映画を見終えると、自由時間だ。
園子(小)はスヤスヤと昼寝をして、ひなたは夕ご飯の準備をする。
俺は客ではないので園子に毛布を掛けると彼女の手伝いをする。
「〜〜♪」
ザクッ、と包丁が野菜や肉を切る音に混じる鼻歌。
エプロンを身に着けた少女の背後に立つ。手伝いと言っても、献立を俺より背丈の小さい巫女が決めたら、それに沿った手伝いをするくらいなのだが──
「あ……もう……亮之佑さん?」
そっと抱き締める。
小さい身体は肉付きが良く、私服越しに揉んだ乳房は豊満だ。
ひなたはクスリと笑うと抱擁する腕にそっと手を添える。
「料理中だからダメですよ?」
どこか妖艶に笑うひなた。
乳房を揉まれようと、尻に怒張を押し付けられても、余裕の表情だ。
「……ひなたさん」
「なんですか?」
「抱かせろ」
強く抱いて耳元に囁くも、彼女は緩く首を振る。
「駄目です」
撃沈だった。若葉ならきっと賛成してくれたかもしれない。
「若葉ちゃんでも駄目な時は駄目ですよ」
尻に肉棒を擦りつけ、パン、と叩くと彼女は小さく息を止める。
長い黒髪に鼻を突っ込むと甘い香りが肺に広がる。
「抱かせろ」
「……駄目、です」
一瞬、交わした視線。困った人を見るような眼差しが逸らされる。
ぎゅむ、と衣服ごと乳房を揉みしだくと身体をくねらせる。んん、と悩まし気な吐息を漏らすひなたのスカートを捲り、中に手を入れる。
「あっ……!」
艶めかしい脚を撫で、ショーツに包まれた秘所に指を宛がう。
スカートの中、生地に包まれたそこは柔らかく、しっとりとしている。グリッと指で秘所を押し、擦ると彼女は「ダメ」と甘く囁く。
「『ひなた、抱かせろ』」
「若葉ちゃんの声を出しても駄目ですよ……ぁ……っ……」
「こんなに濡れてるのに?」
「……んっ、濡れてなん……っ、だめ……」
小さく喘ぐひなただが、料理の進捗には影響が無い。熟練の技だろう。
「こういうことをしてくるだろうなって思ってました」
「ほう。……では、今日の下着は何色かな?」
「そうですね……確か、黒だった気がします。……朝に送りましたよね?」
「いや、確か花柄の白い紐パンだった筈」
「ちゃんと見てるじゃないですか。……その紐は引っ張っては駄目ですよ」
くすっと小さく笑う少女。
そっと包丁を置いて俺に流し目を見せる彼女に思い出す。
乃木家一行──今日はリトル園子とひなた──が来る前に、行くことを連絡してくると同時に下着姿の彼女の写真が送られてきたのだ。
鏡越しに撮ったひなたの下着姿。白い肢体を包み込む純白の下着。
花柄模様とやや生地が薄い下着はその奥を透けさせ、男の劣情を誘うものだった。
「……興奮しましたか?」
「二枚目の目元を手で隠して、ちょっと半脱ぎだった方が興奮した。下の毛とか乳首が見えてるの」
ちょうどこんな感じかなとスカートの中でショーツを弄る。
僅かにずり下ろすと、ふわりとした陰毛の感触が指に広がる。
「やっぱり、ああいうのが好きなのかなって思いまして……あの、ホックを外さないで下さい。……もう、手癖が悪いですね。ほら、言ってる傍から紐を解かないでと……ん……」
背中に手を添えてブラホックを外す。
ぶるん、と衣服の中で揺れる乳房の存在を確認した俺に、ひなたは尻を押し付ける。拳一つ分の距離が生まれ、黒髪の巫女は俺に上目遣いを見せる。
ほんのりと頬を赤らめ、愛想の良い微笑みを──その笑みに凄みを見せる。
「これ以上のお触りは……怒りますよ?」
「よーし、手伝いますよ」
「ふふっ……ありがとうございます。……んっ」
彼女が怒るギリギリのラインを見定めて撤退する。
その直前に、ひなたは俺に顔を向けると唇同士を重ね合わせる。それが遊びの終わりを意味していて、俺は手を離した。
解放された巫女はエプロンを揺らして調理を再開した。
「……あんまり挑発すると滅茶苦茶に犯すから」
「怖いですね。私はそんなつもりはないですけど」
肉棒を苛立たせるのが得意な巫女は俺の言葉に笑みを浮かべる。
「……楽しみにしてますね」
「ごちそうさま~。ひなた先輩のご飯、美味しかったです~」
「はい、お粗末様です。ちなみに亮之佑さんも手伝ってくれたんですよ」
「えー! かっきー先輩が!?」
「いや、手伝いくらいはするよ。なんなら明日の朝食は俺が作るからね?」
「冗談ですよ~。かっきー先輩のご飯も美味しくて好きですよ」
ふにゃり、と顔を緩めるリトル園子。
この力の抜けた警戒心の無い笑みを見ていると自然と笑みが浮かぶ。
「ふわわ~」
欠伸をする少女はサンチョ枕を抱く。
思わず頭を撫でようか悩む。俺の心を読んだように頭を胸元にゴツンゴツン、とぶつけてくる園子(小)は「撫でて~」と可愛い鳴き声を発する。
「よしよし」
柔らかく艶のある髪の毛。その奥にある頭皮。
指に絡むことのない少女の金髪はさらりとした感触がする。指で梳く度にふわりと漂う少女の香り。頬を緩めて抱き着いてくる少女の甘えっぷりには自然と応えたくなってしまう。
手を置くと、園子が俺の腕を掴んで上目遣いを見せる。
「むふ~……昔からこうして貰ったんですよね~」
そうだっただろうか。
いや、こんな風に園子とべったりだった気がする。
どこに行くにも、何をするにも一緒で。
「かっきー先輩、歯磨いて~」
「いいよ」
「お風呂も一緒に入りましょう?」
「うん」
「眠いから運んでくださーい」
ニコニコ。甘えてくるリトル園子は腕と脚で俺に絡みつく。
甘い匂いと温かい人肌。程よい重さ。
薄着故に彼女の柔肌が俺に擦れ、ふにゅっと乳房が形を変えるのが分かった。
「……すやぁ」
もう自由気ままで、やりたい放題だ。
一瞬で眠ることのできるリトル園子を抱き上げる。
すぐに首に腕を回して抱きついてくる少女に愛おしさが湧く。
「お父さんみたいですね。反抗期が来たら大変ですよ」
「は? 園ちゃんに反抗期とか来ないから」
園子はいくら甘やかしても良い気がする。
それは、大人の事情でこの少女と引き裂かれたからか、俺が出会えなかった期間の園子だからか。答えを探るよりも、今は園子だった。
「……ですが、少し甘やかし過ぎだと思いますよ」
「そうですか?」
「はい、亮之佑さんは園子さんにも園子ちゃんにも優しいどころか甘いです」
なんだろうか、教育方針の話かな。
「それを言うならひなたさんも普段から若葉を甘やかして駄目にしてるじゃん。自分の靴下の場所も分からず、徐々に下着がエッチな物になっているのにも気づかないじゃん」
「若葉ちゃんは良いんです。私抜きで生きられないようにした責任は取りますから。それに私だって若葉ちゃんには時に厳しくもします」
確かに甘やかし過ぎて良いことはない。園子なら大丈夫だと思うが、水を与えすぎて腐る姿なんて見たくはない。
ただ、どうしても、この小さな園子を見る度に際限なく甘やかしたいと思うのだ。
「ひなた先輩もかっきー先輩に甘えたいんですよ」
そんな時、リトル園子が俺の耳元で囁く。
「……そうだと思う?」
「あの顔は欲求不満な顔ですよ~。そうでないと、あんなにエッチな写真を送ったりなんてする筈ないんよ〜」
確かに一理ある。ふと、ひなたの顔を見ようとするも姿が見えない。
「──園子ちゃ〜ん? 誰の顔がなんですか〜?」
「ピッ!?」
いつの間にか俺の背後にいたひなたがリトル園子に顔を寄せる。殆ど身長が同じだからか同級生にも見えなくはない。
小さく悲鳴を上げた少女は再び夢の世界に潜るが、巫女は追撃をする。
「……むにゃあ」
「あんまり亮之佑さんを困らせると若葉ちゃんに言いつけますよ」
膨らんだ鼻提灯が割れた。
ふわわ、と鳴き声を発する園子は俺から飛び降りると、ひなたから逃げ出した。
それからリトル園子とは普通に風呂に入った。
エッチなことはしない。ただ、純粋に一緒に入浴して、話をして過ごした。
客間に少女を抱きかかえていく。
二人分の布団は既に用意してある。ぴょん、と布団に転がる園子は既にパジャマ装備だ。
「すごく健全でしたね~」
「ね」
「でも、私としては少し不満ですよ~」
「じゃあ、今から不健全なことするね」
「え、あ……」
鳥を模したパジャマのボタンを外していく。
あ、とか、や、とか甘い声をわざと聞かせる彼女だったが、完全にパジャマを脱がせて下着姿にすると、急に静かになった。
柔らかい生地から覗くのは白い肌に、大人っぽさのある紫と白の下着。
「……どうですか? セクシーポーズ~……」
顎に指を置いてウインクするリトル園子。
俺が同学年の男子だったら、簡単に堕ちてしまっただろう。
「すごい、エッチだ。襲っちゃうね」
「……ひゃ~」
小悪魔感のある彼女は微笑と共に羞恥の吐息を漏らす。そんな姿に手を伸ばす。ブラジャー越しに柔らかな乳房を揉むと、手の平に確かな感触があった。
「ぁん……」
「園ちゃん、バンザイして」
「……は~い」
咄嗟に身体を左右に揺らす園子から、ブラを脱がせる。
彼女は抵抗もせず、バンザイの体勢で成長途中の乳房と桜色の乳首を見せる。視線を向けると恥ずかしがって胸元を腕で隠す。
それから園子は半眼で俺を見つめた。
「ぅ~……かっきー先輩」
「なに?」
「脱いで下さい。私だけズルいです」
ぷくっと頬を膨らませる。
子供っぽい、可愛らしい仕草に俺は笑った。そして上着を脱いで上裸になる。
「……ッ!」
一瞬、少女の目が泳いだ。
俺の肉体美に惚れたのかもしれない。ガバッと抱き締めると、きゃー、とわざとらしい悲鳴を上げて寝台に倒れ込む。
胸板に柔らかい乳房が潰れる。
髪の毛を撫でて、頬擦りしてくる園子と唇を重ねる。
「ん──んむ……ちゅ、ん……」
柔らかく瑞々しい。
唇を重ね、互いの唇を甘噛みするだけの物だったが、充足感がある。
まろやかな乳房を手の平で押し潰し、乳房を指で弄る。小学生の園子はほんのりと顔を朱色に染めながら、素直に快楽を享受していく。
「かっきーせんぱぁい……」
甘い声音。
媚びるような吐息。端麗な美貌を快楽に緩め、瞳には俺だけを映す。
「ん──」
リトル園子からの口づけ。
それは唇だけではない。頬や首筋を強く吸う。
俺は力を抜いて、彼女の髪に鼻を突っ込み、身を任せる。
「……キスマーク、作っちゃいました~」
俺の耳元に口を寄せた。
自分の所有痕を残したという幼い宣言と微笑が怒張を滾らせる。
「これで、私の物なんよ……ぁ、ん……っ……!」
クリクリと乳首を弄る。
指の腹で先端を、爪で根本を擦り続けると、小刻みに震える。
「──は、あ、ん~……」
きゅっと唇を結ぶ。
少女の達した姿を見つめ、乳頭を引っ張り擦る度に脚が伸びる。
「あっ、あ……ッ!!」
涙に滲んだ瞳が見開かれる。
じわりとショーツの布地の一部が染みを作り、腿を擦り寄せる。甘ったるい嬌声を漏らし、俺の腕を掴む少女の姿に加虐心がくすぐられる。
「ふ、ぅぅ……」
カリカリ。乳首を爪で弾く。
気持ちよさそうな顔で喘ぐ園子の口端から涎が垂れる。
「俺は園ちゃんの物だよ」
「やぁぁあっ……!!」
耳元で囁き、下着越しに恥部を指で擦る。
上下に恥部の陰唇をなぞりながら陰核らしき部分を指で押す。腰を浮かせる少女の腹部を舌で舐め、揺れる乳房に口づけする。
「ん、ぁッ、……あッ!!」
仄かに血の味がする乳首を唇で引っ張り、もう片方の乳首を指で弄る。
薄毛から覗く陰核を弄るのも忘れずに擦る。
「~~~ッッ!!」
ビクッ、と何度か小刻みに少女が痙攣する。
言葉にならない悲鳴を漏らし、ショーツから溢れた雫が太腿を伝う。はー、はー、と荒い吐息を漏らし、顔を隠すように腕を置く園子を見下ろす。
「……こんな風に」
「ん?」
「園子先輩も調教したんですか?」
腕から覗く少女の瞳。涙混じりの目は宝石のように煌めている。その口から『調教』なんて言葉を聞くと、少し背中がゾクゾクする。
「他にはどんなことをして私を虐めたんですか?」
「そうだね……」
「虐めたのは否定しないんですね~」
「……四つん這いになろうか」
ゆっくりと四つん這いになって腰を上げる園子。
丸みを帯びた尻を振って、俺の手をショーツのウエスト部分に掛けさせる。
一人盛り上がる彼女の下着を脱がせる。
ぷるりと揺れる尻。その奥ではピンクの媚肉が小さく開いて蜜を垂らす。小さな陰唇の縁を指でなぞり、ゆっくりと挿入する。
「は……ぁー……」
温かく濡れた肉壺。
にゅる、と膣襞が指を包み蠕動する。
「ふ、わ……」
ぴくんと園子の身が震え、新たな蜜が湧き出す。
それが潤滑油となり、俺は更に奥へと指を伸ばす。
「っ……ぁ……」
透明な愛液が陰核を濡らす。
そっと指の腹を添えると、園子の脚が僅かに力んだ。
ぞり、ぞり、と前後に摩るように愛でる。
「そっ、それ……!!」
頭を垂れる。
感じ入っている横顔は、口端から涎が垂れているのに気づかない。
浮かぶ腰を叩くと彼女の腰が硬直し、尻が揺れる。
柔らかく独特の弾力がある尻肉を撫で、肉粒を愛でる。
挿入した指を折り曲げ、膣内と外から陰核を潰し、押し、突く。
「あっ、だ、だめっ! いく……! ぁぁ! ア──ッ!! ~~ッ!!」
かくっ、かくっと腰が跳ねる。
飛沫が散り、俺の手を汚す。淫香が鼻腔に広がる。
「へっ、は……」
犬のような吐息を漏らし、ぷるぷると震える園子。
彼女の尻に軽く手を這わせると、力尽きたのか布団に倒れ込む。
「えっち……」
髪を乱し、涙に瞳を濡らした彼女は女の表情で俺を見た。
その瞳に宿る情欲の炎は燃え上がり、俺に雄としての期待を見せる。
「ゃ、ぁぁぁぁ~~~ッッ!!」
僅かに腰を突き出した園子に剛直を突き下ろすと嬌声が響く。
顔をシーツに埋める少女の乳房を掴み、俺はピストンを始める。
「園ちゃん……ああ、大きい方のだけど、こんな風に組み伏せられるのが好きなんだって」
「ゃ、ぁ、ぁ」
「寝バックって言うんだよ。覚えてね」
「おっ……! オッ、……ぁ、ッ……!」
大きな声を上げる園子の姿が中学生の方の彼女と重なる。
サンチョ枕に頭を押し付けて、ピストンの速度を上げていくと、
「~~ッ!! あぇ!? あっ! やっ! ふわぁぁぁ……!!」
一突きごとに締まる肉襞。
胸の突起は硬く、手の平で揉みしだくとびくっびくっと身が上下する。
波打つ尻肉。達する園子は身を揺らし、反らし、喘ぐ。
「こうしていると逃げられないし、俺に求められるのが好きなんだって」
「ぁぁっ、ぁぁ……!」
「園ちゃんは本当にかわいいよね。……聞いてる?」
「こえっ、だめっ、おくにきちゃッ……!」
ピン、と身体が伸びる。
彼女の最奥に向けて俺は腰を突き落とす。何度も。何度も。
「うん。そうだね。いっぱい気持ちよくなってね」
ぱん、と根本まで肉竿を押し込む。
か、は、と園子が息を吐いた。
小さな肢体に覆い被さり、一切の快楽を逃がさずに腰を振る。
「ごめっ、にゃさい……あっ! ぅぅ~~! ぅや……!」
謝りながらシーツを握る園子の手が強張る。枕にくぐもった悲鳴が広がる。
頬に涙を伝い法悦に至る彼女に、俺はまだ突く。
「ぁ、ぁ、あ、あ、あああっ……!!」
押さえつけられた頭を振り、髪が乱れる。
それでも俺のピストンから逃れることはできず、諦めたように顔を布団に伏せる。
突いては、揉む。抱く。
抜いては、嗅ぐ。撫でる。
釣った魚のように跳ねて暴れる彼女はすっかり大人しくなっていた。
耳を赤く染め、滑らかな背中に汗を滲ませ、目が合う。
「かっ、きぃ、ぃっ、ぁ……~~~!!」
濡れそぼった肉の最奥に剛直を突き刺す。
彼女を抱いて、白濁を吐き出す。
「あああっっ……!!」
覆い被さった園子の肢体が何度も跳ねる。
震える尻に竿を押し込み、精液を小さな子宮に流し込む。
「……ふぅ」
「かっきぃ……だいすき……」
余韻に浸り、力尽きた彼女が眠るまで俺は傍にいた。
汗や涙を拭い、すやすやと眠る彼女の髪を撫でると寝室を出る。
そっと忍び足で風呂場に向かい、シャワーを浴びる。
その後、何か飲もうと思ってリビングに行くと、ソファにひなたが座っていた。
「……お疲れ様です」
「どうも」
「園子ちゃんを寝かせるのはお手の物ですね」
「長い付き合いなんで」
優し気な言葉を投げかけてくる少女。
可愛らしいパジャマを着用した彼女の隣に座ると、テーブルにはホットココアが置かれていた。まるでタイミングを見計らったように温かいソレに目を向けると、
「どうぞ」
と手を差し出す巫女に従って、口にする。
甘い。ホッと一息吐く。
同時に、肩に触れる柔らかさは少女が確かにそこにいるのを実感させた。
「美味しい」
「良かったです」
俺の隣に座るひなたは、静かに雑誌を捲っていた。
同年代の少女が好みそうなファッションとかアウトドア用品とか、そういう類の物だ。
「そういうの、好きなんですか?」
「皆さんとこういう話もしますから。好きかどうかで言えば、それなりですよ」
ペラリ。ページを捲る音を聞きながらココアを飲む。
じわりと身体に熱が広がる。
「今日、若葉、来なかったですね」
「今日は園子さんと寄宿舎の方で泊まるそうです。ほら、また慰安旅行で無人島に行くじゃないですか。それで変なことをしないようって監視を」
「ああ」
慰安旅行は毎年の恒例行事だ。
この繰り返す日々の中で、毎回違う場所に行くようにしていたが、
「無人島って乃木家所有の?」
「はい。数年ぶりですね」
随分と前にも行った気がする。
慰安旅行の度に乃木家所有の様々な場所を巡ったので、久しぶりだろうか。
「今回はミステリーツアーなんて開催するらしいですよ」
「俺、ミステリーはちょっと」
「推理が苦手な人は最初に死体役になるそうです」
そんな風な雑談で話が盛り上がる。
そうしてココアを飲んで、歯を磨いた後も、彼女はソファに座っていた。
「ひなたさん」
「はい?」
彼女は何かを待っているようだった。
俺は少し考えて、彼女の名を呼ぶと顔を上げる。見つめ合う中で、
「一緒に寝ましょう?」
ひなたは拒否しなかった。
東郷のように従順に、俺の腕に抱かれて寝室についてきた。そっと乳房を揉んでも、昼間のように抵抗も怒ることも無かった。
これから彼女は俺に抱かれようとしているんだな。
そう思って腕に力を入れると、ん、とひなたの口から声が漏れる。
「……ちょっと、力が強いですよ?」
文句を言う彼女を連れて寝室に到着する。
先に寝床に入り、掛け布団を捲ると、少女は静かに入り込んでくる。
密着すると布団内にじわりと熱が広がっていく。
「……」
「……」
眠気は訪れなかった。
リトル園子とイチャイチャしていて体力は消耗した筈だが、目は冴えている。
先ほどのココアの力もあるのだろう。
横向きになったひなたが俺を間近で見つめる。
睫毛の長い瞳。きめの細かい白い肌。
「……滅茶苦茶にしないんですか?」
ぽつり、と巫女がそう言った。
寂しそうにそう言うから、俺は彼女を抱き寄せた。
「んっ!?」
柔らかく、小さい身体。
豊満な乳房に肉付きの良い脚が密着する。
抱き締められた少女の肢体から徐々に力が抜けていく。
おずおずと背中に腕を回して、身を俺に預ける。
待ちきれないように、唇は彼女の方から押し当ててきた。