理由はウイイ〇とラノベが積んであるからです!
冬休みが目前に迫ったある日の放課後。
SHR終了直後に、龍園たちDクラスの武闘派がCクラスの教室にやってきた。
これまでは遠回しにCクラスの生徒にちょっかいをかけていたが、ついに正面から乗り込んできた。
「うちのクラスに何か用かな? 龍園くん」
真っ先に反応したのは平田だった。
「同級生のクラスに訪ねちゃいけない理由があるのか? 違うクラスの友人に会いに来るのはよくあることだろ」
「いや、君に友達なんていないじゃないか」
指示を出していないのに平田が龍園を挑発し始めた。
もしかして無人島試験で相手を挑発させて怒らせることに快感を覚えたのだろうか。
「酷いじゃねえか。傷つくぜ」
「冗談はよしてくれ。これくらいで君が傷つくわけないだろ」
「よくわかってるじゃねえか」
龍園は平田を相手しながら、ぐるっと教室内を見渡した。
標的は俺か櫛田のどちらかだろう。
俺は綾小路と櫛田に目配せし、こっそり教室を後にした。
「おい待て上里。ちょっと面貸せよ」
下駄箱で綾小路と櫛田を待っていると、先に龍園たちがやってきた。
「悪いけど先約があるんだ」
進路を塞ぐ石崎に断りを入れる。
以前は簡単に挑発に乗ってきたが、石崎も少しは成長したようだ。
「悪いがその用事は後にしてもらおうか」
両ポケットに手を入れたままの龍園と相対する。
「しょうがない。付き合ってやるよ」
「話が早えじゃねえか」
「一つだけ条件がある」
「なんだ」
「友達が二人来るから、それまで待っててもらえるか」
「いいだろう」
数分後。綾小路と櫛田がやってきた。
「遅れてごめんっ」
「問題ない。クラスの方は?」
「大丈夫。平田くんがついていかないよう注意してるから」
「そっか」
「桔梗、久しぶりだな」
龍園が嘲笑いながら櫛田を見下ろす。
「龍園くん、久しぶり。上里くんに何の用かな?」
「こいつに話があるんだよ」
「それじゃ二人も合流したことだし行くか」
「どこに連れて行く気だ?」
「邪魔されないで話せる場所だよ」
10分後。俺たちはカラオケに足を運んでいた。
戸惑う石崎たちをよそに俺はスムーズに機種とコースを決める。
「時間は一時間で十分だろ。部屋は109号室だ」
「り、龍園さん……?」
「……行くぞ」
龍園は特に文句も言わずに後をついてきてくれた。
櫛田と綾小路は龍園たちをカラオケに誘導することを知っていたので、この中で戸惑いが隠せないのは山田、石崎、小宮、近藤の4人だけだった。
「それで用件はなんだ?」
ソファに座り、すぐに用件を聞きだした。ちなみに左隣に櫛田、右隣に綾小路が座っている。
「簡単なおさらいをしたいのさ」
「おさらいって特別試験のか?」
「それ以外ねえだろ」
「そうだな」
「上里。お前はどこまで把握してやがる?」
「……俺が素直に言うと思うのか?」
「ああ。取引材料はある」
龍園が櫛田を一瞥して笑みを浮かべた。
「……櫛田か」
「え……?」
「どうせお前は把握してんだろ。桔梗が裏切り者だってことを」
「っ……」
櫛田は自分が取引材料にされていることに驚きを隠せないでいる。
綾小路はいつものクールフェイスを保っていた。
「……なんだ。桔梗も上里と出来てるのかよ」
気づくと櫛田が震えながら俺の左手を握っていた。
「龍園くんには関係ないでしょ」
「そりゃそうだ」
櫛田は否定しなかった。
ここは俺と出来ていると思われたほうが安全だと思ったのだろう。
「……」
櫛田が裏切り者だと告白されても対処できるよう準備はしてある。
なので取引に応じなくても問題ないのだが、穏便に済ませるために、俺は龍園の提案に応じることにした。
「ひゃっ」
「わかった。お前の取引に応じてやる」
櫛田との関係をアピールするために彼女を抱きよせながら回答した。
Dクラス版三馬鹿の羨ましそうな視線が気持ちいい。
俺は龍園に特別試験で行ってきたことを素直に話した。もちろんヒロインたちとの情事を抜かしてだ。
龍園は愉快そうに、綾小路は見定めるように、俺を見つめていた。ちなみに櫛田はずっと俺の左手を握っていた。
「これで全部話したぞ」
「ああ。これで再認識したぜ」
「再認識?」
「そうだ。お前が極上の獲物だってことがな」
その認識は間違ってるぞ。本当の極上の獲物は俺の右隣に座ってる男だ。
「坂柳がいるだろ。それに一之瀬や葛城だって」
「坂柳は強敵だが、一之瀬と葛城は雑魚だろ。眼中にねえよ」
確かに帆波のあそこは雑魚かもしれないが、頭脳戦は雑魚じゃないだろ。
「話を聞かせてくれたお礼に忠告してやる」
「ん?」
「俺はお前を徹底的に潰す。だから気を付けろ」
「お礼の意味わかってる?」
「そろそろおいとまするぜ。ここのポイントは払っておいてやる。じゃあな」
龍園はレシートを持ち、石崎たちを連れて部屋を後にした。
徹底的に潰すということは、暴力も振るうという意味だろう。
「……なんで言っちゃったの?」
「なにが?」
「今までの特別試験のこと。これからの特別試験で対応策練られちゃうかもしれないのに」
「櫛田の身の安全を考えたからだけど」
「ふぁっ……!?」
すぐに赤面する櫛田。もしかしてヒロインで一番ちょろいんじゃないだろうか。
「どうやらオレが来た意味はなかったようだな」
「そうだな。でも助かったよ。俺一人じゃブルブル震えていただろうから」
ここに綾小路と櫛田を呼んだ理由。
綾小路は俺のボディーガードとして。櫛田は俺の知らないところで龍園に潰されないために。
「想像できないけどな。オレは先に帰る」
「ああ。また何かあったらよろしく」
「またな」
「綾小路くん、またねっ」
☆☆☆
「もうそろそろ帰らない?」
「もう少し歌おうよ」
綾小路が帰ってから一時間。俺は櫛田のお願いで、交互に歌っていた。
「それともこの後用でもあるの?」
「ないけど」
「ないんだ。……軽井沢さんは?」
「今日は約束していない」
「ふぅん。それじゃ私が上里くんの部屋にお邪魔しても問題ないってわけだね」
蠱惑的な笑みを浮かべる櫛田。
「俺の部屋に来て何したいの? セックス?」
「~~~っ!」
「抱いてあげるけど、アフターピル飲んでね」
「上里くんはすぐにセクハラするんだからっ!」
マイクで左腕を殴ってきた。
やっぱり櫛田はDV気質のある女だ。
「いや、櫛田が何をしたいのはよくわからないんだけど」
「私だってわからないよっ!」
「えー……」
それが一番困るんだけど。いっそのこと右手で触れて抱いてしまおうか。
「ただ、上里くんの前なら素でいれるから……」
やっぱり男に暴力を振るうのが櫛田の素なのか。
「だから一番楽なのかも。……上里くんと一緒にいるのが」
「……俺以外に作る気ないのか?」
「ないよ。これ以上増やしたら私はこの学校にいられなくなる」
「うちのクラスの男子って変態が多いから、櫛田に罵ってもらって喜ぶ男子多いと思うぞ」
「それは無理」
「……だよな」
櫛田はみんなの人気者で、誰からも頼りにされる生徒を演じている。
それが彼女の生きがいなのだ。
たとえその反動で頭をかきむしるまでストレスが溜まってもやめられない。
彼女は立派な―――承認要求中毒者だ。
今は俺への愚痴とオナニーでストレスが発散できてるようだが、これから先彼女はどうなるのだろう。
社会人になれば俺以外に素を晒せる相手を作らないといけない。
仕事が忙しくて毎日オナニーする元気がなくなるかもしれない。
もしそうなってしまえば彼女は崩壊するだろう。
もしかしたら櫛田はよう実のキャラで一番情緒が不安定なキャラかもしれない。
隣に座る櫛田を改めてみる。
彼女はぶつぶつ文句を言いながら、次に歌う曲をデンモクで検索していた。
☆☆☆
龍園たちがCクラスの教室に乗り込んだことはすぐに広まった。
俺、綾小路、櫛田が龍園たちとカラオケに行ったことも知れ渡ったようで、ヒロインたちから何度も着信があった。
特に龍園と同じクラスの伊吹は心配で心配でたまらなかったようだ。
暴行を受けていないことを説明したが、信じられなかったようで、部屋まで直接確かめに来てしまった。
無傷の俺の顔や身体を見てようやく信じてくれた。
「それじゃエッチしようか」
「意味わかんないわよ」
伊吹はそう言いつつも、抵抗することなく俺に衣服を脱がされていく。
初めて抱いたときは痣だらけだったが、今はシミひとつない綺麗な白い肌になっている。
優しくベッドに押し倒し、生まれたままの姿の伊吹に覆いかぶさった。
「俺との約束を守ってくれてるみたいだな」
「……まぁね。ひゃんっ」
慎ましい胸の膨らみを両手で包み込む。
「少しは大きくなったんじゃないか」
「そ、そんなのわからな……んぁっ、はぁんっ」
てのひら全体で包み、暖めるようにゆっくり円を描いた後、今度は下からすくうように揉み上げる。そして揉むたびに指が乳首を刺激させた。
「ひぃあっ、んんっ、あんっ♡」
伊吹は耐えきれず淫らな声をあげた。
「くぅぁ、ふぁ……あひぃんっ♡」
久しぶりに味わう伊吹の乳房をゆっくり愛撫する。
いつの間にか、両方の乳首は、持ち主の喜びを表現しようとして、完全に勃起していた。
「伊吹、気持ちいいんだ?」
「う、うるさ……あんっ、んぁっ……♡」
素直にならない伊吹にお仕置きとして乳首に爪を立ててみると卑猥な声を上げ始めた。
俺は伊吹の勃起乳首を舐めたり、吸ったり、甘噛みしたりと一気に攻め立てた。
「うぁ……あはっ……ひぃん……」
伊吹は乳首責めだけで絶頂してしまい、数分後には下品な顔を晒していた。
原作より孤高で冷たい印象を与える伊吹の俺にしか見せない淫らな顔と姿に嫌でも興奮してしまう。
「伊吹、舌を出して」
「ふ、ふぁ……んぐっ!?」
口内から僅かに覗かせた伊吹の舌を掴んで引っ張り出した。
「あぇ……あぁ……」
絶頂直後だからか、伊吹は蕩けた顔で俺を見上げるだけだった。
「伊吹は舌も綺麗だな」
「あぐぅ……あっ……あぁ……」
俺は嗜虐心を満たすために、伊吹のいやらしい舌を指の腹で刺激を与えたり、強めに引っ張ったりする。
「へぁ……あぐ……んぅ……」
舌をいいように弄られて、涙と涎をだらだら垂れ流している伊吹の顔は最高に下品だった。
「それじゃ今度はこっちを弄らせてもらおうか」
「ふぐっ……!?」
舌を解放してやると、親指を口内に突っ込み、口を横に広げさせた。
口元を歪ませた伊吹も下品で可愛い。
「ひ、ひゃめ……」
「なに言ってるかわからないな」
「あんひゃねぇ……!」
これ以上弄ると怒られそうなので、びしょ濡れのまんこに蓋をすることにした。
「きゃっ」
ぐったりした彼女を抱き上げて、勃起した肉棒に伊吹のまんこを宛がう。
そして一気に伊吹の腰を下ろした。
「くっ、はぁぁぁぁぁぁっ!?」
伊吹は子宮を押し上げられ、絶叫に近い嬌声をあげた。
「い、いきなりこんな奥まで……」
伊吹は落ちないよう必死に俺にしがみついた。
「ちょ、ちょっとっ! ちゃんと支えてよ!」
文句を言い続ける伊吹だが、対面座位はいちゃラブセックスが大好きな彼女が一番好む体位だ。
キスが常にできるだけではなく、肌と肌の温もりを感じることができる。
「わかってるよ」
「ひゃんっ!?」
伊吹の要望を叶えるため、小ぶりなお尻を鷲掴みした。
「あんた、強く揉みすぎ……んむぅっ!?」
なおも不満を吐き出す伊吹の口を物理的に塞いだ。
「ん……ちゅ……んちゅっ」
キスをされて機嫌がよくなったのか、伊吹はすぐに舌を絡めてきた。
「んんっ……ぢゅるっ……んぶぅっ♡」
唇を貪りながら自ら腰を動かし始めた。
お互いに理性をなくし本能のまま求め合う俺たちは濃厚なキスを繰り返す。
舌が交じり合うたびに、肉棒が伊吹のオーガズムにより締め付けられる。
「キスだけで感じてるのか?」
「うるさい。あんたもでしょ……んぢゅっ♡」
伊吹も随分と性に素直になったものだ。
あの伊吹澪が快楽を貪るために、唾液が垂れているのも気にせずにキスを求めてくる。
さらにクリトリスやポルチオを刺激するために卑猥な腰つきを延々と続けている。
(やっぱり対面座位だと絶頂しづらいな)
この体位だと伊吹が主導権を握っているため、俺のペースでピストンができない。
射精が遅くなる分、長時間繋がっていられるのだ。
伊吹が対面座位を好きなのもそれが理由だろう。
(もっと刺激を与えてやるか)
先ほどから軽い絶頂を何度も迎えている伊吹に大きな刺激を与えることにした。
「あひいいいぃぃぃぃんっ!?」
上下の口を満足させることに夢中な伊吹の無防備なお尻の穴に右手の親指をねじ込んだ。
「お、締まりがよくなったぞ」
「お、お尻ぃ……だめぇ……♡」
「言ってることと表情が違うぞ」
「あっ……あぁんっ♡」
アナルをほじられながらも腰を動かすのを止めない伊吹。
「うぁ……あんっ、んおぉっ♡」
お尻の穴で親指を、膣内で肉棒を痛いほど締め付けてくる。
やがて伊吹は唇を離し、喘ぎ呼吸のまま目を閉じていた。
「はぁんっ♡ イク! イクイクイクっ♡」
「俺もイキそうだ……!」
伊吹のあそこの締め付けは、これ以上にないほど強くなっている。
「あっ、あぁんっ♡ 出して、奥に出してっ♡」
「ああ、たくさん
たまには乱れる美少女を見上げながら絶頂するのもいいものだ。
俺はそう思いながら、彼女の膣内に欲望を吐き出すために、腰を強く突き上げた。
「ひゃああああああああんっ♡」
濃厚な白濁液を吐き出され、伊吹はこの日一番の嬌声をあげた。
「あっ、熱いっ♡ お腹が熱い……♡」
伊吹は歓喜の表情で、大量に注ぎ込まれる精液を受け入れた。
「気持ちよかったぞ、伊吹」
「ん……はぁ……あはぁ……」
脱力した伊吹が俺に寄りかかってきた。
すぐに二回戦に移ろうかと思ったが、少しだけ休憩させたほうがいいかもしれない。
その後、5分ほどしてから伊吹の身体を堪能した。
二回戦からは俺が主導権を握り、伊吹を絶頂し続けさせた。
久しぶりのセックスだったからか、軽口を叩くものの、伊吹は俺の欲望を全部受け入れてくれた。
「ねえ、本当に大丈夫なの?」
時刻は0時半。俺に腕枕をされている伊吹が不安げな表情で見つめてきた。
「なにが?」
「龍園たちのこと」
「……大丈夫だろ」
伊吹は入学してからずっと龍園たちに虐げられてきたので、ほかの人より心配するのはわかる。
正直、俺だって龍園と戦いたくない。
本当は女の子たちとセックスするだけの生活を送りたい。
だがここまで原作に介入してしまったので、龍園との戦いは避けられない。
(くそ、櫛田が余計なことを言わなければ……!)
龍園に俺のことを話したのは櫛田だ。
いつか抱いたときに号泣させてやる。
俺はそう誓い、現状を受け入れることにしたのだ。
「私、あんたがいなくなったら嫌だから」
「だから大丈夫だって」
「なら龍園に勝って、私を安心させて」
「頑張るよ」
龍園に勝つのは俺じゃなくて綾小路の予定なんだが、ややこしくなりそうなので黙っておこう。
「もしさ、龍園がいなくなれば……人目を気にせずにあんたと出かけられるのかな……」
「……そうだな」
「……うん」
龍園がいなくなれば今より楽しい学校生活が待っている。
伊吹はそれを希望に今の学校生活を耐えているのかもしれない。
俺の指示により、大嫌いな龍園の指示を素直に聞くようになった伊吹だが、相当ストレスが溜まっていることだろう。
だが逆らってリンチされるよりマシだ。
「伊吹」
「なに?」
「久しぶりに一緒に映画見るか?」
伊吹と一緒に映画館に行くことはできないが、映画館で一緒に映画を観ることはできる。
以前と同じくネット予約をして、偶然を装って隣の席になるのだ。
「……見る」
「よし。それじゃなんの映画を見るか今から決めるか」
「うん」
翌日から伊吹の俺への依存が深まった。
なぜわかったか。
理由は簡単だ。
メッセージを5分以内に返さないと電話がかかってくるようになったからだ。
ちなみに伊吹は返信が遅いから怒って電話しているわけではなく、俺が龍園にやられていないか不安になり電話してしまうとのことだ。
誰か伊吹かひよりがメインヒロインの書いてほしいですね!
どっちもエタった作品しかないので……