──学生の本分は勉強である。
最初に誰が言い出したのか、大人たちが口を酸っぱくして告げる言葉だ。
俺も前世の頃から忘れられないほどに聞いてきた。
勉強すれば良い学校に通うことができ、より良い企業に就職出来る。前世では親や周囲の大人から言われてそういうものかと認識はしながらも真面目に勉強することは無かった。
勉強に意味を見出せず、楽な方へとすぐ逃げたからだ。
夢も目標もない。そんな人間がそもそも本気で勉強などするだろうか。
勉強も趣味も遊びも一度でも後悔することなくやりきったことなど無かった。
そんな風に中途半端に生きて、何者にもなれず、何も成せず、後悔して俺は死んだ。
「──だから勉強は、勉強だけはちゃんとした方がいい」
月並みなことしか言えないが、それが死んで初めて理解したことだった。
無知故に痴態を晒し、弱者と蔑まれ、他者に媚びへつらい、何かを奪われる。
知識とは武器だ。それらを未然に防ぐ武器を身に着けるだけではなく、いつか夢や目標が生まれた時に学力というハードルを越えやすくするのだから。
もちろん、それを他者に強いるつもりはない。
勉強をしたくなければしなくていい。俺はする。それだけの話だ。
加賀亮之佑として第二の人生を送っているが、見ず知らずの誰かにまで世話を焼こうと思うほどお人好しや善人に転生したつもりはないのだ。
勉強は別にしなくて良い。その行いの結果も受け入れるのなら、だが。
ただし、見ず知らずではない者は別だ。
関わり合いがあり、此方に親愛を向けてくれる人物の末路が悲惨であることは嫌だ。
それを知っていながら放置することはきっと後悔するだろうから。
偽善とか自己満足の類なのは十分に理解していたが、後悔は無かった。
「ここってどうやって解くの?」
「──、それは公式を使って……これは暗記して問題を繰り返し解くといいかも」
「うう~……難しいのです……」
「どこが分からない?」
「えっと…………わ、分からないところが分かりません……」
「あるある。じゃあ、最初からやろうか」
「……うん」
「落ち込まなくていいから」
「ぁぅ」
机に突っ伏しそうになる少女の額を掌で押さえる。
呻き声を上げる彼女が放り出しそうになる課題を手に取る。どこか申し訳なさそうな顔をする友奈の髪の毛を触らせて貰いながら、最初から説明を行う。
くぅーんと俺の掌に頭を擦り付ける彼女は薄紅色の瞳を瞬かせ、小首を傾げる。
「私の髪、触って楽しい?」
「楽しい。いつでも触りたいくらい」
学生には長期休暇と引き換えに相応の量の課題が与えられる。
それをいつまでに対応するかは個人次第ではあるがこういった課題を対応する場合、ギリギリまで触らないか、毎日少しずつ行うか課題が手に入り次第すぐに終わらせるかの三択が大半だ。
俺は後者だったが、前者である少女はうんうんと唸っては課題と向き合う。
「…………」
天然で無防備な隙を見せることが多い友奈の端麗な横顔。
勉強はあまり得意ではなくとも、その集中力は目を見張るものがある。
幼顔にふと見せる凛々しさ、難しい問題に直面したのか、小首を傾げる度に揺れるサイドポニーテール。うなじが眩しく、薄紅色の髪は触れたくなるほどに艶やかだ。
「……むむ」
小さく唸りながらも彼女の手は止まらない。
こうして携帯端末のカメラで、その横顔を撮ろうとも気にすることなく、彼女は課題と対峙する。賢さが上がると称した伊達メガネを着けた友奈は課題を進めていた。
分からないことがあれば俺に聞く。そして問題を解決する。それを繰り返す。
「最近、ひなた化が進んできた気がする」
カメラで撮って思い出に残す。
脳内メモリーではない、その一瞬を明確な形として残そうとすると若葉とひなたのような関係、カメラで相手を撮る事をライフワークとする道を進むことになるのだろう。
その先駆者である巫女が今日も肌色の写真を送ってきた事は確認している。
昨日のソレは、風呂場で撮ったらしき彼女の裸体写真は珍しく修正が甘く、仄かに赤らんだ肌色だけではなくピンク色や黒色とやや際どい部分が見えている物だった。
「…………むむむ」
艶やかな唇にペンの頭を宛がう少女に目を向ける。
無意識なのかノック部分を唇で咥える彼女は回答までの過程が思い浮かんだらしい。
無言のまま用紙に記入を行うカリカリという音だけが部屋に響いた。
「…………む?」
他人に勉学を教える教師の真似事を俺はしていた。
課題が分からなければどうすれば解けるのか、どう考えればいいのかを一緒に考える。かつて俺に指導した家庭教師も生徒の自主性を重んじ、まずは考えさせることをさせていた。
それを真似ただけだったが、友奈は持ち前の集中力を発揮して以前よりも勉強は出来るようになったと感じた。彼女の隣で別のことを考える暇を持て余す程度に。
「…………」
勉強に集中している友奈の邪魔をする訳にはいかない。
手元にあるのは携帯端末で、先ほど撮った眼鏡友奈の写真を東郷に送る。
1分もせずに返信が来た。ありがとう、と。そんな貴方が好きよ、とも。どれだけ好きなのかと面倒な人がしそうな質問をすると後で直接伝えに行くね、という返信がきた。
「……よし」
「休憩挟む?」
「ううん。まだ大丈夫」
東郷の想いを確認していると、独り言にも満たない友奈の小声が鼓膜に届く。
満足の出来栄えなのだろう。カリカリとペンを走らせるスピードがやや増したのを感じながら勇者部が活用しているSNSに目を向ける。
課題が出来ていないのは決して友奈だけではない。
同日、同時刻、同じような状況に陥っているのは小学生組や西暦組にも数名いるのだ。
同時に課題という難敵に苦戦する彼女たちを見捨てない者も周囲で待機する。
本日はそういう日だった。
勇者部の中で補習者を出さない為に周囲の者が出来る限りのことをする日であった。
「なせば大抵なんとかなーるっ! できたー!」
軽やかな声色に身体を起こす。
暖房の効いた友奈の部屋は彼女の甘い香りと小物で満ちている。
「亮ちゃん、この眼鏡凄いね! なんか頭の中がバビュンってなったよ!」
「そっかー。でも、本当に凄いのは眼鏡じゃなくて友奈だからね」
「亮ちゃんの教え方が上手いからだよー。りょーちゃんかしこーい!」
「照れる」
飼い主に褒めてーとせがむような彼女が浮かべる微笑み。
薄紅色の髪に犬か狐耳を幻視しながら、頭を差し出す彼女の頭部に手を乗せる。ゆっくりと手櫛で髪の毛を梳くと眼鏡を外した友奈は無言で俺に抱き着く。
そのまま、彼女が立ち向かった課題、その解答にしばらく目を向けて、
「うん……問題ないね。お疲れ様です」
「やったー! 終わったぁー!」
「次はもっと早くやろうね」
「あ、うん……精進します」
この世界で学生を、それも同じ学年を何度も繰り返している。
数年も中学校の勉強をしていれば殆どの内容は嫌でも暗記してしまうものだが、誰もが意欲的に、積極的に勉強をしようとする訳ではないのだ。
弾けるような笑みを見せた彼女は俺の手を握ると、上目遣いを見せる。
「あっ、そうだ! 亮ちゃん、ケーキは好きだよね?」
「うん? まあ、どっちかと言えば好きだけど……」
「じゃあ待ってて!」
ドタバタと返事をする前に彼女は階段を降りていく。
数秒遅れて扉が閉まり、俺は無言のまま主のいない部屋を見渡す。
サンチョに似たキャラクターの枕を抱き上げると、鼻腔を友奈本人の香りが通り抜ける。
何度も通い慣れた彼女の部屋、その寝台の下などを見ていると足音がした。
「ただいまー」
お盆に載せた数枚の皿と白い小箱。
パーカー、ショートパンツ、インナーシャツとゆったりとした部屋着を着る友奈は白い太腿と眩しい笑顔を見せながら、俺の隣に座ると課題に使用していた丸テーブルに白い小箱を置いた。
モンブランとショートケーキと二つのケーキが中から姿を見せた。
「勉強教えてくれたから、そのお礼ってことで」
「いいの?」
「うん! 亮ちゃんと一緒に食べたかったから! あとは自分へのご褒美付き!」
「昨日もぼた餅食べてなかった?」
「あはは……」
明朗快活、周囲を明るく照らす太陽のような彼女の言葉。
友奈の誘い言葉に首肯を返し、同時に提案をする。
「半分ずつ食べ比べしない?」
「……する!」
かくしてケーキはフォークにて分断される。
モンブランとショートケーキを交互に食べて、その味を共有して幸福に浸る。
ニコニコと笑みを浮かべる彼女との密着するように肩や脚を触れさせながら舌鼓を打つ。
普段ケーキを食べる機会は少ない。
甘味が嫌いという訳ではないが、しかし毎日食べたい訳でもない。
特別な時に誰かと食べるから美味しいのだと、なんとなくそう思っていた。
「ん~どっちも美味しいね!」
頬に手を当てて、喜色満面の笑みを見せる友奈。
その裏表のない笑顔を見ていると心が洗われるかのようだった。
「亮ちゃんと食べるともっと美味しい!」
「───、友奈はそういうことをサラリと言うもんね」
「え? 何が?」
にこやかに、人を惑わせる甘言を口にする友奈。
ケーキの甘いクリームを口端に付けた彼女の何気ない一言に思わず息を止めた。照れることなく当たり前のような態度を見せる友奈にケーキの一欠片を刺したフォークを差し出す。
「いいの? じゃあ……あむ……、ん~! 美味しい!!」
頬を緩めて目元を和らげて腕を振って、全身で『美味しい』を表現する姿。
彼女の素直な姿勢は見習いたい。
「私からも、あーん」
甘々な一時を俺は彼女と共に過ごす。
ふわりと舌触りの良いスポンジとクリームの質感、そして視界に広がる少女の笑みに心が温まるのを感じた。食べて、食べさせて、ゆっくりと過ごす。
「昨日やってた課題はどうだった?」
「東郷さんが教えてくれたからちゃんと終わったよ! ご褒美のぼた餅美味しかったなぁ〜」
口端にクリームをつけて友奈は昨日に思いを馳せる。
優しいが厳しい東郷によりしっかりと課題は終わらせたらしい。パクリパクリと糖分を補給する彼女はあっという間にケーキを食べ終えてしまった。
「ふぅ……」
「あんまり食べるとまたダイエットすることになるぞ」
「そ、そんなに食べてないよー」
少女の口端に付着したクリームをなんとなく指の腹で掬い取る。
数秒ほど本人の前でそれを舐めるか、或いはティッシュに拭うかで悩む俺を他所に、気が付くと指先がとぷん、と少女の生暖かい口内に沈み込んでいた。
爪の間や指の腹を懇切丁寧に舐める彼女のざらりとした舌の感触を味わう。
「……んっ」
俺が見下ろす中で彼女は自らの口腔で疑似的な奉仕を行う。
上目遣いを見せる友奈は薄っすらと頬に朱色を差し、男根から精液を求めるかのようにちゅうっと吸い付き、口から離さない。
無意識なのか男を誘うような視線や仕草に下半身に熱が入る。
「……友奈。ケーキだけがご褒美なんて物足りないだろ?」
「ひゃぁん!?」
彼女の薄く細い腰肉を掴むと、友奈は小さく悲鳴を上げる。
くすぐったかったそうに身をよじらせる友奈を背後の寝台に座らせると横から彼女を抱く。友奈の身体は柔らかくパーカー越しに柔肌をまさぐると、ふっくらとした膨らみに辿り着く。
「ゃぁ……」
抵抗らしい抵抗もなく、自らの肌を好きにする男に身体を預ける。
ブラを着けていなかったのか、衣服越しにむにゅむにゅと形を変える乳房を手で揉むと、呼気を乱れさせる彼女は僅かに形の良い眉をひそめた。
細い腰や腹部を撫でながらシャツの中に掌を這わすと仄かな汗が肌に浮かんでいた。
「ぁ」
友奈の肢体は熱を帯び始め、甘い体臭に僅かに汗といやらしさが混じる。
華奢な身体を抱きしめ、両手で直接胸を愛撫する。
コリコリと乳首を弄ると彼女はもどかしげな声を漏らし、俺に顔を近づけてくる。
唇を重ねると甘いケーキの味がした。
友奈の髪を指で梳き、乳房を直接揉みながら、キスをする。
唇を始めとして、頬やうなじ、首筋や、耳にキスの雨を降らせながら囁く。
「おねだりはしないの?」
こくり、と喉を鳴らす音が聞こえた。
もじもじとショートパンツから覗く白い腿を擦り合わせて、友奈は俯く。
やがて、解れた薄紅色の髪の毛から覗く大きな瞳が窺うように俺を見上げる。
「……もっと、いつもみたいに、して」
「────」
「おねがい」
赤らんだ顔で期待の眼差しを浮かべた彼女。
シンプルなおねだりを口にする友奈の頭を俺はそっと撫でて頷いた。
「んっ」
室内用だからか、彼女が着ている部屋着は柔らかく脱がしやすい。
ショートパンツを膝まで下ろすと可愛らしいピンクのショーツが露わになる。クロッチごと秘肉に触れると湿り気を帯びていた。
ふにふにと染みを広げるように下着越しに秘裂を押すと彼女は腰をくねらせる。
ベッドに寝転ばせた友奈の内腿を撫でると、するりと下着をずり下ろす。
「ぁっ……」
僅かに羞恥の籠った声。
鼠径部と、年相応に生え揃った柔らかな茂み。
そして、ショーツとの間に透明な糸を引く媚肉を晒したことに、彼女の恥ずかし気な声を聞く。
彼女の秘められた場所は少しの愛撫だけで雌の香りを漂わせていた。
湿った肉に許可もなく指を挿入する。
「んんっ!!」
咄嗟に声を抑えたのはここが自宅だからだろう。
先ほど友奈が咥えていた人差し指を、今度は狭く熱い膣が咥える。
唇を噛んだ友奈の喘ぎは肉壁と連動するように淫らに蠕動する。
「は、ぁ……」
友奈のベッドの上で、彼女を辱める。
容易く濡れる敏感な花弁を指で動かしながら、その造形をジックリと眺める。
天井の照明が彼女の柔肌を余すことなく照らしていた。
薄い茂みから覗く陰核は容易く見つかり、指で擦ると友奈が腰を浮かせた。
「んぅっ!?」
濡れた膣肉が指に吸い付く。
貪欲にうねり、クリトリスを刺激するとトロリと涎を垂らす。
「ん、ぁ……っ」
ピンクのショーツを片足に掛けたままの彼女に圧し掛かり、怒張に代わり人差し指が膣襞を捲り上げるように抽送を続ける。
大きさも太さもないが、浅くも悦ぶ場所を指の腹で丹念に擦る。
「んん、ぁ、ぁ、やだっ……それやだっ……!」
爪先立ちになる脚を見ながら、しかし指で弱い場所を突くのを辞めない。
普段よりも声を抑えようと我慢する彼女、その身体は容易く限界に達する。
「ぁ、ィくっ、イくぅ~~~~ッッ!!」
ぴくぴくっと小刻みに震えると秘裂から噴き出る愛液。
彼女のベッドのシーツに染みを作り、小さく痙攣する身体を抱き、その腹部に顔を埋めると下半身に違和感を感じた。
下に顔を向けると赤らんだ顔の友奈がズボンを脱がし、怒張を露出させていた。
寝台に横たわったままの彼女が俺に目を向け、そして肉棒を見つめる。
少女の淫らな姿に先走りを垂らす肉棒を柔らかな手で上下に扱く。
慣れた様子で雁や裏筋を責める彼女は的確に此方の絶頂を狙う。
「は……む」
ぬぷ、と生暖かい口内に怒張が沈んだ。
逃がさないとばかりに腰に腕を回して肉棒を頬張る。
「ん……んぷっ」
怒張を包み込む舌と頬肉の感触に思わず呻く。
彼女からの仕返しのようなフェラチオは極上の快感を俺に与えた。
「むぷっ、んっ、んー……!」
横になり奉仕を行う彼女は舌をゴシゴシと亀頭に擦りつける。
頬肉、歯茎、舌と口腔の各部に竿を押し付け、僅かに苦しそうに呻く友奈はしかし自らの口を奉仕の道具としつつも竿をねぶることをやめない。
それは自分だけが快楽に浸ることを良しとしないからか。
「ふ、ぅ……!」
荒くなった彼女の鼻息が怒張の根本に吹きかかる。
それは奉仕への興奮ではなく、自らの恥部をなぞる指への驚きだ。
目の前にある恥部、それを指で這わせた瞬間、彼女の視線を感じた。
だが俺は既に友奈の顔を見ることは無かった。見るべきは彼女の恥丘だった。
彼女の陰核に無言のままキスをした。
「ふわあ!?」
ビクッと彼女の身体が震え、腰を掴む手に力が入る。
自宅であるからか、声を抑えめな彼女は喉をひくつかせながらも肉棒を離さない。
友奈が普段使っているベッドの上で、その本人とシックスナインのような体勢で互いの性器を弄り合う。優位に立とうと、快楽に沈ませようと、お互いの性器を舐めあう。
横向きの楽な姿勢で怠惰と快楽を貪るように友奈を味わう。
「んんん……っっ!! んぅぅ……」
彼女の大好きなクリトリスをひたすらに愛でる。
「──ッ!! ぅんっ!」
正面から、側面から、根本から。
唇で吸い出すように周囲の肉ごと口に含み、舌先で左右に揺らす。
口に残るケーキの味で普段よりも甘い花弁をじゅるると下品な音を立てて啜る。
「ゃ、ぁぁ、~~~~~ッッ!!」
後ろに引かせようとする腰を掴み、愛液を啜る。
愛液が伝う内腿を甘噛みし、花弁に指を挿入して弱点を探る。
友奈の好む肉壁を指の腹で擦り、陰核を擦り続けると蜜が噴き出した。
いつの間にか奉仕の余裕が無いとばかりに小さな口から怒張を吐き出していた。
法悦に上らされ、愛液をシーツに濡らし、彼女は自らの蜜を吸われ、喘がされる。
「りょ……ちゃ……ふっ、んぅぅっ……!」
友奈が口を離しても、俺が口を離す訳ではない。
柔らかな頬に怒張を押し付け、奉仕をやめたことに尻肉を叩く。
ぷるりと揺れる尻肉を揉みながら、そのまま飽きるまで友奈を味わった。
「はー……はぁー……」
十分ほど彼女に対して奉仕をし続けた。
自宅であるからか、必死に声を抑えて、皺が出来るほどにシーツを握った彼女。
口を離すと力尽きたように脚を寝台に広げる。
身体を起こし、ぐったりとした様子の彼女の片足を持ち上げる。
散々味わった花弁は涎を垂らし怒張を渇望していた。
腹部を上下させて呼吸する彼女の脚を肩に掛けて、媚肉に先端を宛がう。
ずぷぷ、と剛直が彼女の最奥まで貫く。
「ぁ、ぁぁ……!」
すっかり俺の形を覚えた少女の肉穴。
股を交差させ、性器を密着させた分、普段よりも奥に亀頭が擦れ、奥歯を噛み締める。
ちゅぷ、とトロトロの粘液の中に挿入する感覚に静かに吐息する。
熱く濡れた膣は既に出来上がっており、彼女も静かに身体を震わせる。背中を反らし、シャツを捲り上げこぼれた乳房をぷるりと揺らし、硬くなった乳首がシーツを擦る。
涎を垂らし、快楽に浸る彼女はたった一突きでふるふると震えた。
「……ッ! ~~ッ!!」
ぱん、と彼女の桃尻を叩き、松葉崩しと呼ばれる体位で突き上げる。
「あ……ぁっ、ぅぁ……」
はッ、はッ、と口を開いて友奈は目を見開く。
膣の奥を先端が擦り、円を描くようにピストンする度に蜜が結合部から溢れる。
「お、おくが……まっえ、らめ……やよ」
呂律の回らない友奈は俺にされるがままだった。
一突きごとにぷるんと揺れる弾力のある尻肉と、ツンと上を向き震える乳首。
彼女の身体は柔らかく、すらりと伸びた脚を肩に乗せて剛直の根本まで友奈を味わう。彼女もまた深いところまで俺を味わい、抽送の度に彼女は雌の喘ぎ声を聞かせる。
「ぅぁっ、ぁ、っ」
既に下半身が射精を求めるだけの物になっていた。
ぱん、ぱんと腰を打ち付けると友奈の顔がベッドに沈む。
「ぁっ、ぁ、は───」
俺の鼠径部が彼女の尻を叩き、肉が波打つ。
より深いところまで肉棒が突き刺さり、彼女の口が開く。
蜜液がしぶき、シーツを掴む友奈の手に力が籠る。
「ゃ、ぅぁ、ぁぁっ!!」
最後にザクロの実のように硬くなった肉芽を指で押し潰し、深く突いた。
「──ゃぁぁあっっっ!!!」
ぎゅうっとびしょ濡れの膣が竿を締め付ける。
薄れゆく意識の中で、身体の奥底から濃い白濁を放つ。
「ぁ、ぁぁ……」
抱いた脚を下ろすとビクリと小刻みに痙攣を続ける。
髪を振り乱した彼女が絶頂と共にベッドの上で力尽きる姿に嗜虐の悦びを覚えた。
上下する胸を汗が伝い、法悦に浸る友奈の表情に至福を感じる。
「んん……」
繋がった状態のまま、彼女を正面から抱くように倒れ込む。
寝台は二人分の男女の重みを軋むことなく受け止めた。
ぼんやりと天井を見上げた友奈の瞳にゆっくりと光が戻り、視線が絡み合う。
むにむにと乳房を揉むと、挿入したままの肉竿をきゅっと膣が包み込んだ。
「……りょーちゃん」
「ん? ご褒美もっと欲しいんだ?」
「……も、もう十分かな」
「遠慮しなくていい。友奈のお父さんお母さんが帰ってくるまで時間あるよ?」
「で、でも片付けとか……」
戸惑い気味の言葉とは裏腹に彼女の腕が俺の背中に回る。
そうしてしばらくの間、彼女のベッドの上で快楽を貪り合った。