ホテルの部屋は穏やかな雰囲気を漂わせていた。
大人の雰囲気と言うべきか、ベッドとテーブル、椅子にテレビ、そしてソファをオレンジ色の照明が照らしている。
「……良い匂いね」
ベッドに二人で座る。
千景の言葉に周囲を見渡すと、アロマの心地よい香りを漂わせるランプが壁に設置されていた。少女の腰に腕を回すとビクッと身動ぎする彼女が俺に目を向ける。
無言で少女の手を握ると、ほのかに少女の体温が上昇するのを感じる。黒と紅、少女の勇者服を連想させるドレス越しの肢体は柔らかく、長い黒髪からは女の体臭を漂わせる。
静かに千景の胸元に顔を寄せる。
顔で感じる柔らかい感触と共に「ちょっと……」と俺の頭を掴む半眼の少女に呟く。
「ぐんちゃんの方が良い匂いだよ」
「うわ……変態」
俺の言葉に罵倒で返しながらも、僅かに頬を緩ませる千景。
周囲には誰もいない。茶化す者も、カメラで撮る者も、誰も。俺を見る千景の瞳は照明に揺れ動き、そっと両頬に置いた手はしっとりもちもちしている。
見つめ合い、まるで犬とスキンシップを図るように頬を撫でる。
「んにゅ……にゃにを……?」
「なんかイチャイチャしたいなって」
「イチャイチャって……というかぐんちゃんってむにゅふ──」
犬に、ペットにするような感じで少女の頬をわしゃわしゃと撫で回す。しっとりとした柔らかな頬と手をくすぐる絹のような黒髪は俺を楽しませる。
千景は目を細めて、くぅーんと俺の手に頬擦りする。
しばらくの間、むにむに、と千景の顔で遊び、少し満足して手の動きを止める。
子供のような悪戯に上目遣いをする千景は、しかし俺を叱ることもなく、無言のまま自らの頬に宛がわれた手に重ねるように手を置く。
「あったかいわね」
露出した鎖骨に唇を置くと、くすぐったそうに彼女は小さく笑う。
息を抜くように、緊張を捨てるように、俺の身体にしなだれかかり、これからの行為が同意であるという証明のように、頬に唇を宛がう。
ちゅ、と柔らかな唇が触れる。
頬に触れた唇が、やがて俺の唇に遠慮がちに触れ、次第に積極的になっていく。
「ん──はむっ……っ……」
俺の胸板に手を置いて、少女の唇が重なる。
長い睫毛に縁取られた瞼から覗く瞳は喜悦に揺れ動き、官能を味わうような恍惚とした表情は、男を知った女にしかできないものだ。
「は、ちゅ……んふ……」
薄い乳房をドレス越しに押し付け、ゆっくりと首に腕を回す。
いつまでも味わっていたいとばかりに、身体は素直な千景は法悦を求めて唇を重ねて、慎ましい態度で男に求める。
「今日は素直だね、ぐんちゃん先輩」
「……別に。加賀くんとの時間もあまり無いでしょう?」
面倒になったのか、あるいは認めたのか、一々訂正していた呼び方への指摘すら惜しいとばかりに初々しい恋人のような口づけをする千景が、自らのドレスに触れる。
しゅるりと黒と紅の生地が下へと流れ落ちていき、白い肌が覗く。
やや上気したように薄っすらと朱色に染まった柔肌、鎖骨から黒のレースと装飾がされた大人びたブラジャーに包まれた乳房、腰肉と臍まで露わになって、
「……っ」
俺の視線に僅かに恥じらいつつも、ベッドから降りて立ち上がる。
腰肉で留められていたドレスは抵抗を失い、しゅるりと床に落ちて、広がる。恥ずかしそうに目を逸らした千景は黒のブラジャーとショーツという恰好で、手持ち無沙汰な両手を後ろに回す。
「いつものタイツが無いのは残念だな」
「どれだけ破きたいのよ。……いい加減にしなさいよね、もう本当に替えが無くて」
「その時は俺が買うから。デニールは好きにして良いよね」
「……好きにしなさい。今日は破れなくて残念ね」
「良いよ。代わりに自分で残りの物を全て脱いで」
「……っ、言うと思ったわ」
羞恥を誤魔化すように、呆れたような口調で溜息を漏らす。
僅かに朱に染まった肌を晒す彼女は、俺の目の前でゆっくりと背中に腕を回す。小さな金属音と共に黒のブラジャーが緩み、双丘と下着の間に隙間が生まれる。
無言で、目を伏せた千景は自らブラジャーを外し、慎ましい乳房を見せた。
「……」
白い肌、頬を赤らめる少女よりも薄い桜色をした乳首が俺の目の前にある。
ツンと上を向いた乳頭は既に硬くなっているのか、吐息を掛けるとビクッと震えた千景に睨みつけられる。
隠すような腕の動きで、薄い胸肉が寄せられ谷間ができる。
「可愛いね」
「……うるさい」
涙目で目を逸らした千景からブラジャーを奪い取りながら、ストリップショーを促す。それを見ながら少女のブラジャーで口元をマスクすると、汗と雌と少女の香りにクラクラする。
散々抱かれているというのに、ショーツのウエスト部分に指を引っかけた姿勢のまま、数秒ほど固まった千景はゆっくりと下ろしていく。
色白の下腹部、恥丘と黒の茂み、そして花弁とクロッチ部分には淫らな糸が引いていた。
「……っは」
ぶるり、と少女が震えた。
湿った吐息を漏らし、俺の手が彼女のヘアゴムを取り上げて、生まれたままの姿となった千景をベッドに寝転がらせる。
「俺を誘ってみろ」
「えっ……?」
「自分でこれなら誘えると思うエロいポーズをしてみろ」
こいつ……! という目線で俺を睨む千景にそれ以上の抵抗はない。
あらゆるゲームを堪能した少女だ。他の勇者部よりも、男が悦ぶ知識は間違いなく豊富だ。一緒にプレイしていたのだから分かるのだ。
艶やかな黒髪をベッドに広げ、仰向けで俺を見る千景は顎に手を置く。
「か、加賀くん……」
「なに?」
「……っ」
やがて、そっと目を逸らした少女は脚を広げる。
俺によく見えるように。
M字開脚をして、恥毛も、恥部も、菊座すら見せつける彼女は更に自らの陰唇に指を這わせる。
ふるる、と身を震わせた勇者はゆっくりと陰唇を左右に開く。
「──ください」
もう耐えられないとばかりに、奥から透明な愛液が垂れ落ちる。
ぬらぬらと光る恥部を見せつけながら、泣きそうな目で俺を見上げる。俺が向けた携帯端末のカメラから目を逸らし、唇を震わせる。
「優しく、抱いて……ください……」
「────」
その懇願が琴線に触った。
背筋を昇るような電流が奔り、怒張が限界まで反り立つ。犯さなければ、孕まさなければ、雄として彼女が自らの雌であることを理解させなければ。
もはや使命感すら感じる衝撃で震える俺を、半眼で千景は見上げる。
「……こういうの好きでしょ?」
少女は確信犯だった。
男を手玉に取る悪女そのものだった。くちゅ、と自らの指で媚肉を弄り、目元をとろんと緩ませる。ゆっくりと自慰に移行するように、指を恥部に浅く出し入れして挑発する。
「早く……抱いて……」
甘ったるい、媚びるような声に俺は誘われた。
俺はベッドに飛び込み、千景に覆い被さる。
もぞもぞと脚が動く少女を組み伏せると、うっすらと汗を帯びた乳房に勢いよく吸い付く。
「ぃひゥッ!?」
甲高い声を上げ、千景は俺の髪を掴んだ。
杏仁豆腐のような乳房を舌先で舐めながら、下部をなぞりつつ少女の乳首を指で弄ぶ。
小振りの乳房をねぶると、僅かに俺の後頭部を自らに押し付けるような動きを見せるが、俺はソフトに触れるにとどまる。
優しく、丹念に味わう。
桜色の乳頭は既に硬くなり、舌の上で転がすとビクッと震えた。
「ぁっ! ぁんっ……」
時折柔らかい乳房から、滑らかな腋を舐める。
じゅるる、と下品な音を立てて彼女に聞かせる。甘じょっぱいと口にして、羞恥を掻き立てられる千景は甘い嬌声を漏らす。
「ん、ふ……」
少女の柔らかな下腹部を亀頭で擦る。
先走りで少女の肌を汚し、熱い肉棒で肌越しに子宮を刺激すると、俺の頭に回した腕を強める。
同時に乳首を舐めながら、空いた方の乳房を手で揉む。
は、あ、と甘い呼気で腰を浮かせる千景の腕が俺の頭を離れて、そっと肉棒に触れる。
「硬いわね……」
俺の耳元に口を寄せ、ぼそっと千景が呟いた。
鼻息が耳をくすぐる中、彼女の親指が雁を刺激する。細い指が竿に絡みつき、まるで蛇のように執拗に締め付ける。
膣とは違った刺激に呻くと、俺の唇を奪う千景と目が合う。
──生意気だ。
「ふふふっ……ちょ、ちょっとズルい……もぉ……」
わしゃわしゃと脇腹をくすぐると竿から手を離して悶える少女。笑いながら見上げる千景に、俺は乳首への愛撫を強める。
カリカリ、と爪で乳首を引っかくと、彼女は切なげに首を振る。
「そこばかり……もっと強く……は、ぁぁ……」
「優しくって言っただろ?」
「……言ったけど、ぁっ、っ……」
腹部を上下させ、シーツを掴む千景は唇を噛む。
潤んだ瞳で、はぁーっ、と荒い息を吐くと小さく呟く。
「も、もう良いから……」
「何が良いの? 挿入して欲しいの?」
「……」
コク、と頷く千景に俺は笑みを見せる。
少女の顔に反り立った怒張を見せつける。自らを女にする竿を唇に近づけると、千景は当然のような顔でゆっくりと口づけし、温かい口内に招き入れる。
千景の唇はとろけるような感触だ。
上目遣いを見せる千景は、鼻息を根本に吹き掛けながら俺の肉棒に口腔奉仕する。
「んンッ……ぅぷっ……んふ……」
舌で。頬肉で。唇で。唾液で。
持てる全てで肉竿に口腔奉仕する少女は、先走り混じりの唾液を嚥下する。
舌が竿裏を撫で、じゅぽ、じゅぽっと水音が激しさを増す。徐々に激しく上下する千景の頭部が征服感を刺激する。
「んぷっ……んむ……ちゅ……」
そっと頭に手を置くと、少女は従順に口内から竿を解放する。
千景の唾液でコーティングされた怒張を、少女はどこか満足気な表情で見つめていた。ちゅ、と亀頭に唇を触れさせ「どうだった?」と言わんばかりの笑みで俺を見つめてくる千景に、
「……次は俺の番ね」
「えっ?」
俺の指は彼女が求める場所をなぞり始める。
黒の恥毛が汗や愛液で張り付いた恥丘。
俺を求める、熱く狭い穴の縁をなぞり、親指の腹を陰核に。
「まっ! ぁっ! それだめっ!」
優しく陰核の上を行き来すると、彼女は唇を結んだ。
「んっ、……ぅっ~~ッッ!!」
あっけないほど簡単に気をやった千景は静かに余韻に浸る。
少女の黒髪で怒張を扱いていた俺は、彼女の達した顔を見下ろし、十秒ほどしてから、体勢を変える。
「優しく、か……」
呼吸を整えようとする千景の乳首を執拗に弄る。
根本から先まで乳頭を指で愛でながら、問い掛ける。
「っは……ぁ……っ……!」
すっかり乱れた千景の身体は熱く、怒張が恥部を擦る度に、ビクッと小刻みに震える。
俺を見上げることを恥じらうように腕で顔を隠した彼女は、
「こ、このまま……顔が見えるように……」
囁くような要望と共に唇を結ぶ。
恐らく嬌声を隠そうとしているのだろう。無駄な抵抗なのに。
あるいはそれを見た俺を昂らせようと考えているのなら策士だ。にじゅ、と媚肉を割り拓き、怒張を押し付けて挿入する。
「ふっ……ぁ……」
腕を掴み、目を見開いた千景の顔を見下ろす。
両腕を片手で掴み、空いた手で乳首を弄る。正常位で彼女を貫くと、膣襞が竿を締め付ける。
狭い肉壺だ。
だが、関係ないと抽送を始める。狙う場所は決まっていた。
少女が、千景が悦ぶ場所を、乳首を弄りながら、臍の裏側の肉襞を硬くなった亀頭で擦る。
「んんんっっっ!!!?」
その瞬間、千景の腰が前後に跳ねた。
まるで生き物になったような激しい動きだが、それを押し潰すように怒張を叩きつける。
「お゛ッ!?」
腰が跳ね、蜜が飛ぶ。
普段なら荒々しく腰を振り、誰の物かを身体に叩き込むのだが、俺は優しいのだ。
「~~!! だ、だめっ!」
「嫌だ」
「ゃ……、ま、まって! そこ、そこをされると……わたし、ほんとうに──」
わななく唇から涎を垂らす千景に微笑む。
暴れようとする少女を優しく抱き締めて、
「ぁ、ぁっ、ぁあっ!?」
ゆっくりと肉竿を引き抜いていく。膣から外気に晒される竿にはねっとりと雌汁が泡立ち白濁となった物が絡みつく。
その際にも竿が千景の弱点となる膣襞を擦り、引き抜く程に蜜が溢れ出す。
「だめっ、だめぇっ……!」
大きく目を見開いて、俺の腰を太腿で叩き、本能に抗えずに腰を前後に揺らす千景に抱き着く。
「はーっ、はー……」
荒い呼気で俺の胸板に手を置く千景の奥へと竿を挿入する。
ゆっくりと、肉竿を挿入し、体重を掛けていく。
絶頂に達する確信があるのだろう。嫌々と首を振っては俺の背中を力なく叩く手が、ぱたぱたと腰を叩く太腿がピンと強張る。
「っ、ッ、~~~~ッ!!!」
貫かれただけで絶頂。
何度か腰が跳ね、小さく「イクッ」と呟いた千景は限界に達した。
「ふっ!? そこ、も、もうっ! んぁぁっ!!」
ぐりぐりと亀頭で奥を小突き、思い出したように彼女の悦ぶ場所を竿全体で擦りつける。
恍惚の表情で、肉竿を締め付ける千景が再び法悦の空を飛ぶ。
のけ反り、首と顎を見せる少女を無視して、優しく、抽送を続けると俺の胸板を押し退けて逃げようとする。
「あっ、もっ、もっ、ゃ……ぅぁっ、ぁぁっ、ぅぁああああッ!!」
絶頂が怖いのだろう。
普段は出さない大声を上げて、電気ショックを浴びたかのように身を跳ねさせる。
頬を涙が伝い、暴れる彼女を押さえて、膣を穿る。
「──!! んぁあっ! っは……!!」
彼女の膣が俺の形になるように少しだけ抽送を止めては、思い出したように亀頭で最奥まで押し込む。
根本まで挿入する時にも、引き抜く際にも彼女の気持ち良い場所を刺激することを忘れない。
「んっ、だめっ……かがっ、くぅん……っ」
「亮之佑君と言え」
「……りょ、りょうのすけ、くん」
「俺のこと好き?」
「……ッ」
ひたすらに千景のあられもない声に、執拗にピストンを続ける。
言葉の一つも素直に口にできない少女の口を割らせる為に、最奥に怒張を突き立てる。
「オラッ! 好きと言え!」
「んぁっ!? ぁ、す、すき、しゅきぃ……」
力強く抱き締められた彼女に、その後も天国と地上を行き来させる。
遂に泣き出した少女の顔が俺の首元に押し付けられ、脱力した身体は既にふやけきっていた。
「も、もうむり……むりです……ずっとイって……ゆるひて……ぁ、ぁー……」
千景の目は虚ろだった。
汗だくの柔肌を俺に擦りつけ、甘い呼気を耳朶に聞かせる。竿を引き抜く度に蜜を噴き、全身から芳香を漂わせる少女の身体はいつでも孕む準備ができているようだった。
「いっそ、ひといきに……」
もはや何をしても肉体が絶頂に達する。
口がだらしなく開き、大きく脚を広げ伸ばした少女。
彼女の膣は最高に熱く、俺の性感を限界まで昂らせていた。これ以上優しくすると長くはもたないだろう。
上体を起こし、千景を見下ろす。ぺちゅんと濡れた鼠径部がぶつかり、愛液が陰毛を濡らす。
「……はぁー……んっ、もっと……強く……」
ぐいっと千景の腰肉を掴む。
まるで玩具のように千景の媚肉に怒張を押し付ける。ベルトのように彼女の腰を掴む手に、千景の手が重なる。
「はっ、ぁ、ぁ、あ……!」
ぱんぱん、と肉を叩く音が響く。
小さな乳房が揺れ動き、千景は感じ入るように目を閉じて喘ぐ。
「んはっ! ぁっ、んっ……!」
少女ではなく、己の望むペース。
激しい速度でのピストンはあっという間に俺と千景を高みに連れて行った。
「……あああっっっ!!!」
「……っ!」
たっぷりと彼女の最も貴い場所を汚濁で汚していく。
征服欲、支配欲、その他の雄としての悦びを満たしながら、千景に身を預けた。
電話が鳴り、千景の動きがピタッと止まった。
淫欲に満たされた笑みと嬌声を自らの手で抑えて、俺の上で固まる。同時に膣を引き締める彼女に奥歯を食い縛りながら受話器を取る。
『お楽しみの最中ですか?』
「そうだね」
『ふふっ……もしかしてこの会話もプレイに組み込んだり?』
「どっちだと思う?」
『……教えて貰えますか?』
「駄目」
『それは困りましたね』
どこか甘ったるい声に聡明さを感じさせる。
目を細めると、耳朶に響く女の声だ。巫女の、ひなたの声。受話器の奥、ひなたの近くからは水音と共に他の女の間延びした声が聞こえる。
ざぶり、という湯を跳ねる音と共に鼻歌混じりの声が聞こえた。
『あ~……亮之佑はまだって?』
『しっ、ですよ、若葉ちゃん。静かにして下さい。凄い事しますよ?』
『す、すまない』
『もう……もしもし? まだ繋がってますか? ……いえ、変な意味ではなく』
『ひなた?』
受話器を耳に宛がう俺は、千景を見上げる。
赤らんだ顔、濡れた瞳には理性の光を宿し始め、自らの乱れ具合を自覚し始める。
俺に馬乗りとなって騎乗位をしていた腰は前後に動き、自ら生み出す官能に浸っていたが、その動きを止め、口元を手で押さえ赤面した彼女と見つめ合う。
「……ふーっ……ふーっ……」
ぐり、と少女の腰肉を掴み肉竿を擦りつける。
僅かに息を止め、嫌々と首を振る千景は俺を睨む。
「んっ……やめて……」
口元を押さえた少女の手が震える。
鼻息は荒く、しかし絶頂に達する寸前だった膣は蠕動を続ける。きゅうっと締め付ける雌穴の刺激は千景の我慢の証明だ。
他の少女に聞かれたくないのか、ゆっくりと口に置いた手を離し、俺の胸板に置く。
「ん……」
頭を垂れ、黒髪が俺の頬をくすぐる。
汗と雌臭が混ざった毛先が揺れ動き、荒い呼気の彼女がゆっくりと腰を上げるのが見えた。
ぬぷぷ、と白濁と愛液が混ざり合った怒張が姿を現していく。
「は、ぁ……」
『亮之佑さん?』
「あ、うん。先に二人でよろしくやってて」
『よろしくなんて……もう、亮之佑さんってば私と若葉ちゃんを誤解していますよ?』
「というと?」
『もう、してますよ』
『ひ、ひなた……ちょっ、そこは──』
『ふふっ、若葉ちゃんのココはすっかり大人ですね。もう……こんなに大きくなっちゃって……我慢しなくて良いんですよ? あれ? 若葉ちゃん? これは何ですか?』
『くぅ……っ』
「内容について詳しく」
『う〜ん……若葉ちゃんどうしますか? ……ふむふむ。あっ、若葉ちゃんったらもう……早く来てくれたら教えるかもしれませんよ? んっ、そんなところ……ぁん! もう……えいっ!』
『ふわぁああっ!! ……ハァ……ハァ……、亮之佑……ひなたは凄いぞ』
「知ってる」
内腿や結合部には透明な糸が橋を作っていた。
千景は徐々に怒張を引き抜き一度仕切り直そうとしていた。受話器を首と頭で固定しながら、頑張る千景の腰を掴んで、思いっきり腰を突き上げる。
「アンッ──!!」
ビクッと身体を丸め、口からはっきりと嬌声が漏れた。
俺を睨みつけ、慌てて緩んだ口元を手で押さえようとして、──逆に少女の両手首を押さえる。涙目で睨み、無言で嫌々と首を振る千景は、あまりにも俺の被虐心をくすぐってしまった。
パン、と鼠径部がぶつかる勢いで怒張を突き上げた。
「ぃひ!!?」
背筋をのけ反らせ、ぷしっと潮が散った。
「ィっ、ぁぁ、ぁあああっ──~~~~ッ!!!」
硬く結んだ唇が緩み、絶頂に達したことを認める声が響く。
「……ふ、っ……! ……! ──!」
俺に手を掴まれ、怒張に貫かれたままの少女は天国に昇る。海老のように反った背中がゆっくりと戻る千景だが、瞳は虚空を見つめ、濡れた唇からは涎が垂れ落ちた。
失禁か愛液か、じわじわと温かい物が結合部からシーツに垂れ落ちる。恥毛は愛液を吸って縮れ、竿を咥えた花弁からは愛液がどんどん溢れていた。
「……は、っ、ぁ……」
意識すら軽く飛んでしまったのだろう。ゆっくりと俺に抱き着くように倒れ込む彼女を受け止める。ビクッ、ビクッと震える少女の腰は理性の欠片もなく、下品に左右に動かして更なる天国を味わっていた。
もっちりとした尻肉を掴み、怒張を押し付けて喜悦を少女の最奥に刻み付けていると、電話の先にいる少女が呆れたような声で聞いてくる。
『……大丈夫ですか?』
「ああ、もうイくよ。色んな意味で」
『下ネタですか? ……いえ、なんでもありません。楽しみにしています』
『今の千景の声か? その……凄いな』
『若葉ちゃんも凄い声を出せますよね? デリカシーですよ?』
『いや、正直に言ってひなたの方が……待て、待て! 亮之佑助け──』
通話の切れた受話器を置く。
少ししてから意識を取り戻した千景は記憶が残っていたのか、顔を赤くして怒られる。
「あ、貴方ね……! こ、これからどんな顔して上里さんや乃木さんに会えば……ちょ、ちょっと……うやむやになんてっ、ぁッ、ぁぁ、ぁあぁっ!!」
ペチン、と尻を叩いて膣を締めさせる。
喘ぎ声を聞かせたことについて追及される前に突き上げる速度を速める。浮かせようとする尻を掴んで、最奥をひたすらに小突き続けた。
「止めなさっ……んんぅ~~ッ!!」
しばらくの間、女の声と水音と肉を叩く音だけが室内に響いた。
数分ほどで、千景の中で白濁が噴いた。
「っ……」
重たい少女の肉体がのしかかってくる。
黒髪が垂れ、俺の視界を暗くする。
「……」
少しだけ唇を重ねる。「亮之佑くん」と戸惑いがちに呟く千景を見上げるも、彼女から続く言葉はなく、代わりに唇を重ねた。
チラリと背後に目を向けると千景はシーツを巻いて寝ていた。
部屋を出て、バスローブを巻いて、事前に指定された部屋に向かう。
そこは和室だった。
畳の香りが良く、広々としていて、静かだった。
ここで寝てくれとばかりに布団が敷かれ、二人分の衣服があった。丁寧に畳まれて、それぞれ黒と水色の大人びた下着が置かれていた。
下着にはまるで見るという確信があったのか、メモ用紙が挟まれていた。丁寧に矢印と共にハートマークが記載されていた。
「……」
耳を澄ませると矢印方向から水音が聞こえた。
ゆっくりと部屋の端に向かい、窓を開けると涼しい風が頬を撫でる。両脇を壁で囲まれ、正面から外の海が見えるバルコニー、木の床を数歩行くと、目が合った。
「広い風呂も良いが、少人数でこじんまりした場所も風情があって良いと思わないか? 亮之佑」
湯水に蕩けた声で名前を呼ばれる。
「家族風呂って感じがする」
脚を濡らす湯水。
隅に置かれたランタンが、周囲を柔らかな光で照らす。
「確かに」
やや広め、とはいえ銭湯ほど大きくは無い木製の浴槽。黒の大理石の縁には小さな木桶が置かれている。手招きされて近づくと、妙齢の金髪美女が微笑む。
器用に頭に白いタオルを乗せ、真っ直ぐな眼差しで俺の全身を見る。
「まあ、その、色々としているが、家族みたいなものだろ?」
「……若ちゃん。残りの家族はどうしたの?」
「この時間なら、他二人は既に寝ているだろう。夜も遅いからな。……大人の時間という奴だな」
はにかむような微笑と共に、桶の中に入っていた小さなぼた餅を取り出す。一口サイズのぼた餅を爪楊枝で突き刺して俺に向けてくる。
食べると、モチモチの質感と餡子の甘さが身体に染み渡る。
「東郷さんじゃないな?」
「……二人で作ったんだ。美味しいか?」
柔らかな声で尋ねられて、否定の声を上げることなどできるものか。
静かに首肯をすると、金髪の美女は優しく微笑む。この笑み一つでどれだけの者を堕とせるのだろうか。俺を大好きな園子すらドキドキさせる悪魔の笑みだ。
「園子はやらないからな」
「なんの話だ」
きっと多くの初恋相手だったであろう若葉は裸体を浴槽に沈めながらも、ぷかりと豊満な乳房が浮くのが見えた。大きな胸は湯に浮く、そんな真実を若葉は教えてくれる。
「若葉ちゃん、張り切ってましたからね」
「ひ、ひなた! それは言わないと!」
「こういうのは言った方が喜ばれますよ」
クス、と小さく笑う声。
親愛を滲ませる声音は浴槽の縁から。浴槽の真ん中に座る若葉の隣から人一人分の隙間を空けて、浴槽の角の縁に座る黒髪の美女。
隠すような物は何もなく、ひなたは豊満な乳房や尻肉を見せる。ぱたた、と手で自らを扇ぎ、朱色に染まった柔肌を彼女は見せる。
チラリと俺の下腹部に目を向ける巫女は妖しい笑みを浮かべる。
「もう元気になりましたね?」
「思ったより即効性があるな。……もう一つ食べると良い。夜は長いんだからな」
「若葉ちゃん。本気ですね」
「茶化すな。……ひなたこそ」
「……ほら、ここには大人しかいませんから。さっきも話した通り察して下さい、若葉ちゃん」
何か仕込んでいそうなぼた餅の皿が入った桶を見せる若葉は浴槽から上がる。
ざばり、と濡れた裸体。形の良い大きな乳房や、薄く朱色に染まった鎖骨、くびれた腰肉や引き締まった腹筋、湯を含み肌に張り付くくすんだ金の恥毛と順番に視線を向ける。
対して、チラリと俺の下腹部を見た若葉はぶるりと震えながらも、目を逸らさない。
「ん? どうかしたか? 遠慮するな、私たちの仲だろう?」
隠すこともせず、腰に腕を置く若葉は大人の微笑を浮かべる。
その視線を掻い潜り、自らの乳房を片方持ち上げて見せるひなた。
「ええ、その通りです」
大人の若葉よりも更に豊満な乳房、尖頭が挑発するようにぷるんと揺れた。
ゆっくりと立ち上がり、肉付きの良い身体の全てを見せる巫女の手が自らの下腹部に伸びる。湯で肌に張り付いた黒の恥毛を通る指が媚肉に触れる。
ピンク色の花弁は卑しく光り、水音が聞こえるようだった。
「亮之佑。そんなところに突っ立っていないで一緒に入ろう。今なら、私が直々に身体を洗ってやるぞ?」
「亮之佑さん、風邪を引きますよ? ……早く来て下さい。せっかくなので、私も丁寧に御奉仕しますね。若葉ちゃんと一緒に……ね?」
若葉もひなたも普段に比べて成長した裸体を惜しげもなく俺に見せる。
大人の女、妙齢の美女二人が、互いの間に挟まるように空間を開けて、浴槽に手招きした。
どうしようもない程に肉棒が反り立っていく。
色香と芳香を漂わせる魅惑的な女二人の誘いに頭がクラクラする。まるで酔ってしまったような気分だった。
だが、まずは風呂だ。美女二人との風呂を堪能しなければ。
その後で犯し尽くしてやる。
その思いで、ゆっくりと脚を進めていく。