※この作品はR-18です。

果てなき夜で、貴方に愛を   作:毒蛇

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感想、評価、誤字報告ありがとうございます。


【番外】わかひな風呂

 絵に描いた美女のように微笑み続ける二人。

 歓迎しているのか、それとも男という料理を前に舌なめずりをする客のようにも見えたのは、きっと疲れていたからだろう。

 

「あら? お疲れのようですね。さあさあ、こちらへ」

 

 甘ったるい、媚びたような声音と蠱惑的な表情をしたひなたが俺の手を引く。一口サイズのぼた餅を口にしながら流し目を見せる若葉は無言で俺の手を取る。

 気遣うような手と、力強い手に引かれる。

 僅かに俺の顔から肉茎へと向けられる視線に淫熱を感じるも、まずは風呂である。

 

「あー……」

 

 ざぶり、と浴槽に脚をつけると頭の天辺にまで温かさが広がる。

 思わず「ふわあ~」と溜息を吐く俺に、分かるぞとばかりに頷く若葉と微笑むひなたに見守られ、二人の間に腰を下ろす。当然のような顔で密着してくる二人の柔肌は温かい。

 そっと伸ばした手で左右に座る女達の腿を撫でると、お返しとばかりに内腿に手を置き、撫でられる。チラリと目を向けると目が合う。

 

「こうして見る海は何も変わらないな」

 

「変わりませんね」

 

 露天風呂から覗く海は黒い。

 その先に見える神樹の壁は西暦時代からあった物と殆ど変わらないらしい。時代を経ても同じ物を見ているということに言いようのない感慨深さを感じながら二人を抱き寄せる。

 抵抗はなく、寧ろ率先して太腿が触れ合う距離にまで妙齢の女たちは積極的に近づいてくる。娼婦よりも色気を醸し出す女たちは柔らかな身体を預けてくる。

 独特の弾力がする尻肉が太腿にぶつかって形が変わるのが分かった。

 

「ん……」

 

「ぁっ……」

 

 触り心地がある女たちはどこか切なげな目で俺を見上げる。

 むにゅ、と豊満な乳房が腕に押し付けられて、厭らしく形が変わる。は、ふ、と甘い吐息を漏らしながら、形を変える乳房、硬くなった尖端を胸板に擦りつけて来る。

 

「男の子の身体って感じですね」

 

「ふむ……無駄な脂肪が無いな。ちゃんと鍛錬している証拠だな」

 

 当たり前のような顔で俺の胸板や腹筋に触れる女たち。

 指でなぞり、あるいは無遠慮に手のひらと、意識もせずに乳房を押し付けて口々に語る若葉とひなた。時折指先が竿や亀頭にぶつかるのを「事故」と言いながら俺の身体を弄ぶ。

 女たちの触れる手は優しい物だったが、亀頭や肉竿を這う指の動きは射精を促すものだった。

 

「そんなに触りたかったのか。もっと触らなくていいの?」

 

「それはどこのことを言っているんだ? 言ってみろ、亮之佑」

 

「セクハラですよ、若葉ちゃん。……ぁっ」

 

「二人はあんまり鍛えてないのか? 胸筋が柔らかいな」

 

「んっ……そこは何故か増えるばかりなんだ」

 

 さらりとした髪で肩をくすぐる二人の身体に俺もまた触れる。もっちりとした尻肉を撫でながら、くびれて引き締まった腰肉や腹筋を撫で回す。

 こうして左右で比較していくと、ひなたの方がやや肉付きが良い。もちろん太っている訳ではないが鍛錬量の差だろう。

 湯水に目を向けると、揺蕩う金と黒の恥毛の他に二人の白い太腿が目につく。やや太いのはひなただが、尻の大きさは若葉も負けてはいない。

 

 女たちの太腿の隙間に手を入れて、数秒ほど恥丘に触れる。

 肉厚でぷにぷにとした恥丘を指で弄り、鼠径部をなぞる。その指で上に移動して再び腹肉を撫でる。俺の指が動く度に、彼女たちはビクッと小さく震える。

 

「は……ぁ、あの……亮之佑さん」

 

「もう我慢できないの?」

 

「そう、ではなくて……」

 

 単純に女体を手で堪能していたのだが、ひなたにとっては別の意味に感じたのだろう。

 小さく頬を膨らませて、下腹部を撫で回す俺の手を静かに叩く。

 

「……あ、あんまりお腹は触らないでください」

 

「柔らかくて好きだけど」

 

「だ、駄目です。触るなら……こっちに」

 

 上目遣いで俺の手を腹から剥したひなたは、そっと自らの胸元に置く。若葉よりも大きく、形も整い、色も薄い乳房に俺の指が沈んだ。

 湯で温まったからか、ほんのりと赤くなった肉果を手で揉む。そっと若葉の乳房にも触れると彼女は静かに息遣いを変える。

 手のひらに吸い付く柔肌は引っ張ると肉が伸びる。爪を乳首に立てる。

 

「ひぁ!」

 

「んっ!」

 

 ひなたが身をよじらせ、ますます俺の胸板に片方の乳房を押し付ける。同様にこちらも見ろとばかりに乳房の形が変わるほどに強く擦りつける若葉。

 二人の乳房を握り、俺は左右交互に乳房の先端を弄って──、

 

「あっ、そ、そうでした……甘酒を持って来たので飲みませんか?」

 

 これ以上の攻めは獣になると思ったのか、甘い吐息と共に巫女が提案する。

 コテン、と頭を肩に置いて、耳元に囁く。

 その誘い方に苛立ちを覚えた俺は、彼女の瑞々しい唇を奪い、二人の乳首を弄ってから、ゆっくりと頷く。

 微笑を浮かべたひなたは俺の手に身動ぎしながらも、どこからか流れて来た木桶を手に取る。

 

「ふふっ……変な物は入っていませんよ」

 

 優し気に笑って、俺にしなだれかかる巫女は木桶から瓶を取り出す。やや高級感のあるラベルが貼られた瓶、酒精が香る中身をトクトクとお猪口に注いで。

 

「こんな甘酒あったっけ?」

 

「はい、若葉ちゃん」

 

「ん、おお……」

 

 当然のような顔で受け取った若葉がチラリと俺を見る。

 無言で若葉の乳房を揉み、乳頭を指で擦ると、んっ、と嬌声を漏らした彼女は一息に飲み干す。美味しかったのか、無言で赤い唇を舐め取る女が見せる得意顔に思わず唇を奪う。

 だが、しっかりと味わった女の口からは僅かな酒精しか味わえなかった。

 柔らかな唇を甘噛みしながら、若葉に怒張を優しく弄られると、ひなたに声を掛けられる。

 

「亮之佑さんの分はこちらですよ?」

 

 振り向き、驚く。

 ひなたが豊満な乳房を片腕で寄せると深い谷間が生まれる。鎖骨から伝う湯水や汗が滴となって彼女の谷間に溜まっていく。

 そこに瓶を傾けようとしているが、重いのか僅かに震えている。滑らかな腋を見せるひなたの手から瓶を取り上げて、俺の手で彼女の谷間に酒と汗と湯をブレンドした湖を作り上げる。

 

「……どうぞ」

 

 妖艶に笑って、巫女は自らの胸を差し出す。

 ぷるりと揺れ動き、僅かに甘酒がこぼれおちる。肉の器は雌と酒精が混ざり合った香りを放ち、思わず顔を埋めて、じゅるるっと啜らせる。

 

「あんッ! まるで犬のようですね……」

 

「りょーのすけんだな」

 

「……若葉ちゃん?」

 

「わ、わん」

 

 恍惚な表情で乳房を俺の顔に押し付けるひなたの乳肉と甘酒を呼吸を忘れてしゃぶりつく。舌を生乳に這わせ、下から上へとアイスクリームを舐めるように動かし、口づけ、啜り舐めて味わう。

 顔に広がる乳肉の感触と口から味わう酒精は俺に元気をもたらしてくれた。

 他の勇者よりも豊かで、瑞々しく、張りのあるひなたの乳房。中身が無くなるとサービスなのか生温い乳肉で俺の顔を叩く巫女の口元には小さな笑みが浮かんだ。

 

「胸が本当に好きなんですね」

 

「ひなた。亮之佑ではないが、私もひなたの胸が好きだ」

 

「若葉ちゃん……!」

 

 谷間の底、下乳から付け根まで舐め尽くし、更には乳頭も同時に唇に含む。

 甘酒に濡れた乳肉を甘噛みし、その度に赤くなる乳房に吸い付く。

 犬のよう? いいや、赤子のように、ひなたの赤ん坊となって豊満な母性の象徴に歯形と口づけの痕跡を残していく。

 手のひらで捏ね繰り回し、男の欲望のままにひなたの乳肉を汚していく。

 

「んっ、は……」

 

 男の歯と舌に汚された乳肉は、それでも揺れ動いて挑発する。

 いつの間にか巫女の唇と唇を重ね合わせ、舌を絡め合わせていた。そのまま唇と舌、そして生乳を交互に味わっていく。

 

「ひんッ! ぁっ、はぁぁ……」

 

 ミルクプリンのようなひなたの白い乳房にかぶりつく。

 ひなたの身が反り、その分だけ突き出した乳肉が俺を雄へと至らせる。いつの間にか抱きついてきて、柔らかな腹部や恥毛、太腿を擦りつけては、あられもない喘ぎ声を耳元で巫女が聞かせる。

 身体に力を入れて、彼女を抱き抱えたまま立ち上がる。火照った身体に外の風が心地よく、荒い呼気を漏らすひなたに浴槽の縁に座らせられる。

 背後にはいつの間に用意したのかマットレスが置かれており、いつでも寝転ぶことが可能だ。

 

 同時に柔らかな笑みを見せる巫女は小さな瓶からオイルを手に垂らす。花の香り、見せつけるように乳房や腹部から恥毛に塗りたくる彼女は淫靡な視線と共に抱き着いてくる。

 

「それは?」

 

「香油です。舐めても問題ないですし身体からストレスを除去する効果があるんだとか」

 

「ひなたさんと同じ匂いになるってこと?」

 

「ええ、そうですね。一緒ですよ。……東郷さんに嫉妬されるかもしれませんね?」

 

 優雅でエレガントな香りはバラだろうか。

 小首を傾げて抱き着いてくる彼女は、俺の背中に自らの乳房を押しつける。にゅるりと肢体が俺の身体の前面を撫で回す動きに遠慮はない。

 恥毛を臀部に擦りつけ、腹部を背中に押し付け、引っ張られた腕を乳房に挟み込む。

 

「お客様、如何ですか?」

 

「ひなたさんだったら、俺がずっと指名するね」

 

「ありがとうございます。おまけに本日の自撮りを一枚差し上げますね」

 

「わ、私も指名するぞ」

 

「若葉。若葉は指名される側だから」

 

「なんだと!?」

 

 鼻孔を包む優しい香りは心を和ませつつも、下腹部に血を巡らせる。

 それを覗き込んで、「まあ」とわざとらしく驚いてみせたひなたは乳首を肩に擦りつけながら耳元に囁く。

 

「相変わらず立派ですね。これで貫かれたら……もう、お布団でしますか?」

 

「まだひなたさんに洗顔して貰ってないな。それに若葉に餌も」

 

「餌ってどういうことだ」

 

「おらっ」

 

「……いや、分かってはいたが」

 

 反り立つ怒張を若葉の前に差し出す。

 僅かに息を呑む彼女はゆっくりと近づいて来て、あーんと口を開く。開いた唇、そこに亀頭が触れるが位置をずらして頬を叩く。

 若葉は無言で顔を動かして肉竿を追いかけるが陰茎は回避する。

 口に含もうとする若葉の動きを避け、左右の頬を怒張で叩く度に、徐々に彼女の表情に被虐と怒りが浮かび始める。ジロリと睨みつける若葉の顔に竿を置くと陰嚢を掴まれる。

 

「……あまり遊ぶな。怒るぞ」

 

「若葉の顔が心地よくて」

 

「変態め」

 

 叩くだけではなく、肉棒の温度を伝える為に彼女の頬に宛がう。片目を閉じて頬で竿を受け止めた若葉は、今度こそ亀頭に口づけする。

 ぬぷ、と濡れた口内に怒張を受け入れて、頬肉や舌で俺を歓迎する。

 

「ん、んっ……」

 

 すぐに舌圧が強まり、そのまま亀頭や雁裏に絡みつく。

 まるで蛇のような動きで先走りを吸い出し、こくりと唾液ごと嚥下する。俺の太腿を掴み、豊満な乳房を陰嚢や竿の根本に擦りつけ、挟み、柔らかさを伝える。

 怒張を挟めるだけの大きさがある若葉の乳房、その先端が肌を擦る。その間にもゆっくりと顔を鼠径部に近づけ、怒張を根本まで呑み込んでいく。まるでプロの動きだった。

 

「んぷっ……おっ……」

 

 形の良い眉をひそめながら、しかし彼女はフェラチオを止めない。

 竿を包む唇に隙間が生まれ下品な音を立てる若葉は、何度も顔を上下させ、わざと音を立てる。若葉の指は愛剣を慈しむように陰茎の裏を撫で、陰嚢を揉み、声なき声で射精を促される。

 

「若葉ちゃん。挟む方が良いのでは?」

 

「む? ──ぷはっ、それもそうか。これが好きだもんな」

 

「ええ、大きいのが好きですから」

 

「ち、小さいのも……」

 

「いや、千景と一緒にシた時に気づいたがやはり大きい方が嬉しいようだ。これの反応が違う」

 

「叩かないで。園子ができなくなるだろ」

 

 ひなたほどではないが、豊満な若葉の乳房。

 持ち上げて見せつけるように白い肉果を揺らした彼女は、俺の視線に対して微笑を浮かべると、怒張を挟み込む。肉壺とは違う締め付け、同時に亀頭を咥える若葉に俺は思わず呻いた。

 柔らかさの中に、コリコリとした乳首が亀頭をくすぐる。ひなたに香油を垂らされた乳房の中はぬめる媚肉、先端は口内に包まれて多幸感を感じる。

 

「ぐっ……」

 

 気持ち良さはある。

 だが、それ以上に、あの若葉に奉仕させている。その事実と快感に呻く。

 

「ん……、ふっ……」

 

 そっと彼女の髪を、頭を掴むと、鼠径部に鼻息を吹き掛ける若葉は執拗な愛撫を続ける。

 さらさらとした髪の毛は俺の指に心地よさを与える。いつまでも触りたいと思わせる感触で、そっと若葉の頭を撫でると何かの合図と誤解したのか、唾液を絡めた竿を一息に啜る。

 以前に比べれば娼婦の如き奉仕力を身に着けた彼女に俺はゆっくりと背後のマットレスに倒れ込む。先ほどから背中を優しく擦っていた豊満な乳房が見え、ひなたが俺を見下ろす。

 滑らかな腋を指でくすぐると、小さく笑みを見せた巫女は、

 

「洗顔しますね」

 

 ずしん、と音がするような乳房が顔に乗る。

 香油に濡れた乳房の質量に息が止まるかと思った。唇に触れる生乳が顔を優しく叩く。香油に濡れたひなたの双丘が顔に圧し掛かる。

 彼女の桜色の乳首は硬く、思わず唇が含んでしまう。まろやかな質感と独特の弾力を返す乳房に唇の力を強めると、ひなたは目の前で恍惚とした吐息を漏らした。

 

「ぁ、あぁん……」

 

 伸ばした指がいつの間にかひなたの媚肉に収まっていた。

 指一本、曲げた先の膣襞が引き締まって、悦ぶひなたは俺の顔に左右前後に乳房を押し付ける。いやらしく形を変える中、乳首を口に含む俺は無意識に腰を揺する。

 伸ばした片手は、若葉の頭に乗った。

 

 ちゅぽ、つぽ、と。

 若葉は鼻息を荒くしながらも、従順に陰茎を喉で絞る。

 

「……っ」

 

 鼻を肉棒の根本に押し付け、苦し気に呼吸しながら喉を窄める。柔らかい舌が雁を舐め取り、口端から下品な水音を漏らす。

 顔には乳房を乗せられて、時折ひなたに唇を奪われており、視界の全ては巫女の物だった。

 

「んむ……っ、ぅ……ふ……」

 

 ひなたに視界を覆われた中、伸ばしていた手を動かし若葉の髪の毛を撫でる。

 

「若葉ちゃんの髪の毛が好きなんですか?」

 

「好きだよ」

 

「良かったですね、若葉ちゃん。お手入れした甲斐がありましたね。いっぱいサービスしたらどうですか?」

 

「んンッ……!?」

 

 動揺したのか、僅かに歯が竿を擦る。

 それを誤魔化すように若葉は俺の腰に腕を回し、熱心に顔を前後させ、ちゅううっと竿を吸う。

 彼女の猛攻に、俺は射精衝動が抑えきれなくなった。

 

「あ……ッ!!」

 

 噴き出した白濁が若葉の口内を汚していく。

 ひなたの恥部に貸していた指を折り曲げて、押し付けられた乳房に呼吸ができず意識が遠のきそうになりながら汚濁を若葉の口腔に塗りたくる。

 

「っ……んむ……」

 

 若葉は口内の精液を飲み込んだ。

 ごくっ、と嚥下する音を聞かせ、更には亀頭に吸い付き、残った汚濁すらも絞り取る。やや苦し気な顔だったが、ひなたが渡した甘酒の入った小瓶ごと若葉が一気に飲み込む。

 

「ぷはーっ!」

 

「良い飲みっぷりですね、若葉ちゃん」

 

「うむ。……これは一緒に飲むといいかもしれないな」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ。……というかひなたも私が……その、シている時に変なことを言うな。咽るだろ」

 

「なんのことですか? あっ、私も頂きますね」

 

 きゅぽっという音と共にひなたもまた瓶の中身を口に含む。

 ……と思っていたら、端正な顔が俺の顔に近づいてくる。若葉の目の前で唇を重ね、甘く冷たい液体を飲まされる。

 それだけで、怒張が硬度を増し始める。

 ──と、俺の下腹部に何かが絡みついた。

 

「まだ、できますよね?」

 

「効果が凄くないか」

 

「ふふっ、特製甘酒です」

 

 ひなたの肉竿を包む手は優しいが、射精を求める動きで、陰嚢を二、三度と揉む。

 それを見た若葉が浴槽から立ち上がり抱き着いてくる。

 

「ほら、寝るには早いぞ。私たちを本気にした責任を取れ……孕ませてみろ」

 

 湯に浸っていたばかりの温かい身体を押し付ける若葉は、微かな笑みを浮かべて俺を起こす。

 淫熱を帯びた眼差しは雄を捕食しようとする雌の物だ。

 

「んっ!」

 

 左手で若葉の腰を抱き寄せ、右手でひなたの腰を抱き寄せる。

 抵抗もなく、寧ろ差し出すように突き出された乳房を交互に口に含んでいく間にも、俺の剛直を二人の手が触れた。

 女二人の愛撫に怒張が苛立ちを抱いていくのが分かった。

 

 その苛立ちを理解しているとばかりの顔で。

 大人の余裕を身に着けた若葉が恥毛を下腹部に擦りつけながら耳元に囁いてくる。

 

「……どちらとしたいんだ?」

 

 下腹部に響く声音。

 端正な顔に蠱惑的な表情を見せる若葉に視線が吸い込まれる。紫紺の眼差しは俺を映し、脚には濃厚な蜜が流れ落ちていた。

 

「亮之佑さぁん」

 

 甘く媚びた声色。

 振り返るまでもない。ひなたの声だ。

 どこまでも男に振り向いて貰おうという娼婦の如き甘ったるい声だが、彼女が触れる手、いつの間にか黒いゴム手袋をつけた手が若葉の尻に伸ばされる。

 痴漢するような怪しい手つきに、若葉が目を見開く。

 

「っ!? ひ、ひなた──」

 

「若葉ちゃんを犯して頂けますか?」

 

「──うひッ!?」

 

 ピン、と若葉の背筋が伸びた。

 大きな目を見開き、俺の肩を掴む彼女は俺の顔を見て、俺ではない遠くを見つめていた。

 わななく唇が、歪む。

 

「か、ぁ……ぇぁ」

 

 ぬちゅ、という水音は尻の方からだ。

 若葉の臀部に手を回すひなたは、俺の手を自らの親友の媚肉に置かせる。

 突き出された恥骨、くすんだ金の恥毛は肌に張り付き、花弁から垂れる愛液が手を濡らす。

 

「ひ、ひな……」

 

「亮之佑さん。若葉ちゃんって……耳だけじゃなくてお尻も弱くなっちゃったんですよ」

 

「ち、ちがっ────」

 

 ゆるりと弧を描くひなたの赤い唇。

 息すら止めて、小刻みに震える若葉は俺にしがみつく。尻だけはひなたに差し出す彼女は、涙に濡れた顔を見せる。

 まるでどうしようもないほどに調教されてしまったかのようだ。

 

「んっ……ゃ、え、……おっ、おひり……」

 

「さっきも、こうして若葉ちゃんのお尻を弄ってたんです。んっ……」

 

「ふわぁぁぁっ!! きゃっ……ッ!!」

 

 一瞬で。

 あれだけの余裕を見せていた若葉が陥落した。

 肩に爪を食い込ませ、脚を震わせる若葉を俺が支える。耳を弄った時と同じような状態になるまで、知らない内に親友に調教されたのだろう。

 口から涎と舌を垂らし、とろんとした眼差しで、少女のように小刻みに震える。 

 

「ぁひっ、ヒィ……ひなたっ、……だ、だめ……」

 

「ダメですよ。さっきのようにお漏らししましょうね?」

 

 俺の目の前で若葉が犯されていた。

 ひなたに尻穴を攻められ、凛々しい女騎士のような相貌はくしゃくしゃになり、巫女の指に応じて喘がされる。

 

「前に亮之佑さんに貸して貰ったエッチな本を見て思ったんです。──若葉ちゃんって実は耳だけではなくて、お尻も弱いんじゃないのかなって」

 

「……ぁ、ぁ、ぅぁぁあ……!!」

 

 若葉の全身が小刻みに振動する。

 小娘のように喘ぐ彼女の腿を新鮮な蜜が伝う。俺を見上げる若葉の泣き顔に鼓動が高鳴り、思わず唇を奪ってしまう。

 

「若葉……」

 

「ぅぁっ、ぁ、ぁひぃ~~~~ッ!!」

 

 はむ、と若葉の耳を甘噛みする。それはひなたもだった。

 考えることは同じで、この勇者たちのリーダーをどこまで堕とせるのか、それだけが頭の中にあった。

 この美しく凛々しい女を自分の手で汚してしまいたい。

 根底にあるのは、いつだってそんな醜い欲望だ。

 

「若葉ちゃん……好き」

 

「若葉……堕ちろ」

 

「は、はっ、ひ……!!」

 

 尻に指を挿入されたであろう若葉は、左右に顔を振っている。

 金髪越しに若葉の耳を甘噛みするひなたと目が合う。痛いほどに反り立っている怒張は大人の女を屈服させたいらしく、先から涎を垂らしていた。

 相棒の欲求に答える為に、媚肉に亀頭を押し当てる。

 息を呑む彼女は首を振って、爪先立ちで逃れようとする。

 

「ぁ……! ゃだっ、だめ、いまは……りょうのしゅけ……っ!」

 

 若葉の目は虚ろだった。

 涙目で、口はだらしなく開かれ、持ち上げられた片脚が震える。ちゅぷ、と陰唇が亀頭を呑み込み、うねる媚肉が絶頂の準備に入っていく。

 

「……! ぁ……!! あ゛ッッ……!!」

 

 立ったまま、根本まで怒張を突き上げる。

 あっけないほどに雄を咥え込んだ媚肉は、比べ物にならない程に熱く、痛いほどに締め付ける。

 竿の裏筋に、僅かに普段と違う違和感を感じるが、ひなたの指と気づいた。彼女も気づいたのだろう、指を僅かに動かすと媚肉が蠕動した。

 

「こ、こんにゃ……ま、前だけじゃな、く、後ろ……?」

 

 俺とひなたで若葉の両穴を貫く。

 怒張と指。

 は、は、と舌を垂らした若葉はどちらかを抜き差しするだけで簡単に気をやった。

 

「~~~ッ!! ぅぁぁっ!!」

 

 びくっと若葉が背を反らせる。

 その反応は、どちらかというと耳と尻を弄るひなたによって引き起こされたと感じて、俺も対抗心で竿を突き上げる。

 目指すは彼女が悦ぶ弱点。

 若葉を女に変え、雄の支配欲を刺激するざらざらした場所。

 

「ま、まて……」

 

 直感で俺が何をしようとしたのか理解したらしい。

 腰を引かせて巫女に尻を弄られ、胸が潰れるほどに身体を押し付ける。

 

「動かないで下さい」

 

 と告げるひなたの指が若葉の下腹部に伸び、陰核を指で弾く。

 

「ぅぅぅっっ!!!」

 

 ぱん、と鼠径部をぶつけ合う。

 恥毛が絡みつき、汗や潮が跳ねて浴槽を汚す。

 

「ああんっ!」

 

 外に聞こえるような嬌声。

 熱い彼女の膣に怒張を突き上げて、何度も鼠径部がぶつかる。俺は若葉の腰を抱き寄せ、ピストンを強める。

 絶頂を意識した動きに息を呑む若葉の密着が強まる。いや、若葉だけではなくひなたも若葉を挟むように密着してくる。

 

 そのまま二人と交互に唇を重ねる。

 若葉と唇を初々しく重ねると、巫女の唇が割って入り、大人のキスとはこうだとばかりに濃厚なキスをする。

 それに反抗するように若葉の舌が割って入り、唾液を啜る勢いで俺の舌と絡め合う。 

 膣は締め付けが増し、腰は既に別の生き物のように力を強める。

 

「~~~ぁぁッ!」

 

 ひなたに尻穴を責められた若葉は愛液を溢れさせる。

 竿を呑み込む肉壺に俺は腰を揺すり、泡立つ結合部から蜜と先走りを潤滑油にひなたが責め立てながら自らの媚肉を俺の指に押し付ける。

 俺にできるのは腰と指を使って、女二人を満足させることだ。

 

 卑しく、激しく、互いを満足させる動きはやがて終わりを迎えた。

 

「んぅぅう……ッ!!!」

 

「ハァン……!!」

 

「くッ……!!」

 

 二度目だったが、噴き出した白濁は濃い。

 若葉の乱れる姿に俺の本能が刺激されたのか、若葉の最奥へと子種を注ぎ込んでいく。若葉ごとひなたも抱き締め、意識が白く染まる中で、小悪魔のような言葉が吐息混じりで囁かれる。

 

「……一回だけで満足なんですか? 若葉ちゃんは満足していませんよ?」

 

「ひ、ひなた? んっ……」

 

 白魚のような指が若葉の下腹部を這う。

 汗や湯で濡れた恥毛を撫で、未だに繋がったままの結合部、その上に硬くなっている陰核を撫でると、子種のお代わりを求めるように締め付ける。

 甘く、切なげな媚肉の蠕動と、俺を見つめる若葉の眼差し。

 

「ぁ……ちがっ……」

 

 園子のような可愛らしさを感じさせる上目遣い。

 僅かに目を逸らした彼女の頬はきめこまかく、唇は瑞々しい。可愛らしい若葉を見ている俺の耳元で、ひなたが静かに囁く。

 

「一回で良いんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 三回。若葉を味わった。

 不思議な甘酒やぼた餅の配給を受けながらも、ひたすらに大人となった若葉を犯すのは、異常なほどに本能を刺激した。

 

 声が掠れるほどに喘がせて、潮を噴き出させる。

 正常位で、騎乗位で、寝バックで。

 いずれも獣のような交尾で、恥もなく互いを求めあった末、若葉を布団の上で気絶させるに至った。愛液やら何やらでぐしゃぐしゃになった布団には若葉が寝転がっていた。

 

 長い戦いだった。

 何度か脳裏で園子ズに応援されて、大人となった若葉を屈服させたのだ。しっかりと瞼を閉じても美女な若葉の唇は俺の怒張に吸い付き、白濁を呑み込んでいた。

 気絶してもなお戦おうという姿勢に敬意を示す俺に声が掛けられる。

 

「……お疲れ様でした」

 

 終始、勇者の痴態を眺め、手助けしていた巫女は俺の身体をタオルで拭う。

 恭しい態度で、残り二つの布団を丁寧に整えた彼女は心配するような表情を浮かべる。

 

「もう遅いですし……」

 

 寝てしまいましょうか。そう言おうとしたのだろう。

 恐らく、俺を若葉とぶつけて相打ちを狙っていたのかもしれない。労わるように俺の胸板を撫でる巫女を押し倒すと、小さな悲鳴を上げて布団に倒れ込む。

 

「ぁん……りょ、亮之佑さん?」

 

「ぐるる……」

 

「い、犬ですか……?」

 

 怖がるような表情。

 暴漢を見るような眼差し。

 

 嘘ばかりだった。

 押し倒されて揺れる豊満な乳房を揉み、柔らかな頬に手を置く。

 

「言っただろ。ひなたさんをぐちゃぐちゃに犯してやるって」

 

 その一言で黒髪の女は妖しい笑みを見せた。

 清楚な巫女から一変、その微笑は携帯端末の画像で見る女と同じ物だ。淫熱に焦がれ、男を狂わせ、自らの自撮り写真や動画を見せる時の顔だ。

 

「……こんな顔、恥ずかしくて若葉ちゃんには見せられません」

 

 きゃっ、と手で顔を隠すあざとい女。

 指の隙間から、生娘のような表情と大きな瞳を俺に見せるひなたは囁く。

 

「亮之佑さんが若葉ちゃんに夢中になっている間に、飲み物とかを準備しました。それに……体力も亮之佑さんよりも温存していますよ? 今なら勝てますね」

 

「俺に勝てると?」

 

「……試してみますか? ……それとも実は若葉ちゃんが起きていて二人で襲ってくるとか?」

 

「そんなことすると思う? 今夜寝かせて貰えると思ってるの?」

 

「────」

 

 女の肢体と絡み合う。肉付きの良い滑らかな太腿が腰に回る。

 熱く濡れた陰唇に肉竿が挟まり、小首を傾げた彼女は瞳を濡らす。

 

 手を握り合う。

 一糸まとわぬ巫女は静かに熱い視線だけを送ってきた。

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