「ダメだ。俺はもう寝るから、お前は1人でシャワー浴びてさっさと寝ろ。」
「えー、いいじゃん。たまには兄妹水入らずでさー。」
「いや、一緒に風呂とかに入ってたのなんて、いったいいつの話だよ。」
あの後、誰にも見られていないことを確認した俺たちは家に入り、身支度を済ませてさっさと寝ようとしたのだが、小町がいきなり、一緒にシャワーを浴びようと言い出した。俺は明日の朝に軽く浴びようと思っていたのだが…。
「気にしない、気にしない。久しぶりに背中を流してあげちゃうよ。あ、今の小町的にポイント高い!」
あんだけイッてたのに元気だなー。というか、どんだけ俺と一緒にシャワー浴びたいんだ。
「あのなぁ、実際のところこのまま一緒に浴びちまったら、絶対続きやっちゃうから。今日はやり過ぎちゃった感があるから、小町も疲れてキツイだろ?しっかり休もうぜ?」
「うーん、本当に、やってる時とのオンオフがきっちりしてるなぁ。小町的には、お兄ちゃんとの関係がドロドロしていくのは全然問題ないんだけど。」
「あのね?俺としても、このままとは思ってないけどさ。時間はあることだし、ゆっくりと考えてだね。」
「鬼畜なのかヘタレなのか、はっきりしようよ、ごみぃちゃん。」
「うるさい。」
俺自身、スイッチ入っちゃうとセーブできない自分に戸惑ってるんだからね?
「ほれ、いいから早くシャワー浴びてこい。」
「ちぇ、わかりましたよー、だ。また今度ね。」
「まだ諦めてないのかよ……。」
とりあえず、俺は寝るとしよう…。
「お邪魔しまーす!」
「おい、なんで俺の布団に入って来てるんだよ。」
もう少しで意識が落ちるって時に、シャワーを浴び終えた小町がズカズカと俺の部屋に入って来て、もぞもぞと布団に潜り込んで来た。パジャマ姿の小町も可愛い。
「今日は、小町的に一緒に寝たい気分なのです。お兄ちゃんも、可愛い妹と一緒に眠れて嬉しいでしょ?」
「わーい、嬉しいなぁ。」
「うわー、物凄く棒読みだなー。」
だってなぁ。せっかくシャワーを断ったってのに、この妹様は。
「はぁ。わかった、わかった。ただし、何もしないから、さっさと寝ろよ?」
「え〜。じゃあ、ハグをオプションとして申請します!」
「どっかの店かよ。ったく、仕方ねぇなぁ。ほれ。」
「あ、えへへ。」
抱きしめた小町の体は、すっぽりと腕の中に収まり、柔らかくて、なんかいい匂いもした。いかん、今日のことを思い返さないように、早く寝なくては。
「いやー、お兄ちゃんに抱きつくと安心するねー。」
こしこしと俺の胸に額を擦り付けてくる小町は、小動物っぽくて可愛い。あ〜、癒されるなぁ。なんか、このままゆっくりと寝れそうだ。
今日はもう、何もせずにこのままぐっすり…………。
「………ん、ふあ〜〜〜。……朝か。」
思ったよりぐっすりと眠れたな。目覚ましが鳴る前に起きたにしては、……んん?え!?なんか布団の腰周りが濡れてる!?まさか高校生にもなってお漏らししちゃった!?
「…はぁ、はぁ、はぁ。」
「あれ、なんか悩ましげな吐息が………え、小町!?」
隣を見ると、パジャマを思いっきりはだけさせた小町が横になっていた。パジャマのボタンが外されてブラをたくし上げ、胸が丸見えになっている。下は膝まで下げられていて、パンツは完全に濡れているのがわかる状態だ。おいおい、布団が濡れてるのって、もしかして小町の………?
「どういう状況なんだ?おい、大丈夫か、小町。」
「……ん、お兄、ちゃん。やっぱり、覚えてないんだ。」
「いや、覚えてないというか、寝てたから全然状況が理解できてないんだが。」
マジで、何がどうなってんだ?
「ふふ、やっぱり、眠ったままだったんだ。無意識であんなに凄いなんて、もう小町はお兄ちゃんなしじゃ生きられない体にされちゃってるかも。」
「え、もしかして眠ったまま何かやらかしちゃった?」
おいおい、小町の様子を見るに、最後まではしてなくても、結構やっちまった感がハンパないんですけど。
「お兄ちゃんは気にしなくていいよ。小町がますます、お兄ちゃんから離れられなくなったってだけだから。」
うん。やらかしちゃってるね、これ。