──とりあえず一言告げてみた。
「せんせ~、これは体罰ですよ」
「うるさい」
前世では俺の知る限り教師から生徒への暴力は禁止になりつつあった。だが、時代も世界も変われば環境も異なるというもので、神世紀時代は教師から生徒への多少の体罰は許されている。
とはいえ、簀巻きにして天井から吊るすなど多少の領域は超えているだろう。
遅刻したからとしても、こんな横暴は許されるものではない。
そんな主張をしてみるも──、
「亮之佑、私たちは勇者部だ。仲間だ」
「うん?」
「その仲間が遅刻をした。それは別に良い。誰にだって遅刻する時はある。だが、問題はホニャホニャしていて遅れたということだ! それはお前だけの問題じゃなく所属する勇者部への信用とかにも繋がる。この爛れ始めた生活を身内で解決できるならするべきだ。そうは思わないか?」
「──、一応、遅刻理由は別の内容にして……はい」
「はいじゃないが。前にも爛れていた時期があったが同じような返事を聞いた気がするな?」
「……くぅ~ん。わかちゃんが怖い~。同じ血筋でもふわふわな園ちゃんに会いたいんよ~」
「園子の真似をするな! それに園子は優しいがなんでもかんでも肯定する訳ではないだろ。普段だったら私と同じことを言うぞ」
ぷらん、と吊り上げられたまま特に言い返すことも出来ない状態だった。
まるで子供を叱る親のように眉間に皺を寄せて説教をする若葉、腰に両手を置いてキッと凛々しい眼差しで俺を見上げる彼女に神妙な顔を向けるひなたが首肯で続く。
熟年の夫婦のように寄り添う彼女たちは出来の悪い息子を、しかし愛の籠った態度を見せる。仲間というだけでここまで他人に寄り添うことが出来る彼女たちの言葉が正しいのは分かっている。
言われずとも分かっているのだ。規則正しく生活するべきなのは。
それでも──、毛布を手放せない子供のように人肌が恋しくなる。なってしまう。
「誰にでもそんな日があるよね、パパ」
「誰がパパだ。どうみても先生にしか見えないだろ」
「まあまあ、若葉ちゃん。本人も反省したようですし……先ほど結城さんたちも反省したとの連絡もありましたので……そろそろ」
女教師の恰好をした美少女たち。
その恰好に対してツッコミを入れるのは俺の役目ではない。
中身の年齢を考えると既に就職していてもおかしくはない程度にはこの世界で過ごした年月の積み重ねはある。だが実際に彼女たちも学生から教師に就職した訳ではないだろう。
「いや、あの『反省しています』という顔は表面だけだ。私には分かる。そうだろ、千景」
「えっ? ええ……そう、ね」
恐らく若葉は体育の教師、千景は国語の教師だろうか。
遠くを見る俺を揺らして酔わせようとする虐待教師、若葉の言葉に曖昧に頷く千景は眼鏡越しに大きな瞳を瞬かせる。
「揺らされると酔うから止めて──」
「話を誤魔化すな!」
「……くぅ~ん」
「若葉ちゃん、頭ごなしは駄目ですよ」
飴と鞭のように叱る若葉とフォローを入れるひなた。
背後には、無言のまま呆れ顔だけは見せる千景が佇む。
子供の躾けをする夫と、それを優しく諭す妻と出来の悪い弟を見守る姉という光景を幻視する中、俺は本当の子供のような声で応じることにした。
「……若葉ねえ、千景おねーちゃん。そろそろ下ろしてくれると嬉しいな。疲れちゃったよ」
出来るだけ悲しそうに。
子供に戻っていた時のように。
ショタをしていた時のような表情と声色で呼びかけると、僅かながら戸惑いと罪悪感が少女たちの瞳に宿るのを俺は見逃さなかった。
子供の姿の方が色々と甘くなることを俺は経験で知っていた。
そんな俺を、ジロリと見上げていた若葉が騙されないとばかりに強張った表情で告げる。
「……もうお前は小さくないだろ」
「そんな! ちょっと歳をとったら弟じゃないなんて酷いよ若葉ねえ! この前だってホラー映画を見た後、ひなたには内緒で一緒に寝るだけって枕を持ってやってきて、怖さを誤魔化す為とか何か言いながら無垢なショタに夜這いをした癖に! 人のことを説教出来る立場か!」
「それは秘密だと……ッ! いや、そもそも破廉恥なことなど……何もしてない!」
「へえ……。亮之佑さん、その話あとで……」
「違うんだひなた! 本当なんだ! この男の言葉に惑わされるな!」
まるで浮気がバレた夫のように、両手を振ってひなたに目を向ける若葉。
女教師たちは一枚岩の関係ではないのか、あっけないほどに瓦解していく。問い詰められる若葉とその反応を楽しみながらも恐怖を感じる笑みを見せるひなた。
唯一此方に視線を、半眼を向けたままなのは千景だけだ。
視線を絡ませていると小さく吐息を漏らした彼女が吊り上げた縄に手を掛ける。
「……乃木さんも普段はあんな態度なのに、そういうことはしているのね」
ゆっくりと、慣れた様子で千景は、簀巻きにされた俺を床に下ろす。
乃木若葉はムッツリスケベだと鼻で笑いながら、クールな態度を見せ自分は違うと言外に主張する千景に対し、追い詰められた若葉も諦めまいと眼鏡越しに紫紺の輝きを見せる。
「い、いや、千景だってこの前体育倉庫でホニャホニャしていただろう!」
「は、はあ!? し、していないわよ」
「縄跳びを使ってあんな破廉恥な漫画みたいなことを亮之佑にさせていたのを私は見た。この前も、『私で童貞を捨てた気分はどう?』なんて千景の声を壁越しに聞いたぞ!」
「~~~!! 見てたのね! 最ッ低!」
「えっ、では……そういうプレイを……?」
「違うわ上里さん。単純にそういう事故があっただけで誤解よ。寄宿舎のは……ゲームのボイスが少し大きかっただけよ。次からは気を付けるわ」
「いや、あれは間違いなく千景の声だったわっぷ!?」
「気のせいよ!」
それはどこの演劇で行われるのだろうか。
余裕のあった表情を一変させ、赤面で若葉を睨みつける千景が解いた縄を投げつける。顔に投げつけられるも体育教師らしく顔と手で縄を受け取った若葉は手際よく縄を纏める。
きっと、あの縄はまた別の誰かを縛るのだろう。
縄から解放されながらも床に芋虫のように転がる俺は騒がしい彼女たちを見上げる。
改めて彼女たちを見てみると、身に纏うのは白シャツと黒ジャケット、膝丈のタイトスカートだ。長い脚は黒いタイツに包まれ、それぞれ別色のフレームの伊達メガネをしている。髪型もそれに合わせて少しだけ大人らしさを出す為に纏められていた。
ローアングルと普段とは違う角度というのもあるのだろう。普段よりも大人びた雰囲気が彼女たちから感じられた。
「それで、亮之佑さん」
恐らくこの場で一番地位があるのだろう、ひなたが俺に声を掛ける。
二人に言い争いを意に介さず、俺の顔の前に膝を下ろす。
腰を下ろし、千景と若葉に背中を向ける彼女。見上げるとひなたの黒タイツに包まれた太腿とタイトスカートの際どい部分が視界に広がる。
その視線を楽しむように僅かに脚を広げ、両腿の間の空間に隠された薄黒の皮に包まれた下着を見せようとする。
「……何色に見えますか?」
「白?」
「それは昨日のです」
「黒?」
「……うーん、惜しいですね。答えは教えてあげません。お仕置きを受けない悪い生徒には見せませんよ?」
顎を指で持ち上げる教師と目が合う。
艶美な太腿を見せる彼女は、くすりと笑みを見せる。
「……なんて、こういう衣装もお好きなんでしたよね?」
「そうですね。ひなた先生」
こしょこしょと耳元で囁くのは巫女に相応しくない妖艶な笑みを見せる少女。普段の自撮りでどこまでの角度なら見えないのかを研究しているのだろう。ガードの甘い友奈や若葉がやればパンチラどころかパンモロもあり得た。
ギリギリのところで彼女の下着を見ることは叶わなかった。
残念そうに唸る俺に、淑やかさのある上品な微笑を見せるひなたを余所に立ち上がる。
「ではお仕置きを受けるということで……」
女教師の慈悲深い声に耳を傾けず俺は逃げ出す。
吊るされて説教されて傷ついた心を回復させる為に脱兎の如く出口に向かう。
一刻も早い友奈セラピーが必要だった。
「逃げたわ!」
「いや問題ない、この展開は予想していた。球子!」
脱走を予期していたのか若葉の叫びに開いたままの扉に人が立つ。
小柄な茶髪の少女が、不敵な笑い声を上げて両手を広げる。
「待ちタマえ亮之佑ぇ! お前の悪事も今日まで──んむっ!?」
それは事故だった。
目の前に人がいれば衝突するのは必然だろう。
ちゅっ、と唇が球子の柔らかな唇と触れた。
幸い歯がぶつかることもなく、友達同士がするような触れる程度の口づけだ。
やや体勢を崩し気味で向かっていたこともあるのだろう。丁度良い位置に少女が立ちはだかったのもそうだ。全ては事故でハプニングで、それだけの話だ。
急に止まるも勢いは殺せず、彼女とキスをしただけ。
誰が悪いのか。少なくとも俺ではなく扉の前に立った球子だろう。
ハプニングを好む人間はハプニングを受ける側になることを想定しなければ。
「……! っ」
数秒。しかし俺から唇は離さない。
事故の勢いを殺す為とはいえ、球子の認識が追いつくまで唇を重ねる。教師陣とは異なり制服を着た球子の身体は強張り、急激に熱を帯びていくのが分かった。
唇を僅かに啄むと、呆然とした表情に朱色が混ざる。
「──ぷはっ」
慌てて唇を離す球子。その瞳には様々な感情が過るのが見て取れた。
その初々しさに思わず頬が緩む。
俺としては唇が重なった程度で、事故だと主張できた。
だが、熱を帯びる球子の身体とは裏腹に、彼女自身の反応は随分と鈍いものだった。
「ぁ……ぇ?」
「ん? どうしたの?」
「あっ、いや、今……」
「今?」
「────」
ゆっくりと唇に指を触れて、俺を見る。
背後から迫る女教師たちも立ち止まり、戸惑うように視線を向ける。
決定的な一言は、球子の隣、ドアの影に隠れていたのだろう、ふわふわの髪をした杏が頬を朱色に染めながら「わぁ〜!」と黄色い歓声を上げて告げた。
「タマっち先輩と亮之佑さんがき、キ、……キスしちゃった!? うっかりの事故から始まる恋の予感。遂に男の人を知ってしまうタマっち先輩……。園子先生の為にもメモを取らないと」
「……!! き、キス……」
「そしてそのまま男の人を知って……、でもタマっち先輩は純粋なままでいて欲しい……って、タマっち先輩!?」
「……ぅ、ぁ」
指摘された瞬間、かああっと球子の顔が赤らんでいく。
下から上に急激に朱色を帯びていき、ボフンと音を立てては目を回す。慌てて杏に支えられる球子の初々しい反応を微笑ましく思う。
普段は男勝りな様子でも、所詮は無垢な少女。キスの一つで可愛らしいものだ。
「俺という存在はあまりにも罪深いな、そうだろ?」
「──余罪、追加だな」
「──不純異性交遊。現行犯でギルティね」
背後の少女たちもそんな時代があったことを思い出すと同時に。
ミシリ、と肩を掴む少女手に力が籠る。
「──逃がしませんよ」
耳元で囁かれた。
俺は教師に押し倒されていた。
こんな現場、見つかったら捕まるのは生徒を食べようとする教師だ。それも三人。
「何か勘違いしているようだけど」
「お仕置きなのだから問題ないだろ? 生徒に教師が指導する、当たり前のことだ」
「ほら、動いたら駄目ですよ」
三人の美人教師に組み伏せられる。
ベッドの上、気づけば保健室の一角を占領する形で俺は彼女たちからお仕置きを受けることになっていた。
制服とは異なるジャケット、その質感越しの女体の柔らかさが伝わる。毒蛇のように脚に絡みつくタイツに包まれた脚のつるりとした感触が性感を高めていく。
高鳴る鼓動を誤魔化すように口を結ぶが、胸板に頭を置き、ブラウス越しの乳房を押し付けるひなたが全てを理解していると言いたげな様子で妖艶な笑みを見せる。
「そんなに緊張しなくても大丈夫ですよ。ねえ? 千景先生、若葉先生」
賢い彼女は返事など求めていない。
鼓動の高鳴り、呼吸の速度、目の動き、それらから相手の思考を割り出す巫女は今は教師として同僚に語り掛ける。
臍から上を密着させる彼女の柔肌は直接触れた訳でもないのに俺は小さく呻いていた。
下品に豊満な胸元で肉棒を挟み込んだり、雄の目を惹くようにいやらしく形を変える訳でもない。ただ、露出させた胸板にブラウス越しに双丘を押し当てているだけだ。
生地越しに伝わる彼女の胸元はブラジャーを着けていないのか、乳肉の感触を味わいながら目に見えない存在を過去に見た記憶で補完する。
形の良い乳肉の白さと、その先端のピンク色は記憶の中で鮮やかなままだ。
「ん……っ」
すりすりと淫行に及ぶ女教師。
彼女の熱の籠った吐息と、艶やかな唇。揺れる瞳。
「ひなた、さん」
口づけをされる。
「……先生、ですよ」
キスの合間に告げられると、舌の裏側までしっかりと指導を受ける。
特別派手なことをした訳でもないのに露出した下腹部は既に屹立しており、そこに熱い視線を向ける若葉と千景が触れたそうな表情を見せながらも、そこを避けるように手が肌を撫でる。
焦らすような愛撫と共に、怒張への興味を隠せない少女たち。
チラリと互いに目を向ける彼女たちは、やがてその手で肉竿に触れた。
「ぅっ……」
思わず呻く俺を見上げる女教師たちは熱いのかジャケットを脱いでは汗で肌が張り付いたブラウス姿を見せると、思い思いに涎を垂らす怒張に視線を下げる。
「熱いわね」
「ああ、それに硬い……こんなことで興奮しているのか」
「変態」
蔑みと憐れみと喜悦を混ぜた視線で、口元を僅かに歪める。
視界を巫女の端麗な顔で埋まると同時に、ちゅっと亀頭にどちらかの唇が触れる感触があった。更に追い打ちを掛けるようにどちらかの指先が雁裏と弱い部分を弄り続ける。
ひなたで埋められた視界に変わり、肉竿に触れる指の感触と触れ方で千景と判断する。
もにゅもにゅと陰嚢を弄るのは若葉の方だろう。
「ほらっ、乃木先生。また出てきたわよ」
「……んむっ」
ぬぷぷ、と怒張の先端が生暖かい沼に浸かる。
柔らかい唇と僅かに擦れた歯、鈴口から垂れた先走りを舐めとる舌の感触が背筋をゾクリとさせる。鼻息が鼠径部に吹きかかり、フェラチオに励む若葉の姿が目に入る。
男に奉仕する若葉の姿を間近で見る千景は、ゆっくりと竿を上下に扱く。
「生徒の味はどう? 背徳の味がする?」
「やはりというか、苦いが悪くない。亮之佑の味だが……これが背徳の味なのか」
「……意味わかって言ってる?」
「……千景先生もどうだ? 背徳の味」
ゴシゴシと上下に扱く速度を上げて、射精に至るギリギリを見抜いては思わず腰を引かせる俺に挑発的な視線を向ける千景が若葉と交代するように口腔奉仕を始める。
代わりに若葉のたどたどしい手淫が絶妙な快感をもたらす。
「んっ!」
「男の人でも乳首が硬くなるんですね……」
「──ぷはっ、上里先生。意外と彼もそういうのが弱いかもしれないわよ」
「ほう? なら私も……」
女教師たちによる一人の生徒へのお仕置き。
セクハラを超えた淫行に、ただ俺は情けない声を漏らし、ビクリと震わせた肢体を少女たちが押さえつける。ひなたに唇を奪われて、若葉からは普段の自慰をトレースするように乳首を指の腹で転がされ、千景と共に肉竿を弄られる。
普段から鍛えているだけあり、三人の力には勝てなかった。
俺は彼女たちに犯され、汚され、射精衝動を解き放とうとしていた。
「乃木さん、駄目よ。それじゃあ強すぎ」
「え?」
「それじゃあ罰にならないでしょ? ゆっくりと……」
「こ、こうか?」
「そしてまた強くする。ここに指を添えて寸止めをする」
「こうか!」
鈴口を親指で蓋をして、手を止める。
それだけで情けなく快感の天井を漂う俺の顔を女教師たちが覗き込む。
「~~~~ッ!」
「ほら、見て。あの顔……。女の子みたいな顔してる」
「ふふっ……可愛らしいですよ」
「ああ、そうだな」
溜飲が下がり表情を緩める若葉の手に、千景の手が重なる。
雄汁で汚れた二人がチラリと互いに目を向けると、肉竿を強く扱き始める。
二人の教師の手でカウパーが泡立ち、下品な水音を立てる。
膝を曲げ、脚を伸ばす俺は酩酊感と共に更なる天井に上り詰めた。
「あ───ッッ!!」
視界が白く染まる。
ひなたの手を掴み、背中を反らす。
マグマが奥底から吹き上げるような激しい射精。
「うわっ!?」
「こんなに出る物なのね……」
「亮之佑さん、凄く気持ちよさそうですね」
若葉と千景の手を汚した白濁がシーツに散る。
真上に飛び、下腹部にまで飛んだ子種を指で舐めとる若葉が頷く。
「濃いな」
「本当。凄い味……」
頷く千景が白濁が付着した眼鏡を取る。
ちろりと赤い舌を唇から覗かせて、興奮に瞳を宿す。
「ハァー……はぁ……」
汗を流し、俺は法悦に浸る。
目尻には涙が浮かび、それほどの快感を味わっていたのだと実感する。そうしてただ呼吸を繰り返すだけの俺の前で、ひなたが自らのブラウスのボタンを外し、乳房を露出させる。
ぷるりとこぼれた乳房は記憶のそれと違わず、美しく卑猥な母性の塊をしていた。信じられないことにそれを見ただけで俺の陰茎は再びを力を取り戻そうとしていた。
「亮之佑さん。気持ち良かったですか?」
よしよしと身体が小さかった時と変わらない態度でひなたに頭を撫でられる。多少の揶揄も含んではいたのかもしれないが、それ以上の親愛を感じて悪い気はしない。
生徒を愛でる女教師は俺の髪の毛を指で気が済むまで弄ぶ。
「それでは実践の時間ですよ、私の生徒さん」
吐息混じりに耳元に囁いたひなたは妖艶な笑みと共にタイトスカートに手を掛ける。
たくし上げる手には躊躇はなく、黒タイツと共に隠されていた秘所が露わになる。
彼女はショーツを着用していなかった。黒色のタイツに包まれていたのは肉付きの良い太腿とその付け根、タイツの繊維の隙間から僅かにはみ出た黒色の陰毛に隠しきれない濡れそぼった秘裂が透けて見えた。
「……お二人とも、私だけにこんなことをさせるつもりですか?」
「い、いや……」
「しょうがないわね……」
彼女の行動に、僅かに遅れて若葉、千景と続く。
まるで相談でもしていたかのように、片手で豪快に丈の短いスカートをたくし上げる若葉。鍛えられた腿の付け根、水色の下着がタイツ越しに湿り気を帯びているのが見て取れた。
ジッと見ているとほんのりと頬を赤らめた彼女の下着の染みが僅かに広がったように見えた。
「……っ」
羞恥を誤魔化すように目線を逸らした千景も自らスカートをたくし上げる。
両手でスカートの裾に触れるとゆっくりと。
露わになるのは黒タイツに包まれた両脚、そして黒のショーツだ。ピンクのリボンと何かの刺繍が入った下着は気合が入っているのか。俺の視線を受けて、僅かに内股になる千景、スカートの生地を持つ手の微かな震えを俺は見逃さない。
まるで商品のように横に並ぶ彼女たち、真ん中に立つひなたが告げる。
「罰は終わりましたから、次は亮之佑さんの番ですよ。……どなたにしますか?」
誤字報告、リクエストありがとうございます。
感想、評価を貰えますと嬉しいです。
あくまで参考としてどの子のぼた餅が略
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千景先生
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ひなた先生
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若葉先生
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3人とも
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メモしながら見ていた杏