---ジム---
僕は湖の畔にいた。彼女が出迎えてくれた。彼女の顔は、朧気で良く見えないが、懐かしい気分になっていく。
「お帰りなさい、マックス」
「君は?」
「あぁ、記憶がまだ戻らないのね。私はブルーム。あなたは、ジム・ブラーム・マクシミリアン。蒼き竜騎士よ」
「なんで、僕は記憶が無いの?」
「ここは、時を紡ぐ湖。あなたは、この湖に願いをした。その代償として、時を彷徨う存在になってしまった。時を超える衝撃で、記憶が飛ぶのよ」
「僕は何をお願いしたの?」
「私とグリームとブラームと共に、永遠に一緒にいたいって。私達3人は時を超えても、再度出逢う運命。でもねぇ、哀しいことに、出逢っても、みんな記憶が飛んでいるのよ。そして、全員の記憶が戻ると、また時を超える旅へと、行くことになるのよ」
「なんか呪いみたいだね…」
「そう…呪いかもしれない。遠い昔に掛けられた…」
霧が濃くなってきて、周りの景色が白くなっていき…
◇
目が覚めると、ベースキャンプにいた。そうだ。サーゼクスの旅団の一員として、調査に来ていたんだ。蒼き平原に…
テントから出ると、朝食の良い香りがしてきた。
「ジム、起きたかい」
後ろから、サーゼクスの声がした。振り向くと、書物を抱えて近寄って来た。
「ジム、古い言語を読めるかな?」
昨日、見つけた祠にあった書物を見せてくれた。この文字は…読める。なんでだろう?
「この文字なら読めます」
「読んで説明をしてくれると、助かるんだけど、どうかな?」
食事の後、僕が読んで、サーゼクス達に説明することとなった。
◇
それらの書物は、アーサー王伝説みたいだった。知っている話とは、少し違うけど。
アーサー王は、主導者としての証に、魔法の湖で聖剣を引き抜いた。聖剣エクスカリバーである。しかし、その聖剣は抜いて良い物ではなくて、最強の魔物を封じ込める為に、その湖に楔として打ち込まれていて、魔法の結界を掛けて、封印をしていたようだ。
しかし、アーサー王が聖剣を引き抜いたせいで、湖の封印が解けて、魔物が逃げ出してしまった。
アーサー王は、聖剣を手にして主導者としての地位を得て、聖剣のあった湖の名前だったペンドラゴンという姓を名乗り始めた。この名称は、封印されていた蒼き龍の名前とも知らずに。
時が経ち、アーサー王は直属の配下として、円卓の騎士団を結成し、大陸の覇権を治め始めた。そして、ついには宿敵である蒼き龍に、トドメを刺すことに成功した。蒼き龍は、最後の力を振り絞り、自分が封印されていた湖に、願いを込めて後に果てた。
全土を治め始めた頃、円卓の騎士団に裏切り者が現れた。戦いに疲れてきた腹心のランスロットとアーサーの娘のモルドレッドが駆け落ちした。この時、ランスロットはアーサー王のエクスカリバー、モルドレッドはアーサーの家系に伝わるコールブラント、計2本の聖剣を奪って駆け落ちしたのだった。
そんな彼らに追っ手、魔導師のマーリンが差し向けられた。しかし、マーリンも度重なる戦いに疲れていた。マーリンも彼らと合流する為に、一緒にアーサーの元から逃げた。
魔導師マーリンは司祭クリムトと名を変えて、ランスロット、モルドレッドに帯同していた。そんな彼らの一団に合流したのが、司祭となったクリムトの相棒となった蒼き竜騎士だった。
4人で、アーサーの追っ手から逃げた。しかし、アーサー王自ら追ってきた。足止めを一人でするという蒼き竜騎士に、2本の聖剣を託して、残る3人はこの地に集落を作り、身を潜めた。
物語はそこまでで、残りは、3人が寿命を全うするまでの、日記みたいなものだった。かいつまんでの説明を聞いたサーゼクスは、唸っていた。
「随分と知られている話とは違うんだな。そうか、ペールドラゴンがペンドラゴンになったのか…それはありうるな」
それだと、蒼き竜騎士は、封印されていた最強の魔物になるけど。2本の聖剣…まさかなぁ。サーゼクス達は、それぞれ思考の海に潜り、ぶつぶつ独り言を言い始めた。
『僕達の魂を、この地に連れて来てくれて、ありがとう…マクシミリアン卿』
いきなり、僕の心に直接、話し掛けて来た者がいた。
『ランスロット…』
『君の推察通りだ。聖剣2本とマーリンの編み出した魔術を、君に差し上げる。僕達からのささやかなお礼だよ。僕達の魂はこの地で昇華する。君も探し人達に、会えるといいな。いつか、また会おう、友よ…』
僕の身体から淡い光を放つ玉が3つ現れて、ゆっくりと上空に昇っていく。僕は見守ることしかできなかった。そして、目で追えない高さになる頃に、玉が霧散した。
うん?なんで、ランスロット達の魂は、レインボーヒルズにあったのかな?僕をこの地に誘導するためなのかな?って、疑問に答えてくれたであろうランスロット達は、もうこの世にはいない。しまった。訊いておけば良かった…
◇
遺跡からの出土品を箱に詰めて、持ち帰ることになった。あの祠を発見以来、めぼしい発見は出来なかった。サーゼクスは、次の遠征を魔法の湖探しって言っていた。僕も興味あるよ、その場所はね。きっと、彼女が待っているんだと思う。
大量の出土品だったので、帰路は馬車の中は狭くなっていた。重さもあるので、軽くする為に、馬車を降りて歩くことになる者も多数いた。僕も、その中の一人である。まぁ、若いんだから歩けばいい…って、甘かった。1日に歩く距離は、僕にとっては膨大であった。寝る頃には、足が棒になるってこういう事ねって、理解出来る状態というか。はぁ…
◇
レインボーヒルズに戻ると、夏休みは残りわずかになっていた。自分の部屋に戻る。久しぶりに布団で寝られる…うん?共用部分にジェーンとメアリーがいた。
「ただいま…」
僕は二人に声を掛けて、自分の部屋に入ろうとすると、呼び止められた。
「ジムの帰りを待っていたのよ。今日帰って、来るって言われて、こうした待っていたの」
メアリーがまず、声を掛けてきた。
「下僕の者がすまないことをしました。ごめんなさい」
そう良いながら、僕に頭を下げた。うん?…あぁ、図書館破壊男かな?
「頭を上げてよ。僕は怪我していないし。ペナルティがきつかったんじゃない?」
「ペナルティは特待生扱いの無効と、授業料10倍だって…」
「すごいペナルティなんだなぁ…」
図書館の破壊とサーゼクスの研究室の破壊の代償は、大きそうだ。
「で、この三人でパーティーを組まない?」
今度はジェーンが声を掛けてきた。この三人で?…まさか、ブルームとグリームって…まさかなぁ、ははは
「僕はヒーラーだけど」
「「ダウト!」」
え?二人同時にそれかい…
「ヒーラーに、あんな攻撃が出来る訳が無い」
メアリーが、僕を睨んできた。怖っ!
「ジェーンに言ったけど、ソロで潜るには、攻撃力も必要なんだよ」
「これからはソロでなくて、三人で潜るのよ」
僕の腕に抱きついてきたジェーン。その拍子で肘が胸に…柔らかいなぁ…
「ほぉ…なるほどな。ジムの弱点がわかったわ。ふふふ」
メアリーが不気味に笑う。
「ジムは女性に免疫が無いんでしょ?」
それは図星…かな。ははは
「免疫が無いから、組む気は無いよ。帰ってくれ…えっ、えぇ~!」
目の前の二人が大胆な行動に出た。僕の目の前で全裸に…おぃおぃ…
「一緒に潜る事にしないと、襲うわよ♪」
ジェーン…
「耳まで真っ赤よ。ふっ~」
メアリーが僕の耳に息を吹き込んだ。
「やっ、やめてください」
自分の部屋に逃げ込もうとしたが、両手を二人に押さえられた。
「この書類に、サインしてくれたら、今日の所は許してあげるわ♪」
え…僕の手の指を秘部に当て始めた。柔らかい…暖かい…中へ指を入れて…あぁ、こんなにも心地の良い場所が…カルチャーショック気味であると共に、女性の怖さを知った。
「どうする?サインしないと、いつまでもこのままよ。もっと責めようかな~」
このままでもいいかな…あっ…頭がのぼせていく感覚だ。まずいなぁ。
『ふふふ、まかせなさい。私に良い考えがあるわよ。ふふふ』
僕の心に直接、楽しそうなレヴィアタンさんが話し掛けて来た。レヴィアタンさんに言われるまま、二人にスリープ系の魔法を掛けて、眠って頂いた。そして、二人と交わる。レヴィアタンさんの指導で、二人の処女を頂くことに。いや、必要な行為だと言われてね。
いきなり入れるのはダメで、前戯と言う物をしていく。割れ目に指を這わせ、ポッチをいたぶる。徐々に大きくなるポッチ。その内、脱皮したような状態になり、秘部は湿り気を増して行く。そこへ僕のモノをゆっくりと滑り込ましていく。
処女膜を破った際の出血を利用して、レヴィアタンさんの用意してくれた書類に、二人の処女血で血判をサイン代わりに押していく。主僕関係の書類だそうで、僕が主に、二人は下僕、性の奴隷になるそうだ。さすが、悪魔である。
次にガブリエルさん指導の元、女性の調教方法を習った。まず、ジェーンの身体を愉しむ。唇…柔らかい、舌…柔らかい、耳タブ…柔らかい、乳房…柔らかい、乳首…柔らかい、クリトリス…柔らかい、割れ目…柔らかい…
ガブリエルさんから『柔らかい』以外の感想は無いのか訊かれた。こんなにマジマジと愉しんだこと無いので、それしか思い浮かばなかった。
『『お前はガキか?』』
って、お二方よりツッコミが…えぇ、ガキですぅ…初めて、女性の全裸をマジマジと見たんだし…
次にメアリーの身体を愉しむ。ジェーンの身体との比較をするように言われた。唇…引き締まっているけど、表面はなめらか、舌…ジェーンより薄くて気持ちが良い、耳タブ…ジェーンより柔らかい。乳房…引き詰まっているけど、ジェーンより大きくて形も良さそう。乳首…引き締まって固いかな?クリト●リス…剥けているけど…大丈夫なのかな?割れ目…ジェーンよりも多少肉厚であった。アンダーヘアはメアリーの方が柔らかく、気持ちが良い。
女体って一人一人違うんだな…
お二方の講義は続いた。人体模型が頭に浮かび、女性の性器官の構造と対応を教え込まれた。なるほど、入り口から5~7センチ辺りの上30度方向に刺激をするといいのかぁ…って、僕のペニスはそんなに精密に動きませんが…
抗議が終わる頃、翌朝だった。部屋に戻って、寝よう。自分の部屋に入って、カギを締めて、寝床で眠りについた。
◇
目が覚めると、僕の上にメアリーがいて、横にはジェーンがいた。僕の股間から、これまで経験したことがない快楽的な感触が伝わってきていた。
「なんで、僕の部屋にいるの?」
二人からは喘ぎ声しか聞こえない。左手をジェーンに押さえられているので、右手の指で、メアリーのクリトリスを弾いた。
「痛っ…」
僕の胸の上に蹲ってきたので、今度は乳首を狙って弾いた。
「いやっん」
メアリーの状態がエビ反り状態で、後方に倒れた。僕のペニスが刺さったまま。しまった、僕も痛い。僕のペニスはメアリーの下の口から、吐き出されない。これは痛いって…
横にいるジェーンは直接見えないけど、僕の腕を使って、秘部を刺激しているようだ。右手の指で乳首を挟んで引っ張る。
「痛い…痛いって…やめてよぉぉぉぉぉ~!!」
「なんで、僕の部屋にいるんだよ。答えないと、もっと引っ張るよ」
後方にエビ反った状態のメアリーは、もがいていた。起き上がれないみたいだ。いや、もがく度に、僕のペニスに激痛が…
「私達の処女を奪って、のうのうと寝ているからよ」
僕は枕元から契約書を取り出して、二人の下僕へ見せた。
「え?何これ…主僕契約?いつの間に…あっ…それで処女の血が必要だったのね」
僕を睨むジェーン。もう血の契約をしているので、後の祭りかと。
「これって…魔王が見届け者になっている…いつの真に呼び出したのよ…」
「それって凄いの?」
「見届け者が人外だと、効力がより強く発揮できるのよ…知らないでやったの?」
呆れるような顔をしているジェーン。
「知らないよ。言われた通りにしただけだもの」
そういう知識は、まるでなしの僕。難しいことは、レヴィアタンさんとガブリエルさんにお任せだし。
「誰に言われたのよ?」
「レヴィアタンさん…」
「えぇ~、それって伝説の魔王じゃない…なんで、召還できるのよ?」
すごく驚愕しているジェーン。
「召還って?」
「はぁ?召還も知らないで…どうやったのよ!」
あきれられた直後に激怒し始めた。こいつ、感情の起伏が激しくないか?
「どうって…言われるままに…」
「それって、まさかと思うけど…魔王と主僕契約しているんじゃないの?」
やっと騎乗位に戻れたメアリーに言われた。
「そうです。僕の脳に直接話し掛けて来ます」
「はぁ?…」
しばし静寂に支配された僕の部屋…
「魔王と主僕契約しているの?」
メアリーが驚いた表情で、再度確認してきた。
「そうです…」
『下僕は主に逆らえない…』
突然、部屋にレヴィアタンさんの声が響いた。
『下僕よ!主をもっと愉しませろよ!』
レヴィアタンさんの声を合図に、二人は腰と舌を動かし始めた。え?!まだ、やるの?この二人、タフすぎる…