これからもよろしくお願いします!
特別試験3日目の早朝。俺たちのグループは炊事場で朝食作りをしていた。
「クソ眠いっ!」
「俺も眠いぞ」
「俺に話しかけるんじゃねえ!」
石崎に同調したら拒絶されてしまった。
「そんなに邪険にしなくても」
「うるせえ! お前は敵だろうが!」
「今は俺がリーダーだぞ」
「ならちゃんと野菜を切りやがれ!」
怒鳴りながら俺がカットした野菜を指差す石崎。
綾小路とアルベルトに教えてもらいながらカットしたが、二人と比べるとやや不格好な見た目になっている。
「料理は苦手なんだ」
「それにしても酷すぎだろ! 俺でももう少しマシに切れるぞ!」
俺って石崎以下だったのか……。
ショックでフリーズをしているとゆきむーが俺の肩を叩いた。
「上里は使い終わった調理器具を洗っててくれ」
まるで戦力外通告を言い渡す首脳陣のように指示するゆきむー。
「……わかった」
それから俺は一度も食材に触れなかった。
今度からヒロインたちの料理を手伝おう。
そう心に決めた朝だった。
その日の3時間目である道徳の授業。
3階の窓から外を覗くと、元気よく校庭を走る帆波の姿が飛び込んできた。
特別試験が始まってから一度も絡んでいないが、元気そうでよかった。
帆波のグループメンバーにはクラスメイトのみーちゃん、Dクラスの椎名など何人か知っている顔がいた。
その二人は運動が苦手なため、ほかのメンバーより大幅に遅れており、帆波が励ましながらなんとか走っている状態だ。
(椎名にとっては地獄の授業だろうな)
椎名が一番嫌いな授業は体育だ。特に冬はマラソンの授業が多いため、椎名はげんなりしていた。
帆波も運動は得意じゃないが体力はそれなりにあるらしい。もしかしたら俺とのセックスのおかげかもしれない。
(近いうちに帆波にも誘われるかも)
波瑠加と野外でセックスをしたが、ほかのヒロインとはしていない。
野外で興奮するセフレは帆波、鈴音の二人くらいだろう。
愛里とは無人島でしたけれどそれっきりだし、橘先輩にはハードルが高いだろう。Dクラスの二人は龍園のことを考えるとリスクが高すぎる。
恵なら命令すれば抱けそうだが、体力がなさそうだから特別試験に影響が出そうだ。
星之宮先生は教師だから宿舎も違うので論外だ。
そんな下半身が膨張しそうなことを考えると教師が授業内容を説明しだす。
道徳の授業では自己紹介を学ぶことになった。
これから毎日スピーチを行い、『声量』『姿勢』『内容』『伝え方』を上達させるらしい。
石崎を含めて不満を言う生徒が何人かいたが、堀北先輩に注意されそうなので俺は真面目に授業を受けた。
その日の夕食。綾小路、ゆきむーの3人で食事を取ろうとしたところ、恵と櫛田に捕まってしまった。
右隣に恵、左隣に櫛田が座っている。一緒に食べるはずだった綾小路とゆきむーはテーブルの向こう側に座っている。
「あんた、料理はちゃんとできてるの?」
「……洗い物だけしてる」
「やっぱり。歩夢は料理がまったくできないもんねっ」
「うぐっ……」
勝ち誇ったような顔つきで俺を愚弄する恵。
「上里くんは料理苦手なんだ?」
「そうよ。あたしがいないと何もできないんだから」
「軽井沢さんには聞いてないんだけど」
「っ……!」
櫛田が恵にジャブをかます。
「それよりそっちの調子はどうなんだ?」
「あたしは問題ないわよ」
「そうだっけ? マラソンの授業でダントツの最下位じゃなかったっけ?」
「なんで櫛田さんが知ってるのよ……。それに最後まで走ったんだから問題ないでしょ」
二人のせいでテーブルの空気が重い。
綾小路は我関せずを貫き、ゆきむーはなんとかしろと目で訴えてくる。
「マラソンは仕方ない。ビリだからってそこまで影響はないだろ」
「で、でしょ!」
「ちなみに私は順調だよ。グループのみんなとも仲良くしてるしね」
「さすが櫛田だな。コミュ力だけなら学年でトップだな」
「えへへ」
櫛田を褒めると、恵が苦虫を噛みつぶしたような顔で睨んでくる。
「恵はグループの人たちと上手くやれてるのか?」
「それなりにね」
「Dクラスの女子とも?」
「うん。今のところ絡まれてないし」
「そっか。なんかあったら言えよ」
「……うん。ありがと」
「ちっ」
今度は櫛田が舌打ちをしだした。
なんでこの二人はここまで険悪な仲になってしまったのだろう。
30分後。夕食を食べ終えたので帰ろうとすると、帆波に声をかけられた。
「歩夢くん、もう帰るの?」
「そのつもりだけど」
「そ、そうなんだ……。えっと……」
俺の回答を訊き、言いよどむ帆波。
帆波が何を言いたいのか顔を見ればすぐにわかる。
「少し話すか?」
「うんっ」
俺たちは誰も座っていない一番奥側のテーブルに腰を下ろした。
「やっと歩夢くんと話せた」
「全校生徒がいるから見つけるだけでも大変だもんな。調子はどうだ?」
「最初は大変だったけど、何とかやってるよ」
「最初ってグループ決めか?」
「うん。女子は好き嫌いがハッキリしているから。けっこう面倒くさいんだよね」
そういえば原作でも同じことを言っていたな。
今のグループを決めるのも相当苦労したんだろう。
「お疲れさん」
「ありがとう。歩夢くんはどう?」
「料理以外は問題ないぞ」
「あはは、歩夢くんは料理苦手だもんね」
「帆波がさせてくれないんだろ」
原因はお前だ、と言わんばかりにジト目で抗議する。
「だ、だって……歩夢くんに手料理食べさせたいから……」
「気持ちはわかるけど、今度は俺にも手伝わせてくれ」
「……考えとくね」
「そこは即答してほしかった」
もしかして台所に俺の居場所は永久にないのだろうか。
このままじゃ私生活がポンコツな人間になってしまう。
「それより龍園くんと接触あったりした?」
「まったく。同じグループのDクラスの男子も大人しいもんだ」
「……そうなんだ。この試験でも仕掛けてこないのかな?」
「かもな。純粋なクラス対抗戦じゃないだろうし、仕掛けるのも難しいんだろう」
「そうだね。……あ、あのさっ」
「なんだ?」
俺が問うと、帆波は声のボリュームを下げて言った。
「こ、今夜会わない……?」
「したいの?」
「っ……」
帆波の性欲はヒロインの中でもトップクラスだ。さらに露出癖もあるので、合宿中に青姦するなんて、帆波にとって願ってもない展開だろう。
「……したいです」
「いいぞ」
「いいの?」
「ああ。久しぶりに帆波とエッチしたいし」
「ありがとうっ」
帆波が笑顔で俺の両手を握ってきた。
(あ、馬鹿。
逢瀬をするなら22時以降が理想だ。現在はまだ18時過ぎなので4時間近くある。
帆波はそんな長時間発情に耐えられるだろうか。
だが耐えてもらうしかない。
「あ、あれ……なんで……?」
帆波は頬を紅潮させ戸惑っている。
「それじゃ22時に会おう」
「え? も、もっと早くじゃ駄目……?」
「駄目だ。早すぎると見つかる可能性が高くなる」
「あうっ……」
俺は発情する帆波に待ち合わせ場所を伝えた。
帆波には身体の疼きを我慢してもらうしかない。
(そういえば帆波は椎名と同じグループだったな)
もし椎名に見られたらどうしよう。
椎名のことなので学校に報告されることはないだろうが、自分も抱くよう要求してくる可能性がある。
(でもマラソンでバテバテだったし、消灯時間になったらすぐに寝るか)
合宿中の椎名にそんな余裕はないだろう。
そう結論づけて俺は帆波と別れて共同部屋に戻っていった。
☆☆☆
「一之瀬さん、具合悪そうだけど大丈夫?」
身体の火照りを誤魔化して過ごしているとCクラスの王さんが話しかけてきた。
王さんは消極的な女の子だけど、椎名さんのおかげでグループに溶け込めることができた。
今ではそこまで緊張せずに私たちと話してくれている。
「なんだか顔が赤いから」
「ありがとう。でも大丈夫」
具合は悪くない。ただ身体が火照って、あそこが疼いているだけ。
淫乱な私を気遣ってくれることに罪悪感を感じてしまう。
「もし風邪気味なら言ってね。風邪薬持ってるから」
「うん。王さんこそ大丈夫? 今日もマラソンで疲れたでしょ?」
「体力は消耗したけど大丈夫だよ」
王さんと椎名さんは運動が苦手で、マラソンではいつも最下位を争っている。
私も運動は得意ではないけれど、二人に声をかけるくらいの余裕はある。
「一之瀬さん、いつも気遣ってくれてありがとう」
「ううん。王さんこそ私を気遣ってくれてありがとう」
王さんは苦労人だ。
中国から日本にやって来て、日本語を覚えて、英語も日常会話程度なら話せると聞いた。
なんて凄い子なんだろう。
素直に尊敬する。
「ねえねえ、一之瀬さん」
「ん?」
今度はAクラスの女子が話しかけてきた。
「上里くんとは本当に付き合ってないの?」
「付き合ってないよー」
この子は恋愛トークが好きで、毎晩歩夢くんとの関係を訊かれる。
私と歩夢くんは付き合ってはいないけれど、身体の関係は持っている。
いわゆるセックスフレンドというものだ。
「じゃあ友達以上彼女未満って感じ?」
「うーん、そうなるのかなー」
ただのセックスフレンドだよ。
でも私は彼が大好き。愛してる。
これからもずっと二人でいたい。
そんな彼への想いが強すぎて、彼と話しただけで、こんなに身体が火照ってるのかもしれない。
「そっかー。椎名さんは好きな人いないの?」
「私ですか?」
「うん」
質問攻めの彼女は彼氏がいるらしい。
羨ましい。
私も歩夢くんと彼氏彼女の関係になりたい。
「好きな人はいませんが、気になる方はいます」
「だれだれ?」
「……内緒です」
ちらっと私を見て答える椎名さん。
今のはどういう意味だろう。
もしかして椎名さんも歩夢くんが気になるの?
でも彼女と歩夢くんが話しているのは見たことがない。
「えー。教えてよー」
「駄目です」
「うーん、椎名さんは固いなー」
私は約束の時間になるまで、あそこの疼きに耐えながらガールズトークに耳を傾けた。
☆☆☆
「んぐっ♡ んんっ♡ はぁんっ♡」
約束の時間に帆波と落ち合った俺は昨晩に波瑠加を抱いた場所に連れ出した。
今日も誰とも遭遇せずに、目的地に辿り着くことができ、無事に帆波を虐めている。
「んぐっ♡ ん゛ん゛っ♡」
俺たち以外誰もいない静寂の世界で、パンパンと帆波のお尻を叩く音だけが鳴り響く。
壁に両手をつき、ジャージとショーツを下ろし、お尻を突き出している帆波の尻肉を容赦なく叩いている。
俺としては早く挿入したいのだが、帆波の強い希望でスパンキングをしているのだ。
「帆波、けっこう腫れあがってきたぞ」
「うんっ♡ だからもっと叩いてっ♡」
「これ以上叩いたら座るとき大変なんじゃないか?」
感触て帆波のお尻が腫れあがっているのはわかる。
ここまで腫れあがったら、座るだけで激痛が走るだろう。
「それでいいの。授業中もずっと歩夢くんを感じていたいから」
「俺を?」
「うん。痛みが走るたびに、歩夢くんが与えてくれた痛みなんだって思えると嬉しいの」
とうとう授業中まで痛みを所望するようになってしまった。
もともと帆波はマゾだったが、AV撮影をしてから一層マゾになったと思う。
「……わかったよ」
帆波をここまで堕としたのは俺だ。
なので責任は取らなければならない。
帆波が満足するまで痛みを与える。
「ひゃんっ♡」
思いっきり真っ赤に腫れあがっているお尻に平手打ちをくらわすと帆波が歓喜の声を上げた。
「帆波、声を抑えろ。じゃないと叩いてやんないぞ」
「ご、ごめんなさいっ! 声出さないからもっと叩いてぇ♡」
「よし」
それから10分以上帆波のお尻を叩き続けた。
帆波は喘がないよう自身の左腕を噛みながら快楽に耐えていた。
途中から叩くたびに潮を噴くようになった。
まさかスパンキングだけで絶頂するとは……。
「これで打ち止めだ!」
「んぐううぅぅぅ~~~~~~~っ♡」
とどめの一発をくわえると、帆波は派手に絶頂した。
身体を大きく震わせ、股間から黄色い液体を噴射した。
両脚は生まれたばかりの小鹿のようにガクガクと震えている。
「帆波、俺も気持ちよくなりたいんだけど」
「あ、あへぇ♡ ご、ごめんなひゃい♡」
帆波は謝りながら四つん這いになり、下の口をくぱぁと右手で広げ、挿入を促す。
「絶頂したばかりなのに休まなくていいのか?」
「や、休みたいけど……歩夢くんのオチンポも欲しいからぁ♡」
「そっか。本当に帆波は変態だな」
おしっこをちょろちょろ垂らしながらも挿入をせがむ帆波。
「そうだよぉ♡ 歩夢くんが私をこんなに変態にしたんだよぉ♡」
「知ってる」
「この特別試験でもみんな私を慕ってくれるけど、私はみんなが思ってる人間じゃないの」
「知ってる。帆波は万引きをする悪い子で、エッチが大好きな淫乱な女だ」
「うん♡ だからお仕置きしてぇ♡」
「お仕置きして反省するのか?」
「するよぉ♡ 子宮で反省するからぁ♡」
早く挿入しろと言わんばかりに、尻を振りだす牝豚。
「わかった。……声出すなよ」
「はぁい♡」
帆波の腰をがっしり掴み、肉棒を宛がう。
そして一気に最奥まで挿入した。
「んにいいいいぃぃぃぃぃぃぃっ♡」
直後に、帆波は大きく喘いだ。
「馬鹿ッ! 今ので人が来たらどうすんだよ!」
「ご、ごめ――ひゃひいいいいぃぃぃぃ♡」
帆波は完全に自制が効かなくなっていた。
念のため5分ほど茂みに隠れて誰も来ないことを確認してから、彼女の声が漏れないよう、帆波の下着を口に突っ込ませた。
そして3発ほど帆波の子宮に子種汁をぶち込んだ。
「歩夢くん、ありがとう。これで特別試験も頑張れるよ」
愛おしそうにお腹をすりすり撫でる帆波。
先ほどまでのアヘ顔が嘘のようだ。
「私、先に帰った方がいいんだよね?」
「ああ。一緒に帰ると見つかる可能性が高くなるからな」
「……だよね。それじゃまた明日ね。おやすみ」
「おやすみ」
帆波は鼻歌を歌いながら帰っていった。
それから10分ほどして俺も帰ろうとしたところ、茂みから誰かが飛び出してきた。
「おわっ!?」
俺は驚いて尻餅をついてしまう。
「あ、すみません。驚かせてしまいましたか」
「その声は――――椎名か?」
「はい」
なぜ椎名がここにいるのだろう。
答えは一つ。
帆波を尾行して、俺たちのセックスを鑑賞していたのだろう。
「上里くん、一之瀬さんだけずるいです。私も抱いてください」
そろそろ南雲パイセンと坂柳と絡ませたいですね!