新たな年となった。
……もう、あまり意味を感じない新しい年だ。見上げたところで変わらぬ空が俺を見下ろし続ける。夜になるのが早くなった世界でも学校は変わらず続く。
皆は知らないバーテックスや神との戦いに俺は変わらず関与はできない。
いてもいなくても変わらない存在、それが俺なのだ。
「……そんな卑屈にならなくても良いだろ。亮之佑は十分に手伝ってくれてる」
と、優しくフォローを入れてくれるのは勇者の若葉だ。
凛々しい横顔、紫紺の瞳に俺を捉える彼女は恥ずかし気も無く告げる。
「いつもいてくれて助かるぞ。これからも傍にいて欲しい」
「────」
「……何か言ってくれないか?」
「ワカバーン、しゅき」
「そうか」
「いや、そうかって……」
「知っているとも」
こういった主人公のような挙動をするのが乃木若葉だ。息を吐くように園子(中)を誑かし、ひなたをクレイジー巫女とし、千景にツンデレムーブをさせるエッチな女。
更にはこの世界に来てからはファンクラブなんて物ができる魔性っぷり。昼は剣を持ち夜は剣を咥える勇者である若葉は、今日もひなたに整えて貰った長い金髪をなびかせる。
「ん? 今日は亮之佑にやって貰ったと思うが?」
「そうだっけ?」
「ああ、よくできていると思うぞ」
くるり、と俺の前で一回転して後ろ姿も見せてくれる。若葉がよく見せる髪型はたまに園子の髪を弄って、『若葉とひなたごっこ』を楽しんで怒られる程度には思い入れのある物だった。
なびいた金髪はふわりと甘い香りが漂う。
その容姿端麗な姿に俺は思う。
世の中はやはり顔、雰囲気、性格、清潔感が全てなのだと。
どれだけ鍛えていても、ふとした仕草や匂い、柔らかさは女であると理解させる。
「……あまり変に褒めるな」
「──と言いつつ満更でもない若葉だった」
「止めろ」
ぐいっと肘で脇腹を突かれた俺は僅かに距離を取る。
元々くっついていたような距離を拳一つ分ほど取ると少し肌寒く感じる。
「あー、若葉の服の中に手を突っ込みたい」
「亮之佑はたまに頭のおかしいことを言うな……人はいないが、するなよ?」
「この冷え切った手を短パンの中に突っ込んで暖を取りたい。上着の隙間からブラを見上げて若葉の高尾山で手を温めたい……」
そんなことを言うと、引いたように一歩距離を取る若葉。
彼女の服装は体操服だ。長袖のジャージと同色のハーフパンツだが、陰影がはっきりと分かる膨らみがジャージ越しに主張し、すらりと伸びた素足がハーフパンツから覗く。
俺の視線に身動ぎする彼女は半眼を見せる。
「……変態が」
「ところで今日のブラは何色?」
無言で若葉は俺の尻を蹴る。
ベシッと布団を叩いたような音が無人の廊下に響く。
「こんなこと、以前の私なら……」
羞恥か怒りか僅かに頬を赤らめた彼女はボソッと呟く。
そのまま黙り込んだ若葉が手に持つのは重めの備品が入った段ボールだ。
「地味に備品が重いな」
困っている人を助ける。世のため人のためになるボランティアなどを勇んで行う部活動。
それは学校が休みの時でも、半日で終わりの時でも変わらない。あと数日もせず勇者部の慰安旅行があろうとも世界は変わらず、依頼は発生する。そして勇者部に休みはない。
「私が持とうか?」
からかうような口調の若葉に俺は少し考えて返答した。
「ひなたさんに怒られるから駄目」
「怒られなければ良いのか?」
学校の教師に頼まれた備品をしっかりと抱え直す。
運搬依頼として勇者部に舞い込んだ物であり、目的地である体育倉庫に到着する。
扉は既に開けられ、俺と若葉に手を振るのは微笑を浮かべる国土亜耶だ。
「亜耶。ありがとう」
「これくらいしかできないですが……」
ふるふると首を振る少女もまた体操服を着用している。
こちらはジャージとロングパンツという完全防寒だ。
「寒かった?」
「あっ、そうですね……少しだけ」
その言葉を裏付けるように握った彼女の手は少し冷たくなっていた。
にぎにぎと亜耶の小さな手を握り締めていると、若葉の手刀が俺と亜耶を引き裂く。いったい何のつもりかと若葉を見ると、イケメンフェイスの彼女は亜耶の手を握り締める。
「あまりむやみにこの男に肌を許すな。大丈夫だ、そういうのは私が対応しておくから」
「若葉先輩……」
まるで悪い人に捕まるなと指導を受けている構図に俺は納得いかない。
制服では汚れ、また動きづらいという理由だが普段とは違う彼女らの装いは、俺の脳に刺激を与える。そそくさと備品を指定された棚に置くとおもむろに携帯端末を取り出す。
「はい、チーズと」
「ちょっ!?」
パシャリと一枚。
被写体には驚いた様子の若葉と、にこやかに笑みを見せる亜耶。まるで幾千のオタクを相手にしたアイドルのような幼くも可憐で蠱惑的な美貌は、防人サークルを堕とした凄みがある。
ほんの数秒も無かったがピースサインすらしているのは余裕の表れか。
出会った頃から随分と成長した姿に俺が涙を見せると、
「亮之佑先輩、急に写真を撮ると困る人もいますから許可を取った方が良いですよ」
めっ、とやんちゃな子供を嗜めるような口調で亜耶が告げる。
この態度で芽吹たちが堕ちたのかと思うと、なんともいえない気分になる。
「ごめん……二人とも可愛くてつい……。記録に残したくてさ……駄目、だったかな?」
悲し気な顔を作って亜耶に問い掛ける。
「えっ、い、いえ、そんな……全然、撮って大丈夫です」
「ありがとう、亜耶ちゃん」
予想通りの反応を示してくれる亜耶に微笑みながら若葉に視線を向ける。
半眼で俺を見ていた彼女は溜息を吐きながら、俺の携帯端末を向ける。サッとピースサインを作る俺を、僅か一秒遅れて写真を撮った若葉は形の良い眉を僅かに逆立たせた。
「流石の反応だな」
「今のは……というか俺の携帯返して」
「ひなたも最近は更に撮影の腕を上げてきているからな。ほら、亮之佑も私の……
つまり若葉とひなたが二人でシている時は、あの携帯端末に卑猥な動画や写真が保存されている可能性があるのか。
それを指摘すると、顔を赤くして「そんなことをするか!」と掴みかかってくる。
しばらくの間、学校の床で柔道を楽しむ俺たちを亜耶がクスクスと笑う。
「お二人とも、とっても楽しそうですね!」
屈託のない笑顔でそう告げる亜耶は思い出したように俺の手を取る。
学校の床で半脱ぎ状態にさせられながらも若葉の耳を甘噛みと指でくすぐることで無力化していた俺は彼女を見上げる。
「……そろそろ、また教えて欲しいです。お師匠様」
「ふむ」
どこか真剣そうな眼差しで俺を見下ろす亜耶。
体操服を着用した可愛らしい姿だが、瞳に宿すのは確かな意思だ。誰かの役に立ちたい、その為に技術を習得したい……そんな思惑を感じさせる。
この変わらぬ世界で快楽はまさに劇薬だ。
あれだけ無垢で可憐で凛々しい少女たちも、次々と男を知って女となった。
目の前の彼女もまた、女としての矜持を僅かに見え隠れさせる。
それだけの月日が繰り返される中でも蓄積されたのだと感慨深さを覚えながら若葉の耳に舌を這わせる。ぶるりと震える若葉は赤らんだ顔で身を震わせた。
フニャフニャになるようにひなたが仕込んだのだろう。耳を軽く弄るだけで彼女は快楽を感じる身体となってしまった。
「ぁ……も、もう良いだろ。はなせぇ……」
「あむ」
「くぅん! は……ゃ……だめ……」
弱々しい姿を見せる若葉を強く抱き締める。
柔らかく、温かく、良い匂いがする少女は俺の腕の中で耳の甘噛みを止めた後も、しばらくの間身体を弛緩させていた。
若葉の髪に鼻先を突っ込み、匂いを嗅ぎながら俺は真剣な顔を亜耶に見せる。
目の前の出来事に何一つ動じない亜耶は俺を見返す。
「亜耶」
「はい」
「もう教えることは何もない。弟子は師匠を超える物だ」
「そんな! ……私はまだ亮之佑先輩に教わりたいことがいっぱい……」
「大丈夫。これから先、その純真さを忘れずに防人サー以外の少女にも手を出していけば、いつか俺を超えるのは間違いない」
「防人サー……芽吹先輩たち以外の人のことも、もっといっぱい知れば良いのでしょうか?」
「そうだよ。例えば……亜耶ちゃんを良くない目で見ている杏とか……ひなたさんもいいね!」
「良くない?」
「ああ。実は亜耶ちゃんに拘束されて滅茶苦茶に辱めて欲しいと思っているんだ」
「そうなんですか!?」
赤らんだ顔で「適当言うな」と呟く若葉の口元を手で塞ぐ。
どこか不安そうな亜耶の頭を撫でて、優しく抱き締めると亜耶は僅かな身動ぎを見せ、おずおずと背中に腕を回す。
白磁の肌に薄く朱色を差した彼女にそっと口づけをする。
「でも、どうしてもって言うなら特別な授業をしようか? ちょうど良い教材がいるからさ」
「……若葉先輩、ご教授ください」
亜耶の中でも研修を続ける中で若葉を教材と認識しているのか。
躊躇いなく教えを乞う亜耶の態度に、息を呑む若葉の体温が上がるのを感じ取る。俺と亜耶の視線を受けた教材は目を逸らしながらも、誤魔化すような怒気を俺にぶつける。
ドスッと拳が胸板を叩く。
「……新年の蕎麦の件、私はまだ許してないからな」
「それは……他の皆さんも怒っていましたね」
呆れつつも苦笑を混ぜたような亜耶の言葉に俺は思う。
異性と触れ合う中で面倒だなと感じる時がある。彼女たちに「たかが麺類」と言ってはいけない。
複数人で襲い掛かっては俺と歌野を引き剥がし、俺にうどん派であると宣言させた面倒な少女たち、その一人に優しく微笑む。
「俺はうどん派です」
と言った俺から目を逸らし、亜耶を見る。
好奇心旺盛な巫女の純真さのある眼差し、たまに友奈が見せるような微笑ましい視線が眩しいとばかりに若葉は紫紺の瞳を瞬かせ、静かに細める。
「……少しだけだからな」
どすっと俺の腹に拳を突きつける若葉は静かに合意を示した。
何度も日々を繰り返していると学校で行為に及んでない場所は無くなる。
屋上、部室、保健室、体育倉庫、廊下、ロッカー、準備室、プールや更衣室、普段使っている教室など実に様々だ。
夢でも現実でも、痺れるリスクに脳を燃やし、見つかるかもしれないという背徳感が背筋に電流を奔らせる。……いつの間にか破滅願望でも抱いてしまったのか。
「昔はもっとリスクとか考えていたのにな。これが老いか」
「老い、ですか?」
「そうだよ亜耶ちゃん。解消するにはエッチなことをするのが一番なんだ」
「そうなんですね、勉強になります」
危険を孕んだ状況で美少女を犯して自分色に汚す。
それは果てなき夜でこれ以上ない快楽だ。
酒、煙草、セックス。
学生ゆえに二つは禁止だが、年若い少女たちの中に放り込まれた黒一点と思い出と感情を共にして何も起きない筈が無い。無垢な少女と言っても淫欲に乱れることも当然ある。
目の前の若葉ですらそうだ。
柔らかく瑞々しい唇を奪うと、どこか慣れた様子で主導権を奪い返そうとする。
「ふっ……ん……、はむ……ンんっ」
空き教室。
この時間は誰も来ない。目に見える世界には俺と若葉と、亜耶だけだ。
目を伏せながらも俺と唇を重ねる若葉、啄むように上唇と下唇で互いの唇を甘噛みする度に、意識を目の前の存在にのみ向けていくのが分かった。
「……んん……っ、っ……」
俺の両頬に手のひらを宛がい、若葉から唇を重ねる。
映画の最後に見るような情熱的でロマンティックな口づけ。長い睫毛を震わせ、ちゅ、ちゅっと唇を重ね、離して、再び重ねる。
ジャージ越しに触れていると違和感に気づく。
いや、もともと薄っすらと気づいていたが指摘しなかったことなのだが。キスをしながら若葉のジャージ、そのファスナーを下げていく。
指定の白いシャツを彼女は着用していなかった。汗ばんだ白い肌と水色の下着、むわりと漂う雌の香りが鼻孔をくすぐる。どこか恥ずかしそうに耳を赤らめる若葉は誤魔化すように呟く。
「暑かったから着ていない……それだけだ」
「ふぅん?」
「ん……」
温もりのある肌、無駄な脂肪の無い腹部を撫で回す。ピクッと身動ぎする若葉は薄く目を開いて、俺の胸板に手を置くがそれ以上の抵抗はない。
は、あ、と荒い吐息はこれから起こる事への理解と期待と合意を含んだ物だ。さらりとした長い金髪を撫でると、若葉はからかうように俺を見つめる。
「さっきから人の髪を触って楽しいか?」
「楽しいよ。若葉の長い髪、俺は好きだし。ずっと触っていたいと思う」
「……よくスラスラと言えるな」
絹のような髪を指で梳き、形の良い耳をくすぐる。
呆れた口調で、しかし満更でもないような顔で俺の手に髪を、頬を、耳を、身体を委ねる若葉。既に熱を帯びるしっとりとした柔肌を撫でながら彼女の下着を見る。
水色の、可愛らしいレースの付いたブラは、彼女にしては男を意識したような下着だ。
「悪いか?」
「可愛い」
「……ひなたと選んだんだ」
「俺の為にか」
「自惚れるなよ。……前のは窮屈になったんだ。お陰で刀を握る時に邪魔で仕方がない」
「俺の刀を握っていれば良いだろ」
舌打ちされた。
その反抗的な態度を黙らせる為にブラを上に捲り上げる。ぷるん、と揺れる白い肉果と共に桜色の乳首を目の当たりにして、思わずかぶりつく。
「きゃあ!」
頭を叩かれながらも、ほんのりと塩味のする乳房を口にする。
同時にもう片方の生乳を揉んで手を温める。
手のひらに収まるが最近成長してきたと噂の若葉の乳房は柔らかい。パンケーキのような柔らかさと質感と共に俺の手に合わせて形を変えるいやらしさもある。
飴玉のように乳首を舌で弄り続けると、小さく彼女は震えて軽い絶頂に達したのが分かった。
「は……ぁ」
「イッた?」
「…………いや? 全然っ、まったく……というか、そういうことを聞くな」
爪で乳頭をカリカリと掻くと少女の喘ぎが漏れる。
彼女に抱き、ツンと尖った乳首を指で弄り続ける俺の下腹部は、先ほどから甘い快感と刺激を受けて涎を垂らしていた。俺の下腹部に顔を埋めている亜耶の髪が太腿を撫でる。
そっと口元を手で拭った亜耶は自らの頬に反り立つ逸物を擦り付ける。愛おしいという表現のつもりか、俺が教えた通りに柔らかな頬に先走りを染みこませる彼女は上目遣いを見せた。
「ん……ぷっ……、亮之佑先輩の……恵方巻みたいに太いです……」
「……そんなに大した物ではないだろ」
「その大した物ではない剣でヒィヒィ言っているのは誰かな?」
「わ、私ではないぞ。……剣とか言うな!」
引き続き口腔奉仕するのは亜耶だ。
小さな口で一生懸命に怒張を頬張る姿は頭を撫でたくなる健気さだ。ざらりとした小さな舌が雁に絡みつき、アイスを舐めるように唇と舌で亀頭に吸い付く。
上目遣いを見せて、ちゅぱちゅぱと肉竿をしゃぶる姿は健気で愛らしい。少女の口内で硬くなる怒張を僅かに前後に動かしながら、俺は若葉の乳房を揉みしだく。
「……っ、あっ……」
抗議の声は、俺の手が彼女のハーフパンツの中に入ったからだ。
ハーフパンツの中、ショーツらしき布地は僅かに湿り気を帯びている。秘裂部分を爪でカリカリと上下に擦ると、その範囲が広がり若葉の息遣いが荒くなる。
亜耶のさらさらとした髪を撫でながら、彼女の口内で贅沢に竿を唾液でコーティングする。合間に若葉からキスをさせ、濃厚な口腔行為をしながら乳房を揉み、乳首を指で好きに弄る。
赤らんだ顔、俺を見る瞳は熱に浮かされた病人のように揺れる。
「亜耶」
「ふぁい?」
肉棒を頬張る亜耶に、俺は試練を課す。
嫌がる若葉の背後からキスと抱擁、胸を揉んで拘束する間に、亜耶が彼女のハーフパンツを膝下までずり下ろし、水色のショーツをゆっくりと脱がす。「わ」と小さく声を上げた亜耶と俺は彼女の下着のクロッチ部分と恥部を繋ぐ透明な糸を目にした。
それを若葉に伝えると、ぎゅっと目を閉じて恥辱に震えていた。
「……亜耶?」
そのまま彼女の秘所をジッと見る亜耶に若葉が声を掛ける。
僅かに強張った若葉の秘所に、亜耶が無言で指を挿入する。
「……んッ!?」
「あっ、い、痛かったですか?」
「だ、大丈夫だ」
亜耶が微笑を浮かべて若葉の恥部を指で弄る。
俺はそれを見下ろしながら、若葉の反応を楽しみつつ、乳房を揉み、唇を奪う。荒い呼気の若葉は年下の後輩に乙女の花園を見られ、更には指で弄られる状況を受け入れているようにみえる。
諦観と快楽に流されたのか自ら舌を差し出す始末だ。
「ここですか?」
その間も、亜耶の学習は進む。
くちゅ、と水音を響かせながら若葉の膣内を指で探索する。そっと弱点を逃がし隠そうと腰を引かせる若葉を押し留めながら、硬い乳首を指と指で押し潰す。
「……ぁ」
「ここですか? ……ん? 芽吹先輩タイプですね」
と、亜耶は何か呟くと膣を弄る指を引き抜く。
先ほどまでは人差し指だったが、今度は中指と薬指だ。
「その、若葉先輩はもう結構濡れているので二本でも大丈夫ですよね?」
「よ、余裕だ」
「はい! では、失礼します」
さり気なく濡れていると言われて顔を赤らめる若葉だが、亜耶は既に若葉の顔を見ていない。少女の茂みに隠れた陰核を指で弄りつつ、指を挿入する。
しばらくして、若葉の息遣いが明確に変わった。
「…………ふっ、く」
「……えい!」
「んぁ! ぁっ!!」
膝が震えた。はッ、は、と犬のような吐息。
どこか蠱惑的な笑みを浮かべた亜耶の手の動きで、若葉の腰が跳ねた。
「ぅあ!? あっ、ぁんっ……~~~~ッッ!!」
しょわっと飛沫が亜耶の顔に飛んだ。
腰を逃がしても追い続ける亜耶の指に、腰を揺する若葉はあられもない声を上げる。年下の前からみっともなく逃れようとする若葉を羽交い絞めして、唇を奪う。
強引に作った静寂は、亜耶が若葉の秘所に顔を近づけて破られた。
「……んむっ、ん~~ッ!!」
踵が浮き上がり、若葉の手が俺の腕を握り締める。
腰を引かせようとするのを阻止して、寧ろ亜耶の眼前に恥部が来るように腰を押し付ける。チラリと俺を見た亜耶は素股するように媚肉を擦り現れた俺の怒張の先端に感謝のキスをして、再び若葉を味わうことに全霊を注ぐ。
芽吹や夕海子たち防人サークルを相手に培った愛撫力は若葉にも通用した。
恥毛や愛液で汚れた亜耶は構わずに指や口で悦ばせる。
「ふっ、んっ、ッッ……!! ──!!」
その奉仕の念は伝わったのか、鼻息荒い若葉が俺の腕に爪を立てる。
ちゅぷ、ちゅぱ、と小動物が水を飲むような音と共に、かくかくっと若葉の腰が揺れた。ぎゅっと握っていた手から力が抜け、覗き込んだ瞳には理性の光が消えていた。
「……はー……っ……まて、あや……」
「ここ、硬くなったので一緒に弄っちゃいますね」
陰核を舐め、吸い、ねぶる。
媚肉は弱点を指で弄る。同時の奉仕は若葉の腰を大きく跳ねさせた。
「ひ、ぁぁ~~~~ッッ!!! ぁああ……ッ!!」
若葉は立ったままの絶頂の余韻に浸る。
恍惚な表情は法悦の空に昇ったままで、口端からは涎が垂れている。すっかりと柔らかく俺の手に吸い付く乳房を揉みながら、立ち上がった亜耶と視線を合わせる。
濡れたハンカチを渡し、顔を拭いた亜耶は料理人の顔をしていた。
与えられた食材に調理を施し、最高の料理となるような丹念な愛撫は何も言うことはない。ふやけたような顔とホカホカになった身体をした若葉は食べ頃だった。
小さく舌を出した亜耶は小悪魔のような笑みを見せた。
静かに交わした唇は若葉の蜜液と亜耶の唾液が混ざった味だった。
「カーテン、開けて」
「はい」
従順に俺の指示に従う亜耶がカーテンを開く。
一人分の隙間、窓から覗く景色は学校の校庭が覗ける。
若葉はジャージを着ているが、ブラは上にずらし、ショーツもハーフパンツも下げた姿だ。まるで無理やり犯されたような恰好をした彼女の背中を押し、上半身を冷えたガラス窓にぺたりと密着させた。
「なっ! んっ……! 待て、これは流石に他の生徒や先生が……」
「騒いだら見つかるかもね」
愛撫を受けた乳首が冷えたガラスに触れた反応。
びくりと震える若葉の尻をそっと撫でると、挿入しやすいように腰を浮かせる。どの角度が男が挿入しやすいのか、実際に何度も背後から貫かれたからできる体勢で若葉は脚を開く。
視線を下げ、濡れた恥部を見る。
亜耶の愛撫は気持ち良かったのか内腿を伝う蜜液が床に垂れ落ちる。
尻を突き出した体勢の若葉の陰唇に、濡れた怒張を添える。
ゆっくりと雄竿を呑み込んでいく度に甘い痺れが俺と若葉を襲う。
「ぁっ……んんっ……」
若葉はガラス窓に頬を押し付け、呼気でガラス窓を曇らせる。
最奥部を貫くのは容易だった。
ぱん、と鼠径部が臀部を叩き、熟れた媚肉が怒張を締め付ける。
「ッ!」
いつもよりも締め付けが強い。
それを指摘しながら、亜耶に携帯端末を渡すと無言で撮影を始める。
「うる、さ……ぁっ」
ゆっくりと怒張を引き抜いていく。
雁が膣襞を擦り、若葉がだらしなく喘ぐ中、再び根本まで挿入する。
「ぁ、ぁぁ……」
恍惚の喘ぎ。
俺は若葉の腰を掴み、ピストンを始める。
徐々に速度を上げていくと、窓に押し付けた金髪が乱れ、ジャージの背中が揺れる。
「ンッ……ぁっ! ぁっあぁ」
抑えていた嬌声と、肉が肉を叩く音が空き教室に響く。
ガクガクと膝が震え崩れ落ちそうになる若葉の恥部から怒張が抜ける。ぷしっと潮が噴き、床を濡らす。窓から若葉が離れ、乳房を濡らした唾液や汗がガラスを汚しているのが見えた。
再び奥まで貫く。
今度は彼女の両手を引っ張りピストンを続けると、背中をのけ反らせる。
窓から離れ、そして押し付ける度に形を変える乳房が窓ガラスに広がった。汚れを彼女の生乳で拭うようにピストンを続けると若葉がチラリと俺を見る。
涙に濡れた瞳に亜耶が撮影していることに気づくと膣を引き締める。亜耶に伸ばそうとした腕は俺に掴まれ、やがて諦めたように俺にされるがまま犯された。
「まっ、かっ、ぁ────」
むにゅっと乳房が窓ガラスを押し潰し、子宮口まで亀頭を押し付ける。淫熱に浮かされた表情がガラスに映り、吐息の度に曇っては晴れるを繰り返す。
若葉の腹を掴み、ふらりと窓から離れた瞬間、若葉の腰が大きく跳ねた。
ぎゅううっと膣が怒張を締め付け、俺の意識が弾ける。
白濁が彼女の最奥に広がり、媚肉が収縮する。
「~~ッ!! っっっぁ!! あぁ~~~ッッ!!」
結合部を擦りつけ、若葉に密着する。
すっかり曇ったガラスから離し、口づけを交わす。
彼女から積極的に求めるキスは濃厚な物だった。
普段の理性を取っ払った本能と淫欲のみの浅ましい舌の絡ませ合い。
俺はそのまま彼女を空き教室の机に寝転がせる。
仰向けで倒れこんだ若葉はあられもない姿を晒し、僅かに開いた脚に愛液と白濁の混ざり物を伝わせる。確かに自分の物になった証明と荒い吐息で俺を見上げる情欲の炎を宿した瞳に、無言の誘いを受けた。
そこに気を利かせた亜耶が若葉に倒れ込む。
ジャージのファスナーを下ろし、薄い乳房を見せつつ、ロングパンツとショーツを脱いで無毛の恥部を見せる亜耶。覆い被さる亜耶に戸惑ったような若葉は口を開く。
「あ、亜耶?」
「こうすると悦んでくれますよ?」
「……」
少女たちの乳房が潰れ合い、若葉の腕がゆっくりと亜耶の背中に回る。
腹と腹が密着し、重なり合った陰唇がひくつき、白濁が僅かに滴る。どちらかに挿入しても、サンドイッチをしても良い。自らが料理に加わることで最高のディナーを提供する巫女。
「────」
亜耶と若葉。
二人の視線が俺に向けられる。
自分を選べ、とはどちらも言わない。
ただ、俺に全てを預けた。
気づいたら俺と亜耶は若葉を二人で貪っていた。
いつの間にか調達した疑似肉棒を亜耶は装着して若葉と繋がっていた。俺の肉棒は若葉の口内に収まり子種を流し込んでいた。ぐったりとした様子の若葉だが掴んだ乳房からは鼓動が伝わり、薄目で俺を睨みつつも竿を舐める姿に、未だに体力が残っていることに気づく。
「──あ、は」
汗だくの亜耶は若葉の腰を掴み、ブルブルと震えていた。
まるで初めて吐精したような絶頂に俺は声を掛けた。
「……卒業おめでとう」
「ありがとう、ございます」
「…………次は、私の番だからな……亜耶」
「は、はい。よろしくお願いします」
「若葉、マジで体力おばけじゃん」
「鍛え方が違うからな」
そんなことを言っていると疲れたのか、すぅっと意識が遠のいていく。
目の前の裸体に倒れ込むと、亜耶や若葉の声を聞きながら目を閉じる。
「ちょ……何やってんのよ」
声が聞こえて目を開ける。
まるで幽霊でも見たような、今にも吐きそうな顔をした少女が俺を見下ろしていた。制服姿でしゃがみこみ、スカートから黄色のショーツが見えるのも構わずに俺を抱き起すのは風だ。
「どうやら寝ていたらしい」
「乃木じゃないんだし止めなさいよ……風邪ひいたら悲しむわよ」
周囲を見渡すと既に夜となった学校だ。
電気は点灯しているが、消せば暗くなるのは間違いない。
「……」
夢なのか。
手足に痺れはなく、頭も動く。
どこか心配そうな顔を見せる風に遠慮なく抱き着きながら俺は頭を回す。
「風先輩」
「なによ? ほら、帰るわよ」
「その前に夜の学校、探索しましょうか。全裸で」
「絶っっっ対、嫌!」