放課後の教室。今日も俺たちCクラスは期末テストに向けて勉強会を行っていた。
原作では鈴音に集中力が幼稚園児並と酷評された池と山内は櫛田のおかげで集中して勉強している。
問題児以外の生徒たちも無駄話をすることなく集中しており、原作より真面目な印象のクラスになっていると思う。
「ふぅ、疲れた~」
小休憩に入ると佐藤がため息をついた。
「ねえ上里くん。この調子なら大丈夫かな?」
「そうだな。佐藤なら平均で70点は取れるんじゃないか」
佐藤は中学で遊びを覚えるまでは優等生だったので、真面目に勉強をすれば結果を残せる生徒だ。
「そっか。上里くんがそういうなら安心だね」
「油断は大敵だけどな」
「うん。ねえ、期末テストが終わったらまたカラオケでも行かない?」
グイッと近づいてきた佐藤が前かがみ、上目遣いでそう聞いてきた。胸元が開いた制服の着こなしをしているので、胸の谷間が視界に入って眼福である。佐藤は着やせするタイプで脱いだらそれなりに大きいのではと予想した。
「あ、いいね。あたしも行きたい!」
「え、軽井沢さんも?」
間髪入れずに恵が会話に交じってきた。
「うん。洋介くんも誘ってみんなでどう?」
「あ、うん……」
佐藤は俺と二人で行きたかったようで、声のトーンが明らかに下がっていた。
「なんの話してるの?」
今度は櫛田が参加してきた。
どうやらカラオケは大所帯で行くことになりそうだ。
勉強会終了後。恵に呼び出された俺は図書室に来ていた。
「ふふっ」
「なに笑ってるの?」
「いや、やっぱり恵が図書室にいるのが不自然で」
何度も勉強会で図書室に来ている恵だが、やはり似合わない。
ここは椎名、鈴音といった文学少女が相応しい場所である。
「なにそれ。あたしが馬鹿だって言いたわけ?」
「違う違う。図書室関係なく恵が馬鹿なのは知ってるから」
「ちょっと!」
「図書室では静かに」
「~~~~~~っ!」
鬼のような形相で恵が睨んでくるがまったく怖くない。
むしろ涙目になってるので嗜虐心が沸いてしまうまである。
「それより俺に話ってなんだ?」
「もう知らない!」
頬を膨らませて恵がそっぽを向いてしまう。
ちょっといじめすぎたかと思い宥めようとしたところ遠くから熱い視線を感じた。
視線を感じたほうを見ると椎名がじっと見つめているのが見えた。
もしかして図書室でうるさくしているので怒っているのだろうか。
俺はスマホのアプリを起動して、椎名に謝罪のメッセージを送った。
するとすぐに椎名から返信が来た。
『別に怒ってませんよ。ただ仲良さそうにしているので気になっただけです』
俺の交友関係が気になるということは、少しは俺に好意を持ってくれたということだろうか。
俺はすぐさま返信した。
『そっか。クラスメイトの軽井沢だ。期末テストに向けて勉強を教えてるんだ』
『そうなんですね。お疲れ様です。私は一人寂しくテスト勉強をする日々を送っています』
お、おう……。これはなんて返したらいいんだろうか。
『そうか。期末テストが終わったら俺の部屋でアニメでも観るか』
とりあえず話題を変えることにした。
『是非。楽しみにしていますね。そろそろ帰りますのでまた連絡します』
『ああ、またな』
椎名とのやり取りを終えると、今度は恵が俺を見つめていた。
「誰と連絡してたの?」
「……誰でもいいだろ」
「鼻の下伸ばして……馬鹿じゃないの」
「の、伸ばしてないわいっ!」
「ふん、どうだか」
佐藤が俺に絡んでからずっと不機嫌だな。
嫉妬されるのは嬉しいけど、やる前からこれだと面倒くさいかも。
「……話がないなら帰るぞ」
「あ、待ってよっ!」
椅子から立ち上がると慌てて恵が腕を掴んできた。
「この後三宅たちにも勉強を教えないといけないんだよ。あんまり時間を無駄にしたくないんだけど」
「うっ……。ご、ごめん……」
「別に怒ってないから。それで話は?」
しおらしくシュンとしている恵に訊ねる。
「え、えっと……期末テストが終わったら洋介くんと別れることにしようかと思って……」
「そっか。平田には相談してるのか?」
「うん。歩夢にも報告しようと思って」
「……本当に別れることにしていいのか?」
今の恵のポジションなら、彼氏がいなくなってもいじめを受けたりはしないだろうが、本人は少なからず不安を感じているはずだ。
「……大丈夫。何かあったら歩夢に守ってもらうし」
「何もないほうがいいんだけどな」
「そうよね……。でも約束は守ってよね……?」
「わかってるよ」
このままいけば年が明けるまでに恵を抱けるかもしれない。
その後、寮のエレベーターで恵に壁ドンをして顔を近づけたところ、顔を真っ赤にして慌てていた。
やはり軽井沢恵は初心である。
☆☆☆
それから一週間が経った。
期末テストに向けた勉強会は一人の脱落者も出さず毎日行われ、鈴音のテスト問題作成も予定通り進んでおり、俺たちCクラスは順風満帆な日々を送っていた。
問題があるとすれば佐藤のスキンシップが激しくなったのと、それに対して恵がやきもちを妬くことが多くなったくらいだ。
「Cクラスにうちのクラスの協力者がいるみたい」
情事を終えて湯船に入っていると、俺の股の間でお湯に浸かる伊吹が報告した。
「龍園が言ってたのか?」
「うん。もちろん名前までは言ってなかったけどね」
原作を9巻まで読破している俺は当然スパイが誰なのか知っている。
むしろ綾小路と本人から告げられたまである。
なので伊吹の情報は必要ないのだが、せっかく俺のために報告してくれたので、俺は演技をすることにした。
「スパイか……。厄介だな……」
「私が龍園から探ろうか?」
「いや、無理はするな。伊吹に何かあったら嫌だし」
「そうだけど……」
俺に心配されて嬉しいのだろう。伊吹の頬が紅潮してるのがわかる。
「問題ない。スパイがいても対策は考えてある」
「そうなんだ。あんたってやっぱ頭が切れるやつなんだ」
「俺より頭が切れるやつなんてたくさんいるけどな」
あくまで俺は原作知識を活かしてるだけ。
綾小路、鈴音、櫛田、龍園、椎名、帆波、坂柳と俺より優れた生徒は大勢いる。
「……私はいないと思うけど」
「買い被りだって」
「あんたがそう言うならいいけど」
「それよりもう一回してもいい?」
「……好きにすれば。さっきからお尻に当たってたから勃起してるのわかってたし」
「だよな」
俺はお湯に浸かりながら伊吹を対面座位で抱いた。
結合部にお湯が入り、なんとも言えない感触だった。
「んああああああんっ♡」
お湯と一緒に精液があそこに注ぎ込まれると、伊吹の大きな嬌声が浴室に響いた。
よほど気持ちよかったのか、伊吹はだらしないアヘ顔で舌をだらんと出している。
「すごい顔してるな、伊吹」
「ちょっ……見るなぁ……っ!」
下品な顔を指摘され、慌てて顔を背ける。
伊吹のアヘ顔コレクションがスマホに保存されてると知ったら、真っ二つに折られそうだな……。
「いいだろ。風呂あがったらまたその顔を晒すことになるんだから」
「は? またする気なのっ!?」
「ああ、今ので最後にしようかと思ったけど、伊吹のエロい顔見たら気が変わった」
「あ、明日も学校あるんだけど……」
「また11時だし大丈夫だろ」
0時に寝れば日課のランニングをこなしても5時間は寝れる。
伊吹には悪いけどもう少し付き合ってもらおう。
「……駄目?」
「……わかった。最後まで付き合うわよ。これでいいんでしょ!?」
「ああ。それじゃベッドに戻ろうか」
「きゃっ!」
本人の了承を得たので、部屋に戻るべく伊吹をお姫様抱っこする。
「ちょ、ちょっとっ!」
「なんだよ?」
「恥ずかしいからやめてよっ!」
お姫様抱っこが恥ずかしいのか。もっと恥ずかしいことしてるのに。
「大丈夫。俺しか見てないから」
「それが恥ずかしいんだって!」
ぎゃあぎゃあわめく伊吹を無視して部屋に戻った俺はそのまま伊吹を抱いた。
最初は不満げだった伊吹も、最後は恍惚した表情で気絶した。
☆☆☆
期末テスト一週間前。俺は綾小路、櫛田、恵、佐藤という珍しい組み合わせでケヤキモールにあるカフェに来ていた。
勉強会を始めてから二週間が経ったが、平日は毎日勉強会を実施していたこともあり、今日は平田の判断で勉強会を中止し休養日にあてることになった。
ラノベの新刊が出たので放課後になりすぐに帰ろうとしたところ、佐藤にカフェに行かないか誘われてしまった。やんわり断ろうと考えてる間に恵と櫛田も話に乗っかってきてしまい、断りにくい状況になってしまった。男一人だと心細かったので近くにいた綾小路を誘い、珍しい面子でカフェで来ることになったのだ。
「勉強会が中止になったのは嬉しいけど、大丈夫なわけ?」
恵が不安そうに訊ねる。
「全員が過去問で50点以上取れているから余裕だろ」
今回の過去問も橘先輩から調達した。二年前のBクラスの生徒が作成したテストなので、Dクラスの金田より難易度は高いと思う。その過去問で全員が50点以上取れているので、トラブルが起きない限りは今回も退学者を出さずに済むと思う。
「そうだけどさ」
「軽井沢さんは心配しすぎだって。上里くんが言ってるんだから大丈夫だよ」
俺の隣の席を陣取る佐藤が言う。
原作7.5巻では仲良かった二人だけど、この世界では俺のせいで微妙な関係になりつつある。
「櫛田さんもそう思うよね?」
「そうだけど、軽井沢さんの不安になる気持ちもわかるかな」
櫛田が優等生の回答をした。
心の中では面倒臭いとか思ってるんだろうな。
「随分と楽しそうだな。俺も混ぜてくれよ」
「うげっ」
一人の生徒が近づいてきて、全員が警戒心を一気に強める。
それも無理のない話だ。近づいてきたのが龍園だったからだ。そのすぐ後ろには石崎、小宮、近藤もいる。
「テストも近いのに勉強もしないで余裕だな」
「だってよ、綾小路」
「なぜオレに振るんだ……」
だって龍園と極力絡みたくないもの。
でも大勢の生徒がいて、監視カメラもあるこの場所なら龍園も馬鹿なことはしないだろう。
なので俺は珍しく龍園たちを挑発することにした。
「実際余裕なんだよね。お前たちと違って勉強ができる子が多いから」
「なんだとっ!?」
「うるさいな。君、誰だっけ? 龍園以外雑魚しかいないから覚えてないや」
こんな感じで煽ればいいのだろうか。
男子相手にあまりやったことがないのでよくわからない。
「てめぇ!」
石崎が叫ぶと、騒がしい周囲からも注目を浴びる。
「須藤と違って成長してないな。メンタルトレーニングの本を貸してやろうか?」
さらに挑発すると、櫛田と恵と佐藤が心配そうに俺を見つめてくる。
「やめろ石崎」
石崎が怒りに任せて俺を殴ろうとしたタイミングで龍園が制止した。
龍園信じてたぞ。
「こんなところで暴力沙汰を起こすつもりか?」
「す、すいません。上里が挑発してきたもので……」
「挑発じゃなくてアドバイスしてあげたんだけど」
「あっ!?」
「石崎」
「すみませんっ!」
「感情だけで走る馬鹿は嫌いじゃないが、今は大人しくしてろ」
「は、はい……」
「そうだ。大人しくしてろ」
「てめぇ……」
煽りすぎたな。
今度から人気のない場所では背後から襲われないよう気を付けないと。
「あまり石崎を虐めるな」
「わかったよ。それで用件は?」
「なあに。見かけたからただ挨拶しただけだ。また近いうちに遊んでやる。またな」
龍園はそう言うと、Dクラス版三馬鹿を連れて去っていった。
一度静寂に包まれた店内はすぐに活気を取り戻した。
「こ、怖かったぁ……」
佐藤が涙目で呟く。
「本当よ。歩夢、挑発しすぎだから」
「そうだよ。もう少しで殴られるところだったよ」
恵、櫛田が俺を咎める。
綾小路はマイペースにコーヒーを飲んでいる。ちなみに俺はコーヒーが飲めないので、ホットミルクを注文していた。
「いや、龍園がいたから殴られる心配はなかった」
「なんでよ?」
「龍園は馬鹿じゃない。こんな大勢の前で、ましてや監視カメラがある場所で暴力沙汰は起こさない」
恵の問いに丁寧に答える。
「な、なるほどね……」
「それよりそろそろ帰らない?」
「まだ早いってば!」
早く本屋に行って新刊を買いたい。
だが俺のその願いは叶わず、俺たちはカラオケに行くことになった。
さらに帰りに櫛田が俺の部屋に寄り、愚痴を吐き出し始めた。
「ちゃんと聞いてよ!」
聞き流してると、櫛田が頬を膨らませて睨んできた。
「だって興味ないもの」
「はぁっ……!?」
「ストレス発散なら部屋に帰ってオナニーしろって」
「な、なに言ってんのっ……!?」
顔を真っ赤にしながらうろたえる櫛田。
本当に純情ビッチだなこのオナペット
「上里くん、私にセクハラし過ぎだからね!?」
「山内よりマシだろ」
「た、確かにあの気持ち悪い視線よりマシだけど……」
「ま、櫛田のオナニーは置いておいて」
「置かないで! ていうかそもそもオナニーしてないから!」
嘘だな。表情を見ればわかる。
そもそも年頃の女子がオナニーをしないはずがない。
「龍園とは定期的に接触してるんだよな」
「……う、うん。Dクラスに対する問題の差し替えも指示も変更はないよ」
「そっか」
今回も原作と同じ展開のようだ。
なら原作通りの対策をすれば問題ないな。
「それじゃ引き続き櫛田は龍園に協力してるフリを続けてくれ」
「うん。それと約束は守ってくれてるよね?」
「ああ。櫛田のことは誰にも喋ってない」
櫛田の本性を知ってるのは俺と綾小路の二人だけだ。
俺は櫛田がクラスを裏切っていることを自白した音声データを持っており、それを取引材料に櫛田を脅して、彼女を駒にしている。
「……もし約束を破ったら、あんたを道連れにして退学するから」
「わかってるよ」
久しぶりにブラック櫛田の顔を見た。
相変わらず迫力あるな。
「もし二人とも退学になったら、一緒に暮らしてセックス三昧の日々でも送るか」
「い、一緒に暮らすっ……!?」
そこに反応するんだ。俺的にはセックス三昧のほうに反応してほしかったんだけど。
「そ、そ、それって……わ、私と……一緒に……」
「あ、櫛田の身体は好きだけど、中身は好きじゃないから恋人にするつもりはないぞ」
「死ねっ!!」
「ぶふっ!?」
直後に、顔面に鞄が飛んできた。
まったく暴力的な女はこれだから嫌なんだ。
櫛田は顔を真っ赤にして、息を切らしながら、逃げるように部屋を後にした。
☆☆☆
「もう、心配したんだよ」
櫛田が部屋を去ってから30分後。帆波が部屋にやってきた。
どうやらカフェでの俺と龍園たちのやり取りを見ていたようで、心配になって俺に連絡をしてきた。
「悪い。でも龍園がいたから石崎に殴られることはないと思ったんだ」
「龍園くんは敵なのに信用してるんだね」
「まあな」
敵だからこそ信用できたのかもしれない。
なにせ敵なので、味方と違い、俺を裏切って寝返る心配はないのだ。
「でも無茶しちゃだめだよ?」
制服姿の帆波が俺を優しく抱きしめた。
「歩夢くんに何かあったら、いやだからね……?」
「わかったよ」
「約束だよ」
「あいよ」
しばらく抱き合ってると帆波が物欲しそうな目を向けてきたので、そのまま流れるようにセックスをした。
テスト勉強をしなくていいのか訊ねたところ、そうとう溜まっていたようで、俺とのセックスのほうが大事だと帆波は即答した。
帆波を抱くのは久しぶりだったので、たっぷり極上の肉体を堪能させて頂いた。
俺の部屋でのセックスだったので、帆波は排尿しないよう我慢していた。
「あんっ♡ やぁっ♡ あひぃんっ♡」
翌朝。裸エプロンで朝食を作っていた帆波を背後から襲った。
俺はエプロン越しに帆波の爆乳を鷲掴みして、立ちバックで激しく抽送を繰り返している。
「はぁんっ♡ あ、歩夢くんっ……朝から激しいよぉ♡ ひゃああんっ♡」
「帆波がそんな恰好で料理してるのが悪いんだぞ」
「し、しょんなぁ……♡ あぁぁぁんっ♡ ら、らめぇっ♡ もうイッちゃうっ♡」
帆波は突かれるたびに喜悦の声を上げ続ける。
俺は朝勃ちしていたこともあり限界寸前だ。
「帆波、
「うああっ♡ だひてっ♡ 歩夢くんのあっついの、たくさん出してぇ♡」
帆波のリクエストに応えるため、より激しく腰を打ちつける。
「あひぃっ♡ イク♡ イクイクイク♡ イクぅぅぅぅぅぅっぅ♡」
「うおっ……!」
「ああぁぁああぁぁんっ♡」
帆波の膣内に精液が注ぎ込まれる。
朝一とは思えない量の子種汁が、帆波の子宮に襲い掛かる。
「き、きたぁ♡ 歩夢くんのせいへきぃ、きたあああああっ♡」
中出しされる幸せに、歓喜の声を響かせる帆波。
「あふぅ♡ ふぁ……あはぁ……♡」
「気持ちよかったぞ、帆波」
「うん、私もぉ……気持ちよかったぁ……♡」
精液を出し終えると、帆波は中出しの余韻に浸った。
俺は素直に感想を呟くと、彼女はアヘ顔を晒したまま返した。
結局、時間ぎりぎりまで俺たちは台所でセックスをし続けたが、仕方ない。
帆波のような美少女にが裸エプロンで部屋にいられたらそうなる。
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