悪夢を見た気がする。誰かに怒られたような内容だった。
パチン、と風船が割れるように目が覚める。そっと周囲を見渡すと清潔感と共にファンシーさのある寝室が目に付く。同時に、手首と足首に違和感。
「……手錠に足枷か」
どうやら拘束されてしまったようだ。全裸で。
犯人はいったい何者なのか。その疑問は扉を開けて入ってくる少女に解消する。
「おはよう」
ふんわりとした柔らかな声音。
身体を起こすと、じゃらりと金属質な音がする。柔らかなベッドに座る俺に近づいてくるのは乃木園子だ。
バスタオルを身体に巻き付けている。露出は太腿と肩のみだが、その純白さが眩しい。
「むむむ、エッチな視線を感じたんよ」
「気のせいじゃない?」
「ふーん」
おもむろに園子は前屈みになる。バスタオルから覗く乳房の上部分と谷間に目が吸い寄せられる。小さな笑い声。顔を上げると園子が笑っていた。
コロコロと無邪気に笑う彼女を俺はぼんやりと見つめた。
「気のせいかな~……? うん、そういうことにしてあげる」
笑って満足したのか、むふー、と吐息を漏らす園子は妖艶な笑みを見せる。
改めて周囲を見渡す。
園子の住まうマンション、その寝室は相変わらず可愛らしい。サンチョ枕を中心とした個性的かつ女の子な感じの物が多い。部屋のいたるところから彼女の匂いがする。
「ねえ、かっきー」
「うん」
「お腹、空いてない?」
彼女がいつの間にか手にしていたお盆にはツマミと飲み物が入ったグラス。
「はい、あーん」
小さな白い塊を渡されて、口に含む。
まったりとした味わい、これはチーズだろうか。ついでに園子の指も口にするとほんのりとした塩味が良いアクセントになる。ちゅっと吸い付くと園子はやん、と鳴いて指を引き抜く。
もー、と少し怒ったような顔で指を唇に宛がう姿を見ながら、チーズを味わう。
「美味しい」
小腹の膨れた俺の近くに園子は座る。
無防備に顔を近づけて、いつでも抱き締められる距離で笑顔を見せる。可憐だが男を知った女のソレは視線を吸い寄せられる。
さりげなくバスタオルの裾を捲ってセクシーポーズをしてくると、視線をどこに向けたら良いのか分からなくなってしまうが、気づくと手を太腿に置いていた。
「ここも食べたいな」
「……ん」
滑らかで肉付きの良くなってきた腿を撫でると、彼女は恥じらうような吐息を漏らした。
その反応に血が下腹部に巡るのを感じながら、
「それで、これはなに?」
じゃらじゃらと手錠と足枷を鳴らす。スッと園子が真顔になった。
「かっきーを拘束しちゃった」
「……」
「もう部屋から出さないつもりだけど。……イヤ?」
コテン、と小首を傾げるが、ここで嫌と言っても効果は薄い気がする。
いつでもキスができるほどに顔を近づけてくる園子。
ふんわりとしたケーキのような甘い匂いを漂わせ、首筋に唇が触れる。男を弄ぶような、悪魔の口づけだ。でも、その瞳の奥には暗い感情が垣間見える。
絶対に逃がさない。部屋から出さない。それを彼女はやろうと思えばできる。
「エッチなこと、するつもりなんだ?」
「そうだよ。誰にも邪魔されず、私がかっきーを独り占めして食べちゃうから。かっきーは私をイチャラブエッチで満足させないと、この部屋から二度と出ることはできませ〜ん」
いつの間にかそんな事態になっていたらしい。
ならば仕方がない。
「園ちゃんに捕まっちゃったら仕方ないよね」
「……♪」
好きな少女に押し倒されるのは気分が良い。
たとえ拘束されていても。たとえ監禁されていても。
「がおー」
ちゅ、と味見するように首筋にキスされる。
何度も何度も、味わうように熱を込めて、何度も。
「ん……おいしい……」
「ぺってしなさい」
「や。かっきーだって、私の色んなところをぺろぺろする癖に何言ってるの? 不公平なんよ」
「美少女と俺の価値は等しくないんだ」
「私にとっては同等だよ」
ぺろり、と舌なめずり。
金髪の少女は俺の上に覆い被さり、ほんの少し前歯を立てて首をかじる。
唾液が混じり、くちゅ、と水音が立つ。
園子は面白がるように首を愛撫しつつ、俺を見下ろす。
興奮したように肌を僅かに赤らめている少女の顔は邪な微笑がある。
俺の反応を愉しむように、瞳の奥には暗いものがあった。
「ねえ、このバスタオルの下は何を着てると思う?」
肩を掴み、髪の毛を肌にくすぐらせる。
親愛というよりも、所有を宣言するような口づけ。園子からの質問はそんな時に行われた。
何を着用しているか。
水着か、下着か、エッチなコスプレ衣装だろうか。上は何も着けていないと仮定して、ギリギリショーツを穿いている可能性もある。
バスタオル一枚で無限大の可能性を園子は生み出していた。
「いや……」
そもそもバスタオル越しとはいえ密着しているから分かる。
異様な乳房の柔らかさと捲れたバスタオルから覗く尻肉から答えを察する。
少女がそっと身を話し、俺の手にバスタオルを掴ませる。
「……脱がせて?」
はらり、と巻き付けたバスタオルが解ける。
露わになる豊満な乳房はぷるりと揺れ、くびれた腰と恥部を隠す物はない。ただ、少女は微笑をこぼしながらも、俺の反応をジッと見つめる。
「……見過ぎだよ~。いいけどね」
そのまま裸体を晒す彼女は、当然のような顔で俺への愛撫を続ける。
「かっきーってやっぱり私を辱めるのが好き?」
「んっ」
園子の指が俺の胸板を歩き回り、きゅっと乳首を摘まむ。
同時に、赤い舌で乳首を舐める。
俺の肌に長い金髪を広げ、じっとりとした目で俺を見つめている。
「それとも、こんな風にされるのがいいの?」
変態さんだ、と挑発するように園子は笑った。でも、好きだよ、と甘い声で囁かれると頭が溶けそうになる。
生暖かい吐息が乳首をくすぐる。じゃらりと手錠を鳴らす俺を彼女は見つめる。
つんつん、クリクリ、と園子が俺の乳首を弄る。
「……っ」
形を変える柔らかい乳房と硬くなってきた乳頭が腹部で擦れる。
「……当ててるんよ」
「まだ何も……言ってないんだけど?」
「分かるよ。かっきーのことなら。──はむ」
乳首に唇を押し付けて、園子は舌先で転がす。
もどかしい快感が脳を走り、俺は小さく呻くと彼女は目を細めた。
まるで普段されていることへの仕返しとばかりに園子は俺の乳首を責める。
口に含んで甘噛みし、転がし、唾液に絡めて押し潰す。
同時に、もう一方の乳首は指で転がし、爪で弾いて、指の腹でこねる。
「くっ……ぅ……」
「かっきー可愛い」
俺ならそこで終わっただろう。
だが、彼女にはもう一つの武器がある。
乳房だ。杏仁豆腐のように柔らかく、それでいて弾力がある。白い肉果は形を変えて視界と触覚から快感を押し付けてくる。
「園ちゃん……」
「そうだよ? 気持ちいいね?」
ふ〜っと吐息を乳首に吹きかける園子。
その無邪気な横顔が、小悪魔的で加虐的で本当にかわいらしい。
ちゃりちゃりと手錠が揺れる。
俺をジッと見つめながら、奉仕する園子は耳元で甘く囁く。
「かっきーはどっちでもおっぱいが好きだもんね~……?」
「うん……好き……」
ニッコリと静かに笑う園子が俺の手を掴む。
そのまま引っ張り、自らの乳房に押し付ける。ふわふわな乳肉は揉んでいるだけで幸せを運んできそうだ。
ピンクの乳首はツンと上を向き、指の腹で押すと彼女は小さく喘ぐ。
「……ぁん」
トクン、トクン、と彼女の鼓動が手の平から伝わってくる。
やわやわと揉む度に少女はわずかに身動ぎする。そのまま俺に乳房を揉ませたまま、淑やかな顔で肉棒を掴む。
園子は愛おしむように指で裏筋を撫で、亀頭の縁で弧を描く。
「っ、あ……その、ちゃん……っ」
雁や竿に指が絡み、動く。
鈴口から垂れる先走りを指に絡めるとゆっくりと竿に塗りたくる。丁寧に、しかし徐々に速度を上げて扱く様は、俺に確かな快感をもらす。
生乳だけではなく彼女の手淫に俺はだらしなく喘ぎ、呻く。
悶える度に、園子の手は慈しむように肉棒を包み、しゅっ、しゅと手淫の速度を上げていく。
高まる射精速度に身を任せようとした時、その勢いは下がった。
「はーい、おっぱいの時間だよ~」
身体を俺の下腹部に移動して、乳房に竿を押し付ける。
ぐにゅ、と形を変えながら乳首が亀頭に擦れて、絶妙な快感を与えてくる。だが、絶頂にはギリギリで達しそうで達しない。
慣れた様子で竿を生乳に挟み込んで温める園子はゆっくりと上下に扱く。
死ぬほど可愛らしい上目遣いで俺の反応を見て、乳圧に緩急を入れて調整しているのだ。俺の射精は園子によって管理されている状態だった。
「出したい~……?」
「うん」
「でもダメ~。我慢だよ?」
白い肉果から覗く赤黒い怒張に唾液を垂らして、ぐちゅぐちゅと乳房を性器のように園子は扱う。そうして俺に奉仕しながらも、ぬるま湯に浸かるような快感で俺を弄ぶ。
自然と腰を動かし始めるところで、園子が口を開いた。
「かっきー」
「ハァ、ハァ──、なに……?」
「せっかくだから、あれしよっか」
悪戯っ子のような表情で提案された内容に賛同した俺と交代するような形で、園子がベッドの上に仰向けに寝そべった。
「というか、枷は外さないの?」
「どうせ外せるでしょ? それでなんだかんだで私に着けさせて、ゆーゆ達に見せられないような酷いことするんだ。まったく〜エッチな男ですな〜」
「エッチなのは妄想力に溢れた園ちゃんだよ」
足枷を外した俺は四つん這いになって園子に跨ると、頭から下腹部側へと進む。
ちょうど、彼女の恥部が目の前で止まると、怒張が園子の顔の前に来る。
要するに、シックスナインの体位だ。
「あむ……」
視線を彼女の頭部に向ける。
じゅぷ、と水音を立てて剛直を口に含んだ園子は何故か得意気な表情をしている。
唾液に塗れた舌で丹念に竿に奉仕する彼女は、より喉奥へと誘おうとする。このまま果てさせるつもりなのだろう。
「もごっ、も~」
下手に喋ろうとして謎言語しか話せない彼女だが、その刺激もまた俺に刺激を与える。
咄嗟に腰が浮くが、それを見越したように園子の腕が腰に巻き付く。
そのまま尻を掴んで、彼女は俺の剛直を頬張った。
熱心にフェラチオを始める。
熱くぬめる口腔で竿を受け入れると同時に、唾液を舌で塗りたくって吸い付く。ぶぷっ、ずぷっ、と下品な水音をこぼしながらも園子は止まらない。
根本に吹きかかる鼻息は熱く、こくんこくんと唾液と先走りの混じった物を嚥下していく。
「くっ……」
陰嚢を手で揉み、確実な射精を彼女は求めているようだった。
だが、ただで精子を吐き出すつもりはない。
顔を戻すと目の前には濡れた園子の媚肉がある。
薄い金の恥毛を生やした貝肉を指で開くと、とろりと蜜が垂れ落ちる。
「ぷあっ!?」
園子の媚肉に吸い付く。
ぷるぷるの陰唇を指で開き、舌を挿入する。
同時に刺激を受ける竿を喉奥に押し込むように腰を揺する。
「んぶっ、ぉっ、ぇっ……!」
わずかに歯を立てた園子にお仕置きするように陰核に親指を添える。
小さな包皮を剥き、指の腹で擦る。
「……っ! んんッ!!」
くねくねと動く腰を掴み、爪で肉芽を潰し、弾く。
快楽を溜め込むように腰を浮かせる園子に剛直を押し付ける。いつもよりも我慢する園子に感心しながら、俺は彼女の脚を大きく開かせる。
「んむっ! ひゃっひー! そほ、らめッ……!」
ひくつく園子の媚肉に吸い付く。
じゅるじゅると甘露を味わい、指はひたすらに陰核のみを押し潰す。
「……ッ、んんっ! ~~~~ッッ!!」
園子の腰が強く跳ねた。
その勢いで竿を吐き出す彼女と共に体勢を変える。
今度は互いに横になって、そのまま恥部を弄り、指と舌で犯す。
「くっ、ぅぅ……!」
園子の手足はがくがくと震える。
それでも竿を咥え、手で扱くという奉仕に全力を注ぎ、俺を射精させようとしてくる。
俺もまた彼女の恥部に顔を押し付け、すぼめた舌先で媚肉を味わった。
「んっ! んんっ! んぶっっ!! イウッ!!」
ぷしゃっと蜜が跳ね、俺の顔を濡らす。
「むぅっ……ふーッ……ふーッ……!」
園子が最後の抵抗に出たのか、竿を喉奥まで受け入れる。
子種をねだるように熱心に口内をすぼめる。その快感に俺は彼女の肉粒を弄り、媚肉から新たな蜜を噴かせる。
「んんっっ! ~~!」
片手を園子の乳房に伸ばす。
横になって潰れた餅のようになっていた二つの乳房の間に手を突っ込み、好き放題に揉みしだく。ホカホカで唾液と先走りに濡れた乳肉は重量感と共に多幸感を手の平にもたらす。
乳首を引っ張ると腰が小刻みに震えるのが肌で分かった。同時に彼女も口内に唾液を溜めて、竿に刺激を与えてくる。
膣とは違う感触の肉壺に俺は腰を振る。
抽送の度にぐぽっ、と唾液混じりの下品な水音が響くが気にはしない。射精衝動に導かれるままに園子の口を性器に見立てて、その瞬間を待った。
「ぐ、ぅぅ……ッ!!」
やがて俺は法悦に至った。
顔に飛沫を感じながら、雄汁が少女の口内を汚していくのを肌で感じる。
どくっ、どくっと濃厚な汚濁を注ぎ、彼女はそれを受け入れていく。
「ん……んくっ……」
無言で嚥下しながら、静かに肉竿をぺろぺろと舐める。
当然のような顔で奉仕しながらも、ふと俺と視線が合うと照れたような表情を浮かべた。
「ここまでは引き分けだからね」
絶頂した回数なら間違いなく園子の方が多いが、俺は紳士なので口にしない。
不要な言葉を口にしない。
それが可憐な少女の多い勇者部での立ち回り方だ。
手枷が外れる。
それをそのまま園子につけ直す。
「あ、あれ!?」
片方を園子に、もう片方をベッドの柵部分に掛けると、まるで俺が園子を監禁して拘束して辱めているみたいだ。
なんだか興奮してくる。
ふりふりと臀部を振る彼女の腰に手を添えると観念したように動きを止めた。
「ぁ……ゃ、んっ!」
つぷりと雄竿を呑み込んだ膣が蠕動した。
彼女の白い背中に汗が浮かぶのが見え、尻が左右に揺れた。
「ゃ、ぁぅ……」
なんとなく尻を叩く。
ぷるんと弾力のある尻肉が波打ち、女の嬌声を上げた。
「ねえ、かっきー。私がかっきーを独占したいんだけど?」
むすっと頬を膨らませ、上目遣いを少女は見せる。
自分の可愛さを分かっているような、そんなあざといポーズが俺の腰を動かす。
漂う色気や妖艶な表情が、園子の蜜肉の奥にまで貫かせる。ぷしゃ、とシーツに飛沫が散り、彼女は喘ぎ声と共にのけ反る。
「ぁ、んっ! ぁぁあっ!!」
「俺が園子を独占するんだ。勘違いするなよ」
「ツンデレ……あ! ぁぁっっ!!」
ふわふわした令嬢に似合わぬ悲鳴。
剛直で突き上げる度に四つん這いになった彼女が頭を垂れ下げる。ぷるんと揺れ動く乳房や尻を見ていると、肉棒が苛立ちを募らせる。
「……ぁ、そこ、そこだめ、だめ、なの……~~ッ!!」
ぎゅっとシーツが握り締められる。
金髪から覗く耳が赤い。こちらを時折見上げる瞳には涙が滲む。
「ぁん!」
尻肉を叩く。きゅっと肉壺が締まった。
「ゃ、ぁ、ごめんなさい、ごめんなさっ……ぁぁっ!!」
根本まで竿を呑み込む厭らしい膣肉の蠕動。
髪を振り乱し、あられもない声と謝罪をする口元に手を添える。瑞々しくも唾液が垂れた唇に指を入れる。
こじ開けた先に潜む舌を掴むと、口端から唾液が垂れる。
「どうして謝るの?」
「らって……独り占めひようとして……」
「違うよ。謝るのはこうして俺をイライラさせること。エッチでごめんなさいって言って」
「えっひでごめんなしゃ……あッ!」
怒張を突き上げる。
「聞こえないよ? え、なんだって?」
「えっちでぇ……ゃあっ!」
「言えよ! でなければイけ!」
「やっ! やらっ、ぁ、っ!」
「イけ!」
「~~~~!!」
ずるる、と竿を引き抜いて奥まで腰を打ち付ける。
声にならない悲鳴を上げて潮を噴く。抵抗するように指を噛むのを無視して舌を引っ張る。
「謝って許されるならお仕置きはいらないんだ。人を監禁拘束した責任取って、先祖代々から続くエッチな身体を堪能させろ!」
「ゃだ、ぃくっ、ぃぅ、ぃぐぅ……~~!」
臍側の膣襞を雁でゾリゾリと擦る。
彼女が悦ぶ場所を重点的に抽送の度に突くと園子は面白いほどに達した。ガクガクと膝を震わせて内腿には愛液を滴らせる。
「ゆるひてっ、ゆるっ……!?」
恥毛ごと陰核をぎゅっと摘まむ。
途端、園子は息を止めて肢体を硬直させ、ガクンと肘から崩れ落ちる。
「ああぁっっ!! あぁっ……!! ──!!」
涙に濡れた瞳は喜悦に染まっている。
崩れ落ちた彼女に背後から圧し掛かり、乳房を揉む。どのような状況下でも園子の乳房は柔らかく、乳首を引っ張るだけで膣を蠕動させてくれる。
「ひっ!!? ゃ、ぁ、も、ゆるしてっ!」
ずぐんと硬い亀頭が最奥を小突く。
膣が搾るように蠢き、彼女の嬌声が俺を突き動かす。
「最初からこんな風に射精されるのを期待してたんだろ?」
背中と腹を密着させて耳元に囁く。彼女が好む寝バックの体位だ。
淫香を振り乱す園子の顔は朱色を濃くし、肢体は抽送の度に跳ねる。
やだとか、違うとか、そんな回答をする度に俺は何度も彼女を味わう。
園子自身も興奮していたのだろう鳴き声混じりで肯定した。
「ひてっ、ひて……まひたぁ」
彼女の手の甲に手を重ねる。
ぎゅっと握ったまま、俺は一気に腰を打ち込む。
「~~~~~っっっ!!!」
園子を組み伏せて、視界が白く染まる。
電流のような快楽が背筋から脳に上がる。彼女の最奥に汚濁を注ぐ。
「ぁ……ぅ……」
「ふぅ……」
多幸感に包まれる。支配欲と独占欲が脳を刺激する。
女を組み伏せ、高鳴る鼓動を共にする。そのなんと素晴らしいことか。
最近は電子書籍なんて物もあるが、やはり読書は紙に限ると思う。
古臭い考えなのかもしれないが行為を終えた後の読書は格別だ。
「……すごかったんよ~。流石はかっきーなんよ」
ふにゃふにゃとした笑みをこぼす園子が甘えるように頭を胸元に擦りつけてくる。
頭を撫でると、くぅーんと子犬のように鳴く。
犬系少女を抱きながらページを捲る。
「次はご主人様とメイドのシチュがいいな~……なんて」
「もう読んでるからできるよ」
官能小説。最近、腕に抱いた少女や杏から借りることが多い。同時に気に入ったシチュエーションをそこから読み取って少女たちを抱くこともある。
「……じゃあ、ご飯食べたら……しよ?」
「衣装は?」
「ありまくりだぜ~」
「じゃあ……」
「メイドはかっきーね」
「え!?」
園子は楽しそうに笑う。
その姿を見ると、まあいいかと俺は思った。