少女の作った料理を口にする。
家庭料理、一つ一つのオカズには愛すら感じる美味しさ。誰が作ったのかが分かる味は、思わず頬を緩めてしまう。俺をジッと見つめて何かを待つ少女に首肯を返した。
「美味しい」
「良かったー! 東郷さんと一緒に作ったからいっぱい食べてね」
「……この肉じゃがは友奈が作った?」
「わっ、せいかーい!! 凄いねー!」
まるで花が咲いたような笑顔。
思わず抱きしめてしまうと困ったような嬉しそうな顔で彼女は笑う。
ポンポンと背中を叩くと彼女は優し気な声で俺の耳に囁く。
「そんなに強く抱き締めなくても、どこにもいかないよ?」
ぎゅーっと抱き締め返される。
そのままスリスリと頬を押し付けて、目を閉じると鼻孔に漂う甘い香りで肺を満たす。するとどうだろうか。身体の中の細胞が歓喜に震え、脳味噌が溶けていく感覚があった。
柔肌から伝わる体温、穏やかな鼓動、甘い吐息と抱擁に安心感を覚える。
「よしよ〜し。子守唄歌う?」
抱き締め返す。そして今日もまた確信に至る。
──これは麻薬だ。この甘美な味わいが間違いなく、俺を狂わせるのだ。
「ワ……ァ……」
「な、泣いちゃった……」
「最近の亮くんは友奈ちゃんに抱かれると泣いちゃうのよ」
「いやいやそんなことある筈が……なあ?」
「まあ人それぞれですから……それに泣き出すのって結構前からじゃ……」
「アハハ……よーし、亮ちゃん口開けてー。あーん」
「……! 友奈ちゃん。私にも──」
大赦が用意した寄宿舎の食堂。
勇者や巫女が主に使う食堂には他にも少女が多い。うどん、蕎麦、ラーメン……麺類の好みは様々な彼女たちだが、それ以外の定食も当然食べる。
……一部は水を飲むようにうどんもセットで頼む子もいるが。
この食堂は俺も利用するが、今日は珍しいことに弁当持参である。
自作ではない。なんと友奈と東郷が作ってくれたのだ。
とても嬉しい。
だが、手間ではないのかと躊躇する俺の内心を読むように東郷は俺の腿を撫でる。
彼女は優雅な所作で自作の弁当を口にしながら、
「良いのよ。お昼ご飯を食べたら寄宿舎から皆で商店街に行くつもりだったから。何より、亮くんに食べて欲しかったから作っちゃった♡」
「東郷さん……友奈……すき……」
「私とも抱擁する? もっと凄い事は夜じゃないと駄目だけど」
「……する」
「分かったわ。おいで亮くん」
「……先ほどから亮之佑先輩は何をしているんですか?」
「見ちゃ駄目よ、亜耶ちゃん。アレはもう手遅れよ」
ふかふかの東郷の身体を堪能しながら、彼女たちの優しさに鼓動が高鳴る。
まるで介護されているかのようだった。
二人の間に座る俺は、彼女たちの手製の弁当に再び箸を付ける。
「確か……本屋だっけ? あと、服とか。えーと、誰と行くんだっけ?」
「うん! えっと……ヒナちゃん達やアンちゃん、せっちゃんに……あと、みんな!」
「今年もまた旅館にお泊りするでしょう? 女の子は色々準備があるのよ」
精神的にはもう女の子という年齢ではないという茶化しはいらないだろう。
彼女たちが楽しければそれで良いのだ。
笑みを見せて黙々と弁当を口にする俺に、隣に座る友奈は何を思ったのか箸を止める。
「亮ちゃん、本当に大丈夫? 私の……おっぱい揉む?」
「もむ……」
「おおい!? 公衆の面前だゾ。流石にビバークは止めタマえ!」
「……球子や銀もビバークしてるじゃん。まあ食後にするよ」
「あれは同性だから許されるのであって亮之佑がするのは、その、なんか違うだろ!」
「同性がするのも駄目よ、球子さん。こういうのは特別な人とじゃないと」
誰もが見惚れそうな艶のある笑顔を見せる東郷。
その顔に何を見たのか怯えたような表情を球子は浮かべた。丁度正面にいる球子と曖昧に笑う銀は、今日のショッピングには行くつもりはないらしい。
勇者部の少女たちは、俺が見ている限り仲良しだが、毎回大人数で移動する訳ではない。趣味や考えの合う者同士で休日に行動する事もある。
「若葉ちゃんは行かないんですね」
巫女のひなたの言葉にうどんを啜る手を止める若葉。
チラリと俺を見る彼女は呆れと苦笑を混ぜた口元を拭くと頷く。
「ああ、芽吹や夏凜、歌野たちと楽しい訓練だ」
「楽しいんですか……?」
「汗を流すのは気持ちいいぞ。亮之佑もどうだ?」
「夜のプロレスかデートの誘いなら乗るぞ、ワカバーン」
「なんだその呼び方は。……まあ、あれも汗は流せるが……こんな昼間に破廉恥な事を言うな」
「じゃあカラオケは? 破廉恥じゃないだろ?」
「まあ、それなら……」
「若葉ちゃん?」
「違うぞ、ひなた」
「まだ何も言ってませんよ。そのカラオケ、私も行きたいですね……亮之佑さん」
別のテーブルでは遠慮がちに千景が口を開く。
「花本さん。一緒にショッピングに行かない? と言ってもゲーム屋中心になるけど」
「……! よろしいので……いえ、行きます!! どこまでもついていきます郡様!」
「ぐんちゃんが人を誘うなんて……。……なーんてね、アンちゃんは本屋で何買うの?」
「新作の小説が出たのでそれを……」
「……エッチな本?」
「ぶふっ!?」
周囲のテーブルも盛り上がる。
昼の時間には、見目麗しい少女たちが集まって食事を摂る事が多い。全員が知り合いであり、それなり以上の長い付き合いを共にしている。
互いのあられもない姿を知っている以上、一人の男が入り込んだところで騒ぐ者はいない。
「見ろよワカバーン、ぐんちゃん先輩が人を誘ってらぁ。成長したな」
「ああ。……だがその呼び方は定着させないぞ」
「ぐんちゃんって呼ばないで、加賀くん。あと……その……今日花本さん達と買い物に行って何か面白いゲームがあったら……また部屋で一緒にしましょう……?」
「いいよー。でも今度カラオケにも一緒に行こうぜ」
「……まあ、いいけど」
「郡様がカラオケ……!?」
ほんのりと頬を赤らめて、上目遣いで俺を誘う千景。
はわわ……と何かを察したような表情で眼鏡の巫女が千景の横顔を見る。
「うん、美味しいな」
そして俺はまた弁当を食べ始める。
俺の視界に映る少女たちの裸体は鮮明に詳細まで記憶している。それは彼女たちもだろう。俺という存在が彼女たちの仲を家族のような関係に至らせた、などと自惚れた事を言うつもりは無い。
家族なんて高尚な物ではない。爛れた肉体関係で作られた繋がりだ。
だが同じ肉竿を味わった者同士、通じる物があるかもしれない。
正しく──、
「竿姉妹か」
「ん? なんか言ったか?」
「いや……一口だけならオカズを交換しても良いぞ。愛妻弁当を自慢したい気分なんだ。……東郷さん、友奈、ダメかな?」
「愛妻……良いわよ」
「良いよ! みんなで食べるともっと美味しいね!」
それにしても、彼女たちが作ってくれた弁当は美味しい。
その美味しさを伝える為に、目の前にいる球子と銀に分け与えるのもやぶさかではない。東郷と友奈の許可を貰って、一口分だけ球子と銀の定食のオカズを交換する。
「あっ、やっぱり須美の味……でもちょっと違うのは東郷さんの味ですね」
「愛が違うのよ、銀」
両手でハートを作り、ポワワ……と何かの光線を打つ仕草を見せる東郷。
ノリ良く受け取った彼女は苦しそうに呻きながら、俺を見る。
「東郷さんの愛が重い……」
そのやり取りを尻目に球子は咀嚼しながら頷く。
「ふむ……美味いな。これが愛か。どれ、こちらからは野菜を進呈しよう」
「食べないと大きくなれないぞ」
「それはマウンテンの話か? 身長の話か?」
肩を竦めて明確な回答を拒否する。
マウンテンの殆ど無い組は気にせず食事を進めた。
「亮之佑ーっ」
「どうした、球子?」
食事を終えた頃だった。
ショッピング組は外へ、訓練組は海岸に向かい、俺は球子や銀と雑談をしていた。食堂ではなく、彼女たちが普段寝泊まりしている寄宿舎、銀の部屋で俺の携帯端末を囲む。
「ついに見る時が来たか……」
「色んなビバーク動画を撮って保存しているんですよね? 千景さんとか若葉さんとかの!」
「ほっほっほ、気になるかな?」
「はい! 大人の関係って感じがして」
男子生徒のノリで彼女たちは猥談に近い内容の話をしてくる。
女性たちの猥談はかなりエグイと聞いていたが、彼女たちは無垢でありながら同性の胸元を登頂し、セクハラをする姿は、男側に近しい魂を感じた。
ようするに、他の少女たちと違い、そこまで気を使わなくても良かった。
「もちろん、女性に対する礼儀は忘れないから安心してくれ。球子、銀」
「お、おう」
チラリと互いを見る少女たち。
照れ臭そうに笑い合う彼女たちは満更でもない様子だ。
「それじゃあ、再生するぞ~」
やんちゃ坊主にも見えるがその中には確かな乙女を見せる少女。コクリとコップの中のジュースを何度も飲む球子に苦笑しながら、彼女たちに見せる動画のピックアップを開始する。
やがてこれだと決めて動画を再生する。
俺の両隣に座る球子と銀は、これからAVを見る男子生徒のように真剣な様子だ。
『りょーちゃん』
「ん?」
薄紅色の髪からはふわりと甘い香りが漂うかのようだ。
桜の髪飾りと、可愛らしい笑顔が特徴的な少女が映る。
『りょーちゃん! しゅきー!』
『俺も好きだよ』
「うわ……亮之佑。その笑い方は止めた方が良いと思うゾ」
「なんだよ」
画面越しに映る少女、親愛を瞳に宿した友奈はえへへ、と笑う。
能天気と周囲には言われているが、はっきり言って節穴だと思う。こうして彼女と共に過ごしているだけで、何気ない仕草や、はにかんだ笑み、さりげない触れ合いに心が和むのだ。
防人サーが亜耶に依存するように、俺もまた友奈を欲し、求めているのだ。
『いつもお疲れ様! えっとね……その……何を言おうかな……や、やっぱり撮るのやめない?』
隙の多い所も、天然な所も、自分よりも他人を優先する所も。
ちょっと拗ねると頬を膨らませるのも、俺にはキチンと不満を口にしてくれるのも。
ふとした時に見せる凛々しい表情や行動も、一緒にご飯を食べて、一緒にお風呂に入って、一緒に夢を見てくれる所も。
良い所も悪い所も含めて、俺は友奈が好きだった。
『えへへ……りょーちゃんといるとお腹のココがね、ぎゅーってなるんだ。あっ、押しちゃ……』
結城友奈といると心が洗われるようだ。
洗われて、溶けていく。その笑顔に溶かされるのだ。
「それが友奈ちゃんの魅力よ!」
東郷が背後から声を掛ける。
忘れ物でもあったのか。驚く球子や銀に微笑を見せると、俺の身体をさらりと抱いて自らの乳房を押し付ける東郷。
俺にのみ熱を帯びた深緑の瞳を向けると、当たり前のように口づけを交わす。
そのまま銀の頭を撫でると、俺に頷く。
「……ほどほどにね。行ってくるわ」
東郷が去った後、俺を揶揄うように球子は笑みを浮かべ、銀も便乗する。
今更、東郷の行動に対して誰かがツッコミを入れることなど無いのだ。
「ただの結城とのイチャイチャ動画じゃないか? マウンテンは!?」
「えー! こんなにラブラブな感じなのに園子さんや東郷さんに手を出してるんスか!?」
「二人とも俺の妻みたいなものだから」
「じゃあ、風や……夏凜……若葉や千景……ひなたは?」
「セフ……身体だけの……あー、男女の関係かな?」
「とんでもない男がいたぞ。……で、東郷も行ったことだしカモフラージュは十分だろう? 誰からでも良いから、早く見せタマえ」
「はい、球子さん。犯罪ですね、証拠を掴む為に他の動画もお願いします!」
世界は変わらなくても、人の精神は少しずつ変わっていく。
無垢だった少女が男を知って女に変わるように、セクハラ止まりで性に対しては無防備な乙女もまた、健全な性欲を見せるようになった。
それは、満開の後遺症でもあり、周囲の隠せぬ淫気に釣られたからか。
以前の彼女たちなら笑って誤魔化して、有耶無耶にして解散していた筈だった。今は、好奇心に抗えず、無意識に警戒していた深淵に自ら脚を踏み入れようとしていた。
「……ほら、もっと近づいてごらん」
素直に身を寄せ合う彼女たち。
薄着で無防備な少女たちは隙間から乳首が見えている事にも気づかない。
「ほら球子、銀。この子は誰だと思う?」
やや低い音量で流れ出す喘ぎ声。
流れ出す動画よりも、俺は彼女たちの表情に注目した。
「ん、んー……こんなに深々と入るんだな……」
「え、えー。わぁ……、千景さんとか? それともひなたさん?」
「……千景はもっと太腿が細いから……東郷か? ひなたじゃないか?」
「ま、まさか弥勒さんとか?」
「い、いや、……でも、そう言われるとそんな気が……いや若葉か?」
赤らめた顔でチラチラと動画と互いの顔を見る少女たち。
モジモジと内腿を摺り寄せて、健全な性欲に身体に熱を帯びていく。
見知らぬ友人の痴態、首から下の裸体とアップになる結合部。
にじゅりと泡立つ恥部と下品な水音に、一オクターブ高くなる喘ぎ声。
先ほどまで一緒に食事をしていた誰かの痴態。
官能小説や動画に見える見知らぬ誰かではない、見知った友人の揺れる肢体と絶頂の姿。
生々しい女の姿に、球子も銀も黙り込む。
「ん? 二人増えたぞ」
「四人でシたんですか? 凄いっスね……! 園子から鬼畜と言われるだけはあります!」
動画は度々変わる。
顔は映さず、代わりに乳房や恥部が汗と愛液で濡れた姿をさらけ出す。正常位や後背位、カメラマンの協力で後背位や背面駅弁などの時にはキチンと正面から女の淫らな姿を映し出す。
そして、顔が映った。
「……あんず?」
「え……須美? 園子?」
パンパンと肉棒で突き上げられる少女。
呆然と呟いた球子の声に反応するかのように動画の中で杏が呟いた。
『ぁっ、ぁ……ィゥッ……タマっち先輩、きいてっ……ァンッ!!』
ビクビクと肢体を痙攣させ、結合部からは潮を噴く。
だらしなく身体を震わせる恥部に屈み込むように、裸体の須美が跪く。
『須美ちゃっ……それっ、ダメっ、ダメ──ッ!!』
『そのっち、ここよね?』
『うん。ほら、あーんってして』
『……あーん』
『ギッ~~~~っっ!!!』
のけ反る杏の唇を奪うのは動画上の俺だ。
頬を膨らませ、激しく舌を絡めている姿を食い入るように球子は見つめる。
閉じようとする杏の両脚を大きく広げ、肉竿に貫かれた恥部を犬のように舐める全裸の須美と園子の姿を呆然と見る銀。
「なんで……二人とも……」
『銀、聞いて』
『ミノさんだけなんだよ~。かっきー先輩とコレをしてないのは』
銀の言葉に反応するように彼女たちの視線が画面越しに銀を捉える。
きゅっと杏の乳首と陰核を小さな指で弄り、喘ぎ声と小水を漏らさせる少女たち。息絶え絶えの様子で杏が顔を上げるとまるで球子を見つめるように諭す。
蕩け切った甘い声だったが、必死で球子に何かを伝えようとしていた。
『満開の後遺症で、二人が全然シてないから心配で……。我慢しないで、銀ちゃん、タマっち先輩』
言葉の合間にも杏が園子と須美に弄ばれる。
男に抱き抱えられ、最奥を貫かれながらもメッセージを届ける。
『こんなにも……ぁっ、満たされるから……ぁぁああッ!!』
涙を浮かべ法悦から無理やり意識を取り戻す杏。
勇者のような姿だが、二人の淫魔によってあっけなく空へと昇らされる。
『す、須美ちゃ……っ! まって、いま喋っているところだからぁ……!』
『もう十分に伝わっていると思いますから嫌です。銀、見てる? いい加減に治療の一つもちゃんと受けなさい! 私たちがシているのも気づいているでしょう!』
『一肌どころか全部脱いじゃっているからね~。ちゃんと届くと良いなぁ』
『そこは亮之佑さんを信用してるわ。ひゃぅん!? そのっち、何を……』
『イエ~イ、ミノさん見てる~? かっきー先輩とエッチしてるんよ~』
ようやく下ろされた杏の恥部からは白濁が垂れる。
それを指で掬う園子が須美の口元に運ぶ。そのまま杏の裸体に倒れ込み肉竿に二人で吸い付く。カメラを意識しているのか、淑やかに肉竿を舐める須美と、愛おし気に亀頭にキスをする園子。
動画の中の園子は須美と手を繋ぎ、剛直に頬ずりしながら画面に目を向ける。
『かっきー先輩……今見ているって事はもう二人ともエッチしているんでしょ~? そういう雰囲気になっちゃったらお手の物だもんね~。……やっちゃえかっきー先輩!』
『俺を過信し過ぎだろ……ほら、しゃぶれ』
『んぷッ!? ──んむむ』
画面越しに映る聡明な眼差し。
肉棒を咥えながらも流石は園子だった。背丈の大きさなど関係ない。
実際に動画の途中からそういう雰囲気になっていた。
園子の言葉は、少女たちには届いていなかった。
「んッ!! っ、ぁ……! ……これが……亮さんの……ほっ、ホントに入っちゃった……!」
小さく喘ぐ銀。
最初に女になったのは、彼女だった。
怒張をきつく締め付ける媚肉。
濡れてはいても揺する度に俺の手を強く握る。
「ぁ……それっ、気持ちいい……」
小さな陰核を指で弄る。
無毛の恥部は撫でやすく、指で転がし押し潰す度に、彼女の声が少しずつ甘くなっていく。ゆっくり、ゆっくりと呼吸をするようなピストンで銀の媚肉を画面で見た肉棒で抽送する。
「んむっ、んっ………んん……っ」
その間、球子は俺のキスの虜だった。
ずっと気づいていたのだ。
以前のキス事故以来、彼女の眼差しには僅かながら男を見る者の色を含んでいたから。
「球子。キス、好き?」
「うぁ……頭がフワフワする……そりゃあみんな、チューする訳だなぁ」
そう言いながら俺に衣服を脱がされる球子。
キャミソールに短パンというラフな格好は脱がせやすく、生まれたままの姿にするのには片手で十分だった。ヘアゴムを外し髪を下ろした球子は涙混じりの瞳を濡らしてキスをせがむ。
慎ましい乳房をゆっくりと手のひらで捏ねながら、口腔行為に耽る。
舌の裏側の、頬裏の柔らかさを教え、舌を絡ませながら自らの手で秘所や乳頭を触らせる。キスと自慰で蕩けた表情を見せる球子を横目に、小さく感じ入る彼女の陰核と乳首を重点的に弄る。
「あっ、あのっ、亮さん。……アタシ、もう大丈夫ですから……」
「何がだい?」
「痛くなくなってきたので……ァっ、動いても……いいですよ」
「そう? じゃあゆっくり動くからね」
球子とキスを楽しんで、銀の初々しい膣を愉しむ。
スローピストンとクリトリスを弄り、銀の反応を見ながら徐々に射精衝動を高めていく。銀の隣には動画内で俺に犯されている園子と須美の姿を見せると、きゅっと怒張を締め付ける。
携帯端末から響く女たちの感じ入った喘ぎ声。水音。
感化されるように、目の前の少女たちの身体もより熱くなる。
自分が気持ち良くなるよりも相手の事を。
愛撫を重ねて、銀ともキスを交わす。
優しく、姫様を抱くように、優しく、気持ち良くする。
「銀、可愛いよ、銀」
「んッ……は、ァっ、これ……りょう……さぁん……! あ……ッ!!」
誠心誠意の愛撫の末に、俺は射精に至る。
どくっどくっと狭い肉壺に俺の証が注ぎ込まれる。
お腹を撫でる銀はそのままゆっくりと瞼を閉じる。
小さく寝息を立てる彼女の身を綺麗にしながら、
「球子も可愛いね……杏に負けないくらい」
「うるさぃ……ふぁ! そんな取り繕った言葉であんずは騙せても、タマは騙せないからな……!」
言葉だけの反抗的な彼女だが、その秘所は濡れている。
先ほどから挿入した一本の指を咥える媚肉、茂みの殆ど生えていない秘所は濡れていた。小さな肉芽を擦ると、あられもない声を上げた球子は口を噤み、無言のまま銀の隣に寝転がる。
「一夜の過ちってヤツだから……はやくしタマえ……」
彼女の言葉に従って、俺は球子を貫く。
媚肉に締め付けられる剛直でゆっくりと抽送する。
「ん、ぁ……!! くぅぅ……っっ!」
涙に濡れた顔を腕で隠す彼女の乳首や陰核を指で弄る。
きゅっと膣が引き締まる中、銀の愛液と球子の愛液を潤滑油に剛直でトントンと最奥を貫く。
腰に脚が回り、尻肉が締まる。
彼女の乳首を弄り、唇を啄むように重ねる。
あまり長く続けるべきではないだろう。
痛みを感じないように愛撫やキスで誤魔化すのも限界はある。
「馬鹿にするな……タマはぜんぜんっ、痛くないぞ……」
「へー」
「だからっ、そんなにタマに……優しくするなぁ……!」
「じゃあ、もっとキスしよっか」
「んむ──」
ゆっくりと腰を動かすと球子の声に甘い物が混じる。
強張った身体が解れ、角度や勢いを変えて剛直で彼女を味わう。
激しさは無いが、球子を知ることができる満足感があった。
「やっ、ぁ、ぅ、んん……っ、んぅ……!」
声を出すのは恥ずかしいらしい。
球子の甘い喘ぎが性感を刺激する。
数十分ほど小さな身体を堪能して、白濁を吐き出した。
少女の最奥に人生で初めての男の子種が注がれて、小さく震える。
「ぁぁ~~〜ッ!!」
恍惚に浸る球子。
その裸体を抱き締めて、眠り始めるまで心音を重ねる。
「………」
見下ろすと、二人の少女が目を閉じていた。
薄い胸元を上下させて、あられもない姿で、秘所からは白濁が垂れていた。
小さく吐息を漏らし、彼女たちの着替えと介抱をする。
銀はベッドに、球子は彼女の自室のベッドに送り届けて、俺は帰ることにした。
誤字報告に感謝を。
感想・評価を貰えると嬉しいです。
参考までに もしもR18短編が別にあるなら
-
西暦勇者VS天の神主催企画モノ
-
ひなた闇落ち勇者裏切り物
-
千景性的羞恥いじめ物