※この作品はR-18です。

蒼鋼少女 R-18禁バージョン   作:緋枝路 オシエ

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自分の中で熱いハウゼン隊長とマジュラムのお話。

過去のエピソードが判明すると同時に、今後の本編に繋がるコンポーネントも...


盟約なるイノセント・ブラッド

*これは七章開始前の物語です、本編とはリンクしています

 

 

 

逃がしてしまった...初めての任務失敗、必ずやホウエン地方を――もしかしたら全世界すらも――脅かす存在となるであろう、謎の仮面の確保を...失敗。

 

あれから奴がホウエンに現れたとの情報は皆無。別の時空へと逃走したのか、ホウエン中の警察が今も捜索を続けているが目新しい証言や、痕跡はやはり...

 

あの仮面の件は最高機密事項、おおっぴらに市民へ公表するのは逆効果だと上層部からの意見は全うだ。確実にホウエンは混乱してしまう...その隙に生じて何らかの目的を果たされてしまえば堪った物ではない。

 

「見つからん...本当に奴は人間なのかっ...奴と行動を共にしていた金色単眼も、常識外れの戦闘力だった...あれは幻、もしくは伝説と語られる大いなる存在なのかっ...? そんなポケモンを従えるなど...」

 

ホウエン地方の警察本部と隣接している、最上級クラスの宿泊施設を上層部から貸し与えられているハウゼン隊長は、ポケモンリーグ・ミドルエイジクラスの優勝者たる肩書きを持つ実力者。

 

恐らく中年トレーナーとしてはホウエン地方で最強なのでは?

 

市民からの信頼も厚く隊長というポジションに胡座をかかず、各地へ赴いて張り込みや聞き込みなど当たり前、ポケモンが使用出来ないシチュエーションでは自らの肉体を駆使し、犯人を六人纏めてとっちめてしまった彼はリアルファイトでも相当に腕が立つ。

 

秩序を乱す悪人には容赦しない、徹底的に追い詰めてどんな相手も確保し、任務は一度たりとも漏らさず遂行させ続けて来た。そんな彼には警察に所属している者達(主に部下)からは《荒武者》、ファンの方々からは《七匹目のポケモン》という二つ名が与えられている。

 

しかし、謎の仮面とバトルをし、謎のポケモンの圧倒的な戦闘力に手持ちを全滅させられてしまい敗北してしまう。バトルでの敗北も久しぶりの事であるが、そんなのはどうだっていい。

 

(あの時、俺のベストメンバーをフルに使用したと想定してもだ...勝てた確立はホンの一握り程度だったろう...)

 

息をする音すら潜ませていたクロバットのマジュラム、挟み撃ちでクモのすを貼っていたアリアドスのドルーガー。隠密行動が得意な二匹は姿を眩ませているターゲットの索敵にも長けているのに――――金髪単眼の生命エネルギーを察知出来ず上空からの不意打ちで一撃。

 

ラスターカノンをメインに放っていた奴は、鋼タイプである可能性が高いと判断しハガネールのセンチネルを繰り出すも、味方に倒されてしまう。

 

唯一善戦出来ていたゲンガーのオルフェ、ハウゼン隊長とは古い付き合いのパートナーは正体不明のマインドコントロールに支配されてしまい、仮面らを逃がす要因を作り上げてしまった...

 

仮面は四つ目のハイパーボールを見て「それが最後のポケモンか?」と口にしていたが、半分正解で半分は間違いだった。

 

残りの二匹は直前で別の任務へのお声が掛かってしまい、仮面とのバトルは不在のままであった。

 

パソコンから控えポケモンを引き出す時間も無い、ベストな状態とは言えなかったが部下達と協力してしまえば、どれだけ電脳空間から飛び出してきた自我を持つコンピューターウイルスであっても、数の暴力――警察なのでこんな表現はしたくないが――で悪の芽を断罪する...事は出来なかった。

 

芽なんかではない、既に根を張り巡らせてホウエンを枯らそうとしている、不正寄生の害虫(ウイルス)であった。

 

なのに紅葉地帯に落ちている枯れ葉の様に紛れているのか、奴の素性も目的も明らかにならず存在そのものを発見出来ていない。

 

 

...見間違いではない、彼の肌は素人目から見ても不健康であると、頬が加齢とは別の要因で骨の出っ張りが目立ってしまうまで、痩せこけていると。

 

 

ハウゼン隊長は仮面の確保に全力を注いでおり、マトモな食事も摂っていなければ入浴する事すら忘れてしまい、二日間も私室から出て来ていない...

 

顎髭と繋がる形状に伸ばしているもみあげは、毎日一時間以上も手入れを欠かしていなかったダンディズムで『男らしい! 真似をしたい40代のヒゲスタイル!』なる、雑誌に掲載され「ハウゼンスタイル」と新規ジャンルを築いた。

 

...であったのに、今の彼は不衛生。何日剃っていないのか、整えていないのかも忘れてしまった。ボサボサに伸び放題でまるで浮浪者...イケオジだった凜々しさを感じない。

 

(ダメだ、どれだけシミュレートしても奴のポケモンは規格外だった...本当に伝説か幻の類いなのか? そう決めつけてしまえば筋は通ってしまうが、人間に捕獲される存在ではない筈だ...分からん、考えれば考えれば考えるだけ...)

 

十数年前の話になってしまうが旅の途中、彼も『ビクティニ』と言うあらゆる勝利をもたらす伝承を持つ、幻のポケモンと遭遇した事がある。

 

捕まえる気すら起きなかった、トレーナーとして強いポケモンが欲しいと言う欲求は当然であるのに、ビクティニとは僅かに会話をしただけで終わった。

 

カントー地方では『サンダー』の出現に偶然立ち会った事もある。羽ばたくだけで荒々しい雷を落としながら、夏の嵐を巻き起こす伝説のポケモンだ。

 

こちらも捕まえようなんて気力は沸いてこなかった、ただただ自然現象を具現化した神々しい存在に圧巻され、姿が消えるまで見届けるだけで良かった。

 

何故彼ら、彼女らが伝説・幻と呼ばれているのか、少しだけハウゼン隊長は理解が出来た。マスターボールを使用したって捕まえられないだろう、ビクティニやサンダーはそんなポケモンだったのだ。

 

そんなポケモンと同クラスのポケモンを、あの仮面が手中に収めているとは考えたくはないが、少なくともトレーナー技量は確実に自分よりも上であったと認めざるを得ないのだ。

 

何らかの...それこそマインドコントロールでも施され、強制的に従わせている? 伝説や幻があんな侵略者の前に姿を現すとは思えないのだが...仮にハウゼン隊長の憶測が的中していたら...

 

「......部下からの報告は...なし、か...俺も行かなくては、何だっていい...奴の足跡を探しに...行かなくては...」

 

責任感が強すぎるハウゼン隊長は、仮面を確保出来ずだった自分を責め続け、自分を追い込み続けてしまっている。

 

命と引き換えに奴を確保できるなら...退職すら頭を過ったが、それこそ無責任であると思い直し、奴を引っ捕らえる事が「責任を取る」とエンジンを再起動したが、そろそろ身体も精神も限界だ。

 

働きづめは効率性に欠けて成果は上がらないと、部下達にも休息は大事だと気遣いの出来る男であるのに、今はハウゼン隊長が部下からも、手持ちポケモン達からの声を聞かず仮面の探索に身命を投げ打っている。

 

睡眠や食事の時間すら勿体ないと、丸二日寝ていないし一日の栄養はコップ1杯の水だけだ。このままでは仮面を捜し出す前に、ハウゼン隊長が力尽きてしまう...

 

▼▼▼▼▼▼

 

「......どうだマジュ? 隊長の様子は変わりないのか...?」

 

「えぇ...あの方は自分に厳しすぎますわ...『自分にも優しくしてください』と昔から口を酸っぱくしていますのに...頑固ですわぁ...」

 

二階に在る隊長の私室の丁度真下、ジャックランタンやキャンドルに骸骨、ハロウィンを模した小道具を散りばめながら、何処かファンシー要素の混ざった吸血鬼城として内装をデコレート。

 

ベッドは何と逆さまに吊された棺桶である紅一点のクロバットはオルフェの次に古株。

 

一人称としても使っている"マジュ"と呼んでいいのは親愛なる隊長と、手持ちの仲間だけである。

 

自身を形成する体力の一部でありながら、使い魔としての役割も持たせられるみがわり。彼女は窓からズバットを隊長の部屋に侵入させ、少しの間監視させて貰ったのだが相変わらず休む気配はない。

 

マジュラムの部屋にお邪魔している二匹は、控えメンバーであるが戦闘力は一軍と殆ど変わらない。

 

 

その一匹がヘドロポケモンのベトベトン、ニックネームは《ペレト》

 

 

セクシーさを醸し出す目元と低い声、中性的な容姿のイケメンで最大の特徴は上半身は人化を果たしていながら、下半身は本来の姿を保っている事だ。

 

中途半端と言えばそうかもしれないが、『半人化』は大変難しい芸当でやろうと思ったって簡単ではない。僅かな隙間さえあれば粘性のあるヘドロ形状となった下半身を差し入れ、上半身も一瞬で潜り込ませる事ができる。

 

人間や他のポケモンが不可能なシチュエーションでも、彼が居れば可能となってしまう。本来の姿のままでは人語を発せられなくなるので、両立出来てしまえる今の姿は彼にとっても暮らしやすいのだとか。

 

「オルフェさんもすご~~く落ち込んでしまってるッス...自分は警察になる前のオルフェさんを知らないんスが、あんな口調では無かったんスよね?」

 

「ああ、それどころか隊長を呼び捨てにしていたんだぞ、今では信じられんくらい軍人口調がハマっているがな」

 

ペレトの隣で紅茶――マジュラムが摘採し仕上げた紅茶葉から摘出したルフナティー――を飲むが、隊長を中心に置いた手持ちの皆とお茶会を開いた時とは、何だか味が重たく感じられてしまう。

 

 

牡蠣の様な二枚貝の中に姿を隠し、カップを取って口に付ける時は開き、また閉じる。物理的な意味で引っ込み思案なのが2まいがいポケモン、パルシェン。ニックネームは《マリノイド》

 

 

彼はハウゼン隊長の水中用メンバーで手持ちとなって日が浅い新参者。しかし戦闘力は彼が育て上げた精鋭の一匹なのでお墨付き、ナパーム弾でも壊れない傑出した防御力を備え部下達の護衛として出撃する事もある。

 

ズバットがわざと大きな音を立てて窓を開けたに関わらず、隊長は振り向こうとすらしなかった。仮面を何としてでも捕まえる、その事だけで頭の中が埋め尽くされてしまっているのだろう。

 

ドルーガーとセンチネルの傷は心も含めて完治しているが、隊長のパートナーでマジュラム達にとってもリーダー的なポケモンのオルフェも、隊長と同じく自責の念に駆られてしまって部屋から出てこようとしない...

 

 

『自分は...悪に加担してしまったのでありますか...自分が洗脳されなければ...自分が洗脳されたから奴に逃げられて...うっ...うっ...っ...』

 

 

見てられなかった、正義感に溢れた彼が悪に手を染め逃走への力添えをしてしまい、ひたすらに自身を罵倒、侮辱、虐げている姿を。

 

敵に操られて味方のポケモンを倒してしまった、それだけでもメンタルは崩壊してしまう凶事としては充分な理由、さらに必ずやホウエンに被害をもたらすであろう巨悪を取り逃してしまった、オルフェの責任で...

 

「エリクシルやローゲとも協力して手を尽くしてはいるんだが...隊長を何とかしない限りオルフェも立ち直れなさそうだな...だが俺らじゃ隊長の心を動かすことは出来なかった...」

 

マジュラム以外の手持ちは全て♂。ただ一匹の♀であるマジュラムが頼りである。彼女に押しつけてしまう様で申し訳ないが、最終手段は♀である彼女に要請する他ないのだ。

 

「...引き受けましたわ、また皆で美味しく紅茶を飲みたいですわ...全員揃わないとやはり味が...マジュ達の気持ちだって沈み込んだままは嫌です...お任せ下さいな!」

 

ペレトに肩を叩かれた、それは「すまないが俺達の想いを託す」の意。

 

マリノイドはこれからマジュラムが何をするべきなのか、そういった知識が薄いので理解していない様だが。どちらにせよ残すはマジュラムのみ、彼女でも無理なら...いや、彼女なら...!

 

(隊長...マジュ達の責任まで背負い込んでしまって...働けばそれだけ成果が出るのは間違いだと、部下に教えていたのは貴方でありますのに...指導した事を本人が出来ず何が上司ですかっ...)

 

名誉・栄光の花言葉を持つ高貴なる花、ジャカランダを連想させる色合いの縦ロールをくるくる、物寂しく弄りながらおやであり、上司であり、初恋の相手である男性の部屋までゆっくりと歩き始める。

 

謎の仮面の首根っこと手首に、ナイフと化した翼を当てがっていたのに背後から強襲され、一撃で戦闘不能となってしまった自分にも今回の責任は多大になると感じている。

 

例えやられてしまっても仮面を傷つけることさえ出来ていたならば...彼女だって精神はズタボロになって棺桶の中で嗚咽をすすっていたが、隊長とオルフェが命に影響を及ぼすまでに深刻な状態であると伺い、泣いている暇などないと挫けた心を、無理矢理だが立て直し現在に至る。

 

扉の前でゴルバット型の手鏡を取り出し、紫をメインに添えシルバーを上段に、ブラックを下段にアクセントを施す緻密なゴスロリスカートや、デフォルメされた蝙蝠羽を取り囲む様に、鮮血をイメージし紅いレースの縁取りをしたヘッドリボンなどを、一通り点検をする。

 

緊張している...でも隊長を呼び戻せるのは自分だけ、蹴り飛ばす勢いで押しかけず、あくまで上品にコンコンッ...

 

分かっていたが反応はない。やむを得ないので今一度使い魔としてHPを削り、窓が開けっぱなしでも振り向きもしない隊長を通しすぎて、内側から施錠をアンロックさせて貰った。

 

 

▼▼▼▼▼▼

 

 

「失礼します隊長、返答がありませんでしたので無礼を承知でお邪魔させて貰いましたわ」

 

「.........あっ、あぁ...マジュだったか...スマン、全く気がつかなかった...」

 

謎の仮面を捜索しに行くつもりだったであろう、ハウゼン隊長は愛用の草臥れたトレンチコートを羽織っている最中であった。

 

そんなフラフラの身体で、血色の悪い肌で、誰なのか判別も難しいまで無節操な髭面で――――

 

「...何処へ行くつもりでしたの?」

 

「..........俺は、やらねばならんのだ...あの仮面と...ローブのポケモンを...逮捕しなくてはならない使命があるのだっ...退いてくれマジュ、こうしている間にも奴は――――」

 

部下達には交代制での捜索を命じる事が出来るのに、自分だけはそれが償いだと手を緩める素振りがない。

 

そんなの間違っているっ、仮面のお縄を頂戴するよりも先にハウゼン隊長が力尽きる...こんな無茶苦茶な、人間の基本構造を無視し続けた生活を何日も送っていれば、誰でも分かると言うのに。

 

「隊長、今の貴方こそ"無責任"ですわっ...『俺はどうなってもいいから、あの仮面を...』とでも思っているのでしょう? 全く、貴方は少し...かなり...大分...自分への容赦がなさ過ぎますっ」

 

手持ちも本部の者達も、部下も...隊長を慕う市民の皆さんも、心配しているのに周囲の声や顔など聴こえない、視えない。

 

責任を果たすため己を酷使している。上層部からの下命も制止も振り切り「俺が何とかします」の一点張り。彼一人だけで何十人分もの働きが出来ると評価されているが、それは容態が万全の時の話であり...

 

「今日は休みましょう...? 包み隠さず明言させて頂きますが、自分が倒れたらどうするのかなど考えていないのでしょう? 倒れなければいいだけの話...そんな理由は受け付けませんわ」

 

「マジュ...しっ、しかし...奴は危険な存在だっ、ホウエンに、ポケモン界に災厄の雨を降らす者である...そんな気がしてならんっ...今捕まえずして何時捕まえ......――――」

 

 

チュッ、チュッ...んっ、プチュッ...

 

 

リスク試みず言う事を聞かない分からず屋さんには、言葉よりも身体で分からせてしまえばいい。

 

「部下達や市民の見本となる、そう教えてくださった貴方がそんな姿を見せていいのですか? この数日間で貴方の睡眠時間は? 食事の内容は? 入浴のタイミングは? 答える事は出来ませんわよね...? 明言しましょう『今の隊長は悪例』であると」

 

幽玄な香りのする潤った唇は、乾ききってしまっている自分の唇とは対照的であった。

 

 

 

睡眠...何処かで二時間は寝るつもりだったが、寝る間も勿体ないと一時間削った事だけは覚えている。ここ数日は不眠...

 

食事は...水を一杯飲んでいるからいいだろうと、マジュラムが作ってくれた料理も口にしている時間が惜しいと...

 

入浴...シャワーだけは浴びて目覚まし代わりにしていたが、二日くらい前からはそれすらしなくなってしまった...

 

 

 

「鏡をご覧なさいな、とても示しの付かない容姿です事よ? トレードマークの帽子はとっくに瀕死状態ですわ、そんな汚らしい格好での外出、及び業務をマジュは認めませんっ、直ちに休息を取りなさいっ...!」

 

手鏡に映り込んだ自分は、ダンディでも手練手管の恋愛術を知るイケオジでもない、不衛生で不潔で不健全で、ダストダスよりも廃棄物場での暮らしが似合ってしまう悪臭漂うおっさんだ。

 

「......酷い格好...だなっ...自分でも誰だか分からなかったぞ...」

 

「毒タイプが好きだからと貴方まで"毒タイプ"にならなくたってイイでしょう? キスされてから漸くマジュの言葉を聞いてくださいましたわね、遅すぎますわ」

 

実直で責任感が強すぎる、それが彼の良いところでもあるのだが、警察としての職を得てから初の失敗で――それも相手は自分よりも腕が立ち100vs1の戦況でも適わず――だったので、オルフェもだが相当に心へダメージを負ってしまっていた。

 

あれだけの危険人物と危険なポケモンは、一刻も早く何とかしなければ...その想いだけで繋ぎ止めていた活力、愛を交わした関係でもある吸血鬼少女にキスをされたら、それこそ精気を吸い取られた様にガクンッ、膝が砕けてしまい近くのソファーまで床を這って横になった。

 

こんなに疲労がのし掛かっていたなんて、休もうと思わなければ人間もポケモンも働きっぱなしに出来るけど、それが正解で結果が出る訳ではない。寧ろ非効率で自らを傷つけるだけである、休める時は任務も仕事も頭から忘れて休んでおく。

 

「そう...教えたのは...俺だったな...ハハッ...すまなかったなマジュ...」

 

「マジュへの御礼は結構です、後で他の皆さん達へ謝罪しに行ってくださいね?......マジュはお疲れの隊長を癒やしたいのです」

 

女性であるマジュラムしか行えない方法、親愛なる隊長へのご奉仕エッチ。

 

ソファーの上に座った彼女は、隣合う隊長を抱きしめる――――やはり舶来された様な渋い魅力のある香りは薄れている。

 

「ここでするのか...? いやっ、今し方思い出せたが俺は何日間も風呂に...不潔な男は嫌いなのだろう...?」

 

「構いません、営み終えたら一緒にお風呂に入りましょう。心の次はお身体です、マジュが綺麗にしてあげます...ン、ちゅっ...っ、ぐっ、んむっ、ふチュッ...ぷっ、ぁ...れるぅ、ちゅぐっ、るっ...」

 

良い臭いとは表せない、そのままの意味で汗臭くなってしまった隊長。

 

マジュラムが知っている一番好きな香りではないけれど、自分がどれだけ心配であったのかを顕す様に、首元へ顔を埋めた後にチェリーレッドがチャーミングな舌を、積極的に重ね動かし久しぶりの『大人のキス』に下腹部と心臓の動悸を加速させていく。

 

「ぢゅっ...ずっ...良かったですわ、隊長は不能になってしまわなくて」

 

「うっ...それはないっ...三大欲求を忘れてしまっていたがマジュのお陰で蘇ってきた...」

 

頑固として自分の意思を貫こうとしていた彼が、キスされてから理性よりも本能がフツフツと...

 

腹が減った、眠くなった、その二つの想いよりも急激に沸騰した想いは『マジュラムとエッチしたい』性欲だ!

 

人間として当たり前――――身体を重ね契り合った者同士――――だった欲求すらも、閉じ込めてしまうだけ働き続けてしまい、やっと責任を果たそうとしていた自分がどれだけ心配と、迷惑を掛けてしまっていたのかを自覚するに至った。

 

「こうするのも...最後は何時だったか...? あの仮面を取り逃してから俺は変わってしまっていたのだな...」

 

「私情を優先させる物言いになりますが、マジュは寂しかったですわ。他の皆さんだって同じ気持ちです、命の炎が消えかかっている隊長なんて見たくありません」

 

器用にも太ももで挟んでいたペニスが、本来の硬度と大きさを取り戻し一部分のみの膨張に耐えきれず、ジッパーが裂ける様に開き太ももで受ける熱量の変化を感じ取る。

 

最後にヌイた=最後にマジュラムとエッチした日数となるが、どれほど経過したのか覚えていない。

 

陰嚢の重さがかつて無く、彼女からキスと性的な刺激を与えられ、中年となっても20㎝近くはある巨根のサイズは変わず、伸びる勢いのあまり包皮まで自然にムケきった。

 

「こちらの意味でもスッキリしましょう? 溜めすぎるのは良くありませんわ、マジュが沢山ヌキヌキして差し上げます......ん❤ ちゅっ、ちゅっ、ぷちゅちゅっ...んっ、ぱぁ、はぁぁ...隊長のおちんぽ様...20年前とお変わりない元気なうねりを感じますわ...ぁ、ぢゅくっ、ぢゅくんっ...」

 

「っッッ!!? あッ゙! あああああああ......ぁ、ッ゙...マ、マジュの口は...ずっと...くっあ、気持ちいいぞっ...ぅく、ぐぐっ...!」

 

 

彼女との出逢いは20年以上前、人化現象が発見されるよりもずっと前に遡る。

 

 

ゴースを従えた少年――――幼き時代のハウゼン隊長――――にゲットされたズバットは、夜の世界に名を馳せる貴族の娘であった。

 

そんな事は知らずゲットしてしまい、コミュニケーションも上手く取れなかったので、ズバットの反抗振りはジムバッヂを手にしても、真っ向から嫌悪されダイレクトアタックされるなど日常茶飯事。当然バトルの命だって聞き入れてくれはしない。

 

こうやって命令を無視すれば逃がして貰える、ズバットの少女は不自由のない優雅な生活にどうしても戻りたかった。自分がゲットされるなど思ってもなかったのだろう、彼女からすればハウゼン少年は家族との繋がりを分担させた『侵略者』だったのだから。

 

 

「スンスンッ、酷い臭いですわよ、ぐぷっ、るちゅっ、んぐぽっ、んえろぉ...ぢゅくるっ...」

 

「ッッ~~~~!!? マッ、マジュ...! 咥え込みすぎっ...」

 

隊長の巨根は彼女の穴と言う穴に入りきらないのは実証されている。

 

のにも関わらず、毎回献身的なまでに飲み込もうと角度を変えたり、喉奥へ差し込み㎜でもいいから彼を受け入れようと、工夫してくれる姿に感銘を受けてしまう。

 

血流が捗れば性感も捗る、溜まりに溜まっていると気づかされたのもあるが、マジュラムの口淫は精液を血液代わりに食する吸血鬼か、そのままの意味での淫魔少女か、疲労ごとぶっこ抜かれてしまいそうだ。

 

「おちんぽ様、もう少しでイキそうなのですね❤ 溜めすぎては古い精液が枯れてしまいます、マジュに助け船を求めてくだされば何時だっておヌキ致しますのに...口寂しかったですわよ、くぴゅ、むぅ...❤ んっ、えぇ...レロ、レロ、レロ...ペジュッ、ジュズッポ...ぉ...❤」

 

牙を仕舞い込んだ彼女の口内は、殺傷力は無く撒き散らせんと震え暴れるペニスを収められる鞘。

 

我慢汁...粘液には唾液、ブレンドされた液状を全て飲み干そうとするが、舌を伸ばして陰嚢を舐め込んだら、どうしても隙間が生じてぴちゃっ、ぴちゃっ...開いたままの窓際から、部下達の憂慮な言動が聞こえて改めて「俺はとんでもない事を...」と反省していた矢先、無音の廊下に落下した様な音が響き、鼓膜まで引っこ抜かれそうな感覚が一気にキタ。

 

品のない行いを嫌う格式高い少女が、身分など捨て去ったかの舌出しフェラ+粘質液をすするジュパ音、ここまでノーハンドで繰り出している理由は、隊長とラブ握りしたいが為。

 

「ぶずっ...じゅぞぞぞるっ、じゅふっ❤ ぐぼじゅるっ、はぶっ、んぶっ! ぐんっ! んんんぅッ~~❤」

 

精液と見紛う玉のような大きさかつ、練乳の様な質感を持った濁り液が、ボトボトとすぼんだ口元から生産されては落ちる。

 

その概要は口からソファーへと、ロープをたらし込まれたまでに途切れず、ギュッと手を握る力が増し久しい絶頂に打ちひしがれる隊長へ、彼女もまた口内からペニスを離さず、細長く洗練された管理を怠らない指先でを痙攣させながら、彼女も久方ぶりの性的絶頂に腰を浮かせてしまっていた。

 

 

少年は中々逃がしてはくれない。お金を隠しても他のポケモンへ手を出しても、自分のトレーナー技量が低いのが原因だと、ズバットを攻め立てる事は決してしなかった。

 

待遇自体は良く、しっかりした食事も与えられているので不満はない。

 

ポケモンである以上仕方ないが、高すぎるプライドの持ち主であったズバットの貴族......かつてのマジュラムは『人間に屈している』心境が嫌だった。

 

 

ゴルバットに進化してしまった。命令を無視していたが戦闘経験は積まれていたらしく、退化していた超音波頼りの視覚が復元し、本当の意味で少年の姿を『視る』事が出来た。

 

まだ人語を発せない頃であったが、彼女曰く「ガキんちょのテンプレ」

 

進化して喜ぶ彼とは正反対に、翼を手刀の如く振り回すゴルバットの行動には困惑したが、やはり今後も逃がすつもりはサラサラないらしい。

 

冗談ではない...今までの彼女ならばそう思っていたが――――

 

 

「......❤ ぢゅっ、んっぷ...ぷぽっ...❤ 自己管理の大切さを語っていた男がこの不始末...不祥事に近いですわよっ...❤ ごむちゅっ、ングッ、ンッ...ごきゅるっ...ハァ...ご覧なさって、貴方の零れた精液量を...これでも頑張って飲んだのですよ...ちゅんっ、グッ...❤」

 

正直、精飲が好きなマジュラムでさえハイパーボール並に肥大化した陰嚢から放出されるであろう、精液の量を想像したら下腹部に異変――――好きな男性のペニスを咥え込んでいる限り健全な――――が起こりつつ、恐怖心で握っていた手を強ばらせてしまった。

 

唾液たっぷり、じゅるじゅるフェラをされている隊長には気がつかれていなかったけど「これは全部飲み込めない」と、気泡となった唾液を鼻先まで纏わせながら、首をスクロールさせ...その時が訪れる。

 

黒かったソファーがくすみのある濃黄色...不健康そうな塊の大半を飲み込んで尚、これだけの量をバラ撒いてしまっていた。

 

「んっ~~......ハッキリ言ってしまえば"不味い"ですわぁ...臭いの方は体臭の影響もあって少し分かりませんが、ウイルスを追っている物が"ウイルス"を 含有するなど、笑えません事よ...」

 

「ス...スマン...出したがっていた身体のサインも俺は無視していたんだな...自分でもこんな色と量の精液は見たことが無い...」

 

それだけ普段は健康な生活(性活)を送っている証明でもあるのだが。

 

不味い不味い、毒技を使う人間など、辛辣な言葉がダストシュートされまくると、マジュラムとの馴れ初めがビジョンとなり、人語を発せ無くても"あの頃は"似たように当たり散らしていたのだと懐かしむ。

 

 

初体験、彼女がクロバットに進化、と同時に人化現象がこの世界に誕生し、彼女らは『人に限りなく近い身体を手にしたポケモン』となった初夜も、精液を飲みたいと申し出たのはマジュラムなのに、トマトジュースよりも不味いと吐き出した事もあった。

 

 

お前と一緒に旅がしたい。

 

ブレのないハウゼン少年の元から逃げるのは諦めた。こうなったら責任を取って貰おうと、夜を統べるセレブな血筋に相応しいポケモンに育てて見ろと、事あるごとに頭に噛みついてくるがバトルへ赴く機会が急激に増えた。

 

レベルが大分上がっている、最終形態に進化する条件はまだ満たされていないけど、自分はきっと進化するのだと予兆と予感が彼女にあった。

 

 

《極めて懐き度の高いゴルバットでなければ進化は出来ない》

 

 

一本気のバカとも呼べる熱い心を持った少年に、根負けしたゴルバット。

 

彼に惹かれている、それはズバット時代からだったと認めるのは最終形態になってからだが、言葉の代わりに噛みつく事でコミュニケーションを取っていた彼女は、ソレを合法的な理由に彼と触れ合う事を「悪くはない」とした。

 

 

クロバットに進化した20年前の彼女は、突如羽が四枚に増えるよりも驚くべき現象に立ち会った。

 

フリルをたっぷりあしらったドレス、日光は苦手ではないが日除け防止様の傘、縦にロールされた紫のロングヘア、ガーターストッキング......

 

どんな理由かオルフェ達まで人の形を手にしていた、ポケモン界の歴史的大事件。

 

貴族特有のプライドを持ち合わせている彼女は本心で認めつつも、懐き度を自分から止めてしまっていたので進化まで長い時間が掛かってしまったけど、もう彼は少年ではなく青年に、数々の大会でも上位入賞を繰り返す立派なトレーナーだ。

 

 

 

悉く決勝戦で相対した『とあるトレーナー』に毎回惜しくも敗れ去り、ミドルリーグで優勝するまでは公式での優勝記録が無かったので、実力ありながら結果が伴わない《無冠の帝王》との異名をハウゼンは持っていた

 

 

 

「ウフフ、まだ出尽くしていませんわよね? 精力も帝王だと笑い合った夜もありましたっけ...もう一度マジュのお口でビュービュー...どうですか? 隊長に聞くよりもおちんぽ様は「そうしたい」と訴えていますねよ❤」

 

「......頼むっ、マジュのフェラチオ好きだ...あぁ、最後までしたら風呂に入る、ちゃんと休む...許してくれ...迷惑掛けてしまったと謝罪し回らなくてはな...っぁ、っぅ...!」

 

「くぷっ、ちゅるっ...っ❤ んぢゅぷっ、グボッ、んむるるっ、ふむんっ...!? ぷっ、あぁ...❤ そ、ですわ、おちんぽ様にマジュの髪を...こうっ...このままシコシコぉ...気持ちいいですか隊長?」

 

仲間ですら彼女の髪に触れることは許されない、人化してから初めて激情したのはその時であった。

 

毒タイプと聞けば――ヘドロや毒ガスを扱うポケモンが居るので仕方ないが――汚いや不潔のイメージが付きまとってしまうけど、マジュラムは純然たる清潔さを常に保ち、手入れに少しでも気に入らない箇所があればハウゼン少年に当たり散らしていた。「もっと綺麗にしなさい!」と。

 

(マジュ!? 命よりも大事な髪で俺のを...)

 

縦ロールを広げ空洞に、マジュラムの顔の長さを超えるまでに膨れ上がったペニスへ絡みつかせ、自身の唾液や再び建造されている我慢汁を顧みずに、上下へ擦る『髪コキ』

 

髪が汚れそうな攻撃をする相手だから、高速で避けても余波でどうなるか分からないから、それだけの理由でバトルを辞退する事もあった程に彼女は髪を大切にしている。

 

 

命を預ける――――髪を好きに汚してしまえるのはハウゼン隊長だけ――――

 

 

「ペロッ、レロッ...❤ ミゾを舌先で...れろれぉ~~❤ こうするのも好きですわよね? 男性の弱い部分を教えてくださったのは隊長ですよ? ちゅぱんっ、へむっ、ぴちゃ、れろっ、にゅちゅっ、くっん...❤」

 

本来であれば恥垢が付着したカリ首など、女性が舐めたい代物ではない。

 

愛おしそうにソレを舐め取りながら、側面からフェラをする。

 

ゾクゾクゾクッ...唇を皮膚に接触させながらスライドするマジュラムの動きに、相応しい言葉が見つからないまでの信頼を得ているのだと、目頭よりも先に艶棒の切っ先が熱くなる。

 

立派になったのは無論ペニスの方も。ハウゼン隊長は45歳になってしまったが、マジュラムの成長は人間に換算し19歳のまま止まっている。

 

年齢の加算や身体の成長度合い、寿命などポケモン達は種族ごとにバラ付きがある。人化してもそれは変わりない。

 

 

ズバット→ゴルバット時代は奴隷や眷属の建前で彼とやり取りしていたけど、人化したクロバットとなってからはワガママな面は也を潜めた淑女に。

 

折角人型を得たのだから男の味を知りたいと、かなりなし崩し的に初体験。

 

 

本当はハウゼンも分かっていた。明確な言葉にせずとも愛の告白をされているのだと。

 

 

彼に"人間の恋人"が出来た時には、意味も分からずに暴れ狂った。

 

その恋人と別れた時には、意味も分からずに安堵した。

 

 

人化したマジュラムは彼とのエッチが終わってから、初めて『本当はずっとこうなりたかったのかもしれない』と人化現象に感謝をした。

 

 

「アハッ...チュッ...❤ おちんぽ様のこの部分を伝って精液が飛び出したがってますわ、んぷふっ、れろっ、おくひひょ、なはへぇ...りょうじょ...❤ ちゅちゅぢゅっ、ぱっ、ちゅみっぐ❤」

 

自分はハウゼン隊長に惚れ込んでしまっている。

 

こんな男性器など何時でも噛み砕けるんだ、亀頭に牙を差し込んで身体中の血液を空っぽにだって出来る。

 

なのに自分はそれをしない、彼も♂を形作る象徴を預けてしまっているのは=命を預けているに等しき釈明。

 

亀頭の形に合わせてパク付きながら、縦ロール内に入れ込んだペニスを扱く。左手は変わらず彼の手を握りしめている。

 

「マジュッ...あっ! あッ!! はっ、っっ...あぁぁっ!」

 

血液が無ければ生命維持出来ない、下等な吸血鬼ではない、とは本人談。

 

血液の代わりに定期でのエッチ、口内射精及び膣内への射精で食事とは別種の英気を頂戴しているのだ。

 

 

びゅーー、びゅっー......ドグッ、びゅくるっ、グビュ、ぶぴゅッ、ブビュンッ

 

 

「..........❤ んっ~~~! 不味いですわぁぁぁ...❤ 溜めに溜めた精液は不味いっ、三日に一度はヌキヌキするのはお互いに健康の為ですわよ❤ ちゅぐるるるるるっ、じゅるるるぅ、ごくごくっ、ぺろっ、ごくっ❤」

 

舐め尽くされても萎えぬ巨根、マジュラムにエッチな事をされたら「歳を取れば精力も沈黙する」なんて通年など、ねじ変わってしまう。それどころか初めて彼女とセックスした時よりも、脈拍の高くさらなるご奉仕を求めているペニスは、パラセクトの様に本体がペニスとなり、ペニスの意思で身体も思考も動かされているのかもしれない...

 

旅の途中では彼も若かったと言い訳出来るが、隙さえあれば彼女と交わっていた頃もあった。

 

イラマチオだってした、野外でバックから挿入もした、手錠と目隠しを施し少しアブノーマルなプレイもした。

 

警察に所属してからも彼女の言葉通り、三日に一回は最低でもフェラチオをして貰っていた。彼女の口淫技巧はハウゼン隊長を喜ばせる事のみに努力値が注がれており、年季の入ったピストンで一分以内にイカされるなどザラ。

 

こうして彼は忙しくたって健康的な身体を、マジュラムもエネルギー源となるタンパク質を摂取し、任務を次々とこなせていたのだ。言わば「エッチが基盤を作り上げていた」

 

 

「――――ぁ、ぁぁ...ハッーーー...ハッ、あぁ......うッ!? ぁ...ッ! ぁはーーー...」

 

 

「じゅっ...ぼズッ...んふっーー、ふっ...んっーーー...❤ ゴヂュッ、ルッッ...んっ、フフッ、おちんぽ様だけは綺麗になりましたね...❤ くん、くんっ、ハァハァ...すっ~~~! くぁっ、ハァ...❤ マジュが知っている隊長のにおいぃ~~...❤ くすんっ、はっーー、すふっ...」

 

ゴルバット時代で所構わず彼に噛みついて――鼻孔を近付けて――いた影響からか、匂いフェチとなってしまったマジュラムは、ドラム式洗濯機や食器洗い機の様に、隊長専用のペニス洗浄機である口内から、ベト付いた精液の残り糸を引かせながら、鼻先に纏わり付かせたり執拗に香りを楽しむ。

 

出し切った気はするのに、ボコリボコリと血管を浮かび上がらせ彼女の淫態から目を離せない。瞳を拡大させながら自らのペニスも垂直に拡大され行く。

 

「ぺろっ...❤ コチラが隊長専用のおまんこ...ですわよ...? 隊長以外は受け付けないマジュの...❤ 隊長は何もしなくていいですわ、マジュがご奉仕すると言ったでしょう...❤ くっ、んっ...初めての...交わりも...あっ、ンッ...! この体位でしたわね...❤」

 

フェラチオだけで終わらせ、浴場へと連行する鬼畜ではない。

 

本当の性愛行為、生挿入からの膣内射精をしなければ「隊長は復活した」と報告が出来ない......もあるけど、一番は二人が本番行為を――――久しく営んでない――――したいから。

 

四枚の翼をいっぱいに広げながら、ロングスカートも外側へ広げていく。日傘を使用しているから、日焼けとは無縁の白肌からこぼれ落ちるガラス玉は......

 

(マジュ......!)

 

「ご覧なさって、マジュは今とっても恥ずかしい想いを抱いてます...❤ おちんぽ様にご奉仕していたらこぉんな...❤ 隊長が関与しないとマジュは決して濡れません、けど隊長が関与しただけで...おまんこっ、恋しくなってしまいますわっ...❤」

 

隊長や仲間など、極々一部の者達以外からは、マジュラムは濃いデニールのタイツを着用していると思われているが、その内部は太ももまで覆うエレガントなストッキングと、チラ見せしただけで勃起する蝙蝠の刺繍が彫られたガーターベルト。

 

そして局部に食い込むシースルーな下着はセクシーなランジェリーパープル。空中に居る時も内股になるガードの硬さに定評のある彼女は、エッチな装備を三重にしているのだ。

 

 

「あっ...隊長の太いおちんぽ様の先端がっ...❤ はいっ...入...入ってぇ...っ! ひああああああっっ~~っ!! あっううううッッ~~❤」

 

 

刹那の疾さを求め、物音一つ立てない飛行性能を得たのがクロバット。その代わり止まる事が下手になってしまったが、彼女だけは違う。

 

1枚の羽で制止しながら、下段の羽をミニテーブル代わりにティーポットを置いて、残りの1枚で犯罪者の額に斬り筋を入れる芸当が出来てしまえる。ティータイム前に任務を終了させるのが彼女の流儀であるからだ。

 

「はぁンッ❤ はっ、あああはぁぁぁッ~~ッ❤ おちんぽ様が膣内でおっきくっっ~~❤ あっ、あッ! 我慢汁がしきゅ、しきゅうにヒぃッ! こびりついてましゅはぁぁ~~❤ ミチミチってマジュを内側からしゃいてまひゅぅ❤」

 

彼女は空中浮揚や急制動も大得意な異質なクロバット。得た物と失った物をトレードオフにしてしまっているのだ。

 

しかし、そんな彼女でも『サイレントピストン』は絶対に...無理だ! 

 

仮に行えたとしても自家製の焼き菓子や、ベルガモットの香りがする紅茶の吐息を塞ぎ込むなど――――

 

 

 

「あふっ、ひっ、アッ❤ くぅぅ~~~……ううぅああぁあああ~~❤ 隊長っ❤ 隊長っ、隊長! っああう! ずっと、ずっと好きですっ、敬愛しておりますっ❤~~~~ッッ~~❤ くひィンッ! ぁうンッ! アッ! はふぅ! ぅぅッ~~あぁ❤」

 

 

 

――――無理だ!!

 

 

愛する男とのセックスで、無音など出来っこない! ただし! 素早さ種族値130は腰の動きに活かされているので、音よりも素早い上下運動を実現し、ドップリと精液を子宮へたらし込ませてしまうのだ!

 

「止まりませんのぉぉ!! 貴方とのセックス大好きですのッ❤ ふっ、うっ! うっ、んくぅ~~~ふッ! ふんッ❤ 隊長が感じてくださればぁッ! マジュもトンでしまいますのぉッッ❤ っあああああ! あああああんっ❤」

 

 

ズブ、ヌヂュッ! ぱっ、パツッ、パツッ!

 

ガシュッ、ガシュッ、ガシュッ、ガシュッ!

 

ギシッ、ギシッ、ズスッ、ズヂュズッ!

 

 

ピストンを開始すれば射精するまでトップスピード! 

 

ハウゼン隊長のペニスが巨大すぎる為に、マジュラムの膣に全ては収まっていないので、ペニスだけで彼女を飛び上がらせてしまっている光景...!

 

ドズンッ、ガズンッ! 棍棒の様に太い亀頭が子宮口をねじ開けて、マジュラムは顎を天井に向けアクメするが、やはり『ノンストップピストン』は減速知らずだ!

 

「いっぱいくださいっ! 隊長の生殖細胞をマジュにぃぃ~~! 分け与えてくださいッッ!! 女の子の場所にびゅーびゅーして欲しいですッッ❤ あ~~っっ❤ ゃひゃああああぁっ❤ っふひぅぅッ~~❤」

 

 

亀頭がさらに膨れ膣壁を支配する。

 

彼との結合音が鼓膜を麻痺させる、あれだけ毛嫌いしていたトレーナーとの性行為で、熱狂的なまでの幸福感で羽先までピンと硬直しているっ!

 

素早さが高ければイクのも早いのか、達しつつも腰の打ち付けは変わらず彼の精液を欲しがる『オンナ』が、くぱっ、キュンッ、喘ぐだけの上のお口代わりに物乞いする下のお口。

 

 

(......っ、あ...隊長の精液...おちんぽ様からビュッ...ビュッ...❤ マジュのだらしない顔で...興奮してっ...いいですわ、隊長だけにしかお見せしませんからっ...❤ もっと見ても宜しいですよ...❤)

 

 

 

ジワジワと広がるのではなく、一気に身体の節々まで拡散する。

 

一定のリズムで卵巣まで届く勢いで排出されていく、収まったかと思えばビュルッ...それが何度も続くので、その度にマジュラムは膣痙攣を引き起こしながら、背をペニスへ逆らう様に弓なりにしてしまう。

 

これが逆効果で残り汁まで搾り出させるスイッチとなる...

 

「あぅ...❤ あぐっ...はっ...あぁぁ、ま、まじゅとのこどもっ...おのぞみになってる...さがしもとめてっ...まじゅのおなかでたいちょうがっ...❤」

 

...精液が零れてこないっ。

 

恐らく膣奥で放たれて蓋の役割を担ってしまったのか、縮小していく陰嚢が平常サイズに戻っていき、自分が射精した量を想像するのが恐ろしいと、ハウゼン隊長はラブ握りしてくるマジュラムを抱き寄せながら上のお口でも深くまでキス。

 

「ありがとうっ...マジュ...あの仮面の事で血眼になってしまっていた...お前とのデートも忘れて...」

 

「あっ...❤ 思い出してくださりましたかっ! そんな雰囲気では無かったかもしれませんが、五分間だけでも室内デート...マジュはしたかったですわっ...これで帳消しになりましたけど❤」

 

汗と、精液と、唾液と。

 

心の方は完全に復活した! けど粘着性のある液体で身体中がベトベトだ...

 

ペニスはやっと萎みこんだけど、浴場で彼女は確実に性的なサービスを施してくるのは明らかなので、もう5~6発撃てるだけの精液を早くも精巣はブラック産業に働きづめだ。

 

 

「隊長.........かっ、ぷ、んっ......❤」

 

 

「くぅ...んっ、ぁ、ぁぁ...ッ...」

 

 

身体を重ねた後は、ハウゼン隊長の中年と感じさせない、プロレスラーとしても人気と強さを博すであろうマッスルな肉体...の左胸へと吸血用の牙を差し込む。

 

 

これは儀式、左胸を――――心臓――――を捧げ『貴方にはこの場所以外に牙を立てない』という誓いの印。

 

ありえない事であるが、ハウゼン隊長がマジュラムを裏切る...例えば浮気とか...があれば、食い殺すのも血液の全てを枯渇させるのだってご自由に、胸にキスマークで浮気防止となると知って、彼女流にアレンジしたのがこれだ。

 

「俺がマジュを差し置いて他の女の尻を追いかけるのは無いんだがな」

 

「まっ......❤ そっ、それでも念の為! ですわっ! 隊長は特に40代から50代の女性に人気なのですからねっ、独身ですし狙っている方はいくらでもいらっしゃいます! ふっふ、フフフッ...❤」

 

良かった、マジュラムが一番好きな隊長に戻ってくれた。

 

奴を捕まえたらデートに行こうと約束のキスをされ、洗い落とすのが困難なレベルで精液が付着した縦ロールを、ぎゅるぎゅる弄りながら瞳にはハートの淫紋を浮かばせてしまう。

 

マジュラムの元気づけご奉仕エッチはまだ終わらない、浴場が第二回戦のフィールド...! 

 

使い魔に着替えの入ったバッグを持ってこさせ、愛しの隊長の肩へ高度を合わせて浮揚する。同じ目線となった彼ともう一度キスを交わし浴場へと羽を進めて行く。

 

▼▼▼▼▼▼

 

(はぁ......❤ 隊長ったらお返しのつもりなのか、マジュの胸にかぶり付いて来て...❤ キスも沢山してくださって...❤ 最高のひとときでしたわぁ...❤)

 

 

次の日、ペレトの予感は的中しハウゼン隊長が完全に復活したので、オルフェも彼の影響を受けメンタルを再構築し犯人への憎悪を込めて、金色単眼を刻んだ藁人形とのっぺらぼうな藁人形に、釘を差し打つ「リアル呪い」が出来るまでに回復している、

 

前日と同じルフナティーは全く同じ順序で作り上げたのに、味が段違いに美味しい! 香り付けをしていないルフナ本来の香り、コク! セレブリティーな仕草で愉しむ右隣には、ミルクティーとしてルフナを嗜んでいるペレト。

 

「お前にだけ苦労かけたみたいで悪かったなマジュ。そうかっ...妙案だと思うぜ、無茶苦茶な奴なんだろっ、仮面とローブの奴らは」

 

「えぇ、マジュ達、警察だけではかなり難しいとの冷静な決断ですわ。他地方の警察にも応援を頼みますが味方は多いに越したことはありません、どんな手段を使ってでも奴を逮捕するっ、上層部が調査をしリストアップしたトレーナーさんにも応援要請をさせて頂きますわ」

 

自分達だけで奴を捕らえる、そんなプライドに拘ってしまえば被害はきっと増えてしまう。

 

苦渋の色を浮かべていたがハウゼン隊長は決意した、一般トレーナー達にも極秘で力添えをして欲しいと。

 

上層部とは正反対の意見なので、まだ意見が通るかは分からないが許可が下りたらハウゼン隊長自ら、選ばれしトレーナーへ連絡を取り交渉してみるつもりだ。

 

「パリッ、カリッ! マジュさんの手作りアイシングクッキー! うんめぇっ~~ッス! あっ~コレはペレトさんの形してるッス~♪ うんめうんめっ...くしゃむしゃ!」

 

左隣ではマリノイドが二枚貝の内側で、歯切れの良い咀嚼音で賑やかにパーティルームを飾る。

 

 

最重要任務として定められた『仮面の者&金色単眼ローブの逮捕』

 

 

...の話をしているのに、空気の読めないムードメーカー(?)なマリノイドが、ルフナティーで口内をさっぱりさせた後に、切実な疑問をぶつけてきた。

 

 

「マジュさんマジュさん、隊長にどんな凄い説得したんスか?」

 

 

「えっ...!? それはっ...おっ、大人になったら自然と察せますわ!」

 

馬鹿正直に「男のチンポと女のまんこ、合体させたりしてました☆」など答えて良い相手ではない! 仲間であるがまだ子作りの仕組みも知らないし...(年齢はそう変わりないはずだが)

 

えっ~~~! と、ハンカチで顔を隠しながら音も無くキッチンへ逃げたマジュラムへ、唇を尖らせながら殻のニードルをぐるぐるさせている。まだ納得が行かないらしい。

 

自分より大人である彼なら知っているかもと、隊長に象られたクッキーを意味ありげに食べているペレトを尋ねても

 

 

「もっと大人になったら分かると思うぜ?」

 

 

と、大体同じ事を言われてしまったのだ。

 

 

 




R18が見れない方でも、極力不都合の無いストーリーにはしていきます!


???「ハウゼン隊長のパートナーは自分であるのに...マジュラムがパートナーと言われても疑いようのない展開でありますね...」


...そりゃ紅一点の女の子だし、必然的な流れですよ!

「おちんぽさん」とどっちを言わせようか悩んでた。
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