この世には様々な服がある。
多種多様な種類、膨大な数の組み合わせ、下着や水着と実に豊富だ。いずれも人間を着飾り、同時に中の人間の裸体の価値を高めてくれる。
そして服には属性も存在する。
着用するだけで、学生や社会人、エリート、専門家と人を選り分けるのだ。
よく考えたら人間を人間として定義しているのは服ではないのか。
……だから、どうしたと思うかもしれないが、ひとまず結論を言おう。
──美少女の制服は最高だ。
「美少女の制服姿は非常に美しいと思う」
「また変なことを言いだしたわね」
「そうか? 何年か前にも聞いたような気がするが」
「人は過ちを繰り返すものね」
俺の言葉に賛同とも否定ともとれない反応を返すのは二人の美少女だ。
黒髪をまとめ、一房を肩から下げる郡千景。
複雑な髪型をした金髪の乃木若葉。
いずれも見慣れた制服姿だが、そのスタイルの良さや美貌と相まってよく似合う。彼女たちに挟まれた俺は口元を緩めて笑った。
「二人にこうして反応して貰えてお兄さんは嬉しいんよ~。ほら、おいで」
「キモ……」
「そう言ってやるな」
柔らかく微笑む乃木若葉、彼女はおもむろに俺の腕を取る。
胸に抱かれ、腕に伝わる感触はこの距離感だからこそ味わうことができるものだ。ブラウス越しに伝わるブラと双丘の感触に目を細める。
「乃木さんも随分と加賀くんに甘くない?」
「大事な子孫を作ると約束した男だからな。甘くはしないが優しくもする。それに多少の奇行など園子に比べたら可愛らしいものだ。この前なんて私が受けで勇者部の皆に責められるという小説? 同人誌? というものを朗読させられて久しぶりに怒ったぞ」
「乃木さん、ここは外なんだから変なことを言わないで」
胡乱気な視線を若葉に浴びせながらも、おずおずと俺の腕を取るのは郡千景。通称ぐんちゃん。チラと上目遣いをする姿は良くも悪くも年上とは全く思えない。
そっと腕を手に取ってくる彼女の胸元にうっかり肘を押し付けても何も言わない。
「……あなたも好きよね」
寧ろ、慎ましくも柔らかな感触を押し当てるように千景自身が腕全体に抱き着いてくる。その目線は呆れと許容と優越感と女としての自信を混ぜ合わせた物だ。
自然と両手に花の形になった。
「ぐんちゃん」
「……なによ」
上目遣い。きゅっと俺の腕を抱く一つ年上の少女に微笑む。
「かわいい」
「……ありがと」
素直に答えて頬を赤らめる千景。腕にぎゅっと胸が押し付けられる。
最近、千景のデレ度が壁を越えた気がする。
遂に高嶋レベルに到達したかもしれない。何年掛かったのだろうか。
呼び方についてグチグチと言わなくなったのだ。これが成長なのか、適応か諦観なのかは分からないが、俺の言葉に目を伏せて淑やかな態度を見せる。
「加賀くんも……その、カッコいい……と思うわ」
「ありがと~のハグ」
「なっ!? ちょっと、ここ、外よ!? ……ぁ」
千景の指が制服の生地越しに俺の腕を撫でるのがハッキリと分かった。
お返しにサラリとスカート越しに尻を掴むと、大人しくされるがままだった。
「今度、高嶋さん呼んでもっと仲良くなろうね」
「……そ、れは良いけど……、その、高嶋さんにも都合はあるでしょうし、先に私ともっと仲良くするとか……もごもご……」
「え? なんだって?」
「べ、別になんでも」
「そうだね! もっと仲良くなろうね」
「……聞こえてるんじゃない」
友奈族風の笑みと言動を見せると黒髪族は甘くなる。
これは経験であり、実感だ。
千景や、東郷や、蓮華はこれで堕ちた。そこに雄の魅力を追加すると男女の関係に発展する。女同士なら百合の関係だ。
「つまり俺は男版友奈ってこと? ぐんちゃん」
「それは高嶋さんを愚弄してるわ……っ」
下腹部を撫でると千景の頬が色濃く染まる。
普段よりも短い丈に感じられるスカート、そこから伸びた脚がモジモジと震える。トントン、と一定のリズムで叩くと、少しずつ千景の呼気が熱くなっていく。
下腹部の奥、子宮は覚えているのだ。
どういうリズムで快楽を刻み込まれて、男を教えられるのか。
自然と俺を見る眼差しには熱を帯びる。その表情を近くで眺める若葉が頷いた。
「千景、かわいいぞ」
「……乃木さんは黙って」
すげない言葉に若葉は肩を竦める。
この二人の関係はあまり変わらない。女同士で仲良くやったこともあるのだが、千景がツンデレ過ぎるのだ。
身体は素直なのに、口は未だにツンが残る。
それを若葉も理解しているのだろう。欠片も気にする様子はなく俺に目を向ける。
「亮之佑」
「若葉……」
こうして至近距離で見るとやはり顔が良い。園子の遺伝子を感じる。
紫紺の瞳は吸い込まれそうだ。
そして気づくと若葉はさらりと俺の唇に自らの唇を押し当てていた。ほんの一瞬だけ触れる程度の、しかし柔らかく瑞々しい感触は確かなものだ。
「乃木さん、今……」
「ん? 美味しそうだったからな」
柔らかな表情には警戒はなく、大きな瞳には信頼が見える。
さらりと手を握り合う。積極的な若葉の表情には羞恥はなく、どこか熟年の夫婦を思わせる『当たり前』があった。
「それでアレだろう? 制服で私たちを抱きたいのだな?」
直球。火の玉ストレートが投げ込まれた。
「乃木さん。デリカシー」
「いや、つまりはそういうことじゃないか。千景だって今日は……妙にエッチじゃないか」
「エッ……誰がよ!」
「で、どうなんだ?」
勇者部には、満開の副作用を解消するという建前がある。
今回もそれが理由なのだが……。あまり大っぴらに言って良いものか。
考える俺に対して、千景が呟いた。
「私は、加賀くんがしたいなら……いいけど」
そのツンデレ風味な言葉に俺の下腹部にはズグンと衝撃がきた。
自分で言っておいて恥ずかしいのか、頬を赤くして顔を背ける姿は、雄としての矜持の為に大急ぎで血を巡らせる。
今すぐに辱めなければ。そんな使命感すら胸中に浮かんだ。
「二人を抱きたい」
「聞こえないな? もっと大きな声で言うんだ」
「……いや、なんで俺が羞恥攻めを受けてるみたいな感じになってんの」
何食わぬ顔で俺は誤魔化すが、隣にいる女には気づかれた。
一瞬だが若葉が俺の下腹部に触れた。
千景の手もズボン越しに俺の肉棒に触れた。
抵抗はできない。
このために二人は俺の腕を掴んだのだろうか。だとしたら策士。言葉以上に二人の連携は取れているようだ。
「……ところで、加賀くぅん」
どこか艶めかしい声色で千景が俺を呼ぶ。
大きな目を細めた彼女は小首を傾げる。
「そんなに制服が気になるの?」
ほんのわずかにスカートの裾を持ち上げる。黒いタイツに包まれた脚がすらりと伸び、濃紺のスカートの裏地が見える。
もう少し持ち上げたら下着が見えそうなギリギリのたくし上げだが、
「裏地……裏地だ!」
「……そこなの?」
呆れたような声で立ち止まった千景と、同じようにスカートの裏地を捲る若葉。
「うむ……今更だが手触りは良いな。触ってみるか?」
「いや、女子にスカートを捲って貰って見えたスカートの裏地を見たいのであって、触りたい訳ではない」
「どういうことだ!? ええい、人にさせておいてそれはないだろ! 触れ!」
「いやああ! 痴女よ! ワカバーンに痴女られる! 生地の素晴らしさを理解せられる!」
「良いことね」
「チカゲーンの方が良い! タイツを破かせて! それで理解るから!」
「キモ……。それに破くなら触ってるじゃない」
そんな動きをすると少し汗ばむ。
何もしなくても暑いなと感じ程度には気温も上昇している。
学校の制服も既に夏服に切り替わっていた。だから目の前にいる少女たちの制服も薄手のブラウスにリボン、それとスカートという装備だ。
若葉を見ると思春期男子には目の毒だろう。
ブラウス越しに見えるブラ、白い首筋、汗を拭った時に袖口から見える腋、スカートから伸びた白い太腿。汗と制汗剤の混ざった匂いと金髪。
「若葉って本当にエッチだな」
「そんなことは無いと言いたいが、そう思うならお前が私をそうしたんだ」
「お、おう」
千景も同じ装備だが夏用のベストで防御力はある。
肌を出すのを好まない性格だからか、脚も黒いタイツで年中無休で隠されているのだが。
「隠しているからエッチ」
「分かるぞ」
「それを脱がした時や水着姿にさせるとよりエッチ」
「ありだな」
「……加賀くんはともかく乃木さんの同意はいらないわ」
賛同が一人、デレても冷たい視線を時にはくれるのが一人。
この隠し味みたいなツンがたまらない。
「暑いから頭が馬鹿になってるんじゃない?」
「確かに。なら、アイスでも買っていこうぜ。俺が奢るよ」
「……いや、それは」
「美少女二人に奢る俺カッケーってやりたいから気にしないで」
「…………そう。ありがとう」
「お礼は水着ね。ビキニでお願い」
コンビニに入るとひんやりとした空気が身体を冷却する。
この時間、店内には客がいなかった。
冷気を肺に満たしつつ、棒アイスを選択。手が汚れにくく溶ける前に食べきれる物が良い。
「ん? 千景、見ろ。骨付鳥のアイスだ」
「厳密にはそういう味らしいけど……選ぶの?」
「そうだな。千景は期間限定のうどん味が良いんじゃないか?」
「勝手に決めないで」
勇者を放置して俺は王道のバニラを選択する。
暑いから頭を使いたくはない。購入してイートインコーナーで並んで食べる。
「お、これは……!」
「企業努力を感じるわね」
「一口ちょうだい」
二人と一口分、アイスを交換する。間接キスだが指摘する者はいない。体液の交換もキスもこれ以上ないくらいにやっているからだろう。
女たちに欠片も気にする様子はない。
昔なら今のやりとりにも一悶着あったかもと遠い目をする。
ちなみに味は悪くはない。
ただ、これならうどんを普通に食べた方が良いだろう。骨付鳥もだ。
「そうだ、思い出した。家にうどんと骨付鳥があるんだ。一緒に食べようぜ」
「分かった。ちなみに……おやか? ひなか?」
「……おやだったような」
身体は冷えて頭が回ってくる。
改めて二人を見る。きょとんとした顔で見てくる彼女たち。
「……なに?」
「どうした?」
「二人のような美少女とこうして過ごせるなんて、頑張って良かったなって」
そんなことを言いながら、テーブルの下で二人の太腿に手を置く。
「乃木さん、今の発言、どう思う?」
「下心しか感じられないな。だが、褒められて悪い気はしない、と言ったところか」
ビクッと肢体を震わせたが抵抗はない。
一方は柔らかい素肌、もう一方は化学繊維に包まれた細い脚。
無言でアイスを口にする少女たちは声を上げることなく俺の手を受け入れる。だから、もう少しエスカレートしていく。
具体的にはスカートの奥に指を伸ばす。
濃紺の生地の中は熱く、その奥に潜んでいる秘所に指で触れる。下着に隠れたそこをカリカリと指で掻く度に二人の脚が俺の腕を挟み込む。
しゃく、と若葉はアイスをかじる。
千景がアイスを嚥下する。その間は無言だが妙な緊張感があった。
テーブルの下でスカートを捲ってみる。
若葉のは緑色、千景のは白のショーツがタイツ越しに見えた。
いずれも大人っぽい。細部まで装飾がされ、男の目を惹きつけるような布地だ。清純らしさを感じさせるが彼女たちが着用すると、布切れ一枚がどこまでも卑猥に見える。
「こんな布一枚で男はいくらでも元気になれる。不思議だよな」
「語ってないで戻せ」
「か、加賀くん、そろそろ離して……」
だが、彼女たちは素早く捲れた布地を元に戻す。抗議するように俺の太腿を叩いて、冷たい眼差しを注いでくる。実に涼し気だ。
そして俺もその程度で止めるようなら勇者部にはいない。
スカートを抑える彼女たちの手を撫でて、ゆっくりと退かすと再びスカートの中に。
「ぐんちゃん」
「だ、だめ……」
「お願い」
「……じゃあ、少しだけなら」
内腿を撫でながら頼み込む。
俺を睨む千景は周囲に目を向けて人がいないかを確認すると無言で少しだけ脚を広げた。おかげで手が入りやすい。驚いたような顔の若葉から顔を背けた千景はむしろ誘うように俺の腕を自らの秘所に突っ込ませた。
「ぁん」
ぐにっと指が千景の秘所を押した。
その快感に声を漏らした彼女に、俺は勢い余って若葉の秘所も指で擦る。
「っ……ごほっ、んんっ」
湿った女の媚肉を下着越しでカリカリと掻く。
インターホンを押すような気軽さで、女が大事にしている恥部を指で上下に摩って押し続ける。
陰核の位置を想像しながら爪で引っ掻く。
「ぁっ」
千景が口元を押さえた。
じわりと下着越しに淫液が広がるのを感じた。爪でわずかにタイツを破き、より直接的に陰部を弄り続ける。
鼻息荒く、口元を手で隠して喘ぎを抑える千景。
だが、耳を澄ませるとわずかに水音が聞こえ、彼女の耳が赤くなっていく。
「…………ィ、っく」
小刻みな痙攣。千景は静かに絶頂した。
先端を指で押しながら陰唇を擦る。指どころか手が一気に濡れた。
花弁から溢れた蜜液を指から滴らせた俺は、荒い呼気の千景を立ち上がらせる。椅子に透明な糸が残ったが、キッチリとハンカチで拭いておく。
家までの道は無言だった。
抗議の声はなく、俺の腕にすがりつくような千景と、俺の手に引かれる若葉が何を思っているのかは分からなかった。
外に出てすぐ、汗がじわりと肌に浮かんだ。
シャワーは浴びなかった。
家のドアを開けてすぐに千景のタイツを破いてから下ろす。白い脚には愛液が伝っていた。
亀頭を陰唇に宛がい、一息に貫いた。
「ふ、ぁ……!」
円を描くように腰を揺らすと嬌声が玄関に響く。
何もこんなところでしなくても良いとはと、今更ながら思った。しかし眼前の光景はこの瞬間にしか見えないのだ。
玄関で俺は千景と繋がる。深く、剛直を蜜壺に呑み込ませる。
脱がせた夏用のベストは廊下に置かれ、ブラウスは乱雑に捲り上げられている。
「っ、ふっ、んんっ……ぁ、ぁ……!」
眼前には、ホックの外れた白のブラジャーと白い背中。
わずかに揺れる慎ましい乳房を揉みながら、俺はじっくりと彼女を見下ろす。白い背中には汗が伝い、同じように捲り上げたスカートに染みこむ。
膝下に下ろした白のショーツには愛液が垂れ落ちる。
「ふっ~~~ッッ!! あ、あぁ、ぁぁぁっ……!!」
臍側の膣襞を抉るように剛直を突き上げる。
その瞬間、千景の背中はのけ反り、結合部から飛沫が散り彼女の太腿や下着を濡らす。
「ハァー……! ハァー……!」
乱れた黒髪から覗く頬や耳は赤い。息遣いは荒い。
涙に濡れた瞳は潤み、ピストンを続ける度にブラウスが肌を透かす。その様子をすぐ近くで凛とした表情で佇む若葉がふむ、と頷く。
「エロいな」
「だろ?」
「……乃木さんは見ないで」
「駄目だ。若葉も見るんだ」
「くっ」
「……なにが、くっ、よ。……ぁんっ!」
反抗的な千景にはピストンを加速させる。
俺に腕を伸ばすのを無視して、腰を掴んで腰を揺する。あっという間に絶頂の波に千景は放り込まれた。
「んんっ、ゃんっ! ぁぁっ! あっ……!! それっ……だめっ、だめぇ……!!」
特に彼女が悦ぶ場所を亀頭でグリグリと擦りつけ、片手で下腹部を弄る。
生え揃った黒い陰毛に隠れた陰核を指で弄ると、あっという間に千景は法悦に至った。
「~~~~ッッッ!!!」
悔しそうに、嬉しそうに、少女は鳴く。
乱れる髪、そのうなじに浮かぶ汗は実に甘美に感じられる。
暑さと女に鼓動が高鳴る。
もっと悦ばせたいという奉仕の念が俺を突き動かす。その度に汗が俺のシャツを濡らし、胸板に伝う。それを手で撫で、舌を這わせる女がいた。
乃木若葉だ。
こくん、と俺に聞こえるように汗を、塩分を嚥下する。
「しょっぱいな。だが、亮之佑の味がする」
彼女は逆にブラウスのボタンを外して前面を晒している。首に掛かったリボンをそのままに、豊かな乳房がゆさりと揺れる。
緑のブラジャーを捲り上げ、俺の目の前には豊かな双丘による谷間がある。汗水が谷間に集い、小さな湖が俺の目の前にあった。
躊躇なく俺は彼女の胸元に顔を近づけてると若葉の汗を舐め、啜る。
柔らかい感触と共にあまじょっぱい味わいが口に広がる。
若葉の手で俺の顔は生乳に挟み込まれる。極上の柔らかさに女の匂いが鼻腔をくすぐる。
「お前は本当に胸が好きだな」
「ああ、好きさ」
「……知ってる」
一瞬、目が合う。
若葉の瞳に映るのは自らの乳房に溺れる男への呆れと優越感、喜悦、多幸感。
その眼差しに魅入られながらも、俺は手を止めない。
円を描くように腰を回して突き上げる。
尻を叩き、肉が肉を叩く音を響かせる度に千景の甘い声が響く。
そこに若葉も加わった。
彼女の手は千景の胸元に。薄い乳房を撫でて乳首を弄る。
きゅうっと竿を締める膣襞に対して、千景は鬼の如き形相で凄む。
「……邪魔だから止めなさい」
「そうなのか? こんなに乳首を硬くしているのに?」
「う、うるさいわね。良いかりゃぁっ!?」
千景の語尾が崩れた。
若葉が千景の腕を、腋を、的確に性感帯を狙い始めたからだ。
彼女の舌が少女の肌を這う。
繊細な手つきで、罵倒する千景を意に介さず、横からクリクリと乳首を弄る。
「乃木さんっ、それ、やめて! ちょっと! 聞いてるの!? しつこっ……お゛っ!?」
「……」
「ねえ、待ちなさいッ……ほんとに、……それは……!」
「どうなると言うんだ?」
「だめっ、って言って……ぁぁっ!!」
若葉が乱暴に千景の乳首を引っ張り、残った方を口に含んだ。
同時に肉竿で奥まで貫くと、その衝撃で再び気をやった。
「ぁっ、あ~~~~ッッ!!」
びくっと千景が背を反らせる。だが若葉の手も口も彼女の乳首からは離れない。
強く竿を収縮し、千景は汗に濡れた黒髪を振り乱す。
「ぁ、ふわ、ぁひ、こんなのっ、わらひっ……!」
千景の全身が小刻みに振動する。
必死に唇を結ぼうとして失敗する。嬌声。再び、全身が震える。
「ぁっ、あ……」
そのまま肉壺に剛直を突き上げ、擦り、一息に引き抜く。
ぷしゃ、と水音。
玄関のタイルに愛液が滴り、乱暴に千景を絶頂に導く。
荒い呼気で、扉に置いた手が震える。
膝から崩れ落ちそうな彼女の細い腰を俺はしっかりと掴む。
「ぁ……ハァ、んっ、ちょっと休憩を……!」
媚肉は熱く濡れ、髪は乱れ、乳首も陰核もツンと尖っている。彼女の身体は間違いなく出来上がった状態だった。
ならば食べるだけだ。俺と若葉の二人で。
千景の剥き出しの腋を若葉が舐め、俺もまた空いた方の腋を舐めとる。千景の濃厚なフェロモンと共に汗を舌で感じ取る。
「……うむ、しょっぱいな」
「な?」
若葉の感想に俺は同意する。
千景はかああっと顔を赤らめて、竿を締め付ける。
「この、ヘンタイ! どこ舐めてひぅっっ!!」
尻を叩いて竿を押し込む。
ピストンを激しくすると簡単に千景の口は止まる。涙に滲んだ瞳で俺や若葉を睨むが、ひたすらにゾクゾクさせるだけだ。
これまでの経験で千景も理解しているはずだ。こうして辱められることを。
それでもこうして来た。ツンな口と違って心と身体は合意済みだ。
だから犯す。味わう。そして悦ばせる。
背中に舌を這わせて舐める。しょっぱい女の味だ。
「ぁ、ぁぁ。んんぅっ……! ぅぅぅ~~~!」
踵が浮き、無様な悲鳴が漏れる。
上の口に対して、下の口は淫らに濡れ、雄に突かれる度に彼女の膣は熱くなる。
「ぁんっ!」
怒りも羞恥も何もかも快楽に流された、女の爛れた声。
一突き。引き抜く。一突き。引き抜く。
「……ぅぅぅっっっ!!!」
よくある抽送だが若葉が加わることで快楽が何倍にも増すのだろう。
汗だくで行う獣のような交尾。
男に背後から責められ、若葉には横から乳首を弄られ、汗を舐められ、喘がされる。
「か、がくっん、もっと、もっと強く……!」
彼女の膣内は普段よりも熱く濡れ、俺から絞ろうとしていた。
強く抱きしめ、唇を重ねる。
とろんとした眼差しは虚無を見つめて膣を蠕動させる。
「イッてる、イく、イッ~~~!!」
頭を下げ、垂れた黒髪が揺れる。
最奥まで竿を押し込むと全体が媚肉に包まれ、汗が浮かぶ身体に電流のような悦楽が奔る。
「ぐんちゃん、好き」
「ぁん、わたっ、ひっ、も……す、き」
ぷしっと飛沫が結合部から噴いた。
「すきっ、ぁっ、すきぃ」
抽送の度に千景はイヤイヤと首を振る。
汗を滴らせ、俺の名を呼んで、喘ぎと蜜を漏らす。
好きだと千景が涙ながらに鳴く度に、ピストンを加速し、彼女の悦ぶ場所を亀頭で擦る。
「ぁ、ぇ、ぅぇ……」
千景の手が玄関のドアを滑る。
今にも崩れ落ちそうな彼女の腰を掴み、上半身を起こす。
くしゃくしゃの泣き顔で、だらしなく開いた口からは舌が垂れ、発情した犬のように吐息が漏れる。無言の若葉がサポートに入り、力強く千景を正面から抱きしめる。
「ん、ぅぁっ、ぁぁっっ!!」
彼女にあるまじき大きな声で気をやる。
千景は俺と若葉の肩を掴み、苦し紛れに歯を食いしばる。
その時、若葉の指が陰核へ伸びる気配があった。
「……! のぎさんっ、待って、だめっ、だめ──」
はひゅ、と千景が息を呑んだ。
痛いほどに竿を締めたと思うと同時に、彼女の腰が跳ねた。二度、三度と潮が散る。
「~~~ッ! うぁぁぁっっ!!」
「……ッ、千景……!」
「のぎさっ、ゆびっ、それっ……!」
「ああ、これがいいんだろう?」
「やらっ……これ、こわれちゃ、う……」
千景の淫熱と絶頂の飛沫に、若葉も興奮したのだろう。
手慣れた様子で千景の唇を奪う。
ぐちゅ、ぐちゅ、と連続する水音に千景の膝が震え、崩れ落ちそうになる。
健気に身体を起こそうとしたので尻を叩いて俺に身を預けさせる。
「んちゅ……れろ……」
「ん、ふ、……ちかげ……」
二人が生み出す百合の空間。
いずれの目も虚ろで、唇からは唾液が垂れ、獣のように快楽を貪る。
俺はそこに挟まり、自らも彼女たちの唇を奪い、奪われる。
濃厚な口づけだ。
唇を重ね、挟み込み、舌を絡め、唾液を啜り合う行為に興奮が止まらない。
「っ」
涙と汗でぐちゃぐちゃの千景と俺に密着する若葉。
目線での求めに俺は無言で応じる。
スカートに隠れた若葉の蜜裂に指を添えると、驚くほど熱く濡れていた。
ぬるりと指が媚肉に入り、リズミカルな抽送が容易だった。
「ゃ、ぁ、あっ!」
「ん……、いい……」
二人分の甘い声が熱気に満ちた空間に響く。
「か、が、くぅん、ま、またっ! わたしっ!」
「りょうのすけっ、ぁ、あぁっ……!」
一人の少女を犯しながら一人の女を指で弄ぶ。
若葉の媚肉は指を動かす度に締め付ける力を増す。
千景は膣奥から新鮮な蜜を溢れさせ、俺に射精を促す。
やがて三人全員が果てた。
「ふぅぅぅぅっっっ!!」
「ぁぁっ! んんっ……!!」
「くっ……射精すぞ!」
汗だくで互いの体液を擦り付け合いながら吐き出す精は濃厚だった。
この暑い環境で俺の肉体は本能を刺激されたのだろう。
どくっ、どくっと汚濁を吐き出すと、千景は幾度も痙攣する。
若葉も同様に我慢していた物を解放するように、勢い良く潮を噴く。
三人でゆっくりと玄関に座る。
汗と体液で濡れ、髪を乱し、シャツもブラウスも肌が透ける。
「……ふぅ。一応、聞くが」
若葉が熱そうにスカートをはためかせる。
中の媚肉や恥毛がチラリを見える。実に下半身に悪い行為だ。あとで自分が勇者以前に女だと理解させねばと血が巡り始める。
「このまま寝室に行くのか? 汚れるが……」
「待って。せめて水分補給させて。それから乃木さんにやり返すから」
「いや、私は間に合ってる。普段、ひなたにされっぱなしだからな。こうして千景を気持ちよくするのは、なんというか楽しい」
「……私はやられたらやり返すわ」
各々の主張や疑問は分かる。
俺に身体を預ける千景を抱き起こし、慎ましい乳房を揉む。瑞々しい柔肉を捏ね繰り回し、ツンと尖った乳頭を指で摘まむ。コリコリとした質感が指を楽しませる。
「というか、乃木さんだって上里さんにやり返しなさいよ。私にはあれだけやっておいて」
「いや、そうなんだが隙がなくてな。気を抜くと私がされるんだ。それも亮之佑と連携しているパターンが多い」
「なら、ぐんちゃんも手伝ったら? 俺たちでひなたさんを気持ちよくさせるんよ。普段からお世話になってるんだから、それくらいしても問題はないはずだ」
「……それって善意? 上里さんにしたいだけじゃない? あの人の報復とか考えたくないんだけど」
「黒髪同士の絡みも良きものなり~」
「園子さん化してる……」
同時に生乳を曝け出して歩く若葉にも手を伸ばす。豊満な双丘は揉まれ慣れたように俺の手に吸い付く。
彼女たちを連れて廊下を歩く。まずは水分補給だ。
ふと、俺は既視感に駆られた。
去年か、その前の年か、それよりもっと前の年か。似たようなことがあった気がする。
あるいはイベントが重なり過ぎて、何かと間違えたのか。
ひとまず頭を振って切り替える。
「麦茶でも飲もうか。ちなみに我が家は汚れたまま寝室に行く文化はありません」
白濁が秘所から垂れるのをさりげなく千景が手で隠した。
「……つまり?」
「楽しく風呂と行こうか」
「そう言うと思ったぞ。たまには背中を洗ってやろう」
「嫌だ。俺が洗う」
そんなやりとりをしていると、千景が小さく笑った。
「どうした?」
「加賀くんや乃木さんとこんな関係になるなんて、ここに来た頃の私に言っても信じないでしょうねって。今、思ったのよ。……行きましょう。私が前を洗ってあげる」