※この作品はR-18です。

アルフガン   作:もっち~!

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賢者のブルー

 

 

とりあえず、火傷した女性を回復魔法で治療して、また襲われると困るので縛り付けておく。気絶している女性は…アプロが手際よく全裸に剥いてくれていた。私は彼女の意識下に潜り込むために交わった。

 

◇

 

姉妹が何者かと戦っている。しかし劣勢であった。彼女達への援軍はいない。劣勢ながらも、心は折れずに戦っていたが、石化の呪文で狛犬のようにされ、あの儀式の場に放置されていたようだ。

 

◇

 

彼女から離れて服を着た。アプロに見えた光景を話す。

 

「石化が出来る者?メデューサくらいしか、浮かばないわ。でも、ずいぶん前に倒されたはず」

 

となると、あの姉妹はあの猫であって、狛犬にされたのは、ずいぶん前になる。

 

「とりあえず、下に行ってみようと思うけど、アプロはどうする?」

 

女神様では、冥界には行けないと思うので、ダメ元で尋ねてみた。

 

「ごめんなさい。お供できないわ。もう、ブラウンとは逢えないかもしれないのね」

 

まぁ、ジャンプしてしまう可能性はある。でも天界にも行くことになりそうなんだけど。

 

「天界にも、行くと思うよ」

 

「違う神格の世界には、許しを取らないと行けないから、無理だよ」

 

アプロは哀しそうに答えた。

 

「うっぅ…」

 

先程、交わった女性が意識を取り戻した。こいつも、襲ってくるかもしれないので、縛ってある。

 

「私をどうするの?」

 

「犯していい?」

 

「いいわけないでしょ?」

 

確かに…

 

「なんで猫になっていたの?」

 

アプロがいい質問をしてくれた。

 

「私達姉妹は、猫の妖怪の猫しょうだから…石化されるときに、とっさに元の姿に戻ったから」

 

猫しょうなのか。妖術、占術の達人だな。

 

「なんで、メデューサと戦っていたのだ?」

 

「敵に蘇生された魔物だから」

 

「敵とは?」

 

警戒しているのか、口を割らない。

 

「身体に、訊いてっみようか?」

 

「え?」

 

口を割らない彼女の乳首を舐める。

 

「あっ…やめて…」

 

これだけで、目がトロンとしている。感度がよさげだな。胸を揉みながら乳首を吸う。何も出ないが、乳房が張っていく。若干、大きくなったような。

 

「いっ…やめてください…」

 

さて、次は、どう責めようかと考えていたら、私の脳天に手刀が落ちてきた。

 

「痛っ…」

 

手刀の主を見ると、黒髪ロングで大柄の女性、ジャンプ仲間のブルーだった。

 

「ほぉ~、私以外の女性に、そういうマネをするとはなぁ」

 

目が怒っている。顔は笑顔でだぁ…ブルーにこういうマネをした覚えも無い。

 

「いや、これには…口を割らせる為だ」

 

「催眠術でいいじゃないか」

 

「たしかに…」

 

ブルーへ、今迄に得た情報を知らせた。

 

「それで、そこの女の子に、敵の正体を訊いていたの?」

 

「そういうことです」

 

ブルーは呪文を唱えて、アプロを除いた私達を、あの儀式をしていた場所に転移させた。

 

「また、強引な…」

 

アプロにお別れを言っていないんだけど…

 

「現場に来るのが早道でしょ?」

 

ブルーは賢者マスターなのだが、あまり考えずに、行動する時が多い。彼女曰く『賢いから賢者ではなく、賢く見えるから賢者なのだ』そうだ。

 

「あのぅ…あなたたちは一体?」

 

口を割らない方の猫しょうの女が声を掛けて来た。

 

「私はダークロードのブラウン、あちら様はビショップのブルーです」

 

「どなたの眷属ですか?」

 

眷属?所属ギルドかな?

 

「所属ギルドは私がネクロマンサー(死霊使い)で、あちら様は賢者です」

 

彼女が目を大きく見開いた。

 

「あ、あなたがネクロマンサーなんですかぁ。じゃ、私達と一緒にいた女性は?」

 

マヤのことかな?

 

「あいつはワーロックだよ」

 

「では、間違えて儀式を…」

 

「何の儀式だ?」

 

彼女が何かを指そうとしていたので、縛りを解いた。すると、祭壇の下から一冊の書物を持ってきた。その書物を見た私達。あぁ、死者の復活の儀だ。そしてマヤの入っていた棺を確認する。

 

「なるほど。マヤの棺が違っていたんだな。棺の文様はネクロマンサーだから。それで、ネクロマンサーを復活させて、どうしようとしていたの?」

 

「冥界のみんなを復活させて欲しかったんです。みんなで抵抗したんだけど、やっと、ここに辿りつけたのは、私達姉妹だけで…たぶん、生き残っていた子孫達が儀式を続行してくれたんだと思います」

 

「で、敵は誰なの?」

 

「聖杯を手にした天界のガブリエル。悪魔を滅ぼし、堕天使を滅ぼし、天使を滅ぼした」

 

聖杯絡みの案件かぁ。

 

「なんで黒い玉で撃ち出されたの?そのせいで、人間界は大騒ぎなんだけど」

 

「わからない。私達はやっていないはず」

 

ウソはいっていないみたいだ。ブルーの方を見ると、顔が険しい。

 

「お客さんが来たぞ!」

 

ブルーの声で、儀式の場の入り口を見ると、メデューサがいた。

 

「石にされるから、みんな、目をつぶれ!」

 

みんなに警告を発して、私は空間から剣を取り出し、剣を構えて近づいていく。

 

「なんで、お前は石にならないのだ?」

 

「私は、土の精霊に守られし戦士、ブラウン。石にはならない」

 

私は剣で、メデューサの首を切り落とし、魔法で燃やした。

 

「もう、目を開けていいよ」

 

マヤと姉妹の姉の方が意識を取り戻していた。

 

「あっ、ブルーさんもジャンプしていたんですね」

 

マヤに話しかけられて、ブルーは笑顔を取り戻した。

 

「マヤ、久しぶり。この先、マヤも一緒にジャンプしそうね」

 

「なんで?」

 

「この時代の人間でないマヤが、この時代にいてはイカンからだ。お前の収まっていた棺を見たところ、ミイラにされていたみたいだし」

 

「ミイラ?そんなに上流階級では無いのに?」

 

マヤ程度では、ミイラにする価値は無いよな。なんでだろう?

 

「そう言えば、マヤと一緒だった、戦士と僧侶はどうなったんだ?」

 

マヤと知り合ったころ、魔術師であるマヤと戦士と僧侶で旅をしていて、彼らに私達ジャンプチームが加勢して魔物を討伐した。魔物を討伐した途端、私達はジャンプしたので、その後がわからない。

 

「二人は結婚して…思い出した!二人はお城をもらって、その時に私は鎮守の人柱にされた…」

 

うなだれるマヤを、慰めるブルー。

 

「それでミイラにされて、城の地下深くに埋められたんだな、きっと…そうだ、そこの姉妹の名前は?」

 

「私は白音で、姉は黒歌です」

 

どこかで訊いたことのある名前だ。どこだっけかな?私の記憶は曖昧なようだ。

 

 

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