※この作品はR-18です。

アルフガン   作:もっち~!

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久しぶりのイン

 

 

---美里---

 

今日の探索も終わり、ログアウトした。う~、完全に私をスルーして来たようだ。どうするかな?

 

まぁ、どうせ完徹だろうから、彼の会社に向かった。夜間でもビル内は明るい。1階にあるカフェでは軽食も食べられるので、近くの会社の残業組が食べに来るようだ。

 

2階にある喫茶室に向かう。ここも明るい。ここは喫煙可能な為、打ち合わせをしている社員が多いらしいし。見回していると、目的の人物は見付かった。書類の山と数名のメンバーと打ち合わせ中のようだ。

 

「バランス的にどう思う?」

 

「もう少しアイテムが落ちていても良いかな?」

 

「でも、敵を仕留めれば、ドロップするし。う~、どうするかな?」

 

「ヒロ君…」

 

私は思いきって声を掛けてみた。

 

「美里さん、ここは第二運営の会議中です。部外者はお断りだ」

 

拒否する彼…

 

「リンクポイントのプログラムはどう?」

 

「バグ取り中です。ジャンプする前にデータを保存して、ロストしても復元できるように、予防はします」

 

「問題は、あっちとこっちでデータが違うからな。どう、コンバートするかだな」

 

「反応速度も多少遅くなりそうです。今後、改良しますけど」

 

山積みの書類を次々に目を通し、決裁していく彼。私はぼんやり彼を見続ける。

 

「リンクテストはファントムとバサ姉で行う。ジャンプした後の衝撃が怖いなぁ。ギャップがあるだろうな」

 

「それは、ダミーキャラで、刺激の数値をモニタリングして、生身に衝撃が行かないように工夫します」

 

「じゃ、それが終わってからジャンプテストしよう。で、美里さんは何か用ですか?」

 

やっと、私に声を掛けてくれた彼。

 

「話があります」

 

「ここじゃ、ダメ?」

 

「ダメです」

 

「じゃ、各自、明日までに課題を頼む。とりあえず、解散だ」

 

第二チームのメンバーがそれぞれの部署へと散っていった。

 

「で、どこで話をするのかな?」

 

「私の家で…」

 

「そう…」

 

彼は素直に従って、私に付いてきてくれた。しかし、私の家には辿り着かなかった。地下にある倉庫に連れ込まれたのだ。

 

「ここなら、誰も来ない。防音だし…」

 

彼の視線が私を舐め回すように移動する。

 

「で、話は?」

 

「新しいエリアの情報を、なんで私でなくて、ツヴァイに伝えたの?」

 

「そんなことか?あの場でも良かった話だよ。僕はプレイヤーの意見を聞きたかったからさ。ゲーム内の君達の会話はモニタリングしている。なので、ツヴァイ、アースの反応、感想が分かった。このままでも問題は無さそうだな」

 

「スポンサーとして、真っ先に知らせて欲しいと、言っているのよ」

 

「美里さん、勘違いしていませんか?あなたの窓口は第一運営です。僕ではありません」

 

「あのね~ヒロ君…」

 

「どうされたいんですか?」

 

微かにチョコレート臭がし始めた。まずい…ここから出ないと…ドアに向かって逃げようとする。

 

「ちょっと、呼び出しておいて、突然立ち去るって、失礼でしょ?美里女王様♪」

 

あぁ、ダメだ…膝が笑っている。一歩が踏み出せない。

 

「バニラ臭が良いですか?」

 

悶々として考えが浮かばない。どうすれば良いかがわからない。立っているがつらくなり、彼に身体を預けた。

 

「どうされたいんですか、女王様?」

 

「はぁっ…はぁっ…」

 

息が荒くなっていく。声を出すのもつらい。

 

「何もしないって選択もあります♪」

 

彼は、私を何かの台の上に横たえた。見ているだけ…そういう選択なのか?

 

「あぁ…あっ、ふぅ…あぅ…」

 

様々な刺激が私に襲いかかてきた。朦朧としていく思考、痙攣をする各部位、涙が止まらない。

 

「あっ…あ…の…ね…あっ~」

 

彼に言葉を伝えようとするが、言葉にならない。

 

「どうされたいんですか、女王様?」

 

「ペット…に…あっ…あぁぁぁ~して…おっ…くださ…はぁっ~…い…」

 

「うん?ペットに成り下がりますか、女王様?」

 

息苦しい…意識が…頷く私…

 

「じゃ、これで。女王様♪」

 

彼は部屋を出て行った。彼が出ていくと、室内が真っ暗になった。空調も止まったようだ。何をしたの?

 

無音の室内に何かの音がする。

 

ガサ…ガサ…

 

何かが蠢いているようだ。ここから逃げないと…上体を起こすと、勢いよく後方に倒された。そして、何かが上に載ってきた。乱暴にブラウスを開かれて、ボタンが散らばる音がした。

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

荒い息づかいが聞こえる。何者だ?彼と私以外に、この部屋には誰かがいたのか?胸の谷間に暖かい液体が垂れて来た。相手の唾液か?ざらついた物で撫でられる首筋…相手の舌か?

 

パッシュ~!

 

減圧されていたのか?気密性ドアの開く音…突然、室内が明るくなった。誰かが扉を開けたようだ。

 

「美里さん、こんな所で寝ないでくださいよ」

 

って、洋子さん。え?ブラウスに手をやると、ボタンははち切れていず、ちゃんと着用している。あれ?あの感覚は?

 

「よくここがアルファーチームの倉庫ってわかりましたね。入室したのがヒロ君でなくて残念ですけど」

 

あれは夢だったのか?パンティに手をやると、濡れていない。大変なことになっていたはずなのに…

 

「お目当てのヒロ君は、まだ出社してませんよ。最近は家に帰って寝ていますから♪」

 

 

 

---ファントム---

 

ようやくインをした。目が覚めたのは、妖精国の自分の寝室のようだ。

 

「あっ…起きた♪」

 

だいぶ成長したドライグらしき少女が抱きついてきた。

 

「ドライグ?」

 

「うん♪」

 

「成長したな~」

 

「うん♪」

 

ドライグを抱きしめると、彼女の胸の感触が伝わってきた。

 

「あっ、目覚めたんですね」

 

ライカが入って来た。

 

「お身体はもう大丈夫ですか?」

 

「まだ、少し感覚が…」

 

「私達の為に無理をしてくれましたからね。これからは好きだけ寝て下さい」

 

そうか、インできなかったから、ずっと寝ていたのか。ライカが呼びに行ってくれたようで、エル、ルイさん、クィーンが顔を見に来てくれた。

 

「クィーン、執務は?」

 

「サボらずに、がんばっています。今は無理でしょうけど、そのうち…」

 

頬を赤らめたクィーン。あっ、ご褒美ね。了解♪取り敢えず、彼女の額に、口づけをしておく。

 

「で、どうされます?」

 

「グリーンドラゴンの動きは?」

 

「特に無いです」

 

「じゃ、龍の国に行って来ようかな?」

 

「また、喰われちゃうんじゃ…」

 

心配そうなクィーン。

 

「ドライグがいるから大丈夫だよ。なぁ、ドライグ」

 

「うんうん♪」

 

龍の国の王より、ドライグの方が能力は上のようだし。

 

「メンバーは?」

 

「僕と、ドライグとライカ…エルとルイさんでいいかな?」

 

「ねぇ、間が空いてから、私とルイの名前って、もしかして、置いて行こうとしたのかな?」

 

そうです。エルの睨むような視線に負けました。

 

「まだ、眠いから、睡眠時間が多くなると思うけど、頼むね」

 

「はい♪」

 

エルが抱きついてきた。

 

リアルでの仕事量が安定するまで、この世界での睡眠時間は長くなる。でも、エル達、NPC達は僕を見捨てることなく、傍にいてくれたようだ。一番の驚きはドライグだ。幼子だと思っていたのに、もう10歳くらいだし。成長が早くないか?

 

そんな僕の疑問が見えたのか、

 

「人族以外の者は、ルイくらいの見た目になるのが早いんです。そのあと、百年単位でしか変化が無いので、ほとんど、見た目が変わらないんです」

 

と、エルが教えてくれた。じゃ、ルイさんのようのなるのは、もうすぐか。

 

 

起きている時間はリハビリしているか、食事である。今日はルイさん相手に模擬戦をした。

 

「なぁ、模擬戦に意味があるのか?」

 

ルイさんが訊いて来た。

 

「無いのかな?でも、ルイさんは雑魚で無いですよね?」

 

雑魚敵に出逢わない僕。出逢うのはボスクラスだけだったよな?

 

「雑魚に含めるなよ♪」

 

ルイさんのケリを受け流す。ブランクがあり、クリーンヒットは無いけど、ヒットはしてしまう。いや、きっとルイさんのことだから、クリーンヒットしないようにしてくれているんだろうけど。

 

で、ようやくルイさんの脚をキャッチして、舐める。

 

「おい、いきなり…やめろ~」

 

頬を真っ赤にして、言葉で制止させようとするルイさん。そのまま、腿方向へ舌を這わせていく。

 

「いやっ…おい、エルの前で…何しているんだ?」

 

耳まで真っ赤になるルイさん。そして、脚の付け根まで舐めると見せかけての膝カックン♪

 

「えっ?」

 

僕の行動が読めずに無防備に前のめりに倒れ込んだ彼女。背中に馬乗りになり、キャメルクラッチで固める。

 

「おぃ…ちくしょ~腕と背中が…」

 

背中もそうだが腰に負担が行く技だ。腕を僕の腿に引っかけて、後ろに反らしていく。

 

「痛い~負けでいいから、はずせ~」

 

え?これからだよ。両手で、ルイさんの胸の感触を愉しむ。

 

「そこはダメっ…うぅん…」

 

時たま、指先で乳首を刺激して、

 

「あぁ…そこは…負けだ~外せ~外してくれ~いや、解放して…ください」

 

涙声になってきたので、解放する。こういう刺激に耐性が出来たのかな?最初の頃は、失神していたのに…

 

「くそっ…覚えていろよ~♪」

 

嬉しそうな表情でエルに視線を向けるルイさん。エルを見ないでよ~エルにはかけたくないんだからさぁ。

 

「ねぇ、私にも…」

 

「ダメ!エルが怪我をする。だから」

 

エルと見つめ合う僕。良い雰囲気に包まれ、彼女の顔との距離が縮まっていき…

 

「ねぇ、今度は私と遊んで~」

 

背中に抱きついたドライグが、僕を抱えてエルから離す。一瞬残念そうな顔をしたけど、直ぐに僕とドライグを暖かい眼差しで見つめ始めた彼女。ドライグじゃ、しょうがないと思っているのだろうか?

 

ドライグと遊んでから、ログアウト。

 

 

 

---ヒロ---

 

「問題はなさそうだな。睡眠時間が長いのは、無理のしすぎって思ってくれているようだし」

 

「実際問題、無理のしすぎだよね」

 

洋子の言う通りかもしれない。2本を同時に作るなんて、無理だ~

 

「で、そっちはどう?」

 

『アルフガン』のテストをしてくれているバサ姉に訊いた。

 

「相棒が…」

 

相棒は杏がしてくれていた。卒業要件はほぼ満たし、卒業まで2年位暇らしい…

 

「杏がどうしたんだ?」

 

「いきなり遊び人を選んで…」

 

ジョブの1つ遊び人。アルファーテスト、ベーターテストで、初期ジョブ以外もテストして、戦闘力などの調整をすることにしたのだが、遊び人は…

 

「ダメか?あのジョブ?」

 

「いや、強力すぎる…」

 

そっちか?調整しないとダメか。

 

「攻撃力は期待できないけど、攻撃を避ける能力は神クラスです…」

 

まぁ、遊びのジョブだからねぇ。

 

「盾になってくれる?」

 

「彼女が前衛なんですけど、敵の攻撃が見えない…いきなり避けられて、私が被弾しまくっています」

 

ボーナスジョブにしようかな…

 

「あっ、ヒロ君。このジョブを採用するのね♪」

 

洋子、正解だ。

 

「バサ姉が前衛になれば?」

 

「え?後ろで、何しているのかわからないって、怖いです。なんせ、攻撃に期待が出来ないし…」

 

「がんばれ~。遊び人をマスターすれば踊り子になるんだ。そうすれば、魔力を使わずに魔法攻撃出来るんだよ」

 

「それって、チートジョブですか?」

 

「いや、ボーナスジョブって、位置付けだよ。ただ、公式公開時に、何をすれば、なれるかが問題だな」

 

ボーナス条件をアレコレ考えないとダメだな。

 

「うわっ~敵が私をスルーして、遊び人に攻撃って…あぁ、そうか、敵のバックから攻撃をすれば良いのか。彼女を囮にして♪」

 

バサ姉が攻略法を見つけたようだ。これで、このジョブは正式に採用だ。

 

「ヒロさん、魔導師と魔法使いの違いは?」

 

はじめから質問が飛んできた。

 

「魔導師は魔法陣を展開して、複合的な魔術を使う者。魔法使いは呪文で単一効果の魔法を使う者って、考えているけど」

 

「了解です。その辺りで見た目に違いを出してみます」

 

ベータテストへの道のりは遠そうだ…

 

 

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