「ねぇ、ブラウン。お腹が減ったよ~」
マヤが空腹みたいだ。ミイラだったんだもの、腹の中は空っぽだものな。
「そこに、グリルしたメデューサがあるけど」
マヤは、燃えたメデューサの首を見て
「無理…あれは食べられない」
涙目になるマヤ。う~、どうしようかな。どっかのバカが、準備もなく転移しちゃうから。該当者の賢者様は、黒歌、白音姉妹から情報を訊き出している。
「ねぇ、ブラウンのアレを食べていいよね?」
アレ?はて?おい…マヤは私のペニスを頬張っていた。ブルーの気配が怖い…私のペニスというか、私の精液は女性専用の非常食である。良質のタンパク質で美味しいらしい。自分で味見するとマズイんだけど。
問題は女性が食事をした後、私の性欲が増すことだ。誰で発散しようかな?ブルーの前での煩悩は危険かなって、思った瞬間、脳天に激痛が走った。
「誰で発散しようかって、考えていたな?」
私の煩悩を読んだ、笑顔で視線が怖いブル-の手刀だった。
「全員に非常食を配ったら、寝ろよ!」
全員に…私の性欲がマックスになりますが…1発の発射で腹一杯になるらしく、マヤと猫姉妹は、満腹状態で熟睡している。
残りはブルーだけだ。ブルーは69の体勢になり、私のペニスを刺激している。私もブルーのクリトリスと膣周りを舐め回して、準備を整えて上げる。ブルーとはセックスをすることにより、お互いの食欲が満たされるのだ。ブルーだけでなく、他の女性のジャンプ仲間もだけど。正常位の体勢になり、話し掛けてきたブルー。
「ごめんね。さっきは…脳天が痛かったよね」
ブルーは基本ツンデレ系である。ツンの時は、身の危険を感じる場合もあ、りスリル満点だ。まだ謝ろうしていたブルーの唇を奪う。僕の口の中に侵入してきた彼女の舌を吸う。
チュ~チュ~…ジュル…チュウ…ゴックン
舌を吸うと同時に、唾液まで吸って、口の中が彼女の唾液だらけになると飲み込む。下の口では彼女の動きが激しくなっていく。口でのプレイに飽きると、彼女は騎乗位になり、腰を振ってくる。腹筋のトレーニングのように、お互いの腹筋が躍動している。
そして、同時に果てた…
久しぶりに4人相手で熟睡をしてしまった。目覚めて、体調をチェックする。体調は問題ない。ストレスも抜けたし。そうだ。全裸だったマヤに、儀式場にあった服を着せる。
「股がすぅ~すぅ~するんですけど…」
マヤの着心地の感想はもっともだ。ポンチョだもの、それって。
「とりあえず、それしかないから、我慢してくれ」
ブルーが私達と一緒に転移した。
◇
次に転移した先は、廃墟だった。
「魔王領の魔王の城はずだけど…」
猫姉妹からの情報で転移場所を絞り込んだ結果だから、そうなんだろうけど。生きている者はいないみたいだ。灰まみれの廃墟…そういや、ここの空の色って…
「白音、ここの世界の空の色って、あんな感じ?」
私は上を指した。
「いえ。魔王様が生きていらした頃は紫色でした。あんなに青味が強くなかったと思います」
そうなると…
「推論なんだけど…黒い玉って、この世界に地上の光を取り入れて、照らすためのアイテムだったんじゃないかな。今は地上が夜だけど、昼間になると、あの玉の上部から光りを取り込み、下部の部分でこの世界を照らしたんだと思う。黒は光の吸収をするしね。玉の中身にマヤと猫姉妹が入っていたのは、なんらかの術式が黒い玉に施されていて、その発動する魔力の源として、入れられた可能性が大だ」
私は廃墟から灰を掴み上げて
「なんらかに加工された光によって、悪魔は灰になったんだろう。そういえば、玉の内部は液体で満たされていたなぁ。あれって、聖水だったのかな?」
サンプルで取って来たあの液体の入った容器をブルーに渡す。ブルーは容器に呪文を唱えた。
「ビンゴ!だな。この液体は聖水だ。聖水を通過した光は、聖なる光になり、悪魔を灰や塵に分解が出来る」
「元を絶たないと、蘇らせても徒労に終わりそうだな」
ブルーの方を見る。ブルーは私の意を汲んでくれたみたいで、また転移をした。
◇
私達3人は、消失した中央環状線の内側の都市にいた。うん?なんで3人?
「黒歌と白音を、この先にある戦いに、巻き込めないだろ?」
私の心を読んだブルーが答えた。都市は無いごともなかったように機能しているようだ。私達は教会の戦士ギルドの本部を目指した。ほぼ円形に隔離された都市の西の外周近くにあるはず。幹線道路を車が行き交う。横断歩道では、赤信号で立ち止まっている人々がいる。ここには、あの惨事以前の世界が維持されていた。なんで?
戦士ギルドにやっと、辿りついた。門番に身分証を提示して中に入る。私もブルーもギルドメンバーであったので、身分証を持っている。唯一持っていないマヤは、協力者ということにして問題なく入れた。ギルドの中も普段と変わらずに機能している。どうして?
教官室に行き、目当ての者に声をかける。
「おい、グリーン。ちょっと、話がある」
茶髪セミロングの女性が近づいてくる。ジャンプ仲間のグリーンだ。
「ブラウン、どうしたの?」
「どうしたって?おい、異常事態に気づいていないのか?」
「異常事態?」
グリーンはキョトンとしている。気づいていないのか。なんでだ?私は、ここ以外の地上で生じた状況を話した。
「まさか…」
信じていないみたいだ。そのグリーンを先頭に、指令室に向かう。指令室は新館にあるのだが、今いる旧館から通じている渡り廊下が無くなっていた。
「え?なんで?さっきまであったのに…」
グリーンは驚き、その場に座り込んでしまった。窓から新館を見ると…無かった。本来あったはずの土地は、小さいクレーターのようになっていた。幻覚を見せていたようだ。手強そうな敵である。
「新館は天界にあるのか?」
ブルーがまた前触れもなく、私達3名と共に転移した。。