※この作品はR-18です。

果てなき夜で、貴方に愛を   作:毒蛇

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第十六話 もう放したくない

 身体に感じる違和感に、ふと意識が戻る。

 少女の身体を抱き枕に寝台に横たわっている中で、もぞもぞと少女が動くのを感じた。

 背中を向けて眠っていた赤い髪の少女が寝言を呟き、起き上がるのを俺は薄目で見ていた。

 

「……ん、はれ……? 四人目は?」

 

「……」

 

 わずかに髪が乱れた少女は何か夢を見ていたのか呆然としていた。

 寝ているからか解かれていた後ろ髪、何故か布団を剥いで自分の下半身を見る友奈に俺は声を掛けるかどうか悩み眠ったふりをしていると、赤毛の少女は少ししてから隣で寝ている俺の存在に気付いた。

 

「……りょ……ッ!」

 

「……、すぅ……」

 

「ぁ……寝てる」

 

 東郷からは演技派と言われる俺の寝たふり。

 それは寝起きの少女を欺く事など何一つ問題はなかった。

 起きるタイミングを見失いつつも、ふと小さな悪戯心に寝ているふりを続ける。

 

「……帰ってきてたんだ、亮ちゃん」

 

「……」

 

「寝顔、かわいいな」

 

 ぼそりと呟かれた一言にわずかに呼気が狂いかける。

 ジッと顔付近に感じる視線は柔らかく、髪の毛に触れる手は温かさに満ちている。

 そんな中で少女の声が徐々に近づきつつ、身体に密着してくる少女の香りが鼻腔をくすぐる。

 

「起きて……ないよね」

 

「……」

 

 唇に何か柔らかく瑞々しい物が触れる。

 それは押し付けるような口づけで、俺の髪と顎を両手で押さえた少女からの物であった。

 わずかに、ほんのわずかに薄目で目の前の光景を見ると、両目を閉じた幼顔が視界いっぱいに映る。

 

「――――」

 

「――っ」

 

 ぎこちなく重ね合わせただけの口づけ。

 それにどれだけの思いを込めたのかは目の前の少女にしか分からない。

 友奈の髪が重力に従い垂れ下がり、俺と少女を赤いヴェールの中の世界に招き入れる。

 

 ちゅ、ちゅっと少女から求めるキスに身体が反応する。

 熱い吐息と唾液が口腔を交わし、俺の唇を食べるように唇をわずかに動かす。

 

「……」

 

 ちゅ、ちゅと友奈は口づけを繰り返す。

 言葉は無く、徐々に粘り気のある水音を増していく。

 やがて満足したとばかりに離れる唇の間に出来る透明な糸が珠となり、舌で舐め取られる。

 

「……うりうり~」

 

 ふと己の身体に少女の柔肌が擦り付けられる。

 すんすんと犬が匂いを嗅ぐように俺の身体に顔を押し付ける友奈の行為。

 まるでマーキングのようだと思いながら、俺は少女に抱かれる人形として眠ったふりを続ける。

 

 そんな人形のシャツを友奈は静かに捲る。

 外気に触れる肌の感覚、臍や胸板をゆっくりと少女は見ながら俺の乳首を舐めた。

 ちゅう、ちゅうと母乳を吸い出すような行為は、慣れない感覚に思わず息を止める。

 

「……こんな感じだよね」

 

 何かを確かめるように、ざらついた舌の感触を乳首が感じ取る。

 唇で乳首を挟み込まれ、はむはむと甘噛みされながら、ばれないように我慢する。

 そうして楽しそうに悪戯する友奈はしばらく唇で愛撫を続けた後、胸板に頬を擦りつける。

 

 すりすりと頬肉が胸板に触れる。

 柔らかい髪の毛が、熱い吐息が肉体に少女を感じさせた。

 

「……」

 

「……ぁ」

 

 男の胸板に顔を埋める行為は楽しいのだろうか、とは思う。

 甘い甘い友奈の香りを肺一杯に吸い込み、柔肌の感触を服越しに感じていると、ゆっくりと友奈は身体を動かし、俺の身体の下腹部が、怒張が顔に当たる位置に移動するのが薄目に見えた。

 

「…………、いいよね」

 

 よくないと答える暇は無かった。

 中々起きない事に調子づいたのか、それとも興奮したのだろう。

 躊躇う様子ながらも大胆にスラックスのジッパーを下ろし、トランクスも下ろす。

 

 中途半端な性行為に続き、快活な少女の夜這いに既に怒張は屹立している。

 下着を友奈が下ろすと同時にぶるんと先走り汁が少女の頬に当たり、興奮の吐息が鈴口に触れる。

 反り立つ逸物をまじまじと見ている友奈の姿にわずかに息を止めつつ、少女の行動を観察する。

 

「これが……亮ちゃんのおちん……、私の……」

 

 ツン、と人差し指で友奈は肉茎に触れる。

 性行為においてじっくりと見る機会は無かったからだろうか。

 少女に見せ付けるという事に興奮し、大きくそびえ立つ怒張が無垢な少女の視界に収まる。

 

「――ん」

 

「……!」

 

 愛おし気に、徐に逸物に顔を近づけて友奈は亀頭に口付けした。

 ちゅ、ちゅと今までの行為ではしてこなかったフェラチオを眠っている間に少女は行う。

 そこには少女の瞳に浮かぶわずかな悪戯心と俺が眠っているという安心が、彼女を普段よりも大胆にさせていた。

 

 ちろちろと舌の先端が亀頭に触れ、鼻息がこそばゆく感じる。

 溢れ出す滴を丁寧に舐め取り、喉を鳴らす友奈の表情は前髪に隠されて見えない。

 

「不思議な味……」

 

 羞恥心はありながらも、年相応に少女も己を貫いた怒張に興味があるようだ。

 隠すことなく唇の柔らかさと吐息の熱さと唾液の感触を少女の愛撫により伝えられる。

 既に先端より滴がいくつも肉茎を伝うが、それを舌の先で舐め取る姿は薄目にも妖艶に映る。

 

 やがて少女は更に大胆になる。

 興奮に頬を朱色に染めながら普段の快活さが鳴りを潜めた少女はゆっくりと膝立ちになる。

 ごくりと生唾を呑むのが聞こえそうな少女が、これから何をしようとしているのか察しが付いた。

 

 薄目ながら改めて少女の姿を寝転がりながら見る。

 俺が帰宅した時には一人寝台で寝転び眠っていた少女。

 彼女が纏うのは紺色のワイシャツで、白い肌にミルク色の下着がチラチラと端から覗く。

 

 彼シャツという言葉が頭を過る。

 そんな俺を余所に目の前の少女は下着を脱ぎ、静かに腰の間に脚を付く。

 ゆっくりと、慎重に俺の怒張を掴み、ゆっくりと腰を下ろし照準を合わせようとする。

 

「……ぁ!」

 

 ぬめる秘裂が亀頭と口づけする。

 十分に濡れている膣口を鈴口と擦り合わせながら、既に欲望に支配された少女は必死である。

 額から汗を流し、ときおり此方を見ながら、幾度か失敗しながらも少女は照準を合わせる。

 

「……ぁ、入った……!」

 

「……」

 

 ちゅぷりと亀頭が膣口に呑み込まれる。

 入り口のきつさは変わらず、中の媚肉は熱くぬめり気を抜くと果てそうになる。

 少しずつ、少しずつ、精密な作業を行う少女に呑み込まれる肉茎が少し挿入され、

 

「……ぁぁ……ンッッ!!」

 

「……ッ」

 

 声を抑えながらも、友奈が小さく絶頂する。

 両脚をガクガクと震わせ、にちゅにちゅと愛液が蜜壺から湧き出し肉茎に垂れ落ちた。

 同時に雁首を肉壁が締め付ける快感に、遂に寝ているふりの我慢の限界が訪れた俺は、

 

「――ふん!!」

 

「ぁ……ぇっ、ァ」

 

 ――最奥まで貫いた。

 少女の腰を掴み、力の限りに彼女の身体を引き寄せ、ぱちゅんと腰と尻肉がぶつかる。

 必死に身体を支えていた両脚の支えは無くなり、余すことなく怒張は少女の奥の奥を叩く。

 

 一瞬呆然とした表情となった少女。

 哀れな少女に一秒遅れて快楽の荒波が理性を剥ぎ取り、女を晒した。

 

「ぁ、ぁ、~~~っっ!!!」

 

 甲高い声を上げた友奈はシーツを掴み、背筋をビクンと仰け反らせた。

 亀頭に当たる奥の感触を感じながら、痛い程に締め付ける媚肉に果てる事だけは堪える。

 奥歯を噛み締め、しかと見開いた己の眼で悪戯をしていた少女の姿を正確に捉える。

 

「おはよう、友奈」

 

「……んっ! りょ、んふっ……ッ!」

 

 臍側の膣肉を引き抜く際に雁首で引っ掛ける。

 熱く震える少女の媚肉を的確に逸物で激しく擦ると、少女は両手を俺の腹に置く。

 混乱と羞恥と快感を混ぜ合わせたような表情をする友奈に思考の機会を与えない。

 

 ぱちゅぱちゅと腰と尻肉が淫らな音を奏でる。

 少女の腰を掴み、彼女を持ち上げては再び貫くという行為の激しさに少女は震える。

 無理やりに、獣のような激しさに、騎乗位にて優位なはずの少女に余裕は一切無かった。

 

「あぅッ、ぁ!」

 

 ただ羞恥のヴェールは厚い。

 先ほどのようなあられもない声を上げるのを目の前の少女は恐れている。

 羞恥に涙を目端に浮かべながら、我慢に食い縛った歯の隙間から甘い声が漏れ出る。

 

「ほら、ここ。友奈の愛液で泡立っているよ」

 

「……んは、ち、ちが……ッ!!」

 

 嫌々と首を振る少女の顔は、ほんのりと朱色が混ざる。

 口端から細い唾液が垂れ、それを拭う事すら思考になく幾度も貫かれる。

 空気が混じりぐちゅ、ぐちゅ、と泡立つ蜜壺と肉茎の結合部は写真に残したい程に猥らだ。

 

「自分から挿れた癖に、……そんなに欲求不満だったの?」

 

「……! そんなわきゃっ……」

 

 柔らかい尻肉を掴み、ゆっくりとピストンをする。

 目の前の少女の甘い嬌声を聞く為にあえてスローで彼女の敏感な部分を怒張で擦る。

 否定の言葉を紡ぐ為に口を開こうとした少女は、嬌声を漏らそうとする己の口を慌てて閉じた。

 

「ねえ、友奈。夜這いは別に悪いわけじゃないけど」

 

 ピタリとピストンを止める。

 再び昇りそうな少女は一瞬だけ不満そうな顔をし、慌てて取り繕うような表情をする。

 無垢な少女を自分の女にしていく事に口角を吊り上げながら、荒い息をする少女を見上げる。

 

「……ぇ、な、何? 亮ちゃん」

 

「せっかくだからさ。自分で動いて」

 

「えっ」

 

「俺が起きなかったらさ。自分でしてたんでしょ? ……俺寝起きで疲れたからさ、ね?」

 

「…………うん」

 

 己の悪戯がばれた事への罪悪感からか神妙に友奈は頷く。

 ほぼ裸ワイシャツの少女は先ほどの動きを真似しようとぎこちなくも腰を動かす。

 

「……ッ」

 

 騎乗位という体位は女性側にも明確な性的な欲求が無ければ成り立たないと俺は考えている。

 普段は温厚で快活な少女が淫らな声で快感に吐息をし、腰を動かしている姿を目にする。

 ん、んふ、と鼻息を漏らし自身の膣の中で、友奈は怒張を使い贅沢な自慰を楽しんでいる。

 

「ぁ、ぁっ、はぁ」

 

 膣内でゆっくりと怒張が引き戻され、押し込まれる。

 奥の奥から蜜肉の間を何度も何度も動くのを逸物から感じながら、乱れる少女を見る。

 蕩けたような表情で自分がどう動くのが気持ちいいのかコツを掴み始めた動きをする友奈。

 

「――気持ちいい、友奈?」

 

「うん、ぁ……」

 

 少女の着ているシャツのボタンを一つ一つ丁寧に外していく。

 わずかに汗が染み込んだ紺色のシャツからは徐々に雪のような白い肌が姿を見せる。

 下にはブラジャーは無く、ぷるんと手のひらに包み込めそうな柔らかさの双丘がシャツから覗く。

 

 既に先端は硬くなり、桜色の乳首は上向きだ。

 彼女の乳房は少女が動く度に極上のプリンのように揺れ動き、自然と手が吸い寄せられる。

 まろやかな友奈の生乳の感触を感じながら乳首を指で摘まむと、きゅっと膣肉が締め付ける。

 

「期待してたの……?」

 

「……! ……」

 

「そっか」

 

 否定はされなかった。 

 その言葉に友奈は目を見開き、かああっと顔を赤くしながらそっと顔を背けた。

 彼女の行動だけで十分で、湧き上がる薄暗い感情が明確に笑みを浮かべたのが分かった。

 

「!? っぁぁ……!!」

 

 ならばその期待には応えよう。

 俺は静かに少女の柔らかな尻肉を掴み、肉茎を押し込むようにピストンを始める。

 挿入というよりも肉穴を擦り、彼女自身を玩具に荒々しく怒張をしごく感覚だ。

 

「ぁ、ぁ、あ、やあ……ッッ!」

 

 ずちゅずちゅと腰が尻肉を叩き、水音が響く。

 自分のペースに代わり荒々しい獣のペースに友奈はあっという間に余裕を失くす。

 全力で剛直を猛烈な勢いで突き上げる俺に対し、シーツを掴む友奈はソレに耐えられなかった。

 

 膣内は何度も震え、蜜肉は唇の肉よりも柔らかい。

 不埒な水音、我慢出来なくなった俺は本能に従い奥を突き続けた。

 

「んぁぁ、ぁぁッ……!!」

 

 ぎゅうっとシーツを掴む友奈の身体が跳ねる。

 恥じらいのある嬌声を聞きながら俺は白濁を吐き出し、刹那の快楽に浸った。

 

 

 

 

 ---

 

 

 

 

 ひゅ、はふと息の荒い友奈を抱き抱える。

 汗がシャツに染み込み、濃厚な彼女の匂いが鼻腔をくすぐる中で少女を寝かせる。

 怒張を挿入したまま少女を寝台の上に乗せて、俺はその上に圧し掛かった。

 

「……、あったかい」

 

「ただいま、友奈」

 

「おかえりー」

 

 とろんとした瞳で俺を見る友奈。

 薄紅色の瞳が俺を捉え、小さく微笑みながら背中に手を回す。

 シャツは乱れ、白い柔肌を覗かせる姿を見た者は、恐らくこの世のどこにもいないだろう。

 

「んッ……!」

 

 何となく少女の乳肉に触れる。

 雪のような肌、餅を思わせる驚きの柔らかさが手のひらに広がる。

 

 唾液で肉粒をまぶし、ふにふにとした弾力を唇で挟み込む。

 持ち上げるように、そっと手のひらでこねるように揉むと少女が小さく呟いた。

 

「亮ちゃんって、私の胸……好き? 大きい方が好き?」

 

「友奈の胸が好き」

 

「……そっか」

 

「前より、少し大きくなったと思うよ」

 

「本当!?」

 

「う、うん」

 

「やったー!」

 

 そう告げると、にへらっとした笑みを友奈は浮かべる。

 もしかして気にしていたのだろうかと少女の髪の毛に指で触れながらそんな事を思う。

 首筋を撫でるとくすぐったそうに笑うのでそのまま続けているとやんわりと手で止められる。

 

「……ねえ」

 

「ん?」

 

「ぎゅって……して」

 

「……」

 

「もっと強く」

 

 要望を叶えるべく俺は少女の柔肌を抱きしめる。

 俺よりも体温が高い友奈の肌は柔らかく仄かに甘い香りがする。

 背中に手を回し、力強く抱き締めると吐息と共に耳に囁き声が響いた。

 

「……これ、安心するね」

 

「これぐらい、いくらでもしてやるよ」

 

「――亮ちゃん」

 

「どうした?」

 

「亮ちゃん」

 

「ん?」

 

「すき」

 

「俺もだよ」

 

 額を触れ合わせる。

 腹を、腰を、接合部を密着させて、強く強く抱き締める。

 何者の介入も許さないとばかりに隙間などなく、お互いが腕を背後に回す。

 

「変な夢、見ちゃった」

 

「――悪夢か?」

 

「亮ちゃんがいなくなっちゃう夢とかも」

 

「――――」

 

 夢の中の俺はもしかしたら死んだのだろうか。

 そう尋ねようとした口を開けて、言葉はなく、小さな吐息と共に再び閉じた。

 夢は夢だと冷たい頭脳が囁き、何か気の利いた言葉を告げるべきだと心が囁く。

 

 至近距離にある幼顔の少女。

 今にも泣きそうな少女の頬を小さく撫でながら笑いかける。

 

「――だったらさ、放さないでくれよ」

 

「……えっ」

 

「こうやってさ。……俺は放す気なんかないよ」

 

「――――」

 

「夢は夢さ。俺はここにいる。友奈の隣にいるよ」

 

 ちゅ、ちゅと啄むような口づけをする。

 額を合わせ、薄紅色の瞳には優し気な笑みを浮かべる俺が映り込んだ。

 しばらくジッと友奈は俺を見ていたが、やがて瞼を閉じ、顎を上げて口づけを欲した。

 

「ん――」

 

 未だに挿入している怒張が再び力を取り戻すのを感じる。

 それは目の前の少女も解ったのか、両手、両脚を俺の背中や腰に回す。

 やがて、長い長い口づけの果てにつぅ、と透明な糸を口端に垂らしながら少女は言った。

 

「私は、……私も亮ちゃんを放さないから」

 

「ずっと?」

 

「ずっとだよ!」

 

 そう改めて口にした。

 そうして笑みを浮かべる少女は、相変わらず可憐であった。

 友奈の脚が腰を押し、膣の最奥へと復活した怒張をぎゅうっと押し付けさせる。

 

 ――ぐちゅりと結合部から淫音が聞こえた。

 

「亮ちゃん」

 

「――――」

 

 好きに動いて、と艶やかな唇が、快楽を望む言葉を鼓膜に響かせた。

 

 

 

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