無人島生活四日目。
俺はCクラスの様子を知るべく浜辺近くまでやってきた。予想通りその場所は誰一人おらず閑散としていた。
「いやーびっくりだよね、ほんと」
その光景を見つめていると、後ろからやって来たお漏らしっ娘に声をかけられた。
「歩夢くんも偵察?」
「一応。午後まで暇だし」
振り返るとそこには帆波と神崎が立っていた。
「そっか。そういえば歩夢くんって神崎くんとは初めてだったりする?」
「そうだな」
「Bクラスの神崎隆二だ。よろしく頼む」
「Dクラスの上里歩夢。よろしく」
帆波と噂が立っているので、Bクラスの面々にどう思われてるか不安だったが、表情を見る限り神崎は俺のことを悪く思ってなさそうだ。
「もう全然人がいないね。神崎くんの言った通り、リタイア作戦みたいだね」
帆波が残念そうにため息をついた。
「本当にポイント使い切っちゃったんだね。褒められることじゃないけど、結構凄いよね」
「ポイントを使い切っても秘策があるのかもな」
「私たちのクラスにスパイを送り込んでるからね」
帆波には俺ではなく平田が伊吹がスパイであることを見抜いたと説明している。
「そういえば上里が金田のことも教えてくれたんだったな。感謝する」
ご丁寧に頭を下げる神崎。
「頭下げる必要ないから。お互い協力関係を結んでるわけだし、これくらい当たり前だろ」
「そうか。そう言ってくれると助かる」
「おう」
「一之瀬、俺は先に帰らせてもらう」
「もう帰っちゃうの?」
「ああ、上里に挨拶も出来たし、これ以上ここにいても意味がないからな」
「そっか、私はもう少しここにいるね」
「気をつけて帰れよ」
神崎はそう言うと、踵を返した。
もしかして俺と帆波に気を使ってくれたんだろうか。
「私と歩夢くんに気を使ってくれたのかな?」
「俺も同じことを思った」
「えへへ、一緒だねっ」
神崎がいなくなったのを確認し、帆波が俺の腕に抱きついてきた。
「適当にどっか座るか?」
「うん」
俺たちは近くにある流木に腰を下ろした。ちなみに帆波は腕にくっついたままだ。
「背中の傷は大丈夫か?」
「そのうち消えると思うよ」
「……悪かったな」
「なんで謝るの?」
「帆波を傷つけちゃったし……。それに船に戻っても水着着れないだろ」
せっかく帆波に水着を買ったのに……。
性欲お化けになりつつある自分が嫌になってくる。
「私から求めたんだから気にしなくていいのに。それに歩夢くんになら傷つけられてもいいから」
「なんでだよ」
「好きだから」
「……っ」
正常な状態の帆波に言われると照れちゃうな。
「大好きな歩夢くんになら何をされてもいいと思ってるよ」
「そっか……」
「うんっ!」
帆波って本当に恋愛に積極的なんだな。
原作でも綾小路に積極的にアプローチしてるのかもしれない。
「むしろ謝るのは私の方だよね」
「俺に思いっきりおしっこをかけたからか?」
「す、ストレートに言わないでよ……」
「帆波って潮吹きも凄いけど、排尿も凄いんだな」
「~~~~~~っ」
無言で俺の肩をポコポコ殴ってきた。
殴るたびに大きく揺れる胸。
まさに眼福。
「悪い悪い、そんな怒るなよ」
「歩夢くんはもう少しデリカシーを持って欲しい」
「だから悪かったって。お詫びにプレゼントするから」
「え……? プレゼントくれるの……?」
「ああ」
ここで俺の悪い癖が出てしまった。
「お漏らししちゃう帆波に紙おむつをプレゼントしてあげよう」
直後に、左腕に衝撃が走った。
帆波が怒りの表情で俺の腕を本気で殴ってくる。
涙を流してるので、結構傷ついてるようだ。
俺は憤怒する帆波を何とか宥めた。
そして二人で廃屋に行き、仲直りセックスをした。
帆波も午前中いっぱいは自由時間だったようで、お昼までたっぷり彼女の子宮に精液を注ぎ続けた。
本当は顔射もしたかったが、中出し以外は駄目だと言われたので、すべて膣内に射精した。
昼食を食べ終えると、俺は伊吹と二人で食料捜しに行った。
大した食料は見つけられなかったが、伊吹から原作では知りえない情報を教えてもらった。
やはり龍園は原作より残酷で容赦がない男になっていた。
命令に逆らう者、任務に失敗した者は男女関係なく制裁を受けるらしい。
本当かどうかはわからないが、伊吹も龍園の命令に逆らって、アルベルトにリンチされたこともあるとのことだった。
(もしかして、伊吹がこのままDクラスのリーダーを見つけることができなかったら、制裁を受けることになるんじゃ……)
原作と違い、このままリーダーを隠し通して、AクラスとCクラスのリーダーを当てて勝利するパターン。
原作通りに、伊吹にわざとリーダーを見破らせてから、リーダーを変更して、AクラスとCクラスのリーダーを当てて勝利するパターン。
俺は特別試験で二通りの勝ち方を想定していた。
伊吹の身を案じて、原作通りに勝利するか。
伊吹を無視して、原作とは違った方法で勝利するか。
(もう少し考えるか)
隣を歩く伊吹をチラッと見る。
この伊吹は、悲惨な目にあってるせいか、原作より若干しおらしい。
本人は気づいてないと思うが、ため息をつく数も多い。
明らかに精神的に参ってる雰囲気を醸し出してる。
原作では伊吹は龍園の仲間って感じがしたが、ここではただの駒でしかなさそうだ。
「どうかしたの?」
「いや、今日は食料が見つけられなかったなって」
「仕方ないでしょ。毎日見つかるもんでもないだろうし」
「だよな」
伊吹の言う通りだ。ここは諦めて、食料は他の奴らに期待しよう。
俺と伊吹は食料捜しを切り上げ、ベースキャンプに戻った。
☆☆☆
「ふはあああぁ! あひぃんっ……! そんな吸っちゃ……ひはぁあああんっ!」
ベースキャンプに戻り、一休みしてから鈴音と一緒に洞窟に向かった。
特別試験初日以来、鈴音を抱いていなかったので、激しく求めあった。
道具がないせいか、寮でするより、野外でした方が普通のセックスが出来てるような気がする。
「きゃああん! おっぱいすごくヒリヒリしてるぅ……!」
三回戦目の今は、鈴音が俺に覆いかぶさり、鈴音の乳首を吸いながら尻を揉んでいた。
容赦なく乳首へと与えられる責めに鈴音は身悶え、悩ましい声で悲鳴をあげた。
「ああん、歩夢くん……ッ、強いわ……ふはっ……あはああぁっ!」
ますます強くなる乳首への刺激に鈴音は、首を左右に振りながら、切なそうな喘ぎを漏らす。
「鈴音、感じまくってるな。凄い硬くなってる」
「んふぅぅウンッ、だってぇ……歩夢くんにされてるのに……ひはあぁっ! 感じないわけないでしょ」
「そうだな……!」
「ひゃぁああああああんっ!」
吸引から舌を噛む責めに変えたとたんに、鈴音は大きな嬌声をあげた。
明らかに淫蕩な様子になったのを感じ取り、俺は気分をよくしてニンマリとした。
「やぁあああんっ、あああっ! 噛まれるのいいっ! 気持ちいいのおぉぉっ!」
「知ってるよ」
「……ぁあああんっ! そ、それいい! 噛まれるとぉっ、いっぱい感じちゃう! ふああぁ、ひゃあああんっ!」
痛みによって鈴音は高揚感に包まれていき、吐息が徐々に悩ましいものへと変わっていく。
「はひいいいんっ! ああんっ! おっぱいどんどんよくなっていくのぉぉぉ!」
募った官能で再度淫欲に火がついたようで、鈴音は愛撫に対し、喜悦に染まった反応を示してくる。
「じゃあ今度はこうしてやるか」
鈴音の淫らさに苦笑いしつつ、勃起した乳首を噛みながら思いっきり引っ張った。
「ひゃああああんっ! これ、すごっ、すごぉおおおおおいっ!」
勃起する乳豆に一回り強い刺激を受け、鈴音は嬌声を上げながら身体を揺すった。
「あ、あひいいんっ! そ、それ気持ちいいっ! 噛まれながら引っ張られるの感じちゃう!」
俺は鈴音の反応を楽しみながら、左右の乳首を噛み続けた。
「ひいいっ、もうダメえええっ、ふぁああああんっ! イッちゃうぅ! 乳首だけでイッちゃうぅぅぅ!」
変態マゾの鈴音が乳首を噛むだけで絶頂するのはわかっていた。
俺は止めとばかりに、噛みちぎる勢いで、上顎と下顎に力を入れ、鈴音の乳首に激痛を与えた。
「いひいいぃぃぃいいいぃぃぃっ!」
股間から勢いよく潮を噴き散らして絶頂に達した鈴音は、浅ましい淫声を張りあげ、乳房を揺すって悶え喜ぶ。
「ふひぃぃ、あはぁぁぁ……いひ……」
やがて鈴音の身体が痙攣しだした。
顔を見ると、いつもと同じように、下品な牝豚の表情になっている。
「絶頂してるところ悪いけど、そろそろ挿入させてもらうぞ」
「あ、あひぃ……ま、まっれぇ……」
「待たない」
「お、おねが……す、すこしらけぇ……も、もう少しれぇ治まるかりゃ……」
呂律が回らない状態で挿入を止めるよう懇願する鈴音。
そんなことをされても俺にとっては逆効果だ。
「はいはい。つまり挿入してほしいってわけだ」
「ち、ちが―――んほおおぉぉぉぉおおっ!?」
鈴音の言葉を無視して、強引に挿入する。
絶頂しているので、当然あそこはぐしょぐしょの状態でスムーズに挿入できた。
後は鈴音の膣内に欲望を吐き出せばいいだけだ。
その結果鈴音が壊れようが壊れまいが関係ない。
☆☆☆
五日目の朝。予想通り軽井沢の下着が盗まれた。だが原作にあった男子の荷物検査というイベントは行われていない。
なぜなら被害者である軽井沢以外に知っているのが俺と平田の二人だけだからだ。
五時過ぎに起床し、朝シャンを浴びようとしたところ、青ざめた顔の軽井沢に声をかけられた。
そこで下着が盗まれた報告を受けたというわけだ。
俺の忠告通り大事にならないように努めてくれたのは助かった。
ただ下着を盗まれるというのは本人にとって大変ショックな出来事だったようで、号泣する軽井沢を宥めるのは大変だった。
もしかしたら虐めのトラウマを思い出してしまったのかもしれない。
軽井沢を宥めた後に、俺から平田にこの件を報告した。
「やっぱり犯人って伊吹さんかな?」
食料捜しという名目で俺と軽井沢はベースキャンプから離れた森の中で話していた。ちなみに平田は他の連中と食料捜しに行っている。
軽井沢は震えた声で、犯人を推測する。
「軽井沢の言う通り、伊吹の可能性が高いと思う」
「でも男子の可能性も……」
少しでも安心させるために、伊吹が犯人であると断言するような言い方をしたが、本人はそうは決めつけられないようだ。
「もしうちのクラスの男子が犯人なら、軽井沢じゃなくて櫛田の下着を盗むと思う」
「……ちょっとそれどういう意味?」
癇に障ったのか、睨みながら訪ねてくる。
「軽井沢だってわかってるだろ。一番人気があるのが櫛田だって」
「そ、それはわかってるけど……でもさ……!」
「確かに軽井沢は可愛い」
「か、かわっ……!?」
「でも男子はギャルより清楚系が好きなんだ」
「か、可愛いって……」
ちょっと俺の話聞いてます?
軽井沢は顔を赤くしてぶつぶつ何かを言っている。
「一応、あたし彼氏がいるから……そういうの困るっていうか……」
「おい、俺の話を聞け」
「あうっ」
人の話を聞かないギャルにチョップをかました。
「い、痛いんだけどっ!?」
「人の話を聞かない方が悪い」
「こういうのってDVって言うんじゃないの?」
「ち、ちげぇし……!」
その単語を聞くとドキッとするからやめてほしい。
鈴音と星之宮先生を虐めてる俺にとって聞きたくない単語だ。
「とりあえず俺の話を聞いてくれ」
「うん」
「被害者である軽井沢は納得しないだろうけど、静観してくれないか?」
「このまま泣き寝入りしろってこと?」
元虐められっ子のくせに、基本強気なんだよなこの子……。
ちょっと面倒くさい。
「一応伊吹が犯人だって証明できるよう努力はするから」
「……わかった」
渋々納得する軽井沢。
「ちゃんとあたしの下着取り返してよね」
俺が取り返していいのかよ。
今の軽井沢の顔を見る限り、大分落ち着いたようだ。
先ほどわざと怒らせたのは正解だったな。
「等価交換で俺の下着をやろうか」
「………………は?」
「じ、冗談だ。そんな怖い顔しないでくれ……。とりあえずベースキャンプに戻るか」
「うん」
少し元気を取り戻した軽井沢を連れてベースキャンプに戻る。
戻った際に鈴音と愛里が俺をジト目で見ていたが気のせいだろう。
☆☆☆
「ごめん。私のせいで……」
「気にするな」
その日の夕方。俺と伊吹は、とある洞窟で雨をしのいでいた。
「でも私が足を踏み外さなきゃ」
「それを今さら言っても仕方ないだろ」
なぜ俺と伊吹が洞窟にいるかというと、話は30分前に遡る。
昨日と同じく、俺と伊吹は二人で食料探索をしていた。
伊吹は少しだけ俺に気を許したようで、軽く雑談をしながら森の中を歩いていた。
それが仇になった。
会話に夢中になってしまった伊吹が、傾斜のきつい崖で足を踏み外してしまったのだ。
隣にいた俺はとっさに伊吹の腕を掴んだが、そのまま二人で崖を転げ落ちてしまった。
幸い草木がクッションとなり、二人ともかすり傷程度で大きな怪我はしなかった。
お互い無事であることを確認し、ベースキャンプに戻ろうとしたところで、急に雨が振りだした。
俺と伊吹は、近くにあった洞窟に避難し、雨が止むまで洞窟で待機することにしたのだ。
「それよりお互い怪我がなくてよかったな。一瞬死ぬかと思ったぞ」
恐らく10メートルはあったと思う。
もしかしたら原作で綾小路が鈴音と一緒に落下した場所なのかもしれない。
「私も。てか本当にあんた大丈夫なの?」
「なんでそんなこと聞くんだ?」
「だ、だって……私を庇おうとして……だ、抱きしめてくれてたし……。頭とか打ってたら大変でしょ」
そうなんだ。
咄嗟に伊吹を助けようとしたため、伊吹を両腕でしっかり抱きしめた状態で転げ落ちてしまった。
つまり伊吹は発情しているのだ。
今のところ頬を紅潮させている程度だが、いずれ俺を求めてくるだろう。
「そりゃ伊吹は女の子だからな。怪我なんてしてほしくないし」
「そ、そっか……」
本当は龍園が失脚するまで伊吹に手を出したくはなかった。
けれどこうなってしまっては仕方ない。
リスクはあるが、伊吹を抱いてしまおう。
可能ならば俺のスパイになってもらう。
「ありがと……。こんな女の子扱いされたの初めてかも……」
伊吹と二人で行動して分かったことがいくつかある。
まずは龍園を本気で嫌っていること。原作より扱いが酷いため、原作以上に龍園を嫌悪しているようだ。
それと自分が置かれている立場に悲観していること。ため息の数が多いし、時折虚ろな目をしている。精神的に参ってる様子だ。
そして最後は女の子扱いに慣れていないこと。恐らく幼少時から男子と一緒に武術を習っていたのが影響しているのだと思う。
俺が女の子扱いすると、軽口は叩くが、どこか嬉しそうな顔をしていたのが印象的だった。
「そんなに可愛いのに?」
「あんた、よくそんなこと言えるわね」
「俺は事実を言ってるまでだからな」
「……っ」
褒められるのに慣れていないのか、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
それに内股でもじもじしている。
照れ隠しじゃなくて、発情が原因のようだ。
「あ、あのさ……」
「なんだ?」
「その……馬鹿なことを言うんだけどさ」
「ああ」
「あんたには借りがあるから、今のうちに返そうと思って」
そうきたか。
助けてくれたお礼に、私のことを好きにしていいってパターンか。
いや、伊吹がそんなこと言うわけないか。
「そっか。それで何をしてくれるんだ?」
「今のわたしは何もない。端末もないからポイントも譲渡できないし、何かを奢ることも、買ってやることもできない」
「そうだな」
「だ、だからさ……その……私を……」
発情してしまった美少女が近づいてきて、俺にぴたっとくっつく。
彼女の息が荒くなっているのがわかる。
見下ろすと顔は蕩けていて、あいかわらず内股でもじもじしている。
「す、す、す、好きに……好きにしていいから……!」
本当に言いやがった。
あの伊吹澪が、話し始めて三日の男子に身を委ねようとしている。
「好きにしていいって……つまりお前を抱いていいってことか?」
「そ、そうだよっ!」
はっきり言葉にされたのが恥ずかしかったようで、声を荒げて伊吹が答えた。
「そっか。でもいいのか? 伊吹も俺の噂を知っているだろ」
「知ってる。でもあんたと付き合おうとは思ってないから。だからあんたに女がいようがいまいが、私には関係ない」
「お、おう……」
ならば美味しく頂くとしよう。
女子にここまで言わせて、抱かないというのは万死に値する。
俺は伊吹澪を抱く。
そしてセックスの虜にさせてやる。
俺は震えてる彼女を抱き寄せ、優しく口づけをした。
伊吹のエッチシーンは次回です!