※この作品はR-18です。

アルフガン   作:もっち~!

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主従逆転

 

---ヒロ---

 

部屋に二人で戻ると、美里さんは床にデリケートな部分を擦って、感触を愉しんでいた。その様子をビデオに録画する。

 

「わっ!撮らないで…ヤメて…いやぁぁぁぁぁぁ~!!」

 

僕に気づいて、真っ赤な顔で俯く美里さん。

 

「貴重な映像です。女性はそうやって、自慰を愉しむんですね」

 

「そうじゃない…手が使えないから…」

 

「手が使えなくても自慰を?あんだけ、快楽塗れになってきたのに?」

 

りんは信じられないって顔をしている。

 

「いや、違うって…そうじゃないって…ねぇ、助けて~」

 

「どうしようかな?手錠を外した瞬間に、また豹変しかねないですよね?前回、僕を犯しましたよね?」

 

「えっ、ヒロさんを?」

 

信じられないって視線を美里さんに向けるりん。

 

「いや、あれはねぇ…お預け状態で…」

 

「このまま、当分いますか?たぶん、この後完徹な日々に戻るかもしれないんですが」

 

「いや~!助けて~」

 

首輪と手錠を外してあげた。すると、予想通り、豹変して襲い掛かってきた美里女王様。

 

「ヒロ君は、再調教が必要なようね♪ふふふ」

 

どんだけ、性欲があるんだ、この人は…僕はチョコレートを彼女の鼻先に向けた。

 

「えっ?何をしたの…」

 

美里さんの身体に異変が、熱い体液が割れ目から流れ出す。

 

「条件反射です。チョコレートの香りで、美里さんの身体が反応したんですよ。調教が済んでいるのは、美里さんの方ですよ」

 

顔から血の気が引いていく美里さん。

 

「例えば、バニラだと」

 

彼女の鼻先にバニラエッセンスを吹きかけると、乳首が固くしまっていった。

 

「どうです?美里さんの身体は自由に制御出来ますよ」

 

「そんな…」

 

「今後、暴挙に出ないでくださいね。クールビューティーなスーツ姿のお姉様が、いきなり身を捩ったり、体液を出したら、カッコ悪いですよ。ふふふ」

 

「えっ…そんな…」

 

「って、感じですよ。夜の立場は逆転です。もちろん、アレの立場もね♪さっさと服を着てください。出社しないといけないからね♪」

 

僕を恐怖の対象という目でみる美里さん。このくらいしないと、僕の安眠は護れない…僕は、見るのは好きだけど、そんなに性欲は無い方なんだから。

 

◇

 

アルファーチームの部屋に戻り、インの準備をしていく。りんにはコウの監視役を頼んだ。今朝までに6体上がらなかったので、夕方までに9体仕上げてもらうようにした。

 

インをする前に食事をしに食堂に向かうと、美里さんが待ち受けていた。まだ、何かあるのか?

 

「ちょっと、顔を貸してくれるかな?」

 

笑顔成分のない顔で、僕の返事を待たずに、僕をどこかに連れて行く。連れて行かれたのは、会社の近くのホテルの1室だった。

 

「で、何ですか?」

 

「確認したいんだけど、チョコとかの甘味は、食べられないのかな?」

 

あぁ、そういう確認ですか。確かに、迂闊に食べて、有り得ない身体の異変は怖いですよね。

 

「普通に食べる分には大丈夫ですよ」

 

僕の言葉を受けて、高級そうなチョコレートの塊を1粒食べた。

 

「大丈夫なのね」

 

「えぇ、僕が何かしなければね」

 

「えっ…」

 

彼女は自らの身体の異変に気づいた。

 

「何をしたの…」

 

「企業秘密です。仕事のジャマ、安眠のジャマをした場合は、そういう目に遭わせます」

 

「やめて…たすけて~」

 

「そうですね…たまには、僕を満足させてもらえますか?いつも、やりたい放題されているし」

 

彼女は僕に縋りつき、ズボンの中から僕のアレを取りだして、舌先で舐めていく。こういう行為が苦手なのか、したことがあまりないのか、それほど気持ち良くない。

 

「あぁ、エスの女王様は、相手を気持ち良くさせる行為は出来ないんですね」

 

「いや、違う…待って…」

 

僕は彼女から距離を置き、自分の一物をしまった。

 

「美里さん、今までお世話になりました。これからは、仕事のパートナーという清い関係になりましょうね。では、失礼します」

 

僕は彼女の残して、その場を後にした。また、今日も予定が…社に戻り、食堂に行く。何を食べようかな。

 

 

 

---美里---

 

ヒロ君…去って行ってしまった。違うんだよ。確かに、私の性欲を優先したけど…それは反省点ではあるけど…もっと、接したいんだよ。これで終わりなんて、嫌…どうすれば良いか、考える。

 

そうだ。スポンサーになれば良いのか?小さい方のゲームの…第2運営に連絡をして、スポンサーになりたい旨を伝えた。

 

「上に相談しないとダメです。今すぐにお返事はできません。でも、いいんですか?こっちの方は、美里様のメリットは無いと思いますけど」

 

「いいんだよ。私はヒロ君を怒らせてしまった。それの穴埋めだから」

 

「えっ?ヒロさんを?やはり、上の判断がいりますね。後ほど結果を、ご連絡をさせていただきます」

 

通話は切れた。

 

こんな身体になるとは…昔、軍事産業の会社でヒロ君を狙っているって噂を、聞いたことがある。そういうことか。条件反射レベルでの調教…洗脳よりも怖い危険な技術だ。彼はその技術を持っているってことになる。

 

スーツケースから、水谷浩介の資料を出し眺めた。今のゲーム会社に雇われる前、サイバネティクスの研究所にいたらしい。研究所内で、どのような研究をしていたかは定かではない、謎がある人物ではある。

 

私の役目は、彼の身辺調査なのだが、その業務中に彼に心は奪われた、そんな感じではある。調教は趣味と仕事を兼ねたもので、彼からあれこれとプライベートを訊き出そうとしていた。

 

でも…口を割らない。まるで、そういう教育を受けてきた者のように。何者なんだ?水谷浩介って人物は?

 

私達スポンサーで作る財団に彼を招こうとする動きもある。しかし、彼はゲームを完成するまで、今の会社にいるだろうな。

 

う~ん、いっそ、彼のペットになってしまうか?彼の玩具のような存在になれば、近くにはいられるのかな?公私の立場で揺れる私。

 

 

 

---ヒロ----

 

そして、今日もインは出来ず…食事前のアレで、気力が低下したのだ。気力がないとプレイ出来ないのは、難点である。単にゲームするだけでなく、アレコレと複数のことをしながらのプレイだから。はぁ…美里さん、これで大人しくなってくれるかな?

 

今日も、第2プログラムに専念する。最終エリアの設計をして、エリアマップを構築していく。エリアマップの構築し終わると、それを開発に転送して、実際のエリアを構築してもらう。

 

グラフィック担当に連絡。

 

「りんか?どう出来たかな?始まりの街のベータに踏み切りたいんだけど」

 

「あと、2体…ごめんなさいね。コウちゃんが…」

 

「謝罪よりも、コウの背中を叩いて、作らせてくれ」

 

「わかりました。今夜はどうします?」

 

「あぁ、湯豆腐をリクエストしていいかな?」

 

「了解です♪」

 

通話は切れた。りんの手料理はおいしい。それは確かだ。えぇっと、次は…そうだ。第2プログラムにキャラを作らないと…テストIDで、第2プログラムにインをする。

 

キャラ設定画面が出た。ここでキャラの見た目を設定をする。髪の毛、顔、目、鼻、耳、口、肌の色、体格、性別などを選択していく。将来的には課金により、選択の範囲を広げる予定ではある。第1プログラムと違い、リアル性を追求していない分、選択の幅を広げても、サーバー負担には繋がらないから。

 

キャラを作った後はキャラ名に設定。浮かばないので、ファントムにした。安易ではあるが。そこまで設定すると、ゲーム画面に移行する。

 

『アルフガンにようこそ!』

 

と表示され、始まりの街に放り出される。ゲームの名称は、昔遊んだゲーム『アルフガルド』からのオマージュに近い。まぁ、このゲームを知っている人は少ないと思うけど。

 

始まりの街は、まだダミーキャラ状態のNPCがいる。これらが、正式のキャラにならないと、ベータに移行はできない。しかし、見た目がダミーなだけであって、挙動はテストできるので、致命的な不具合探しのアルファーテストをしていく。

 

しばらく、街を探索していると、バサ姉とはじめがインしてきた。

 

「どうですか?不具合はありましたか?」

 

バサ姉に聞かれたが、

 

「ダミーキャラなのが不具合だな」

 

「明日くらいまでに、コウさんと青葉で完成させるようです」

 

はじめから報告がなされた。

 

「で、はじめ、装備の類いの名称とデザインは出来たのか?」

 

「初期の分は出来ました。うみこさんと手分けをして、どんどん創り出していきます」

 

「あっ…不具合を見つけた」

 

「なんですか?」

 

バサ姉が声を掛けてきた。

 

「ジョブの設定画面が出なかった…初期ジョブって、固定なのか?」

 

「えぇっと、戦士のようです」

 

「う~ん、どうなんだろか?初めから選択できた方が良くないか?戦士ってジョブの総称みたいな言い回しだし」

 

「そうですね…皆同じでは、個性は失われるかも」

 

「よし!全員、アウトしてくれ」

 

「「了解!」」

 

そして、全員ログアウトしてから、プログラムを修正していく。

 

「つばさ、初期ジョブは、剣士、僧侶、魔法使い、盗賊で良いんだっけ?」

 

「そのはずです」

 

「はじめ、その4種の初期装備は出来ているか?」

 

「出来ています。木刀、木の棒、木の杖、ナイフです」

 

「盗賊だけ、強そうなんだが。攻撃値はどうなっている?」

 

「えぇっと、+3、+1、+1、+5です」

 

「盗賊有利かな?」

 

「いえ、初期スキルが盗賊は罠外しなんですが、残りの3種は攻撃スキルですから」

 

「そうなのか。じゃ、僕が剣士をする。つばさは僧侶、はじめは盗賊でスタートしてくれるか?」

 

「「了解!」」

 

「魔法使いはどうしようかな?」

 

「私がやるわ、いや、やらしてください。お願いします」

 

美里さんが頭を下げていた。いつの間に来たんだ?

 

「私もアルファーチームの一員ですから。お願いします」

 

洋子の方を見ると、オーケーサインを出していた。

 

「じゃ、頼む。再度、インストールから始めてくれ」

 

メンバー全員が頷いて、それぞれのPCにインストールをし始めた。

 

 

 

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