---アスナ---
冒険からヘトヘトになって部屋に戻って来ると、あの方が部屋で待っていた。疲れがどこかに飛んでいった私。
「疲れているところ、すまない」
「いえ、問題は無いです」
「少し、地形を変えたので、知らせに来た」
地形を変えた?
「神の杖の周囲の街を、開発する為、始まりの街から、クレーターに直接行けるトンネルを造った。ちょうど、最後の街の下を潜る感じだ」
そうなると、ダイレクトに神の杖に行けるってことかな?
「いや、冒険者は第5の街に行かないとダメだ。まぁ、そこからもトンネルで神の杖へと行けるようにした。始まりの街のトンネルは、あくまで非戦闘員用だよ。戦闘員は5番目まで行かないとダメ。行かないでトンネルを潜ると、非戦闘員扱いにするからね。注意してくれ」
非戦闘員だと、不老不死属性が消えるんだったよな。う~ん…
「で、6,7,8,9は行かないで良いことにした。大物はきついだろ?」
後半はデカイ敵ばかりですよね…それは助かるな♪
「その代わり、4番目までで基礎を学んで欲しい。神の杖内部は、サポート部隊は付かないからね」
それは、つらい…
「でね、5番目の街に、スキルを学べる、ギルドという塾みたいな物を設置する。そこで、戦士の方向性を決めて欲しい」
「シュウさんはどんな方向性ですか?」
「僕は魔導戦士だよ。アスナ君は回復系の戦士が良いかと思う。君の彼氏は剣士だろうし、義理の妹は魔導剣士だろうから」
あの兄妹はそうかもな。
「で、君の仲間のリズベット君だけど、神の杖の街で鍛冶屋をしてもらおうと思う」
「それだと、リズの不老不死属性は?」
「残るよ。戦士の為のサポート要員も、戦士と同じ扱いだ」
それは一安心だ。そうなると、エギル達もかな?
「彼らは…伴侶の考え次第だ。不老不死ってつらいことだからね」
え?そうなの?
「僕もそうなんだけど、愛する者が老けていくのってつらいよ。僕は変わらないのに」
「愛する人も不老不死にすれば良いのでは?」
「それをすると、不老不死だらけになる。その結果、生まれて来る者はいなくなる。死ぬ者がいるから、魂が転生して、新たな命を灯すんだ。そのサイクルが壊れるってことだ。だから、種族ごとの寿命は生きている。例外は、僕達のように、誰かの為に戦い続けることが出来る者だけは、不老不死属性にしているんだ。代えが利かない職種だからね」
彼はどこか寂しそうな表情だ。不老不死である為に、嫌な事があったのかもしれない。
「ただ、人間の寿命よりは長くする。生命維持装置内が空になるまでね」
人口が少ない内は、不老不死に近いのか…
「そういうことだから、5番目の街までは行って欲しい。そこでリズベット君には、鍛冶を学んで貰う」
「わかりました。そう皆に伝えます。で…あのぅ…」
言いにくいことを言おうとするが、言葉が出ない。
「ファントムのAアダプタじゃダメなのか?」
彼に笑われた。う~ん、ダメってことは無いけど、あれには彼のデータは入っていない、なんて言えないし…あははは
「あぁ…言って無かったけど…」
うん?彼は何か言いにくいことがあるようだ。なんだろう?
「僕達、心の中を読めるんだよ…読心術って言う物を取得しているんだ。声を出さないでも会話が出来るようにね」
って…あっ…顔も耳も真っ赤になっていく感覚がある。今まで、心の内はダダ漏れだったことになる。えぇ~っと…
彼は、私の服を優しく脱がしていく。私も彼の服を脱がしていく。そして、肌を合わせていく。彼は、私の臭いを嗅ぐことが好きだ。胸の谷間、秘密の花園など…そして、臭いを満喫すると、舐めてくれる。なるべく、音を立てないようにして。私は感触だけを愉しめるように…
「いい…もっと、奥まで舐めてください…」
「そんなに舌が長くないけど…」
心の疲れが、花園からあふれ出る蜜と共に流れて行ってくれる…そんな感じで、肩の荷が降りていく。
「えっ?そこは汚いですよ~」
後ろの穴を舐めていく彼。
「アスナ君が汚い訳が無いだろ?」
彼の声は笑っているようだ。キリト君にも、こういうことして欲しいなぁ…彼は単調すぎるんだよな。
「あっ…あぅ…蕩けそう…」
どこをどうされているのか、分からないけど、感じたことの無い刺激で、今夜も乱れていく私。Aアダプタでさえ、こんな刺激は無い。
「もっと…虐めてください…」
色々な刺激を得たい私は、彼に要望した。
「あぁ~~」
乳房の中を弄られているような、妙な感覚だ。皮膚に触られた感触は無いのに、乳房を…乳房の神経を弄ばれているのか…口から豪快に唾液が溢れていく…そのあふれ出た液体を音を立てて啜る彼。音で犯されるのって新鮮♪
朝、目覚めると、ベッドには私一人が寝ていた。起きて鏡を見ると、昨夜の汚れはきれいになっていた。プレイ後に全身を洗ってくれたのか、微かに石けんの香りがしている。
◇
朝食後、みんなに、昨夜聞いた情報を伝えた。
「スキルが学べるのか」
キリト君、リーファちゃん、アースさん、ツヴァイさんが食らいつくように、興味を持ったようだ。
「鍛冶のスキルが身に付いたら、みなさんの武具を打ちますから、期待して待っていてください」
と、リズ。
「私はドラゴンナイト狙いです」
ってシリカ。彼女の使い魔のピナが、ドラゴンとして戦力になりつつあった。
「やっと、剣士になれる」
キリト君の目にはやる気が漲っているようだ。
「私もお兄ちゃんと一緒♪」
リーファちゃんもかな。この二人、良い夫婦になれそうだな。って、考えたり。そうすれば、私は気兼ね無く…そんな邪な考えが頭をよぎったりもする。
「アスナはどうするんだ?」
キリト君にきかれた。
「取り敢えず、僧侶だわ。回復系を覚えないと、キリト君達が安心して戦えないでしょ?」
「あっ…そうですよね」
リーファちゃんが考えを変える気配だ。私と同じ道に進むのか?
「魔法も剣も使える、魔導剣士になろうかな♪」
と、今後の抱負を語っていく。
---ミリー---
今後かぁ…どうするかな。私的には、ヒロ君のそばにいたい。その為には、戦える者にならないとダメだよな。魔法使いかな?ヒロ君の下僕って職種あるのかな?う~ん…
私同様にアイズさんも悩んでいるようだ。彼女は彼女の兄と一緒に居たいだけだし。
「5番目の街に行く前に、4番目の試練が問題よ」
と、リーダーのアスナさんから、問題が提起された。あそこは問題だ。弓か魔法が使えないと、辛い局面だ。一応、4番目対策で、弓を使えるように皆で練習を積んでいるのだが、弓の生産が思う様に進まないでいた。一人100匹以上倒さないといけない上、弓1本で倒せる相手ではないのが問題だった。
「アリスさん達は、まだ戻らないし…どうしよう」
悩むアスナさん。
「大丈夫だよ、ママ。ファントムさんに力を借りれば良いんだよ~」
って、ユイちゃんから良案が出された。
「貸してくれるかな?」
「私頼んでみるよ~」
ユイちゃんは出掛けていった。
「私達も手助けしますよ~」
って、華奢な剣士の少女が声を掛けてきた。きりんちゃんって言ったっけ?
「きりんちゃん、助けてくれるの?」
「まぁ、サポートチームではないですけど、遊軍扱いですから♪問題は…」
「あぁ、供物ねぇ」
頭を抱えるアスナさん。きりんちゃん以外のメンバーは、野獣である。男女関係無く食する、肉食系女子であった。
「たまには違う子がいいな…」
って、ゼノヴィアさん。私と目が合い、私は抱えられるように、別室に連れ込まれた。
◇
別室で、全裸にされ、野獣に蹂躙されていく私。相手は、エスのシルキーさん、エムのゼノヴィアさんだ。責められながら責める…私にとっては新しいプレイスタイルかもしれない。が、思っていたよりも拷問系だ。
シルキーさんの責めで、喘いでいると、ゼノヴィアさんへの責めの手が止まる。
「愉しんでいないで、責めてくれよ~。じゃないと、私もエスになるぞ!」
って、苦情が出て、ゼノヴィアさんの責めに集中すると、
「感じ無いのか…ではもっと強く…ふふふ」
っと、シルキーさんからの強烈な責めが押し寄せてくる。助けて…ヒロ君…
体液塗れで、精も根も尽き果てた頃、ヒロ君が助けに来てくれた。
「もういいでしょ?彼女は貰って行きますよ」
「はぁ?もう?」
「続きは団長としてください。話は付けて来ましたから」
っと、私は彼と共に、どこかに転移した。転移した先で、お風呂に入れてもらった。ボロボロな私の身体を彼が、大切に洗ってくれた。
「ごめんな。あの人達、あんなんだから…あそこの部隊と戦うと、僕の部隊はやられちゃうから…」
「ヒロ君の部隊って、弱いの?」
「あっちの部隊が強すぎるんだよ。アリスさんの処よりも強いだろうな。シルキーさんって、アリスさんの姉だから…」
「また、助けに来てくれる?」
「うん、ただ、あのタイミングだよ。何回か喰わないと、戦闘になるから。きりんさんの部隊は、団長の直轄部隊だから、強すぎるんだよ。僕の部隊なんか、サポート部隊だから…はぁ~」
凹んでいるヒロ君。
「ヒロ君の部隊もサポートしてくれるの?」
「あぁ、ヴィヴィアンとマヤが手伝うって。あと、エルとルイさんにも声を掛けたから、来てくると思うよ」
懐かしい名前が聞こえた。あの時の仲間達だよね。チームアルファーの…洋子さんや杏ちゃんに会えるのか…少し嬉しい気分になった。
---亜衣----
ミリーさんはファントムに助けられて、5番目の街に連れて行かれたそうだ。いいなぁ…私が餌食になったら、お兄ちゃんは助けに来てくれるのかな?
「お前が甘えっ子のアイズか?」
知らない間に、ラスボスが私の隣にいた。ソイツから離れようとしたが、腕を掴まれた。
「はぁ?逃げるのか?どこに逃げるんだ?」
目付きが物凄く冷たい…
「お前は精霊になりたいそうだな?」
えっ、願いを叶えてくれるの?
「覚悟は出来ているのか?」
なんの覚悟?
「覚悟も無く、精霊になりたいって言うんじゃない!」
「お兄ちゃんと一緒に居られるのであれば、どんなことでも乗り越える覚悟はあるもん」
私の抑えていた感情が爆発した。
「ふっ…そうか。ならば、願いを叶えてやる!汝、アイズはユイと立場を入れ替える」
身体にかかる感触が変わった。身体が小さくなった気がする。えっ?背中に羽が有り、それで宙を飛んでいる。精霊になれたのか。
「団長…良いのですか?」
ユイちゃんが大きく見える。いや、私が小さくなったんだ。
「魂の数は変えられない。変更可能な魂があったからね♪今後はキリト君達と同じ様に生きなさい」
「ありがとうございました」
ユイちゃんが部屋を出て行った。
「さてと、そこの精霊よ。お前は格が一番下だ。ブラウン達の下僕になる。同列には、決してなれない。覚悟して臨めよ」
言葉を言い終わると、私をどこかに転移させた。どこに転移されたんだ?周囲を見ると、お兄ちゃんとお姉ちゃんがいる。
「新入りの精霊か。お前の部屋は鳥かごだ。用を言い渡すまで、部屋で待機しておけ」
お兄ちゃんが命令口調で言う。
「お兄ちゃん…」
「もう、お前の兄ではない。精霊になったばかりの新入りが、同列で話し掛けるな!」
え?どういうこと?
「お前は、覚悟を持って、精霊になったんだろ?今までと同じ扱いは出来ない。お前は新入り精霊のアイズだ。いいな!」
え?覚悟って…一緒にいる為の…
「一緒にはいる。ただ、お前は下僕だ。僕達に尽くせ!いいな!」
話が違う…そうじゃない…騙された…
「騙す?あなたが勝手に誤解をしたのよ」
お姉ちゃん…
「精霊にはなりたくても、なれないのに、団長が無理をしてくれたのよ。感謝こそあれ、恨みは論外だからね」
え~、酷い…私は、お兄ちゃん達の部屋にある、鳥かごに入れられた…
---アスナ---
ユイが私達と同じ種族になったそうだ。精霊扱いではなくて、人間になるのかな?シュウさんが、アイズさんの望み、精霊になりたいを叶える為に、ユイと種族を交換してくれたそうだ。
「これで、一緒にいつまでも同じ様に生きられるよ。パパ、ママ♪」
とても嬉しそうなユイちゃん。キリト君も喜んでいる。良かったね、ユイちゃん。
『人間としての生き方を、まず教えてあげてね。お風呂とかトイレとか月の物とか…』
って、シュウさんから念話が届いた。あっ…生理が来るのか…それは、どう説明すれば良いかな…ユイちゃんを私の部屋に連れ込んだ。男性の前で話せないことを教える為に…