勇者部の中で誰が一番マッサージが上手いか。
それを問われた時、真っ先に友奈だという声が多い。
『んっ、ふ……』
相手を気遣う指先、指圧は固まった身体を解し、太陽の如き柔和な笑顔で身も心もふわふわにする。マッサージに不慣れな少女も人には見せられないような顔を見せ、聞かせられないような艶声を漏らさせる。
それが友奈のマッサージである。
『あ……ッ』
『痛かった?』
『う、ううん。ちょっとびっくりしちゃって……』
『そっかー』
友奈が見下ろす先には、薄着姿の東郷。
簡易型の寝台に座る黒髪の美少女の肩を友奈が揉む度に、悩まし気な声を上げる。
同級生が聞けば前屈みの姿勢になる事が約束されるような、甘い甘い艶声を。
『ひ、んっ……』
男を誘うような声音は意図的な物ではない。
寧ろ無意識に堪えきれずに漏らす吐息は、背後から肩を揉む友奈の頬を薄く赤らめさせる。
それでも大切な親友の為に心を砕き、親愛と友愛を指先に注ぎ込み肩甲骨付近、首の後ろ付近を重点的に解し終える頃には、どこか虚ろな表情を浮かべた一人の少女がいた。
『東郷さーん』
『……はぁ~』
法悦の表情を浮かべる少女は幸せそうだった。
そんな東郷の様子を見て、にこりと友奈は笑みを浮かべる。
『えへへ……今日はいっぱい、気持ちよくなってねー』
『いいのかな……こんなに』
『うん! いつも東郷さんにはお世話になってるから! 少しでもお礼が出来たらなって!』
『友奈ちゃん……』
まるで我が子の成長に感激する母のように。
顔を綻ばせる東郷の腕をおもむろに掴む友奈は人差し指を宛がい、薄く微笑む。
『ちっくん!!』
『はぁん……♡』
指をピストルにして、見えない何かを注射する友奈。
腕に何かを注入されたのか恍惚の表情を浮かべる頭国防の少女。
そんな少女は快活な少女にあれよあれよと衣服を脱がせられ、寝台に横にされる。
『東郷さんの肌って、本当にきれいだねー』
『これは、その、普段外に出ないから……友奈ちゃんのお肌だって綺麗よ』
下着姿のみとなった東郷を褒める友奈。
満更でもなさそうに謙遜する東郷の肌は、白魚の鱗のように美しい。
若さだけではなく、艶も張りもあり、何より染みの無い色白の肌は美そのものだ。
純粋な眼差しに対し自らの身体を腕で抱く東郷、その体躯を包む下着は白を基調とした物だ。所々に黒色のレースやリボンといった物が施され、白皙の肌に良く似合っている。
『もしかして、亮ちゃんが買ったの?』
『……どうして?』
そのどうしては、どうしてそう思ったのか、だろうか。
或いは、どうして分かったのか、なのか。
うつ伏せになり問い掛ける東郷に、自らの顎に指を当てた友奈は逡巡の末、答える。
『いままで見た事無かったからかな……?』
『……そっか。うん。これは、私が買った物よ? 可愛かったから』
『あっ、そうなんだ! えへへ、ごめんね。忘れて!』
『大丈夫よ、友奈ちゃん。勘違いは誰にでもあるわ』
『ありがとー! あと、うつ伏せになって、ブラも外してね』
『あ、うん』
従順に友奈の言葉に従う東郷はうつ伏せとなる。
瞬間、むにゅりと潰れる乳房はブラに包まれてなお、独特な弾力を寝台のマットレスに返す。ぼた餅の如く柔らかい乳圧を寝台に与えながら、手慣れた様子で背中のブラホックを外す東郷。
その様子を見つめる友奈の姿も、また奇抜な物だ。
猫耳カチューシャ、水着にエプロンと扇情的な姿は室内では見慣れない。
片方は半裸、もう片方は特殊な衣装でありながら、しかし相手に恥じらう姿が足りないのは単純に他に見る者がいないからか、或いは自らの姿及び相手の姿を見た事があるからか――、
『友奈ちゃん』
『? なあに?』
『その格好、凄く良いわ』
『……そうかにゃ?』
『ぶはっ!!』
『東郷さん!? 鼻血! また出てるよ!!』
暫くして流血騒動は収まり、改めて東郷はうつ伏せとなる。
長い黒髪は美しいが邪魔になる為、後頭部で纏め上げ、白い背中を惜しげもなく晒す。
『少し冷たいよ』
『ん……、いつもより本格的なのね。亮くんみたい』
『亮ちゃんは凝り性だからねー。
今回はハラセク式? でオイルも使うから脱いで貰ったのです!』
『ぁ、ぁ……ん、んんっ。友奈ちゃんに任せるわ』
『うん! 任せて』
ピンク色の容器から蜂蜜色の液体を手のひらに載せて東郷の背中に塗る。
同性が羨む白皙の肌は、友奈の手のひらに心地良い感触と滑らかさを伝える。
『あっ! ん、んん……』
くすぐったいのか、タオルに顔を押し付ける東郷の声を聴きながら友奈は懸命に彼女の施術を行う。肩甲骨を円を描くように撫で回し、背骨をなぞるように上から下へとオイルを塗る。
潰れた乳肉を指が微かに触れる度にピクッと身体が反応する事に友奈は気づいていた。
乳房を撫でるように、腋、腕にもオイルを塗り、塗る度に東郷は熱い吐息を漏らす。
『東郷さん、結構敏感だよねー』
『……! そ、そうかも、ね。あんまりマッサージとか、ふっ、し、しないから』
『……気持ち良い?』
『…………うん』
『我慢しなくていいんだよ。声、出しても良いよ』
声を漏らす度に噛もうとする少女の細い腕を取り上げる。
丁寧に、丁寧に、程良く脂と筋肉のある東郷の白い腕をマッサージする。
『は、ぁ……』
『……』
気持ち良さげな、どこか力の抜けた吐息を漏らす少女。
そこには、普段の穏やかで、真面目で、面倒臭い姿は無い。
優しい快楽に身も心も解され始めた年相応の少女が小さく呻くばかりだ。
くびれた腰は友奈の手のひらにフィットし、白い素足には車椅子生活の名残は殆ど残っていない。独特の弾力がある腿の裏側を揉み解し、足裏マッサージをする頃には東郷は随分と解されて柔らかくなっていた。
『東郷さん』
『ん、友奈ちゃ……』
『次、仰向けになって欲しいんだけど……』
『あ、そうね。……そうよね』
『……あ、ごめんね。恥ずかしいならタオルで隠してね?』
そうして渡した白色のタオルは、彼女の双丘を隠すには随分と薄く小さい。
流石に多少の抵抗感があるのかそっと自らの乳房を薄布で隠す少女は仰向けとなる。血流が良くなったからか、ほんのりと朱色に染まった頬を見せる東郷は友奈が手に持つ物に気づいた。
『それって』
『これね、ホットなアイマスク! 東郷さんって結構パソコンも使うから。
目もマッサージしたいなって。 ……ダメ、かな?』
『友奈ちゃん……、全然ダメじゃないわ。友奈ちゃんがしたい事ならなんだって問題ないよ』
『えへ、ありがとう。東郷さん』
寝台の上で仰向けになっている黒髪の少女。
ショーツ一枚のみ、身体を火照らせ、豊かな双丘は薄い布が隠すのみ。
エメラルドを連想させる深緑色の瞳は、黒色のマスクで覆い隠されている。
『……』
『……』
『……良い香りね』
『えっ、……ああ、うん。エッチな気分になるお香だって』
『そうなのね。………今、なんて?』
『じゃあ、続きするねー!』
『友奈ちゃん?』
『あ、その前に……、もーいーよ、ご主人さま』
+
「……」
彼女の、友奈の合図を受けて俺は動き出す。
ほのかに温かい純白のマスクを装備して、お香の香りではなく少女の香りを肺に送り、衣服を収納していた段ボール箱から身体を出す。そして友奈の直前の言葉に疑問を抱き、アイマスクに手を掛けようとする少女に話し掛ける。
「ご主人さま?」
「『……あっ、マスクは取らないでね。効果なくなっちゃうから!』」
「う、うん」
友奈の声帯模写を行いながら、目線で驚きを伝える友奈からオイルの容器を受け取る。中身は園子印の特製のオイルである。効果はともかく彼女がお勧めする一品なら問題はないだろう。
「じゃあ、東郷さん。あんまり動かないでねー」
「ぁっっ」
ぴくんっと身体を震わせ悶える東郷の姿を見下ろしながら、友奈と共にオイルマッサージを始める。雪肌の少女は体温が上がると分かりやすく身体を火照らせ、薄く朱色に肌を染め上げる。
薄布で隠された乳房周辺を、布の内側に入り込む虫のような気分で触れていく。
「ん……っ」
「っ」
熱を孕んだ吐息をする東郷を見て、静かに友奈が震える。
蛇のように脚をマットレス上でくねらせ始める東郷にあてられたかのようにもじもじと自らの腿を擦り合わせ、チラリと俺の顔に視線を向ける。
薄紅色の瞳、その中に宿る感情を読み解く前に瞬きと共に逃げられる。
「……気持ち良いでしょ?」
「……! !」
「タオル、邪魔だから取っちゃうね」
「ぁ……っ!」
寝台、東郷を挟んで俺と向かい合う友奈は、そっとタオルを捲る。
汗でテカる少女の白い果肉が震える姿に吐息して、息苦しさに気づく。
マスクを畳み籠に戻して、淫靡な果実にそっと触れる。
「はーい、揉みますね」
「ん、ぁ……」
むにゅんと手のひらで形を変える乳は餅よりも柔らかく、温かい。
母性の塊を語る詐欺の塊、男を飽きさせない乳房を手のひらで、指先で味わう。
「っ、ぁ、ぁ……」
しっとりとした柔肉、その先端で尖る乳首を指で弾くと音が零れる。
いやらしく、愛おしく、心を震わせる女の声が俺の脳に浸透していく。
「これが……持つ者と持たざる者……」
「友奈も持ってるよ」
「あっ、ちょ、やぁん!」
「うむ、マーベラス」
「ん……っ」
右手は東郷の右乳を、左手は黒水着に覆われた友奈の美乳に。
ジッと此方を半眼で見る友奈、しかし逃げる事はなく俺の左手にされるがままだ。乳比べをする自分に対して、最低という念を抱く俺に小さく頬を膨らませる友奈も東郷の左乳を手にする。
――今回は二人で東郷をマッサージするのだ。
そんな事をしている間も欠かさず乳首や下乳付近への愛撫を続ける。
友奈もマッサージの経験を活かしているのか、或いは自らの自慰の経験からか、東郷を虐めている。俺が右乳を円を描くように揉むと、友奈は左乳を先端にかけて搾るように愛撫する。
プリンを連想させるいやらしさの塊を二人で遊んで、愛撫する。
喘ぎ、悶える少女の姿を二人で見下ろし、彼女の身体を弄ぶようにマッサージする。
二人がかりでのマッサージには彼女も対抗する術も力もないのか。
されるがままに、遊ばれるままに嫌々と首を振り、恥じらう声を聞かせる。
オイルでテカる乳房、東郷の性格に反して反抗的に硬く尖る乳首に顔を近づける。
あーんと口を開く。
それを気配で感じ取ったのか、力の無い腕が俺たちを掴む。
これから自分がどこに飛ばされるのか分かって、せめて藁をも掴むように。
「まっれ、二人とも、しょれは駄目……!」
「あーむ」
「ぁ、ぁあああ……っっ!!」
オイルには蜂蜜も混ざっているのか、仄かな血の味と薄塩、甘味が舌上で広がる。
コリコリとした軟骨のような乳首を舌と唇で弄ぶ度に東郷は首を仰け反らせる。
アイマスクの所為か普段よりも敏感に身体をくねらせて、はしたない声を上げる。
母乳を求める赤子のように東郷の乳房を求める。
ちゅぱちゅぱと友奈と双子となり、音を聞かせながら下品に授乳経験を覚えさせる。
東郷の子供よりも先にぼた餅を啜る。
それは甘美で、欲望と、快楽に塗れた味わいだった。
視線を上げるともう一人の赤子が目に映る。否、メイドだ。俺のメイドだ。
一心不乱に、どこか上品に東郷の乳房を味わう友奈とふと目が合う。
興奮を隠せないように、東郷の声を聴きながらエプロンの下に隠された己の恥部を弄り慰める姿がいじらしい。
トロンとした薄紅色の瞳、上気した頬は、普段よりも妖艶な姿だ。
「おいひぃよ……」
「……」
ちゅぱ、と硬くなった乳首から離した唇を繋ぐ透明な糸。
口が寂しいとばかりに唇を尖らせ此方を見る姿に、何を望んでいるかを理解する。
「ん……ごひゅじんさま」
触れ合うだけのキス。
それを褒美として、仕事の続きを促す。
コクンと頷き、本来の職務を思い出したのか、やわやわと東郷の乳房を両手で揉む。
「ゆうなちゃん……?」
「んへへ、とーごーさん。気持ちいいでしょ? 気持ち良くなる事でデトックスが満開? するんだよー」
「でとっくしゅ?」
「そうだよー。老廃物が……こう、消えるんだよー。だから身体から力抜いてねー」
「はぅん……ん」
形の良い耳元に至近距離で囁きかける友奈。
催眠音声のような、心地よい桜の声音にだらしなく口を緩める東郷の身体は素直に快楽を受け入れる。ビクンと身体を小さく震わせる東郷の身体、乳房付近をメイドに任せながら、くびれた腰を撫で、下腹部へと向かう。
くねらせた脚はマットレスの上のタオルを巻き込み皺を作っていた。
友奈が催眠音声のような声音で東郷に話しかけ、ぼた餅を弄ぶ度に蛇のようにくねる。
東郷の下半身には、ショーツが一枚のみだ。
オイルを垂らしてはいないはずだが、汗と愛液でクロッチには明確な染みがあった。
純白のショーツには前部分に黒色のリボンとレースが施されている。
何というか、男受けしそうな、端的に言って俺好みの下着だった。
そっと脱がしていくと彼女の恥部が露わになる。
色白の肌とは真逆な薄く黒色の陰毛、下着との間に糸を引く大陰唇。
「ぁ、ぁひゅ、んん……っ」
当然脱がされた事は目隠しをしていても気づいただろう。
内股になり、ショーツを脱がされる事を阻止しようとしても止められない。
露わになる乙女の恥部を指で撫でると、花弁は肉厚で柔らかく、濡れていた。
「んひっ……っ」
大陰唇周りをなぞるように指で撫でて、十分にぬめる膣内に指を入れる。
オイルを垂らすと薄毛が肌に張り付き指に絡みつき、蜜液と混ざりあう。
ただ出し入れする度に、ぐちゅぐちゅと淫靡な音を聞かせる。
「とーごーさん。聞こえる? とーごーさんのエッチな音」
「ぁ、ぁぁ……、友奈ちゃん、聞いちゃダメ……!」
「こんなエッチではしたない音……、もっと聞きたいな」
「んんっ!!」
くにくにと乳首を弄りながら、東郷に囁く友奈。
普段の優しさは鳴りを潜め、自らの淫音に羞恥する東郷を見て、目を輝かせる。
そんな彼女らが開いている扉からは目を背け、己の指を呑み込んだ東郷の肉壺に目を向ける。
「東郷さんの、凄いよ。入口がきつくて中がふわふわ。――今、ピクッてしたのが分かるよ」
「やだっ、やっ……! そういう事言わない……、ひぅ!!?」
人差し指と中指が大和撫子の膣内に挿入される。
指二本を呑み込み、トロリとした蜜液が新しく作られ、涎を垂らす。
むわりと漂う雌の匂いが脳を揺さぶり、雄としての欲望を酷く昂らせていく。
彼女が悦ぶ場所を知っている。
指の第一関節部分を曲げて、熱く締め付ける膣壁を擦る。
人差し指と中指で交互に揺するように擦ると、面白い程に反応を示す。
「ひ、ぁ、あぁ、ふぅ、やっ」
ぐちゅぐちゅと下品な音が恥部から漏れ出す。
「や、あひっ、あッ!」
腰を浮かせ、余裕のない声を漏らす東郷。
腕と乳房を友奈が押さえ弄び、俺はひたすらに手マンに興じる。
「ああぁ……っ、らめっ、らめ……っ、イッ!!?」
ぷしゅ、と手首にかかる愛液。
ガクガクと腰を振りながら、言葉だけでの抵抗を試みる少女の身体は硬直する。
ぎゅっとタオルを掴む東郷の手には力が籠り、口端から垂れる涎が染みを作る。
「ごー」
何度も何度も指を曲げて、彼女の弱点を責める。
「よん」
そんな中で友奈が東郷の耳に囁く。
「さん」
弱点だけではなく、その周囲も弄る事で緩急をつける。
「にー」
それは一体、何のカウントなのか。
ただ、友奈のどこか楽しそうな表情を見ながら、更に膣壁を押す。
「いや、ひゃら……、やらぁ……ふぃっっ!!」
ぴゅううっと小水を思わせる飛沫が俺の顔を汚す。
「いーち」
びくっびくと東郷の身体が痙攣する。
押さえた脚をばたつかせ、逃れようとする腰を押さえて、罰を与える。
薄いサーモンピンク色の肉、その上付近にある小さな快楽器官を親指で――、
「ぜろ」
――押しつぶした。
「~~~~~!!!」
ぷしゃ、ぷしゃりと愛液が腿を伝う。
確認するまでもなく、彼女は飛んでしまったらしい。
指を締め付ける膣壁を感じながら、俺は小さな肉粒を指で、舌で愛でる。
「ぜろ」
チラリと視線を上げる。
指先でコリコリと乳首を虐めながら、既に終わりを迎えたカウントをする友奈。
ぜろ、と執拗に東郷に囁きながら性感を刺激し続けるメイドの姿は凄まじい。
「ぜろ」
「あ……ッ、あー……~~~~!!!」
パクパクと金魚のように口を開閉する東郷。
そんな彼女の弱点を、膣壁を、クリトリスを、乳首を、乳房を、首筋を、耳穴を二人で蹂躙、もといマッサージする。法悦の空に彼女を上らせ続ける。絶頂から戻る事を赦さないとばかりに執拗に彼女の身体に快楽を教え込む。
感謝を込めて、愛を込めて、強制的に絶頂に導かせる。
「ぜろ、ぜろ、ぜろ、ぜろ、ぜろ、ぜろ、ぜろ」
「ぎっ! ぁ、う、やべっ、ひゃめて……!」
「東郷さん、イって! いーっぱい、イって!」
「ぅあ……!!」
びくびくと痙攣する東郷を余所に甘噛みするように耳元で囁くメイド。
寝台に乗り込み、添い寝をするように東郷の脳内を言葉で蕩けさせる。
そっと伸ばした手が彼女の目元を隠していたアイマスクを剥ぎ取る。
「東郷さん」
「は、ぇ?」
雌の表情とはこのことだろうか。
漆黒の髪を振り乱し、股を広げ、瞳には熱を宿し、雄を誘う喘ぎ声を漏らす。
なんて、はしたない女なのか。
「も、……ゆ、るひて……」
息絶え絶えの女が懇願する。
「許しません」
許す道理は無い。そもそも何を赦すのか。
有無を言わさず彼女の脚を腕で支え、心の準備を許さず、ぬめる肉沼を貫く。
ちゅぷんと猥らな音と共に俺と東郷は深く繋がる。
「ぷ、ぁぁ……!!」
敗戦国の女のような無様な声を上げる少女。
だが白い脚はゆっくりと俺の腰に巻き付き、膣が淑やかながらふしだらに雄の剛直を呑み込む。挿入した先、亀頭に当たる彼女の子供部屋は普段よりも降りてきていた。
「あたま、おかひく……」
「オラッ、孕め!!」
「ァ、ぁあ、あッ、や……っ!!」
恍惚に浸る白い肉体。
それを好き放題犯すように、ピストンを始める。
「ぁ、ァ、っ、……! ぁああッ!」
弱弱しい抵抗を見せる東郷の両腕を掴み腰を揺する度にぷるん上下に揺れる果実。
それに目敏く気づいた友奈は、あーんと口を開き噛み付くと嬌声が大きくなる。
「ぅぁ、ぁ、ぁっ、ぁ!!」
脚を持ち上げて深く、根本まで密着する程に抽送を繰り返す。
ぱちゅ、ぱちゅと結合部から白く泡立った蜜液が彼女の薄毛を濡らす。
あっという間に下半身は射精を待つだけの肉となり、ピストンを加速させる。
尻穴を引き締めて、奥歯を噛み締めて臍側の膣を怒張で擦る。
一度の抽送の度に快楽で視界が白く染まる中で、メイドがゆるりと動く。オイルに塗れた東郷の裸体に絡みつくように腹と腹をくっつけて、手を結合部に伸ばす。
友奈の手が目指す先は、少女のクリトリスだった。
にこやかなメイドは遠慮なく肉粒を指で摘まみ、潰す。
「や、ゆうなちゃ、りょ……、ぁ、ぁぁぁっっっ!!!」
短い、悲鳴を思わせるオイル塗れの少女の嬌声。
俺は溜まりに溜まった精子を吐き出し、吐き出し、吐き出す。
どく、どくっと呑み込まれる白濁が少女の膣内を汚し、子宮を汚し、逆流する。
白い飛沫が肉の花弁から噴き出す。
数秒ほど遅れて、孕ませ汁がとろりと流れ落ちる。
「や、だめ……今ぬいたら」
満足感と共に怒張を抜こうとした時だった。
しょわわわ……と水音が部屋に響きだした。
一体どこからと思い、数秒程遅れて俺の腹部が温かくなっていく事に気づいた。東郷の結合部、愛液と精液に塗れた剛直を洗おうと言わんばかりに黄金水が腿を伝う。
素晴らしい光景、絶景を視界に収め、最後に彼女の顔を見る。
「ぅ、……ぅぅ」
東郷は泣き出していた。
両腕は掴まれ顔を隠す事も出来ず、頤を伝う涙を見せる。
――予想以上にマッサージが効き過ぎてしまったらしい。
慌てて掴んでいた腕を解くと、ぐったりした東郷は恨みがましそうに俺と友奈を見上げた。
+
俺に背を向けて友奈の首元に顔を埋める黒髪の少女。
寝台にて三人川の字で眠る中、頑なに俺の方を向こうとはしない。
しかしながら寝台から降りようとすると俺の手を瞬時に掴む為、最終的に彼女を背中側から抱きしめ、正面から友奈が抱きしめるという東郷を抱き枕にする方針に落ち着いた。
ふわりと髪の毛から漂う石鹸の香りは先ほど入った風呂の残り香だ。
誠心誠意、■■生にもなってお漏らしした東郷を二人で隅々まで洗った。
それなりに傷ついたらしい少女のメンタルを肉欲でケアすると、もう寝る時間だった。
「……」
「なんて?」
ぼそぼそと友奈の首元で呟く東郷。
何を言ったのか尋ねると、チラリと深緑色の瞳を向け、また前を向いた。
「なんでもない」
「あっそ」
鬼畜、と聞こえたのは気のせいだろう。
紳士からは程遠い言葉であり、俺には決して当てはまらない言葉だ。
カチューシャを外し、しかし新しいメイドビキニに着替えただけの友奈は、どこか慈悲深い女神のような表情で東郷の頭を優しく撫でる。
「拗ねてる東郷さん。可愛い」
「それは分かる」
「ぅ~~~」
幼児退行したかのような、否、年相応な姿を見せる東郷。
そんな黒髪美少女を適度に揶揄いながら、ふと友奈が尋ねる。
「……気持ち良かったでしょ?」
「……うん」
「えへへ、良かったー。一杯デトックスしたもんね!」
「たぶんね、友奈。使い方違うような気がする……」
「ほえ?」
薄暗闇の中でも顔を赤らめたのが分かる少女は今度は身体ごと此方を向く。
きゅっと俺の服を掴む東郷は、エメラルドを彷彿させる瞳を此方に向けた。
「どうしてこんな……」
「それはね、東郷さんともっと仲良くなりたいって」
「……友奈ちゃんが?」
「うん。そうだよ」
背中を向けた東郷に今度は友奈が後ろから抱き着く。
パジャマではなくビキニメイドの姿は、心にまで奉仕の念に目覚めたのか。
そんな事を思いながら、友奈の鈴音の声に耳を澄ませる。
「これから先、もっともっと、亮ちゃんとも、とーごーさんとも、園ちゃんとも、仲良くなりたいなって思って。だから――」
「――――」
「それに、普段お世話になってる東郷さんに、何か出来ないかなって」
「友奈ちゃん……」
友奈の言葉を受けて、暫し黙り込む東郷。
そのまま眠ってしまうのではないのかと思う程の沈黙の末に――、
「……ぎゅってして」
「え?」
右を向き、左を向き、最後に仰向けとなる少女。
「友奈ちゃんとはこれからも、もっと仲良くなるよ。そのっちもね」
「東郷さん……」
「亮くんには責任とって貰うのは変わらないから」
「あ、はい」
「だから、ぎゅってして。三人で寝ましょう」
何がだからなのか。
取り敢えず寝る方向と決まった瞬間、眠気が押し寄せる。
東郷を抱きしめると、ふんわりとした石鹸と東郷自身の香りが鼻腔を擽る。
「ぎゅー」
「ふふ」
「あ……、東郷さんのほくろ、こんなところにも発見」
「こら、もぞもぞしないの」
「ん? 東郷さんのほくろなら全身どこにあるか説明できるぞ。説明しようか……」
「待って亮くん。それは恥ずかしいから」
+
夜が更けていく。
人肌で寒さを凌ぎ、布団を被って語り合う。
そうして、また一夜が過ぎて、いく――。