翌朝。私は彼の腕の中で目を覚ました。10日ぶりに味わう彼の腕枕は寝心地がよかった。
「気持ちよさそうな寝顔してるわね」
彼の寝顔を見るのも久しぶりだ。昨晩の情事が嘘のように穏やかな表情をしている。
彼から求められるのを待っていたが、結局私から求めてしまった。
でも後悔はしていない。
だってあんなに私の身体に夢中になってくれたから。
むしろつまらないプライドに拘って彼を求めなかったことを後悔しているくらいだ。
(昨晩は凄かった)
彼の部屋に入るとすぐに抱きしめられた。
私は唇と尻を犯されただけで、すぐに濡れてしまった。
そしてそのまま身体を重ねた。
玄関で互いを貪り合った私たちは、ベッドに移動してからも、性交し続けた。
何度注入されたかわからない。
私の中は彼の精液で満たされていた。
「そういえばアレを消さなきゃいけないわね」
重たい体を起こし、テーブルの上に置いてある彼のスマホを手に取る。
目的は私の如何わしい写真を削除するためだ。
(私をおかずにしてくれたのは嬉しいけれど……他の人に見られたくないもの)
私が彼を求めなかった10日間。彼は私の写真で性欲を満たしていたらしい。
他の女子に手を出していなかったのは嬉しかった。
私は彼の彼女ではないので、彼が他の女子に手を出しても、文句を言う資格はない。
ただ面白くないと思うのは自由だろう。
「……駄目ね。ロックが解除できないわ……」
彼の生年月日を入力したが、解除出来なかった。
他に思い当たる4桁の番号はないので、私は写真を削除するのを諦め、そのままお手洗いに向かおうと立ち上がった瞬間、膣からとある液体が垂れてきた。
(凄い……。まだこんなに残ってたのね)
彼がたっぷり注入してくれた精液だった。
なんだろう。
私の体内から排出されてると思うと、寂しく感じてしまう。
10日前まで、こんなこと思ったことなかったのに……。
☆☆☆
朝目覚めると、堀北が台所で洗い物をしていた。
(おかしいな。洗い物は溜めてなかったと思うんだけど)
ゆっくり堀北の下に近づいていく。
「起きたのね」
「ああ。おはよう」
「おはよう」
「朝からなにしてんだ?」
堀北はパンツ一丁の俺と違い、制服を着ていた。俺が購入してから一度も使用していないエプロンも身につけている。
「シンクを掃除してるのよ」
「シンク?」
「水垢が凄かったから。駄目じゃない、定期的に掃除しないと」
朝から説教されてしまった。
シンクの水垢以外にも、冷蔵庫に食品が入ってないだの、トイレが汚いだの、色々と小言を言われる始末である。
俺は説教を聞き流し、堀北のエプロン姿を目に焼き付けていた。
すると昨晩あれだけ抱いたのに、堀北を犯したい衝動にかられてしまった。
「とりあえず使用していないコップも洗っておく―――きゃっ」
興奮が収まらず、堀北を後ろから抱きしめた。
「ち、ちょっと……」
「悪い。堀北の中に入れたくなった」
「そんな……。朝からだなんて……、それに学校があるのよ」
「まだ6時だ。時間は十分にあるだろ」
堀北は困惑した声を上げつつも、抵抗しない。
なぜなら右手で堀北に触れてしまってるから。
「で、でも……」
「たまには朝からもいいだろ」
発情した堀北に悪魔の囁き攻撃をする。
「……一回だけよ」
「わかった」
堀北は呆れて言いながら、くいっと、可愛らしいお尻を突きだしてくれた。
朝から堀北を抱ける喜びを噛みしめながら、下着を降ろそうと、スカートを捲ると……
「……なんだ。堀北も期待してたんじゃないか」
ノーパンだった。
お尻には俺が付けてしまった引っ掻き傷が残っている。
「勘違いしないで。下着が汚れてたから穿いてないだけよ」
「そっか。堀北はすぐに下着を濡らすからな」
「……っ。誰のせいだと思って……っ!」
怒られそうだったので、すぐに堀北の秘部を指で触れた。
「んっ……」
既に秘唇はしっとりと濡れて、中を弄るとぬかるんだ粘膜が指に絡みついた。
「ほら。もう濡れてるじゃないか」
「……いいから早く入れて……」
「わかったよ」
俺は既にはち切れそうな勃起を秘穴へと宛がった。
「あっ……んんんっ……あっ、ああっ……はぁっ……」
ぐっと腰を前に突き出すと、すんなりと朝立ちの肉棒が堀北の膣内へと呑み込まれていく。
「んんっ……あっ……はぁあ……」
「動かすぞ」
堀北の返事を待たず、俺は腰を前後に動かしていく。
「あっ……それ、いい……んっ、んんっ……おちんぽ、ゆっくり擦られるの……」
ぴったりと腰を押し付けたまま揺すると、堀北は背筋を仰け反らせて身悶えた。
「あんっ、あっ、んっ、んぁっ!」
堀北は出し入れしやすいようにしっかりと足を踏ん張っている。
「あっ、んっ、……もう……パンパンって、音立てすぎよ……ふぁっ」
「堀北の膣が気持ちいいから仕方ないだろ」
「……なら……しかた……んんっ……ないわね……はぁんっ!」
膣奥を突き上げるたびに堀北は艶めかしい吐息をこぼし、押し寄せてくる快感に集中している。
「あっ、んっ、んぁっ……おちんぽ、好き……。上里くんの、大好き……あっ、ひぃんっ!」
堀北の朝から大胆な言葉に、俺は自然とピストン運動を早めていった。
「あっ、あっ……あんっ、やぁんっ……んぁっ、はぁっ……ふぁっ!」
堀北の嬌声に急かされるように、腰の動きは激しさを増していく。
(あ、もう
朝一で聞く堀北の喘ぎ声は、まるで麻薬のように、射精感を強くしていった。
「堀北、俺、そろそろ……」
「あっ、あんっ、きて、いっぱい出してっ!」
俺は堀北の腰を掴み、大きなストロークで思い切り膣穴を穿つ。
「あっ、あぁんっ、すごいっ、イくっ、イっちゃうっ!」
すぐに堀北の身体がぐっと仰け反り、膣壁がペニスを締め上げてきた。
「
崩れ落ちそうになる堀北の腰を捕まえながら、俺は目もくらむような強烈な射精感に身を震わせた。
熱いたぎりが竿を昇っていくのを感じた俺は、放出寸前で肉棒を引き抜き、堀北の身体へと向ける。
「ふああぁぁああぁぁっ!」
堀北の綺麗な黒髪と制服に精液を豪快に浴びせる。
堀北は絶頂したようで、嬌声を響かせて、身体を悩ましくよじらせている。
「んひぃっ……あぁぁああっ……」
俺は脱力していくザーメンにまみれた堀北を眺めていた。
美少女が精液まみれになる姿はなんとも艶めかしく、眺めていると興奮が冷めやらない。
「気持ちよかったぞ、堀北」
「……はぁはぁ……」
ぺたりと座り込んだ堀北に声をかけるが反応はない。
「シャワー浴びてくる」
このままだと二回戦に突入しそうだったので、堀北を置いて俺は浴室に向かった。
シャワーを浴び、部屋に戻ると、堀北は座り込んだままだった。
「朝から最悪だわ」
「え」
なんか知らないけど堀北が怒ってるようだ。
「なんで髪と制服にかけるのよ」
「どうせ制服はクリーニングに出すから汚してもいいかなって」
顔面やスクール水着にぶっかけたことはあるが、制服は初めてだった。
「髪べとべとじゃない」
ため息をつきながらゆっくり起き上がる堀北。
「どうせシャワーも浴びるんだからいいだろ」
「そうだけれど」
「それと前から思ってたことがあるんだけど」
「なに?」
初めて堀北を抱いた日から思っていた。
恐らく俺以外の男子もそれを見れば共感してくれるはずだ。
「堀北ってザーメン似合うよな」
直後に、原始的な暴力の音が連続した。
☆☆☆
(生まれて初めて女子にボコボコにされてしまった)
折檻を受けた俺は重たい体を引きずりながら学校に辿り着いた。
俺の褒め言葉を侮辱ととらえた堀北の怒りは凄まじかった。
(そういえばコンパスで綾小路を刺してたっけ)
堀北の原作での愚行を思い出した。
もしかしたら堀北はヤバイ奴かもしれない。
これからは失言しないように気をつけないと。
言葉責めもセックス中限定にしよう。
「おはよう」
考え事をしているうちに、綾小路がやって来た。
「おはようさん」
「なんだか疲れた顔してるな」
「色々あってな」
セックスだけだったら、疲れた表情は見せない自信はあったんだけどな。
「堀北とか?」
「……なんで堀北となんだ?」
「昨日、堀北がずっとお前の部屋の前で待っていたからな。何かあったのかと思ったんだ」
そうだった。堀北は部屋の前で俺を二時間以上も待ってたんだった。
綾小路以外にも見られてる可能性は高い。
「堀北とはAクラスを目指す協力関係を結んでいてな」
「そうだったのか」
「ああ。その話し合いをするために俺を待ってたんだ」
原作と違って、堀北は綾小路に声をかけていない。
なので綾小路は原作より自由な高校生活を送っている。
(本当は堀北にも目立って欲しくないんだよな)
Aクラス入りを目指す堀北は、いずれクラスを引っ張る存在になり、他のクラスにも名を知られるようになる。
それだけなら問題ない。
ただCクラスにはドラゴンボーイがいる。あいつに目をつけられると厄介だ。
ただ何を仕掛けてくるかはわかっているので、綾小路が龍園を潰してくれるまで、上手くやり過ごせば大丈夫だろう。
「Aクラスか」
「『夢は大きく志は高く』ってことだな」
「そうか」
綾小路と話してるうちに、次々と生徒が登校してきた。
堀北も登校してきたが、挨拶を交わしただけだ。
昼休み。焼きそばパンを食べようとしたところ、平田が声をかけてきた。
「上里くん、ちょっといいかな」
「いいぞ」
「中間テストの勉強会のことなんだけど、今日から行おうと思うんだ」
「そうか。わかった」
俺は平田に勉強会の講師を頼まれている。
原作より遅めの勉強会開始になってるが、過去問もあるので問題ないだろう。
「それじゃ放課後よろしくね」
「ああ」
勉強会は夕方5時から二時間行うことになっている。
俺が勉強会の講師を受けた理由は一つ。
一之瀬帆波と接触するためだ。
作戦はこうだ。
まず俺が担当する生徒たちを図書室で勉強させる。目立つように五人以上が望ましい。席はなるべく一之瀬のグループの近くに座らせる。ちなみに一之瀬のグループが図書室でテスト勉強をしていることは確認済だ。
(コミュ力が高い一之瀬だ。恐らく声をかけてくるだろう)
俺個人で図書室でテスト勉強をしていても声をかけられることはないだろう。集団を率いて目立つことで可能性が高まるのだ。
なぜなら一之瀬はBクラスの学級委員長。
Dクラスといえど、目立つ存在はチェックしようと、接触してくるはずだ。
(本当は目立ちたくないけど一之瀬とセックスするためだ)
もちろんすぐに一之瀬に
まずは他クラスで一番仲が良い男子を目指す。
そしてある程度信用される存在になったら美味しく頂く。
これが『一之瀬帆波ゲット作戦』の全容だ。
「勉強会に参加するのね」
今日も美味しそうにサンドイッチを食べる堀北が訊ねた。
「ああ。堀北はどうするんだ?」
「私が参加すると思う?」
「しないな」
「ええ。大体、誰かさんのせいで予習と復習の時間が確保出来てないもの。他の人に教える余裕はないわ」
誰かさんって俺のことだろうな。
つまりセックスで忙しくて勉強できてないってことか。
なんてふしだらな生徒なんだ。
「そうか。ならテスト期間中は控えないとな」
「………………………………そうね」
間がすごいな。
もしかしてテスト期間中もセックスするつもりだったのか。
「お互い頑張ろうな」
「ええ」
テスト終了後のセックスは凄いことになりそうだ。
これは覚悟しておいた方がいいかもしれない。
(それより堀北に仕返しをしないと)
俺の肉体を傷つけた罰を与えてやらなければ。
やられたらやり返す。
もちろん喧嘩じゃ堀北に勝てないので、俺がする仕返しといえば、
前回は昼休みに発情させた。たった二時間我慢しただけで、堀北のあそこは限界を迎えた。
なので今回は朝一から発情させることにする。
堀北には一日中身悶えてもらう。
発情しながら授業を受けるがいい。
「ククク」
「その気持ち悪い笑い方やめてくれる?」
いくらでも俺を罵るがいい。
明日すべてお前に返ってくるんだからな。
ナイスザーメン