可愛い子供達を寝かしつけてくれたみたいだな。
「お、今寝た所か?」
「はい、ぐっすり眠っていますよ」
可愛く眠ってるな。佐助なんかは信乃と手を繋いで寝てるし。
「しっかし、俺達の暮らしも大分変ったよな」
「そうですね、館だったのが帰ってみたらこれほど大きなお城になっていたのですから・・・」
そうだな、最初は小さな庵だったのが今じゃ城下町もあるほど大きなお城になったもんな。そして新たな仲間も加入して、ここから更に大きくなっていくんだろうな。
「イノリ」
「何ですか?」
「俺、必ず天下を取って見せるぜ。こいつらが幸せに暮らせる様に。これはその始まりだと思うんだ。だから、この俺に最後まで付いて来てくれないか」
「ご主人様、うふ・・・」
イノリが俺の手を握って微笑んだ。
「もとよりそのつもりです。私は最初からそのつもりですよ。ご主人様、貴方は貴方の思う道をお進みください。私もずっとお側にいて、お守りしますから」
「イノリ、ありがとな」
「はい・・・」