※この作品はR-18です。

儚き異能は心を映す   作:緑茶わいん

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第七十七話 クンニ3P ★

 はぁ……。

 ベッドに寝転がった李狐が深く息を吐く。

 顔が赤い。緊張しているようだ。

 

「気が進まない?」

「そんなことは……ないですけど。恥ずかしいなって」

「大丈夫」

 

 言いながら、知尋は李狐の、毛の生えていない股間に顔と指を近づけた。

 くに。

 割れ目の両端へ軽く指を添えて割り開く。

 フェラチオをしていたと言っても、それ以外にキスも何もしていない。途中でやや真面目な会話を挟んだせいもあり、濡れ方はまだ不十分。

 それだけに中の肉をしっかり見て取ることができる。

 

「これくらいなら、李狐も気持ちいいと思えるはずだよ」

 

 ……真里亜のように、身体に落書きされて絶頂するようなのは無理にしても。

 プレイの範疇にある行為ならもう、羞恥が興奮に変わるはず。

 

「うぅ……」

 

 あながち否定できないのか、李狐も強く抗議してこない。

 割れ目の入り口辺りを指でなぞったり、クリトリスに触れて軽く刺激。僅かな湿り気を指に取って膣内を這わせる。

 

「んんっ」

 

 李狐がきゅっと目を瞑りながら、だんだんと甘い声を漏らし始める。

 ……しかし、ひとりでに濡れるのを待っていると時間がかかりそうだ。

 知尋は秘裂やクリトリスを舌で愛撫する動き、クンニに移行した。

 

 ぺろ、ぺろ。

 

 舌を伸ばして恥丘周辺を嬲る。

 このあたりは性器に近いだけあって十分に敏感で、李狐へ緩やかに性感を与えられる。入浴の後なので汗の味はせず清潔だ。

 次に割れ目。なぞり上げるように舌を動かす。同時に唾液によって少しずつ滑りが増し、舌が奥に入り込むようになる。

 そうしたら後は中に侵入して思うままに弄る。中の肉を舐めて味わったり、舌を掻き回すように動かしたり。

 ぴんと尖ったクリトリスを優しく舐めたり。

 愛液と唾液を混ぜ合わせ、じゅるじゅると啜ってみたりもした。

 

「あ……やぁ……」

 

 思わず、といった具合で顔を覆ってしまう李狐。

 しかし、羞恥プレイの本番はここからだ。

 鍵となるのは、どちらかというと知尋よりも真里亜。

 

「ん……ふ」

 

 彼女は知尋達の傍にちょこんと座り、自身の身体を慰めていた。両手で乳房をそれぞれ持ち上げ、軽くゆするようにしながら揉み上げる。

 胸がたぷたぷと揺れながら、肌に白い指が食い込む様は極めて煽情的だ。

 気分が高まってきたら、胸全体ではなく乳首に移る。

 親指と人差し指で抓んでくにくにと刺激していくと、乳首がぷっくりと勃起し始める。そうしたら手のひらを乳房に当てながら、人差し指の先で転がすような動きに。

 

「あっ……んんっ!」

 

 真里亜が乳首をきゅっと抓り、びくんと身体を震わせた。

 より強い刺激を求め、左手でそのまま乳首を弄りながら右手が股間に伸びる。李狐と同じく無毛の恥丘を片手で割り開き、中を掻き回す。

 ちゅく、ちゅく……。

 膣内は既にかなり濡れている。

 指二本を出し入れし、スムーズな出入りを何度か繰り返すとクリトリスに指を伸ばし、こちらも抓む。

 

「はぁっ……!」

 

 またも身体を震わせると、真里亜は自慰の手を止めた。

 荒くなった呼吸を少しずつ整えながら知尋と李狐に顔を向ける。

 

「ご主人様。私は準備できました」

「よし。じゃあ真里亜、李狐の顔に跨るんだ」

「はい」

 

 真里亜は従順に頷き、知尋の命令を実行する。

 側面から李狐に近づき、李狐の上で足を通して跨る。

 

「李狐……するわ」

「う、うん」

 

 小さく頷いた李狐の上に真里亜がすとんと尻を落とした。

 ちょうど、膣で口もとが埋まるような体勢。畳んだ足で身体を支えてはいるものの、殆ど李狐の顔に座り込んでしまっている。

 呼吸は、鼻が空いているので大丈夫か。

 

「ふ……む」

 

 李狐は口が塞がれているせいで喋れないようだ。

 真里亜はそれを確認すると知尋に顔を向けた。

 

「ご主人様、いかがでしょうか?」

「うん、ありがとう。上出来だと思う」

 

 少女の片方が真ん中に来る形の3P。

 これが今回、知尋が真里亜達に命じたことだった。

 知尋が真ん中に来る形――騎乗位されながらもう一方を舌で責める体勢は何度か経験があったが、こういうのは初めてだ。

 まあ、二人ともレズプレイで69をしたり、相手の膣を舐めた経験はあるはずだが。

 だからといって、完全に座られるというのはまた違う恥ずかしさがあるのだろう。

 

「はぁ……これ、少し楽しいです……」

 

 真里亜もなかなか気に入った模様。

 割と珍しいSっ気……ではなく奴隷同士のスキンシップや、自身の羞恥プレイとして楽しんでいるのか。

 

「さあ、李狐。真里亜を舐めてイかせるんだ」

「ん、む……ぅ」

 

 無理、と思ったのかもしれないが。

 拒否することもできないと悟ったのだろう。李狐は口を開いて真里亜の秘所へ舌を伸ばしていく。

 

「あぁ……李狐」

 

 真里亜が切なげな声を上げた。

 さすがは女の子同士。李狐の口淫は的確なようで、黒髪の少女は恍惚に身を震わせる。

 それだけでもずっと、見ていたくなるような美しい光景なのだが。

 ……黙って見ていたのでは羞恥プレイにならない。

 こちらのことも思い出してもらおうと、李狐のクリトリスを無造作に抓った。

 

「―――ぁっ!」

 

 効果覿面。

 真里亜への愛撫に集中しかけたタイミングだったため責めが不意打ちになり、李狐は口の動きを止めてまで身を大きく震わせる。

 そして、それを見逃す真里亜ではなかった。

 自分ならこう言われたら興奮するだろう……そう思う言葉を、手加減はしつつも容赦はせずに李狐へと差し向ける。

 

「李狐、舌が止まっているわ」

「っ!」

 

 人間はもともと、あまりマルチタスクには向いていない。

 しかもそれが性行為、どうしても快感で思考が単純になりがちな状態であれば猶更のことだ。

 だからこそ、効果がある。

 ぺろ、ぺろ。

 李狐が口淫を再開する。それを確認してから、知尋は李狐を再び責める。

 

「あぅっ」

 

 快感で舌の動きが止まれば責めも止める。

 それを何度も繰り返すことで李狐に錯覚を起こさせる。

 

 真里亜を責めると自分も気持ちよくなれる。

 つまり、自分は今、自分自身を責めている。

 

「李狐。頑張らないとイけないよ」

 

 誰がと言わずに囁くと、それが功を奏したようだった。

 李狐はこれまでに増して積極的に真里亜を責め始める。

 

「あぁっ、李狐、いいわっ」

 

 真里亜も時折、身体の位置を調整しながら李狐の舌を受け入れる。知尋は真里亜の感じ方を確認しつつ、なるべく同程度の責めになるように調整する。

 気づけば李狐の股間も洪水のようになっていた。

 ぴちゃ、ぺろ。

 ちゅく、ちゅく。

 李狐は鼻で荒く息をし、口でも時折息を吸い込みながら奉仕に耽る。真里亜もだんだんと意味のある言葉を発するのを止め、散発的な喘ぎと荒い吐息だけを漏らすようになる。

 今、少女達の快感はかなりの割合でシンクロしているはずだ。

 ある意味では自慰で、ある意味ではレズプレイ。しかしその実、李狐を責めているのは知尋で、真里亜に命令しているのも知尋だ。

 

「あっ……ご、ご主人様……っ」

「真里亜、イきそう?」

「はいっ、イきそうです……っ。イかせてくださいっ」

「ん、いいよ」

 

 二人の会話を聞いた李狐も動きを速める。自分がイクために。

 水音と呼吸音、喘ぎ声が防音の室内に響き――。

 

「あ、イク、イきます……イクぅっ……!」

 

 真里亜の宣言を聞くと同時に、知尋も李狐のクリトリスを一際強く抓り上げた。

 

「あ、ああああ――っ!」

 

 少女二人の声が重なった。絶頂に伴って真里亜が腰を浮かせたことで、李狐も言葉が自由になったようだ。

 はあはあと息を吐きながら真里亜が李狐の上から離れる。

 

「李狐、気持ち良かった?」

「はあ、はあ……はい、気持ちよかったです」

 

 答えた李狐は夢心地といった感じだった。

 単純に真里亜の体温で暑かったのもあり、熱に浮かされた状態なのだろう。

 

「そっか。じゃあ、もう一回頑張ってくれる?」

「へ?」

 

 ぽかん、と少女の口が開く。

 数秒あって意味を理解りた李狐は、半身を起こしながら知尋に言ってくる。

 

「ちょ、ちょっと待って。もう一回って」

「だって、僕はまだイってないし」

 

 言いながら指で膣を広げてやると、真里亜がくすりと笑って頷いた。

 

「確かにそうですね。……李狐、ご主人様の言う通りよ」

「いや、あんた。楽な立場だからって適当言ってない?」

「いいえ? あなたが羨ましいくらいよ」

「あー……そういえばそういう奴だっけ」

 

 はあ、とため息。

 再び顔を上げた時には、李狐はもう雌奴隷の顔つきに戻っていた。

 

「わかりました、ご主人様。あたしのおまんこで気持ちよくなってください」

 

 言って彼女はごろん、と寝転がる。

 

「いい子だね、李狐」

 

 なるべく優しい声で言いながらペニスを膣に宛がうと、呼吸を整えた真里亜も再び李狐の顔に跨った。

 

「後で覚えときなさいよ」

「ええ、楽しみにしてるわ」

 

 再び少女の顔が塞がれると同時に挿入。

 濡れた秘所の感触を楽しみながら腰を振り、容赦なく責めたてる。挿入の快感から、李狐は頻繁に舌を止めながらも必死に真里亜に奉仕し続けた。

 先程と今度では快感の種類が違う。

 同性に奉仕しながら異性に犯されることになるので快感は同期しない。その代わりにマルチタスクの度合いが高まり、より強烈に意識がかき乱されるはずだ。

 何もわからなくなればいい。

 ただ気持ちのいいことだけを考えてくれればいい。

 そんな心が通じたのか、李狐は挿入のスピードが高まるにつれて舌の動きを速める。真里亜も、知尋や李狐と一緒に快感を得ようと腰を動かし、李狐の顔に秘所を擦りつけるようにする。

 そして――。

 

「あ、イクっ……」

「んんんーーーっ!」

 

 知尋が射精すると同時に、真里亜と李狐は再び絶頂を迎えたのだった。

 精液の発射が収まるのを待ってペニスを引き抜く。また、真里亜も顔の上からどいたが、李狐はぐったりと身体を横たえたままだった。

 

「あー……これ、結構キツイ」

「でしょうね。窒息、まではいかなくても、呼吸を制限されているわけだし」

 

 位置の悪い知尋に代わり、李狐の頭を撫でながら真里亜が答えた。

 首絞めセックスが気持ちいいのと似たようなものだ。

 あの手この手で身体や心を虐めることでより気持ちよくなれる。奴隷の快感、マゾの快感をもっと、李狐達には味わってほしい。

 

 もっと、知尋から離れられなくなるように。

 

「じゃあ、次は真里亜がご主人様に抱かれる番ね」

「ふふ。……ええ、あなたのおまんこと、ご主人様の精液を沢山味合わせて」

 

 しばしの休息を挟んだ後、今度は真里亜が真ん中になり李狐が跨った。

 真里亜自身が言った通り、李狐の時とは膣内の状態が異なるのだが……真里亜は嫌がるどころか興奮を深めた様子で李狐へ口淫奉仕を行った。

 そうして、知尋が二度射精すると再び休憩。その後は李狐と真里亜が代わる代わる、普通の騎乗位セックスで奉仕してくれた。

 

 寝室に置き時計は用意していないのでよくわからないが、三人が疲れ切って眠るまでにはかなり長い時間がかかった。

 いつも通り起きると朝で、身体に精液の跡をつけたままの李狐が全裸にチョーカーだけの姿でフェラチオをしてくれていた。

 

「あ、おはよー知尋。よく眠れた?」

「うん、おはよう。李狐こそ眠気は平気?」

「あたしは大丈夫。それより、一回すっきりしてから一緒にシャワー行こ?」

 

 誘うように言われて、そのまま射精させられるのには五分もかからなかった。

 その後は李狐と一緒に浴室に行き、身体で身体を洗って貰った。

 

「ね、知尋。生徒会に入ってもあたしたちは変わらないよね?」

「……もちろん。変わらないよ」

「あは。良かった……なら安心」

 

 言って、李狐ははにかむように笑顔を見せた。

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