上機嫌の鈴音と一緒にベースキャンプ地に戻ると、伊吹澪がキャンプ地から少し離れたところで座ってるのがわかった。
やはりこの世界でもDクラスにスパイとして送り込まれたようだ。
鈴音と別れてテントに戻ろうとすると、綾小路が話しかけてきた。
「上里、ちょっといいか?」
「ああ」
嫌な予感がするがここで駄目だとは言えない。だって俺がテントに戻るだけなのは明らかだから。
「気づいてると思うがCクラスの伊吹って女子を保護している。クラスでトラブルがあったようで追い出されたらしい」
「トラブル?」
「詳しくはわからん。ただ頬と腕に痣があった」
頬だけじゃなくて腕にも痣があるのか……。
やっぱり龍園はリョナラーだったか。
「そうか。なんで俺に報告したんだ?」
「平田がいないから、上里に報告するのが適切だと思った」
なるほど。綾小路の中では俺は副官扱いなのか。
「ちなみにスパイの可能性は?」
「オレに聞かれても困る」
「そうだな。……念のため伊吹を発見した場所を教えてくれないか?」
「わかった」
俺は綾小路に連れられて、伊吹を発見した場所に向かった。
そこには木の枝に手拭いが巻かれており、地面には一度土を掘り起こしたような跡が見られた。
綾小路に有能だと思われても困ることはなさそうなので、俺は綾小路に手伝ってもらい、土を掘り起こした。
すると鞄が埋められており、鞄を開けると、中にはトランシーバーがしまわれていた。
「トランシーバーね……」
「怪しいものが出てきたな」
「そうだな」
綾小路が言うとおり、クラスから追い出された伊吹がトランシーバーを隠しているなんて怪しすぎる。
いや、俺は伊吹がスパイだってわかってるんだけどね。念のため確認しておかないと怖いからね。
「帰ったら平田に相談するよ。後は俺に任せてくれ」
「ああ。他言無用の方がいいか?」
「そうだな」
さっきから綾小路が、俺を品定めしているような気がする。
俺は女の子たちとセックスするので忙しいから、利用しないでね。
午後5時を回った頃、クラスのリーダーである平田が戻ってきた。
平田に女子たちが群がるが、俺はそれを無視して、平田と軽井沢をキャンプ地から少し離れた場所に連れてきた。
「僕たちに話ってなんだい?」
「山内たちが、クラスから追い出されたCクラスの伊吹をキャンプ地に連れてきた」
「クラスから追い出された?」
「クラスでトラブルがあったらしい。顔と腕に痣があるようだ」
「……そうなんだ」
優しい性格の平田なら、伊吹をスパイだと疑うことなく受け入れるだろう。
「痣って……」
元虐められっ子の軽井沢は思うところがあるようで、顔色が悪くなっている。
「ただ俺の予想だが、伊吹はスパイだと思う」
「え……?」
「スパイって……マジ?」
平田と軽井沢が驚愕の表情を浮かべた。
俺は伊吹を発見した場所にトランシーバーが隠されていたこと、それを埋めた場所がわかるように木の枝に手拭いで目印らしきものがあったことを説明した。
「た、確かにクラスから追い出されたのにトランシーバーを持ってるって怪しすぎだし……」
「軽井沢の言うとおりだ。Cクラスのリーダーである龍園は手段を選ばない生徒のようで、顔と腕の痣も同情を引くために怪我を負わせた可能性が高い」
「だよねっ」
軽井沢は俺の伊吹スパイ説を信じてくれているようだ。
「だったら伊吹さんを追い出さなきゃだめっしょ」
「……いや、追い出さない」
「え? スパイなのに? 意味がわかんないんだけど……」
「たとえ伊吹がスパイだしても、平田の性格上、怪我をしている女子を追い出すことなんて出来ないんじゃないか?」
俺の問いかけに、平田が目を丸くした。
「……そうだね、僕には伊吹さんを追い出すことはできない」
「でもスパイなんでしょ?」
「うん、その可能性は高いと思うんだけどね……」
軽井沢に押され気味の平田。
ここで平田をフォローしておこう。
「大丈夫だ。ようは俺がリーダーだってばれなければいんだ」
「確かにそうだけど……」
「万が一俺がリーダーだとばれても、策は考えてある」
俺は平田と軽井沢に、伊吹に俺がリーダーだとばれたら、仮病でリタイアをして、他の生徒にリーダーを代わってもらうことを説明した。
また、クラスポイントは減ってしまうが、Cクラスがリーダー当てを間違えれば、Cクラスのクラスポイント減り、より逆転しやすくなることも合わせて説明したところ、軽井沢が納得してくれた。
「とりあえず伊吹がスパイであることは、他の生徒たちには言わないでおこう」
「そうだね。余計な混乱は招きたくない」
「わかった。あたしも誰にも言わないようにする」
二人とも物分かりがよくて助かる。
これが池や山内なら二倍は説明に時間を要していただろう。
「それと伊吹がクラスを混乱させるために、何かしら仕掛けてくる可能性もある。トラブルが起きた場合は、大事にしない方がいい」
これは軽井沢が下着を盗まれた時の予防線だ。
男女間で亀裂が入ると面倒なので、事前に防いでおきたい。
「上里くんの言うとおりだね」
「後は俺が伊吹がスパイだって気づいたことは内密に。説明が必要になった際は平田が気づいたことにしてくれ」
「なぜだい?」
「あまり目立ちたくない。それに今後のクラス同士の戦いを考えると、俺みたいに暗躍する生徒がいた方が都合がいいと思う」
「わかったよ。それじゃそろそろ戻ろうか」
「そうだな」
気づけば10分以上話し込んでいた。
平田を先頭に俺たちはベースキャンプ地に戻るべく歩き出した。
「あ、あのさ」
「ん?」
軽井沢が俺の袖を掴んで立ち止まる。
平田は気づいてないようで、どんどん先に進んでいる。
「上里くんって……けっこうできる人だったんだね」
「今さら気づいたか」
Sシステムについて説明してやっただろうが。
まぁそれからは勉強くらいしか活躍してなかったから仕方ないけど。
「自分で言う?」
「事実だからな。それより頼んだぞ。軽井沢は女子のリーダーなんだから」
「別にリーダーのつもりはないんだけど」
そう言いながら、軽井沢は満更でもなさそうな顔をした。
やっぱりこいつ可愛いな。作戦変更して軽井沢にも手を出してしまおうか。……いや、綾小路に龍園を倒してもらうためにもここは我慢だ。
その後、軽井沢と二人でベースキャンプ地に戻ると、今度は友達の彼女に手を出したのかと、一部の男子から非難されてしまった。
俺が非難されてるなか、平田と軽井沢が伊吹に話しかけているのがわかった。
近づいて三人の会話を聞くと、伊吹がツンデレ対応をしていた。
ツンデレじゃなくて俺はデレデレの方が好きだな。
そんなことを思いながら、三人のやり取りを見てると、伊吹と目が合ってしまった。
……うん、原作より確実に痛々しい様子だ。
俺は目を逸らして、愛しの愛里の下に向かった。
そのまま夕食ができるまで、俺は愛里と雑談を楽しんだ。
夕食後。平田が高円寺の姿を見かけないことに気づく。
高円寺は原作通り仮病でリタイアをしていた。
(そういえば高円寺と絡んだことないな)
高円寺は一番何を考えてるのかわからないキャラだと思う。
俺が知ってるのは、運動と勉強ができること、あそこが大きいことくらいだ。
いずれDクラスの戦力になってくれるといいんだが……。
☆☆☆
翌朝。初めてテントで一夜を過ごしたが、テント下に大量のビニールを敷いたおかげで、思ったより快適に過ごせた。
これは原作でBクラスが対策したアイデアだ。
川で顔を洗っていると、軽井沢が声をかけてきた。
「おはよ」
「おはようさん」
軽井沢は周りに人がいないかを確認し、俺の耳元に顔を近づけた。
「言われたとおりに伊吹さんの鞄を調べたんだけど」
昨晩。俺は軽井沢に伊吹の鞄を漁るようお願いをしていた。
断られるかと思ったが、あっさり引き受けてくれた。
「なにか怪しいもの入っていたか?」
「うん、デジカメが入ってた」
これも原作通りだ。もしかしたら軽井沢より先に綾小路が鞄を漁っているのかもしれない。
「そっか、わかった。ありがとな」
「ううん。……デジカメのことは平田くんに話さない方がいいんでしょ?」
「ああ、勝手に他人の鞄を漁ったら怒られそうだし」
「平田くんは真面目すぎるところあるしね……」
軽井沢がため息をつく。
暇だからこいつを少しからかってみよう。
「そういえば平田と軽井沢って付き合い長いのに、まだ名字で呼び合ってんだな?」
「あ……え、えっと……それは……」
「お互い奥手なのか?」
「そ、そうなのっ! あたしも平田くんも奥手なのっ!」
寝起きのせいかもしれないが、ボロ出しすぎだろ。
これ以上は笑いをこらえることができなさそうので、話題を変えることにした。
「あのさ、堀北ってテントだとどんな感じだ?」
「堀北さん? 教室と同じだけど」
「そっか」
鈴音は完全に俺に依存しちゃってるからな……。
俺以外の人間をジャガイモにしか思ってなさそう。
「上里くんって堀北さんと仲良いよね?」
「そうだな」
仲良いどころじゃないんだけどな。俺と鈴音がセックスしまくりだと言ったら、うぶな軽井沢が気絶しそうだ。
「一之瀬さんと佐倉さんとも仲良いでしょ」
「そうだな」
「誰と付き合ってんの?」
「誰とも付き合ってない」
「本当に?」
「本当」
だって全員セフレだもの。
俺たちは、セックスなフレンズなんだね。
「ふーん」
「信じてなさそうだな」
「まぁね。それじゃあたし先に戻るから」
「ああ、それとCクラスの偵察もよろしくな」
「わかってる」
軽井沢はポニーテールをなびかせ踵を返す。
(軽井沢ってけっこう言うこと聞いてくれるんだよな)
原作だと鈴音と綾小路がCクラスに偵察しに行ったが、龍園と関わりたくないので、平田と軽井沢に偵察してもらうようお願いをした。
俺は一人でBクラスに偵察及び帆波に会いにいくとしよう。
テントに戻ると、平田からBクラスの神崎が偵察に来ていたと報告があった。
俺は神崎とまったく絡んでないが、今のところ問題はないだろう。
朝の点呼を終えた俺たちは自由行動へと移った。
さっそく帆波に会いにいこうとしたところ、Cクラスの小宮と近藤が俺の前に立ちはだかるようにやって来た。
俺は一瞬立ち止まるも、時間の無駄なので二人をスルーして、愛しの帆波の下に向かった。
30分後。俺はBクラスのベースキャンプ地を見つけられず、森の中を彷徨っていた。
原作だと神崎が綾小路に場所を教えてくれていたが、読者の俺が場所まで覚えているはずもなく、こうして無駄に体力を消耗しているわけだ。
「失敗した。これなら川で水浴びでもすればよかった……」
今からキャンプ地に戻って、鈴音を誘って水浴びでもするか迷う。
鈴音は風邪気味だったが、昨日は普通にセックスしたので、熱は完全に下がっただろう。
(早くビキニ姿の鈴音と戯れたい)
旅行の二日前に、俺は鈴音に白いビキニをプレゼントしている。
ケヤキモールに二人で買い物しに行ったところ、イラストで見たことある水着が売っていたので、すぐに試着させた。
試着室で鈴音の白いビキニ姿を見たが、最高だった。
これがエロゲだったら、俺は試着室で鈴音を犯していたと思う。
「……馬鹿なこと考えてないで、戻るか」
Bクラスのキャンプ地は見つけられそうにない。
来た道を戻ろうしたとき、背後から足音が聞こえた。
振り返るとそこには……。
「上里くん……?」
愛しの帆波の姿があった。
「こんなところでどうしたの?」
「いや、帆波に会いにいこうとしたんだが、Bクラスのキャンプ地を見つけられなくて……」
「わ、私にっ……!? それに帆波って……」
喜んだり、驚いたり、とコロコロ表情が変わる帆波。
「そろそろ名前で呼ぼうかと思って。駄目か?」
「ううん、嬉しい。私も歩夢くんって呼んでいいかな……?」
「もちろん」
「歩夢くんっ!」
帆波が俺の名前を呼びながら、抱きついてきた。
炎天下でも帆波からはいい匂いがする。
「歩夢くんから会いに来てくれたなんて嬉しいっ!」
「そんなに喜んでもらえて俺も嬉しいぞ」
「昨日は全然話せなかったから、寂しかったんだよ……?」
「それは悪かった」
頬を膨らませながら見上げてくる帆波に謝った。
「ううん、こうして二人きりになれたからいいよ」
帆波の俺を抱きしめる力が強くなる。
俺も左手を帆波の腰に回して、ぎゅっと彼女を抱きしめる。
お互いが力強く抱きしめたことにより、帆波の爆乳が変形するぐらい押し潰されているのがわかる。
このまま右手で触れてしまおうかと思ったが、森林ではまずいと思い、踏みとどまった。
「帆波は何でこんなところにいたんだ?」
「自由時間だったから、一人で探索しようと思って」
「一人は危ないんじゃないか?」
「だって……もし歩夢くんと会えたら、一人の方が都合がいいと思ったから……」
帆波は蕩けた表情で俺を見つめてくる。
このままキスだけでもしようとした瞬間、帆波が覚悟を決めたような面持ちで口を開いた。
「あ、あのねっ」
「どうした?」
「私、午前中いっぱいは自由時間なんだ」
「そっか。俺も同じだ」
「よかった……。それで提案なんだけどね……」
「提案……?」
帆波からの提案は俺にとって魅力的なものだった。
結局帆波は俺が思ってるよりエッチな子に育ってしまったようだ。
☆☆☆
「こんなところがあったのか」
俺は帆波に案内されて廃屋に来ていた。
無人島に廃屋があるなんて知らなかった。原作でも描写はなかったはずだ。
俺と帆波は畳に腰を下ろして、屋内を見渡している。
「たまたま見つけてね。ここなら外から見られないし」
「そんなに俺とエッチしたかったのか?」
「あっ…………」
互いの身体が密着すると帆波は小さく身震いして、消え入りそうな声を漏らす。
「あぅぅ……うぅぅぅ……」
ほんのり潤んでいる瞳はまっすぐに俺を見つめ、これからすることに期待感を抱いているような、妖艶さを孕んでいる。
「帆波って男を誘うエロい顔してるよな」
「うぅぅ……私、そんなエロい顔なんて、してないもん……」
俺のからかいに羞恥を煽られ、帆波の顔が紅潮してくる。
「ふーん。帆波」
「な、なに……?」
「たまには帆波からキスしてくれない?」
「私からっ!?」
「そう。ほれはよはよっ!」
「んん、わかったぁ……」
下された命令に帆波はわずかに目を伏せつつも、すぐに羞恥を振り切るように顔を近づけてきた。
「はむぅ、ちゅっ……! んぷっ、れろぉっ……!」
唇を突きだして口づけてきたかと思うと、桃色の小さな舌を伸ばし、軽く開いていた俺の口に差し込んでくる。
口内へと潜りこんでくる柔らかな舌の感触、そして唾液の甘さがじんわりと伝わってきて、俺はゾクゾクと背筋を震わせた。
「ちゅっ、れるっ、んむぅ! あふぅっ、はふぅっ……じゅむっ!」
「んぢゅっ、じゅるっ!」
帆波の小さな舌が唇のラインを沿うように撫でてきて、表面に絡んでいる唾液を優しく塗り込んでくる。
そうかと思えば口内に入り込んできて、舌の根まで舐め回し、ねちょねちょと大胆にしゃぶりつく。
「んあぁっ、ちゅるぅっ……はむぅっ、れろっ! ふぅっ……歩夢くんっ! ちゅぅっ、んんっ!」
「ぷはっ……帆波のキス気持ちいいな」
「ほんと? 嬉しい……。歩夢くんの口も気持ちいいよぉ……はむっ、ぢゅるっ!」
感想を漏らすたびに帆波の声には艶が混じってきて、どんどん陶然とした様子になっていく。
「ちゅうっ……れりゅっ! はむっ、ふぅぅっ! あぁっ、ぢゅうぅっ! キスぅ、気持ちいいよぉ……」
キスをさせているうちに帆波は次第に表情を蕩けさせ、舌の動きをより積極的にさせてきた。
「あぷっ、じゅぅっ! んろぉっ、はぷぅっ! んんっ、ふあぁっ!」
口づけに夢中になるあまりか、呼吸も荒くさせながら、せわしなく動く舌で俺の口の隅々まで舐めて貪ろうとする。
(そろそろやりますか)
俺と帆波の口が離れる。
キスもいいけど、そろそろ愚息の出番だ。
「はむっ! ちゅぅぅっ……! んぅううっ……」
そう思った矢先、帆波はすぐに顔を寄せ、舌をねじ込んできて再びキスをした。
「むむぅっ!?」
「んぅう、もっとぉ! もっとキスするのぉ! はっ、りゅるっ! じゅむぅっ、れろっ!」
帆波は一瞬でも口が離れたことを惜しみ、もう離すまいとばかりに舌を情熱的にねっとりと絡みつかせる。
どんどんエッチになっていく帆波に、俺は興奮を隠せないでいた。
「じゅるっ、んくっ……! こくんっ! むはぁっ、あふっ、ごくっ、んむっ」
舌に溜めた唾液を口内へ送り込むと、帆波はそれを嫌がることなく、積極的に喉を鳴らして飲み下す。
「ごくんっ、はふっ、んちゅぅっ! こくっ、んぐっ……! ふぁぁぁっ、あぁっ、ちゅぅ!」
唾液を送るたびに帆波の身体はぞくりと震え、呼吸のペースが熱っぽく乱れていき、頬の赤みもどんどん増していく。
そのうえ、太腿を擦り合わせ、腰までモジモジとさせて、あからさまに発情を露わにする。
「んくっ、こくんっ! ふあぁぁっ、ああっ! キスしてたらあそこが熱くなってきちゃったよぉ……」
キスによってかなり興奮し、蕩けていっている帆波の姿に獣欲を煽られ、俺はいよいよ我慢ができなくなってくる。
「帆波、そろそろいいだろ?」
「ふぁぁっ……うん……歩夢くんとセックスぅ……」
その言葉を待っていたと言わんばかりに、帆波は蕩けきった顔で期待感いっぱいの声をこぼした。
俺は帆波を仰向けに寝かせると、上着とブラを捲りあげ、ジャージ下と下着を脱がせた。
「いくぞ」
「……うん」
「よっと!」
「あひゃあぁあああぁァァンッ!」
膨張した肉棒を膣穴深くまで埋めると、挿入の快感に帆波は高らかに喜悦の声をあげ、俺の肩を掴んで縋りついてきた。
「いきなり大きく喘ぎ声あげやがって……ばれたらどうするんだ?」
「ああっ、あんっ! んふぅぅっ……! だってぇ、気持ちいいだもぉんっ!」
指摘されて恥ずかしがるでもなく慌てるでもなく、帆波は心から嬉しそうに返してくる。
「これぇ、歩夢くんのずっと欲しかったのぉ! 昨日からずっと我慢してたんだよぉっ……」
「ははっ、帆波は発情しまくりだな」
ちなみに旅行前日に帆波とはセックスをしている。
つまり中一日しか空いてないのにもかかわらず、帆波は俺の肉棒を欲しがっていたことになる。
いやらしい身体をしている女は性欲が強いのかもしれない。
「きゃあぁああっ、あぁっ、はぁぁんっ! あんっ、いいぃっ、オチンポされるのいいよぉおっ!」
腰を前後させて牝穴をペニスでほじり始めると、さっそく帆波は声を弾ませ、表情に快楽を滲ませる。
帆波の肉壺はすっかりほぐれており、奥まで淫汁で満ちていて、抽送のたびに、ぐじゅりと卑猥な水音がたつ。
「はぅぅぅ……! 気持ちいいよぉっ! んっ、あぁっ! んひいぃぃっ!」
帆波の媚肉はせわしなく蠢いてペニスをねぶり回してくる。
ただでさえ気持ちのいい帆波の膣穴が、より具合がよくなって、俺の快感をも膨らませていく。
「はうぅぅぅっ……!?」
ラストスパートをかけようとしたところ、それほど離れていない場所から話し声が近づいてくるのが聞こえてきて、帆波の表情が緊張感に強張る。
俺も一旦抽送を止めて息を潜め、突然やってきた危機に冷や汗を流す。
「い、今の……人の声だよね? もしかして聞こえちゃった……!?」
「まだわからない……」
俺と帆波は繋がったまま、外の様子を伺う。
「ど、どうしよう……。こんなところ見られたら退学になっちゃう……」
この状況に帆波もすっかり狼狽してしまい、俺の肩を掴む手にもいっそう力を込めてくる。
帆波の言うとおり、こんなところを見られたら退学だろうな。
(仕方ないな)
帆波もこの通り怯えてるし、盛り上がっていたところで惜しいが、この場は大人しく身を引いた方がいいだろう。
「あうぅぅ……見られちゃうぅぅ……ふぅっ、んっ……! あっ、ひぁぁぁっ」
撤退を告げようかと思ったその時、帆波はゆっくりと腰をくねらせ、膣肉をペニスに擦りつけてきた。
「おいっ! 帆波……! 腰を動かすなっ……!」
「あ、あぅ、どうしよう、歩夢くんっ……! 止まらないよぉ……。見られそうなのに、よくなっちゃうぅっ……!」
「…………は?」
「怖くて怖くてたまらないのにぃ、ふぁっ、あぁっ! セックスっ、やめられないよぉ……! ひゃあぁ、オマンコ止まらないのぉぉっ……」
強烈な羞恥がむしろ帆波の官能を呼び起こしたようで、牝穴はいっそう熱く蕩けて締まりを強くし、柔壁がねっとりとペニスに絡みついてくる。
俺は帆波を犯したい欲望を抑え、耳を澄ませる。
すると話し声が徐々に遠くなっていることがわかった。
「あ、歩夢くん……」
帆波が涙と涎を垂らしながら、抽送をおねだりしてくる。
話し声は聞こえなくなった。
恐らく大丈夫だろう。
普段の俺ならここで中断するのだが、俺も帆波と同じようにこの状況に興奮してしまっているのかもしれない。
「いくぞ」
気づけば、俺は止めていた抽送を再開させ、ペースも先ほどより速めていた。
「ひぅっ、んあぁっ! はうぅっ、激しっ……! あぁぁっ! これっ、声出ちゃうっ!」
「安心しろ。多分いなくなってる」
「ほ、ほんと……? なら声出しちゃっていいよね! ひゃひいいぃ!」
人がいなくなったことに安心したのか、大きく嬌声を上げる帆波。
「ひゃあぁぁっ! あぁっ、きゃうぅっ! んひぃぃっ!」
色欲に狂い乱れる帆波の様子に、俺も高ぶりが加速し、抽送を激しくする。
「ひあぁっ、ああぁぁっ! あんっ、ひぃぃんっ……! ばれちゃうかもしれないのにぃ、私いけない子だよぉ!」
「そうだな、人がいても腰を動かしたからな! 帆波は変態で淫乱だよ! こんなのが学級委員長だなんてBクラスの生徒が可哀相だなっ!」
「ふぇぇっ、あうぅ! ごめんなさいぃっ……! でもセックスやめられないよぉっ! いけないことでもっ、いっぱいしたいよぉぉ!」
自分を貶めながら帆波はますます興奮を募らせ、肉欲にまみれた牝の顔を見せて喘ぐ。
「このまま
「きゃああぁっ! 出してぇっ! オマンコの中ぁっ! たくさん出してぇっ!」
俺は膣内射精を宣言すると、抽送にスパートをかけ、自身と帆波の快感を同時に強めていく。
「ひゃああぁっ! ダメぇ、もうイッちゃうぅっ! あふぁぁっ、イッちゃうぅぅっ!」
「イッてもいいけど声は抑えてろよ……! もしかしたら人が戻ってきてるかもしれないからな!」
「うぅぅ、我慢するぅっ! ばれるのやだぁっ! ひゃぁっ! あふぅぅ、イクぅっ、オマンコイッちゃうぅぅ!」
よがりっぱなしの帆波の姿を楽しみつつ、俺はペニスを激しく前後させていく。
「イクぅっ、んっ! あふぁぁっ! イクぅっ! 歩夢くん、もうイクよぉっ! ひあぁっ、あぁぁっ!」
「
放出の瞬間が見えた俺は腰を強く突き出して、ひときわ深く肉体を膣穴へ埋めていった。
「むふぅぅぅうううぅぅぅっ!」
一番奥で興奮が爆ぜて、子宮へ精液がドッと流れ込んでいき、胎内を満たされる衝撃で帆波は絶頂へと飛ばされる。
それと同時に帆波は口を固く閉じ、溢れ出そうになった絶叫を必死に抑えて、なんとかくぐもった嬌声を漏らすに留めた。
「ひぃぃんっ、イクっ! んんんっ! 中出しでイッちゃってるぅっ!」
「くっ……!」
「これ見られたら絶対変態って思われちゃうっ! こんなとこで赤ちゃん作ってるだもんっ!」
「帆波は十分変態だよ」
膣内射精でアクメに達し、はしたなく肉悦に浸る帆波をからかい、俺は牝穴へと子種汁を注ぎ続ける。
かなり高揚した結果、精液は勢いも量も衰えず、そしていっこうに止まる気配も見せることなく、帆波の子宮にどんどん溜まっていく。
「くひぃいいっ、精液たっぷり来てるよぉ……!」
「もうそろそろ出し終わるからな……!」
「あむぅううううぅぅぅっ!」
ようやく帆波の膣内に欲望を吐き終えた。
気づくと、帆波の腹が大量の精液により若干膨らんでいるのがわかった。
「ふぁぁぁ……。あふぅぅ……ひうぅ、んぁぁっ……」
絶頂から抜けた帆波は脱力し、腹を若干膨らせたまま虚ろな様子で余韻に浸る。
その姿は卑猥極まりなく、俺は嬉しそうに蕩ける帆波を眺め、射精の解放感と愉悦に、薄笑みを浮かべた。
「本当帆波はいやらしい子になったな」
「あうぅぅ、ふぇぇぇっ……。はへぇ、あぁぁ……」
帆波は俺のからかいに応えることもできず、しばし言葉にならない声を嬉しそうに漏らしていた。
一之瀬は変態ってことです!