──その冷たい目線に思わず俯いてしまいそうになる。
懐疑的な眼差し。許されざる虚偽を前にして信じることを放棄した眼差し。
受け入れることなど決してしないと、己の身体を抱くように腕を組み、此方に目を向ける。
期待とも、失望とも違う眼差し。
初対面ではない。否、少し前までは初対面で自己紹介だけは済ませた。
「男の勇者?」
それで相手の猜疑心を解きほぐすには些か足りない。
足りないどころか、大きな瞳に宿す冷たさが溶ける時は来ないかもしれない。
「確か……樹海化の時にはいなかった気がするな」
「そんなこともあるのか?」
「……男の人は、ちょっと……怖いです」
珍獣を、興味深い物を見る好奇的な眼差しよりも懐疑的な眼差し。
好意的とは言えないソレに思わず前世で蔑まれた思い出を思い出しそうになる。
「勇者に変身は? ……えっ、出来ない?」
数年前の記憶を詳細に覚えている者などいないだろう。
よほどの天才か、日記に書いていない限りは。
それなりに頭は回る方だと自負してはいるが自分が何と言ったかは曖昧で、そして出来るだけ嫌な記憶は忘れようと努めているから。
ただ、言葉の合間に携帯端末を握り締めていたのだけは覚えている。
──ギリギリと。
握力で勇者になれるのならば、多分なっている。
男とか女とか、そんな理由で神に決められるのは実に腹立たしいとも思う。ただ、それは決められる側の理屈であって神側が見目麗しい少女を選ぶのは納得だ。だって、俺でもそうする。
「────」
いつかこんな日が来るとは思っていた。
でも、こんな唐突に、今更守られるだけの存在になり下がるなんて。
力も何もなくなって。
明確に、この中で一番、足手纏いなのだと理解して。
「──何が、おかしいの」
おかしいことなど何もない。いつも通りに笑っているだけ。
どちらかと言えば死人が目の前に多く並んで喋っていることの方がおかしい。
おかしい。おかしいのだ。
明らかに、この異世界らしき世界はおかしいのだ。
何が西暦時代だ。あの時代を、あの頃の事を今更俺の前に持ってくるな。
俺は加賀亮之佑だというのに見知らぬ少女たちの言動が、匂いが、眼差しが思い出させる。
自分が無力な人間であることを。
少し努力した程度で調子に乗っているだけだと。
勇者の力が何もなければ自分など──、
「わあ! その指輪綺麗だね! 私にも見せてくれる?」
特別に高価な指輪という訳ではない。
友人の富豪ならば、似たような物を幾千と用意出来るだろう。
実際に指に嵌めた指輪、台座に載る青色の石は随分とくすんで見えて。
彼女とも会えそうになくて。
「あっ、なるほど。そういう感じか」
「──くん?」
夢なのだと理解した。
力も、契約も、彼女もいない。何度呼び掛けても出てこない。会えない。
こんなことはあり得ないから、つまり夢なのだ。
「夢なら何をしても良いよね」
「──ちゃん?」
「こんな無駄な時間を使うとか後悔しちゃうだろ? サクッと行こうか」
「え?」
必死にフォローしようとする巫女を名乗る少女の説明を耳から流して。
いつの間にか俺の前に立つ讃州中学校勇者部の背中から目を背けて。
黒に染まり続ける空に共感を覚えながら、屋上に集った勇者集団から抜ける。
この夢はいつになったら朝が来るのだろう。
そんなことを思いながら、ふらふらと歩いていって。
月もない闇夜から、少女たちから、夢から逃れる為に、
「死ねば夢は覚めるって定番だよな」
屋上から飛び降りてみた。
「────!」
背後の悲鳴を聞いても、後悔は無かった。
少女が二人、絡みついている。
互いを求めるかのように、艶めかしい肢体で肌を重ねている。
興奮と羞恥に荒い呼気を漏らしながら、互いの肉と汗と鼓動に喉を鳴らす。
「ぁ、らめっ、らめっ! たかひまひゃ……!」
「ぐんちゃん。……エッチだね」
「ぁ、ぁぁん……ふわぁぁ……」
否、絡みついているのは高嶋の方だ。
和らいだ表情で、とろけた顔の千景の耳にあむりと噛みついている。
ああ、と小さく声を上げる千景の口端から唾液が垂れる。
乱れた衣服から肌を露出させ、モジモジと脚をくねらせる。
千景の部屋で、その部屋主を好きに蹂躙する高嶋。
仄かに赤らめた頬は緩み、千景の痴態を前に彼女は鈴音の笑みをこぼす。
「ぐんちゃんの声エッチだ。……りょーくんが聞いているよー」
「ん、ぅっ」
高嶋の片手は千景の上着の中だ。
裾から覗く白肌、皮膚を這う手が千景の乳房を捉えて、
「ぁんっ!」
乳首を解されているのか、乳房ごとなのか。
いずれにしても、少女の手が千景を男の前で辱めているのは事実だ。
千景もされるがままではない。蕩けた顔で、ゆっくりと俺を見る瞳に光と微かな理性を取り戻して、慌てたように高嶋の手首を掴んで表面上は必死に抵抗していた。
「ぐんひゃん………おいひい」
「ゃっ、たかしまさ……ぁっ」
「おっぱい大きくするんでしょ? ほら、動いたらダーメ! もみもみ~」
「ほにゃぁぁ……」
まるで吸血鬼のように耳や首筋を甘噛みする高嶋。
微かな理性の灯も、あっという間に吹き消される千景。
どこかで聞きつけたのか、或いは聞き出したのか、少女の身体を背後から抱きすくめ、片手を胸元に、もう片方の手が下腹部を優しく摩る。
「ただ揉むだけだと駄目だと思うんだ。……こっちも、ね?」
「ゃぁ……ぁ」
「ぐんちゃんが大きくしたいって言ってたよね? ほら、もうちょっとだから」
部屋に充満する甘い香りは少女と淫らな行為による物。
マッサージというには、少しだけ触れる部分が露骨過ぎた。
少女たちの絡み合いを尻目に、空き缶を一つ手に取ると甘い香りが鼻孔をくすぐる。
この場にいる少女たちは見た目はともかく、中身は既に少女からやや乖離している。飲酒の一つや二つ問題ないだろう。
そもそも市販の甘酒で酔うなど勇者部部長じゃあるまいし。
もしかすると、酒に酔ったという名目で性的なことを行う大義名分にしたのではと思ったが、
「でも友奈族がそんなことはしないだろう」
「よってるよ~。あっ、それ飲んでも食べてもいいよ!」
「そっか、酔っているのか」
「うん!」
酔っている高嶋の言葉に俺はテーブルの上に置かれた皿、そこに載る菓子に目を向ける。
高嶋が皆で食べたいと言っていた少しオシャレな菓子類からは僅かにブランデーの香りがした。これが原因なのかもしれないと一つだけ口にしながら、
「んぅぅぅ……!」
のけ反る千景が喘ぐ中、高嶋は耳を吸っては乳房を揉む。
嫌々と首を振る千景の黒髪が揺れ動く度に、高嶋の笑みが深まる。
「だ、だめ」
「いいよ、ぐんちゃん。もう一回気持ちよくなって」
目尻に涙を浮かべて両腿を擦り合わせる千景。
俺が来る前に千景を弱らせた高嶋は耳元で囁く。
「りょーくんの前でね」
「──かが、くん……ぁ」
とろんとした目の千景。
その眼差しが俺を再度見た瞬間、理性が一瞬戻る。
自らの痴態を隠すように動こうとする手首は高嶋に掴まれて、
「み、ないで……──っっ!!!」
俺の目の前でビクッと身体を跳ねさせて千景は飛んだ。
十数秒にわたって震え続けて、短い絶頂に浸った彼女は高嶋に背中を預ける。
「ぁ……ぁ~……」
「気持ちよかったね、ぐんちゃん!」
「ぁぇ……」
「これで少しはリンパ? も良い感じになったと思うよ!」
笑顔で告げる高嶋は手元に置いた甘酒の缶を手に取る。
休憩なのか、小さく喉を鳴らして飲むと千景の唇に自らの唇を重ねる。
酩酊したような眼差しの千景は高嶋からの口移しを黙々と受け入れていた。
どこで覚えたのか、虚ろな眼差しでぴちゃぴちゃと舌を絡めようとする浅ましい女の姿を見せる千景に肉棒が痛いほどに勃起していた。
二人だけの空間に入り込む余地が果たしてあるのか。
そんな思考を読み取ったのか、千景の唇を艶々にした高嶋が俺に目を向ける。
「えへへ……ほら、もうすぐ健康診断でしょ? それでね、ぐんちゃんが悩んでいるようだったからマッサージしてたんだー。……ところで若葉ちゃんは?」
「ひなたさんの様子が気になるって。多分来ないよ」
「そっか。じゃあ、りょーくんも手伝ってくれないかな?」
「いいよ」
「やったー! 後で私にもマッサージしてくれる?」
「勿論。喜んで」
「ありがとう! ……よいしょっと」
ホカホカになった千景を抱きながら、高嶋は自らの衣服に手を掛ける。
一枚上着を脱いで薄いキャミソールを見せる彼女は柔和な笑みを浮かべる。男の前で肌を見せる無防備な姿は信頼の表れなのか危機感の無さなのか。
これは一度分からせた方が良いのかと悩む俺を、「おいでー」と彼女は手招きする。
結城家の友奈とそっくりな少女は千景の衣服の中で手を動かし喘がせながら、
「ふー、……それにしても今日は暑いねー。りょーくんも脱いだら?」
「そうだね。脱いじゃう。あっ、ところで千景みたいに甘酒が飲みたいな」
「ジュース?」
一瞬戸惑う彼女は上品にコップに注いだ甘酒のジュースを俺に渡す。
並々に注がれたソレは冷たくて、飲めばきっと美味しいだろう。手に持ったコップを高嶋に返すときょとんとした顔で受け取る。そして酩酊したように揺れる薄紅色の瞳で俺を見て、何かを理解したように一口分だけ口に含んだ。
ゆっくりと端正な小顔を近づけてくる高嶋と、静かに唇を重ねる。
同じ顔をした少女とのキス、その唇の柔らかさと温かさは友奈そのもので。
「──しちゃったね」
キスの味は甘酒。
小首を傾げて蠱惑的な笑みを浮かべる高嶋は唇を舐める。
「結城ちゃんともこうしているんだよね」
一口分だけの甘酒は、濃厚で背徳的な味がした。
ディープでもなんでもない、彼女との触れるだけのキスは不思議と脳をクラクラとさせる。
彼女の口腔を器とした甘酒は格別の味だ。
自らの身体を弄られ好きに絶頂に浸され続ける千景がフニャフニャになるのも納得の味だ。
「もう一杯」
「たかひまひゃん………わらひも」
「うん! 良いよ」
ベッドを背中にする高嶋と口腔行為に耽る。
チョコとクッキーとブランデーと甘酒と。甘くて苦くて美味しくて。
高嶋と唇を重ねて、千景とも唇を重ねて、三人で唇を重ねて、互いに味わう。
「ん……」
キャミソール越しに高嶋の乳房を揉むと程良い弾力と柔らかさが掌に伝わる。
ふにふにと揉むと眦を和らげて小さく声を漏らす高嶋が静かに俺の手を掴む。悪戯が過ぎたのかと思ったが、そうではないらしく彼女は僅かに首を振ると俺の手を千景の胸元に持っていく。
「まずは、ぐんちゃんをね。もっと気持ちよくしてリンパを良くしないとね」
「そうだな。リンパをアレしないと。大きくならないから」
マッサージにリンパはつきものだ。
それは俺と友奈を名乗る少女たちとの共通認識である。
荒い呼気を繰り返す千景の上着を捲ると上下に動く柔らかな腹部が目に映る。
そのまま、ゆっくりと捲り上げられて俺と高嶋の眼下に千景の乳房が露わとなる。高嶋に揉み解されたのだろうお椀型の乳肉は先端をツンと尖らせて呼吸の度にぷるりと震える。
彼女の性感帯を知り尽くしたような手付きで高嶋が触れると、甘い声を漏らす千景。もう何をしても気持ち良いのだろう。抵抗はなく骨の髄まで快楽に溶かされるのを待つばかりだ。
俺もまた、千景の腹部を撫でまわしながら、ふと疑問を口にする。
「……ブラは?」
まさか千景が部屋ではノーブラ派だったのか。
そんな疑問は、ベッドにクシャリと丸まっている白色の下着で自己解消した。
「高嶋さん。リンパは全身まんべんなくやらないと効果が薄い」
「うん。だから私が上を。りょーくんが下をする感じだね」
「交代しても良い」
「まっへ……そんなの、そんなの……!」
「じゃあ、一緒にやろうよ!」
千景をどうやって気持ちよくするか。
胸元まで上着を捲り上げられた千景の乳房を二人で揉む。
左右をの乳肉をそれぞれで好きに指で弄ぶと、千景は顔を逸らす。
「やめっ、ぁ、ゃ、ッッ~~!!」
千景はあられもない声を上げる。
乳房を揉みながら少女の腰肉を撫でて、少女の下腹部へ。
スカートの中はむわりと熱気を帯び、黒タイツ越しに覗く下着は愛液で染みが出来ていた。さりげなく高嶋が千景の腰を浮かせてずるりとタイツごと下着を膝まで下ろす。
鼠径部が覗き、ふわりとした陰毛が覗き、秘所が露わになる。
「ぁぁ……」
隠そうと脚をくねらせる千景は高嶋に乳房を刺激されて呻き声を上げる。
高嶋のマッサージ効果によるものか、少女の秘所は既にトロトロに濡れていた。
「こんなに濡れてるんだ」
「ああっ!? ま、まって、そこは……ッ!! ──!?」
「ぐんちゃん。こんなに気持ちよくなったの?」
かああっと顔を赤くする千景に高嶋は笑みを浮かべる。
それは少女の羞恥への笑みか、自身のマッサージに悦んでくれたことへか。
いずれにしても、躊躇うことなく彼女は少女の恥部に指を這わす。
黒々とした恥毛は薄く、毛並みを撫でるようにして高嶋は千景の蜜裂に指を入れた。
「~~~~ッッ!!」
千景が絶頂に達した。
少女に秘所を弄られていることへの羞恥を抱く余裕もなく、飛んだ。
「ぁ、ぁぇ? ……っ、ぁぁっ! ぁん!」
「聞こえるぐんちゃん? こんなにエッチな音を出して。くちゅくちゅって」
「……ッ! ──ッ!!」
神の宿った手で、高嶋は千景を辱める。
指を挿入し、膣襞を探り、恥骨付近で指を曲げたのか、千景は痙攣を見せる。
黒タイツとショーツを脱がせ、片足に引っかけたままの少女に高嶋は容赦ない。
むやみに恥部を指で解すだけではなく愛液で濡れた白い腿を撫でるなど緩急を入れる。ひくひくと動く陰唇をなぞり、肉芽を指で摘まんではそっと揺すった。
千景がまた法悦の空へと昇る。
「いっぱい、気持ちよくなってね」
「ッ、ぁ、ぁぁぁっっっ……!!!」
腰を浮かせる千景は手足に力を入れて暴れようとする。
髪を振り乱し、開脚させられた脚を閉じようとして、無防備に晒した秘所を弄られる。
「ぐーんちゃん」
「ぁぁっ!? ふわぁぁっ……! ~~!!!」
「クリクリー」
指先だけで千景を喘がせる高嶋は添い寝するように寄り添う。
俺もまた彼女の隣で、乳房にしゃぶりついては乳首に吸い付いては舌で転がす。それを見た高嶋も、あーんと口を開いて空いた方の乳首を襲うと快楽にむせる千景が悲鳴に近い嬌声を上げた。
千景の手が俺の肩を掴んで、もっととせがむ。
喘ぎと羞恥を垂れ流す彼女は嫌々と言いながら喜悦に顔を歪ませる。
「ぁ、ぁっ……、……!」
喘ぐことすら止めた千景は虚ろな瞳で身体を痙攣させる。
蜜だけを垂らして、高嶋の指が執拗に乳首を刺激する度に千景はのけ反る。
「~~~~ッッッ!!!」
「わっ、すごーい!」
千景の絶頂に高嶋が感嘆する。
ぷしっ、ぷしゃっと潮を噴かせて腰を痙攣させる少女は脱力する。額に髪の毛を貼りつかせ、だらしなく脚を開いては陰唇から蜜を垂れ流す。
むわりと全身から淫靡なフェロモンを醸し出して子種を求める姿に怒張が涎を垂らす。
これで食べない方が千景も悲しむだろう。
ホカホカトロトロとなった千景の眼差しは僅かに焦点が合っていない。それならば肉棒で起こしてあげなければと、少女を抱き上げてベッドに横たわらせる。
鼻水と涎を拭い、眠れる姫となった彼女を前にしてどうやって味わうかを俺は考える。
優しく起こすか。激しく起こすか。
胸元を上下させる千景を見下ろし頭を回す俺の腕が僅かに引っ張られる。
「……りょーくん」
上目遣いで俺を見る友奈が、高嶋がいた。
短パンを脱いで露わになるピンクのショーツとキャミソール姿、片手で俺に触れ、もう片方の手が自らの下腹部へと伸びる。甘く切なげな吐息がこぼれ薄紅の瞳を揺らす。
「ぐんちゃんをね、マッサージしていると何だか身体が熱くなっちゃって」
「────」
そう告げる高嶋が自らのキャミソールを捲し上げ、ショーツを指で下ろす。
自ら肌を露出して、程よく鍛えられた腹部と柔らかな乳房が、薄く生えた恥毛が覗く。
曝け出した乳房は呼気に合わせて僅かに上下していた。
千景のように慎ましくも、みずみずしく、柔らかな高嶋の双丘。
乳首はピンクに色付き、白色の乳房と共に俺の視線を引く。
「りょーくん」
囁く高嶋の、友奈の秘所は愛液で下着を濡らしていた。
直接的な言葉は避けながら、それでも彼女の全身が本音を語っていた。
明朗快活な姿は鳴りを潜め、千景の淫欲に身体を震わせる。
「……結城ちゃんには秘密にするから」
秘密。素敵な言葉だ。
言葉を失った俺に力を与えたソレは、彼女を寝台に引き込ませる。
「ああ、そうだな」
下着を脱がせて、恥部に怒張を宛がう。
前戯の必要などないほどに高嶋の秘肉は濡れていた。
「マッサージするって言ったもんな」
「……ん」
一息に彼女を貫く。
結城友奈と違って、高嶋友奈の膣はぎゅうっと痛いほどに怒張を引き締める。
「んっ、ぁ!」
白い乳房は薄塩味。あまじょっぱい。
友奈の乳肉にしゃぶりついては乳首を吸う。
殆ど友奈、同一人物のように思えて僅かな差異がある。
例えば快楽への反応や愛液の味、少女の乳首を舌で転がす時の反応など。
「んっ、ゃ、あんっ!」
それでも彼女の反応は友奈そのもので。
ただ、目の前の少女は間違いなく高嶋の方であって。
大きな瞳に涙を浮かべて、両腿で俺の腰を挟んでは喘ぎを漏らす。
友奈と同じ弱点や、僅かに違う弱点、ゆっくりとピストンをする度に差異を愉しむ。
髪紐を解き、さらりとした髪を手に取って、甘い体臭に唇を重ねる。
驚くほどに濡れている恥部はあっという間に雄棒を受け入れ、彼女を悦ばせる。
「んっ、ん、んっ……」
身をよじらせて、友奈が悦ぶ所で嬌声を上げて。
全身で俺に抱き着いては、汚らわしい怒張を奥深くまで飲み込む。
「ぁんっ!」
見知った喘ぎ声を聞いて、亀頭を最奥へと届かせる。
慎ましい乳房を円を描くように揉んでは濡れた唇を重ねては唾液を啜る。
「ぁ! ぁ、ぁあっ!」
背に立つ爪に射精衝動を堪えて。
リズミカルにピストンをする度に高嶋が受け止める。
「──ゆうな」
「ん……りょーくん」
ちゅぷちゅぷと結合部から淫音を鳴らしながら俺は高嶋を食べる。
新鮮な雌肉が怒張に吸い付いては、浅ましくも子種を求めて蠕動する。
途中、ざらざらとした肉襞を見つけて亀頭で擦る。
気持ちよいのか、ぎゅうっと怒張を締め付けては新鮮な蜜でシーツを濡らす。
彼女もまた一人の女、それを下腹部で感じて腰が止まらない。
ただひたすらに高嶋が悦ぶところを亀頭で擦って、乳房ごと乳首を甘噛みする。
「ぁっ、ぁ、ん……!」
背中に回した腕に力がこもる。
寝台を背に、俺に押し潰された高嶋の肢体が小刻みに震えて、俺は種を噴き出す。
勢いのある吐精は脱力感と征服感を伴わせ、彼女に倒れ込んだ。
柔らかな乳房と抱擁感は、まさしく友奈と殆ど同じだった。
「……あったかい」
彼女を押し倒して、それを受け入れた高嶋の顔がすぐ近くにあった。
柔和な笑みは蠱惑的でもあって、俺を見る目をうっとりと細める。
「結城ちゃんに怒られるかな?」
くすりと笑う女の姿に、射精したばかりの陰茎に刺激が走る。
蠕動する膣襞に甘い快楽を覚えながら、友奈にしているように何度か唇を重ねる。
「ん……」
ゆっくりと肉棒を抜き取ると、結合部からは行為の名残が垂れる。
それを見ていると視線を感じて振り返る。
「────」
隣で情事に励めば起きるものだろう。
頬を赤らめて俺と高嶋の行為を見ていたのだろう千景。無意識なのか自らの恥部に手を伸ばしていた彼女と目が合って怒張が硬くなり始める。
「ぁ……、ち、ちがっ、これは……」
「ぐんちゃん」
「違うの高嶋さん! これは起きたら──んむぅッ!?」
必死に言い訳を探そうとする千景の唇を塞いだのは高嶋だった。
子種を腿に垂らしながら、母性を感じるような微笑を浮かべて千景と手と手を重ねる。
チラリと俺を見る高嶋の気遣いに感謝して、今度こそ千景を食べることにした。
自らが挿入される気配を感じ取った千景は今更ながらの羞恥で抵抗を試みる。
高嶋とのキスで身体を弛緩させながらも、膣口に亀頭を宛がうと下半身を強張らせる。
「や、見ないでぇ! ゃんっ! ……!」
「ぐんちゃん」
「高嶋さん! 見ないでっ! こんな私を……! あ……」
嫌々と首を振る千景の乳房と高嶋の乳房がぶつかり潰れる。
ふにふにと触れ合う少女たちの乳肉と擦れる乳首に千景が小さく呻く。
リズミカルに抽送を行う。
少しだけ時間が経過して乾き始めた泉から新鮮な蜜が溢れ出す。
片足を持ち上げて高嶋に見せつけるように腰を振ると、俺を睨んだり、悪態を口にしていた千景は少しずつ静かになっていく。
肉芽を指で弄ると背を反らして目尻に涙を浮かべた。
それでも高嶋を前に無意味な抵抗をしようと膣を引き締めるも逆効果だ。
「ぁっ! んはっ……! ひゃめっ……! ィくっっ……!!」
「ひあっ!? やんっ! んっ……!!」
「たかしまさっ……手、はなしてっ、こんな顔、みないで……ッ!! ゃあぁああっっ!!!」
尻肉と乳房を揺らして、高嶋に両手を握られる千景に逃げ場はない。
最奥に子種を注ぐ瞬間まで、快楽に悶える女の声と表情を高嶋に聞かせ、見せ続けた。
一人の男の怒張を、二人で舐めあう。
千景と高嶋、二人を跪かせて奉仕させていた。
「ん……ぷ」
「あむ……」
高嶋は楽しそうに、千景は屈辱的な顔を浮かべて。
顔はともかく、丹念に舌と唇を使って肉竿に吸い付いては上目遣いで見上げる千景。さらりとした黒髪を撫でると屈辱に満ちた顔をしながらも頬を緩める。
身体は正直なのか、従順に怒張をしゃぶる千景の口端から唾液があふれる。
千景は教えた通りに肉竿に奉仕する。
高嶋は稚拙な手管を千景を見て修正、凄まじい勢いで奉仕力が上がった。
くぽくぽと音を立てて亀頭に吸い付く千景の頬肉を亀頭で堪能して引き抜く。
ぬるりと唾液で濡れた竿を二人の唇が挟み込み、陰嚢を高嶋に触れられる。
高嶋と千景。
ちょうど二人でキスするように竿の先端を舐めると白濁が噴き出す。
「ゃん……!」
「わわっ!?」
彼女たちの柔らかな唇を汚すだけに留まらず、端正な小顔を白濁で濡らす。
驚いたように息を止めた彼女たち、先に動いたのは高嶋で自らに付着した子種を指ですくっては口に含む。うんうんと小さく頷く高嶋は一言。
「そういえばアンちゃんに聞いたけど、これを塗ったり舐めるとおっぱいが大きくなるんだって」
「……そんなの迷信か何かで……まあ、高嶋さんが言うなら」
「じゃあ、やってみよっか。ぐんちゃん!」
「え、あ、あの……ひゃんっ!?」
大胆にも子種を口にした高嶋が千景の胸元に顔を寄せる。
すっかりと吸い尽くされて赤くなった乳房を、口に含んだ白濁を塗るように優しく舐める。
ペロペロとミルクを舐める子犬のような高嶋の動きに千景は身を跳ねさせる。
「たかひまひゃん!? らめっ、それらめっ……」
付着した子種を舐めとって、舌先で乳輪をなぞるように舌を這わせる。
高嶋の舌先で、あっという間に淫熱に身体をくねらせる千景の口元に竿を近づける。
「これも舐めるといいよ」
「……ぁむ」
チラリと俺を見る千景は亀頭をくぷりと飲み込んで、残った白濁を吸い出す。
無言で舌先を雁裏に絡める千景の乳房に高嶋が吸い付く。
吸って、吸い付かれて。
復活した怒張で、ダメ押しだとばかりにもう一度千景を犯して。
──それからは性に爛れた大学生のように、ただ快楽を求めた。
嫌々と言う千景を背面駅弁で犯しては、結合部を高嶋に見させて悦ばせた。
「ぐんちゃんエッチだねー」とニコニコと笑みを浮かべてはぐちゅぐちゅといやらしい音を立てる恥部、その肉芽を指や舌で弄んでは二人で気絶するまで怒張で千景を貫いて。
「楽しそうだなー」と呟く高嶋の言葉にゾンビのように身体を震わせる千景も参加して、千景自身と同じ経験をさせられる高嶋はとても悦んでくれた。
自分だけされるのは嫌だと、高嶋の恥部に唇を這わす千景はとてもにこやかだった。
高嶋は大浴場での事も覚えていたらしく、何故か謝っては可愛らしい喘ぎ声を聞かせた。
そんな風にして黒と薄紅と豊乳マッサージに明け暮れた。
「これで大きくなるといいね」
「…………そうね」
健康診断の日。
あれだけ快楽に耽った千景の双丘は僅かながら成長したらしい。
無言でガッツポーズをしては貧乳組に対して、特に球子に対して余裕の表情をしていた。
「加賀くん。……ありがとう」
微笑を浮かべる千景の眼差しは変態を見る目と共に信頼が見え隠れしていた。
氷が溶けていくように、千景の熱のこもった眼差しに小さく息を呑んだ。
そして俺は、どこから漏れたのか。
千景と高嶋の豊乳マッサージの件が園子と東郷にバレた。
「これはギルティだよね、かっきー」
「ええ、有罪です。今すぐ洗脳、いえ教育をし直さないと」
「亮ちゃんどうかしたのー? ねえ」
ニコニコと笑う彼女たちに縛られて、ジックリと搾り取られたのだった。
──そして季節がまた変わろうとしてた。