※この作品はR-18です。

儚き異能は心を映す   作:緑茶わいん

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第十一話 本能による凌辱 ★

 椅子から立ち上がって真里亜に歩み寄る。

 そして、どこか期待するように見上げてくる彼女の顔を思い切り殴りつけた。

 

「きゃ……っ」

 

 不意の衝撃に、フローリングの床へ倒れこむ真里亜。

 起き上がる間を与えないまま、知尋は彼女に覆いかぶさり、その細い首へ両手を添える。

 

「ああ……」

 

 これから何をされるか、理解できていないはずがないのに恍惚の表情。

 やはり深海真里亜という少女は特別だ。

 彼女が西崎李狐の代わりになるのか。そんな思いが頭をよぎるが、すぐさま意識を切り替える。

 代わりにするのではない。

 真里亜は「自分で試せ」と言った。

 つまり、彼女は知尋に衝動を抑えさせるために身を犠牲にするのではない。李狐を嬲るときのため、練習をさせようとしているのだ。

 ……練習場で対峙した時、知尋は李狐を狂っていると感じたが。

 果たして狂っているのはどちらなのだろう。

 

 ぐっ、と。

 両手に力を入れると、真里亜の表情が苦悶に染まる。知尋はそれを見ながら更に力を籠めていく。限界値の過負荷に指と腕がみしみしと軋む。

 こんなに力を籠めたのはいつ以来だろう。

 結構な力のはずなのに、真里亜が意識を失う様子はまだない。瞳はどこを見つめていいかわからず彷徨っているものの、意思の光がはっきりとあるし、両手は感触を確かめるように軽く握ったり閉じたりを繰り返している。

 なら、まだ。まだ、そんな余裕もなくなるまで。

 必死に力を入れ続けていると、やがてがくん、とブレーカーが落ちるように力が入らなくなる。

 どうやら真里亜を絞め落とすより先に限界が来たらしい。手も腕もずきずきと痛み、ちょっとやそっとのことでは痛みは引きそうにない。

 そのまま休めていれば大事ないだろうが、このまま無理をすれば折れてしまうだろう。

 

「……真里亜、大丈夫?」

 

 妙に冷静なまま手を離し、真里亜に声をかける。

 少女は何度も咳き込み、荒い息を吐き、時間をかけて呼吸を整えてから知尋に答えた。

 

「大丈夫じゃないわ。こんなの初めてで……」

「辛かった?」

「いいえ。最高」

 

 そう言うと彼女は手で自らの首筋を撫でる。そこには知尋の指の跡がくっきり残っていた。

 知尋はその跡と自分の手とを見比べ、肩を落とす。

 

「本気だったんだけど……難しいね」

「そうね。私は痛みに強い方だと思うけど、そうでなくても人を殺すにはとてもエネルギーが要るわ」

「痛み。そういえば、さっき治癒能力は?」

 

 もし真里亜の治癒が効いていたのなら、首絞めによる苦痛は与えた端から治癒され中和されていたことになる。それでも呼吸まではどうにもならないが、気絶や殺害は生半可なことでは困難だ。

 真里亜は微笑んで首を振った。

 

「いいえ。さっきは自分の意思でオフにしていたわ。できるだけ本気の苦しみを味わいたかったから」

「……そう、か。じゃあ、やっぱり力が足りないな」

 

 今の知尋には女の子一人を絞め殺す力もない。

 殺しきる前に自分の身体が音を上げてしまうのでは到底、目的など遂げられない。

 と、真里亜が知尋を見つめて首を振る。

 

「和泉くん、少し性急すぎるわ。あなたがしたいのは、西崎さんを殺すことじゃないでしょう?」

「……そうだね」

 

 頷く。

 さっきは思わずヒートアップしてしまったが、李狐にはもっと屈辱や恥辱、苦痛を与えたい。そのためには李狐に生きていてもらわなければならず、直接生命に関わる方法は避けないといけない。

 何も殺しきること、壊しきることに拘る必要はない。

 もっと緩やかに痛めつけ、徐々に抵抗を奪っていけばいいのだ。

 そう、李狐が知尋にしたように。

 

 真里亜の手が知尋の股間に伸びる。

 痛いほど張りつめたそこを愛おしそうに優しく撫でる。

 

「……とりあえず、今日のところは欲望を満たして。一度や二度発散したくらいで、あなたの思いは消えたりしないでしょう?」

 

 もう両手は殆ど使い物にならない。

 なら、女に対する際、男として最も有効な手段を試しておけばいい。

 

「ね? ご主人様、私を犯して?」

 

 言われなくても。

 知尋は、痛む両手に鞭打って真里亜の服を強引に掴む。

 前ボタンのブラウスに手をかけ、ぶちぶちと強引に引きちぎる。薄手のスカートも同じように無理矢理引き裂いた。

 

「ああっ……!」

 

 歓喜の悲鳴を上げる真里亜を見下ろしながら、ゴミになり果てた服を放り捨て、下着に覆われた胸を口に含む。

 相手の反応など考えない。

 ただ本能が命じるまま乱暴にしゃぶり、舐め、乳首や乳房に歯を立てる。真里亜の乳首は硬く勃起し、悲鳴はやがて絶叫へと変わった。

 ブラを無理矢理胸からずらして再度嬲る。

 気づいた時には、真里亜の胸はキスマークと歯型でいっぱいになり、白い肌は全体的に赤く染まっている。

 

 物凄く嗜虐心をそそられる光景だった。

 

 上半身を嬲ったら次は下半身。

 立てられた膝を強引に割り開きながらショーツに顔を近づけると、黒い布地はぐっしょりと濡れ、もはや下着としての機能を喪失する寸前だった。

 

「真里亜。もしかしてもうイった?」

「ええ……イったわ、何度も」

「そう。じゃあ、もっともっとイくことになるね」

 

 ショーツをぐい、と足側に引き、不必要に広がる姿をちらりと見つつ股間へ舌を這わせる。

 既に潤滑液は十分なそこへ更に唾液をまぶし、敢えてぴちゃぴちゃと音を立てながら愛撫する。真里亜の羞恥に染まった喘ぎ声を聞きながら、尖ったクリトリスを甘噛みする。

 

「んいいいいぃぃぃっ!」

 

 びくん、と真里亜が身をのけぞらせた。

 どうやらまた絶頂してしまったらしい。効果が十分であることを確認したので、舌による愛撫の合間、立て続けにクリトリスを噛んでやった。

 回数を重ねるごとに少しずつ強く。

 クリトリスが赤く腫れあがる頃には、真里亜は身体を跳ねされる余力も無くしたようにぐったりしていた。

 目は焦点が合っておらず、口は半開き。

 涙と唾液と汗でぐちゃぐちゃで、こんな彼女の姿をクラスメートが見たらきっと驚き、彼女を軽蔑するだろう。

 一部の男子は逆に情欲に滾るかもしれないが。

 

 まだ、終わりじゃない。

 

 ズボンのベルトを外し、下着ともども脱ぎ捨てる。

 露出したペニスを真里亜の淫裂に宛がう。昨日、一昨日の経験のお蔭でもう位置を迷ったり、挿れ方に戸惑うことはない。

 先端で軽く肉を押し広げたら、後は一気に突き入れた。

 

「や、今されたらぁ!?」

 

 根元まで挿入しただけで、真里亜はまたびくんと震える。度重なる絶頂によって全身が限界以上に敏感になっているらしい。

 膣内もまたぎゅっと締め付けられて、張りつめていた知尋のペニスはそれだけで射精してしまう。

 

「あはぁ……」

 

 ひくひくと膣肉が蠢く。

 知尋は射精が完全に収まるのを待ってから再び腰を振った。

 先程、すぐに絶頂してしまった分を取り戻すように長く、肉と肉を擦らせぶつけ合わせ続ける。

 二度目の射精は膣から引き抜いて行った。

 真里亜の腹、首筋、顔、髪――思いつく限りの場所に滾る欲望を浴びせかけていく。それが収まれば真里亜の身体を逆向きにし、尻を持ち上げて後ろから挿入する。

 

「あ……あぁ……あ」

 

 もう、途切れ途切れの呻き声しか聞こえない。

 真里亜が死んでいないこと。それだけを認識しながらただ腰を振り続ける。もう、知尋にとってこれはセックスではなく性欲処理。生きた人形を思いのままに弄ぶ遊戯だった。

 三度目は膣内に。

 するとドロドロになった秘部は逆に滑り気が多くなりすぎた。仕方なく真里亜の腹に乗り、豊満な胸を左右から寄せてペニスを扱く。

 たぷたぷと感触を伝えてくる胸は極上のオナホールになった。

 四度目を胸に射精すると口へ突っ込み、五度目の精を飲み込ませる。

 

「はぁ……」

 

 見る影もなくなった少女の姿に心が落ち着いていく。

 知尋は最後の仕上げにペニスを自分で扱き、真里亜の身体を更に白く染め上げると、自分自身もその場に崩れ落ちた。

 六回も射精した反動により意識が急速に遠くなっていく。

 

 ――そういえば、掃除しないと大変なことに。

 

 今更になってそんな思考が湧いてくるが、身体が動くはずもなく。

 べちゃりと。

 液体にまみれた真里亜の身体に倒れこみ、知尋は完全に気絶した。

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