よろよろとホテルの大浴場に脚を踏み入れる。
完全に貸切状態なので他の客の心配はない。ひなたを若葉と二人で抱えて到着した頃には先ほどの奇妙なテンションの高さは落ち着き、寧ろ倦怠感を感じていた。
「なんだろう。なんであんなに騒いでいたんだろう。若葉、分かるか?」
「分からない。恐らく夢だったのだろう」
「だな」
笑い合い、改めて見ると顔面偏差値の高い若葉。
髪の毛や口元に付着した白濁や体液を指摘すると僅かに顔を赤くして慌てて拭い落す。首筋や耳元は虫刺されのような痕が残り、辛うじて身に着けた浴衣からは肌が見え隠れしている。
さりげなく胸元を隠す若葉の浴衣を引っ張ると、下着を着けていない乳房がぷるんと零れ落ちる。歯形や吸った痕が残った乳房を揉むと手のひらに吸い付く。
「いや、……普通に揉むな」
「この乳は俺の物だが」
「誰がお前の物だ。私のだ」
べしっと胸板を叩く彼女は俺を睨むと胸元を抱いて距離を取る。
「いえ、お二人とも。私は二人が異様なテンションで私を弄んでいたのを覚えていますからね? 足腰立たなくなってしまったのですが?」
「それは大変だ。服を脱がせないと」
「手伝おう」
は、ふ、と呼吸を繰り返すひなた。
脱衣所の椅子に座らせて、殆ど羽織っただけの浴衣を脱がせると白い裸体が露わになる。同時に手を伸ばしたひなたと若葉によって俺は裸に剥かれる。
なんて酷いことをするのだと、少女たちの乳房を揉みながら気づく。
「……二人とも、小さくなった?」
「セクハラだ!」
「それはいつものことですが……確かに背や胸のサイズも元に戻りましたね」
「どれどれ」
「いや、どれどれって」
大人の頃に比べると確かに背丈は縮んでいる。
乳房も小さくなり、腹や背中の薄さは変わらず、恥毛も薄い。それでも両手の指で挿入した二人の媚肉の締め付けのキツさは変わらず、少し指を動かすだけでも白濁が垂れてくる。
「ん……っ」
「ま、まて……」
肉付きの良いひなたの身体を抱き寄せ、唯一抵抗する若葉は俺の肉棒を掴んで口を開く。
「するなら、せめて風呂に入って身体を清めてからだろ……っ!」
「……するのは良いんだ」
「いや、それは……」
ペチン、と俺の尻を叩き、そして手を這わせる感覚。
思わず背筋がゾクゾクとする快感と共に耳朶に響く甘い声音は巫女の物だ。
「若葉ちゃんが可愛いからって、あんまり困らせたら駄目ですよぉ?」
「それなら、ひなたさんを困らせたいな」
「ふふっ、そんな悪いことを言う亮之佑さんも……お尻、弱そうですね?」
ウフフ、と怪しく暗い笑みを浮かべる少女。
汗やら白濁やらで汚れた彼女だが、柔らかいぼた餅のような乳房を押し付けては、まるで痴漢のような手つきで俺の尻を弄る。便乗するように俺に抱きついてきては怒張を当然のような顔で握り扱く若葉たちと抱き合う。
途中転んだ勢いで挿入したり、新たなる快楽を得たり、お仕置きしたり、大人から少女に戻ったひなたと若葉の身体を同時に味わう事故が発生したが、時間を経て大浴場に進む。
「おお……広いな」
倦怠感はあるがスッキリとした頭で周囲を見渡す。
巫女と勇者と共に訪れた場所、先ほどまでいた個室の風呂とは違い広々としている。細部は大理石と木造建築、柔らかな照明は水平窓から覗く海だけではなく、細やかな装飾が施された浴室を照らし出す。
二人の腰を抱いて、両手に花の状態で浴室内に脚を踏み込む。
「もうすぐ日が昇りそうですね」
「ああ……」
「若葉ちゃん、もしかして眠いんですか?」
「いや、ひなたの身体を洗ってやろうと思ってな」
「そう言いながらエッチなことをするつもりですね?」
その後、なんやかんやで三人で楽しく洗いっこをして浴槽につかる。「ふぅ」という重い溜息が漏れた。思えばずっと性交している一日だったと思う。
「普段と変わらなくないか?」
「場所が違うから」
水平窓に見える暗い海を見ながら、なんとなく肩を寄せ合う。
広々とした浴槽だったが、バラバラに入るよりも、互いの身体の温かさや柔らかさを求めていたのだろう。俺もそんな心境だった。
寄り添うように肩や腰を触れさせ合う少女たちの背中に腕を回し、双方の乳房を静かに揉む。
「……少し静かになったと思えばこれだ」
ペチペチと自らの乳房を揉む俺の手を叩く若葉は半眼を見せる。如何にも自分は清純ですというような顔を見せる若葉だが、先ほどまで散々乱れていた姿を知っていると、特段怖さはない。
「若葉もエッチなの嫌いじゃないだろ?」
「それは……誰の所為だ」
深く吐息を漏らす若葉はそれ以上の反論は無かった。
抵抗もない。俺は二人の乳房を揉み、腰を撫で、恥毛を指に絡め、貝肉を弄ぶ。俺の指を内腿をくねらせ挟み込む若葉は、竿を握りながらしんみりとした顔で窓の先にある海を見る。
「……亮之佑。来年も皆と一緒に旅館に来られると良いな」
「来年は……どうなっているんでしょうね」
容貌に少し影を落とす美少女たちの言葉に俺は黙る。
来年。それどころか明日がどうなっているのかは分からない。次に目覚めたら何もかも忘れて神世紀に戻っているかもしれない。ただ、それを口にするのは憚られる。
左右に座る少女たちとは長い付き合いだ。
もう、何年も一緒に過ごしてきた。特に若葉やひなたとは週末に園子ズと共に過ごして、旧世紀時代の少女たちの中では精神的肉体的にも一番仲良くなったのではないのだろうか。
「仲良くなりましたよね? あんな画像もたくさん送ってくれるようになりましたし。これからも楽しみにしていますよ」
「ぁんっ……そう、ですね」
クリクリと乳首を弄りながら問い掛けるとひなたは呻く。これから先もはしたない自撮り画像や動画を送ると了承してくれる卑猥な巫女の膣内を指で弄るとビクッと小刻みに痙攣した。
「はぁ、ぁ……」
肉付きの良い身体を身動ぎさせながら、遠い目をする彼女は小さく笑った。
甘い呼気を耳朶に聞かせ、しなだれかかっては亀頭に優しく触れる巫女は囁く。
「いつかは帰るのだからと深い所まで関わらないようと思っていましたが……あれから随分と時が経ちました。……皆さんのことも、亮之佑さんのことも、忘れたくないですね」
その言葉にどれだけの想いが詰まっているのだろうか。
俺は彼女ではないから分からない。でも、彼女たちの下腹部を撫でながら告げる。
「たとえ忘れても、身体と魂で覚えていて欲しいな」
「……ああ、忘れないとも。私を弄んだ男のことを忘れてたまるか」
「……ええ、そうですね。本当に」
朝はもう少し遠くて、三人だけの風呂だったから。
いつかは来るであろう『その日』を思って暗いことを考えてしまった。身を寄せ合って、頭を肩に置いて、互いの体温と鼓動と湯水に身を預ける。
端正な顔が近くにあったので唇を奪う。応えるように唇を重ねる少女たちの目、その不安が過った色は淫熱によって上書きされ──。
そんな大人の一時はガララ、と音を立てて入り込んできた者によって崩れ去った。
「一番風呂ー! ってあれー?」
明朗快活、存在するだけで明るさをもたらすような少女を先頭に大浴場に入り込んでくる少女たち。タオルを手に持つ者、開き直って全てを曝け出す者、身体にタオルを巻いている者。
そんな中で全裸を晒す薄紅色の髪をした少女、結城友奈と高嶋友奈と目が合う。
「あっ、亮ちゃんだ!」
天使のような笑みを見せる彼女には思わず頬が緩む。
暗い空気を払拭するような少女を筆頭に、他の勇者や巫女たちも続々と浴室に入り込んでくる。一応、俺と目が合った者は他にもいて、友奈の言葉を聞いた筈だが、今更出て行く者はいない。
「結城に……友奈。千景、東郷、風さん、歌野」
「夏凜さんに園子さん、杏さんに弥勒さん、赤嶺さん、蓮華さん、須美ちゃん……それに……」
「いや、めっちゃいるな。他の子は……」
「恐らく寝ているか戦いについて来られなかったのだろう」
ずらーっと裸体を見せる少女たち。勇者部の中でも豊かな乳房の持ち主が多い。
ここは女子風呂だったのかと錯覚するような光景だ。そもそも早朝と呼ぶにも微妙な時間だ。さり気なく素知らぬ顔で俺から少し距離を取る若葉とひなたを尻目に、友奈に目を向けると主を見つけた子犬のようにワンワンと風呂に入って来る。
「おはよー! 大丈夫? ちょっと元気ない? ぎゅーってする? おっぱい揉んじゃう?」
「全部で」
「良いよ!」
そのまま全裸で俺に抱きついてくる友奈。
柔らかい身体の感触、密着すると同時に首筋に甘噛みする彼女の秘所を怒張が擦る。くんくん、と匂いを嗅いで抱き着いてくる友奈は可憐な笑みを見せる。
胸板で形を変える乳房、程よく鍛えられた腹筋、柔らかな恥毛と揺れる臀部。それらを擦り合わせて全身で喜びを示す彼女に俺は思わず唇を綻ばせる。
「朝から元気だねー。エッチだ」
「友奈、今日は早起きだね」
「うん。ちょっと眠ったんだけど、皆とこうして過ごすのが楽しくて全然眠れなかった! それに……」
「それに?」
「亮ちゃんに会いたかった!」
「────」
「ぁ……挿れちゃうの? んっ……硬いな」
「……まずは抱かせて。後ろからぎゅってさせて」
「うん!」
身体の中の何かが充填されていく。
友奈の身体を抱き締め、腕を甘噛みされながら、周囲に目を向ける。高嶋、赤嶺といった友奈たちは他の少女たちに囲まれて揉みくちゃにされている。マッサージの返礼なのか、百合百合しい光景だ。
若葉は千景へ、ひなたは高嶋の方へ、それぞれ向かった。
入れ替わりで俺と友奈の下に近づいてくるのは園子と東郷だ。
「おはおはだぜ~」
「あっ、私の真似だ~。かっきーおっは〜」
「亮くん、おはよう。素敵な朝ね」
「私たちのことはお構いなく~。昨日頑張ったゆーゆとイチャイチャするんよ~。私はそれを見てメモメモ~」
友奈の胸を手に揉みながら二人に挨拶する。
美少女二人は一糸まとわぬ姿で近づいて来ては、俺の近くで湯を楽しむ。
髪を纏め、うなじを見せる東郷や園子の流し目に誘われ手を伸ばすと、少女たちは手をそれぞれ掴んでは自らの双丘に押し付け、揉ませる。
大きく、張りがあり、柔らかい東郷と園子の乳房を両手で揉み比べてから、
「友奈」
「ん……」
背中を俺に預けて、首を肩に置く友奈の視線を絡める。
解いた髪から漂う甘い香りと風呂から漂う独特の匂い。そして身体の前面に伝わる友奈の背中は思わず力を強めて抱き締めてしまう程に細く柔らかい。
すり、と尻肉を竿に押し付ける。
俺に目を向ける彼女は淫熱に身体を熱くしながら体重を預けてくる。俺は両膝で彼女を挟み込むと腕を前に回す。鍛えられた腹筋を撫で回し、そして乳房を揉む。
「……ぁ」
髪の毛を俺の肩に擦りつけ、俺の膝を友奈は掴む。
肩甲骨が胸板に触れ、身をよじらせながら乳房を俺の手に差し出す。
「くすぐったいよぉ……」
「友奈の胸っていつまでも揉んでいたいな」
「えへへ……。でも、私の胸は東郷さんや園ちゃんみたいに大きくないよ?」
「友奈は友奈さ。俺好みにしっかりと育てるよ」
慎ましくも柔らかく均等な大きさをしている友奈の美乳。手のひらに吸い付く生乳の感触は俺の指の動きに形を変えていく。
親指、人差し指、中指、薬指、小指。
全ての指が友奈の乳肉の質感に悦びを覚える。杏仁豆腐のような柔らかさはまるで麻薬のように俺を夢中にさせる。
「ん」
そのまま手を今度は下へ。
腹部を撫で、柔らかい恥毛をくすぐり、陰核を指で弾く。その度にビクッと小さく震える友奈の耳元に囁く。
「友奈は魅力的だよ」
「……照れちゃうな」
ほんのりと朱を肌に差した彼女が振り向く。
頬を擦り合わせて、俺を見上げる大きな瞳を和らげる。
「亮ちゃん」
「ん?」
「チューしよ?」
瑞々しい唇を綻ばせて静かに口づけする。
返答なんて聞いていない。聞かなくても分かっている。大好き。そんな感情を瞳に宿した少女の口づけはディープではなく、ただ唇を啄む親愛を伝える為の物だ。
悪戯に唇を甘噛みされながら俺は指を乳首に添える。
「ンッ!? ふっ……」
爪で乳首を掻く。
ピクッと跳ねては、口端から涎を垂らす彼女は驚きに目を見開く。ザクロの実のように赤くなった乳頭は俺の指や爪の動きに硬くなり、少女の艶声を浴室に響かせる。
すりすりと根本から先端に掛けて弄りながら唇を奪う。鼻息を荒くしながら、しかし一方的な奉仕は嫌なのかジッと俺を見る彼女は自らの臀部を動かして怒張を挟んで扱く。
「ん……しょ……」
器用な少女は自らの快楽だけではなく他者への奉仕を追求する。
ん、あ、と背中をのけ反らせ、柔らかな身体で俺を刺激しながら可愛らしい顔に淫靡な雰囲気を見せる少女を弄ぶ。
「ひ、ぅっ、っ、んんっ……」
喘ぐ彼女はさりげなく腰を浮かせる。
尻だけではどうにもならないと思ったのか、挿入することで自らの膣で俺に奉仕しようと考えたのかもしれない。あるいは純粋に性欲に駆られたのか。
友奈に触れているだけで興奮と苛立ちを募らせた怒張が湯の中で反り立つ。
雁が彼女の媚肉を擦るが、そのまま滑り挿入に失敗する。しかし、彼女も想定していたのか、ぶるりと震えながらも自らの太腿で包み込む。
即ち、陰唇と内腿による疑似的な膣内を再現しようとしていた。
「これなら、きもちいい……でしょ?」
「ああ……気持ちいいよ。……っ!」
「いっしょに、きもちよく、なろう?」
小さく笑って唇を求める小悪魔。
内腿をくねらせて膣の蠕動を再現するように動く中、俺は彼女の腰を掴んで浮かせる。軽い彼女の身体を掴んで、まどろっこしいことなしに怒張を少女の媚肉に宛がう。
「ぁ……! んんッ……!!」
湯の中で肉壺に包まれる。
「んっ……ぁ……」
ちゃぷ、ちゃぷ、と湯が揺れる。
ゆっくりと、しかし一定の速度で腰を動かす友奈は肉棒を味わう。
「ぁ、ぁん……ゃ……っ、っ! ~~ッ!!」
ビクンと彼女の腰が跳ねた。
友奈の絶頂は膣の蠕動ですぐに分かった。それでも彼女は自ら腰を動かそうとするのを止めなかった。健気にも俺を果てさせようとしているのか、淑やかに喘ぎながらも腰を左右に動かし、子種を搾ろうとしてくる。
「はッ、っ、りょーちゃんの、かお、みたい……」
腰を動かし肉杭を突き上げている途中、友奈は喘ぐ。
いじらしい少女の言葉に動きを止めると彼女はゆっくりと腰を上げていく。肉の沼から抜け出る感触を残念に感じながら、振り返る少女と目を合わせる。
「……えへ」
照れ臭そうに笑う友奈は蕩けた表情をしていた。
他の男にはとても見せられない交尾に耽る女の表情だ。今度は向き合うように抱き着いてくる彼女は手に取った竿を自らの陰唇に滑らせる。
「ん……」
腰を上げ、亀頭が膣口に吸い込まれる。
湯とは違う温かさがある媚肉が竿を呑み込む。同時に友奈の膣肉が激しく蠕動した。
「ん、ぁ、あ……!」
舌を垂らし、俺の肩に手を置く少女が跳ねる。
陰茎を根本まで呑み込み、襞がぞりぞりと快感を与えてくる。
濡れた友奈と抱き合う。
胸板に白く慎ましい乳房が潰れ、彼女の腕が強く背中に回される。甘噛みが好きな彼女は首筋に口づけしながら小刻みに震える。
「……はっ、ぁ、ッ……! えへへ……イっちゃった」
白い脚が俺の腰に巻き付く。
腰がくねり、コツンと亀頭が最奥にぶつかると再び友奈は天に昇る。
「~~~~ッ!!!」
浴槽でぴったりと密着する。
涙に濡れた彼女と唇を重ね、肌を重ねる。
「ぁっ、ん、ぁ……あッ!」
俺は友奈の弱い場所を知っていた。
どこが弱くて、どこが悦ぶのか。湯の中で軽い彼女の尻を掴み、身体が悦ぶ場所を擦るように抽送を行う。
「ふぁ、ぁ~~っ! ん、ゃ……!」
声を上げる友奈。
顔を首元に押し当てて、至近距離で嬌声を聞かされる。
「……ッ」
俺は絶頂の予感に震える。
爪を背中に立て、腰を動かす友奈に合わせて腰を突き上げる。形の良い友奈の乳房を揉み、ツンと尖った乳首を指で弾くと彼女は鳴く。
「だめ、だめらよぉ……」
互いに呼吸を合わせて、リズミカルな抽送で快楽を味わう。
涙を流す彼女と唇を合わせて、全身で絡み合う。
はっ、はっ、と犬のように呼気を荒げながら、彼女は虚ろな眼差しに俺を映し込んで竿肉を締め付ける。
「ぁ、んっ……ぅぁぁああっっ!!!」
「ぐッ、ぁ………友奈ッ……!」
意識が白く染まり、殆ど同時に法悦の空を見上げた。
抱き合い、彼女の最奥を吐き出した汚濁が汚していく。友奈の絶頂が続く間、柔肌を抱き締めて余韻に浸った。
そうしていると、周囲に目が向かった。
甘く、媚びるような嬌声は至る所から聞こえた。
淫熱が広がったかのように周囲の少女たちも身体を絡み合わせていた。特に高嶋や赤嶺といった友奈顔の少女たちは他の少女たちに特に辱められていた。
「高嶋さんや赤嶺さんにはいっぱいマッサージで辱められて……気持ち良くして貰ったから、皆お返しがしたいのよ」
お返しにしては随分と卑猥ではないか。
複数人に取り押さえられて、思い思いに手を動かして絶頂に達せられている高嶋や赤嶺たち。他にもどさくさに紛れて親睦を深めようと明後日の方向に向かう若葉の手管が千景を襲っていた。
「ひゃめ、のぎしゃん……それ、らめ……指っ、指を……ッ、音っ、ひゃめて……!」
「だが、前にこうした時は悦んでいただろ? 千景は素直じゃないのは私もいい加減分かっている。口では駄目と言いながら身体では喜ぶ。そういうのをツンデレと言うんだろ?」
「ちが、そういうわけじゃ、ぁ、ぁぁっ! だ、だめ~~~ッ!! みない、でぇ……ッ!!」
隠す物もなく、皆の前であられもない声を、絶頂に達する顔や潮を噴く姿を晒される。
浴槽に水音や嬌声が響く。
それは千景だけではな他の少女たちも同様だ。
「須美ちゃん。さっきはありがとう。私も本気でお礼しちゃうね」
「ちにゃ!?」
「ご先祖様、わたくしたちはどうしたら……」
「どうもこうも騒ぐことにゃあ──っ!?」
「レ〜ンち……イく時は一緒にね。みんなー、レンちのこともお願い。ついでに夕海子も」
「ついで!?」
いつもと大して変わらない光景だ。
水平窓の先にある海が昇る陽光に薄っすらと照らされ始める。俺を抱いたまま小刻みに痙攣していた友奈がゆっくりと顔を上げる。
言葉もなく、互いの顔を見て、口づけする。
それを近くで見ていた東郷と園子が近づいてくる。
「わっしー。ゆーゆには頑張って気持ち良くして貰ったお礼をしないとね?」
「ええ、そのっち。私も友奈ちゃんにお礼をしたいと思っていたところよ」
「ほえ?」
友奈顔の少女たちが、他の少女たちに快感マッサージのお礼をして貰い。
そうして。
長い、一夜がようやく終わった。
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