※この作品はR-18です。

ようこそ発情ヒロインがいる教室へ   作:御米粒

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長谷部の目の下のほくろエロいですよね!


68話 長谷部波瑠加とフレンチキス

「んっ……んちゅ……」

 

 昼休みの屋上にて。

 俺は長谷部と唇を貪り合っていた。

 

「ふぁ……あゆむぅ……ぢゅるっ……」

 

 俺の名前を愛おしそうに呼びながら舌を絡める長谷部。

 

「積極的だな、長谷部」

「んんっ、あふぅ、じゅぷっ」

 

 長谷部はあぐらを組んで座る俺の腰に両脚を回し、腕も首の後ろに回している。

 いわゆるだいしゅきホールド状態だ。

 

 昼休みのチャイムが鳴ると長谷部は俺を屋上に連れ出した。

 昼食を食べ終えると長谷部からキスをせがまれた。

 最初は密着しながらキスをしていたが、気づけばだいしゅきホールドの体勢になっていた。

 

「あはっ、あゆむーのあそこ硬くなってる♡」

 

 こんな体勢なので俺の股間が長谷部のお尻に当たっている。

 

「そりゃこれだけキスしたら硬くなるって」

「そうなんだ。キスするだけであゆむーのあそこ硬くなっちゃうんだ?」

 

 蠱惑の笑みを浮かべながら俺を見つめる。

 

「長谷部のあそこも濡れてるんじゃないか?」

「どうだろうね~。ちゅっ、んむぅっ♡」

 

 俺の問いに答えず再び舌を絡めてくる長谷部。

 キスだけじゃなく、爆乳も押し当てられているので、俺の股間が膨張するのは自然の摂理だろう。

 

 俺たちは予鈴が鳴るまでフレンチキスをし続けた。

 舌を絡めたり歯茎や頬の内側を舌でなぞったり、差し込んだ舌を歯や唇で愛撫したり、二人とも欲情するには十分なほど愛し合った。

 

「あゆむー、教室に戻ろう」

「先に行っててくれ」

「……なんで?」

「息子を収めてから戻るから」

 

 俺のあそこは完全に勃起していた。

 これだけキスしたらギンギンに勃起するのは仕方ないと思う。

 ちなみに一番興奮したのは唾液で糸を引く妖艶な長谷部の唇だった。

 

「でも遅刻しちゃうよ?」

 

 小悪魔的な笑みで長谷部が言う。

 

「……わかった。すぐに収める」

 

 このままではみんなの笑いものになってしまう。

 なので俺は裏技を使うことにした。

 

「すぐに収めるってどうするの?」

「簡単だ。萎える妄想をするんだよ」

 

 誰とは言わないが男子同士の濃厚な絡みを妄想する。

 吐き気に耐えながら10秒ほど妄想すると息子は正常モードになっていた。

 

「おぇ……。それじゃ行くか」

「むぅ」

「ん……?」

 

 せっかく歩けるようになったのに長谷部はご不満な様子だ。

 頬を膨らませ俺をジト目で睨んでいる。

 

「どうした?」

「……えいっ!」

 

 何を思ったのか俺の腕に抱きついてきた。

 しかも今朝と同じく腕を胸で挟んでいる。

 

「どうしたんだ?」

「あゆむーのあそこが戻っちゃったから、勃たせようと思って」

「…………は?」

 

 この子はいったい何を考えてるんだろうか。

 俺に笑いものになれと言うのか。

 

「だって私だけ歩きづらいのムカつくじゃん?」

「えー……」

「だからあゆむーも歩きづらくさせようかなって」

「……それだけの為にキスしたのか?」

 

 もしそうなら怖いんだけど。

 

「まさか。あゆむーとキスしたかったのは本当だよ。好きな人と屋上でいちゃいちゃするのは夢だったし」

「そうなのか」

 

 長谷部って憧れのシチュエーションが多いんだよな。

 仲良くなってから意外と乙女チックな性格をしているのがよくわかった。

 

「うん。それでキスしてたらあゆむーのが大きくなったから……その……」

「なるほどね。でも勃起した男子と一緒に歩いてたら長谷部も恥ずかしい思いをするんだけど?」

「……そうだった」

 

 馬鹿かよ。

 勃起した男子と頬を紅潮した女子が一緒に歩いてたら変態だと思われるのは間違いない。

 

「それじゃやめるっ!」

 

 すぐさま俺から離れる長谷部。

 もう少し爆乳の感触を味わいたかったが仕方ない。

 

「帰るぞ」

「はーい」

 

 腕に抱きつくのをやめた長谷部だが、歩き出すと手を繋いできた。

 ちなみに俺は左手で繋いだので、長谷部が発情することはなかった。

 

 

☆☆☆

 

 

 五時間目の授業はLHR。茶柱先生から一週間後に8教科の問題を散りばめた小テストを実施することが発表された。

 また小テストの結果を基にクラス内の誰かと二人一組のペアを作ること、そのペアで一蓮托生になり期末テストに挑むこと、平均60点以下の科目が一つでもあれば二人とも退学になること、他のクラスに出題される問題を生徒たちで考えること、クラスの結果によりクラスポイントに変動があることも合わせて発表される。

 これは原作6巻と同じ展開だ。

 俺は原作で知ってたし、二週間前に星之宮先生からも聴いていたので、動揺はまったくなかった。

 

 放課後。平田が作戦会議を行いたいと声をかけてきた。

 もちろん俺は了承した。

 

「それじゃ30分後にカラオケでいいかな?」

「わかった。カラオケなら他のクラスに話を聞かれることもないだろう」

「そうだね。それじゃまた後で」

「ああ」

 

 平田は部活を休むことを先輩に報告するため部室に寄ってからカラオケに向かうらしい。

 

「愛里」

「歩夢くん、もう帰る?」

「悪い。小テストの作戦会議で一緒に帰れなくなった」

「…………え?」

 

 今日は愛里と部屋でまったりセックスをする予定だった。

 一緒に帰れないことを告げると、愛里が言葉を失った。

 

「ごめんな」

「う、ううんっ! クラスのためなんだから仕方ないよっ!」

 

 愛里は臆病そうな絶望の色を浮かべた目で、俺の目を見た。

 

「ありがとう。だから先に帰って夕食作っておいてくれない?」

 

 ルームキーを鞄から取り出し愛里に渡す。

 

「え……? えぇぇぇっ!?」

「駄目?」

「ううん、駄目じゃない! 駄目じゃないよ!」

 

 高速で首を横に振る愛里。

 大きな胸が揺れているのは気づいてないだろうな。

 

「歩夢くんがいないのに部屋に上がってもいいの……?」

「もちろん。俺がお願いしてるんだし」

 

 俺がそう言うと、愛里は満面の笑みを浮かべて頷いた。

 

「うんっ!」

 

 愛里の天使のような微笑みに、近くにいた男子たちがおっふを連発する。

 俺もつい30おっふしてしまった。

 さらにあの綾小路もおっふを言いそうになっていた。

 恐るべし佐倉愛里=雫のスマイル。

 

「それじゃ待ってるね!」

「あ、ああ……」

 

 愛里は上機嫌で教室を後にした。

 あんなルンルンに歩いてる愛里を見るのは初めてだ。

 

 20分後。俺は三宅、恵、櫛田を連れてカラオケ店に向かった。

 お店に到着すると、先に着いていた平田が部屋の予約まで済ませていた。

 さすが平田。できる男である。

 

「それじゃ早速始めようか」

 

 部屋に入るなり早速平田が音頭を取る。

 作戦会議は順調に進んだ。

 ペアの法則性は俺が予想し、平田と櫛田が念のため先輩に確認することになった。

 また対戦相手にDクラスを指名することを提案したところ、反対意見はなかった。

 

「上里、一緒に帰らないか?」

 

 作戦会議が終わると、恵の提案でカラオケをすることになった。折角カラオケに入店したのに歌わないのは勿体ないとのことで、二時間ほど俺たちはカラオケで盛り上がった。

 その後、愛しの愛里に一秒でも早く会うため、真っ先に帰ろうとしたところ三宅に声をかけられた。

 

「いいぞ。まっすぐ帰るけど?」

「俺も寄るところはないから大丈夫だ」

「そっか。それじゃまたな」

「先に失礼する」

 

 平田、恵、櫛田に挨拶を済ませてから三宅と二人で帰路に就く。

 

「長谷部から聞いたぞ。友達以上の関係になったらしいな」

「あ、ああ……」

 

 どうしよう。仲良しの長谷部をセフレにされて怒ってるかも……。

 

「これで俺の苦労も少しは報われたわけだ」

「……怒ってないのか?」

「俺が? なんでだ?」

「いや、長谷部と恋人になったわけじゃないから……」

「不健全だと思うが、本人たちが納得してるならいいんじゃないか?」

「そ、そうか……」

 

 そういえば三宅は俺が複数の女子に手を出しているのを知ってて仲良くなったんだった。

 今さら怒りもしないか。

 

「ま、なるべくあいつを悲しませないようにしてくれると助かる」

「もちろん」

 

 セフレがいる時点で悲しませちゃってるけどね。

 

「それと今朝のはどうかと思うぞ」

「あれは長谷部から腕組みしてきたんだよ」

「あいつから?」

「そうだよ。俺が自分からするわけないだろ。これ以上ヘイトを集めたらヘイト王子になっちゃう」

「ヘイト王子ってなんだよ……」

 

 最終的には俺の王の右手が切断されてしまうんだ。

 ふざけて言ってたら久しぶりにギルティクラウンが見たくなってきた。週末に借りにいこうかな。

 

「つーか長谷部からだったのか」

「二人きりの時はいちゃついてきたけど、人前でもいちゃついてくるとは思わなかった」

「そっか。……アイツの性格からすると周りの女子に牽制してるのかもしれないな」

「牽制?」

「そうだ。これ以上、上里に女が増えないように」

「……なるほど」

 

 そういえば女子の近くを通るときだけやたらと胸を押し付けてきたな。

 それが狙いだったのか。

 

「女子って俺たちが思ってるより色々と考えてるんだな」

「みたいだな」

「三宅は彼女作らないのか?」

「……今のところは。そんな余裕もないしな」

「そっか。弓道と勉強命か」

「勉強は命じゃねえよ」

「知ってる」

「だったら言うなよ」

 

 こうして同性の友人と交流を深めるのも悪くない。

 俺と三宅は他愛もない話をしながら寮まで歩き続けた。

 

 

☆☆☆

 

 

「ふんふ~ん♪」

 

 私は鼻歌を歌いながら愛しの彼の部屋で夕食を作っている。

 愛しの彼とは上里歩夢くん。

 私の学校生活を灰色からバラ色に変えてくれた人。

 

 今日は歩夢くんと一緒に帰る予定だったけど諸事情により私一人で帰ることになってしまった。

 一緒に帰れないと告げられた時はショックだったけれど、今は幸福で満ち溢れている。

 なぜなら彼のルームキーを預けられたから。

 先に帰る私に夕食を作って待ってるよう歩夢くんは言った。

 普通なら自分がいない間に他人を部屋に上がらせるのは抵抗があると思う。

 つまり私は歩夢くんに信頼されたのだ。

 

 なんて幸せなんだろう。

 

 彼とは一週間以上エッチしてなかったし、長谷部さんという新しいガールフレンドが出来たりして、最近は落ち込むことが多かったけれど、全部吹き飛んでしまった。

 

「作戦会議って言ってたから遅くなるよね」

 

 平田くんと三宅くんを隠れ蓑にしているので他のクラスには知られていないようだけど、歩夢くんはクラスを引っ張るリーダー的存在だ。

 特別試験などイベントが近くになれば必然的に彼と接する時間は減ってしまう。

 寂しいけれど彼の負担にはなりたくないので我儘は言わないようにしている。

 だから今日は彼にいっぱい甘えたいし、甘えられたい。

 

「お風呂も沸かしてたほうがいいよね」

 

 10月下旬になり、だいぶ涼しくなってきたので、夕食より先にお風呂に入りたいと言うかもしれない。

 私は調理の合間を縫って浴槽の掃除をしてからお風呂を沸かした。

 

「なんだか夫の帰りを待つ奥さんみたい」

 

 歩夢くんと結婚をしたらこんな日が続くのかな。

 私は特にやりたいこともないので、働く歩夢くんを支えられる専業主婦になるのも悪くないかもしれない。

 ―――ううん。彼と結婚したら絶対専業主婦になりたい。

 私の時間を全部彼の為にだけ使いたい。

 贅沢な生活なんてできなくていい。

 彼と一緒に暮らせればそれだけでいい。

 

「愛里、帰ったぞ」

「おかえりなさい、あなた」

 

 帰宅した夫を笑顔で迎える私。

 

「今日も残業で疲れたよ」

 

 夫はため息をつきながら鞄を私に預ける。

 

「お疲れ様。ご飯にする? お風呂にする?」

「……そうだな、愛里にしようかな」

「え? きゃっ!」

 

 夫が私をぎゅっと抱きしめる。

 仕事帰りの夫はいつも甘えん坊さんになるのだ。

 

「だ、駄目だよ……。料理が冷めちゃう……」

「温め直せばいいだろ。それに愛里だって期待してただろ?」

「そ、そんなこと……」

「あるだろ。だって裸エプロンで出迎えてくれたんだから」

「っ……」

 

 だってそれはあなたが命令したから。

 毎晩裸エプロンで出迎えるように言ったのはあなただもん。

 でも押し倒された私は夫のされるがままに身体を蹂躙されてしまう。

 

「え、えへへ♡ だめだよ、歩夢くん♡ 玄関先で犯されちゃ―――いたっ……!」

 

 妄想してたら足の小指を浴室のドアにぶつけてしまった。

 

「いったぁい……」

 

 せっかく歩夢くんとの新婚生活を妄想してたのに……。

 私はあまりの痛さに数分間蹲ってしまった。

 

 30分後。夕食とお風呂の準備を済ませた私は歩夢くんのベッドで横になっていた。

 今日は久しぶりにこのベッドで彼と一緒に寝れる。

 たまにエッチ中に気絶してしまい朝を迎えることもあるけど、今日は歩夢くんにおやすみと言ってから一緒に寝たい。

 

 そんなことを願いながらしばらく横になっていると、ふとネガティブな気分になってしまう。

 

「このベッドで、私以外の女の子たちと寝てたりするんだよね……」

 

 堀北さん、一之瀬さん、橘先輩、長谷部さん。

 私のライバルは強敵揃いだ。

 きっと昔の私ならすぐに諦めて身を引いていたと思う。

 でも今の私は違う。

 歩夢くんの隣を他の女の子に渡したくない。

 だから私は彼の隣に相応しい女の子になれるよう努力している。

 勉強を頑張って、中間テストではクラスで10位以内に入れた。

 苦手な運動も頑張った。体育祭ではどの種目でもビリになることはなかった。

 運動以上に苦手な人付き合いも順調だ。王さん、井の頭さん、三宅くんとは挨拶以外にも会話ができるようになった。

 

 けれど告白を断るのはどうしても慣れない。

 

 伊達眼鏡をやめてから10人以上に告白されている。

 ほとんどがグラビアアイドルである雫のファンの人だった。

 他人の好意を拒絶するのは心苦しい。

 それでも断らないといけない。

 だって私には歩夢くんがいるから。

 きっと彼以上の男性に出会えることはないと思う。

 だから私は歩夢くんと一緒になりたい。

 大した取り柄もなく、弱虫な私だけれど、気持ちだけは他の子たちに負けないつもり。

 それに私にはアドバンテージがある。

 

「これ、今日も着たほうがいいのかな……?」

 

 鞄から水着を取り出す。

 オレンジ色の明るいビキニタイプ。

 これはグラビア撮影で使用していた水着だ。

 歩夢くんも雫のファンだったようで、グラビアで使用していた水着を着るようお願いをしてくる。

 彼曰く全裸より水着の方が興奮するとのことだ。

 

「歩夢くんって、ちょっと変態入ってるよね」

 

 普段はカッコいいのに、私と二人になると欲望が丸出しになる。

 そんなところが可愛いんだけど。

 それと歩夢くんは家事が全くできない。

 だから私は彼の部屋に上がるたびに料理を振る舞い、時間があれば掃除もしている。

 

 私がいないとこの人は駄目なんだ。

 

 そう思ってしまい、気づけば彼に尽くしていた。

 いつしか彼に尽くすのが私の幸せになっていた。

 だからこれからも尽くさせてほしい。

 私は歩夢くんの為ならなんだってできる。

 それくらい私は彼が好き。

 大好き。

 愛してる。

 

 歩夢くんが帰宅したのはそれから10分後のことだった。

 妄想と違って玄関で犯されることはなく、二人で夕食を食べて、二人でお風呂に入った。

 

 今日は水着を要求されることはなかったけれど、眼鏡をかけるようお願いをされた。

 そして眼鏡をかけた私の顔に大量に精液を浴びせた。

 精液が眼鏡にかかった私を見たかったらしい。

 本当に歩夢くんは変態だ。

 でも。

 それでも。

 私の好きな気持ちは止まらない。




久しぶりに愛里視点でやりました!
原作より成長してると思います!
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