----ヒロ---
2日振りに出社。
「また、美里さんの上で安眠?」
頷く僕。
「美里さんはヒロ君のベッドなの?」
「ベッドと言うより、ペットだといいなぁ」
「さすが、ド変態だね。相変わらず」
デスクの上の決裁待ちの書類に目を通していく。
「そう言えば、はじめから上がってきた?」
「うん。今、検証作業中よ。骨格データを作り出して、どこに弱点を置くかをね。そうだ、コウ達から伝言、責任は取って下さいって、何をやらかしたの?ヒロ君」
なんかしたっけかな?想い出したくない記憶は、洗い流して来たからなぁ。
「はて?後で、顔を出してくるわ」
何かやらかしたっけかな?
◇
最後の街のラフが出来上がり、開発にマッピングデータを、おこしてもらうことに。で、紙袋を持ってコウ達の所へと。
「ヒロさん…アレってヒロさんですよね?」
コウが怒っているようだ。
「やりっ放しは酷いでしょ?ねぇ…聞いていますか?」
りんも怒っているようだ。
「あのですねぇ…」
青葉は顔を真っ赤にして、俯いていた。
「なんだっけ?」
ドテッとこける三名。
「覚えていないんですか?私達を全裸にして、ヘッドギアを起動させて帰ったでしょ?」
「あぁ、そんな覚えもあるなぁ…どうなったの?」
「どうって…地獄絵図です。りんに襲われました~」
あぁ、コウがついにりんにやられたんだね。
「青葉は?」
「言えないですぅ~うっうっ…」
泣き始めた青葉。こいつもりんにやられたのか?
「わかった、プレゼントをやるから、機嫌を治してくれないかな?」
っと、それぞれのフィギュアを、紙袋から取り出して手渡した。3Dカメラのテストで、彼女達を撮っていたり…
「え…これって、はじめが撃沈したのと同じじゃないですか…」
撃沈?そういえば、はじめがいないなぁ。
「ヒロさんにすみずみまで見られたって…恋煩いですよ…どうしてくれるんですか?そういうのに縁の無い子だったのに」
それはそれで良いんじゃないのか?しかた無いなぁ。透明なフィギュアを更に手渡した。
「なんですか?これ?変形した屎尿瓶みたいですが」
りんが訊いてきた。
「それぞれの膣から子宮のフィギュアだよ。透明だからヒダも見えるだろ?」
りんとコウの顔が紅く染まっていく、青葉は更に紅くなっていった。
「なっ、なんちゅうもんを作っているんですか?」
「3Dデータの解析のテストだけど。正しく取れているか、モックアップを作らないとわからないだろ?って、青葉とはしたことないから、正しいかはわからないけど」
「「えっ!」」
コウとりんが同時に声をあげた。
「コウとりんは概ね合っているはずだ」
「いや…ちょっと…」
「こんなんになっているのか…」
二人の反応は違うみたいだけど。
「何が言いたいかって言うと、エロ心は無く、そこにあるのは研究意欲だけだ」
と、もっともらしい言い訳をしておく。さらにコウとりんには特別付録を手渡した。
「それは二人のお花の彩色モデルだよ♪」
「「あ…」」
感激して声が出ないようだ。喜んで貰って良かった。
「コウちゃんのも欲しいです」
って、りん。そういうと思ったよ。りんにもう1つ渡した。
「なんで…りん…なんで、私のを…お前…」
修羅場になりそうなので、この場から退散した。部屋の外にでると、青葉が僕の服の裾を握っていた。
「うん?どうしたんだ、青葉?」
「あの…私と…お願いします」
って?え?何をお願いしているんだ?
「どうされたいの?」
「えっ…っと…その…」
煮え切らないな…僕は青葉をテストルームに連れ込んだ。
「ここには色々なシチュエーションのデータがある。好きなのを選んで試してごらん」
と、言って、青葉だけ残して退室しようとしたのだが、青葉が僕の服を離さない。
「生身との違いがわからないんです…リアルで体験したこと…無いから…」
「あ~、そういうのは好きな人とした方が、後悔が無いと思うけど」
「好きな人…ヒロさん…」
え?僕?高ピーな女王様を虐めるのは好きだけど、ウブな子は苦手だな…どうするかな?
「違いが分からないと、作れないと思うんです」
あぁ、性的好奇心でなくて、研究心からかぁ…手伝うかな。
「わかった。今夜、僕の部屋に来て」
「はい♪」
笑顔になった青葉。これで良いのかな?
◇
アルファーチームの部屋に戻ると、バサ姉、マヤがインをしていた。ヴィヴィもだな。
「あずさ、何をテストしているんだ?」
「6つ目の街です。砂漠地帯で難航中です」
「ヒロ君、砂の抵抗指数を下げてくれないかな?足が重いのよ」
って、洋子。
僕は、自分のマシンの前に座り、モニタリングモニタをみながら、言われたパラメーターを調整していく。
「普通の道のように歩けたら、砂漠の意味が無いんだけどな」
「わかっているわよ」
洋子はキレ気味だ。
「蟻地獄がめんど~!」
と、つばさ。砂漠地帯で蟻地獄はきついよな。
「ヒロ君!ヴィヴィに風の魔法を使わないように、命令してくれる?砂嵐だよ、これじゃあ」
ヴィヴィにメッセージを送った。戦闘中に読んでくれるかな?
「暑いよ~肌がベトついて気持ち悪いよ~」
つばさが、へこられている。
「ヒロ君!ヴィヴィに水の魔法もダメって伝えて。ドロドロで動きが取れないや~」
ヴィヴィが状況を見ずにやらかしているようだ。再度、メッセージを送る。
「先輩!火の魔法もダメです。熱すぎですぅ~」
このエリアって、結構エス度が高いのか?
「そうなると、光もダメだろうな。まとめて送っておくよ」
「あぁ~闇もダメ。蟻地獄に落ちた~!」
洋子の悲鳴が…大サソリだろ?雷で一撃のはず。尻尾の針が避雷針になり、身体の内部を焼き尽くされるはずだが…
「ヴィヴィに攻略情報を流した。これで、クリア出来るか?」
「出来ました…」
疲れ切ったつばさの声がした。
「次の電気ウナギは雷が効かないからな」
「それはヴィヴィに伝えてね!」
苛ついている洋子の声。
---ツヴァイ---
あの洞窟、鉱山で間違え無いようだ。鉱夫のスキルを得たレイジが石の見分け能力を身に着けていた。鉄分が多く、たまに金、銀も有るようだった。
「なぁ、ツヴァイ。あそこの落盤した穴が気になるんだけど…」
アースが指を差した。メインの穴よりも小さい穴だ。かがめば、通れそうではある。レイジが落盤した岩の成分を解析している。
「価値の無い岩だけど…そうだよな。なんで、ここを掘ったんだ?」
レイジも疑問に感じたようだ。岩を退かしていく。すると、何か光る物が見えた。
「ダイヤかな?あれを取ろうとして落盤かな?そうなると、崩れないように、天井を支えて掘らないと危ないなぁ」
確かに…。アースは、近くの森から木を切り出して、ソレを利用して、天井が崩れないようにしていく。
「ツヴァイ、このゲームではたぶん、宝箱は無いんだと思う。こういう風に自然に埋められているんだろうな」
って、アースが呟くように言った。彼の表情は何か楽しげだ。アースの切り出した木の細い枝は、ミリーとコンポタで矢に加工していく。
そして、ようやく大きなダイヤの粒を取り出せた。街に戻って換金する。しかし、まだ需要がないのか、安めだった。
「売らずにキープだな。傷つかないように、箱を作ってしまうか」
こまめにスキルを使い、経験値を溜めていくアース。たぶん、正解なプレイスタイルだと思う。しかし、ここの洞窟は、いつになったらクリアが出来るんだ?
---ヒロ---
ヘロヘロになって帰宅。しばらくすると、コウ、りん、青葉がスーパーのレジ袋を持ってやってきた。
「今日はすき焼きです。スタミナをつけてもらわないとねぇ。ふふふ」
りんが妖しく笑う。今夜は怖いなぁ…何か手を打つかな。彼女達の溶き卵に、美里さんの家からくすめてきた妖しい液体を2,3滴ずつ入れて置く。
そして、すき焼きパーティー。闇鍋でなくてよかった。たらふく食べられたし♪
食後、りん達が食器を洗ってリビングに戻ってきた。妖しい液体が効いてきたのか、三人とも頬がうっすらと朱い。
「うぅ~す~す~」
三人とも安眠をし始めた。あれって、睡眠導入剤なのか?あれ?一応、観察しておこう。豹変されても困るし。
うっすらと汗をかき始めた三人。暑いのか、自ら脱いでいく。そして最後の一枚も…茹で上がったような女体が3体。身体からはそそるような香りがしてきた。どうするかな…ここは、問題の少なそうなりんと…
「もっと…来て…もっと…」
今夜のりんも情熱的だ。彼女の放つ香りは悶々とさせてくれる。
◇
朝…三人が起き始めて、声をあげている。三人の元へと行く。
「どうですか、ご気分は?スタミナ満点な食事で、楽しめましたか?」
「うっ…これはどういう趣向ですか?」
昨夜の情熱的なりんとは違い、お淑やかなりんがいた。後ろ手に縛り、足は開脚させて、足首を違う者の足首に固定させて、三角形を形作っていた。お約束で目隠し付なので、状況は把握できない。
「だって、みんな寝ちゃうんだもの。悶々とした僕を残してね♪」
「お腹いっぱいだったから…」
コウが言い訳をした。それは、違うよ、コウ。原因は美里さんの家からくすめた、あの妖しい液体だよ。
僕は装置のスイッチをオンにした。
1時間後、タイマーでスイッチが切れた。足首の拘束は解いてあげた。まず、コウを運び、ビデオ再生をして、昨晩のりんとのプレイを見せた。
「えっ…こんなことを…えぇ~。あのりんがこんなに情熱的だったとは…」
「えっ?私はどうしたの?コウちゃん」
隣の部屋からりんの声がする。ビデオに目が釘付けのコウ。コウの背中に密着するように座ると、コウは僕の腕を掴み、自分のに誘導して、二人でコウの秘部を虐める。
「もっと…いいですよ」
「コウの胸が好きなんだけどね」
僕の言葉を受けて、コウは僕の方に向き、僕に胸を向ける。
「好きにしてください…」
◇
果てたコウを放置して、次に青葉を違う部屋へと運んだ。そして、見ているだけ…何も手を出さない。業を煮やした青葉が僕に近寄り、スキンシップをしてきた。
「こんなに気持ちが良いものとは…私は、リアルの方が好きです」
って。僕もだよ、青葉。
最後にりんをコウの果てている部屋に。青葉は余韻に浸っているので、そのまま放置にする。で、りんにコウの見ていたビデオを見せた。
「えっ?私…こんなことを?」
顔を真っ赤にしたりん。
「下手なAVより激しいじゃないですか」
って、りんでもAVを見るのか?
「記憶に無い…なんか損した気分…」
って言うや、僕に襲い掛かるりん。油断していた僕は、りんに押し倒されて、素面のりんが主導権を握った。不覚だよ。りん主導の元、2ラウンド…くそっ…
◇
そして、四人で風呂に入り、出社。今日ははじめが復帰していた。
「青葉…なんか1日見ない間に、大人びていないか?」
はじめは、少女から大人の女性になった青葉の違いを、感じたようだった。