※この作品はR-18です。

果てなき夜で、貴方に愛を   作:毒蛇

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【番外】防人サークル

 『防人』と呼ばれる数十人の少女たちで構成されている部隊がある。

 男という例外はなく、全員が無垢な少女。勇者部の友奈や園子たちと違い、何らかの理由で神樹に勇者として選ばれなかった少女たちを大赦が集め、反攻作戦の為の布石として現実世界で活躍していたと聞いている。

 

 その部隊、防人の少女全員をこの異世界に呼ぶことを神樹はしなかった。

 リソースの問題か、何か別に問題があったのか。巫女に聞くと恐らくは前者とのことだったが、いずれにしても防人部隊からは代表として数人の少女たちが召喚された。

 

 巫女である国土亜耶とリーダーである楠芽吹を中心としたメンバーである。性格は誰にでも優しく天使扱いされる亜耶と、それに癒されながら戦う防人。

 何故だがその姿を見ていると、大学にいる可愛い姫とそれを祭り上げてはチヤホヤするオタクサークルという構図を思い描いてしまうのだ。

 

 理由は分からない。

 前世での何かが彼女たちに妙なフィルターを掛けてしまったのかもしれない。

 

 そんな防人サークル、俺の中でのみ呼んでいる防人サーたちはいつの間にか不健全なサークルになってしまった。いわゆるヤリサー。それも姫が部員に性的にちょっかいを出す類のだ。そして基本的に姫の上目遣いマシマシでのお願いに断る術はない。

 

「……一緒にベッドに入っても良いですか?」

 

「いいけど、その変な道具は何? 亜耶ちゃん」

 

「身体の奥を解し、戦闘の時の疲労や満開の副作用を減らす為に購入した道具です。どうしても皆さんに気持ちよくなって貰いたくて! ……マッサージ受けてくれませんか?」

 

「亜耶ちゃん……! もちろんよ。せっかくだから後で雀や弥勒さん達にもどうかしら?」

 

「わあ! ありがとうございます芽吹先輩! 頑張りますので愉しんで下さいね」

 

「ええ、亜耶ちゃんがしてくれるんだもの。楽しみよ」

 

 天使はいつの間にか堕天していた。堕天使アヤとなっていた。

 純白の羽は黒く染まり、清楚な衣服の下には蠱惑的な下着が肌を彩る。その大きな双眸に覗く感情は人への奉仕とそれにより人が悦ぶ姿への仄暗い喜悦だ。

 それに気づかされたのは、純真無垢な眼差しで亜耶が持っていた玩具の使い方を身体で教えて貰った後だった。それも防人サークルのメンバー全員が亜耶に教わった後だ。

 

 亜耶から防人への奉仕は決して無駄ではない。

 満開の副作用である身体への熱はある程度解消されたという。

 

 同時に姫によるサークルクラッシャーは以前までの防人の関係を壊した。淫熱を持ち、快楽を貪り、淫欲の解消の為に一夜を過ごす。我慢は毒で、隠すことは悪となった。

 姫である亜耶の前では、バーテックスという化け物と戦う歴戦の防人たちも、ただその手腕に転がされ喘がされ啼かされるだけの女だった。

 同時に、自分の中の新たな一面を仲間たちと共有し、防人の、勇者の結束は深まった。

 

「えへへ、いっぱい悦んで貰えて何よりです。私も頑張った甲斐がありました」

 

「……ねえ、亜耶ちゃん」

 

「はい?」

 

「亜耶ちゃんは、その、……こういうのって誰かに教えて貰ったの?」

 

「こういうの?」

 

「あっ、えっと…………エッ、エッチなことよ」

 

 まさか独学で習得した訳ではあるまい。

 あの向日葵のような暖かな笑顔の裏側で、少女の中に眠る女を引き摺り出すような暴力的な快楽の技術を身に着けていたなんて。想像も出来なかったから。

 

 乱れた寝台の上で、裸体をシーツで隠す芽吹は問い掛ける。歴戦の技術を持つ彼女に経験人数を尋ねる男のような弱々しい声で問う芽吹に対して亜耶は笑みを見せる。

 その蠱惑的な微笑みは誰かを連想させる。身近な誰かを。

 小首を傾げていた少女は蠱惑的な微笑を浮かべて彼女の疑問を解消した。

 

「お師匠様に沢山教えて貰いました。芽吹先輩が悦んで貰えてうれしいです。……沢山、私も道具の使い方や気持ちいいことを教えて貰いましたから。少しでもお役に立てて良かったです」

 

「──師匠」

 

「芽吹先輩や弥勒先輩、雀先輩、しずく先輩やシズク先輩にもお裾分け出来て良かったです。こんな気持ちいいこと、知らないなんて損ですから。でも皆さんやっぱり可愛かったです。弥勒先輩はお胸と声が大きいですし、しずく先輩もシズク先輩もどちらもお尻が弱くて、雀先輩はあんなに騒いでいたのにいざという時は無言で──」

 

「お師匠様の、名前は?」

 

「それは………秘密です」

 

「亮之佑ぇぇええええええッッ──!!」

 

 激昂する芽吹は最低限の衣服と武器で走り出す。鬼を宿した顔は見る者をわななかせ、道を譲り、その激情の向かう相手に同情と憐憫を向けるだろう。

 勇者部という乙女の園。見目麗しい少女たちが集う花園にいる雄は一匹だけだ。亜耶という天使に他の男子を近づけさせることなど防人サーは許さない。

 性的な知識が豊富で、亜耶に近しい師匠を名乗る男に芽吹は心当たりがあった。

 

 やがて壁ドンされて問い詰められた男は告げた。

 

「真実は……私が亜耶のお師匠様だ」

 

「死ねぇえええええ!!」

 

 戦いがあった。

 合意の上であったと弁明しても聞く耳を持たない。防人の戦衣を着用することはしないが木刀片手に眉間に皺を寄せて、亜耶と性行為に及んだ代償を払わせようとしてきた。

 

 だが防人の姫を汚した男は無抵抗でやられるつもりはない。

 当然だ。楠芽吹は別に亜耶の彼氏という訳でもないのだから。奪うも何も国土亜耶は誰の物でもない。ツンデレ暴力少女という枠は夏凜だけで十分なのだ。

 

 結論だけ言うと、芽吹は戦いに負けた。

 勇者の力も使えない相手に負けることなど無い。そんな驕りがあったのかもしれない。そうは思わずとも欠片程度には油断をしていたかもしれなかった。

 

 防戦一方で暴力に屈せず言葉巧みに誘導し、少女たちの身体を速やかに屈服させた。弟子に快楽を教えることが出来て、その師匠に出来ない筈がない。敗因は快楽という深淵をどれだけ覗き込んでいるのか。その薄暗い沼にどれだけ自らの精神を沈めたかだ。

 

 防人サーのメンバーは無垢だった。無垢だから簡単に汚れ敗北の味を教わった。弟子と師匠での性的コンボは大半の防人を快楽という沼に沈めることに成功した。

 唯一、諦めなかったのは芽吹だけだった。

 

「私はぁ……負けて、なぁい……っ!」

 

 ベッドの上での戦いで、芽吹に何度も「負けた」と宣言させた。時には夏凜の前でも。だが、心は夏凜ほどチョロくない芽吹は何度も挑んできた。何度も何度も。

 そして戦いの果てには友情が生まれ、絆が生まれるのだ。勇者との絆は決して戦場だけで育まれるものではない。ベッドの上から始まる絆もきっとあるという話だ。

 

 

 

 

 

 

 

「──そして今に至るって訳よ」

 

「別に絆を育むとか格好いいことはないでしょう。私たちはそういう仲ではないわ」

 

「セフレ?」

 

「噛むのと殴るのどちらが良い?」

 

 そう告げる芽吹は勘違いするなと鋭い眼差しを向ける。

 時代が違えば女騎士の一人として活躍したかもしれない。どことなく性質が若葉と似ている彼女が着用しているのはブレストプレートでも甲冑でもない。

 自ら脱いで俺の顔に投げつけられたホカホカの下着を手に取る。

 

 純白のブラジャーには最低限の飾りしかない。大赦支給のシンプルで前後を判明させる為の小さなリボンのついたショーツは彼女自身の下着への無頓着さが見て取れる。

 無駄を嫌い、効率を追求する姿勢は嫌いではないが遊び心は欲しい。

 裏返してみようとする俺から下着を奪い、隣のベッドに投げる芽吹に言葉を投げる。

 

「ちょっとだけ互いの身体を使う仲?」

 

「は? 違うわよ、亮之佑。私はただあなたに負けたくないだけ」

 

 あくまで勝負をする仲。

 意味の分からない仲だが、若葉と同じ騎士とか武士の精神を持つ少女との関係もそれなりに長く続いている。一緒にゲームで城を始めとした建造物や街を創り、そして飽きたら爆撃で木端微塵。マジ切れする彼女と何度も戦い、何度も仲直りした。

 勇者部の友人として普通に遊んで、普通に性行為で勝負をする仲だ。

 芽吹が勝利を勝ち取るまで勝負は続けられるのだろう。

 

「あなたお得意の前戯は別にいいから、早く挿れなさい」

 

「寧ろ前戯の方が本番じゃないか? ああ、そっか。いつも挿入前にフニャフニャにされるもんな。それも亜耶の前で。夏凜もいる。あんな情けなく泣いちゃう姿なんて嫌だよね」

 

「はあ!? 違うわよ! 泣いてないし、そもそも勝負は挿入してからよ」

 

 寝台の上で仰向けになる俺の腰に跨る芽吹。

 一糸まとわぬ姿となった彼女は、先ほどまで亜耶と交わっていたのだろう、日焼けした肌と日に焼けていない胸や腹部などの白い肌に薄い桜色を差し、僅かに汗を浮かべている。

 下腹部に倒れる怒張に上下に擦り付けられる媚肉からは蜜が溢れる。にちゅ、にじゅ、と前戯の必要の無さを説く彼女は確かに必要な無いほどに濡れている。

 

 その腰の動きは男の怒張を身体で知り、玩具や他の少女で試した経験に基づいたものだ。俺の顔を見下ろして雁裏や裏筋を陰唇で擦る度に小さく眉をひそめる芽吹が唇を舐める。

 眼前の男は獲物であり、自分こそが狩人なのだという舌なめずりを見せる。

 

「亮之佑。弥勒さんを見た? 私はああはならなかったけど、亜耶ちゃんのテクニックはどんどん上達している。私たちを本気で気持ちよくしようっていうのが分かるのよ」

 

「それは良かった」

 

「もうあなたよりも上なんじゃない?」

 

 揶揄うような口調で俺を見下ろす芽吹。

 見上げ、彼女の肢体に目を向ける。

 

 自ら動いて揺れる乳房は僅かに掌から余る程度の起伏がある。若葉並にはあるだろう、腰の上の彼女を支えるように両手で芽吹の乳肉を揉む。

 餅のような質感と共に果実の種のような乳首が掌をくすぐる。指が肌に沈み、桜色の乳輪を指の腹で撫でては乳首を摘まむとビクッと身体を震わせる。身近な親戚で比較しながら、乳肉の質感や大きさ、感度を味わうように握るように揉む。

 

 視線は鎖骨を通り下腹部を上下する。

 遠慮のない視線に、僅かに唇を結ぶも直後に不敵な笑みを見せる芽吹。

 

「んっ……その程度?」

 

 極力感じている姿を見せるつもりはないらしい。

 亜耶以外で乱れることは敗北という認識なのか。

 

 俺の乳首を指で弄りながら、やがて彼女は腰を浮かせる。

 素股で反り立った怒張を掴み芽吹は自らの恥部に宛がう。薄い筋の入った腹筋とくびれた腰を惜しげなく見せながら、汗と愛液が絡む陰毛から覗く花弁が亀頭にキスをする。

 僅かに口を開いた陰唇がそのまま亀頭を呑み込む。

 

「は、ぁ」

 

「っ」

 

 ぬぷぷ、と肉を割り開く感触と共に襞が竿に絡みつく。

 芽吹と繋がる。

 

 感じていないという表情を芽吹は維持したままだ。汗を肌に浮かべ、俺に乳房を揉まれながら根本まで剛直を呑み込み、俺の腰を太腿がぎゅっと挟み込む。

 それらを大したことがないと強がる姿は、夏凜と似ていると思って、

 

「んぁあああっっ!!?」

 

「か、夏凜?」

 

 思わずとばかりに俺と芽吹の視線が横に向かう。

 今、俺と芽吹は先ほどまで夏凜と行為をしていた寝台、その隣のベッドに移動していた。

 ガニ股無様絶頂を迎えた夕海子を千景や杏のいる隣のベッドに運び、後は任せてと高嶋が看護という名の愛撫をする中で、俺は芽吹とベッドの上で戦っていた。

 そして、夏凜は絶頂で身体を動かすことも出来ず、巫女に囲まれていたのだが。

 

「ぅぁ、はひっ、ぁ、ぁっ」

 

「夏凜!? 嘘でしょ! もっと頑張りなさいよ! それでも完成型勇者なの!?」

 

「う、うるしゃい……っ! 芽吹こそ余裕が無い癖に冷静ぶってぅッ!?」

 

「まだ喋る余裕があるので、もっと腰を動かしますね!」

 

 驚愕で媚肉が竿を締め付ける中で、隣に目を向けると完成型勇者が少女二人に好き放題に犯されていた。シーツを握り、背中をのけ反らせる夏凜の腰を掴む巫女は腰に巻いたディルドで少女を貫く。ぱんぱんと乾いた音を響かせて、俺の食べ残しを余すことなく喰らい尽くす。

 

 亜耶とひなた、二人の巫女が思い思いに勇者を攻め立てる。

 ぴん、と夏凜の両脚が伸びる。

 

「ぁ、っ、ぉぅ?」

 

「ここが気持ち良いんですね? えいっ! えいっ!」

 

「亜耶さんの腰使い良いですねぇ。ふふっ……亮之佑さんを思い出して濡れてしまいそう。夏凜さん、自分の子宮が降りてきているのが分かりますか? こうして外から刺激すると……今、腰を逃がそうとしましたね? お仕置きですよ?」

 

「待ってひなた! それっ、なんかおかしくなるヤツだからぁ!」

 

「おかしくなんてありませんよ? これがここの常識です」

 

「~~~~っっ!!」

 

「さあ! もっとイって!」

 

 夏凜の下腹部に電気マッサージの器具を押し当てるひなた。

 同じく夏凜を貫く疑似肉棒を装着した亜耶は汗を身体に伝わせながらヘコヘコ腰を動かす。子種を吐き出すことはなく全ては物真似だ。それを理解できない夏凜の身体は悦んで黒々とした肉棒を締め付けて、あられもない喘ぎ声を巻き散らす。

 漏らしたかのような小水が巫女たちを汚すも、誰も気にする様子はない。

 

「ぁ、ゃ、だめっ、はなしっ、ぅぁぁああっっ!!」

 

「今イきましたね? ここで振動を最大にすると凄いんですよ?」

 

「ぁぁあああっっっ!! ぁ────!!」

 

 少女二人に辱められる夏凜の姿は視覚越しに満足感をもたらす。

 涙を流し、巫女に花蜜を噴き出す姿に肉棒が反り立つ。それが分かったのだろう、半眼で見下ろす芽吹が「変態」と口にしながら腰を揺する。

 起伏を伝う汗が臍に溜まり腰を動かす度に雫が飛ぶ。何も問題ないという表情を浮かべ、先ほど夕海子と共に乱れていたことを端正な顔からは微塵も感じさせない。

 

「んっ……」

 

 ぬるる、と芽吹が腰を浮かせると襞が竿に吸い付く。

 ぬぷぷ、と芽吹が腰を沈めると雁に媚肉が酷く絡みつく。

 ようやく本物の雄竿に逢えたことに歓喜するように、締め付けが増す。

 

「はっ、ぁ……」

 

 きゅっと唇を結んで自分のペースで腰を振る。

 結合部からは隣の少女に負けず劣らずの下品な水音を聞かせながら、俺を果てさせようとくびれた腰を左右に振り、締め付けを強める。

 

「ほら……さっさと……イきなさいよ」

 

 自分のペースで腰を振り、竿を呑み込む花弁。

 だが、どこか快楽に怯えるように、浅い挿入を繰り返す芽吹の表情は変わらない。無意識のうちかバレないと思っているのか。俺を果てさせたいならもっと早いピストンで、もっと奥まで怒張を受け入れなければ終わりは見えない。

 

 手伝ってやろう。

 そんなことを思い彼女の細い腰を掴むと、肉竿で根本まで突き上げる。

 

「あンッ!?」

 

 芽吹は口を押さえたが、女らしい悲鳴は耳朶に響いた。

 俺のペースになりつつあることを悟ったのか、倒れ込むように顔を近づけてきてはキスを求める。主導権を握らせるつもりはないのだろう。

 端正な顔には眼前の男に感じたことに羞恥を感じているのか頬に薄い朱色を差し、それを隠すように俺の頬に両手を添えると、物語のエンディングのようなキスを落とす。

 

 王子にされる姫のような気分で芽吹とキスを重ねる。

 彼女からの口づけは唇を重ねるようなものから、徐々に熱を帯びた情熱的な口づけへと変化していく。息と止め鼓動が聞こえるように密着して舌を絡める。

 口蓋を這う舌の侵入を許し、頬肉と歯茎をなぞる動きは誰かを相手にしなければ得られない経験によるものだ。亜耶で経験を積んだことを惜しげもなく教えてくれる。

 

「んっ、んむ……っ、んぅ………」

 

 情熱的に俺とのキスを求める芽吹のもっちりとした尻を掴んでは腰を突き上げる。パンパンと肉が肉を叩く音を響かせると、羞恥の呼気を漏らす彼女が音を誤魔化すように舌を絡め、その合間に小さく喘ぎ声を漏らす。

 

「ぁっ、……んんッ………んぅ! ん……ッ!」

 

 至近距離で響く少女の熱の籠った吐息。

 むにゅりと押し付けられる乳房は胸板に潰れ形を変える。

 

「はぁ……はぁ……ッ、……降参っ、しなさいよ……!」

 

「────」

 

 新たな蜜が結合部から溢れて腿を濡らす。

 媚肉が窄まり、生き物のように蠕動しては竿に吸い付く。

 

「そっちこそ降参したら?」

 

「っ……! ふーッ、ふーッ……ンっ──」

 

 返答はなく、唇が重なる。

 腰を挟む腿の力が強まり、グリグリと腰を押し付けて抵抗を続ける。

 

 震える唇を舌で割り開くと奥から喘ぎ声が漏れてくる。

 鉄仮面をつけたような表情は奥から源泉が湧きだすように快楽に歪む。

 

 抽送が激しくなるにつれて、肩を掴んだ手が強まり、遂に芽吹は唇を重ねていられないほどに大きな喘ぎ声を漏らし始めた。

 気づけば俺は彼女を逃がさないとばかりに強く抱き一心不乱に肉棒を突き上げる。

 

 夢中になって肉沼を穿る。

 快楽の電流が背筋を奔り、そして白濁がせり上がるのが分かった。

 

「はぁぁっ、あッ、くっ……うぅ……っ! ~~~~ッ!!!」

 

 表情を隠すように俺の耳元に顔を押し付ける芽吹。

 ぶるぶると身を震わせ、吐き出される白濁を彼女の膣が呑み込み、吸い付く。美少女を汚し、射精に至る快楽は俺の視界を白く染め、意識を薄めさせる。

 

 息を止め十数秒。

 吐精を終えて、荒く呼吸する俺と同じく押し付けられる乳房越しに鼓動を高鳴らせる芽吹がゆっくりと顔を上げる。

 ずずっと鼻水を啜りながら、目尻に浮かんだ涙を指で拭い告げる。

 

「亮之佑。……今回は引き分けということで良い?」

 

「ああ、そうだな」

 

「ふふ……引き分けなんて初めてね」

 

「芽吹も上手くなったな。凄いきゅうきゅうと締め付けて」

 

「そ、そうかしら。……べ、別に締め付けたくてそうした訳じゃないわよ」

 

 汗みずくの彼女の背中を撫でて、未だに肉竿を締め付ける快楽に身を任せる。

 どこか得意げな彼女の乳房の掌で揉みしだき、ゆっくりと唇を重ねる。

 

「誰かっ、ゃっ、ぁ……」

 

「ふふっ……気持ちいいですか?」

 

「もうっ、イぎたくっ……んぁぁあっ!!」

 

 隣から聞こえてくる夏凜の悲鳴のような喘ぎ声。

 同性に喘がされ、羞恥と屈辱に乱れる声に耳を傾けていると下半身に血が巡る。その存在感を肌で感じ取っただろう、生まれたままの姿の芽吹が身じろぐ。

 

「夏凜……凄い声ね。流石亜耶ちゃん」

 

「そうだな」

 

 ぐるりと体勢を変える。

 今度は芽吹に覆い被さるように俺が彼女を見下ろす。

 やや上気した頬に手を添えて、表情を隠せないように密着すると恥毛が絡み、鼠径部同士が密着し、子種を注いだ最奥に亀頭がぶつかるのを感じ取った。

 

「じゃあ二回戦目、始めようか」

 

 そう告げると大きな瞳を瞬かせる芽吹。

 キッと睨んでは宣言するように亜耶のいる寝台の方に顔を向ける。

 

「……ふん、負けないわよ。亜耶ちゃん、見ててね」

 

 ──その余裕が崩れ去ったのは掃除の時間が終わる数分前だった。

 二人分の疑似肉棒を経験した夏凜を横に、亜耶とひなたと共に見下ろす中で、勇者部でもトップクラスの女優としての演技力を持つ彼女の表情を快楽で攻め落とす。

 

「いやっ、芽吹見ないでぇッ!」

 

「夏凜こそっ、こっちを見ないでよぉ……っ!」

 

「夏凜先輩、芽吹先輩。お二人とも仲良しなのにどうしてそんなことを言うんですか?」

 

「亜耶さん。これがツンデレという奴ですよ」

 

「身体は正直だなっていうアレですね! でも私はもっとお二人には仲良くなって欲しいと思います」

 

「なら、この玩具は如何ですか? これなら二人に着ければもっと仲良く──」

 

 終わりの時間が訪れようとしていた。

 夏凜を悦ばせながらも、もっと二人を愉しませ、そして研究しようとする熱心な巫女たちから目を逸らしながら、キッと俺に涙に濡れた瞳を芽吹は向け、肩に爪を立てる。

 

「……くっ、亮之佑ッ、私は、負けた訳じゃっ、んッ、ぁっ、あぁッ……!」

 

 敗北宣言だけは決してしない。その意思だけは伝わった。

 正常位でどこにも逃がさないように俺は彼女の最奥を何度も突くようにピストンを続ける。

 首筋や胸元にキス痕を残し、屈辱と喜悦の感情を隠す仮面を剥ぎ取られた芽吹が赤面したまま俺を睨み続け、亜耶の見る中で何度も何度も鳴き声を上げ続けた。

 

 

 




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