放課後。俺は何人かの生徒を引き連れて図書室にやって来た。
図書室には読書やテスト勉強をしている生徒たちが見受けられるが、人数は思ったより少なかった。
俺は早速一之瀬のグループを探す。この人数ならすぐに見つかるだろう。
(見つけた)
一之瀬のグループは部屋の中央にあるテーブルで勉強をしている。
「上里くん、どこ座ろっか?」
「あそこでいいんじゃないか」
櫛田の質問に適当を装って答える。
櫛田桔梗。
表ではみんなに優しい優等生キャラを演じてるが、中身はクズの女子だ。原作で綾小路が退学させると言ってたが、9巻時点では退学はしていなかった。
(10巻見たかったな)
俺が死んだのは10巻の発売直前だった。よう実の10巻を読めなかったのが、唯一の心残りと言えるだろう。
「そうだね。みんな、あっちの席だって」
櫛田に促され、生徒たちが、一之瀬のグループから一つ空けたテーブル席に座っていく。
「あ、桔梗ちゃんだ」
「帆波ちゃんだ。こんにちは」
どうやらこの時点で櫛田と一之瀬は顔見知りのようだ。
(櫛田を連れてきたのは大正解だったな)
もし顔見知りなら櫛田に俺を紹介して貰おうと思っていた。
作戦が順調すぎて、思わずにやっと口角が上がる。
「桔梗ちゃんたちもテスト勉強?」
「そうだよ。帆波ちゃんたちも?」
「うん。桔梗ちゃんが教えるのかな?」
「ううん、私は教えられるほう。教えるのは彼だよ」
櫛田はそう言うと、俺の袖を引っ張り、一之瀬の前に立たせた。
「私は一之瀬帆波。一応Bクラスの学級委員長やってます。よろしくね! えっと……」
「上里歩夢だ。よろしく頼む」
「上里くんだね。うん、よろしく!」
大きい。大きすぎるぞ一之瀬。何が大きいとは言わないけど。
隣に立ってる櫛田も大きいが、レベルが違う。
「それじゃまたね」
「ああ。櫛田、勉強始めるか」
「うん」
それからは一之瀬と会話することなく、勉強会に集中した。ちなみに俺たち以外の参加者は佐藤、篠原、松下、王、井の頭、沖谷の合計八人だ。思ったより大所帯になった。
佐藤たちは三馬鹿と違い基礎は出来ていたので、教えるのにそこまで苦労はしなかった。
(そういえば三馬鹿はどうするんだろう)
原作だと堀北が教えることになるが、俺のせいで他人に教える余裕はないとのことだ。櫛田も俺の勉強会に参加してもらってるので、あいつらに教える人がいない状況だ。
(櫛田に頼んで中卒がどれだけ恐ろしいか伝えておくか)
高校を退学になったら地獄だろう。華の高校生から中卒無職にジョブチェンジである。高校に入りなおしたら、同級生より一つ年上であることを卒業まで弄られる。就職しても低い給料で働かされるだけ。待ってるのは地獄だ。
(まったく兄貴と同級生になんてなりたくなかったぜ)
俺以上に駄目な人生を送っている兄貴を思い出した。ちなみに兄貴の名前は
「急にため息なんてついてどうしたの?」
「あー、いや……嫌なことを思い出してた」
「嫌なこと?」
「櫛田が気にすることじゃない。それより勉強の方はどうだ?」
「うん、みんな基礎が出来てるから教えるのは楽だよ」
「そうか」
櫛田も教えられる体で参加しているが、佐藤たちに教える時間の方が多い。
(本当に表面だけ見ると完璧な美少女なんだよな……)
今のところ櫛田とは良好な関係を築けている。
このまま龍園と手を組まないで欲しいところだが無理だろう。
堀北がいる限り、櫛田はクラスを裏切り続ける。
(綾小路が櫛田を退学させる直前に抱かしてもらおう)
中身を差し引いても櫛田は抱きたいと思わせるほどいい女だ。
ただ肉体関係を結んでしまえば、俺のハーレム計画が狂うのは確実である。
櫛田は承認欲求が人一倍強い。そんな人間が自分以外の女を抱くのを許してくれるはずがない。ましてや堀北も抱いてると知ったら修羅場確実だ。
なので櫛田を抱くとしたら、必然的に退学直前になる。
「上里くん」
「どうした?」
「そろそろ二時間経つから、今日はここまでにしない?」
「……そうだな」
櫛田に言われ、スマホの時計を見ると、午後七時になる頃だった。
「それじゃ今日はここまでにしよう。自習はしないでくれよ」
「なんで自習しちゃ駄目なの?」
佐藤が訊ねる。
「集中力の問題だな。これから毎日二時間勉強会を行うんだ。帰宅してから集中して勉強する自信あるか?」
「……ないかも」
「だよな。それに中間テストは範囲が狭いから、勉強会だけで十分いい点数が取れると思う」
「そうなんだ」
それに奥の手があるからな。過去問は平田に部活のパイセンから入手出来ないか相談しよう。
原作通り櫛田に協力してもらうのもありだが、龍園に要注意人物として報告されるのは困る。
暴力の化身とはなるべく関わりたくない。
全員が帰ったのを確認し、図書室を後にしようとしたところ、一之瀬に声をかけられた。
「お疲れ様ー」
「ああ、お疲れさん」
Bクラスも残ってるのは一之瀬だけだった。周りを見渡すと、他の生徒たちも退室してるようで、図書館に残ってるのは俺と一之瀬の二人だけだった。
(ここで監視カメラがなければエッチするのもありなんだけどな)
校舎で監視カメラが設置されていない場所は限られている。大量の本が保管されている図書室は当然設置されている。ここで行為に及べば二人とも即退学だろう。
「よかったら一緒に帰らない?」
「……いいけど」
出会って初日の異性にそんな誘い方しちゃ駄目だろ。
俺じゃなかったら絶対勘違いするからね。
「ありがとう。それじゃ帰ろっか」
「ああ」
二人並んで図書室を後にした。
廊下に出ると人気はなく、殆どの生徒が帰宅しているようだった。
「上里くんって勉強教えるの上手くない?」
校舎を出たところで、一之瀬が聞いてきた。
「あー、従弟に勉強教えてたから」
転生前。俺は進学校に通ってたこともあり、高校受験を控えていた従弟に勉強を教えていた。出来の悪い子だったので教えるのに苦労した。それが活かされているのだろう。
「そうなんだ。少し気になって見てたら、教えるの上手いなー、って思ってね」
「将来は教師を目指してるからな」
「そうなの?」
「嘘だけど」
「嘘なんだ!」
嘘に決まってるだろ。あんなブラックな職場で働きたくない。むしろ就職したくない。堀北か一之瀬あたりに養ってほしい。
「上里くんってけっこう冗談言うタイプだったり?」
「そうかもな」
転生前は二浪パイセンとくだらない冗談ばかり言い合ってた。
まさか冗談で言ってた転生を本当にするとは思わなかったが。
「そっかそっか。上里くんってけっこう面白い人なんだね」
「それはどうも」
生まれて初めて女の子に面白いって言われた。
「そういえば一之瀬に聞きたいことがあるんだけど」
「なになに?」
「一年で生徒会に立候補した女子って一之瀬か?」
「そうだよ。会長さんに断られちゃったけどね」
知ってる。南雲パイセンがいなければ生徒会に入れたのに可哀相だ。
「もしかしてみんな知ってる感じ?」
「恐らく。他にAクラスの葛城って男子も立候補したことも知ってる」
「そうなんだ。やっぱこういう情報って出回るの早いんだねー」
「狭い箱庭だからな」
敷地内には何でも揃ってるけど、箱庭であることには変わりない。
「箱庭か……。やっぱ上里くんって面白いこと言うね」
「今の面白かったか?」
「うん」
満々の笑みで答えられてしまった。
「一之瀬は生徒会入りを諦めてないのか?」
「もちろん」
「狙うとしたら現会長が引退する十二月か」
「そうなるね。大分先だけど仕方ないかなー」
一之瀬は原作だと夏休み前か夏休みに生徒会入りを果たすことになる。
南雲パイセンに自分の秘密を打ち明けるかわりに。
恐らくこのままだと一之瀬は原作と同じタイミングで生徒会入りを果たすだろう。
だがそうはさせん。
「なら一つ忠告しておく。副会長の南雲雅って人には気をつけろ」
「……え?」
「知り合いの先輩に聞いた話だと、色々とやばいらしい。南雲って人のせいで退学した生徒も何人かいるようだ」
「あ、ありがとう……。一つ聞いてもいいかな?」
「なんだ?」
「なんで私にその情報を教えてくれたの?」
俺が一之瀬に忠告した理由は一つ。
生徒会に一之瀬を入れさせないためだ。
「ここで会ったのも何かの縁だからな。それに知り合いが酷い目にあうのは嫌だし」
南雲パイセンが一之瀬を所有物扱いするのムカつくからな。
それに生徒会に入られると、俺とエッチする時間が減ってしまう。
「……そっか。心配してくれてありがとうねっ!」
「いいや。つーか、俺の言ったこと信じてくれるんだな」
「信じるよ」
やっぱり一之瀬は純粋すぎる。龍園が一之瀬じゃ坂柳に勝てないと言ってたのもわかる。
「ありがとう」
「ううん。お礼を言うのは私の方だよ」
純粋すぎるから危うい。
もし原作で綾小路が一之瀬を助けなかったらどうなっていたか。
(エロゲによくある展開になってただろうな)
もちろんラノベなので原作がそんな展開になることはあり得ない。
だが俺がいるこの世界が原作通りになるとは限らない。
(決めた。一之瀬も一学期中に抱こう)
今日だけで思ったより距離が縮まったので、計画を前倒ししても問題ないだろう。
それに一之瀬ならお願いすれば周りに言いふらしたりはしないと思う。
「ふふふ」
「急にどうしたのっ!?」
しまった。つい不気味な笑みを浮かべてしまった。
一之瀬が心配そうに顔を覗いてる。
「いや、表情筋を鍛えようと思って」
「このタイミングでっ!?」
「今しかないと思ったんだ」
「ごめん。ちょっと言ってる意味がわからないや」
俺も自分で何を言ってるのかわからない。
俺は一之瀬と親交を深めながら帰路に着いた。
☆☆☆
翌朝。教室に着くと既に堀北が席に座っていた。
今日もクールに読書に励んでいる。
「堀北、おはよう」
「おはよう。昨日の勉強会はどうだったの?」
「順調だ」
「そう」
勉強会のことを聞いてきたってことは、少しは気にしていたらしい。
クールぶってるけど、実は俺のことが心配だったのかもしれない。
(まあそれが仕返しをやめる理由にはならないけど)
今日一日堀北には発情したまま授業を受けてもらう。
学校じゃ俺を求めてくることもないだろうから、あそこが疼いたまま一日を過ごすのは確定だ。
「気が向いたら堀北も来てくれ」
さりげなく堀北の肩に右手を置いてから椅子に腰を下ろす。
「……っ」
座る際に堀北の肩がビクッとなったのが視界に入った。
早速発情したようだ。
「上里くん、おはよう」
「おはよう」
平田がイケメンスマイルを浮かべながら声をかけてきた。
「昨日はお疲れ様」
「平田もお疲れさん。そっちの勉強会はどうだった?」
「うん、みんな集中して勉強出来てたと思うよ」
「そっか。こっちも順調だ」
俺たちはそのまま今後の勉強会のスケジュールについて話し合った。その際にテスト範囲が変更になる可能性があるので毎日茶柱先生に質問するようお願いをした。
また三馬鹿についても櫛田に高校退学と中卒の恐ろしさについて説明するようお願い済だ。
(これで勉強会に参加するなら面倒見るし、来なければ切り捨てる)
現時点だと不愉快でしかない連中だが、原作9巻では成長した姿を見せていた。山内を除いて。
山内は恐ろしいほど成長しない。佐倉への告白イベントを経て、成長するかと思ったが、そんなことはなかった。むしろ池のガールフレンドである篠原の悪口を言って喧嘩をする始末だ。
(退学にさせるなら山内が妥当だな)
どうか龍園が須藤じゃなくて山内を狙いますように。
授業終了のチャイムが鳴る。二限目の授業が終わり、休み時間になった。
すると足早に教室を後にする生徒が一人いた。
堀北だ。
一限目は落ち着きがない様子だけだった。けれど我慢出来なくなったのだろう。二限目は内股を擦り合わせていた。
どうやら前回と同じく二時間で限界を迎えたようだ。
恐らく堀北は性欲処理をするためにトイレに行ったのだろう。
だが無駄だ。
いくらオナニーしても性的興奮が増すだけなのだ。
(そういえば勉強会もあるから堀北を抱けるのは19時以降になるな)
19時までまだ9時間近くもある。
堀北は長時間我慢できるだろうか。
いや、しなくちゃならない。
(さすがの堀北も学校で求めてはこないだろう)
けれど俺の予想は外れることになる。
俺は甘く見ていたのだ。
堀北の性欲を。
☆☆☆
(なんで、こんな……)
私はトイレの個室にこもっていた。
目的は用を足すためではない。
体の疼きを収めるためだ。
(学校で朝から疼くなんて変態じゃない)
今朝。上里くんに挨拶をされると、急に体が疼きだした。
もしかしたら昨日セックスをしなかったのが原因なのだろうか。
(でもたった一日抱かれなかっただけで、こんな状態になるなんて……)
もしそれが事実なら自分の性欲が嫌になる。
彼に抱かれるまで、ろくにオナニーもしなかった自分がこんな状態になるなんて……。
私は恐る恐るショーツに触れてみた。
(濡れてる)
私の下着は愛液で染みを作っていた。
最悪だ。
この状態で残りの授業を受けなければならない。
(昼休みになったら寮に戻って下着を履き替えたほうがいいわよね)
それなら残り二時間授業を受ければいいだけだ。
二時間程度なら我慢出来る。
そう思ったのに、私は自然にショーツを降ろしていた。
「あ……」
湿ってる陰部に指を当てる。
すると粘り気がある液体が指に付着した。
私はこれ以上下着を汚さないために、トイレットペーパーで陰部を拭こうとしたが、気づけば指を出し入れしていた。
「……んっ……」
声が漏れないよう左手で口を押え、右手で愛液を掻きだすよう陰部を弄る。
(これは一刻も早く体の疼きを抑えるためだから)
言い訳をしながら快楽を貪る。
徐々に指を出し入れする速度が増す。
「んんっ、んぅっ、んぁっ」
私はさらなる快感を求めて、二本の指を小さな膣穴に挿入する。
挿入するとすぐに出し入れを繰り返し、関節を曲げて柔肉を捏ね回す。
「んんっ……んっ……んぅっ……」
膣口がひくつくたびに、泡立った愛液が何度も会陰を伝って零れていく。
便器に次々といやらしい液体が垂れていく。
絶頂を迎えそうになった私は最も敏感な部位であるクリトリスを摘まんだ。
「んひぃっ」
それに痛みを与えるように強く押したり、捻ったりを繰り返す。
(あぁ……噛まれたい……彼に噛まれたい……っ!)
私がこのようなオナニーをするようになったのは彼が原因だ。
彼と身体を重ねてる最中に、乳首とクリトリスを思いっきり噛まれたことがある。
その時の私は痛いはずなのに豪快に潮を噴いてしまった。
それから三つの突起物を噛まれることが私のお気に入りになった。
「んぐっ、ぐぅっ」
いつの間にか口を押えてる左手を噛んでいた。
左手を噛みながら、クリトリスを最大限の強さで捩りながら引っ張った。
「んぐぅぅぅぅぅぅっ!」
直後に、透明な液体がシャワーのように飛び散った。尿道からは黄色い液体が垂れ流しになっている。
「はぁっ……ふぁっ……はぁ……」
口から開放された左手からは赤い液体が垂れている。
(駄目。まったく体の疼きが収まらない……っ!)
こんな激しく自分を慰めたのに。
扉を水浸しにするまて潮を噴いたのに。
血が出るまで左手を噛んだのに。
千切れそうなくらいクリトリスを引っ張ったのに。
「なんで……」
結果は体の疼きが増すだけだった。
自分の性欲を恐ろしく思ってしまう。
もっと。
もっと快楽を貪らないと。
じゃないと体の疼きは収まってくれない。
(でも時間が……)
もうそろそろ休み時間も終わり、三限目の授業が始まる時間だ。
私は汚れてしまった体と扉を拭いてから教室に戻った。
☆☆☆
昼休みになった。
あれから堀北は休み時間になるたびに教室を出ていった。恐らくトイレでオナニーをしてるのだろう。
けれどオナニーでは体の疼きを抑えることは出来ない。
抑えるには俺の肉棒が必要だ。
(今日は食堂で食べるか)
昼飯を食べようと腰を上げた瞬間に堀北に袖を掴まれた。
「……お願い。何も言わずに来て」
「……わかった」
俺は堀北に言われるがまま教室を後にした。
堀北は俺の袖を掴んだまま歩き続ける。
(どこに連れていく気だ?)
疑問が解消されたのは5分後だった。
辿り着いた先は文系の部活で使用されている教室だった。
(まさかここでする気じゃないだろうな)
堀北は無言のまま扉を開けた。
教室に入るとそこには机がテーブルを形成するように並べられ、本棚には分厚い本がびっしり埋まっていた。
「堀北、こんなところに連れて来て……どうしたんだよ?」
俯いた状態の堀北に訊ねる。
「上里くんにお願いがあるの」
「お願い?」
「ええ……」
「なんだよ?」
「今すぐ私を抱いて」
堀北が顔を上げながら懇願した。
「……っ」
堀北の顔は酷いものだった。
目からは涙を。
鼻からは鼻水を。
口からは涎を。
三種類の液体を垂らしながら懇願する堀北の顔はとても下品だった。
(やばい。興奮してきた)
とても人に見せれない顔を曝け出してる堀北に欲情してしまった。
もっと下品な表情にさせたい。
快楽を求めるだけの雌にしたい。
俺の欲望が一気にどす黒いものになっていく。
(けれど駄目だ)
俺は一日中堀北を発情させたままにすると決めた。
ここで堀北を抱いてしまったら、仕返しではなくなってしまう。
「堀北、ここは学校だぞ。本気で言ってるのか?」
「本気よ。もう限界なの。もう無理なの」
だろうな。その顔を見ればわかるよ。
俺は改めて
「そうか。でも無理だ。学校で抱けるわけがない」
「大丈夫よ。ここなら人も来ないし、監視カメラもない」
この教室に監視カメラはないことは俺も知っていた。
また昼休みに部員を含め誰も教室に来ないことも知っている。
以前学校でやれる場所がないかと探していた時に、この教室を見つけのだ。
(まさか堀北もヤり場所を探していたとは……)
どうやら堀北は俺が思ってるより淫乱らしい。
「上里くん、お願い……」
「駄目だ」
「お願いよ……。本当に限界なのっ! これ以上我慢出来ないのっ!」
だらしない顔をしながら俺に縋る堀北。
「抱いてくれたら何でもするからっ! 上里くんの命令を何でも聞くからっ!」
「ん? 今何でも言うことを聞いてくれるって言った?」
「言ったっ! だからお願いっ!」
やばい。泣いて縋る堀北を見てたら嗜虐心が芽生えてしまった。
「それじゃとびきり下品な誘い方をしてくれよ」
「……え?」
「それで俺の息子が反応したら抱いてやる」
「あっ……」
恐らく今の状態なら堀北は何でも言うことを聞いてくれるだろう。実際言葉にしていたし。
「わ、わかったわ……。下品に誘えばいいのね……?」
「ああ」
すると堀北はゆっくりとスカートをたくし上げた。
染みだらけのショーツがあらわになる。
「お、お願いです……。いやらしい雌まんこに……、ちんぽを
「誰のまんこに、誰のちんぽを
「そ、その……私のいやらしい雌まんこに……上里くんの逞しいちんぽを……
「……っ!」
もう少し意地悪しようかと思ったけど無理だ。
あの堀北鈴音が。
はしたない姿を曝け出して。
とびきり下品に男を誘って。
俺の肉棒を求めている。
俺の理性は完全に崩壊した。
気づけば俺は堀北を押し倒していた。
☆☆☆
とある教室。
そこには欲望を吐き出した俺と、とびきり下品な表情を晒してる堀北の姿があった。
理性が崩壊した俺は堀北を押し倒して本能のまま貪った。
堀北の声が外に漏れないように、堀北の下着を、彼女の口に押し込んだ。
それがいけなかった。
なんだか堀北をレイプしているような錯覚に陥ってしまい、今までにないくらい乱暴に抱いてしまった。
改めて堀北を見下ろす。
制服とブラウスは乱暴に脱がされている。
胸は唾液だらけ。
乳首は噛み跡が残っている。
クリトリスも噛んだり、引っ張ったりしたせいか、いつもより膨張してるように見える。
膣からは大量の精液が溢れている。
「えっと、大丈夫か?」
下着を口から取り出して、堀北に訊ねる。
「……あひぃ……いひぃ……」
堀北は虚ろな表情で、目の焦点が定まっておらず、涎を垂らし続けている。
「大丈夫じゃないよな」
昼休み終了まで10分。
無理やりにでも堀北を起こさなければ。
(しかし堀北があんな性癖を持っていたとは)
下着を口に押し込んでいたため、愉悦の声を聞けたわけじゃない。
それでも、乳首やクリトリスを噛んだ時の堀北は気持ちよさそうに見えた。
今までにないくらい。
「勉強会が終わったらまた抱いてやるからな」
俺の仕返し計画はあっけなく失敗に終わった。
でも失敗になってよかった。
そのおかげで堀北の性癖を知ることが出来た。
10分後。堀北を何とか覚醒させ、俺たちは午後の授業に間に合ったが、下着を汚してしまったため、堀北は午後の授業をノーパンで過ごす羽目になった。
次の獲物は佐倉愛里