「友奈、東郷さん」
俺は少女二人を呼ぶ。
可憐で美麗な少女二人、薄紅と黒の髪の少女たちは大きな瞳をぱちくりと瞬かせると、何かを悟ったように優しい笑みを浮かべて、両手を広げる。
「んー……良いよー! りょーちゃん、おいでー!」
「もう……しょうがない旦那様ね」
少女たちはぎゅっと強い抱擁をしてくる。
柔らかく、温かい感触。そして仄かに香る甘い少女の匂い。彼女たちの背中に回した腕を僅かに下げて、東郷と友奈の尻肉を揉む。
ふるる、と身動ぎ、自らの身体を押し付けるように彼女たちは密着する。
首筋や頬に親愛を感じさせる甘噛みとキスを友奈と東郷はしてくれた。
やがて俺が彼女たちの背中を叩いて、ゆっくりと離れよう……として彼女たちに襲われる。
「がおー!」
と、どこからか持ち出したサンタ衣装で着飾った少女たちと性交を楽しむ。
彼女たちと用意した料理を食べて、女の柔肉を肌で味わった。
「えへへ……頑張ってね」
「亮くんならできるよ! 頑張って!」
ベッドの上で寝転がるご近所の美少女たちに応援されて、俺は衣装を身に纏う。
それからしばらくして寄宿舎に到着する。
雪の降る夜だった。
身体は彼女たちの熱を帯び、心は鼓動を高鳴らせ、やる気に満ちている。
身に纏うのは赤い装束、赤い帽子、ブーツ。今から俺はサンタクロースとなるのだ。
「アイ、アム、サンタクロース」
「いいえ、違いますわ」
「何奴!?」
「フッ……わたくし、と言えば分かりますわね?」
「こんな寒い夜に二人ともテンション高いね」
俺の宣言を否定するのは、ミニスカサンタの衣装とサンタ帽を着用した少女たち。
プレゼントが入っているのだろう白い袋を床に置くと、艶めかしい生足やタイツに包まれた足を短いスカートから晒す彼女たちが俺の隣に並び立つ。
戦隊ヒーローのように隣に立つ少女たちに視線を向ける。
ファッションリーダー雪花によるデザインだろうか。
肩を出した赤と白の衣装、やや開いた胸元から豊かな膨らみによる谷間が見えるサンタと、衣服の隙間からチラリと薄い乳房が見えるサンタ、ピンクの先端まで全てが見える無防備なサンタもいた。
寄宿舎とはいえ露出度が高いのは俺を誘っているのか、身内しかいないからだろう。
思わずその谷間に手を突っ込みたくなるが、グッと堪える。
視線を感じて胸元を手で庇う少女と、逆に胸を張る少女は口々に目的を口にする。
「芽吹さん、国土さん、ご先祖様と赤嶺さんにプレゼントを贈りますわ」
「高嶋さんに……ついでに乃木さんと土居さん、伊予島さん……それと花本さんに」
「私は歌野さん、水都さんと……泊まりに来ている夏凜さんたち。ふ、不安過ぎる……」
「私は三ノ輪、乃木、鷲尾……」
「にゃはは……それで私は棗さんと静さん、リリと柚木ね」
「俺たちサンタ戦隊……いや、サンタ小隊の結束がある限り、誰にも捕まることはない」
夕海子、千景、雀、しずく、雪花、そして俺。
今年のサンタ小隊の構成メンバーはこんな感じだ。
「私の担当……乃木がいるけど、加賀じゃなくて良いの?」
「去年やったからね。しずくにやって欲しいな」
「人数的に加賀くんだけサボりじゃないの?」
と、半眼を向けてからかってくるのは千景だ。
少し前に散々俺に啼かされたミニスカサンタの恰好で迫ってくる。
「今年の俺は社長に認められてリーダー職に昇格したんだ。何かあった時のフォローに回るんよ。ちなみに友奈と東郷さんには既にやったんだ。あとは残りの女子たちにプレゼントしに行くから。……ああ、安心したまえ、君たちの枕元には既にプレゼントを置いている。帰ってから楽しみにすると良い」
「不法侵入だし偉そうね。……いえ、ありがとう」
「対価にそれぞれの下着を貰った……冗談だって。下着より本体が欲しいな……」
「ちょっと……ダメよ……他の人が見てるから……」
「子種をプレゼントにする? 特別な一夜をどうかな?」
スルッとタイツ越しに秘所に触れながら耳元に囁くと千景が震える。
白けたような顔をするしずくや、興味のありそうな雀や雪花も捕まえて、彼女たちのスカートを捲るとショーツ越しの股に手を突っ込んで温める。
口では嫌がりながらも寒いのか離れようとしない少女たちの身体はじんわりと熱を帯びていた。
雪花と口腔を交わしながら、指先をシズクに変わった少女の恥部で温める。
そのまま性行為を覚えたての学生のように指で濡れた媚肉を擦り合わせていると、一人の少女が声を上げて腕を掴むのは夕海子だ。彼女は俺の肉棒をズボン越しに撫でると、
「ほらほら、時間が押してますし、そういうのは後でもできますわよ」
「弥勒さん珍しく良い事言うじゃん」
慌てたように、理性を瞳に宿した少女たちは俺から距離を取る。
その中で俺の腕に抱かれたのはしずく……いやシズクの方だ。
「お、おい、離れろ!」
一人遅れたシズクの恥部で指をトントンと摩ると彼女は必死で抵抗した。他の少女に見られまいと顔を隠そうとするも、何を考えたのか雪花と千景に腕を掴まれる。
二重人格であろうとも、彼女の身体は一つで性感帯は変わらない。どれだけ不良のように悪ぶっていても、俺にとっては可愛い子猫のように鳴かせるのは容易だ。
くちゅくちゅと水音が響き、シズクは耳まで赤くして悶える。
「ま、待てっ……だ、ダメだ……イクイクッ……ぅううッッ!!」
爪先を伸ばし、腰を引かせようとする少女の快楽に浸った顔を皆で見届けた。
きゅうっと膣で指を締め付けながら、俺の腕の中で絶頂に達するシズク。
トロンとした表情を見せまいと、逃げるようにしずくに切り替えた少女は荒い呼気を整える。媚肉から引き抜いた指には愛液が付着しており、彼女に見せると恥ずかしそうに眼を逸らした。
「……さっ、シズクさんも済みましたし、残りは後にしましょう!」
「なんで弥勒さんが仕切っているのさ」
破れたタイツはそのままにスカートを調整する。ずり下げられた上着を上げて乳房を隠し、ずれたショーツの位置を戻して、濡れた口元を拭う。
慣れた様子で衣服を整える彼女たちを見て、ふと俺は思う。
いつの間にか勇者部も怠惰で色欲に溺れた少女たちが増えてしまった。
過ぎ去る年月は見た目以外の所で成長を及ぼし、男と交わることに抵抗を無くし、停滞した日々を壊すような甘く気持ちの良い刺激を求めて、嬉々として行為を愉しむ。
無知な少女も善意で誘われて、なし崩し的に男を知っていく。
それはウイルスのように、時間を経て不快感もなく少女たちに広まっていく。
「加賀っち。せっかくだから後で五人だけのお疲れ様会をしよっか」
「……それは、まあ……」
「良いんじゃない?」
チラチラと見合う少女たち。
中身は立派なレディーな彼女たちは健全な性欲を持て余す。
そんな発情サンタたちだが、今回の任務は勇者部のメンバーが選んだプレゼントを各部員に贈ることだ。
中身がどんな物であろうとも外側は学生、数十人にそれぞれ贈るのは金銭的な差も出るので、勇者部として部長と一部メンバーが案を出した物を纏めてプレゼントする。
それ以外で個人的に贈るのも全然アリだ。
俺は彼女たち全員に日々のお礼や身体を重ねたことへのお礼も含めたプレゼントを贈っている。それが夜の続く世界で彼女たちと円満に身体を重ねる毎日の為に必要な気遣いなのだ。
毎年の恒例行事であり、メンバーは基本的にサンタを信じる者以外でくじ引きだ。
純粋無垢な少女たちは今もサンタを信じている。
朝起きた時に友人たちからのプレゼントだけでなく、勇者部サンタからの贈り物を喜ぶ。
だから、今年もその思いを守るのだ。それが勇者……いやサンタクロースなのだ。
「毎年、サンタを知りたいからって罠を設置するのは止めて欲しい」
「そうだね。でも、しずくなら罠を乗り越えられるよ」
「うん。私もシズクも、エッチな本が置かれてもスルーできるから」
「それは凄いな」
去年のサンタは薄いエッチな本が置かれた巨大ネズミ捕りに引っ掛かったのだ。
なんとか逃げおおせたが、サンタを信じない勇者部員たちは事態を重く捉え、今年からは少女たちの増員を決定した。
いつもなら俺を含めて三人程度なのだが、今回からはリスク分散で三人が追加された。
俺は殆ど仕事が無くなってしまい、それをクールな美貌のしずくに指摘された。
「加賀サンタも引退だね。今までありがとう。あとは私たちに任せて」
「そんな事を言うしずくとシズクにはエッチなプレゼントをしてやろう。この一人ハーレムめ」
「ああん?」
やる気を見せるしずくに俺が微笑むと、シズクが一瞬顔を出して睨む。
二重人格な彼女だが俺はどちらも可愛がっている。シズクに投げキッスをすると心底気持ち悪そうな顔を見せる。
更に彼女が悦ぶ卑猥な手の動きを見せると、何も言わずにしずくに切り替わった。
「……加賀の上半身は信用しているけど下半身は信用できないって。あとその手の動きは止めて」
スン、と無表情な彼女は何を思い出したのか自らを守るように腕を組んだ。
それを見た雀が小声で夕海子に囁くも、周囲は静かなので聞こえている。
「……なんか亮之佑さんってしずくには妙に優しいよね」
「確かに。防人組の中では国土さん並に紳士ですわよね」
「優しい? 妙ね……それなりに鬼畜に見えたのだけども」
「俺は皆に対して紳士だけど?」
ジロリと睨むとヒィッと怯える雀。
命だけはとチュンチュン鳴く彼女に笑みを見せながら、彼女たちと円陣を組む。
既に時間は夜だ。
小さい少女たちは夢に誘われ、鍛錬大好き少女たちもまたスヤスヤな時間だ。
「皆、必ず生きてまたあの場所に帰ろう。今夜のお疲れ様会の会場は取ってあるからな」
「……ラーメン食べたい。夜中にラーメンをみんなで」
「背徳ですわね」
「ああ。この戦場を駆けた先に戦友と食べる食事は、きっと格別な味だろう」
しずくの言葉に賛意を示すと、雀が軽くツッコミを入れる。
「またまた亮之佑さんってばそんな大袈裟な~」
「芽吹の所は気配で目覚める場合があるから……優秀なサンタである弥勒さんに任せたぞ」
「人選大丈夫?」
「お黙りなさい小雀。ええ、お任せを……必ずや例のアレを枕元に置いてみせますわ」
自信はある夕海子なら失敗しても怒られ難いだろう。
他の精鋭たちは大なり小なりやる気はあり、今宵のサンタ活動も成功の兆しが見える。
「では、行こう! メリークリスマス!」
「「「「「メリークリスマス!!」」」」」
そんなノリと掛け声でサンタの戦いが始まった。
廊下を音を立てずに進む少女たち。その中で少しだけ出るのが遅れた千景が俺の背後に触れて、耳元で囁く。
欲求不満なのか、サンタの衣装越しに慎ましい乳房がふにゅっと押し付けられる。
「あんなこと言ったけど、この時間にやっている店ってあるの? ……自作?」
「カップ麺なら。最近発売されたのをみんなで食べよう」
「それで納得して貰えると良いわね」
「不満だったらもっと良い物を啜らせてやろう。それを皆で分け合って貰おうか」
「それって……」
「千景もよく喜んで食べてるだろう?」
腰を叩くと何かを悟ったらしい思春期少女は顔を赤らめて睨んでくる。
「……最低。それに喜んで飲んではいないわ。ただ加賀くんが望むから……」
ドンと俺の背中を叩いた千景は、俺の首に何かを巻いて彼女たちの後を追う。
ホカホカのソレはいつの間にか破いていた彼女の黒タイツだった。そろそろ替えも無くなっただろうと思いつつ、汗ばんだ蒸れ蒸れのタイツをマスクにした俺はある場所を目指した。
寄宿舎のとある一室。
そこは最近召喚された巫女が使用し、そして今日は他の巫女たちも来ている。
既にひなたと美佳の二人がサンタをサポートするトナカイとして活動している筈だ。俺の想像通りに部屋の扉には鍵が掛からず、その隙間からは聞き慣れない少女の喘ぎ声が聞こえた。
「ぁ、だ、ダメよ上里ちゃん、花本ちゃん……! アタシってほら、男の子が好きだし? 服着てってば! ぁ、……っ、ねえ、ほ、本当にもう……」
「ふふ……良いんですよ安芸さん。我慢なんかしなくて」
「前に言っていたじゃないですか安芸先輩。青春イベントしたいって」
「これは……ちがッ、ふっ、んっ……麻雀とか……」
「それはちょっと……」
少女たちの絡みを聞いているだけで血が下半身を巡る。
今まさに、無垢な少女が辱められている場面だった。無音で扉を開けて入り込む。
安芸真鈴。昔、俺に色々と勉強を教えてくれた安芸先生と同じ苗字だが、おそらく先祖では無いだろう。安芸先生の胸は大きかった。スタイルも良かった。くたびれたOLのような雰囲気もあった。
対して真鈴は良くも悪くも普通だった。
だが、恥じらい、俺から裸体を隠そうとする反応は俺を昂らせた。
彼女は少女たちよりも先に俺に気づいて動いたが、少女たちは抵抗と受け取ったようだ。
布面積の小さいトナカイの装いをした巫女二人に衣服を脱がされ、両手首を縛られて、両脚を広げさせられているが、陰核を弄られ、更には陰唇を指で広げられた。
「安芸先輩の、綺麗ですよ」
「~~~~ッッ」
悲鳴を上げようとした唇を、美佳が奪った。
薄い乳房を美佳に弄られ、言葉にならない悲鳴を真鈴は上げる。そんな中、年相応に肉のついた腰肉を掴んだひなたは脚を広げさせ恥部に挿入した指を弄る。
既に濡れそぼった恥部にひなたが淫靡な笑みを浮かべる。
「これで良いですね。準備は整いました」
「ッ! ……っ! ぁっ……!!!」
ビクンと腰が跳ねた。
脚を伸ばし、目をきゅっと閉じた彼女は果てた。
よほどショックだったのか両脚を開いたまま彼女は気を失った。その様子を見て真鈴の濡れた媚肉から指を引き抜いて拭き取るひなたは、後ろを振り向いて笑った。
「あっ、来ましたねサンタさん。少し摘まみますか?」
と、皿に載ったフレンチトーストを一口分にして差し出す。
俺は彼女にあーんをされ、無言で彼女の指ごと口にした。
ひなたの手作りであるのは、結構な頻度で彼女の料理を食べているから一口かじっただけで分かった。既に反り立った怒張も栄養を補給できたと悦びを示し、肉竿でひなたの頬を優しく摩る。
荒い呼吸で同年代に絶頂させられた真鈴の意識が戻るまで、美佳の目の前に肉竿を差し出す。
「……ぁー」
彼女も年頃の少女。
千景がプレイしている大半のゲームをしている都合上、エロゲーもプレイする。そして千景がこれまで俺としてきた奉仕行為の数々も、ひなた経由か自撮りと引き換えに得た動画で知っている。
そして千景本人は知らないが、千景との行為で美佳からのリクエストに応えたハメ撮り動画を与える代わりに、対価と称して普通に俺と行為に及ぶようになった。
動画で見た千景の真似をするように、美佳は亀頭をアイスを舐めるように舌で撫でる。
「大好きな郡様はそんな舌使いだったっけ?」
「くっ……」
数回ほど身体を重ねたが、彼女の奉仕は実に稚拙だった。
奉仕と呼ぶにはやや嫌そうな顔だったが、それが癖になりそうだった。
ぺちん、と眼鏡ごと顔を怒張で軽く叩くと無言でキレたかのように拳を握り、そっとひなたに止められる。躾として彼女の喉奥に剛直を挿入し玩具のように扱う。
「ぅ……ぅぷ……ぉえ……」
「が、頑張って下さい花本さん」
「ひなたさん、代わる?」
「花本さん、頑張って!」
俺に乳房を揉ませながらも苦しそうな美佳を応援するひなた。
絡みつく唾液と、嗚咽を漏らしながら抵抗する美佳。
涙と唾液を垂らしつつも、程よく噛みつく歯が竿を擦る。荒い鼻息を根本に吹き掛け、さらりとした髪の毛ごと頭を掴んで腰を揺すると徐々に虚ろな瞳になっていく。
その間に見切りをつけたのか、ひなたは美佳から目を逸らすと真鈴の恥部を指で弄りながら、どこが弱かったか俺に引継をする。
濃い目の陰毛を撫で、硬くなった陰核とやや赤くなった陰唇を開いて教えてくれる。
彼女レベルに達すると普段夜な夜な一人でどこを弄って気持ち良くなるのかが分かるらしい。乳首を指で突くひなたから、彼女の夜の乙女事情を聞いていると、真鈴の意識が戻り始める。
「ぁぇ? ここは……」
美佳の頭を掴んで腰を振り、彼女の顔に射精した頃だった。
少女の眼鏡ごと汚された美佳が呆然とした顔を見せる。
髪、鼻、頬を汚し、透明なレンズにぷるぷるとした新鮮な白濁が載っていた。彼女の反応を気にもせず、俺は美佳の唇で亀頭に付着した白濁を拭っていると真鈴は乙女の悲鳴を上げた。
「きゃぁああむぐっ──!!」
咄嗟にひなたが手で口を塞ぐ。
そのまま催眠でも掛けるような声音で真鈴に告げる。
「な、なんで加賀ちゃんが!? ま、待ってっ、見ないで……!」
「分からないんですか? そもそも以前に見ていましたよね。今回は安芸さんの番というだけですよ。痛くないように私と花本さんでいっぱい解して、気持ち良くして、特別な夜に身体を重ねる。これが青春イベントでは?」
「た、爛れてるー!! 青春じゃなくて大人イベント! 全部見られてるから!?」
「殆ど延長上にあるから問題ありません」
さあ、と俺の怒張を掴んだひなたが彼女に挿入を求める。
トナカイの指示に従い、前戯の必要が無いほどに熱い身体で濡れた真鈴に密着するサンタだが、混乱の中にある真鈴に言わねばならないことがあった。
「ちょっ、ちょ……マジ、マジで……!?」
「落ち着いて真鈴さん」
「いや、でも裸で……ぁんッ! ……ま、まって、ヤダ……今、敏感で……」
柔らかく濡れた媚肉に怒張を擦らせて現実を教える。
何度か腰を揺すって、素股の良さを彼女に知って貰いつつ喘ぎ声を上げさせる。
「メリークリスマス。今年は子種をプレゼントだ」
「……本当にするの? 大人の階段上るの? ……せ、せめてキスとか……」
そんな乙女的なことをもにょもにょと小声で告げる真鈴と唇を重ねる。
強張った身体がキスの良さを知るまで、丹念に逃げようとする舌を重ね、拭うことを諦めるほどに唾液を絡ませ、歯茎や頬裏、舌裏を舐め取る。
唇の間に糸が引くほど、情熱的な口づけをしながら剛直を真鈴の媚肉に擦りつける。
「……拒否しないなら挿れちゃいますね」
啄むようなキス。本気になれば顔を背けて拒絶する位は容易い。
だが真鈴なそうはしなかった。諦めたのか受け入れたのか、よくぬめる媚肉を剛直が割り拓く間、赤らんだ顔でキスと密着を求めた。
ツンと尖った乳首が俺の胸板に擦れ、ゆっくりと脚が腰に回った。
「う……ぇ? ぁ……はぁ……ぁん……」
スローピストンでキスをする。
虚ろな表情で、ひなたと美佳のサポートを得た真鈴は、俺の剛直に馴染んでいく。トントンとひなたから教わった弱点を亀頭で擦り付け、押し付ける。
横から、前からピストンの度に弱点を抉り、彼女に悦びを教える。
「はっ、……んっ、ぁ」
涙声に近い嬌声。
背中に爪を立て、濡れた媚肉が奥まで竿を受け入れる度に蠕動する。
「んっ、ぁっ、やぁ……」
蕩け始めた声は性交を知った女の物だ。
俺の動き一つであられもない声を上げる度に、俺の中で暗い快感が背筋を奔る。
男に生まれたこと、雄であることが、誰よりも幸福に感じられる。
「ん、んっ、ぁンッ、はぁ……ぁあっ!!」
声を抑えるのを忘れたように、段々と真鈴の声が高くなる。
これまで交流する中で聞いてきた声とは違う、聞いたことのない大きな声で彼女は乱れる。身をよじらせ、突き上げる度に媚肉から新鮮な蜜を垂らし、彼女から様々な物が散る。
甘い香り。甘い汁。甘い声。
「……真鈴さん」
「あッ、ぁ、ぁ、あぁ、ぁぁあっ……!!」
目の前で女に作り変えられる先輩を、呆然とした様子で美佳は見ていた。
そんなことに目もくれず、彼女は浅ましく淫らになっていく。本能か自らの肌を擦りつけて密着し、より足を広げて体温を分かち合う。
じゅぷ、じゅぷと結合部からは下品な音が響く。
絶対に逃がさないと種付けするような体勢で腰を振る。
安芸先生のことを思い出しながら、真鈴を無心に味わう。
「んんぅぅぅっっ!!!」
真鈴の腰がビクンと跳ね、合わせるように吐精する。
マグマが噴き出すかの如く、溢れ出す白濁が少女の最奥を汚す。
息を整えていく。
別の誰かのことを考えながら雄脈の鼓動に合わせて彼女を抱き締める。罪悪感を押し潰す汚濁が彼女の膣内に広がっていくのを肌で感じ取る。
「は、ふ……」
余韻に浸る真鈴の吐息。
全てを受け入れたような諦観の吐息を聞きながら、俺は身体を起こす。
携帯端末に連絡が入る。ミッションはおおむね成功したらしい。
だが、夕海子が何かミスをしたのか、サンタの正体を知りたいという芽吹に襲われ逃げている最中らしい。「今年こそはサンタを捕まえて……むっ、動きが違う!?」などと言いながら攻撃を受けているという詳細な連絡を受けた。
「もう行ってしまうんですか?」
と、ひなたに迫られた俺は残りのフレンチトーストを食べて彼女とキスをする。
「俺はサンタクロースだからな」
そう告げて颯爽と戦友を救うべく行動を開始した。
「それで?」
「まあ、……余裕よ。その後は戦友たちと楽しくラーメン食べて」
「乱交という訳か。やるじゃないか。完全に好き放題して最低だな」
と、呆れた口調で告げるのは初代だ。
どてらを着て、ミカンをコタツに座って食べる姿は元居た世界ならレアだが、この世界ならもう見慣れつつある物だった。
「また見惚れたかい?」
「言ってろよ」
そんな光景をキッチンから見ながら作る料理がたった今完成した。
「という訳で鍋が完成だ」
年末年始は大抵の少女たちが家族と共に過ごしている。
寄宿舎組は別だが今年の俺は家にいる。
一人ではない。
「ところで半身」
「あん?」
「渡し忘れていた」
コタツに座った俺に、初代は包装された長細い箱を渡した。
リボンが付いたソレを見ながら、これは何かと目線で問い掛ける。すると彼女はおもむろにコタツからサンタ帽を取り出して頭に乗せる。
「メリークリスマス。……ああ、ほら、当日は帰ってこなかったから仕方がないという奴だ」
時期としては少し遅れている。もう年末だ。
いや、文句など無い。やや重たいソレを握って感謝を告げると彼女は食べ始めた。
俺も食べ始め、たまに彼女の皿によそっていると、ふと思った。
「なんて言うか、今年は……いや、今年も……楽しかったよ」
そう言うと初代は小さく笑ってお代わりを要求した。
締めはうどんだった。
いつも感想や誤字報告ありがとうございます。
おかげさまで、気づいたらこの回で作品の文字数が100万字到達です。読んでくれている皆さん、本当にありがとう。
今年の投稿は終わり。来年も続くと良いなぁ……。