「きゃあああ!!?」
悲鳴が聞こえる。
俺の隣、友奈の悲鳴だ。
手を伸ばすと手を掴まれる。
目を細めると顔を殴るような風と景色が入れ替わる。
友奈、と言いたかったが。
代わりに飛び出るのは悲鳴だった。
「ああああっっ!!」
「ひゃあああっっ……!!」
ぐるん、ぐるん、と。
ジェットコースターの回転に、俺は友奈の手をぎゅっと握り締めた。
今日、俺は友奈と共にレジャーランドである『勇者ワールド』に来ていた。
遊園地に来る機会はそこそこある。
こういうデートのスポットとして最適な場所の一つだ。
「わー! 亮ちゃん、見て! おっきいね!」
友奈みたいな無邪気な少女はキャッキャと喜んでくれる。
可愛らしい私服──肩出しニットにミニスカートで駆けるとクルッと振り返る。スカートの裾が捲れ、黒いハイニーソから覗く太腿に視線が吸い寄せられる。
「うん、そうだね」
それ以上に少女が見せる花火のような笑顔。
これだけで来た甲斐があるというものだ。
「行こう!」
俺の腕を手に取って、ぎゅっと抱き着いてくる。
そうして上目遣いをしてくる姿は愛らしさがある。えへ、と少しだけ恥ずかしそうにしながらも、決して腕を離さない少女と指を絡めて足を進める。
「今日は部活でもなんでもないし、好きに遊ぼう」
「うん! 二人っきりって久しぶりだねー。みんなと一緒にここに来るのも楽しいけど、亮ちゃんと二人でいっぱい遊んでみたかったから! いっぱいだよ!」
弾けるような笑みと動き。
……これで既にジェットコースターを三回ほどやった後だ。
「それにしても、今日はあんまり人がいないね」
回るコーヒーカップに座って一息つく。
少女によっては勢いよく回す者もいるが、友奈はこちらの体調も見るから無理やり回したりはしない。それがありがたい。
「まあ、そういう日もあるんだよ」
「確かに」
クルクルと回って周囲を見る。
あまり人が少ない。それは事実だ。
人気の遊園地のはずだが、今日に限っては人が少ない。不思議だ。
「……ああ、今日はサンチョデーだったはず」
「なぁに?」
「サンチョパスっていうのがあって。なんか企業のあれこれで作られたフリーパスを持っている人だけが入れるみたいな日がたまにあるんだよ。それが今日なんだ」
「そうなの? 亮ちゃん、よく入れたね? ……園ちゃん?」
「まあ、そんな感じ」
金持ちのコネとはいえ、ちゃんと料金は払った。
我が愛しのふわふわ金持ち令嬢も「いいよ~」と柔らかい返答でくれた。「わっしーとは城巡りだっけ? 私は~……?」とデートの約束がついたが。
彼女たちとは、こんな風に定期的に個別でデートをしている。
みんなで遊ぶのもいいが、こうして二人っきりで遊ぶのも良いものだ。昔は友奈も他人を気にしたり気後れしていたが、最近は普通に受け入れるようになった。
「あとで園ちゃんにお礼、言っておくね」
「それならマッサージがいいな。エッチなの」
「それは亮ちゃんがしたいだけだよね? 園ちゃんが可愛いからってイジメるのはダメだよ?」
彼女とは合意だ。両手で×を作る友奈の手を取る。
「そうだよ。友奈ちゃんともしたいな。もちろん、イジメたりなんてしないよ」
「えー、本当かな?」
含み笑いを浮かべる友奈だが、その視線が遊園地の城に向けられる。
あそこが終着点だ。
それは彼女も分かっているのか、何も言わない。
「よーし! ……園ちゃんにはいっぱいマッサージする!」
「それがいいよ」
きっと彼女も悦ぶだろう。俺も全力で手伝おう。
「今はそれよりも、次のアトラクションだ。それとも、もう行く?」
「……う、ううん。もうちょっとだけね?」
「友奈ちゃん」
「なあに?」
「今の表情、エッチだった」
「もう!」
怒りながら、小さく拳で肩を叩く。そして労わるように抱き着く。
そんなスキンシップが心地よかった。
コーヒーカップを降りて、いくつかのアトラクションを巡る。風が気絶しそうなホラーハウスを通り抜けると、勇者ランドの名物であるサンチョの着ぐるみたちが手を振っているのを見つけた。
色とりどりの、かつ似たような見た目の着ぐるみたちがワチャワチャと踊っているのを見ると、自然と友奈の目が輝く。
わー! と子供のように笑みを浮かべる。
友奈のこういうところは何年経過しても変わらない。
「写真。撮ってもらおうか」
「一緒に撮ろう! ……だめ?」
「ダメじゃない」
「やったー!」
パシャリと数枚、携帯端末に着ぐるみとツーショット。
ピースサインを見せる友奈と頬を触れ合わせたり、ポーズを取ったり。
終わってから写真を見る。
彼女の隣にいる男の浮かれ具合がなんともアレだ。もっとキメ顔にすべきだったか。
いや、俺のことはいい。友奈だ。友奈。今日も友奈は可愛い。
「ピース! アミーゴ!」
写真を撮った後も、色とりどりのサンチョに囲まれて楽しそうだ。
園子曰く、細かい設定があるんだったか。
「亮ちゃん。次はね……」
「いいよ」
「まだ言ってないよ!?」
「友奈と行くならどこへだって行くよ」
色んな場所を巡った。休憩や食事もした。
友奈はたくさん笑っていたし、楽しそうに振る舞っていた。
青春という感じがした。
健全でエッチな出来事は特にはない。ただ若い男女が手を繋いでイチャイチャと遊ぶ。
「友奈。俺は楽しいけど友奈は……」
「楽しいよ! すっごく!」
ひまわりのような笑顔で彼女は俺の手を引っ張る。
「ねえ、亮ちゃん」
「ん?」
「やっぱり最後はあそこがいいな」
友奈に連れて行かれたのは観覧車だった。
ゴンドラに乗り込むと、あっという間に地上を離れていく。
広がっていく景色。遠ざかる人々。
楽しそうにその光景を見る彼女の邪魔はできない。
こういう空間では、よくエッチなことをするのが定石──ということを語る杏や園子に少し毒されていたのかもしれない。
健全なデート、いいじゃないか。
カワイイ友奈の衣装を脱がせず、たくし上げさせたりせず、ただ愛でる。
目線を絡めると、友奈は静かに微笑む。
「こういうの、なんだかすごく久しぶりに感じる」
と、語る友奈の横顔は少し大人びたものだ。
ほんのりと頬を赤らめているのは陽光がそうさせているのか。
「りょーちゃん」
「ん?」
頂上に到達した。友奈が振り向く。
隣に座っていた彼女との距離はあっという間に無くなった。
唇が触れる。
瑞々しく、柔らかく、目を開けると彼女の顔。
少し照れ臭そうにしていて、でも嬉しそうに笑っている友奈。
「……今日ね、全然エッチなことしなかったね」
「それは、まあ、普通にデートしようかなって」
「うん。りょーちゃんがそんな風に私のことを思って、私のために行動してくれたの。すっごく嬉しい。大好き。……でもね」
至近距離で囁かれる。
甘い匂い、そこに混じるのはわずかだが確かな女の匂いだ。
ミニスカートから覗く両足をすりすりと擦りつけ、こちらを見上げる眼差しは潤んでいる。俺の手を取って自らの頬に宛がうと熱病のように熱い。
「ごめんね。私の方が我慢できなくなっちゃった」
切ない女の表情で、彼女は静かにミニスカートをたくし上げた。
色白の肌が友奈の意思で晒される。
レースと布地の少ない大人っぽい下着は、一部分を確かに湿らせていた。
「……エッチしたい」
そう彼女は俺に囁いてきた。
勇者ランドにあるお城のようなホテルは未成年だろうと問題なく入れる。
正確には勇者や巫女はフリーパス扱いだ。
ここの開発には乃木家や大赦が関わっているらしいので、不思議ではないと思う。
しかし絢爛な建築物も、どこか官能さを滲ませる空間や調度品も俺たちの目にはつかない。
無言で、しかし密着するように触れ合いながら、エレベーターを使い、目的の部屋へ。
大きなベッドがある黒を基調とした一室だった。
そこで衣服を脱いで、ピンクの下着姿を見せた友奈から、更に全てを脱がせる。
ホックを外してブラジャーを取る。
ハイニーソを脱ぎ、ショーツを下ろし、髪留めを取る。
「……私が脱ぐのを見て楽しいの?」
「最高」
「エッチだー」
産まれたままの姿の友奈は何も隠すことはしなかった。
ツンと尖った胸元も、内腿を伝う蜜液も、濡れた恥部や陰毛も。
俺もすぐに服を脱いだ。陰茎は腹に触れるほどに反り立ち、友奈に息を呑ませる。
ただ、恥じらいはそこまでだった。
口づけは、緊張も躊躇も解し、彼女をより大胆にさせた。
「……ん、ふ」
眼前には照れたような初々しい笑みを見せる友奈。
きめ細かな肌に、ほんのりと朱色を添える少女は目元を和らげて唇を重ねる。
ちゅ、と。
小さなリップ音は俺と彼女にしか聞こえない。
それでも、どこか恥ずかしがるように笑いながら友奈は上目遣いをする。
「亮ちゃん」
甘い声だった。
「なんかね、今日はいつもより、心臓がね、ぎゅっとするんだ」
そう言っておもむろに俺の手を取って自らの胸に宛がう。
慎ましくも形の良い白い乳房。最近、少し大きくなった気がする。
そこに踏み入れるように手を押し付けると、むにゅっと潰れる。弾力と柔らかさを感じながら、ふわりと漂う少女の匂いはどこか官能的な甘みと雄の情欲を誘うフェロモンがあった。
「……聞こえる?」
だが、そんなことよりも。
俺の手から伝わってくるのは感触だけではない。
鼓動だ。友奈の心音。
確かな脈動は、今、目の前にいる少女の──結城友奈の物なのだと手から伝わってくる。
「うん、聞こえる」
「あっ、えへへ……恥ずかしいな……私ね、今すっごくドキドキしてる」
手の上に彼女の手が重なる。
柔らかい。数多の敵を殴り、人を繋げる勇者の手がきゅっと俺の指と重なる。
「亮ちゃんもそうだといいな」
唇を重ねる。
薄紅の少女の瞳が揺れ、ゆっくりと閉じられる。
静かに唇を触れ合わせて視線を重ねる。
ただ、それだけで良かった。
多幸感がじわりと広がる。
いつの間にかお互い小さく笑い合って、じゃれ合うように身体を触れ合う。倒れたベッドは軋みの一つもなく、俺たちを優しく、柔らかく受け止める。
「ん……」
少しだけ強く乳房を揉むと、指先が突起に触れた。
ん、と甘い吐息。
唾液で濡れた唇を友奈は舐めとる。
大きな瞳を瞬かせる少女は俺がピンク色の乳首をこねる度にきゅっと目を閉じる。
「っ、……ゃ、あ」
甘ったるい喘ぎ声。
手のひらで全体を潰し、生地を広げるように力を籠める。
指の隙間から出る肉を揉む。
やや乱暴な愛撫だが、そのまま柔肉を甘噛みすると友奈は身悶えした。
「ひゃぁ……!」
全身が熱を帯びる少女の肉粒を刺激し続けると、腰が小さく跳ねる。
手は俺の腕を掴み、目を閉じたまま甘えるように胸を押し付ける。
つまり、もっとして欲しいという合図だ。
「ふ、ぁ、ンっ……」
シールを剥がすように爪で乳頭を刺激する。
中々取れないのを熱心に取るように弄っている間、友奈の手はシーツを掴み、背中をのけ反らせる。
「あっ……!」
ふと乳頭を口にする。
舌で転がすと同時にあまじょっぱい味が口に広がる。
弓なりに反る背中に手を添えたまま、突き出された乳房に吸い付き、揉む。
その間、俺の髪を彼女は掴み、唸りながら頭を撫でる。
「気持ちいい?」
「……うん」
「すっごい濡れてるもんね」
「違うよぉ。これは……亮ちゃんがいっつも私にエッチなことをするからだもん」
少しだけ拗ねつつも、手のひらの向こうで心臓を跳ねさせる友奈は俺の乳首をつねる。
指先一つで俺に快感を与えてくる。
伊達に神のような手と勇者たちの間に慄かれてはいない。数多の勇者と巫女をマッサージという天国で散々喘がせてきた手が俺を弄る。
「亮ちゃんのだって、もう、硬いじゃん」
「大好きな友奈を目の前にしたら、こうなるのは当然だよ」
「本当? 嬉しいな。触っていい?」
「射精させようとしないでね」
「うん。優しくするからね」
お互いの身体を好きに触り合う。
俺の肉棒を包むように手で触れる友奈はもじもじと内腿をくねらせる。は、あ、と吐息を漏らしながら興奮に顔を赤くする。
その腹に手を添える。
柔らかく手触りの良い腹部は無駄な脂肪が少ない。
撫でまわし、臍周辺を摩り、下腹部を押す。その先にある子宮──俺の子種を幾度も飲んだ少女の最も貴い場所を刺激する。
「ゃ……ぁっ……!」
声に混じる歓喜。
外から触れるだけで悦んでいるのが分かる。
ふにふに、と角度を変えて押しながら、乳首を唇でねぶる。その愛撫に友奈は喘ぎ、呻き、陰唇からじわりと蜜を垂らす。
だめ、と甘い吐息混じりの声を聞きながらも俺は彼女の子宮を押し続ける。
「~~~ッ!!」
ビクンと小刻みに痙攣する。
感じ入る友奈の表情を見やる。開いた口の上唇と下唇の間を透明な糸が橋を架けていた。
恥ずかしがるような顔を背ける彼女は小さく唸る。
「わ、私が今日はするから」
そう言って友奈は身体を起こす。
俺を起こさせまいと腹を押しながら、彼女は腰に乗り掛かる。
「よいしょ」
そんな掛け声に対して、行ったことは卑猥だ。
脚を大きく開いて恥部を自ら晒す。
彼女の髪色と同じ陰毛がふわりと揺れ、わずかに開いた秘所はピンク色の奥が見える。
くちゅ、と亀頭と陰唇が擦れて水音がした。
「ん……っ──」
何度か友奈は自らの秘所に竿を擦りつける。
その度に俺の剛直には愛液が絡み、竿に擦られた貝肉との間に糸が引く。
「……いれるよ」
囁き声。そして一息に彼女は自らを貫かせる。
直後に凄まじい締め付けが肉棒を襲った。
「──!! あぁっ──!!」
内腿を震わせて、カクカクと腰を揺する。
不思議なダンスを友奈は披露すると同時に、ぷしっと飛沫が跳ねる。
「……ふわぁ」
とろん、と濡れた瞳が虚空を見つめ、蜜肉は蠕動を繰り返す。
そんな状態でも俺に快楽をもたらそうと、無理やり腰を揺すって──達する。
「ぁ、ぁ、やぁ……ァ~~~ッッ!!!」
きゅうきゅう、と蜜壺が子種を搾り取ろうとする。
友奈の全身が強く緊張し、やがて弛緩する。
俺に倒れ掛かり、荒い呼吸を繰り返しながら、ふと顔を上げる。
髪の毛から覗く友奈の容貌。
わずかに汗をかきながらも、愛おし気に微笑む友奈は俺に口づけする。
唇を挟み、吸い付き、そのままさらりと舌を絡める。
「んちゅ……ん……れろ……まだ、私の番だから」
そうして再び、腰を動かす。
シーツに手を置いて俺を見下ろしながら釘を打つように腰を上下させる。
「は……ぁ、ぁー……」
間延びする嬌声と共に乳房がぷるんと揺れる。
動かしやすさを模索するように前屈みで腰を揺すったと思うと、今度は結合部を見せるように足を広げて下品に腰を振る。
「ぁ、ぁっ、ぁっ、ぁんっ……!!」
色艶のある女の声。
男を知り、覚えた絶頂に達し、そして俺にも喜悦を与える為に呻く。
ぬるる、と亀頭が抜ける寸前まで腰を上げる。
ぱん、と最奥に達するほど深く腰を下ろして擦り付ける。
「ぁぅぅっっ……!」
口端から涎を垂らすほどの勢いで友奈が竿を呑み込む。
ぬちゅりと結合部から卑猥な泡が溢れ、竿の根本を濡らす。
「ぁっ!? だ、だめ……!」
俺の手が彼女の陰核に触れようとして彼女は声を上げる。
嫌だったのだろうか。
見上げると首を振りながら、教えてくれる。
「も、もうイっちゃうから……!」
彼女の尻が俺の鼠径部を叩く。
薄紅の髪を乱れさせ、媚肉は涎をはしたなく垂らしてシーツを汚す。
俺の手に掛かればすぐに達してしまうらしい。
ならば、と彼女の手を自らの陰核に添えさせる。恥毛を撫でて控えめに隠れる肉芽に触らせると、わずかに腰を浮かせた。
「逃げるな」
「~~~~ッッ!!?」
くびれた細い腰を掴んで一突き。
真下からの挿入は少しだけ先ほどまでとは違う角度で彼女に嬌声を上げさせた。
「友奈。普段、自分でしている時みたいにやって」
「し、してないよ」
「オラッ!」
「ひんッ!!? ンぅ……あっ! やらっ、分かったから!」
彼女のゆったりとしたピストンとは一転して腰に物を言わせた突き上げに、友奈は腰を揺らして頷いた。
恥ずかしがるような顔で、しかし確かに陰核に指を添えて自慰を見せる。
「……っ、ぁぁ……!」
媚肉が竿に絡み、亀頭で奥を突く度に愛液が流れる。
乳房を汗で濡らしながらも、俺の要求に従順に答える友奈は自らの陰核を虐める。
根本から先端までくりくりと親指と人差し指でこねる。
腰を引かせるほどの刺激なのか、友奈は艶めかしい吐息を漏らす。
指示していないのに、揺れる乳房に片手を添えて、陰核と乳首を同時に虐める。
同時に尻が揺れる度に友奈の重みを肌に感じる。
「ゃん!」
涙に濡れた瞳で彼女は俺を睨んでくるとゾクゾクする。
汗で湿った乳房はいやらしく震え、乱れた髪は彼女の頬や額に張り付く。
その一本が唇についたので手を伸ばすと、
「ん、むっ」
何を勘違いしたのか、友奈は俺の指を吸って舌を這わせる。
舌の動きは肉棒に対する奉仕を意識しており、全身を使って俺を楽しませる。
「んんッ……! ん──!!」
セルフで猿ぐつわでもしたかのように俺の指を甘噛みして彼女は達する。
何度目か数え忘れたが、その嬌声は俺の脳を甘くとろかせる。
気づくと彼女の腰は激しく揺れ動き、俺の腰も彼女を突き上げる。
「ぁ、ぁ……」
友奈は唇を噛み、切なげに首を振る。
だが、陰核を弄る指は止まらず、奥からは愛液が溢れ出て止まらない。
髪を振り、水音が響く。
吐息と肉を叩く音。
「ん、ぁ……っ……」
小さく呻く友奈は俺の指を口から離して腰をゆっくりと上げる。
その表情は熱病に浮かされた──ものではない。
普段の無邪気さや快活さを潜めた、妖艶な笑みだった。
「……」
「……」
友奈が倒れ込んできた。
彼女の肢体は熱く、触れた肌は火傷してしまいそうだ。
こつん、と額がぶつかる。
薄紅の髪からは甘い匂いが鼻腔をくすぐり、ちゅっと首筋を吸われる。
細い指先が俺の胸板を撫で回す。
きゅっと乳首を摘まむと共に腰が艶めかしくくねり、腰が跳ねる。
「んっ、ぁぁっ!」
射精の瞬間、俺は友奈を抱きしめる。
「ぁぁっ~~~~ッッ!!!」
愛らしい悲鳴が響いた。
脈動に合わせて吐き出される白濁は余すことなく彼女の媚肉に染みる。
それが分かった。
震えながら俺に抱き着く友奈は静かに絶頂に達し、その余韻に揉まれる。
「……ん」
やがて友奈は俺に顔を近づけた。
唇が重なる。
水分を、いや唾液を求めるように舌を差し出してくる。濃厚に舌を絡め合い、頬裏を舐めるような、大人のキス。
「ん、ん。……んむ、ちゅ……」
違和感があった。
下腹部。気づくと友奈が陰嚢を揉み、肉棒の根本を指で弾く。
「……りょーちゃん、もう一回して」
友奈の要求だ。
上目遣いで俺の手を引くと、ゆっくりと体勢を変えて、尻を振る。
潤った貝肉とその奥の白濁と陰液の混じり物がわずかに見えている。
「激しくしていいよ?」
重ねて言うが、彼女からの要求だ。
応じない男は男ではない。
「ぁぁ、ぁ、ぁ、ああああっ~~~ッッ!!」
後背位で竿を呑み込むと同時に友奈はあっけなく達した。
ぴんと爪先を伸ばし、目を見開く。
柔らかい太腿を撫でながら、手は彼女のくびれた腰に。
腰を掴み、乱暴に腰を揺すった。
「やっ、ぁぁっ!? ひゃぁう!」
俺が竿を突き刺す度に乳房が揺れ動く。
ぎゅっと枕を両手で掴みながら、いやいやと首を振る。
「ぁ……ぁ……!!」
彼女の限界はすぐだった。
再び達する。
肉竿を締め付けるが、俺は気にせず腰を使う。
「りょ……ちゃ……! ぁ、ぁっ……!」
友奈に、俺なしでは生きられないような快楽を叩きつける為に。
掴んだ腰は熱く、蠕動する膣を肉竿で擦る度に、友奈は喘ぎ、淫音を響かせる。
「や、やっ、……やぁ、ぁ! ぁ! ぁっ!」
弓なりに背を反らし、薄紅の勇者は意識を飛ばす。
切羽詰まった声を上げるのを聞きながら逃げるように揺れる腰を掴み直す。
そして射精衝動に身を任せて腰を突き上げる。
「ぁぇ!? 待っ……! ぁぁっ、ぁん、んっ!」
ちゅぷ、ちゅぶんと媚肉が竿を呑む。
全身から汗を滲ませ、乱れた髪を濡らす。
「お、おく……やだぁ……ゃ、ぁ……」
腰を回すと、乳房を揺らしながら友奈は枕に顔を埋めた。思わず、その頭に手を置くと、膣肉が剛直を締め付ける。
亀頭が彼女の臍付近を擦ると、ビクッと背中がのけ反る。
「……ンンっっっ!!」
雌の喘ぎ声を聞きながら、俺は二度目の吐精に至った。
視界が白く染まる。
友奈に身体を預け、先ほどとは違い、奥に竿を擦り込むように押し込む。
「は……はぁ……」
覆いかぶさり、密着した彼女は小刻みに痙攣していた。
開かれた口には、上唇と下唇の間に唾液の橋が渡っている。
「……えへ」
汗みずくになりながらも、友奈は俺と目を合わせると微笑を見せた。
そのまま口づけをする。
「すごかったね」
ゆっくりと身体を離すと彼女は無言で俺に抱き着いてくる。
全身を弛緩させて甘えるように頭を擦り付けてくる。
それを受け入れて、俺たちはしばらくの間、目を閉じた。