※この作品はR-18です。

果てなき夜で、貴方に愛を   作:毒蛇

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【番外】彼女のやり方

 自室で服を脱ぐ彼女は無言だった。

 

「……」

 

 上着を脱いだ彼女がスカートのホックに触れるのを止める。

 

「……?」

 

 ほんのり赤らんだ千景の視線を受けながら、スカートを捲る。

 黒いタイツを着用した彼女のショーツは見られる事を考慮したのか、どこか大人っぽい黒の布地に花の装飾がされていた。高嶋ではない誰か、恐らくは勇者部のファッションリーダーの雪花と選んだのだろう。

 捲られたスカートを下ろそうとする彼女に首を振って、タイツを破く。

 

「あなたねえ! そうやって破くから替えが無くなるのよ!」

 

 捲ったことよりも破いたことに怒られた。

 怒りか羞恥か、頬に朱を差す彼女はスカートを脱ぐ。そのままショーツごとタイツを脱ぐ千景に、土産用としてタイツを要求すると、ショーツごと投げつけてきた。

 

「乱暴なのは駄目だよ、千景」

 

「……っ、うるさいわね。あなたも早く脱ぎなさいよ。……するんでしょ?」

 

 最後の一枚であるブラを床に落とす。

 羞恥を誤魔化すように俺の衣服を脱がす千景の顎を持ち上げる。

 彼女は顔が良かった。

 

「……誰にでも言ってる癖に」

 

 端正な顔と、前髪から覗く瞳は半眼でジッと俺を見つめる。

 キスでもするような距離感で彼女を壁に追い詰めた俺は無言で壁を叩く。ドン、と低く響く音に僅かに怯えたような顔を見せる彼女に、言葉にしてはならない暗い感情が覗く。

 当の本人はなんでもないような顔を見せて、俺を睨みつける。

 そんな顔をされると、まるで俺が千景を脅しているような気分になってしまう。

 

 違うよね、と。脅してないと確認の為に俺は彼女に囁く。

 

「千景」

 

「……」

 

「『なんでも』するって言ったよね。ならまずは、『なんでも』を百回に増やしてくれ」

 

「……そ、そういうズルいのは駄目よ、加賀くん。一つだけよ」

 

「ふぅーん?」

 

「だ、だめよ」

 

 ぺしっと俺の手を叩き落とす黒髪の彼女。

 絹のような手触りの良い髪の毛先が俺の手をくすぐる。

 

「えー、『なんでも』って言ったじゃん」

 

「それは……私にできる範囲で」

 

「じゃあ──」

 

 俺は彼女にお願いを口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 自身のベッドに座る千景は静かだった。

 正面に三脚で設置されたカメラを認め、僅かに眉をひそめる。

 白い肢体をくねらせて、片手を胸に、片手を下腹に置いて隠す。

 

 急に裸を見られたかのような仕草。

 実際に彼女は全裸で、床に座った俺はベッドの縁に手を置いて見守る。そして丁度目の前にある白い脚を手に取り、足指を見下ろし、おもむろに脚の甲にキスをする。

 ほのかに石鹸の香りがした。

 俺が脚を持ちあげたことで見え隠れする貝肉を千景は手で覆う。

 それでも、チラリと見える軟肉や恥毛がとてもセクシーだ。

 狙ってやっているのなら、将来娼婦になれるだろう。

 

 所々隠しきれずに見えるが指摘はしない。

 本気で見せないつもりでいる。そんな考えをしている者はここにはいないから。

 

 慎ましい白い乳房はしっとりと濡れている。

 黒髪は水分を含み光沢があり、柔肌には僅かに残った湯の粒が残る。

 

「髪の毛全部下ろしたぐんちゃん、可愛いね」

 

「……ありがとう」

 

「じゃあ、始めて」

 

「……」

 

 一糸まとわぬ裸体、髪留めの一つもなく下ろした千景は脚を閉じて顔を逸らす。

 どこを見ているのだと脚の爪先を舐めると、ビクッと身体を硬直させた彼女が様々な感情を混ぜたような表情を浮かべる。

 

「ちょっと……汚いから」

 

「ぐんちゃんペロペロ~。準備するからってお風呂に入った味がする~」

 

「気持ち悪い……ヘンタイ」

 

 驚愕、嫌悪、それから強い羞恥。

 磨かれた白い肉体に、胸に、首に、頬に、薄く朱色を差していく。

 

「早くしてよ」

 

「…………急かさないで。する、から」

 

 俺を見る瞳は熱に揺れる。

 身を捩らせ、裸体を隠そうと縮こまる千景だが、瞼を閉じると局部を隠す手を動かす。

 

「ん……っ」

 

 きゅっと閉じた瞼の裏側で何を妄想しているのか。

 徐々に荒くなる呼気と、動く指先。

 

「は、あ……んんッ……」

 

 彼女の自慰は無駄な前戯をしない。

 片手で乳首を弄り、もう片方の手で貝肉に潜む真珠を捏ねくり回す。

 指を動かし貝肉全体を覆うと、小さな水音が聞こえ始める。にちにちと粘着質な音に合わせて千景の脚がシーツに伸び始める。

 

 千景の上半身がぴくぴくと震える。

 白い指が円を描くように乳頭を撫で、人差し指で先端を撫でる。

 

「ンッ……ふっ……」

 

 粘りついた唾液が唇の上下に糸を引き、甘い呼気を吐く。

 

「……ぁっ! ふぅっ……」

 

 下腹では硬くなる肉粒を一心不乱に指で弄る。

 俺の事を忘れたように自慰に熱中する彼女は喘ぎ声を漏らしながらも、人差し指と中指で陰核を刺激し続ける。

 ゆっくりとベッドに寝転がりながら自慰に耽る彼女に、俺は指一本触れず下腹部に血を巡らせて、その瞬間を見届ける。

 

「――!! ふぁっ……!!」

 

 ビクンと身体を震わせる。

 滑らかな太腿で自らの腕を挟み、軽く絶頂に達する。その頂を物足りないとばかりに、肉芽を弄る指で強く押し潰すと、身体を丸めて呻くような嬌声が響く。

 やや乱暴に乳房を揉みしだく彼女は背中をのけ反らせる。

 

「う、ぁぁぁっっっ!! ……ぃっ……く……!!」

 

 俺の目の前に千景は足を伸ばし、きゅっと足の指を丸めて、俺の顔に触れた。

 二度ほど跳ねた千景はやがて弛緩し、ゆっくりと目を開ける。

 先程と違い、淫靡な雰囲気を纏い、恥部から滲む蜜液を腿裏に光らせる姿は艶やかだった。

 

 トロンとした表情。

 虚ろな瞳。唾液で濡れた唇は何かを求めて震える。

 

「あ………かがくぅん……っ」

 

 甘い声音が鼓膜を震わせる。

 どこか媚びたような声は、まるで俺が襲うのを待っているかのようだ。

 

 襲って下さい。

 食べて下さい。

 

 そんな声が聞こえた。

 お腹が減ったと肉欲に飢えた剛直から涎が垂れる。出番はまだかと既に限界まで反り立つ怒張は、しかし出番は無かった。

 俺はある物を彼女の柔らかな手に持たせる。

 黒髪を垂らす千景は蕩けた顔のまま、渡された疑似肉棒を握る。

 

 俺の剛直ほどの大きさはない肉棒を模した玩具だ。

 やや細長い黒色のディルドは小さなイボと雁を模した部位が付いている。

 

 千景はそれを自らの顔の前に持って来た。

 しげしげと玩具を見る彼女は、何気ない顔で自らの頬に疑似肉棒を宛がう。本物の肉棒に擦り付けるように柔らかな白い頬を黒々とした玩具に押し当てる。

 普段されている事を思い出すように、怒張の熱さを感じ取っているようだった。

 

 肉棒の硬さを、太さを、熱さを確かめるように頬擦りを彼女はする。

 だが、あれは玩具であって熱を出す仕様はない。淫熱の揺らめく瞳越しに本物を再現しているのか、薄い微笑みを黒い玩具に見せて、小さくキスをした。

 本物以上に愛おし気に唇を肉竿に落とす。

 

「んっ……ちゅ……」

 

 ──チラリと俺に挑発的な視線を向けた。

 びきり、と怒張の血管が浮かぶのを感じた。

 

「ん……むっ……」

 

 いつかの行為を再現するように、あるいは知らない誰かにするように柔らかな唇が擬似肉棒に触れる。

 ちゅっと雁部分に、竿に、キスをする。

 その度淫熱に濡れる瞳で俺を見る。

 

 どうした? とは問わない。

 千景も何も言わず玩具で一人遊び、俺はそれを見届ける。

 

「……こんなに入るのね」

 

 肉棒を、千景は下腹部に置く。

 柔らかな黒の茂みの上、臍からやや下に置かれた竿に蠱惑的な笑みを浮かべる。

 その期待と喜悦に満ちた表情に、先端から先走りが伝う。

 俺に見せつけるようにゆっくりと千景は片足を開き、花弁を見せつける。

 濡れそぼった肉の恥丘からは愛液が垂れる。

 

「……っ、……」

 

 恥じらうような吐息とは裏腹に、片方の指で僅かに奥が見えていた陰唇を開く。

 ピンクの粘膜と、呼気に合わせて収縮する小さな孔からは透明な愛液が溢れた。

 淫らな光の筋を作る媚肉に、ディルドの先端を宛がう。

 

「ぁ……いれ、ます……」

 

 ピクンと小さく震えた彼女は一瞬俺を見て小さく呟く。

 まるで許可を求めるようで、俺は静かに頷いた。

 その反応に、千景は俺以外の肉棒の先端で円を描くように媚肉を弄り、挿入した。

 

 ぬぷりと太く長い肉棒が少女の膣に呑み込まれていく。

 ディルドを奥へと挿入する間、虚ろな瞳に淫熱だけが宿る彼女は、自らのペースで甘い衝撃に震えながら悦びの声を聞かせる。

 

「ぁ、……ぅ、ふっ……はー……」

 

 荒い呼気で、艶めいた笑みでディルドを掴む千景。

 羞恥よりも快楽の方が勝ったのか、彼女が先ほどよりも開いた脚の付け根には深々と挿入されたディルドが僅かにひくつく。

 

「これ……すご……っ」

 

 玩具如きで喘ぎを漏らす彼女がゆっくりとディルドを動かす。

 紛い物の肉竿で額に髪の毛を張りつかせる姿に、何とも言えない苛立ちが募る。これは独占欲なのか、見知らぬ肉棒に千景が悦んでいることへの不満か、征服欲が刺激されたのか。

 いずれにしても肉棒は痛いほどに反り立つ中、千景は俺を気にせず自慰を楽しむ。

 

「んっ……は……」

 

 千景は肉棒を出し入れする。

 黒い竿には感じ入っている証拠として白い泡が付着する。引き抜き、挿入する度ににじゅ、にちゅっと下品で粘着質な水音が聞こえる。

 

「っぁ、ぁぁ……! ァ、んっ」

 

 片手で陰核を押し潰しながら、ディルドが媚肉を出し入れする。

 やや臍の上側を向くように肉棒の角度を変えて、ひたすらに手を動かす。

 白い肌に汗を滲ませる彼女は大きく脚を開いて怒張で自らの恥部を攻めたてる。

 

「ふっ……んんッ……い……く」

 

 両足の爪先を立たせ、腰を浮かす。

 目を閉じて、俺を忘れた彼女は快楽器官である陰核を指で弄りながら、俺以外の肉棒を自らに突き立てる。

 

「ぁ、く、んん〜〜〜〜ッ!!!」

 

 ビクンと震えた腰がそのままベッドに落ちる。

 奥深くに突き立てた玩具は彼女の膣の蠕動で押し出され、白く濁った愛液混じりの竿が覗く。

 

「は、くっ……」

 

 絶頂に達したと思ったが千景は更に駄目押しするつもりなのか、抜けかけた竿を掴み、数回ほど強引に出し入れする。

 これ以上ない痴態を見られたことで羞恥を超えて開き直ったのか。

 指の爪で乳首を刺激する激しい愛撫を始める。

 

 全身が震え、ディルドを抜き差しする音が媚肉から響く。

 開かれた脚がぴんと伸びては曲がり、俺の身体に足裏がぶつかった。奥歯を食い縛っているのか、結んだ唇の隙間から声が漏れた。

 

「んんっっっ……!!」

 

 ピクピクと小さく痙攣する千景はシーツを掴み、荒い呼吸を繰り返す。

 

「はぁー……ハァー……ハァ……!」

 

 結合部からはずるりと玩具が抜け落ち、泡立った愛液が滴り落ちる。

 赤らんだ顔を腕で隠し、開いた花弁の孔を収縮させる姿は事後に似た光景だった。

 俺以外の肉棒で感じ入る姿は満足感と共に、剛直を酷く苛立せる。

 ──独占欲と加虐心が刺激されていると、認めざるを得なかった。

 

「エッチだったよ、千景。撮らせてくれてありがとう」

 

 お礼の言葉に、彼女はモゴモゴとよく聞こえない返答をした。

 俺はそれを聞き返す事はしなかった。

 千景の片足を持ちあげて、糸の引いた恥部の入り口に本物の肉棒の先端を添える。

 

「ぇ!? ま、まって……今、イッて……」

 

 横たわったまま身体を強張らせた彼女だが、既に俺は彼女の腰肉を掴む。

 どういった角度で、どこを突くのが悦ぶかを教えてくれたディルドと同じ角度で貫く。

 

「ひぅ、ぁぁッ!!?」

 

 悲鳴を上げてのけ反る千景。

 身を揺らす彼女だが、きっちりと捕まえて、ぬぷぷと雄竿で雌肉を割り拓く。

 開かせた片脚の裏腿が俺の肌に密着するまで彼女を串刺しにし、少女が好んでいた角度で、悦んでいた弱点をいきり立った剛直で叩きつける。

 

「お……っ、だ……めぇ……!!」

 

 挿入で達したらしき彼女は虚ろな表情を浮かべる。

 開いた唇から舌を覗かせ、かくっと腰を上下させるも肉棒が抜けることはない。

 玩具とは違い、彼女の媚肉が悦びに蠕動しようとも勝手に抜け落ちる未来は存在せず、女の締め付けが悪戯に雄竿をより太く、硬くしていく。

 

「ひゃめ……らめぇ……」

 

 慎ましい乳房を揉むと、疑似的な性行為で火照った柔肌が吸い付く。

 ツンと尖った先端を彼女の真似をしてやや強めに爪と指で弄る。

 

「ひ、ァッ……」

 

 悲鳴じみた嬌声に、媚肉が締まる。

 偽物も本物も等しく貪欲な雌肉に呆れた本物の剛直で彼女を突き上げる。

 先ほど千景が自分で楽しんでいた膣襞を擦り上げる。

 パンパンと根本まで竿を押し込んで、にじゅにじゅと蜜を掻き混ぜる。

 

「ぁああぁっ!! ……ぅぁっ!? ゃぁ……!!」

 

 首をのけ反らせる彼女の尻が太腿にぶつかる。

 独特の弾力がある尻肉が揺れ、思わず手で叩く。

 

「あんッ! ぁぁっ、ごめ……なさ……っっ!!」

 

 何を謝っているのか。

 瞳から涙を流して、顎から涎を垂らす女。

 黒髪を何度も振り乱しては、淫臭と甘い香りを巻き散らして男を惑わせる彼女が、一体、何を謝ることがあるのだろうか。

 

「ぁ~~~~ッッ!! いッ……くぅッ!!!」

 

 跳ねた汁がシーツに広がる。

 尻を叩くと、薄くも形の良い乳肉を揺らす。

 乳首を摘まんで捏ね繰り回すと、背中を反らして尻を振る。

 

 まるで嬌声という音色を雄に聞かせる楽器だ。

 奏者の手によって、首を振る千景は嫌々と声を上げる。

 

「ぃあっ! もっ、……ゆるひてッ……くらさい!!」

 

 シーツを握り締めて、俺から離れようと逃げる千景。

 いったい、どこに行こうというのか。

 捕まえて最奥まで怒張で突き立てる。助けを乞うような悲鳴を上げる千景を宥めながら、俺は片手を胸に、もう片方を茂みに置く。

 

 硬い乳首を愛で、薄く生えた陰毛を撫で、同時に陰核を指で押し潰す。

 当然、彼女が大好きな場所を肉棒でほじりながら先端で擦りつける。

 

「~~~~ッッ!!!」

 

 彼女らしからぬ悲鳴が響き渡った。

 部屋の外にも聞こえたのではないだろうか。

 

「ゃぁああっっ!! ふ、ぅっ、──!! ……っ!!」

 

 結合部から潮が噴きだす。

 痙攣と同時に、髪を振り乱す彼女はまるで強姦されているようだ。

 

 先ほどのマイペースに行われた自慰とは様相が違う。

 こんな涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしてはいなかった。何が違うのかを考えながら大好きな突起を愛で続け、彼女をよがらせる。

 

「ああ、そっか。千景先輩」

 

 これはただの独りよがりだ。

 ただの強姦のような行為で無理やり彼女に雌である事を理解させているのだ。側位の体勢を変えて、正常位に持ち込み、腹と腹を、胸と胸を密着させる。

 ぐりぐりと肉棒を押し付けると開いた唇から涎が垂れ落ちる。

 

「俺のことは好き?」

 

 緩くピストンしながら聞く。

 俺を押し退けようとして肩を押すが力で逃れられないのが分かったからか、顔を逸らして唇を噤む。頬を掴んで振り向かせ唇を奪うと緩慢とした動きで舌を差し出す。

 ぴちゃぴちゃと口腔で水音を響かせながら、再度問い掛ける。

 

「俺のことは好き?」

 

 なんてことない質問に、きゅっと媚肉が締まるが彼女は答えない。

 

「っっ……」

 

 今更羞恥を感じているかのような赤らんだ顔を見せる千景。

 いくら唇を重ねても口を割らない。そんな態度が見えた。

 可愛らしいが答えを聞きたいので、緩やかにしていたピストンを強める。

 

「オラッ、はっきり言え!」

 

「ぁっ、しゅきっ、ぅぅっ……! す、きです……ッ!」

 

 強めに乳房を両手で揉み、突き上げる。

 

「ぁぁああッッ!! すきぃ、……しゅきですからッ!」

 

 左右の粒を弾く。

 両脚が放った言葉を裏付けるように腰に巻き付く。

 

「強引にされて嫌だった?」

 

「いや……じゃ、ないからぁ」

 

「じゃあ、和姦だね。いっぱいイチャイチャしようね」

 

 合意の上で、俺と千景は性行為をしている。

 そう宣言させた所でどうした、という話ではあるが、決して玩具一つに対して独占欲や支配欲を刺激されていない証明にはなっただろう。

 ずぐん、と硬い亀頭が最奥を小突く。

 

「ぅああっっ!! ぁぁっ!!」

 

 天国に昇り、震える千景の頭を抱く。

 全身から汗を滲みだし、乱れ濡れた髪を撫で、抽送を続ける。

 

「んっ! ぁっ! ぁ、ぁんッ!! ぁぁっ!!」

 

「好きって言って」

 

「かがっ、くぅん……ぁっ、ッ、ぅ、しゅき……」

 

「亮之佑くん、好きと言え」

 

 首筋に口づけ、肉を吸う。

 赤い痕を残す彼女は、白い肢体をくねらせる。

 

「りょうのっ……すけ、くぅん……!」

 

 甘い、甘い声音と濡れた瞳に理性を溶かす。

 すっかり乱れた黒髪を振り乱し、涙を流す彼女に抽送を続ける。

 

「ぅぇ……ぁ、ぅき……」

 

 喘ぐ口に指に手を入れて、赤い舌を人差し指と親指で捉える。

 ざらついた質感と唾液に濡れた彼女の舌が蠢き、唾液の糸が珠となる。彼女の耳に甘噛みしながら腰を打ち込む。

 水音が響く。肉を叩く音がリズムよく響く。

 

 彼女の瞳は虚空を見つめている。

 舌を指先に絡め取られた口からは喘ぎが漏れる。

 

 俺はひたすらに腰を揺する。

 その瞬間、彼女の媚肉がぎゅうっと締め付けを増し、千景の手が俺の手と重なる。

 

「ぁ、っ、ぁっ、ぁああ~~~~~っっ!!」

 

 視界が白く染まる。

 耳元で声を上げる千景の最奥へ子種を注ぎ込む。びゅううっと放たれた白濁を彼女の膣が飲み込み、千景は全身で俺に抱き着く。

 

「ぁ、は……」

 

「ふ……」

 

 汗まみれの身体を重ね合わせ、どちらともなく唇を重ねる。

 ゆっくりと腰を動かして余韻に耽る。

 

 

 

 

 

 

 

 その後、千景の事が好きな巫女である花本を呼んだ。

 千景を間に挟み、ゲームをしている中、俺は一方的に敗北していた。

 

「乃木さん以下ね」

 

 あまり戦闘系のゲームは向いていないのかもしれない。

 努力の果てに奇術師と呼んで貰うに至ったが、この世界ではどれだけ努力を重ねても戦闘系のゲームは下手くそだった。

 東郷や芽吹とコツコツ巨大な都市や戦艦、城を作ったり、畑を耕すようなゲームと違い、格闘するようなゲームでは全然勝てなかった。

 俺をサンドバッグにして加虐の笑みを見せる千景の耳元に囁く。

 

「花本さんに言おうか悩んでる」

 

「……何を?」

 

「花本さんが来る直前までベッドの上で本物と偽物を当てるまで潮噴かされて泣いてたのに、何事もなかったように振る舞っている郡様は可愛いと思う? って」

 

 聞こえていたらしい花本はぶるりと小さく震えた。

 

 その後、一勝だけできた。

 代わりに千景に部屋を追い出された。

 




親にすら見せない美少女の行為を見るってのがいいんよ
感想、誤字報告いつもありがとうございます!
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