もう何度目かも忘れてしまった寄宿舎。
学校も休みになった少年一人と多数の少女たちによる催しが行われていた。
──今年もお疲れさまでした。
勇者部部長、犬吠埼風の長い挨拶をスルーして始まった少女たちの宴が始まる。
王様ゲーム。脱衣麻雀。ツイスター。自撮り対決。ラップ対決。ポッキーゲーム。
少しだけ濃厚かつエッチで俺の情欲を誘うような内容もあるのは、既に男を知った女たちによる行為だからだろう。甘酒も入り、大人のテンションで盛り上がる者も多い。
止める者はいない。
そんな良い子が口を開けば「どの口が言うか」と真っ先にくすぐりからのお仕置きエッチが待っているからだ。……勇者部は長い年月を経て、すっかりと爛れてしまったのだ。
もちろん普段はみんな天使のようにいい子だ。しかし夜になればエッチになる。
昼は淑女、夜は娼婦。東郷みたいな女たちがキャッキャウフフとしていた。それを疑問には思わない。もうそういうものだと、俺も皆も受け入れていた。
「夏凜ちゃん、かわいかったね」
「そうだね。きっと、みんなに構って欲しかったんだよ」
恍惚とした表情で小刻みに震える夏凜(猫耳半裸ビキニサンタ服)をそっと床に寝転がす。
適当に風辺りに預けると、ガラリと少女が二人、宴会場に入ってきた。
「……待たせたな、みんな!」
銀が前転と共にマイクを拾うと、「おおっと!」と盛り上げる。
「さあ、着替えが済んだようだ!! では見せて貰いましょう!! 乃木家の先祖子孫コンビだああ!!!」
扉を開けて入場するのは二人だ。
乃木園子。そして乃木若葉だ。……おや? 背の高さが少し違う気がする。
「さっき階段で頭をぶつけて入れ替わってしまったんだ。そうだろ? 園子」
「…………な、なんよー」
ハア、とため息がこぼれる。同じ反応は他の勇者も同様だ。
解釈違いと言わんばかりの千景の冷たい視線と舌打ちが面白かった。
入れ替わりゲーム。
つまり、服も髪型も変えて本人になりきるゲームだ。面白いかどうかではない。既に多量の甘酒や最高品質の手料理を腹に詰め込んだ女たちが悪ノリでやると言ったのだ。
衣装交換ゲームは順調に進み、現在は若葉と園子が衣装を交換した。
その結果……。
「クオリティが低い」
「パチモノ?」
「恥ずかしがりながらやるのは一番中途半端です」
「くっ……」
若葉(園子の恰好)は涙目だ。
歴戦の仲間たちにバーテックスの一撃よりも重たい言葉にふらりと揺れる。
ほんのりと赤らんだ頬は、しかし罵倒に対する興奮……かもしれない。
「そんな訳あるか!」
「まあまあ、若……園子さんに似せようとすることが大事ですから。ねえ、若葉ちゃん?」
「うむ。おや、そこにいるのは亮之佑じゃないか。ちょっと尻を揉ませろ」
「そんな人だっけ?」
「違う、私はそんなんじゃない! 止めろ、園子! いや、私!」
ひなたのおっとりとした表情と言葉に頷くのは園子(若葉の恰好)だ。
俺に近づき、尻をサラッと揉んだ彼女は周囲の視線を集めると凛とした表情を浮かべる。
歴戦の勇者の表情だ。ごくりと少女たちが喉を鳴らす。
「なあ、亮之佑」
俺の首に腕を回すと胸を張って、園子(若葉スタイル)は言った。
「……今の園子を見ているとエッチな気分になってくるな」
「言うか! 私が! そんなことを!」
「落ち着いて乃木さん。いや、園子さんはそんな口調じゃなかったわ。そうよね、加賀くん」
「そうですね、ぐんちゃん」
「……ふん」
うっすらと口元を緩めて、俺の肩を触る千景。
最近は諦めたのか、遂に俺の呼び方を受け入れつつある千景にウインクすると彼女は薄っすらと頬を赤らめる。可愛らしい反応だ。人目のない場所に連れていきたくなる。
「ぐんちゃんのミニスカサンタ衣装がみたいな。部屋に行こう?」
「……い、今は高嶋さんに包まれているから」
「ふーん?」
千景(高嶋の衣服装備済み)の手を引っ張るが拒否される。だが、ホットパンツ越しに尻を撫でたり、秘所に指を押し付けるのは拒否されない。
この場合は、あと一押しという状態だ。
どうやって誘い出そうかと考えていると、少女たちが若葉(園子の恰好)を囲む。
「そうだよ。眉間にしわなんて作らないよー」
「これは園子だな」
「あれ、乃木じゃない? 乃木よね!」
「そ、そうか? ……そうかな~」
「すごい! 園ちゃんそっくりだよ!」
「……ああ、私は園子だったんだ!」
園子(若葉)は満更でもなさそうに友奈族たちとハイタッチを始める。
心なしか表情もそっくりになっている気がする。
「いえ、園子先生はもっとふわふわして欲しいですね」
杏は少しだけ厳しかった。頭を振るとふわふわな髪と胸元が揺れた。
「ふ、ふわふわ?」
「ムフフ……マウンテンのことだと理解しタマえ!!」
下からすくいあげるように乳房を衣服ごと揉んだ球子、いや勇者。
以前よりも大きくなった乳肉はずむっと少女の手にずむっと乗り、同時に若葉(園子スタイル)の顔を赤くする。
「んっ! ……球子ぉおおおお!!」
「ほぎゃあああ!!?」
決して羞恥ではない。いや欠片ほどはあっても怒りが強いのだろう。
ドゴン! と鈍い音。拳骨が決まった。
痛そうな悲鳴で屈みこむ球子の頭をそっと銀が撫でる。
「……どうでした?」
「パットだった。全然、成長してない。むしろ縮んだ」
「嘘を吐くな! ちゃんとある!」
「なんで大きくなってるんだ! 理不尽だ! 不条理だ! 何が高尾山だ! 詐欺師め!」
「逆ギレ!?」
これは放置すると球子の頭に拳骨の高尾山が量産されかねない。
いつまでも顔を赤くしていそうな園子(若葉)をぎゅっと抱く。確かに散々に抱き続けたからか以前よりも肉付きがよくなったかもしれない。
「ふーーー」
「んっ! ……お、おい、こんなとこで、はにゃぁ……」
ふっと耳元に息を吹き込むと、彼女はビクンと肢体を震わせる。
キッと気丈に睨む姿はひなたを真似して耳を甘噛みすると、あっという間にとろける。
「俺の知る園ちゃんはもっとお淑やかでファンキークレイジーだよ。ねえ、若葉(園子)……」
「うむ。男に抱かれたくらいで情けない。修行をし直せ!」
「園子さん……あ、いや、乃木さんなの? そのキャラで合ってる?」
「そうだぜ、千景。今すぐたかし……じゃなくて、友奈とくんずほぐれつしてきな。亮之佑は私のだからな。おっと、壁から情事を覗くくらいなら許しても……へべっ!?」
珍しく千景からの無言の腹パン。それを背後から高嶋がホールドする。
「若園子さん。ダメですよ。刺激するようなことを言ったら」
「ひゃわ!?」
「若葉ちゃんの恰好をした園子さん……ふむ、若葉ちゃんの下着ですね。ヨシ!」
「はわわ……ひなタンに食べられるよ~……え、ちょっと、脱がせるなんて聞いて……」
躊躇うことなくスカートを捲って下着の確認をする黒髪巨乳巫女。
指差し確認する彼女はぎゅっと園子を抱きしめ、百合空間を展開する。そんな少女同士の艶やかなシーンを見ながら、小刻みに痙攣する園子(若葉)を横たわらせる。
「ふわぁぁ……、……お、覚えてろよ」
「ん? あ、ごめん。うっかり」
「あ、謝るなら……その手を……ッ! ん……!」
「ほら、イけ。子孫の恰好をしたヘンタイ先祖め。みんなの前でイけ!」
「ま、まへ……んぁ、ぁ、~~~ッ! ぁぁ……!!」
気が付くと手癖で彼女を絶頂させたらしい。
右手が少女のスカートの中に突っ込み、下着を下ろして秘所を弄っていた。
耳を甘噛みして動けない若葉の媚肉を弄り、くすんだ金の陰毛を弄り、陰核を弄る。
「こ、これ以上は私もお前に容赦しないぞ」
「そうなんだ。……千景やひなたさん、杏やみんなの前で教えてよ。みんな見てるから」
そう言うと千景や高嶋、杏に連れられた球子たちが若葉を囲む。
それぞれ人の衣装やサンタ衣装とちぐはぐだが、その瞳には喜悦が見えていた。
「ほら、タマっち先輩。これが保健体育だよ」
「お、おお……! そんな指を……え、ええ……」
「千景先輩や杏はもっと激しいのを好むよ」
必死に否定する二人を見ながら手淫で若葉を悦ばせる。
遠くには若葉の恰好に暴走したのか園子がひなたを始めとした勇者や巫女たちに遊ばれていた。やはり乃木家はどこか虐めたくなるフェロモンを出しているに違いない。
「若葉ちゃんってここが弱いよねー。ぐんちゃんとは全然違うね」
「高嶋さん!?」
「どっちの声も可愛くて私は好きだよー、もちろんアンちゃんやタマちゃん、ヒナちゃんもね!」
高嶋に秘所への手淫を任せつつ、若葉の耳を甘噛みして嬌声を聞く。
神の手と称される高嶋の手は何度も勇者部リーダーを天国に連れて行って戻さなかった。
「ま、まて、やめ、やめろ……!! ぁぁぁっっ!!」
指先で弄られ続けた少女は園子以上に艶やかで、緩んだ女の顔を見せていた。
は、あ、と荒い呼吸を繰り返し、白い太腿に愛液を垂らす。
その痴態に笑みを見せる者や、赤面しつつも目が離せない者が小さく喉を鳴らした。ちゅぷちゅぷという水音が響き、園子の恰好をした若葉は、仲間たちの前で辱めを受けたのだった。
「この報いは受けさせるからな」
……とはいえ、こういう形でも仲間の絆や結束は深まると思う。
決して悪いことばかりではない筈だと、若葉に殴られた頬に氷嚢を宛がう。
「怒られてしまいましたね」
「亜耶ちゃん」
国土亜耶が近づいてくる。
サンタ衣装だが、誰の恰好なのだろうか。
「友奈先輩です」
慌てて周囲を見渡すと亜耶の服を身に着けた友奈と目が合う。大きな瞳を緩めて、こちらに手を振ってくる姿は天使そのものだ。可愛い。
近くにいる東郷(杏の恰好)も鼻血と構えたカメラ音が止まらない。
「スゥー…………!!」
「わわ」
亜耶に抱き着いて匂いを嗅ぐ。
友奈の匂いがした。そのまま亜耶の腹部に顔を埋めながら、小振りの尻を揉む。
「……ってことは友奈と亜耶ちゃんが合体したってコト?」
「ふえ? ……よく分かりませんけど、そこのコタツに座りませんか?」
「分かった」
そう言って亜耶と共に隣り合って座る。
コタツという休憩場所には誰もいなかった。みんな、歌を歌ったり、踊ったり、おしゃべりをしたり、百合の花を咲かせたり、思い思いに忙しい様子だった。
たまに、俺に対しての視線も感じるが、エッチな展開を期待しているのかもしれない。
ふわりと漂う友奈の匂いと亜耶の体温と匂いが俺の鼻腔から脳にビリビリと刺激を与えてくる。つまり天使と天使が合わさったということだ。
そっと肩を抱き寄せると、彼女は文句も言わずに恋人のように微笑んでもたれてくる。
「お師匠様。今年もあっという間でしたね」
歳を重ねると時間の経過は早く感じる。
俺も亜耶もそういう域に到達したのかもしれない。これが老いか。
「そうだね。亜耶ちゃん。もっと近くにおいで」
「もう密着してますよ?」
かつては若葉を性教育の見本にした仲だ。師弟関係だ。その甲斐もあって防人サークルの姫として君臨し、定期的にサークルメンバーのエッチな写真や動画を送ってくれる。
それを見て、そのメンバーに更に卑猥な写真を求めに行くこともあったが、それはさておき。
「雀先輩が持ってきたみかん、美味しいですよ」
「そうなんだ。食べさせて」
「はい。あーん♡」
肌の温度が分かるほど密着してくる亜耶はマイペースにみかんを口にする。雀が持ってきた物だ。彼女も亜耶の笑顔を見れば喜ぶだろう。
当人は夕海子と衣装交換で騒いでいて見てもいないが。
「……ぁむ」
亜耶の指ごとみかんを口にする。甘酸っぱい。
そして、近づいてきて分かるが微妙にサンタ服のサイズが合っていない。
胸元からはピンク色のブラジャーが覗き、更に隙間からは薄い色素の乳首が覗けた。
「亮之佑先輩」
「ん?」
「……興奮、しましたか?」
こちらの情欲をそそるような上目遣い。角度的に胸元が丸見えだった。
この小悪魔さなら、学校の男など亜耶にしか目がいかなくなってしまうだろう。
大きな瞳に、艶やかな唇。
そっとみかんを唇に宛がうと、あむあむと美味しそうに食べ始めた。ペットの犬みたい。
「亜耶ちゃんもすっかりエッチになっちゃったね」
「亮之佑先輩に教えられたんですよ?」
細い腰を撫でて上着の中に手を入れる。慎ましい胸元を手に収める。
緩いブラジャーを回収して、コタツに入れる。その合間も、亜耶のサンタミニスカートを捲ると、ピンクのショーツが露わになった。
「……あ、待って下さい。汚したら友奈先輩に悪いですから。んしょ……」
そう言って彼女は躊躇うことなくショーツを脱ぎ去る。後に残ったのは産毛のような恥毛のある少女の恥丘だ。
触れると熱く、少しだけ湿っていた。
「少しだけ生えてきたんです」
「ふーん。エッチじゃん」
「ぁ……んっ……」
「亜耶ちゃん、抱っこさせて」
ほんのりと頬を赤らめた彼女は「よいしょ」と言いながら俺の股の間に座る。
彼女を背後から抱きしめると柔らかな感触と甘い体臭が鼻腔をくすぐる。
「……亜耶ちゃ~ん」
「ゃ、ぁはは……くすぐったいですよ、亮之佑先輩……んッ……ぁ……」
乳房を手で弄ると、パンケーキみたいな感触を感じる。
同時にすりすりと恥丘を指で弄る。
少女の細い体躯を胸に抱きながら、暖を取りつつも彼女の体温を上げていく。ぷにぷにとした媚肉は指の中で解れるように濡れ始め、そっと目を伏せる亜耶が小さく嬌声を漏らす。
「……っ、ふ、ぁ……亮之佑っ、先輩……」
「ん? どうしたの亜耶ちゃん」
「私とハグして、……ストレス、減りましたか?」
園子曰く、30秒も抱き合っているとストレスの半分が減るという凄い技だ。実践しない訳がない。何よりもこうして抱きやすい少女が甘えさせてくれる状況が美味しい。
くぽくぽと指を浅く媚肉に抜き差しする。
その度に呼気を荒くしながら、振り返り、涙を滲ませた上目遣いをする亜耶に、
「うーん。そうだなぁ……亜耶ちゃんが俺の指でイッてくれたらストレスも減ると思うな。いっぱい気持ちよくなって、トロンってなってくれたら俺も嬉しいし」
「……っ、わ、分かりました」
静かに彼女は足を開いて、俺の手を受け入れる。
「いっぱい、私をイかせて下さい」
なんてエッチな誘い方だろうか。
遠慮なく衣服の中に手を突っ込む。ふにふに、と慎ましくも形の良い乳房を揉みながら、柔らかい恥部への愛撫を亜耶は受け入れる。
くちゅくちゅと小さな水音がやがて聞こえ出す。
すっかり感度も良くなり、以前よりも簡単に達するようになった少女が甘い吐息を漏らす。
「……ぁ……ゃ、……ん……だめ……、やぁ……ぃ、く……ッ!」
きゅっと腿が手を挟む。胸元に背中が押し付けられる。
顔を伏せ、ブロンドヘアが揺れ動き、薄い唇が小さく震える。
「ぅぁ……あぁ……」
まだ弱い絶頂だ。俺は手を止めない。
奥からあふれる愛液を指に絡めて、そっと陰核に指を添えながら膣襞を擦る。小さな肉粒は親指で擦る度に硬くなり、空いた手で弄り続ける乳首も硬度を帯びる。
亜耶は乳首よりも陰核を弄られる方が好きだった。
爪や指の腹で、根本や左右をコリコリと掻いたり、擦ったりすると脚がピンと伸びる。
「……ふっ、ん、んっ……」
は、ぁ、と少女の唇から声が漏れる。
泣くような喘ぎ声。
首筋からは甘い雌臭を、衣服からは友奈の匂いを漂わせ、首筋まで赤らんだ少女のブロンドヘアが揺れる。抱いた腕を強めると小さくとも確かな嬌声がこぼれた。
「聞こえちゃうよ?」
「ぁん……ぅん……ご、ごめんなさッ……~~!!」
周囲に隠すように唇を結んでいるが、恐らく気づいている者もいるだろう。
「亜耶、こっちを見て」
「ふえ?」
潤んだ瞳。赤い顔。荒い呼吸。服の中で乳首を抓る。
「~~~ッ、ぁぁ……!!」
媚肉が指を締め付ける。俺の腕の中で小さな少女が女の表情を浮かべる。
背中がのけ反る。腰が浮く。指が潮で濡れた。
「……ッ、くッ、ぁぇ……!」
上唇と下唇に唾液の糸を作りながら、目元は涙で潤んでいる。力尽きたかのように俺の首元に頬を置くと、甘えるような声で俺の名前を呼んだ。
「……亮之佑先輩。私……イきましたよ。ストレス、減りましたか?」
「まだ」
俺は彼女を脚の間に座らせると、ふくらはぎから腿に手を這わせる。
スカートの中で白い尻肉が俺の下腹部に触れ、亜耶の手がきゅっと拳を作る。
「やぁ……」
そんな甘ったるい声を聞く。
こんな小柄で天使のような少女を汚す悦びを抱く俺はなんと罪深いのだろう。友奈の匂いと亜耶の健気な匂いと嬌声が、どうしても俺を興奮させるのだ。
ぁ、と少女が声を漏らす。
抱きしめる。ただ腕を回してぎゅっと力強く。そして指で媚肉を擦ることは止めずに。
「はっ……ん……」
指が濡れ、ズボンに小さな染みを作る。
もう何年も触れて、割り拓いて、その身体に女の悦びを与えてきたのに、亜耶の反応はいつも初々しさがあった。
それは友奈と似ている。
湿った恥部を指が這い、腰を浮かせる亜耶の痴態はもはや隠せないものだった。
「んぁ……。ぁ、ぁ……」
腰から下をくねらせる巫女。
その姿に、口内がからからになるような興奮を覚えていた時だった。
「……あら、楽しそうね。亜耶ちゃん」
「め、芽吹先輩!?」
俺と亜耶に近づいてくるのは防人サークルのメンツだ。
チュンチュン、と泣いている雀はややぶかぶかの衣装を、夕海子は逆に胸元を大胆に露出させている。隣にはサンタの恰好をしたしずくが並んでいる。
ビクンと小刻みに震えた亜耶は慌てて背筋を伸ばすとなんでもないように笑う。赤らんだ顔を誤魔化すように微笑を浮かべ、さりげなくスカートを整えている。
その不倫を誤魔化すような姿が俺の下腹部に血を巡らせ、そっと陰核を指で触れさせる。
「……ッ」
止めてと言わんばかりに、俺の太腿を亜耶が握った。
「ちょっとこれから精神を鍛える為の鍛錬をしてくるわ」
今から? そう思ったが夏凜の恰好をした芽吹(ツインテール仕様)は雀と夕海子を指さす。
「こんなことで精神を乱すなんて防人として問題よ」
「反省してるよー! メブー! だからこんな日くらいはいいんじゃないかな!!?」
「そうですわ! 優雅にティータイムと行きませんこと!? カガフレッド! 主を助けるなら、今夜は素敵なことをしてもいいですわよ!」
「カガフレッド先輩は乃木家の財産で~す。渡しませんよ~」
遠くから園子(小)の言葉が夕海子の言葉を否定した。
一方で亜耶はニッコリと天使のような笑みを浮かべると防人サークルを見上げる。
「二人は何を?」
「えっと……」
「俺の発作がでたから、亜耶の人肌を分けて貰ってたんだ」
ハグを求める病とでも言えばいいだろうか。
幸い、芽吹はクールな様相で頷くと俺の背中に近づいてきて抱き着く。むにゅっと遠慮なく柔らかい感触が背中に広がる。
耳元にじんわりと響くような芽吹の声が伝わってくる。
「なら、私の体温も分けるわ」
「あ、ありがと」
「礼はいいわ。身体で返して貰うから。四人……五人分ね。期待してる」
「あ、はい」
少し男らしいと感じる発言をして目を丸くする防人たちを芽吹は連れて行く。
「亜耶ちゃんもあんまり無理しないようにね。少し顔が赤いから」
「あ、ありがとう……ご、ざいます」
恐らくしずくとシズクで分けたのだろう。そんなことを考えながらも亜耶を愛でる手は止めない。
しゅ、しゅ、と指の腹で陰核を磨き続ける度に愛液が奥からにじみ出る。
「みなさん、気を付けて……いっ~~! ッ、……くださいね」
「ええ、軽く走ってくるわ」
亜耶は静かに達したが、笑顔だった。
少しだけ顔が赤かったが、指を締め付ける膣の蠕動や陰核への弄りを態度では示さなかった。
だから彼女たちは亜耶の痴態に気づくことなく去って行ったのだ。
「じゃあ、亜耶ちゃん。俺たちも」
「……それは?」
立ち上がって、彼女の手をズボンに押し当てて肉棒の主張を教える。幼い顔には情欲をはっきりと浮かべた少女は生娘のように肉竿を小さな手で撫でる。
せっかくだからと、携帯端末を取り出して、近くに固定する。
亜耶の肩を抱いてカメラに向けて笑い合う。
「イエーイ、防人のみんな見てるー? 今からみんなの大好きな亜耶ちゃんとエッチしまーす」
「い、いえーい」
俺の顔を見ながらも、ノリに合わせてくれる亜耶は天使と呼ばれるだけはある。
控えめなピースサインが可愛らしい。
「サンタからプレゼントをもらう? 今日は俺が亜耶サンタに子種をプレゼントしまーす」
「そ、そういうのはどうかと……」
ちゅる、と熱い舌が舌に絡む。
スカートはめくれ上がり、上着はずり降ろされた、細い体躯が露わになった少女。
寄宿舎の亜耶の部屋、そのベッドが腰を動かす度に、
「──んぁっっ!!」
深く貫かれた亜耶は大きな声で喘いだ。
細い脚が俺の腰に回り、薄い乳房がピストンの度に揺れる。
「ぁ、ぁっ、あっ、ああ!!」
正常位で彼女と繋がる。
小さなサンタ、その最奥を汚すべく肉竿で抉るとパクパクと唇を開閉させる。
「ゃ、あ、あっ~~~!! ひゃ、ぅんっ!」
のけ反る背中。突き出される乳房を口に含む。
まろやかな味がする乳肉に吸い付き、痕を残す。喘ぎ反った首にも吸い付くとほんのりとあまじょっぱい味がした。
遠慮なく狭い肉穴を突く度に膣内が蠕動する。
熱くぬめる肉穴はきつく締まり、俺のピストンを誘発させる。
「ぷわぁ!?」
大きく円を描く。
滴が散り、亜耶の腰が跳ねる。
「だ、だめです……イク、いくいく……っ!」
一息に竿を引き抜くと小水が弧を描き、俺の腹を濡らした。
ぷしっ、ぷしっ、ぷしゃ、と飛沫がシーツを汚す。
口端から涎を垂らし、小刻みに亜耶が達すると女の嬌声を響かせていた。
「ぁ、だめ……ゃ、ぁぁ~~~~ッ!!?」
彼女が法悦から戻る前に俺が腰を揺すり、回し、小突く。
そのため、彼女は絶え間ない絶頂に晒されていた。虚空を掴む腕を握り、腰を揺する。
「はむっ……りょうのすけ、しぇんぱい……ぁむ……んちゅ……れろ……」
甘いキス。啄むキス。名前を呼びながらのキス。
亜耶は心地よさそうに、恍惚とした表情で何度も達していた。
俺は何度も腰を動かし亜耶の身体を味わった。
多少の女体を知ったところで弟子は師匠には勝てないのだ。そう彼女の弟子ボディに理解させるように雄竿を突き下ろすと、亜耶は理解の嬌声を上げた。
「……くっ」
強く少女を抱いて、亜耶の最奥に汚濁を注ぐ。
天使よ、堕ちろ。
意識が白く染まるほどの快感と浮遊感の中で、鼓動が痛いほどに高まる。
「あ~~~ッッッ!!!」
どくっ、どくっと。
白濁スープを射精し、その合間も亜耶は気をやる。
腕を掴まれてのけ反った状態で、彼女は俺の全てを呑み込んでいった。
「……はぁ……はぁ……はー……今日は、すごく激しかったですね」
荒い呼気を繰り返しながら、亜耶は俺と唇を重ねる。
「失礼します」
それからしばらくして、俺の肉竿の汚れを口腔奉仕で舐めとる。肉竿や根本、亀頭や鈴口まで丁寧に舌で拭い、こくんと小さな喉を鳴らす。
「……さっき撮ったの、芽吹先輩たちには見せないで貰えませんか?」
「ああ、あれって撮ったふりというか、言ってみたかっただけだから」
そう言うと亜耶は静かに笑って顔を上げた。
「ありがとうございます。……そうだ、亮之佑先輩。ケーキ、食べに戻りましょうか」