――風の作った鍋は結論から言うならば絶品と呼べる物であった。
言うなれば家庭料理においての母の味、食する事が安寧をもたらすような味わい。
不思議と精神が、肉体が安らぎを得るような感覚にポツリと亮之佑は口を開いた。
「――美味しいです」
「それは良かったわ」
「お姉ちゃん、お皿取って」
「ほら、……あっ樹。ちゃんと白菜も食べなさいよ」
「うん」
黙々と空になりつつある鍋を囲み話をするのは、亮之佑と風、樹である。
友人と勉強をしていたという勤勉な犬吠埼妹は亮之佑がテレビを点けると同時に帰ってきたのだ。現勇者部部長と元勇者部部長の二人が揃った空間で、ただ一人の平部員は箸を動かす。
「――――」
一人だけではない、誰かと共にする食事。
その大切さを知っていて、彼女達の優しさを知っている。
だからこそ、亮之佑は時々彼女達に対してある思いを抱いてしまいそうになる。
すなわち、加賀亮之佑が同情されているのではないのか。
この世界でも結局は独りとなった亮之佑に対し、哀れみで誘っているのではないか。
テーブルを挟み食事をする彼女達がそんな風な思いを抱いているのかもしれないと。
「――――」
妄想でしかない。
実際に聞けば彼女達は首を横に振り否定するだろう。
だが今更聞くというのも亮之佑にとっては中々に骨が折れ、勇気がいるだろう。
「――――」
そんな事を考える亮之佑は小さく頭を振り思考を途絶えさせる。
世界を救う為に共に戦う友人達にすら唐突にこんな後ろ向きな考えを抱く自分。
結局中途半端に断る事も、話す事も出来ず、全てを自分の中に押し込めてしまう。
情けなくて、情けなくて、涙が出そうだ。
弱音を吐かず溜めこむ友奈に対してどうこう言える立場ではない。
有象無象の他人ではなく、紛れもない友人に対してすら疑心を生じさせる己の性根。
美味しい食事に無垢な笑みを浮かべる彼女達に浮かべるコレは、もはや病気でしかない。
「ほら、亮之佑もしっかり食べなさいよ」
「あ、どうも」
自然な動きで小皿に鍋の具材をよそう風。
いつも通りの笑みでソレを受け取る亮之佑は気分を変えようと口を開く。
「なんか……」
「はい?」
満腹感に囚われつつある思考の中で、ふと亮之佑は樹に声を掛けた。
白菜に伸ばす箸を止める樹の姿を亮之佑は箸を動かすのを止めてジッと見つめる。
「あ、あの……何ですか、亮さん?」
「いやこっちだと出るの初めてじゃない? 部長」
「こっち……?」
首付近で切り揃えた風と同じ髪色、瞳の色は性格は違えどやはり姉妹だと感じさせる。
学校の紳士淑女間では小動物のようだという評価を付けられているとは気づかない彼女は亮之佑の戯言に対し、小首を傾げどこか困惑のある表情で瞳を揺らしている。
「そんな事よりも。樹、亮之佑も。もっと食べなさいよ」
「食べてるよぉ~」
暖かな家庭の、暖かな団欒の空気というのは良い物である。
月日を経ても尚、一度味わえば夢にまで出る度に渇望して止まない。
それは世界でたった二人だけの家族が作り出す幻想のような光景であるからか。
「そういえば樹。歌の方はどう?」
「えっと、結構良いところまで行けたかなと思います。今は事務所側からの対応待ちで……」
「そっか。夢、順調に進んでいるね」
「はい! あっ、でもまだまだデビューには程遠いですから……」
一度は失った少女の声音は僅かに内気さがあれど、どこかに芯の強さを感じさせる。
かつてはこの世の全てに対し常に怯え続けるように姉の後ろに隠れてばかりだった少女は、あれから随分と成長したのだと亮之佑は改めて思う。
「あ!」
「――――」
そんな生暖かい目を向ける亮之佑の顔を見返す樹は唐突に声を上げた。
何かを思い出したような、痒い所に手が届いたような表情をする樹は唐突に立ち上がり風へと向き直る。
「お姉ちゃん!」
「ん?」
「ほら、あれ! 亮さんが次に来たらって……」
「……ああ!! あれね。あれなら確か冷凍の一番奥に……」
あれ、これ、といった主語を省いた会話が通じるのは長い時を共に生きた証であろう。
亮之佑ですら友奈や園子とは時々絶妙な齟齬が発生してしまうのだからと考えていると、テーブルを挟みよく似た色の二組の視線が亮之佑を見つめる。
可愛らしい少女達に注目されるのは悪い気分ではない。
寧ろもっと見ろとばかりにドヤ顔を晒す亮之佑の反応を平然と無視する風と樹。
「亮之佑、アイス食べる?」
「――。ええっと、じゃあいただき、ます?」
事情が分からずとも、取り敢えずと小さく頷く亮之佑。
その同意を待っていたかのように樹が素早く台所に向かい、十数秒後に戻ってきた。
小さく微笑む樹の小さな手のひらに収まるようなカップサイズのアイスが三つ。
「いや~依頼してくれた人がさ、どうしてもっていうから受け取らざるを得なかったんだけど」
「わーお」
風の背景語りを聞き流しながら亮之佑は樹から受け取ったソレを見つめる。
容器はコンビニやスーパーで売っている普通のアイスであるのは間違いない。
「甘酒風味っていうからさ……、アンタなら余裕でしょ?」
「……ええ、まあ」
甘酒如きで酔う人などいないだろう。あれはジュースだ。
少なくとも亮之佑にとってはただのアイスにしか見えない。
「二人のは何味ですか?」
「アタシのはバニラで――」
「私のはチョコですね」
「――――」
亮之佑はアイスが嫌いという訳ではない。寧ろ甘味に嫌いな物はない。
嫌いな物と言うならばとろろではあるが、無理やり東郷に矯正された事は軽いトラウマだ。そんな訳で拒む理由なぞどこにも存在しておらず、カップの蓋を開ける亮之佑はふと風に笑いかけた。
「俺はともかく、風先輩はいいんですか?」
小さく微笑む亮之佑の声音に悪意は込められていない。
何よりもこの問いかけをした場合、目の前で快活に笑うブロンド髪の少女の答えは予測出来た。
「もちろん、別腹よ!」
---
「ぶっちゃけ、どうなのよ」
アイスの後に締めのうどんを平らげつつも余裕の表情の風は唐突に口を開いた。
既に満腹で離脱した樹はお風呂に入り十分、風と二人で片づけをしている時だった。
「……?」
皿洗いを風が、皿拭きを亮之佑が担当しながら何気なく口にした風の言葉。
妹ではない自分。それなりに風との付き合いはあると思うが流石に察せない。
「ほら、友奈とかと」
「……ああ」
小さく眉を顰める亮之佑に対し補足するように風は告げる。
女子という生き物は恋愛に対する関心が非常に高い物なのだろうと思う。本来ならば話す義務などもないが、隣に立つ少女は亮之佑に対し変に茶化す事もないだろう。
とはいえ、自分で言うのもアレだが中々に無垢な少女に聞かせる話でもない。
突き抜けた爛れた話ならば、己が契約を交わした悪魔にも苦笑されるのは必至だ。
そんな訳でどんな風に話をするべきかと亮之佑が頭を捻っていると風が小さく呟いた。
「その、しちゃったんでしょ……?」
「……」
「キス、とか」
「……まあ」
「へ、へー……。凄いわね……」
蛇口から流れる水の音が遠くに感じる。
横目に見る少女の頬は僅かに赤らみ、どこか初々しさを感じさせる。
とはいえやはり年頃なのか、他人の情事を聞く後ろめたさよりも好奇心の方が上らしい。
「それでど、どうでした……?」
「……」
やけに食いついてくる少女。
敬語になってまで聞きたい事なのかと若干呆れながらも付き合う事にする。
「……人の事よりも自分はどうなんですか? キスぐらい、しましたか?」
「うっ」
カウンターのつもりはなかったが風にダメージが入ったらしい。
僅かに水で濡れた手を胸元に寄せ苦しそうな顔をする風はわざとらしく呻く。
「いや、アタシはほら、女子力が高いからさ……」
「じゃあ、ちょっとしてみますか?」
「して……って、キッ、え、ええっ!?」
「その方が分かるかなって」
キスの感想を聞かれても凄かったとしか言いようがない。
自身の語彙力の低さを嘆きつつ悪戯心全開で亮之佑は風に近づく。
「アタシは別にっ、そういうのはいいかな~って、ねえ?」
「ほう」
「ほう、じゃなくて!」
亮之佑が一歩近づくと風が一歩後退する。
犬吠埼家のキッチンはそれなりに広めであるがやはり限りがある。
さりげなく逃げ道を塞ぎながら、徐々に壁の隅に風を追い詰めながら話し掛ける。
「そんなに気になるなら少しだけ試してみようじゃないですか」
「試すって……」
「試すだけだから風先輩は初キスではないからセーフ」
「アタシは、その、別に、初めてってわけじゃ」
「違うの?」
「ぁ、ぅ……」
壁際に追い詰められる風は、それでも微かな見栄を張る。
それを一瞬で看破する亮之佑が浮かべる笑みは、まるで悪魔のようだった。
年相応な表情の風は毒蛇に睨まれた小さな鼠のように小さく息を呑み亮之佑を見上げる。
「樹が、お風呂、上がってくるから」
「……」
肝心な所で臆病になる少女。
いわゆる壁ドンの姿勢、ビクリと身じろぎする風に亮之佑は徐々に体を近づける。
顔を近づけると香る少女の匂い、それは悪戯の境を曖昧に変えかねない危険な物だ。
「風、先輩」
「だめ……」
この家の主は現在、緊張した面持ちで亮之佑を見返している。
仄かに紅潮させた頬は年頃の少女であり、同時に未熟な女を思わせる。
「風先輩って……可愛いですね」
「んっ……」
唇を震わし、喉を鳴らす。
本当に緊張しているのか、解してやろうとする手が制御を外れ彼女の首筋に伸びる。
「良いんですか」
「……」
細く白い彼女の肌を指がなぞると、くすぐったさに小さく喉を引く風。
灰色のシャツ、白色のスカート、薄茶色のタイツを着用した彼女をベルトの如く抱きしめていく。徐々に逃げられる機会が減る中で、それでも少女は逃げる事なくその時を待つようだった。
「良いんですか」
「……す」
再度問いかける。
俯き加減の少女の顎を持ち上げると、赤ら顔で潤んだ薄緑色の瞳の乙女が目に映る。
しばし亮之佑と目を合わせ、しかし羞恥心からか、ふいと横を向く少女は小さく呟いた。
「……キス、だけだからね」
「――もちろん」
悪戯のはずだったが同意を得た。
なので躊躇う事なく、紳士らしく亮之佑は風の唇を奪う。
「ん……っ」
風の下唇を自らの唇で挟み柔らかさを堪能する。
上唇にも同じことを行い、大剣使いの熱く柔らかい唇との触れ合いを愉しむ。
路上で行う恋人のように、ねちっこくない相手への親しみと慈しみに溢れた口づけだ。
「……! ……!」
柔らかい少女の背中に回す亮之佑の腕に力が籠る。
同時に風の後頭部を手のひらで優しく押さえながら口腔行為を続ける。
初めての行為に戸惑い硬直する少女、何かに怯えるように亮之佑の肩を両手でぎゅっと掴む風は徐々にその力を抜いていく。
「……ふ、ンっ――」
息の仕方が分からず溺れたように鼻で、口で、呼吸をする少女の唇を塞ぐ。
犯すように、憐れむように、身を固くする少女の仕草に興奮を隠せない亮之佑は壁を背中にする少女を抱き寄せながらキスのみに没頭する。
「……っぁ」
少しだけ開いた唇の間から舌を差し入れ、先端だけを触れ合わせる。
下品に快楽を貪るようなものではなく、背徳感の中でひっそりと恋人が交わすような行為。
そんな口腔行為を二度、三度と行う度に抱きしめた少女の身体が熱を帯びていくのを感じた。
「んぅ、ぅ……!」
切なげな声音。
少女の声に艶が入るのを感じながら、ふと亮之佑は後頭部に回した手を下へと動かし始めた。
徐々に下へと、少女の衣服の感触を手のひらで味わいながら背中を伝い、腰、そして――
「ぁ……っ」
もにゅりとスカートの中に忍び込み、風の尻肉を揉む。
その瞬間、少女の身体がビクンと震えるのが抱きしめた亮之佑だからこそ分かった。
力の抜けた身体に僅かに抵抗の力が籠るが、男の力には敵わず悦楽の悲鳴がこぼれる。
「あ、やっ!」
ざらついたタイツと下着に包まれた風の柔肉は熱を手のひらに伝える。
男のいやらしさを隠さない手つき、割り拓くように揉み、円を描くように愛撫をする。
「……ッ」
ガクガクと震える少女の足、崩れ落ちそうになる風の身体を亮之佑は支える。
少女の股下に足を差し込み、床に崩れ落ちるという結果を回避しつつ膝を押し込む。
膝に感じる風の恥部は下着越しですら柔らかく、そして隠せない程に熱く湿っていた。
「ぁ! ぁ、ぁ!」
口端から垂れ落ちる唾液。
それは亮之佑の物か風の物か、混ざり合ったソレを判断する術はない。
唇を汚し、しかし拭う事を忘れた透明な糸は珠へと変わり、少女の唇に付着する。
「ん……あっ」
唇を離した風は、堪えきれないように吐息を漏らす。
頬に朱を差す少女はどこか虚ろな表情で、奇術師によるキスと愛撫に小さく喘ぐ。
「も、ひゃめ……、いつき。あがっひゃうから……」
「声を出さなければいい」
今更思い出したように抗議する少女の唇を塞ぐ。
歯茎を、舌裏を舐め、同時にどう舌先を動かせば良いかを風に無言で教え込む。
「ふっ……、ん……」
必死に声を出さないとする風の姿。
それでもこぼれる姉の声を聴いたら妹はどんな顔をするのだろうか。
そんな事を考えると否応でも興奮が高まる亮之佑はスカートを捲り秘部に手を伸ばす。
「んんっ!」
形だけの抵抗を試みる風。
だが片手で僅かにタイツを引き裂き、ぬめる下着にくちゅりと触れた途端ピタリと抵抗は止む。
「んあ……っ!」
堪えきれず声を漏らす風に構わず亮之佑は下着越しに媚肉を弄る。
直接ではない、覚えたての自慰のように、陰唇に張り付く下着越しに上下に摩る。
高校生になった風が樹が寝た後にどんな風に自分を慰めるかを想像して動かしていく。
「……感度良いけど、もしかして自分で弄ってるの?」
「……!! ぅっ……ぅぅ……ッ!」
囁くと耳まで赤くする風はぎゅっと亮之佑の肩を掴む。
何かを堪えるように秘部に伸ばす腕を必死に掴む風は嫌々と首を振る。
下着を膣内に押し込むように中指で上下に強く摩る。
同時に親指が秘裂の上部を這いずりまわり、風の表情を元に陰核を探り当てる。
「あ! 待って、そこはっ!!」
その瞬間の風の反応は劇的であった。
目を見開き亮之佑の腕を掴む風は切羽詰まった様子で、声には焦燥が混ざっている。
だからこそ普段は聞けない風の声を聴くべく、亮之佑は問答無用で陰核を押しつぶした。
「はぁっ! あくっ、んんっ!!」
ぱたた、と床に蜜液が落ちるが指が止まることはない。
次へ次へと溢れる少女の愛液と声に亮之佑は親指で肉粒を弄り続ける。
そのままくちくちと秘部を粘着質に弄られる風はやがてあられもない声を上げた。
「あ……っ!! あたっ、もう……、あ、あぃ、いっ……ッッッ!!!」
ぴんと背を反らし、ぎゅっと目を閉じる風は法悦の空を飛ぶ。
硬直し、びくっ、びくっと全身を震わせる少女がゆっくりと床に座り込む。
「……」
こんな声を出す風の姿は初めてだった。
荒い息で口周りを唾液で汚した風は、人には見せられない恍惚の表情をしている。
だからこそ亮之佑は無言のまま携帯端末を取り出しレンズでその姿を映し出し――撮った。
一枚、二枚。
画像として写し出される裂けたパンストから覗く白色の下着。
スカートは捲れ、頬を上気させる姿は見る人が見れば何をしていたか即座に分かるだろう。
「……」
「ぁ……」
一連の行為は無音だった。
彼女の呼吸が戻る数秒の間で行われたが、被写体となった少女は気づいていた。
「キスはどうでしたか、先輩」
「……」
「先輩は可愛いから、単純に男が風先輩を放置する理由が思い付きません」
返事はない。
どこか疲れた顔で見上げる風に亮之佑は微笑む。
それは悪魔の微笑とも、人を徹底的に堕とし込む奇術師としての笑みで。
「こんな事はもうしません」
「……」
「ええ、勿論。俺は約束とか契約はしっかり守るので。ただ――」
この家で、唯一風にだけ聞こえるように髪の毛を払い亮之佑は囁く。
クツクツと嗤いながら、無垢な少女を確実に堕とすような声音で、少女の形の良い耳に甘噛みをするように吐息と共に囁く。
「――もしもこの先がしたくなったら、言ってくださいね。一杯、凄いこと、してあげますから」
「……ぅ、ぁ」
パクパクと口を開く風から頬の赤みは消えない。
そんな風の乱れた衣服を直し、亮之佑は立ち上がる。
「そろそろ樹がお風呂から上がるでしょうし、俺は帰りますね」
「あ、えっと……」
「じゃあ、先輩。また今度」
「ん……っ」
どこか呆然とする風の首筋に強めにキスをする。
それは親愛なる先輩への悪戯でありながら、別れの合図でもあった。
塩っぽい味の風の首筋から唇を離し亮之佑は風を置いてキッチンから出ていく。
「……」
そうして出入口付近、廊下付近に滴り落ちる水滴を亮之佑は見つけた。
風呂場へと点々と続く水滴は、まるで道しるべのようにここに誰がいたかを教えてくれて。
「……一人で何してるのかなぁ」
どのみち今は風呂に入っているらしい妹の方には会えないだろう。
そう考えて亮之佑は一人、見送りもなく玄関で靴を履き犬吠埼家を出るのだった。
---
外は暗く、しかし幸いにも冴えた月が亮之佑を見下ろす。
中途半端な行為をしたせいでスラックスの中の怒張が大変な事になっている。
外で出す訳にもいかず性欲と熱を持て余しながら夜風に当たり、気まぐれに端末を開く。
「……スパルタよりはエッチな感じでお願いしたいんだけどな」
「でも、東郷さんって真面目で厳しいからなぁ」
勇者部で使用している『NARUKO』経由で東郷から亮之佑にメールが届いていた。
一体何事かと思い文面を覗き込むと、水練の日取りという内容に亮之佑は小さく息を吐いた。