翌日の午前10時。
俺は憔悴しきった橘先輩を帰らせ、椎名ひよりに会いに行っていた。
もちろん場所は図書室。
椎名にとっての楽園だ。
「おはようございます」
「おはようさん」
俺は先に到着していた椎名に挨拶を交わし、真正面に座る。
そして俺は持参した紙袋を椎名に渡した。
「これ、前に言ってたラノベ」
「ありがとうございます」
俺は椎名にラノベを貸す約束をしていた。
「私も何冊かお勧めの本を持ってきました」
椎名もやや小さめの紙袋を鞄から取り出した。
「推理小説です。上里くんに合えばいいんですが」
「読みやすいの選んでくれたんだろ。多分大丈夫じゃないか」
「だといいのですが」
「俺のは学園青春ラブコメなんだけど」
本当は禁書を貸そうかと思ったがいきなり40冊以上発刊されている作品はきついと思ったので、10冊以下の作品を用意した。
「ラブコメですか」
「椎名には新鮮かと思って」
「そうですね。これで全巻ですか?」
「ああ。まだ完結はしてないけどな」
椎名が気に入ってくれれば他の作品も貸してあげよう。
そのうち漫画やアニメをお勧めするのもいいかもしれない。
「あ、そうだ。持ち帰る時はこっちの紙袋に入れ替えてくれ」
紙袋の中から違うデザインの紙袋を取り出す。
「なぜですか?」
「同じ柄の紙袋だと俺と椎名の関係が怪しまれるかと思ったから」
もし俺が持ってきた紙袋を椎名が持っていたら絶対に怪しまれる。
「……なるほど。上里くんは慎重な性格をしてるのですね」
「まぁな」
これなら俺が持ってきた紙袋だとばれることはないだろう。
椎名の紙袋は小さいサイズなので鞄に入るから問題なし。
「お気遣いありがとうございます」
「いや」
目的は済んだが俺たちはお昼まで本について語り合った。
椎名は珍しく、自分から積極的に話題を広げるようなトーンで言葉を放っていたのが印象的だった。
やはり本に関しては饒舌になるらしい。
好きなことになった時の椎名の表情は、キラキラしていて魅力的だった。
「もうこんな時間ですか」
壁時計を見ると12時を過ぎた頃だった。
「そろそろ帰るか」
「はい。本当ならこのまま昼食でもお誘いしたいところなのですが……」
「それは無理だな」
「ですね。それではお先に失礼させていただきます」
「ああ、またな」
椎名は今日も汗の影響で透けブラだった。
これで二回目だ。
もしかしたら誘っているのだろうか……。
椎名に限ってそれはないか。
「俺も帰るか」
椎名が図書室を後にしてから5分。
椎名から借りた小説を鞄にしまい、下駄箱に向かう。
夏休みの学校も冷房はガンガン効いており、ブレザーを着ていてもちょうどいい位だ。
「あ、上里くん発見~」
いきなり左腕に柔らかい感触を感じる。
「どうも」
「やっほ~。元気してた?」
「はい、先生も元気そうですね」
星之宮先生とは特別試験以来顔を合わせていなかった。
たまに連絡は来ていて、特別試験の後処理で忙しいと愚痴を吐いていた。
「まぁね~」
「それよりここ学校ですよ。生徒の腕に抱きつくのはやばいんじゃないんですか?」
「ここは監視カメラがないから大丈夫よ~。それよりこっちに来て」
腕を引っ張られ人気のない場所に連れていかれる。
この先生はもう少し危機感を持って欲しい。
「なんですか?」
さすがに人気のない場所でも、誰も来ないとは限らない。
俺は早く要件を訊きだし、帰宅しようとする。
「今日この後って暇?」
「すみません。予定が入ってます」
これは事実だ。今日は珍しい人物と遊ぶ約束をしていた。
綾小路だ。
櫛田との仲を探りたく、綾小路を遊びに誘ったところ、秒で了承を貰った。
「予定って私より大事なこと~?」
なんか面倒くさい女を演じてきやがった。
「数少ない同性の友人なので」
「そこをなんとかならない?」
「うーん」
「……あのね、上里くんにいい話があるの」
耳元で星之宮先生が囁く。
もしかして原作じゃ描かれなかった内容なのだろうか。
「どんな話ですか?」
「それは……私の部屋で、ね?」
どうやら彼女を抱かないと教えてくれないようだ。
「……わかりました。何時に行けばいいんですか?」
「この後すぐ。いつも通り変装してきてね」
「了解です」
綾小路は悪いが、遊ぶのは明日に延期してもらおう。
「好きなだけ道具使っていいからね」
胸を押しつけながら星之宮先生が妖艶に囁いた。
彼女の部屋にはあらゆるアダルトグッズが置かれている。
ヒロインたちに使うかどうか迷ったが、使わないことにした。
アダルトグッズなんて使ったら、ヒロインたちに教師に手を出していることがばれる可能性が高くなるからだ。
アダルトグッズは18歳以上ではないと購入ができない。
そもそも敷地内に販売されていないので、通販や敷地外で購入が可能な人物に限られる。
つまり俺がアダルトグッズを持っていたら、一番接点を持つ大人である教師から譲り受けたのは明白である。
「いいんですか?」
「いいわよ~。もちろん君のオチンポで私を絶頂させてからだけどね」
「そうですか。星之宮先生はすぐに絶頂するので楽勝ですね」
俺はそう言い、彼女の胸を右手で乱暴に鷲掴みする。
「んぁっ!?」
「それじゃ先に帰りますね。また後で」
「も、もう……」
星之宮先生は、一瞬で牝の表情になっていた。
ドMの彼女が相手だと原因が分かりづらい。
☆☆☆
「お邪魔します」
「いらっしゃい~」
星之宮先生の部屋に上がるとすぐに抱きつかれた。
「遅いわよ。ずっと待ってたんだから~」
「これでも急いで来たんですけどね」
星之宮先生と別れてからまだ30分しか経っていない。
よほど発情していたのだろう。
息が相当荒くなっており、抱きつきながら股間を俺の脚に擦りつけている。
「ねえ、早くしよ?」
「分かりました。それより先にいい話を教えてくれません?」
セックスが始まったら長くなりそうなので先に訊いておきたい。
「あー、あれね。……実は嘘なのよね」
「……え?」
「だ、だってこうでもしないと抱いてくれないじゃない。だから嘘ついちゃった」
星之宮先生がペロっと舌を出しながら悪びれる様子もなく言う。
「嘘だったんですか?」
せっかく綾小路との約束を延期してまで来たっていうのに……。
「ごめんね~」
「っ……」
普段の調子で謝罪の言葉を放つ星之宮先生にイラッとしてきた。
抱いてほしいなら素直にそう言ってくれればよかったのに。
もちろんこれくらいで切れるつもりはないが、先生には少し痛い目にあってもらおう。
これからもこの調子では俺が困る。
「……帰ります」
「え」
発情している牝教師を引き離し踵を返す。
「ま、待ってっ!」
予想通り俺を引き止める星之宮先生。
背中に柔らかい感触が伝わってくるが我慢だ。
「そ、そんな怒らなくてもいいじゃない。ね……?」
「すみません。俺、人に嘘つかれるのが一番嫌いなんですよね」
「あ……」
「だから今日は帰ります」
ドアノブに手をかけた瞬間、星之宮先生が回り込んできた。
俺が怒るのは予想外だったようで、表情に焦りの色が見える。
「ご、ごめんなさいっ! 謝るからっ! だから帰らないでっ!」
あそこが相当疼いてるようで、内股を擦りながら必死に謝る星之宮先生の姿を見て、笑いそうになってしまう。
「もう嘘もつかないからっ! 上里くんを怒らせるようなことはしないからっ!」
「どうしようかな」
「お願いよ……あ、朝まで私の身体好きにしていいから……ね?」
上着とスカートを捲り、下着を晒しだした。
こんな姿を見たらBクラスの生徒たちが発狂するのは間違いないだろう。
「それじゃ誠意を見せてくれませんか?」
「誠意……?」
「はい」
さて、星之宮先生はどんな対応をしてくるだろうか。
セックスのことしか頭にない馬鹿女だから、フェラで奉仕でもしてきそうだな。
「それじゃ」
星之宮先生はそう言うと、俺の足元に跪いた。
もしかして土下座でもするのだろうか。
だが俺の予想はすぐに裏切られた。
「れろっ……んちゅ……じゅるっ……」
「……何してるんです?」
「え? せ、誠意を見せろって言うから……靴を舐めて綺麗にしようかと思って……」
予想を超える彼女の対応に絶句する。
まさかギャグ漫画以外で靴舐めを見れるとは思わなかった。
某超能力主人公の父親が靴舐めで会社の上司に媚びを売っていたのを思い出す。
「え、えへへ……綺麗にするからね……れろ……」
一か月以上も洗っていない汚れた靴を愛おしそうに舐める星之宮先生。
呆気にとられていたが、自ら人権を損なう行為をする彼女を見て喜悦してしまう。
星之宮先生はそのまま俺の靴を舐め続ける。
涎を垂らし、汚れ全体に行きわたるように舐め回す姿は惨めそのものだ。
時折、媚びた目つきで俺を見上げてくるが、無表情で見下ろすとすぐに靴舐めを再開した。
「ど、どう……? 誠意伝わった……?」
左右の靴を5分ずつ舐め終えると、星之宮先生が訊ねた。
「……そうですね。伝わりましたよ」
「それじゃ」
「はい、抱いてあげます」
☆☆☆
「きゃああっ! あひっ、あひぃ! ひいいっ! またイッちゃうっ! きゃひいいいぃぃ!」
あれから二時間が経過した。
俺は星之宮先生の誠意に答え、彼女を満足させるべく激しく責め続けている。
すでに五発も精液を膣内に注入しているが、当然俺は限界に達していない。
「まだ射精しますよ!」
「ひいいいっ! あっあああああぁ!」
そんな俺とは反対に、星之宮先生は官能の限界。絶頂し過ぎて咆哮し続けている。
「んおっ! うあぁぁぁっ! イクっ! イッちゃうぅぅぅっ!」
「ほら、イけっ!」
肥大化したクリトリスを思いっきり捻りつぶす。
「ひゃひいいいいぃっ!?」
その瞬間。膣穴に大量の精液が注入される。
星之宮先生はアクメに突き抜け、けたたましい声をあげた。
「あっ……あん、い、いやぁ……あああぁ……」
温かな粘液が胎内を満たしていくのを、身体を痙攣させながら感じる星之宮先生。
「はう、うっ、あ、だ、だめぇ……」
「ん?」
「あはあぁぁぁ……」
アクメのエクスタシーに恍惚とした星之宮先生は、勢いあまって失禁し、はしたない音を立てて金色の排泄液をベッドにぶちまける。
知らない間に、たっぷり膀胱に尿を溜め込んでいたようで、大量のおしっこを撒き散らし、ベッドのシーツをびしょ濡れにして、アンモニア臭い湯気を濛々と湧き上がらせた。
「あぅぅっ……はぁはぁ……あはぁ……」
「星之宮先生、なんてザマなんですか……」
「んぁっ!」
俺は星之宮先生を面罵しながら、射精し終えたペニスを膣から抜いた。
「イキながら小便を漏らすなんて、とんだ変態ですね」
「あうぅ、言わないでぇ……」
「そんな先生にはお仕置きをしないとですね」
「あっ……してぇ! お仕置きぃ! 失禁する無様な牝教師にお仕置きしてぇ!」
担任も学級委員長もお漏らしして、お仕置き好きとは……。
Bクラスは終わってるのかもしれない。
「それじゃ約束通り道具使わせてもらっていいですか?」
「も、もちろんよぉ! 使ってぇ! 沢山使って私を壊してぇ……!」
「……いいんですね」
俺はお望み通り、星之宮先生を壊すことにした。
きっと彼女は後悔することだろう。
自分を壊してほしいと安易なお願いをしたことを。
☆☆☆
「んぐあああぁ! ごおおおおおおぉ!?」
ボールギャグを噛まされた惨めな状態で、悲痛な呻き声を上ずらせる。
しかも私は、四肢の自由を剥奪され、動けない生肉人形と化して、性の玩具たちの嬲りものにされていた。
(ああぁ、だめぇっ……これだめ! 死んじゃう! イキすぎて死んじゃうぅぅぅ!)
ひりつく性感スポットに浴びる限度を超えた快楽責めに、自由にならない四肢をばたつかせて、私は暴れた。
上里くんは私をテーブルに拘束すると、身体中に玩具を装着した。
乳首とクリトリスには、クリップとローターが一体になった邪悪な玩具を。
アナルとヴァギナにはいくつかのローターを乱暴に突っ込まれた末、それぞれに対応した蠢くタイプのバイブを挿入された。
すべて私が買ったものだけど……。
その上で、上里くんは容赦なくそれぞれのスイッチを入れ、無情にも部屋を出て行ってしまったのだった。
「んぐぅおおおおぉ! んごごごおおおぉ!」
私は玩具たちの無機質な責めに全身の性感帯をただひたすらいたぶられて、際限のない絶頂を繰り返す。
(ああ、やだ! またイッちゃう! これだめ刺激が強い強い強い強い! イッちゃう! イクイクイク!)
再び絶頂が私を襲う。
「んぼおおおぉぉぉ!!」
玩具たちは私が絶頂したからといって、止まってはくれない。
「ぎょえええええええっ!」
地獄のような連続アクメを決めさせられ、もはや人のものとも思えない、壊れきった叫び声を上げる。
いったいこれで何度目の絶頂になるのかも、もはや判然としなかった。
それでも玩具たちは、なおも私を嬲り続ける。
不気味な振動音を響かせて狂ったように震えては、乳首を、クリトリスを、割れ目の奥を、肛門を、残酷極まりない快楽責めで抉り立てる。
「ん゛おおおぉぉぉ! お゛お゛ああぁぁぁっ!」
ボールギャグのせいで開きっぱなしにさせられた口から、粘度の高い涎が糸を引いて飛び散った。
手を、足を、テーブルに張りつけられた胴体を、狂ったように揺さぶって、またも迫りくる悪魔のような恍惚感に狂乱する。
(まだイッぢゃう! これほんどわだし死ぬうううう! イキすぎて死んぢゃうううう!)
発情しっぱなしの肉体に、またもアクメの大波が襲いかかろうとしている。
甘酸っぱい疼きが、クリトリスを、乳首を、ジンジンと拍動させ、ほじくり返される膣奥や肛門を、排泄欲求の数百倍もの快美感で恍惚とさせる。
「んぎょおおおおぉぉぉぉ!?」
尿をぶちまけながら絶頂を全身を駆け巡る。
(壊してと言ったけど本当に壊されるなんて……)
私の目に狂いはなかった。
女性相手にここまで酷いことを出来る男性がいるなんて……。
やっぱり上里くんは最高だ。
私のご主人様にぴったりの男性だ。
私はずっと探していた。
私を性処理の道具のように扱ってくれて。
私を嬲ってくれて。
私を暴力で支配してくれて。
私を淫乱な牝豚にしてくれる。
そんなご主人様を探していたのだ。
(でも上里くんの性奴隷になる前に本当に壊れちゃうかも……)
快楽地獄がここまでのものとは思わなかった。
先ほどから絶頂直後に失神しかけるが、上里くんの手先である残酷な玩具たちは、新たな快楽を私に与えて、気を失うのを許してくれない。
(あああ、きもぢい゛い゛のおおお! きもぢい゛い゛い゛い゛! まだイグ! まだイッぢゃうううう!)
涎を、愛液を、おしっこを、恥も外聞もなくあっちの穴からこっちの穴から撒き散らしては、心の中で狂ったような絶叫をする。
心と身体がズタズタに引き裂かれ、身体はまたもじわじわと、蕩けるような快美感一色に染まっていく。
「んぼお゛お゛お゛ぉぉぉぉぉ!!」
テーブルの脚をガタガタと暴れさせ、またも私は天空高く突き抜ける。
そして私は生まれて初めて脳みそがおかしくなっていくのを感じた。
次回も続きます!