※この作品はR-18です。

果てなき夜で、貴方に愛を   作:毒蛇

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第四十七話 寄り道したから

 ──正直に言って、サウナは好きではない。

 

 男同士で集っては我慢大会を勝手に行っているシーンを漫画やアニメなどで見たことがあるが、身体を休めに来た温泉でわざわざ身体に苦痛を感じさせる行動など起こしたくはない。

 恐らく同学年の男子とサウナで競うことがあったら程々で切り上げるだろう。

 

「でもこの前、クラスの男子たちと一緒にサウナに行ったって言わなかった?」

 

「付き合いって大事だから。実際には暑すぎず寒すぎない感じが好ましい」

 

「んー……まだ食べられるけど腹八分目でストップするみたいな?」

 

「そうそう、何事も程々なのが大事。だから散々酒飲んだ身体でサウナは行くなよ?」

 

「うん! ぎゅー」

 

「そのハグは?」

 

「分かったのぎゅー!」

 

 きゃっきゃっと楽しそうに笑みをこぼす少女と熱く抱擁を交わす。

 人肌で暖を取る。そうすると心の何かが満ちていくのが分かるのだ。

 叶うのならば、ずっと友奈に抱き締められていたい。

 

「勇者……ハーグ!」

 

 柔らかな肢体に纏う物は何もなく、胸板に柔らかい乳房が押し付けられる。

 下ろした薄紅色の髪からは彼女特有の甘い香りが鼻孔をくすぐる。

 

 天使の如き微笑を見せる友奈の隣に、気がつくと無言で立つ黒髪ロングの巨乳美少女がいた。裸体を隠すこともせずに深緑の瞳を光らせては上目遣いをする東郷はジッと此方を見続ける。

 いったい何用かと目で問い掛けるも彼女の柔らかな唇は結ばれたままだ。

 無言で豊かな双丘を腕で寄せて深い谷間を見せたりとアピールする彼女に俺は口を開く。

 

「東郷さん……抱かせろ」

 

「……っ! 亮くんっていつも強引よね」

 

「────」

 

「そんなところも好きよ」

 

 言わせたがりな大和撫子の肉付きの良い柔らかな身体を抱き寄せる。 

 満足気な吐息を漏らす少女の抱擁を受けながらそっと尻肉を揉むと、甘えるように喉を鳴らして恥部を腿に擦り付ける。左右で揺れるそれぞれの尻肉を掌で撫でると少女たちは呻く。

 お返しとばかりに俺の手を取る東郷が両腕で寄せた自身の乳房に手を挟ませる。

 ふかふかな餅のような感触と視覚的な快楽に目を奪われると、東郷はクスリと笑みを浮かべた。

 

「……挟むのは手だけで良いの?」

 

「いったい何を挟むんですか?」

 

「質問に質問で返さない」

 

 そんな風にじゃれ合いながらも触れ合う指先がほのかに情欲を刺激する。しかし、そのまま性器を弄り合う訳でもなく抱擁で人肌で温もりを得るとゆっくりと身体を離す。

 友奈や東郷と裸のまま抱き合っていたいが、目的を忘れてはいない。

 

「……それじゃあ、そろそろ」

 

「ええ」

 

 ──ひなたや杏、須美たちを引き渡す為に酒風呂に戻ってきたのだ。

 

「何よしっかりすることしてるんじゃない~」

 

「こ、これはちがっ、ふひゃん!? どこを触ってるんですか!?」

 

 既に酩酊しきった少女たちに蹂躙されている彼女たちの姿が視界の端で覗けたが目を逸らす。

 思わず加わりたくなってしまうあられもない表情や声に背を向ける。

 

 その先でも少女たちが絡みついては嬌声や喘ぎ声を個室に響かせ周囲の勇者を刺激している。せめて喘ぎ声は抑えようと唇を結ぶ抵抗も、見ている側の加虐を誘うスパイスに過ぎない。

 我慢などされると、どうしても喘がせたくなるものだ。

 やがて、ちゅくちゅくと淫音が聞こえては普段は聞かない甘い声が周囲に響き渡る。 

 

「ぐっ、ぅ、んッ……」

 

「は、ぁぎッ、ぁん……」

 

「お二人とも凄く我慢強いですね!」

 

「私が……夏凜なんかにぃ……負ける訳がない……ッ!」

 

「それはぁ……こっちの台詞……ッ!」

 

「流石は芽吹先輩と夏凜先輩! 私も頑張らなくては……皆さんも手伝って下さい!」

 

「ま、待って! それ以上はッッ!!?」

 

「ンンんッッ!!?」

 

 何があったのか、芽吹と夏凜が秘所に怒張の玩具を咥えさせられて、巫女たちの手で絶頂へと昇らされようとしている。

 絶頂の我慢対決なのだろうが、周囲の少女たちもノリノリで二人を果てさせようとしていた。

 

 半口開けて涎をこぼしては、乳房を揺らして喜悦に浸る彼女たち。

 この世界はいつの間にか弱肉強食となったのか。

 

 とはいえ、既に目的は達成したのだ。俺には関係のないことだ。

 本能を刺激する罠から目を逸らしては入口へと進む。

 

「アハハ……死なば諸共って言うし、もうどうにでもなーれ!!」

 

「えーい! 酒じゃ女じゃ!! じゃんじゃん持ってこーい!! 女子力の稼ぎ時よ!!」

 

「メブぅ~……よくもさっきはあんな恥ずかしい目に……今なら何をしても許されるよね!」

 

「雀は後でもう一度訓練してあげる」

 

「ひぃ!?」

 

 辱められた少女たちの逆襲。

 ──それをいったい誰が目を逸らすことができようか。

 攻めるだけの立場が一転、今度は自らの身体を弄ばれる姿は振り返ざるを得ない。

 

 肢体を手に取り、恥部や乳肉を口にしては理性の枷が外れたまま愉悦する少女たち。露天風呂で何をしていたのかを追及されては黙秘を貫く少女を、玩具で貫いては口を割らせようとする少女。

 そこには理性など既に無かった。あらゆる枷が外れて肉欲に翻弄される女たちが肉欲の宴を披露している光景が眼球に焼き付いていく。

 この世の天国のような光景だが、明日になって思い出さないことを祈るばかりだ。

 

「あら? お一人ですの?」

 

 そうして立ち止まってしまった瞬間から俺の運命は決まってしまったのか。

 雌同士による神秘に目を奪われた哀れな雄に声を掛けるのは、防人組で随一なスタイルの少女。

 

 たゆんと揺れる双丘と長い髪の毛。

 くびれた腰と整えた恥毛、薄く上気した肌は男を惑わせるには十分だろう。周囲にはよく残念な子扱いをされている美少女は揺れる胸を張る。

 自らの身体に恥ずべきことなどないと隠す行為など一切せず、むしろ見せつけるかのように自らの身体に手を這わせる彼女は、流し目で俺の顔を見てはチラと下腹部に視線を落とす。

 

「カガフレッドは先ほどもハグをされてましたよね? お好きなんですの?」

 

「……癒しって奴ですよお嬢様。これがないと死んでしまうんです」

 

「まあ! 甘えん坊ですのね……そういうことでしたら、園子さんの執事ではあれど普段からお世話になっている以上、わたくしのパーフェクトなボディで癒される至福の時を与えましょう!」

 

「なるほど、ありがとうございます。弥勒さん……いいえ夕海子お嬢様」

 

「ええ……ええ! 本物のお嬢様ですわよ〜!! 流石にカガフレッドは分かってますわね……いえ、今は就業時間外でしたわね亮之佑さん。私とのハグがそんなにしたいとは……いくらでもしてあげますわ!」

 

 酒が入っても入らなくても、彼女はチョロい。基本的に勇者部はチョロい娘が多いが。

 似非令嬢である弥勒夕海子の堂々とした全裸抱擁は力強かった。

 

「ん……ご立派なアレが硬いですわね。わたくしのボディで興奮されたんですの?」

 

「そうなんですよ~。夕海子お嬢様の身体が素晴らしくて。ほら、ハグなんですからちゃんと挟んで下さい」

 

「まあ当然ですわね……こうですの?」

 

 スタイル抜群で東郷にも劣らない豊満な乳房を胸板に押し潰しては滑らかな背中や腰肉、いつの間にか反り立っていた怒張を柔らかな太腿と恥部が包み込む。

 柔らかさと甘い香りに思わず尻肉を掴んでは腰が揺れ、濡れた花弁を擦る肉棒が肉芽や恥毛に先走りを染み込ませ、ときおり媚肉を割り開いては奥へと入り込んでしまう。

 ビクッと身体を震わし、思わず腰を引かせようとする彼女の尻肉を掴んでは、

 

「は、ぁぁあっっ! い、今入って………あ、また……」

 

「男女間でのハグはこういうものですが知らなかったんですか?」

 

「ぁんっ……当然知って……んんッ、っ……ますわ」

 

 事故の為にゆっくりと抜いては蜜壺の入り口で怒張を扱いては、また事故が起きる。

 は、あん、と荒い吐息を漏らす少女が身じろぎをして爪先立ちになる。

 

 そうしても抱擁を解くことはせず、彼女の身体で肉竿を扱く。

 反り立つ怒張に絡む愛液は潤滑油となって夕海子の秘肉を割り開く。

 にゅぷにゅぷと水音を奏でていると、いつの間にか先端だけでなく肉竿の根本までずっぽりと入り込んでしまう。

 その頃には彼女の身体はすっかり熱を帯びていた。は、んと耳元で喘ぐ似非令嬢は少しだけいやらしさの増した手つきで俺の尻を撫でながら心にもないことを呟く。

 

「ぬ、抜いて下さいまし……」

 

「おっけー」

 

「へぁぁああッッ!!? そ、そっちの抜くじゃ……」

 

「弥勒さん、そんなことを知ってるんですか? そういえば以前部室に置いたエロ本、なんだかんだで雀としっかり読んでましたね」

 

「ちがっ、ぬ、抜きなさいカガフレッド!」

 

「黙れ! オラッ!」

 

「ッあ! んあぁっ! んッ!!」

 

 パンパンと恥骨が肉を叩くほどに怒張を彼女の蜜壺で扱く。

 酒風呂の空間に長くいた夕海子の身体は最初から熱く、この展開を期待していたように膣襞が怒張を締め付けては蜜液が溢れる。

 誰の声よりも水音よりも響く抽送に、彼女は天を仰いだまま、腰をくねらせる。

 結合部からは涙があふれ、浅ましくも肉茎を味わう媚肉がうねった。

 

「ひぁぁ~~~~ッッッ!!!」

 

 ガクガクと膝が震えては湯水に濡れるタイルに崩れ落ちる少女。

 にゅぷっと怒張が抜けた結合部からは飛沫が跳ねる。

 海老のように背筋を反らしては、パクパクと開いた口から涎を垂らし法悦に浸る少女の恥部に手を添える。陰毛を這う指で肉芽を摘まんでは根本から先端まで弄ぶ。

 

「っ! ぎっ、ぁ、あぁひっ……ッ!!」

 

 休む暇など与えず指のみで俺は夕海子に快楽を授ける。

 閉じようとする片足を掴んでは開き、爪を立てて掴む彼女のクリトリスと媚肉を指でひたすらに責め立てる。乱雑に指で洗うように動かすと奥からぴちゃぴちゃと淫水が飛び散る。

 

「あぇ!? ぁぁあっっ! だ、誰か助けっ……!! んぁああッっ!!」

 

 ぷるぷると前後に揺れる双丘にかぶりつく。

 東郷ともひなたとも違う乳房を口に含んでは赤子のように乳首を舌で転がす。

 

「──! ッ──!! ~~~ッッ!!!」

 

 しょわっ、ぷしゃっと勢いよく蜜がタイルに跳ねる。 

 やがて言葉が出なくなるほどの絶頂を迎えた疑似令嬢は皆の前で天国を見る。

 

 豊満な乳房を揺らしては、小さな突起一つで二度三度と絶頂に浸り続けた女の顔を皆で見守る。

 涎と鼻水と涙と、開いた口から舌を垂らして人前には見せられない顔だ。

 ビクッと身体を震わせて法悦に浸る彼女を見送り、落ち着いた頃に足首から手を離すと脚を閉じて恥部を隠すように丸まる似非令嬢に目を向ける勇者はいない。 

 

 視線が突き刺さる中、反り立つ怒張を見せつける俺は両手を広げる。

 いったいどういうつもりなのかと全裸の少女たちが身構える中で、

 

「あれは……ハグタイムだ~」

 

「知ってるの私?」

 

「全裸でかっきーに抱き着いて皆の前でホニャホニャするとおっぱいが大きくなって疲労軽減、美肌効果、女子力向上、満開の副作用軽減、服のセンスも良くなるというハグの時間なんよ」

 

「な、なんだってー!」

 

「これが私のかっきーの秘められし力……鼻が高いぜ……後方婚約者面するんよ」

 

 いつも通りにふわふわとした園子たちの会話は個室に響く。

 唯一普段と変わらない態度の彼女らはちゃぷちゃぷと湯水で遊びながら口を開く。

 

 妄言を吐くなと怒る者はこの場にはおらず、いるのは判断力の低下した少女だけ。理性など失われて久しい勇者たちは自らの手で喘がせていた獲物を捨てて此方に視線を向ける。

 僅かな静寂の末に、諏訪で活躍した勇者とその巫女が動く。

 

「……! うたのん行くよ!」

 

「み、みーちゃん一人で……」

 

「それは恥ずかしいし……うたのんの服のセンスも良くして貰って……何より身体の負担も減って欲しいから……ね? 一緒にイこ?」

 

「みーちゃん……オッケーよ。……亮之佑さん、お願いします」

 

「う~ん。やだ」

 

「な、なんでですか!? 弥勒さんは良くて……」

 

「言い方がちょっと気に入らない。もっとやる気にさせる言い方で」

 

「……え、えっと……抱いて下さい!」

 

「ハグミー! プリーズ!!」

 

「農業王だけもう一声」

 

「えぇっ!? ……ふぁ、ふぁ、ファックミー!」

 

 そうして今度は彼女たちと抱擁を交わす。

 裸である為に凹凸や肌色などは隠すことも出来ず、キスや肉竿に触れたり恥部や双丘を触らせる彼女たちなりのホニャホニャを味わう。

 羞恥の基準が良く分からない農業コンビは歌野の方が初々しさがあった。

 

 じゃれあうような絡みでも既に出来上がった身体は肉欲に正直だ。

 あっという間に遠慮を知らない鼻息を肌に吹き掛け、乳首を舐めては肉棒を手で上下に扱く。やや余裕を見せる巫女と僅かに羞恥を残す勇者の目はいずれも虚ろなものだ。

 爛れた肉欲の前に等しく雌と化した少女たちを抱き寄せる。

 

 彼女らの秘部は既に濡れており、簡単に挿入出来た。

 

「あ、あの……はいって、ぁ、ぁぁっ!」

 

 ぬぷぷと肉を割り開いては軽く抽送する。

 目の前で挿入された歌野の表情に子供のようにむくれる巫女も同じように貫く。

 貫いてはキスをして交代。貫いてはキスをして交代。

 彼女たちの膣内の狭さや気持ち良さを口にすると顔を赤くする少女に口づけする。

 

「んふっ、ちゅ、ンっ………ぁふ……っ」

 

 唇がふやけるほどに濃厚なキスをするだけで驚くほどに蕩けた表情を見せる。

 乳房はうっすらと赤みを帯び、艶めかしい肌からは汗が伝い、少女の吐息が荒くなる。

 

「歌野は可愛いな」

 

「な、ぁ」

 

「気持ちいいことはちゃんと気持ちいいって言わないと」

 

「はッ、はひ……っっ」

 

 素直な少女は快楽もまた素直に受け入れる。

 乳房を揉まれ、恥部を怒張で穿られては可愛らしい喘ぎ声を漏らす。

 その声をもっと聞こうと、交互にしていた挿入を勇者で固定して腰を叩きつける。

 そうして俺が彼女らの反応を愉しんでいると、

 

「さっきはよくもやってくれたわね亮之佑ぇ……女子力をよこしなさい!」

 

「にゃははっ、加賀っちは凄いなー……せっかくだから私もご利益貰っちゃお」

 

 前後左右から酒と雰囲気に酔った女体、自暴自棄になった女体がそれぞれ絡みつく。

 背中に感じる乳房と鎖骨や腹部を撫でる少女の掌に身体を弄ばれる。ぬめる肉壺を怒張で扱く俺の耳を甘噛みしては、乳首を指で転がし、唇を奪うようにキスをしていく。

 

 思い思いに男を味わっては、荒い吐息で俺が果てるのを見守る。

 少女を相手にするように乳首を指で弄られながら肌を甘噛みされ刺激が奔る。

 

「ぁ、あっ、あッ!」

 

 いきり立つ竿が射精感が高まる。

 抽送の速度が高まり絶頂を悟った歌野に『女』の表情が浮かんだ。

 

「あっ……! ぅ、っぁっ!」

 

 荒い呼吸で俺の胸板に自ら乳房を押し潰し、果てたばかりの彼女の顎に一筋の涎が流れた。

 その顔をジッと見ていられるほど、俺は暇ではなかった。

 周囲には蛇のように俺の腿や腹部を撫でる手に身体が甘い刺激を覚え、腹筋をなぞり、首筋を舐める瞳が加虐に揺れていた。

 俺を女のように喘がせて気持ちよくさせたいという感情が瞳に過る彼女らから目を逸らす。

 

「されてばかりっていうのはねぇ……」

 

「単純にSっ気があるけど、気持ちいいのは事実だし……」

 

「でも、やられっぱなしなのもね……」

 

「なに目逸らしてんのよ。酒池肉林で良い身分よね」

 

 くりり、と乳首が転がされ思わず呻く。 

 俺の反応に楽し気な吐息を漏らすのが聞こえた。

 

 理由などなんでも良かったのだろう。

 少女たちと同じく俺の事も辱めたい彼女たちに俺は身体を揺らすも、纏わりついた少女たちが離れることはない。寧ろ攻め時だとばかりに抱き着いては遠慮などなく触れて舐めて俺の反応を愉しむ。

 

 ぺろ、と誰かの舌が耳を舐めた。

 陰茎の根本を擦られ、ビクンと腰が跳ねた。

 

「くっ……」

 

「今の可愛い」

 

 ──気がつけば、俺は彼女たちに凌辱されようとしていた。

 少女たちを食べながら、他の少女たちに食べられようとしている。

 

 そこから逃れるように、膝を震わせて床に滑り落ちてタイルに仰向けとなった歌野の腰を掴んだ俺は覆い被さるようにピストンをする。

 背中や腰肉に纏わりつく手や乳房の感触を感じながら、あられもない喘ぎ声をまき散らす歌野の涙に濡れた顔を目にしながらより奥まで深く貫く。

 追い掛けるように俺の背中に、風の、雪花の、更に誰かの豊満な乳が乗る。

 

「ああ! あっ、ぁ、ぁ、ぁ……!」

 

 周囲の愛撫を受け入れて無心で腰を振る。 

 ツンと先端が尖った歌野の乳房がぷるると震えては水都が噛みつく。

 

「やぁぁぁっっっ……!!!」

 

 ぎゅううっと締め付ける膣に搾られるように白濁が噴き出す。

 半分ほど歌野の最奥に吐き出しながらも膣襞をめくるように引き抜いた肉竿が新鮮なソースを彼女の下腹部に掛ける。

 絶頂の余韻に思わず目を閉じると暗闇の中で耳元に囁かれる。

 

「……凄いわね」

 

 目を開くと小刻みに痙攣する歌野に群がる少女たち。 

 ツンと張った胸に雪花が吸い付き、白い肌に掛かった蜜と雄汁の混ざった白濁を舐めたり、指ですくっては舐める普乳組。

 さりげなく高嶋が汚れた肉竿を舐めては綺麗にしようと舌を動かす。

 

「ぅ、ぁ」

 

「きもひい?」

 

「ほら、こっちを向きなさい。──んッ」

 

 座りそうになる俺の背中を乳房で受け止める風に唇を奪われる。

 どろりとした甘酒と唾液が喉を潤し嚥下する。

 それを見た少女たちは妖艶な笑みを浮かべてしなだれかかる。

 

「あむ」

 

「んむ……ちゅ」

 

 ちゅるると亀頭に吸い付く高嶋と、肉竿にキスする友奈。

 両手で彼女たちの髪を撫でると目尻を和らげては競うように吸い付く。

 さらりとした髪が太腿を優しくくすぐり、双子と間違えるような可憐な少女たちに肉竿を丁寧に奉仕される。互いに目線を合わせる友奈と高嶋はおもむろにそれぞれの乳房で肉棒を挟み込む。

 亀頭の半分にそれぞれの唇が吸い付いては俺に上目遣いをする。

 

「「こういうの好きでしょ?」」

 

 背後と横には一糸まとわぬ美少女たちが羞恥を捨てて俺の身体を愛でようと触れて来る。

 普段の鬱憤を晴らすかの如く、キスをせがみ、生乳を押し付けて、欲望を爆発させる。

 

 ──俺は捕食されようとしていた。

 

 色んな少女に抱き着かれ、吸い付かれ、舐められ、啜られる。

 荒い呼吸が自分の物なのか他の少女の物なのか、意識の境界が曖昧になっていく。

 

 寄り道をしてしまったことが敗因だったのか。

 魅力的な身体をした少女たちとの距離が近すぎたからか。

 

 今更考えたところで仕方がない。

 若葉の恥ずかしい写真を撮る為にと授けられたひなたのスマホが手から滑り落ちる。

 目を閉じてこのまま他の少女たちに捕食されることを受け入れようと──、

 

「ところで園子先輩~」

 

「どうしたのそのっち~」

 

「さっきのハグタイムなんだけど、実は最近友奈先輩や高嶋先輩みたいな友奈族と抱き合いながらホニャホニャすると滅茶苦茶に効果を発揮するって学会が提唱したんだって~」

 

「「ほえ?」」

 

 ちゅぽっと肉竿から唇を離した友奈族。

 目を丸くした裸体の彼女らを舐めるような視線が這う。

 

「特に神樹様と一番相性が良い友奈先輩たちから摂取できるユナニウム……それこそが鍵……」

 

「なるほど。しかしそのっち……どうやって摂取すれば良いのじゃ?」

 

「それは勿論……ペロペロするんよ!!」

 

「ヒャッハー!! 皆もゆーゆペロペロだぜ!!」

 

 獣のような視線に晒される友奈や高嶋はプルプルと震える。

 『いったいどうなっちゃうの?』そんな顔をしている彼女の顎を指で持ち上げるのは風だ。

 

「風先輩?」

 

「友奈……アンタの顔、よくよく見なくても可愛いわね。ちょっと吸わせなさい」

 

「ええ!?」

 

「あ、あのっ、高嶋さん!」

 

「い、樹ちゃん?」

 

「舐めさせて下さい!」

 

「や、や、ダメだよそんな場所……汚いひゃうん!?」

 

 奪われる唇。舐められる肌。

 薄紅の髪に鼻を突っ込まれ慎ましくも柔らかな双丘は先端ごと吸い付かれる。

 臍には舌先を、腿肉は内から外まで甘噛みされて、恥毛を撫でられ、貝肉ごと蜜を吸われる。

 

 獲物に喰らいつく獣たちに友奈が襲われる。

 巨乳を、女子力を、センス諸々を、快楽を求めた結果、友奈は少女たちに群がられる。

 

 喘がされる彼女を生贄に俺は少女たちから脱することに成功した。

 ふと園子たちを見るとサムズアップを返し、同じように少女たちの凌辱から解放されて膝をガクガクとさせるひなたから拾っておいたのだろうスマホを渡される。

 

「今度こそお願いしますね」

 

 ドヤ顔で友奈を生贄にして俺を脱出させた園子の背後に迫る東郷の存在を目線で伝えながら、彼女らの戦いには目をくれず、今度こそ寄り道もせずに酒風呂の個室を飛び出したのだ。

 

 

 

 

 

 

「ん…………のぎ、さん」

 

「はぁ……はぁ……千景……」

 

 結論から言うと、求めていた少女たちはサウナにはいなかった。

 それは当然のことかもしれない。彼女たちのことを放置して露天風呂や酒風呂で過ごしていた時間は少なくない。

 我慢強い若葉はともかく、そもそも千景は既に浴室から出て行ってもおかしくはない。

 

「ふふ……」

 

「なにを笑って……ぁっ!」

 

「いや、千景は可愛いなと思ってな」

 

「……あ、あなたに褒められても嬉しくないわ……って!!?」

 

「千景はプリンほど甘くないな」

 

「……っ、どこ舐めてるのよ変態! 舐めないでってば! ……この!」

 

「あまじょっぱいな」

 

「くぅぅ~~~!!」

 

 或いは単純に一人になる若葉を放置出来なかったのか。

 ツンデレだと言われがちな千景も彼女に付き合っていたのだろう。サウナから水風呂、外気浴と行っていたのか。実際にどうだったのかは本人たちに聞いてみないと分からない。

 分からないことだらけだ。きっと撮り損ねた面白い絡みがあったに違いない。

 

 そう思うと構えたスマホが僅かに揺れ動く。

 

「カメラマン……失格だな」

 

 若葉と千景、二人が酒風呂に来なかったのは運が良かったからか。

 対抗心を燃やした千景と熱いサウナ我慢大会を二人で行っていたからか。いずれにしても、既にサウナ部屋を出ていたらしい彼女らは近くの個室風呂で休んでいた。

 何があったのか、若葉が千景を押し倒しては互いの脚をくねらせている。

 

 転がる無数の小瓶はプリンだろうか。濃厚な甘い香りと酒気が僅かに漂う。

 同時に周囲に漂うのは絡み合う雌と蜜の香りだ。

 はあ、はあ、と荒い呼気をしている若葉の周囲に散らばっているのは彼女の水着だ。すのこの床に仰向けで倒れ込む千景に覆い被さる若葉は異様な雰囲気を醸し出している。

 長い金髪が垂れ下がり、ベールのように二人の表情を覆い隠す。

 

「────」

 

「──」

 

「~~~!!」

 

 キスでもしているような距離で、ボソボソと喋る彼女らの会話は聞き取れない。

 いつの間にか着させられていたのだろう、布面積が広めのメイドビキニを着用していた千景が若葉に襲われ組み伏せられているような構図がカメラに映り込む。

 

「……、……」

 

 悪態を吐きながら満更でもないような表情を千景の横顔から覗けるのは気のせいか。

 いずれにしてもプリンで酔う女はプレイボーイになるようだ。

 何かを話していた若葉が微笑を見せては、千景の頬がほんのりと色付く。

 

「乃木、さん……っ」

 

 布地をずらされて露出した肌に唇を這わせて、胸元に残る傷跡ごと舐める若葉が一言。

 顔を赤くしては叩こうとする彼女のカフスをつけた両手首を若葉が掴んで押さえつける。

 

「千景……」

 

 新しい主人に一から調教されるメイドのように、涙目の千景は嫌々と首を振る。

 ずらされたトップスにぷるりと揺れる乳房を押し潰すのは若葉の双丘。

 

 抵抗する千景に苛立ったのか、僅かに歯を立ててはビクリと身体を硬直させる。

 ジワリと涙を浮かべる千景を見下ろす若葉はやや赤らんだ顔で、

 

「──私はお前が好きだ」

 

「────」 

 

「もっと仲良くしたいのに、千景は私にいつも怒ってばかりだな……。私を嫌っている千景とどうしたら仲良くなれるのかとひなたに聞いて何故か怒られたりしたな」

 

「乃木さん……私は……あなたのんむっ──!?」

 

 ちゅぷ、ちゅぷ、と粘りついた水音が響く。

 熱を帯びた肉体が密着し唇を重ね合う。ひなたで慣れたのか、もごもごと頬裏を舌がなぞっては舌を絡ませる姿は官能そのものだ。

 汗が伝う肌が彼女らをふしだらに煌めかせ、千景の身体がくねる。

 

 長い時間が、あるいは短い時間が流れる。

 頬の色付いた千景が受け入れるように若葉と舌を絡ませる。

 

 互いに酩酊したような瞳で、黒髪が床に広がる。

 興奮と羞恥が混ざり合ったような朱色が肌に差す。

 

「ぁ、っ……!」

 

「思ったんだ。ひなたと同じようにこういうことをするのが一番仲良くなれるんじゃないかって」

 

「乃木さっ……ダメ……」

 

「確かに本当ならダメなことなのだろうが……不思議と今日はなんでも出来る気がするんだ」

 

 酔っ払い特有の理論を振りかざし、メイド少女を剥いては喰らう。

 ザクロの実のような乳首が擦れ合いギュッと目を閉じた千景にキスをする若葉。

 

「こういう時、千景はそんな顔をするんだな……前にも見た気がするな」

 

「……ンッ、ぁァ……」

 

 涙目でされるがままの千景のボトムスの中に入り込んでいた指が水音を聞かせる。

 くちゅ、と恥毛を這う若葉の細い指がクリトリスを探り当て、恥部を指の腹で刺激しているのだろう。腰が僅かに浮いて、閉じた目の形が歪む。

 脚が曲がっては伸び、切なげな表情で顔を若葉から逸らす。

 

「千景の声も可愛いな。気持ちいいのか?」

 

「……うるさい」

 

 ん、と小さな吐息を漏らし、千景は長い睫毛に縁取られた瞼を開く。

 薄く開かれた瞳に、スマホを構えている俺の姿が映る。

 

 目が合った。

 

「…………!!!」

 

 その瞬間の千景の表情に、思わず頬が緩むのを感じた。

 余すことなく若葉と千景の情事が撮られていることは分かったのだろう。

 

 慌てたように脚を閉じて若葉を突き飛ばそうと千景は身体をくねらせる。

 その反応に秘所に触れていた若葉が何かを感じたのか、僅かに暗い笑みを浮かべる。

 

「のっ、の、乃木さんっ! どいて!!」

 

「ここが良いんだな」

 

「そうじゃ──ぅぁッ!」

 

 本気で暴れようとする千景の両手は若葉の片手で拘束されたままだ。

 鍛錬の成果か、常人よりも力の強い若葉は、唐突に暴れ始めた千景の強硬な表情に、羞恥か弱点を見つけられたことへの焦りであると判断したらしい。

 ボトムス越しに手が動いては、その度に千景の上半身が跳ねる。

 

「……見られてっ……ぁ……!」

 

「ん? ひなたも悦んでくれたからな。こういうのは得意なんだ」

 

「ば、か……やめて……」

 

「千景と仲良くなりたいからな。やめないぞ」

 

「加賀くんが見てるからっ!」

 

「関係ない。千景が私を好きになってくれるまで、私はやめない」

 

「……酔っ払い! このっ!」

 

「いたっ、噛もうとするな」

 

「加賀くんも見てないでこっちに……っ」

 

「…………」

 

「ねえ!」

 

「千景ぇ! 私を見ろ!!」

 

「ひぁっ!!」

 

 酔った人間には何を言っても通じない。カメラマンが反応する訳もない。

 メイドが何を言っても主人によって調教されるのみだ。

 そして俺は股間を膨らませ、女体による淫舞に魅入り、記録するだけだ。

 

 そんな事実を拒絶するように千景は唇を結び、頭が振られる。

 ささやかな抵抗。それはただ悪戯に少女のやる気に火を点けるだけだ。鍛えた指先で改めて火照った肉体を弄られて喘ぐ千景に、若葉は満足気に頷く。

 

 自分以外の媚肉を解すのはひなたが鍛えたのか。

 或いは彼女の才能が開花したのか、確かに千景の背が反る。

 

「ぁっ……ゃぁァ……!」

 

 誰が見ても誤魔化せないほどに感じ入っている千景。

 痴態を俺に見られ、若葉に見られ、録画されている状況で、何度も指が出し入れされているのだろう秘所からはにち、にち、と音が響く。

 

「ダメ……ダメっっ……!!」

 

 途切れ途切れの吐息。

 結んだ唇から涎が顎を伝い、瞳から涙がこぼれた。

 

「~~~~~~~ッッッ!!!!」

 

 千景が身を震わせた。

 かくっかくっと腰が上下して黒髪を乱す。

 

「ひ、ぁぁぁっっ!!」

 

 追撃したのか絶頂に浸る千景のボトムスの中で若葉の指がうごめく。

 甘く虚ろな表情を浮かべさせられた彼女の悲鳴に思わず喉を鳴らす。

 俺に犯されている時の千景の顔が、表情が、カメラに映り込む。

 

 甘い甘露が千景のボトムスに染みを作る。

 ゆっくりと指を引き抜く若葉、その動きにすら千景は震える。

 

 無言で自らの手に付着した千景の蜜を本人に見せる若葉。

 放心した千景は緩慢な動きで顔を逸らす。

 ぽたりと蜜が垂れ落ちる手を彼女の腹部に置いた彼女が顔を上げる。

 

「……亮之佑」 

 

「若葉」

 

 真面目な表情をする若葉、その瞳の奥は僅かに焦点があってない。

 身を震わせた千景の下腹部に手を置く彼女は言い訳の一つもしなかった。

 

 前髪に張り付いた髪をかき上げる若葉とジッと見つめ合う。

 やがて俺は、土産として持ってきたプリンの小瓶を差し出した。

 

「──俺もまぜて」

 

 

 

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