本番は本編が終了したらです☆
一人称で書きました。
エロはこっちのが書きやすいかも。
「んぅ…………今夜も、マスターがマッサージ……してくださいました……ふぅ……」
『頑張ったねヴィヴィ!』
「…………………………………………」
日付が変わる前に、入浴を終えたわたしは、お風呂の中でもマスターが施して下さった、マッサージをずっと思い出していました。
わたしのメモリに刻ませて貰ったので、眼を瞑れば何時でも思い出せるのです。
技の出力が上昇している、発動速度も、敵ポケモンへの反応速度も、演算処理機能も……
「マスターに……褒められただけ、わたしは強く……なっている……?」
トリックルームを模した壁紙は、人気がありません。
何故わたしがこの壁紙を、選んだのかも分かりません。
わたしが眠っていた〝あの場所〟も、目まぐるしく光量が変化していた異質な空間であったので、本来なら疲れ目の症状を、発生させてしまうらしいのです。
なのにわたしは、この壁紙に囲まれていると落ち着きます。
「…………………………コアの動悸、粒子エネルギーの循環、シグナルのタイミングにも……わたしの自己修復アプリケーションでは、対応できません…………?」
――落ち着かない現象が、わたしを襲って来ました。
これは一度や二度ではありません、マスターにマッサージを施されたあの日……メコンさんの実家で、ご両親さんと楽しそうに会話をしている、マスターに対してわたしは……
「…………わたしの身体、時々変……ですっ……」
人間の言葉として表現するならば『イラついていた』
何に対して?
マスターとの距離が近すぎるメコンさんへ?
正妻を前提に話を進めていたご両親さんへ?
満更でも無かった……ように見えるマスターへ?
冷やかしていた爽羽佳さんとネリさんへ?
……………………違う。
「わたし……自身に……イラッ……してたんですっ……悔しくて……さび……しくて……やり場のない怒り……抱いてしまって……」
彼は何度もコミュニケーションを図ろうと、わたしが嫌がるかも知れない覚悟で、接してきてくれていました。
恥ずかしい……から……自分から「してください」と要請した時でも、直ぐに追い払うような言葉遣いで……悪いのはわたしだけ。素直になれないわたしだけが悪かったんです。
撫でられて……とっても嬉しいのに、言葉でも態度でもそれを伝えられなくて……一言でいいのに、それも出来なくて。
「わたしが酷い事言っても……マスターは許してくれました……」
マッサージをされそうになって、わたしはいつも通り「嫌です!」と発してしまいました。
いつもならマスターは諦めていましたが、あの時だけは諦めずに、心も身体もわたしと深く接近してくださいました。
……本当は嫌じゃ無かったです……
本当に「嫌」なのか、嘘の「嫌」なのかを見分けられるマスター……凄いです。
マスターにもっと構って欲しかった。
手段など何だっていいから、マスターとお話したかった。
強引に女性の身体に触れる、マスターは決してそんな事をしない方だと聞き及んでますが、ガッシリと手首を掴まれて逃げられませんでした。
わたしのパワーとマスターのパワー、比較するまでもなくわたしの方が圧倒的に上回っているのに関わらず……です。
離して欲しくなかった、掴まれて良かった。
あんなに彼の体温を感じる事が出来たのは、温泉以来でした。
「また…………出て来てしまいましたね…………」
異常事態発生、蓄えているエネルギーが少量、フローリングマットに漏れてしまっています…………
「わたしなんかでも……あっ、あいえき……生み出せてしまうんですね…………」
あれから、マスターにマッサージを施されてから、わたしがメモリを呼び起こす度に、この様な痴態になってしまうのです。
人化を果たしたポケモン、性別が♀であるならば、身体の機能は人間の女性と、殆ど変わりないらしいです。
「はぁ……冷却機構が追いつきません……火傷状態より深刻に……」
髪飾りのハッチを解放し、排熱させていますが、体内温度は上昇するばかりで、〝漏れ〟も収まりません……
「検索…………この状況を修復する手段………………検索…………ハァ、ハァ……」
修復プログラムは、とっくの昔に見つけております。それでもわるあがき、他に方法があれば越したことはありません……が――
「検索結果は……一件……ふぅ……ふぅ……もう決断するしかない……ですっ……」
この時間帯でも、マスターはお仕事をしていますし、ネリさんは夜更かし常連ですので、常に扉や窓側への気配には細心の注意を、払わなければなりません。
「…………ああっ、下着が……こんなに…………」
シュルッ
寝巻きとして購入した、ミミロップイヤー付きのパーカーはそのまま、ショートパンツを脱ぎベッドの上へ置きます。
したぎ……黒色の紐パンツ……機能性を最優先し、購入したのですが……
なぜネリさんに「エッチな物を穿いてるニャ~ね♪」と言われていたのか……最近になって理解が出来ました……
自覚無しにこの下着を選んでいたわたし……
(えっち……なのでしょうか……だからこんなに汚して…………)
ど、どうやら分泌量が、一般女性よりも多いのかもしれません。
「……ひゃ!? っ゙!!?」
わたしが指で触れたのは……小陰唇。
わたしはメタグロス、ですが人化を果たしたら♀、女性なのでちゃんとあります……女性器が。
触れただけで指がベットリ……明らかにこの量はおかしいです……
銀色の糸を引きながら、わたしの指と性器を結んでいます……とってもエッチ……ですっ……わたしの身体なのにっ…………
「ハァ! ハァ……! あれ……ですっ、マスターが持ち込んでいた……ハァー! ハァー!」
ろ、ろーしょん……アレに似ています……わたしの愛液は……
粘り気はありますが、手触りが良く最初こそ驚いてしまいますが、不快な気持ちにはなりません。
愛液の存在を知ったのは、マッサージをされて以降です。にも関わらず、ローションをいやらしい物と認識していたのは……女性の本能が、そういう物として捉えているからでしょうか……?
「お風呂に入ったばかりなのにっ……はぁ、はぁ、はぁ……はぁ……よごっ……汚して……ベッチョリ……床もぉ……手もぉ……ハァハァ……! やぁん……わたしがこんな事ぉ……」
前兆はありました。
マスターと偶然手が触れたら、コアだけでなく下半身までポカポカして、回想しながら股間を洗っていたらムズムズと、形容しきれない感覚に陥った事。
愛液こそ出ませんでしたが、それだってオナニーの一種だったのですね……
認めたく在りませんが、認めるしかないらしいです……わたしはエッチな子……ですっ……
「マスターには……んぅ~~~~! ぜったい…………はやぁ……っ……うんっ! バレたくなぁ~~~あっ! あくンッ!!」
オーガズムに達してしまえば、この熱量は発散する。感情の起伏に乏しかったわたしだったなら、こんな想いを抱くこともありませんでした。
マスターがわたしを変えてしまったんですっ……悪いのはやっぱりマスターなんですっ……!
「違いますっ! ひゃっ! …………ひゃあぁ……んっ……ますたー……なにもわるくなっ……ふぅぅ~~~ぅぅ~~~ハッ! ハッ! ぁぁ~~~! あついっ! ゆびがとまりませっ……ふっ!? んんぅ~~あああ~~~!?」
ダメぇ……ですっ!
下半身がビクビクしてしまい、この音量を抑えるには発語機能を一時的に停止させるしかっ…………
「ッ゙! ッ゙~~~~! ………………っ、っ……ぁ゙……!」
あっ、淫核……この場所を愛液でヌルヌルにしながら、円運動するの……とっても気持ちがいいですっ…………ローションの件もありますし、わたしはヌルヌルが好き……なのかもしれませんっ……
(はぁぁ……ぁぁ…………ふぅ、ふぅ……この……女性器……あるのでしたら……ハァ……わたしにも……――)
淫核を緩い力で撫でる、それだけででんじはを受けた時より、ずっと神経が悲鳴をあげてしまいます。
ベッドへ登る事もせず、床に横たわったまま、女性器を刺激しているわたし。頭の中は〝とある人物〟の映像でいっぱいです。
オ、ナニー……は、――――――を想い浮かべながらスルと、感度が良好となり絶頂が早まると。
(マスター……マスター……マスター! マスター!)
同性を想い浮かべる趣味はありません。
かと言って、異性ならば誰でもいい訳でもありません……
身近な男性、当て嵌まるのはかたくりこさんもですが、彼へは仲間意識こそあれど恋愛的な感情はありません……となれば――
(!! チュプッ! んぷっ! じゅるぅ! んじゅっ、んじゅっ! んぱっ、ハァ……! じゅずっ、じゅるぅ!)
指で弄るだけでは物足りなくなってしまいました。
何か……無いのかと、マスターにいっぱい褒められて、撫でられて……だ、抱きしめられる映像を作り上げながら、左手の人差し指を、口内へ突き入れました。
マスターの〝アレ〟に見立ててしまっています……小柄ですが無駄に大きな胸が、弾む勢いでトロりとした唾液が纏わり付く、口内で人差し指を激しくおしゃぶりしながら、右手は女性器を緩やかな速度で刺激してます……器用……ですっ……感情表現は不器用なのにっ。
マスターはこの胸を……気に入ってくれている。視線が向いてしまう時が頻繁にあります……わたし、知ってますよ。
セクハラですっ……で、でも……マスターなら許してあげます……
(やぁ゙! はぁぁうッ゙! こんなにぃ……性的快感を得てしまうとは……ぁ! やうッ゙! ふぁ……ンッ! ひっ! くふぅぅ~~~!)
性器から指を離し、背中のホックを外せば、黒いブラジャーがズリ落ちて、体形と不釣り合いでアンバランスな、わたしの胸が露出されます。
……う、人間の男女からも、ポケモンの男女からも、様々な方向から注目されてしまっている……存じてます。
こんな物が魅力的に想われてしまっている。この胸がダウンサイズを果たせば、機動性能が僅かながら上昇する……戦いとなれば邪魔でしかありません。
いえ……マスターがわたしの胸で、こ、こうふんしてくださるのならば、一概に言えませんけどっ……!
マスターも……オ、オナ……しているのでしょうか……?
誰を想って……?
(はぁ! はぁぁう!? わたしをッ! わたしをおもっておなにーしてほしいですっ! あっ! あ! ふぅぅ……! ッ゙!? やぁ……はぁ! はっ! ますたー!)
右胸を壊しかねない握力で握りしめながら、左人差し指を、舐める行為は加速してしまう。
マスターの手だと置き換えて、わたしの胸を夢中で触っている妄想です…………
きっとマスターは、もっと優しく揉んでくれると思いますが、握力の制御が出来ません……
じゅこじゅこ……ぐにぐにっ……口と胸からエッチな音……わたしがオナニーしてしまうだなんてっ……とっても恥ずかしいですっ…………
(んっ~~~~~! んぅぅぅぅ! ますたー! ますたぁぁぁぁ~~~~! はゔぅ゙ッ゙!? あー! ああっ…………はあああああああ!!)
これが…………オーガズム…………何物にも代えがたい高揚感……陶酔感……忘我の最中に……ありながらも……コアから集うケーブルの節々まで……マスターへの想いでいっぱいに……――
「っ…………! はぁ! ぁ…………はっーーはっーーはっ…………ふひゃっ…………あっ……!」
はしたない格好……わたしは初めてのオーガズムを体感して、身を投げ出されたように動けません。
エッチな事は嫌いなのに……エッチな事をしてしまった……マスターを想い浮かべながらっ……
「はぁーーはぁーー…………またお風呂に……入らなければ…………その前に……事後処理を……はぁはぁ……」
冷静さが戻ってきました。さっきまでのわたしは、何をやっていたのだろう……
ベタベタになった床や指を眺めながら、満たされ、鎮まった筈の身体からは、既に〝何か〟が足りない事に気がついてしまった。
達してしまったけれど、所詮は一人エッチ……欲している――そう認めざるを得ない――……本当のオーガズム……それはマスターと…………肌を――――
「またっ……なんてこと……っ、また身体が熱を持って……! ああっ! ~~~ッ゙! ~~~~~ッ゙!! あ゙ァ゙ァ゙!!」
声帯機能を再び停止させ、撫でてくれたマスターの感覚を、回想しながらわたしはまた……日付が変わってしまうまでオナニーに没頭してしまったのです……
オナニーをしたって、欲している〝何か〟は手に入らず、虚しい限りでしたが……