※この作品はR-18です。

アルフガン   作:もっち~!

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別世界へ*

 

 

---遠山 りん---

 

「で、どうします?1時間くらい経ちましたが」

 

ヒロさんが声を掛けて来た。

 

「下着姿はダメです」

 

「では、モデル代をそちらで即金で払ってもらえますか?それとも、契約不履行にしますか?」

 

両方ともダメだ。私では、今この場で決裁できない。

 

「その顔は、両方ともダメみたいですね…困りましたね。その気になったら、企画部に連絡してください」

 

彼が立ち去ろうとしたときに、青葉ちゃんが声を掛けた。

 

「私がなります。ですから…」

 

彼は青葉ちゃんの方に振り向き、

 

「君ではダメだ。君は描く側だよ、君以外の者がモデルにならないとダメだ」

 

その言葉を受けて、意を決したようなコウちゃんが立ち上がった。

 

「わかった。私がやる。今からでいいぞ」

 

彼はコウちゃんを舐めるように見ている。コウちゃんだけを行かせる訳にはいかない。

 

「待って!コウの上司の私も行くわ。はじめちゃんは、ここで連絡待ちをしていて」

 

こうして、私達3名は彼に連れられて、別室に連れられていった。試練の始まりである。

 

◇

 

連れて行かれた部屋は、様々な機材があるブース室と、照明器具で照らされた撮影現場と思われる場所と、小部屋があるように思えるドアが複数ある部屋だった。

 

「じゃ、そこの2名はコレに着替えて。ノーブラ、ノーパンでね」

 

ノーブラ?ノーパン?何で?

 

「何故、ノーブラ、ノーパンなんですか?」

 

彼に尋ねた。

 

「はぁ?そちらが下着姿は嫌だって言ったんでしょ?これでも譲歩したつもりですよ」

 

目がまるで笑っていない彼に言われた。怒っているじゃない…この人…

 

「更衣室はあっちだ」

 

小部屋らしきドアを指差した彼。

 

 

 

---涼風青葉---

 

コウさんとりんさんが着替えに行くと、

 

「青葉、お前の書いたラフデザインだ。これの決定的な問題点を、1つ上げてみて」

 

ヒロさんから、私の描いたラフデザインの束を渡された。決定的な問題点?下着姿にならないとわからないことだよな?何だ?

 

「着替えてきました…」

 

ハイレグTバックのレオタード姿になったコウさんとりんさんが、恥ずかしそうに更衣室から出て来た。

 

「コウは四つん這いになって、で、りんは両足を肩幅に開いて、直立してくれるかな?」

 

お二方にポーズの指示が飛んだ。白いレオタードで身体が透けて見えそうだよ。何か意味があるのかな?見ている私も恥ずかしいんだけど。

 

「で、青葉。尻尾ってどこから生えている?」

 

「腰ですよね?」

 

ヒロさんは、倉庫らしき部屋から、人間の骨格模型と猫の骨格標本を持ち出して来た。

 

「猫の骨格を見て。猫の腰はこの辺りだけど、どこから出ている?」

 

う~、腰ではない。骨盤辺り…あっ…

 

「尾てい骨…」

 

「そうだよ。青葉、正解だ。モデルさんのここだ」

 

「あぅ…」

 

尾てい骨を触られたコウさんから艶めかしい声が漏れた。

 

「青葉、触って見ろ」

 

ヒロさんに言われた通りに、コウさんの尾てい骨を触る。

 

「はぅ…」

 

コウさんから再び艶めかしい声が…ごめんなさい…

 

「で、わかったと思うが、青葉のラフだと尻尾の位置が高いんだ」

 

「あぁ、なるほど…」

 

ヒロさんは倉庫らしき部屋から、尻尾のついた器具を二つ持ってきた。それは、J字のホルダーに尻尾がついているみたいだ。それを、コウさんとりんさん股間に装着した。

 

「えっ…いぃ…」

 

「あぁ…」

 

二人から艶めかしい声が漏れてくる。そんなに気持ちが良いのか?恍惚な表情になる二人。

 

「でだ。尻尾はなんの為にあるのかな?」

 

うん?何の為?う~…あっ!

 

「バランスを取る為ですね」

 

「それもあるが…」

 

まだ理由があるのか?私が悩んでいると、コウさんの腰を持ち上げて、

 

「ココを護る為だ」

 

コウさんの菊門を指で撫で回している。

 

「あ…はぅ…」

 

コウさんから何とも言えない声が漏れる。

 

「人間の場合は直立しているから、敵に狙われることはない」

 

りんさんの菊門を真下から指で突くヒロさん。

 

「ダメっ…いぃ…」

 

りんさんからも何と表現して良いからわからない声が漏れた。

 

「いいか?あそこから内臓がすぐだ。なので、尻尾で隠しているんだ。なので、長めのスカートはどうかと思うんだよ。尻尾で隠せないだろ?」

 

指摘部分はそこですか?確かに、言われて見れば…

 

「その辺りを考慮して、服飾のデザインを青葉にして欲しいんだ」

 

「はい。趣旨はわかりました」

 

「わかる?まだ、話は途中なんだが…」

 

話の腰を折ってしまったのかな。まずい。上司二人は、恍惚な表情で余韻を愉しまれているように見える。

 

ヒロさんが、りんさんをエスコートして、更衣室に消えて、しばらくすると、二人で戻って来た。驚くことにりんさんは、パンティ姿であった。それも半ケツタイプだ。

 

「通常のお前らがどういう下着を履いているかわからないが、こういうタイプでないと、尻尾が出せないと思うのだが、どうかな?」

 

え~っっと…確かに。頷く私。お尻が完全に隠れるタイプだと、尻尾を出す穴は必要になりますよね。

 

「普通はここまで凝らないけど、アダルトモードがあるから、服を脱ぐシーンや、下着姿をリアルにしたいんだ。わかってくれるかな、青葉?」

 

エロ心無しで、真剣に取り組んでいるヒロさんの姿勢に、心を打たれた私。そうか、穴から出すのではダメなんだ。アダルトモードがあるから、脱ぎやすく、着易い服装を着るのが自然だよな。

 

「そうですね。その辺りをまったく考慮しておりませんでした。すみません」

 

「あとは下着無しでも良いとは思うんだ。パンツ姿なら。下着なんか人間都合の衣服だと思うし。スカートだとまずいけどな」

 

そうなるとジーンズとかも半ケツ状態にしないとな。メモ帳に書き込んでいく私。スカートだと…そうか尻尾を出すのでは無く、スカートの中に入れるんだ。

 

「まぁ、そんな感じだ。これから最低3日間、缶詰だ。服飾関係のラフを出来るだけ描いて欲しい。俺には服のセンスがないし、女性物の服飾なんかよく分からないから。あと、コウとりんの写真データは後で届けさせるから、それを参考にして描いてくれ」

 

っと、私だけ、別室に連れて行かれた。

 

 

 

---遠山りん---

 

あんなに嫌がっていたのに…彼の指示でパンティー姿になってしまった。それも半ケツなんて…一番恥ずかしかったことは、彼の目の前で、履き替えたことかな…見られてしまった…

 

「で、りんは受けなんだろ?」

 

っと、彼から意味深な事を言われ、顔が赤くなっていく。

 

「あ…それは…ぷ、プライベートなことは、仕事に関係無いです」

 

「ふ~ん」

 

私の心のうちを、彼に見透かされたよう気分。

 

「体験させてあげるよ。コウのデータは取ってあるから」

 

彼の言っている意味がわからないが、小部屋の1つに連れて行かれて、何かの装置を私にセットして、ソファーに座らせた。

 

「2時間プレイにしてあげる。じゃ、2時間後にな」

 

次の瞬間、別世界に…

 

 

 

---八神コウ---

 

「ヒロ…さん…もやもやして、気分が…」

 

悶々としている。とってもすごく。彼に助けを求めた。

 

「う~、コウはエムだろ?僕はエスを虐めるのが好きなんだけど…」

 

彼の言っている意味が良くわからない。エムって何だ?エス…えっ?まさか…

 

「どうしたんだ?乳首が立っているぞ」

 

広い部屋に彼と二人っきり…恐怖を覚えるでしょ?

 

「りんと青葉は?」

 

「別室でお仕事。で、コウはどうされたい?」

 

どうって…ヒロさんにあんなこと、そんなこと…耳が熱いよ~

 

「どうした?顔が真っ赤だぞ。耳もだ」

 

ヒロさん…言葉責めですか…身体の中が熱いよ~

 

「そうだな。エスを一人呼び出してくれたら、楽にしてやるけど」

 

エス…誰かいたかな?そうだ、阿波根がいる。ミリタリーヲタクで、青葉達を無理矢理サバイバルゲームに誘い込み、エアガンを撃ち込んでいたし。アイツはエスに違いない。

 

阿波根をスマホで呼び出すと、彼により、小部屋の1つに連れて行かれて、あの装置を付けられて、ソファーに横たえた。そして、別世界へ…

 

 

 

---阿波根うみこ---

 

コウさんに呼び出された。発注元で問題が発生したから、すぐに来いって。私はグラフィックチームじゃないんだけど。で、発注元の会社の受付で、用件を伝えると、地図を渡されて、指示された部屋に行けと言う。

 

言われた通りの部屋に行くと、誰もいなかった。待合室のようで、テーブルと椅子があるだけの殺風景な部屋だった。椅子に座り、待つことにした。

 

しばらくすると、女性社員が飲み物を持って来てくれた。それを口にして、更に待つ。何の用件なのだろうか?どんな問題が起きたのだろうか?あれこれと考えて居ると、漸く、一人の男性社員が入室した。

 

「君が阿波根さん?」

 

「そうです。うみこと呼んでください」

 

私は姓で呼ばれることが嫌いなので、要望を伝えた。

 

「コウからエスとして紹介されたんだが、間違いは無いか?」

 

エス?スパイってことかな?

 

「違います。私はスパイでは無いです」

 

男性が怪訝な顔をした。

 

「そういう意味ではない。サディストかと訊いているんだよ」

 

想像していなかった言葉…コウさんは私を何だと思っているのか?

 

「違います。私はノーマルです」

 

「なんだ…それは残念だ」

 

残念?意味が分からない。

 

「君にはモデルをして貰おうかと思っている」

 

モデル?何のだ?訊いていないぞ。

 

「コウに頼もうと思っていたんだけど、使い物にならなくてね」

 

コウさんはモデル向きでは無いなぁ。などと考えて居たら、彼は私の背後に回り、手際よく、私を椅子に縛り上げた。

 

「ちょっと…何をするんですか?」

 

「モデルだよ。拷問シーンのモーションキャプチャーだ。コウがエスだと思っていたら、アイツはエムだったんだよ」

 

はぁい?コウさんってエムなんですか?って、私を拷問って?

 

「うん?僕の仕事はここまでだ。あとは、カメラに撮られるだけだよ。そうだな、2時間後くらいに様子を見に来るよ」

 

って、私を残して部屋を出て行った彼。それと共に部屋の照明が薄暗くなった。カメラはどこにあるんだ?拷問シーンって、何の拷問だ?椅子に縛られているだけって…

 

考え込む私。そんな私に生理現象の欲求が湧き出してきた。おい、まさか…さっきの飲み物に何かを仕込まれたのか?

 

「お~い!誰か!助けてくれ~」

 

大声で喚いてみるが、誰も来る気配はない。椅子から脱出をしようと、身体を上下左右に揺り動かすが、縛りが解ける様子は無かった。マズイ、動けば動くほど、欲求が強くなる。

 

我慢をする。頬を大粒の汗が流れていく。なんで、こんな目に…コウさんを恨む。

 

いよいよ、危険な状況になってきた。カメラでこんなシーンを撮られたく無い。太股の内側が震えてきた。もうすぐ…そんな時、突然縛りが解けた。自由になった私。しかし、動ける状態に無い。どうしよう…すると、室内の照明が明るくなり、女性社員が数名入室してきて、私を部屋に完備してあったトイレに移動させてくれた。

 

一安心♪

 

 

 

---りん---

 

アダルトモードを初体験。相手はコウちゃん…あんなにリアルな刺激を感じるとは…あなどれない。なんかとっても幸せではあるけどね。

 

応接間に通されて、まったりとしていた。ヒロさんは、色々な仕事を掛け持っていて、もうしばらく掛かるらしい。

 

 

 

コウちゃんが入室してきた。なんかさっぱりした顔である。相手は私だったのかな?

 

「いや、あのシステムはすごい。気分爽快だよ。うちの会社にも欲しいなぁ~りん、上と掛け合ってくれないか?」

 

「ねぇ、コウちゃんの相手は誰だったの?」

 

「うん?ヒロさんだよ。りんも同じシステムだっただろ?男だとヒロさんのデータしかなかったしなぁ」

 

あっ…コウちゃんの名前しか目に入っていなかった私。

 

「まさか、りんは女性相手か?冒険するなぁ~」

 

って、コウちゃん。いや、違う、冒険じゃないのよ。って、真実を伝えるのが出来ない私。

 

 

 

次に入って来たのは、はじめちゃん。

 

「カルチャーショックです。あんなゲームだったんですね…」

 

ショックが大きかったのか、その後無言になった。

 

 

 

そして、次に入って来たは、うみこさん…え?なんで?彼女もコウちゃんと同じで晴れやかな顔付きであった。

 

「こんなゲームあったんですね。リアル志向が半端無いですね。モデルになれたのは勲章かもしれない」

 

うん?何にかのモデルになったのかな?

 

「モデルって?」

 

コウちゃんが訊いた。

 

「不名誉なシーンですが、拷問シーンでした。モーションキャプチャーしたそうです。どんなシーンに使われるのか楽しみです♪」

 

 

 

そして、ヒロさんが入室してきた。あれ?青葉ちゃんは?

 

「青葉は最低3日、うちで預かる。ラフを描かせる為に缶詰にした。コウとりん、うみこのおかげで、ラフ描きが進むと思う。うみこにはすまないことをした。演技だと、あぁは無理だからな」

 

うみこさんは何をさせられたんだ?

 

「確かに演技じゃ、汗なんか出ないよな。でも、ダマシ打ち過ぎです」

 

「前説したら、演技になるだろ?それではリアルの追求が出来ないだろ?」

 

「そうですが…まぁ、報酬が良かったので水に流します」

 

「満足してもらえたようだね。うみこだけは、特別エディションを体験してもらった。まだ、発表前だから口外しないでくれよ」

 

「了解です♪」

 

何やら、楽しい体験をしたようだ。

 

そして、はじめちゃん、コウちゃんも缶詰要員として残り、私とうみこさんは帰社した。

 

 

 

---ヒロ---

 

猫の街のアルファーテストを終え、ベーターテストの目処が付いた頃、重役達に呼び出された。今度は何だろうか?

 

「ヒロくん、君は別プロジェクトに移籍してもらう」

 

って、寝耳に水なことを言われた。

 

「俺、何か、失敗しましたか?」

 

左遷と受け取った俺。

 

「いや、逆だよ。今回の実績を認めた結果だ。今度のプロジェクトは、我が社単独でのVRゲームだよ」

 

はぁい?最初から組むのか?

 

「最初から組むのですか?」

 

「いや、利用できる物は利用して良いが、ルールやストリーは別の物を考えてくれ」

 

「僕はプログラマーですが…」

 

「君のやりたいと思うゲームを作って欲しい」

 

やりたいのは『フェアリーズストーリー』シリーズなんだが…

 

「オリジナルゲームってことですよね?」

 

「勿論だ。我が社のオリジナルゲームだ。今回のような、リアルを追求はしなくても良い。まぁ、アダルト機能はなくても良いし。頼むぞ」

 

頼まれてしまった…なんだかな。自分の部署の部屋に移動した。

 

「どうしたの?浮かない顔をして」

 

洋子が僕の顔を見て言った。

 

「配置替えだそうだ。僕は違うゲームの担当になったよ」

 

「知っているよ。私達全員、一緒の異動だし」

 

はぁ?

 

「なんで?」

 

「もう、あのゲームのアルファーテストは必要ないってこと。アダルトモードに関しては、テストがまだ必要だけどね。それは異動先でも続けるらしいよ」

 

「なんで?僕が知らなくて、洋子達が知っているんだ?」

 

「ヒロ君のは重役からの辞令だからでしょ?私達は紙切れでのお知らせが来たわ」

 

部署異動書を見せてもらった。部署が異動するだけで、部屋は同じらしい。なんだかな…

 

「で、室長。ストーリーとか背景とか、どんなゲームにするって構想は出来たの?」

 

「はぁい?今聞いたところだ。咄嗟に浮かぶ物ではない。プログラムのように簡単にはいかないよって、僕って室長?」

 

「そうだよ。で、どうする?作家さんを用意しようか?」

 

「う~ん…1週間くらい考えていいかな?」

 

「じゃ、開発部と運営部のメンバーはコチラで手配しておくね」

 

「頼む、洋子」

 

◇

 

そして、青葉、コウ達の缶詰になっている部屋の隣に缶詰になった僕。

 

困ったなぁ…どうするか。ノートとにらめっこをしていると、ドアがノックされた。ドアを開けると、美里さんがいた。中に入って貰う。

 

「聞いたよ。栄転だってねぇ」

 

「栄転なんかしたくないです。僕は一プログラマーでありたい」

 

「もう、私の担当で無くなるのは、寂しいなぁ…」

 

僕の顔を覗き込む美里さん。

 

「うん?僕って美里さんの担当だったんですか?」

 

「これからは専任でも良いよ♪開発や運営の顔色を覗わなくても、逢いに行けそうだし♪」

 

何やら楽しそうな美里さん。

 

「違うゲームの担当ですよ」

 

「でも、アダルトモードの担当のままでしょ?」

 

「それはそうですけど。アレのアルファーテスターですし」

 

「なら、問題なし♪」

 

そうなのか?

 

「しかし、一からゲームを作れって…ストリーが浮かばなくて…」

 

「うん?ストリー無しでもいいんじゃない?クエストだけとか、冒険だけとか、ストリーはプレイヤーまかせにするとか」

 

あ…それは一理有るな。クエストや冒険のシステムと街を作って繋げば良いのか。

 

「美里さん、ありがとうございます。その案、いいですね」

 

「良かった。ヒロ君の為になれて…で、今度、いつうちに来られるのかな?」

 

「いつ?運営や開発に仕事を投げられるようになるまで、難しいかと…」

 

「ふ~ん。ここは仮眠室が無いのよね」

 

「無いです…」

 

「どこでする?」

 

する?あぁ、アレかぁ…

 

「当分、無理かな…」

 

「今日、するのよ♪もう、私が決めたから♪」

 

え?今日?強引だな。でも、どこで?ここは無理だし…

 

「ヒロ君の部屋は?ここから近いんでしょ?」

 

部屋?あぁ、僕の部屋か…

 

「まぁ、近いです」

 

◇

 

そして、缶詰部屋を脱走して、僕の部屋に来た美里さんと僕。

 

「なんか、生活感の無い部屋ねぇ」

 

って、美里さんが呟いた。まぁ、1年に1度戻ってくる程度かな。年末年始に…

 

「ここは何かなぁ?」

 

僕の部屋を探検しはじめた美里さん。そして…ウォークインクローゼットに足を踏み入れた彼女。そこは…

 

「ここ…何…」

 

美里さんの後ろから抱きついた。

 

「ちょっと、ヒロ君…」

 

この部屋は防音になっている。悲鳴をあげても、隣にも聞こえない仕様だ。

 

「この部屋って何?」

 

美里さんを押し倒して、床に倒す。そして、彼女の上に載っかった。

 

「いや…私が押し倒すの~」

 

無言で作業をする。彼女の手首に拘束具を着けて、天井から吊す。

 

「ここは防音壁で囲んであるので、エロビデオを見ても、音が隣に聞こえないんです」

 

僕のビデオ鑑賞部屋に入るなんて、勇気あるなぁ。アダルトモードを設置するために参考資料として、アレコレ見ないといけなくなったので、設置した部屋だった。

 

「私をどうするの?」

 

「一応、参考資料として、これからのプレイをビデオで撮影します」

 

「え?記録に残すの?ちょっと待って~」

 

フリーな下半身から、脱がしていく。

 

「いや~私が責めたい~」

 

こんな状況でも、エスの女王様な美里さん。

 

「ねぇ、こんなに濡れているけど…どうする?」

 

綺麗な花びらを指でなぞりながら、彼女の耳元で息を吹きかけ、要望を訊く。

 

「え…っと…もう、悶々として、考えることが…」

 

しゃべりながら、口元から唾液が流れ出している。シチュエーションに酔いましたね。では、クリちゃんを指先で捏ねくり回す。徐々に勃起し、脱皮していくポッチ…

 

「ヒロ君って…いじめ上手だったのね…ダメっ…お願い…楽にして…」

 

涙目ではあるが顔を紅潮させて、刺激を愉しんでいるような彼女。

 

「美里さんって、エムっ気があるんですね。知らなかったです」

 

そして、いつも、美里さんのペースの場合が多かったが、今日は美里さんには、主導権は絶対に渡さない。美里さんの両膝を僕の肩に引っかけた。

 

「ヒロ君…なんか恥ずかしい…」

 

「真下からのアングルで撮影してますよ」

 

「ちょっと…ダメだって…」

 

お尻の肉を掴み左右に広げる。

 

「ほら、美里さんの普段見えない部分が丸見えですよ」

 

「やだよ~ダメだよ~はずかしいよ~」

 

普段見る事の無い、美里さんの恥じらいの表情…かわいいなぁ。

 

「どうされたいですか」

 

お尻の谷間に指を近づけていく。

 

「だから、そこはダメ…やめて…もう高飛車な事しないから…あっ…そこ…は…」

 

谷間に開いていたほら穴に人差し指が侵入した。それと共に、目付きが虚ろになっていく美里さん。

 

ポタっ…ポタっ…っと水滴が床に落ちる音がし始めた。

 

「ねぇ、美里さん。何の音ですか?」

 

「はぅ…それは…受け入れオーケーのサインよ…ヒロ君、欲しいよ~お願い…」

 

ほら穴の探検、もうう少し奥まで入って見ると、水滴の落ちる感覚が狭まってくる。

 

「お願い…ヒロ君…好きに食べていいから…そこはダメ…」

 

「そこってどこですか?」

 

意地悪く訊いてみる。

 

「おしりの…穴…」

 

肩から彼女の膝を下ろして、手首の拘束も外して、彼女を抱えて、寝室のベッドに横たえた。それから、ビデオルームに戻り、録画データから、表情の勉強をする。

 

強気な顔付きから虚ろな表情が今一ピンと来なかった。これは良い資料を手に入れたかも。って、喜んでいると

 

「ヒロ君…放置ってどういうことよ~」

 

ぐったりしていた美里さんが、短時間で復活して、僕を襲った。

 

「え?ちょっと…暴食すぎますよ、美里さん…」

 

僕のズボンをはぎ取り、パンツをはぎ取り、僕のアレを自分のアソコに挿入して、感触を愉しむ美里さん。これではいつも通り、美里さんペースになりそうだ。

 

「私をモデルにした報酬、高いわよ。覚悟しなさい!」

 

え?いつも通りの美里さんに喰われまくる僕…

 

◇

 

翌朝、精も根も尽き果てている僕と美里さんが、床で寝ていた。僕の方が早く目覚め、リベンジを仕掛ける。けっこう激しいプレイをされる美里さんは、この状態になると、目覚めが悪い。多少のことでは起きないのだ。

 

そこで、アルファーテスト済みの機材を持って来て、端末部分を美里さんに貼り付けていく。僕自身でリベンジ出来ると良いのだが、僕も精も根も尽き果てていて、萎えたままだし。

 

美里さんの覚醒と共に、装置が起動するようにセットをして、シャワーを浴びに行く。しかし、シャワーだけでは疲れが取れないので、湯船に湯を張り、身体をリラックスさせていく。

 

39度の湯温での半身浴、うつらうつらしていると、美里さんの喘ぎ声が聞こえてきた。

 

「ヒロ君…何したのよ~あぅ…いい…はぅ~いい…」

 

愉しんでおられるので、しばらく放置。良い感じでリラックスできた僕は、シャワールームから、美里さんのいる部屋に向かった。

 

「くぅ~ダメ…ヤメテ~くせになりそう~」

 

僕の姿を目で捉えたのか、僕の方に腕を伸ばしてきた。

 

「何…これ…気持ち良すぎる。人間相手で出来なくなりそう…だから…止めて…」

 

「これ?女性用のアダルトモードの端末。どうです?良い出来でしょ♪」

 

「ごめんなさい…昨晩はひどい扱いをして…だから、止めて…」

 

「これにヘッドギア着けると、快楽が倍増しますが、どうします?」

 

「ごめんなさい…ヒロ君と愉しみたい…だから、ヤメテ…」

 

こりたらしい。僕は装置のスイッチを切った。端末からの刺激がなくなると、荒い呼吸をする美里さん。

 

「これは、すごい兵器だわ…発売するの?」

 

「人間と出来なくなるけど…」

 

「そうだわね。でも、売れると思うな。これって、どんな原理?」

 

「微弱な電気信号で、筋肉と神経にプレイ時に感じる刺激を感じさせるんだよ。売るとしたら、2~3万くらいでいけるかな?」

 

「ふ~ん」

 

「これに懲りたら、暴食しないで、僕にも愉しませてくださいね♪」

 

「はい…」

 

そして、美里さんもシャワーを浴びて、一緒に部屋を出て、缶詰部屋に僕は向かった。

 

 

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