---ヒロ---
コウとりんのプレイが終了したので、データを回収した。
「どうだった?シチュエーションを変えてみたけど」
二人共トロリとした目付きだ。余韻を愉しんでいるようだ。しばらく、二人の様子を観察していると、意識が戻ったコウ。
「ヒロさん…」
立ち上がり、千鳥足で僕の方に来た。倒れそうになったので、彼女を抱きしめて支えた。
「おい、まだ横になっていろよ」
僕の耳タブを舐め、胸を押し当ててきた。
「おい、その気になるから、ダメだって…」
新バージョンは効果有り過ぎだな。もう少し快楽指数を下げないとダメかな。僕のアレを取り出して、口に頬張る。コイツ、電脳世界で練習しているんじゃないかと思う位、上達をしている。気持ちよい…まずい、いきそうだ…
「おい、コウ!しっかりしろ!」
コウは口から外すと、自分の穴にソレを収めた。そして、腰の運動を…
「コウ!」
気付け薬を鼻先に持っていくと、コウははぁっとして。
「え?なんで…自ら大胆な事を…」
僕の顔と至近距離にあるコウの顔は真っ赤に染まっていく。
「おい、離れろよ。りんが目覚めたらマズイ」
僕から離れたコウ。幸い、りんはまだ余韻に浸っているようだ。
「感想を訊きたかったけど、効果有り過ぎだな」
「しまった!あのままでも問題無かった。お互いに独身だし…」
残念そうなコウ。
「問題有るって…テスト中なんだし…一応、彼女いるし…」
「感想は…良すぎます。終わったあとも余韻が…」
「まぁ、ゲーム内では、今みたいに直ぐに目覚めることは無いから、それなりにクールダウンはするとは思う。実装したら、アルファーテストを頼むよ」
「了解です♪」
再度、僕に近寄り、ディープキスをしてきたコウ。少しその気になった僕は、コウのブラのホックを外し、コウはブラを脱いだ。コウの生乳が僕の胸板に心地良い刺激を与えてくれる。
「コウちゃん!何をしているの!」
りんの声で、ビクっとしたコウ。りんが余韻の沼より抜け出し、覚醒した。
「え?何って…内緒話…」
おい、その言い訳はダメだと思う。
「内緒話をするのに、何でブラを外しているの!」
「いや…そのぉ…」
「で、りん、どうだった?」
話題を変える僕。
「どうって…あははは…サイコーです♪」
「出来るなら、コウより先に覚醒して欲しかった」
「そのようですね。コウちゃん、ちょっと…」
りんに近づいたコウを彼女は抱きしめて、感触を愉しんでいるみたいだ。スルーしておこうか。そうだ。美里さんは目を通してくれたかな?
---美里---
「目を通してくれましたか?」
ヒロ君の声で我に返った私。再生されていたビデオに目が釘付けになっていた。
「え?ビデオしか見ていないの?」
「あっ…ごめんなさい…」
「どうするかな…向こうの部屋は修羅場だし」
え?りんさんとコウさんはどうしたんだ?
「美里さんで楽しむかな?」
私で?手首に手錠をされて、腕を横に伸ばした体勢にされた。手錠が上に上昇して行き、腿にあった書類を彼が退かしたことで、立った姿勢になった。この部屋はどんな仕様なんだ?
私のパンストを破らないように脱がしていき、スカートを脱がせた。そして、最後の1枚も脱がされる。上半身は腕が真横の位置の為に、脱がされない。ボタンを外されて、ブラのホックを外されて、上にズリあげられた。
「どうするの?また、ノープランなんでしょ?」
「正解…どうしようかな…」
座り込んで、私を見上げているだけの彼。そのうち、ウツラウツラし始めたので、
「おい、寝るな。寝るなら、外せ!」
と、文句を言う。
「その体勢でヘルメットを被せるのは?」
え?この体勢で?目の前でPCを起動し始めた彼。いや、この体勢では…腰砕けになったら、腕が折れる気がする。
膝を抱えて、肩にひっかけた。恥ずかしい姿勢にするのか?
「目線の位置に来て、良く見えます」
見られている恥ずかしさだけで、反応してしまう。湿ってきたのがわかる。
「なんか、美里さんとは久しぶりだな…」
え?最近、毎日されていたんだけど…あれは、誰だったんだ?
「あっ…」
胸を揉まれただけで、喘ぎ声が…太股の内側は震えている。
「なんか、感じ易くなっていますね♪エム調教されたんですか?ふふふ」
胸を揉まれる度に、快楽に飲み込まれていく。こんなに気持ちが良いのか、揉まれるだけで…
「そうだ!シチュエーションを変えましょうか」
え…目の前に無表情の彼がいた。
「知り合いの前で、調教されるって、良いらしいですね♪」
無表情なのに声が弾んでいるのか。いや、知り合いの前って何だ?うそっ…目の前にはヒロ君がいて、身を乗り出して、見ている。ダメ…見ないで~
◇
意識が戻ると、リビングで、紙の束を抱えて寝ていた。私の横では、コウさんとりんさんが重なるようにして寝ていて。彼は…PCの前でプログラミングをしていた。また、意識が仮想世界へと旅立ったのか?
---ファントム---
久しぶりにインをした。目覚めると、エルとルイさんに抱かれていた。
「なぁ、これって、どういう趣向だ?」
「「えっ…」」
突然、目覚めた僕に驚く二人…
「ち、違うの…、ねぇ、聞いて…」
エルが言い訳をしようとしている。
「そうだよ。日替わりで添い寝をしようって、決まって…」
「それは、日替わりで、皆さんの玩具になっていたってこと?」
あぁ、仮面が取れている。僕のおぞましい顔を真面に見て、恐怖の余り、固まっている、エルとルイさん。
「では、エル…愛し合おう♪」
僕が近づいていくと
「こ、来ないで~お願い…」
エルに低めの位置へのタックルをして押し倒して、デリケートな部分を舐めていく。しかし、NPCの耐久度は低いので、それだけで、昇天した。そして、立ち上がり、ルイさんに狙いを定めた。
「ルイさん、遊ぼ♪」
「来るな~許して~」
同じく低めのタックルを決めた。全裸だったので恥ずかしさもあったのだろうか?ルイさんは反撃をすることなく、押し倒された。
「どうされたい?」
「顔を…近づけないでくれます~」
僕は要望を聞き入れず、顔を近づけて、ディープキスの刑を執行した。それだけの刺激で、意識を飛ばしたルイさん。
このくらいにしておくか。僕は衣服を纏い、仮面を付けて、階下へと降りていった。
「ファルコン、起きた♪」
ドライグを思われる少女が抱きついてきた。また、成長したんじゃないのか?ルイさんくらいのスタイルになっている。
「おはようございます♪」
ライカが近寄って来た。
「ドライグの成長って、早くないか?」
「たぶん、100~200年はこのままだと思います」
と、ライカが答えた。デカイ身体になった自覚がないのか、ドライグは肩車に載ろうと、僕をよじ登っていた。
「あっ。ルイさんと違って重くない」
「たぶん。重さを調整出来るんだと思います。エルフとは違うってことです」
ドライグを肩車したまま。食事をする。見た目にはシュールな絵だろうな。中学生くらいの少女が、肩車されているんだから。
「で、予定通り、龍の国ですか?」
「何事も無ければ」
テーブルの上に、『罰として、エルとルイさんは留守番。よろしく♪』と、メッセージを残してライカとドライグを連れて、龍の国に出掛けた。
龍の国入る為の入国申請していると、龍姫がやってきて、僕達を連れて行ってしまった。龍の国を冒険しようと思ったのに、いきなり、最終ステージに来たみたいだ。なんてことだ…
「ダ…いや、お兄様は、この国では冒険しないで良いんです。そういう身分ですから」
龍姫がたわけたことを言う。僕は冒険がしたいんだけど。
「父上は…頭をボウズにして、詫びます。それで許してもらえませんか?」
龍姫の父上は姿を見せないんだけど…
「あぁ、父上は…報復を恐れて、隠れています…すみません、小心者で…」
それって、ドライグのオーラに負けたってことかな?
「あのさぁ」
「ダ…いや、お兄様、もう堪忍してあげてください。私を差し上げますから」
いきなり全裸になる龍姫…いや、龍の裸に興味はないんだけど…
「いらないから…それよりも、この国の冒険がしたいんだけど」
「それは…ごめんなさい。ダメです。この国を消さないでください」
全裸の龍姫が僕達に土下座をしている。
「龍の試練とか、受けたいんだけど…」
「ダメです…お連れできません。ここ以外は行かないでください。私を自由にしてもかまいませんから」
いや、だから、龍姫には興味が無いって…
「何でダメなの?」
理由を聞いてみる。
「お姉様の国でも、冒険は出入り禁止ですよね。同じ処置と思ってください」
それは、ミミックのダンジョンのことかな?普通の者と違うことに興味を持つから?
「いやいやいや、あそこと違って宝箱は無いんだろ?」
「ダ…いや、お兄様…龍喰い刀使いと赤いドラゴンとハイエルフって、どんだけ強いかわかっておいでですか?この国が消えるくらいですよ~ですから、堪忍してください」
え?そんなに戦力あるのか?この三名で…
「そっか…ココ以外で冒険できる国って、どこかある?」
「え?ここで一生暮らすってことは出来ませんか?」
「冒険者だから、一生は無理だな。それに妖精の国とエルフの国にも、責務をしに帰らないと行けないし」
龍姫の表情は寂しそうだ。
「お供として、一緒に来る?」
ダメ元で聞いてみたのだが、
「良いんですか。行きます♪父上の反対なんか足蹴にします♪」
反対されているんじゃ…すると、龍姫のボウズ頭となった父親が現れて、
「娘を差し上げますので、それでご容赦ください」
っと、土下座をした。
「何で謝っているですか?むしろ、僕が謝らないといけないと思うんですけど」
「女神様に…きつく絞られました…すみませんでした…」
あぁ…そういうこと…中立だから介入できないって言っていたけど、介入しているんじゃん。
『若気の至りです♪』
って、ウィスパーが飛んで来た。若気?AIに若気ってあるのかな?
『深く考えないでね(はぁ~と♪)』
って。そうだね。ゲーム内では深く考えないようにするよ。
「そういうことなら、しょうがないです。娘さんは貰っていきます。じゃ、龍姫は下僕ってことで」
きょっとんとした表情の龍姫。
「なんですと…妾が下僕?」
「拒否するなら、いらない。この国でお姫様をしてください」
そう言い残して、三名で僕達の家に転移した。
◇
家に戻ると、ぶんむくれた表情のエルとルイさんがいた。
「どうしたんだ?エル?」
「どうしたもこうしたもないでしょ?」
涙目のエルが近づいて来た。
「だって、意識が無かったし。ルイさんも…」
「いや…そうだったけど…」
涙目なのに頬は紅いエル。
「それに、散歩だよ。そうだろ、ライカ」
僕の言い訳染みた問いに頷く彼女。
「エル…散歩なら、しょうがないぞ」
と、ルイさん。
「わかったわ。次は留守番は無しよ、エフ」
「了解だ」
---ヒロ---
ログアウトした。問題が山積みだ~
「どうしたの?ヒロ君、難しい顔をして」
洋子が声をかけてきた。
「もう向こうのゲームですることはない。有るとすれば、グリーンドラゴン&ハイエルフ連合が動いた場合だけだろうな」
「あぁ、そういうことか…エルとルイさん達かぁ。持って来られないの?」
「持って来ても戦えるかどうかだ。AIシステムが違うし。どうするか、考えないと」
「龍姫とクィーンはダメよね。主要キャラだし」
「そうだ。エル達の他だと、ライカとドライグだけだな。どうするかな…あっ1つ手はあるけど…」
「どうするの?」
「女神をコピーして、精霊にして持ち込めば、女神管理下のAIも4体なら、大丈夫な可能性はあるかな」
「やってみるしかないわね。ここで、きっぱりと別れるってことが、双方出来ないでしょうから」
洋子の言う通り、僕もエル達AIも、別れることがきっぱり出来ないと思う。最悪、自ら命を絶ちかねない。AIの自殺…それはさせてはいけないと思う。
「じゃ、僕は当分、それをしてみる。あずさ、他の工程の管理を頼むぞ!」
「了解です♪」
「つばさも、第二の方をメインで頼む」
「了解です。回復の踊りを覚えて、杏ちゃんが頼もしく思えて来ました」
踊り子の回復スキルは、踊ることで発動することにした。踊りの長さに比例して、回復量を変動させている。高レベルな回復をするには長時間の踊りが必要ではあるが、敵の攻撃で中断されると、失敗扱いになるので、難しいらしい。
「もし、連れて来られたら、家を建てて、そこで留守番してもらうかな」
「結婚するの?」
「一夫多妻決定じゃないか。杏がいるんだし」
「家は何軒必要なのかしらね~♪」
洋子の声は楽しげだ。この隠れドエスがぁ~