ちゅぱ、ちゅぱ、と赤子のように吸い付く。
既に硬い乳首を唇で挟み、舌先でねぶる。柔らかな肢体は触れれば触れるほど男を惑わせる。母性の象徴とうそぶく乳房を手で揉むと下腹部に血が巡るのを感じる。
瞼を閉じたまま唾液を乳首に絡めては吸い付く。
赤子のような、だが赤子はしない性感帯をくすぐるような吸い方に時折母体が身じろぐ。その身体に顔を埋める俺は柔らかな乳房を枕にしながら指と唇で口寂しさを誤魔化す。
ばぶーと赤子に帰る勢いで乳首に吸い付き、舌先で根本から先端まで弄る。
そうしていると、甘い果実のように熟れた白い肉はぷるりと震えた。
「~~~ぁぁ!」
僅かに背中を反らせる少女の柔肌から汗が飛ぶ。
しっとりとした肌に汗を浮かべる少女の乳房に顔を埋め、本能に従うように腰を打ち付ける。夢と現実、二つの境目にある眠気に心地よさを覚えつつも、自らの怒張を締め付ける感触に駆け引きもなく、ひたすらに腰を振り続ける。
それは性行為ではなく相手のことも考えない特殊な自慰に過ぎない。ただその乱雑な動きでも女の膣は引き締まり、確かな嬌声を漏らし続ける。
「ぁ……っ、ぁん」
腰を打ち付ける音は布団越しにくぐもって聞こえる。
元より眠気と快楽を夢見心地の中で味わう俺は思考の介入もなく、ただ衝動に身を任せた。
「……ぐっ」
「~~~~ッッ!!」
背筋を奔り、下腹部を伝い、解き放たれた快感。
電流のように迸る快楽にぎゅっと目を閉じて、乳房を揉む手に力を入れる。掌の中で元の形に戻ろうとする弾力と温かさを感じながら、吐精後の脱力感に睡魔に身を任せる。
眼前の女体を抱きながら、意識が途切れる寸前に今の状況に対する疑問が脳裏を過った。
パチン、とシャボン玉が割れるかのように意識がはっきりする。
「…………あれ?」
今はいつで、どういう状況だっけ? 硬い乳首を舌で転がしながらゆっくりと頭を回す。
寝起きで混乱する頭で衝動的に口を開くのを抑えながら顔を上げる。布団を被っていたのか、全身を覆う布団を跳ね除けると、ぐったりとした少女と隣であられもない恰好で眠る少女たち。
「……ぅぁー」
「……すぅ……すぅ……むふふ」
いずれも可愛らしい寝顔を見せる少女たち。
夢から目覚めたのだろう。遅れて思い出すのは昨夜の出来事だ。
週末は若葉と園子ズ、そしてひなたの四人と血の繋がりや肉体的な関係の近さを考慮して、関係性を深める為に定期的に開いているお泊り会をしていたのだ。寄宿舎や乃木家の本家、実質的に別邸である俺が住む家で定期的に交流を深めている。
既に何十回と開かれた恒例行事だ。この世界が終わらない限り続くだろう。
一人だけ男がいるのは慣れたからと、反論する少女は誰もいない。嬉々として仲の良い少女たちの間に挟まりサンドイッチにされるか、挟もうとする少女たちを食べてしまうかという催しへと変貌しているのは暗黙の了解となっている。
委員長気質な若葉ですら何も言わず、互いに知らないふりで行為に及ぶ。
たとえ見られても御役目の達成の為。満開の副作用を治す為と言い張りながら肉棒を頬張り、恥部から花蜜を吸い出され、蕩けるまで腰を打ち付けて夜を過ごす。
そもそも、性を知った年頃の少女と同じ屋根の下という環境で何も起きない筈がないのだ。紳士とは? という話題に移行するかもしれないが今は置いておこう。
餌を前に「待て」など出来るものか。
最初は健全だったのが、いつの間にか欲望が入り混じり、それが当たり前となったお泊り。
今回もまた、可憐な少女たちはいずれ訪れる夜を理解しながら楽しく夕飯を食べて──、
「ぁ……」
「んぅ……。……」
ほんのりと頬を桜色に染め、意識のないまま乱れた衣服から肌を露出させた姿は、いっそ裸姿よりも見る者の性衝動を掻き立てる。
目線を下ろすと、ひなたの双丘が視界に収まる。
掌には収まりきらないサイズだ。心に秘めていた母性を求めて、ナイトブラごとパジャマを捲り、白い乳房に歯形と唾液で痕を付け、眠れる巫女の身体を震わせたのか。
そこまで俺は欲求不満だったのだろうか。もしくはひなたの秘められし母性に身体が本能レベルで求めてしまったのか。まさか半分意識を飛ばしたまま行為をするとは思わなかった。
ようやく舐めていた乳首を離すと、その衝撃で身じろぐ巫女は吐息を漏らす。
「はぁ……ぁ、んん……」
ツンと尖った乳首ごと横に流れた乳房を揺らし、悩まし気な声を聞かせるひなた。
熱の籠った吐息を漏らしながら仰向けで寝息を立てるひなたに俺は抱きついていた。眠っているのか意識を失っているのか、いずれにしても肉付きの良い身体は抱き心地が良く、亀頭を下腹部に擦りつけると甘い痺れに小さく呻く。
「ぉ……ぉぉ……」
外から子宮を肉棒で押し付けて圧迫すると、パジャマ用のショートパンツと黒のショーツが足首に引っ掛かったままのひなたの脚がピンと伸びた。
亀頭から伝わる少女の震えが、巫女が小刻みな絶頂に達したまま寝ていることを教えた。
もしも夢を見ているなら、きっと卑猥な夢なのだろう。
「うわ、ひなたさんエロ過ぎ。すっかり胸弱くなっちゃったね」
「────」
遠慮なく彼女の裸体を舐めるように上から下に見ていく。
呼吸の度に上下に動く乳房は、その柔らかさを知っていても手が吸い寄せられる。
様々な体液を吸った陰毛と、恥部から垂れる白濁が目につき、隠蔽工作を始めようとティッシュを手に取る俺だが、ひなたの隣で眠っている園子の姿に手を止める。
「あれ? 園ちゃん? ごめん気づかなかった」
「むにゃぁ……いいんよぉ……」
涎を垂らした彼女は横向きで眠っているようだ。普段着用している鳥のパジャマを布団の中で脱ぎ散らし、これまた脱ぎ掛けだったのだろうか、腕に通しただけのキャミソールは機能を発揮せず深い谷間には汗と体液が見え隠れする。
ショーツは履き直そうという努力の跡が見られるも微妙にずり落ちて鼠径部と金色の恥毛が覗いている。下着の隙間から覗く陰唇からはとろりと白いソースが垂れ生地を汚していた。
染みのついたシーツはぐしゃぐしゃで、昨夜の激しさを物語る。
「いったい誰がこんなことを……」
「むにゃ……かっきー……」
艶やかな吐息を漏らすひなたの身体を清潔にし、その過程で何度か眠ったままの巫女の身体を指で悦ばせて寝ているのか気絶したのか分からない状態にした後、園子の方の対応に取り掛かる。
コソコソと処理しようとする俺を咎めるように少女たちの寝言が襲う。
「……すぅー……かっきーのエッチ! 変たむぐぐ──」
慌てて口元を手で押さえると、犬のように掌を舌が這う。
生温い独特の感触がくすぐったくなりながら、ゆっくりと口元から手を下ろす。
「……なんちゃって……むにゃぁ」
園子の寝言に反応するように周囲の若葉や園子(小)も寝言を呟く。
「んぅ……それはおかしいだろぉ。何がピョンだ……ふざけるなぁ」
「かっきー先輩の……大きいんよぉ。はわわ……ひなた先輩がご先祖様の前でそんな凄いことを……三人でするんだぁ……ええっ、ご先祖様はご先祖様でファンクラブの皆の目を覚まさせようと学校で凄いことしちゃっている……すゃぁ……わっしーメモはどこぉ……あぁん、お尻に書いちゃダメぇ……」
寝言の激しい少女たちに誰も反応せず寝息を立てる。
余程疲れていたのか、或いは暑いのか当たり前のようにパジャマを吹き飛ばして乱れた下着のみの裸体を互いを抱き合うようにして隠す若葉と園子(小)。身じろぎする度に二人の乳房が形を変えるのは視覚への暴力だと、記録の為に端末を構えると若葉が園子(小)の抱く力を強める。
脚を絡め、もごもごと子孫の頭に突っ込んだ口元を動かす若葉の目は閉じられたままだ。若葉の抱き枕になり、やや苦しそうな顔をする園子(小)にそろそろ目覚めそうな予感を覚え、俺は可能な限りの証拠隠滅を図る。
やがて表面上はパジャマを着た少女たちが出来上がり、満足した俺は布団に戻る。
その過程で撮った画像を見ながら、
「はあ、エッチな光景。……でも仕方ないよな? こんな狼がいるところにぞろぞろと入り込んで、食べられるのを覚悟の上としか思わないよな」
「そうよね。なんだかんだ亮くんが異性に好かれるのは誇らしいし、私の夫の魅力が他の子にも伝わるのは嬉しいけど、でも少し嫌な気分になっちゃうのは仕方ないよね。そして暴走する夫の手綱を握り立派な日本男児に導くのはやっぱり妻の役目よね」
「────」
もぞもぞ、と布団の中で返事があった。
腹部まで掛けていた布団が人一人分の重さと体温と柔らかさを持ち始める。
別に返事を期待して吐いた言葉ではなかったが思ったよりも至近距離からの声に息を呑む。腰元に密着しそのままずるずると這い寄ってくる相手の存在は無視できない。
観念して仰向けで寝転がると俺の布団が膨らみ、ぬっと黒髪の少女が顔を見せる。
「おはよう、亮くん。今日も会えて嬉しいわ」
「おはよう、東郷さん。今日も東郷さんの声が聞けて嬉しい」
「ありがとう。……こっちの亮くんも元気ね? もう朝よ?」
「いや、寧ろ朝だからこそなんだけど」
「そうよね。する?」
「いや、いいよ」
「……私の身体に飽きたの? 他の子とはするのに?」
「そんなことはないよ。今はこうして抱き合うだけで十分なんだよ東郷さん」
「そんなこと言っても騙されません」
さらりとした絹のような黒髪が俺の肌をくすぐる。
目線が「抱きしめて」と告げており両腕を腰に回してリボンに纏められた黒髪を弄る。
「ん……」
薄い布地越しに感じる重量のある乳房が胸板に押し付けられながらも、至近距離で見つめて来る彼女の深緑の瞳から俺は目を逸らせないでいた。
薄暗い部屋で、至近距離で見つめ合うと、ちゅっと唇を奪われる。
なんでもないような顔で東郷にキスをされた。
「……ふふっ、亮くんをぎゅうっとすると身体が温まるのよね」
「そんな湯たんぽみたいな」
「似たような物よ。……でも、他の女の匂いがするのは減点」
「はい」
「あとでお仕置きね」
とりあえずお仕置きをするのは東郷の中で決定事項らしい。
彼女の中にはそんな基準が出来上がっている。いや、分かっているのだ。治療の為とはいえ他の女に手を出す駄目な男なのだと。お仕置きで済ませて貰っているのだから感謝しなくては。
俺の胸板に豊かな双丘を押し付けて、脚を絡めて俺を見る東郷と視線を交わす。
「東郷さん。いつもありがとう。東郷さんが傍にいてくれるお陰で今日も良い一日を過ごせると思う。一生死ぬまでこんなだらしない俺と一緒にいて下さい」
「こちらこそよ。亮くんと出会えたお陰で毎日が楽しいから。ちゃんと手綱もここも握るから覚悟してね」
いつの間に布団の中にいたのか。そんな質問は野暮だろう。
東郷美森だから。神出鬼没の彼女に侵入出来ない場所はないのだ。衣服越しに質量のある乳房を押し付ける彼女は端正な顔を首筋に擦り付ける。
周囲の少女たちには一切目もくれず、吸い寄せられそうな美しい瞳を瞬かせては、ジッと俺だけを見つめる。やがて見せた微笑は額縁に残したくなる程に美しい。
さらりと流れる絹の如き黒髪が俺の肌を撫で、甘い香りが鼻孔をくすぐる。
俺の上に乗ったまま、東郷は口を開く。
「ご飯、食べる?」
「作ってくれたの?」
「うん。友奈ちゃんと」
すっと布団の中が盛り上がる。
もぞもぞと柔らかな何かが蠢いて、布団から薄紅色の少女がひょこっと顔を出す。
「おはよー、亮ちゃん」
「おはよう」
ずしっと少女二人分の重さが身体に覆い被さる。
不快感はなく、布団とは別種の柔らかさと温もりは俺の安心感を与える。世界で一つだけの極上布団は誰にもあげるつもりはない。片腕分、友奈の背中に回して抱き締めると小さく喉を鳴らす。
くぅんと甘えるように首筋に頬を擦り付けては、小さく甘噛みする。
そんな風に隣人たちと抱き合っていると囁かれる。
「ご飯の前に先にシャワー浴びてきたら?」
「友奈、一緒に入る?」
「えー? うーん……東郷さん、一緒に入る?」
「そうね……今日の行事が終わったら、ね?」
「うん! という訳で亮ちゃん行ってきてー」
さらりと肉棒を手で触りながら、シャワーを浴びるように急かす少女たち。
チラチラと下半身に目線を向けながらも本格的に熱が籠らないのはある種の余裕によるものか。怒張を撫でる手は慈しみを感じるが、段々と肉竿を掴む手に力が籠り始める。何事かと思いながら少女たちを見ると、周囲の少女たちを見る瞳から光が消えていた。
身の危険を感じ、彼女らの機嫌が変わる前に俺は脱衣所に逃げ込んだ。
誰かの乱入を期待したが特にはなく、シャワーを浴びてスッキリした俺は東郷たちに起こされた若葉や園子たちと朝食を食べる。
東郷の作った朝食は和食であり、煮物が絶品だった。大勢で食べる食事の楽しさを彼女たちに教わりながら、舌鼓を打つと同時に東郷たちの食事作法の綺麗さで目を潤す。
「う~ん!! 美味しいよ東郷さん!」
「ええ、とても美味しいです。若葉ちゃんはどうですか?」
「……むぐっ? ああ、美味しいぞ。お代わりだ」
可憐な美少女たちと食事を共にする。
ある種の事業として成り立つのではないかとぼんやりと考える俺だったが、食器を片付け、寄宿舎組にスキンシップをして見送る頃にはそんな些事は忘れていた。
──今日は勇者部で集まる日なのだ。
「──それで、初代は行かなくていいのか?」
「家族の方も一緒にとか気遣われるのは面倒だ。それに見飽きているからね。単純に人が多いところは苦手で花粉症のコンボで決まりだ。お土産だけ期待している」
加賀家に突如芽生えた謎の親族。
姉枠か妹枠か、その魅惑的な肢体をワイシャツ一枚で隠す黒髪の少女は瞳を瞬かせる。小さく欠伸をしては東郷が残したタッパーに入った煮物と俺が作った料理を口にする。
こういう恰好が好きだろう? という顔を向ける彼女から目を逸らしながら、初代という存在が当たり前のように実在する現実に少しずつ心が追いついてくるのを感じた。
彼女の映る背景が違うだけで、初代という女の彩りは変わる。
コーヒーを啜らず食事を摂るという絵面だけで元の世界の俺に自慢出来るだろう。記録しようとスマホを向けるとマナー違反だと箸で目を突こうとする彼女から逃れる。
機嫌を損ねる前にと、我が家の女王様から距離を取り、尋ねる。
「お土産だけど……焼き鳥とか? ジャンボ焼き鳥とか美味しいよね。どう?」
「期待、している、だ。半身」
区切るように同じ回答。
恐らく何を選んでも文句を言うが最後には残さず食べる旨の回答だと俺は思っている。
流し目で俺を見ながら男を惑わすような蠱惑的な笑みをこぼす少女は起伏に富んだ胸元に手を当てながらチラリと壁の方に目を向ける。
シャツから伸びた艶やかな白い脚を組み、カップを俺に向けて、
「ボクが大好きでついつい構いたくなるのは分かるけど、それで遅刻すると困るのはキミだからね」
「俺は遅刻とか欠勤とか不真面目からは程遠い男だから。食べたら食器シンクに浸けておいて。あと今日の風呂当番は初代だから」
「分かった分かった。……今日は雨らしいけど傘を持っていかなくていいのかい?」
「そのお天気お姉さんの言葉はあんまり当たらないことで有名だから」
ふうん、とテレビに目を向ける少女に背を向けて家を出る。
雨が降るような不安定な時期は脱しただろう。それに降っても小雨程度だ。念のために折り畳み傘も常備しているので、問題はない。
待ち合わせ場所に走ると少女たちが待っていた。
「ごめんごめん! 待った?」
「ううん、今来たところ!」
デートのような応対をするのは友奈。その隣で佇むのは東郷だ。
薄青を基調としたスカートとタイツを着用した令嬢のような装いをした東郷と、彼女らしさのあるピンクのパーカーと紅色のミニワンピースを着用した友奈。彼女らに出迎えられる俺は歩み寄る。
「……わっ」
突風が吹いた。
春一番だろうか。友奈のスカートがぶわりと捲り上がると、ハイニーソに包まれた腿の付け根に桜の刺繍が施されたショーツが露わになった。
慌ててスカートを手で押さえる友奈はほんのりと頬を赤らめて俺を見る。
「今日はもう桜を見ちゃったし帰る?」
「帰らないよー!」
「ふふっ……亮くん。あんまり友奈ちゃんを揶揄ったらダメよ」
「東郷さんなら良いんですか?」
「……えいっ」
周囲に目を向けた東郷はそっとスカートの前面をたくし上げる。
風による事故ではない。少女自らの意思でスカートが捲り上がった。黒のタイツに包まれるのは薄青色のショーツだ。やや薄い生地は肌色やらが透けて見える。
誰も人がいなければ大胆になれるのか、彼女は何でもないような顔でショーツを見せつけてスカートを下ろす。ドヤ顔を向ける東郷を賞賛するのは友奈だ。
「大胆だね東郷さん。勝負パンツ?」
「それは秘密よ。ほら、行きましょう」
「うん!」
ゆるりと頬を緩めて友奈は笑みをこぼす。
桜の髪飾りをつけた薄紅色の髪を揺らして友奈は笑う。風が吹き、桜吹雪が舞う中で、ふわりと彼女のスカートが捲れ上がる。今度は東郷がスカートを押さえる。
「わわっ、また……」
「着替えに戻る?」
「……ううん。行こう! お花見に!! 東郷さんが押さえてくれるから!」
「じゃあ、東郷さんのは俺が押さえる!」
「もう……」
季節は巡る。
夢を見た一日も幾度も経れば季節が変わる。冬が過ぎて春になり、桜が舞う季節がまたやってきた。既に桜を見る客が屋台に並び人混みが出来ていた。
勇者部もこういった行事に目が無い。既に場所を取り、屋台に並んで楽しんでいる。
見知った仲間たちが俺たちに気づいたのか手を振っていた。
既に酔っぱらっているのも、笑っているのもいる。
料理をそれぞれで作ってきて屋台の料理を食べて桜を楽しむ、そんな一日。
何もかも忘れて、俺は彼女たちと楽しんだのだった。