---ラリー---
鑑識から上がってきた報告書に目を通している。そこには有り得ない報告が、書かれていた。香津美、キティの身体から、何者かの体液を採取したという。検出したのは、耳、鼻、口、膣内、子宮内、腸内…彼女達の証言通りだった。どうやって、やったんだ?
「あっ…あ…ぅう~ん」
有り得ない刺激により、感じている私。もう、グショグショだ。
「あぁ…舐めないで…嗅がないで…」
耳が熱い…きっと、顔も赤いかもしれない。
口元から唾液が漏れていく。飲み込みたくても、口の中に何かがいて、飲み込めないでいた。腰が勝手に動く。悦びを得ようと、動く…
「乾いているようだな。湿られてあげるよ♪」
知らない男をの声がした。胸を揉まれている。乳房の内側から…有り無い…全身が痙攣してく。筋肉も膣も肛門も…何もかもが…
◇
はっ…意識が覚醒した。時計を見ると、報告書を読み始めて10分くらいだった。あれは、なんだったのだろうか?机の上を見ると報告書は無くなっていた。部屋の中を探そうと、椅子から立ち上がろうと思うのだが、痙攣していて立ち上がれないでいた。
『この世界の人間には、知って良い領域がある。それを超えるには…』
脳裏にあの男の声がした。
---ファントム(B面)---
「はぁ?脅してきたんですか?」
団長が向こうの世界で暴れてきたらしい。
「だって、神隠し事件って呼んでいるんだもの。それなりに神秘性をだね」
いやいや、性癖を満たしただけでは?
「別にエロ神降臨ってことでは無いよ。ただね、一気に真実へ辿り着かれても、身体の用意が間に合わないというか…」
まぁ、現状では団長以外に作れる者はいない。それは一理有るが…
「ファルコンかファントムが、一白の修行をして来れば、問題は無くなるが」
「お断りです。僕には無理です。100年も女が抱けないなんて、考えたくもないです」
と、拒否した。一白の修行とは、禁術系の修行の1つで、100年間無の境地に立ち、祠に籠もると言うモノらしい。100年も女断ちは無理!
「じゃ、しょうがないじゃん♪」
そう落ち着くのか。
「でも…コウとか青葉はどうなんだ?キャラメイク出来るんだろ?」
「キャラメイクは、出来ますよ」
「錬金術師辺りになれば、手伝って貰えないかな?」
あぁ…どうなんだ?人体って錬金術で作れたかな?分厚い書物を調べて行くと…
「禁術系で出来るけど…」
「女性なら、女断ちも問題無いでしょ?」
って…男断ちの問題があるだろうに…団長は女性に関しての知識が、無さ過ぎである。
「まぁ、そっち方向の就職の斡旋も頼むよ。僕だって行きたくないけど、エネルギー補給しないと、一杯は作れないし」
団長のエネルギー補給は特異である。女性のオーガズムへと、達する際に発生するエネルギーをドレインするのだ。なので、何度もイカせないとダメらしい。殆ど拷問紛いになるので、お気に入りの女性陣には出来ないらしい。まったく、厄介な創造神だ。
「で、次回は、その捜査関係者を導くんですか?」
「そのつもりだよ。理解の早い順に引っ張ろうと思う。他の世界の彼女達とは、仲間だから、大体の理解力も分かっているし」
でも、僕は知っている。団長的には、本当は冥界に住んでいた者達を、優先したいことを…しかし、冥界に住んでいた悪魔も堕天使も、人間がいないと生きられない。人間の邪な心を栄養にしているからだ。なので、愚かで醜い生き物である人間を優先的に、蘇生させているのだ。
冥界で生き残ったのは、黒歌、白音という元妖怪の姉妹だけであった。妖術使いであるかれらは、妖術で聖なる光を浴びることを防いだそうだった。残りの者達は聖なる光を真面に浴び、灰になってしまった。埃が灰に混じると、蘇生の際に障害になるため、冥界は完全封鎖されていた。
---ラリー(A面)---
理解を超える事案…神隠し事案。気配すら感じ無い者が首謀者なんだろ。目的は何なのだろうか?
『ラリー…愉しもうよ~♪』
あの男の声が脳裏に響く。病んでいるのかな、私は…あの日から、彼の事が忘れられない。忘れようとしても身体が忘れてくれない。あの有り得ない刺激…あれを知ると、もう誰が相手でも物足りないのだ。
「部長…大丈夫ですか?顔色が悪いですよ」
レビアが心配をしてくれた。
「大丈夫だ。厄介な事件だからな。頭が痛いよ」
「そうですね。そうそう、ゲーム内で情報を仕入れてきました」
彼女はゲーム内での捜査をしてくれていた。リアルで見えない物が、見えてくる可能性があるからだ。
「どんな情報だ?」
「ゲームの最終目的の1つらしいのですが、真実の間で偽りの証拠を示せっていうイベントが有るらしいのですが、その真実の間に、誰も到達した者がいないみたいなんです。裏を返せば、到達した者が神隠しに遭っているって、見方が出来ます」
真実の間?偽りの証拠?なんだ、それは?
「レビア、そこを見つけられるか?」
「探しているんですけど、まだ見つけられていません。後、100フロア有ると言う塔なんですけど、99フロアまでしか到達が出来ていないそうです。これも、100フロアに到達すると神隠しに遭うって可能性がありますよね」
謎が多いゲームなのか?
「そもそも、どんなゲームなんだ?」
「謎解きがメインかな。まぁ、特に目的は無いですが、謎解きをして行くのがメインの楽しみ方のようです。後はゲームクリアとは関係ないですが、アダルトモードの存在かな」
アダルトモード…それは聞いたことがある。それのお陰で、レイプ事件や薬物事件が減ったと言われるくらい、快楽を安く、安全に、確実に得られるらしい。
「だいたい、その2派に分かれるようです。ゲームのルールを見つけること自体も、謎解きらしいですし」
「メインプログラマとは連絡を取れないのか?」
「10年くらい前に、神隠しに最初に遭ったとされる人物です。今だに、消息は不明だそうです」
「ゲームデザイナーとかシナリオライターは?」
「その彼が一人で作り上げたそうです」
キーパーソンが、あぶり出せたようだな。
「その人物について、調べあげてくれ」
◇
途中で買い物をして、家へと帰った。件のアダルトモードが、ゲームをしないでも試せると言う、アダルトアダプターを購入してきた。早速シャワーを浴びてから、試してみた。説明書の通りに、身体にアダプターを取り付けて、スイッチを入れると、意識が別世界へと吸い込まれて行った。
「なんだ♪好き者なんだね~、ラリーって♪」
そこには、あの男がいた。彼に触れられると、無抵抗で、されるがままの私。
「いいよ~♪そうだ、4人一緒に調教しようかな?」
4人?意味が分からなかったが、3人の姿を見て驚いた。レビア、香津美、キティが目隠しをされ、首輪で繋がれ、お尻を突き出すようにして、前のめりの状態で拘束されていた。
ふと、気づくと私も同じ状態のようだ。目隠し…いつされたんだ?
「いやぁぁぁぁ~!」
前触れも無く、お尻の穴に太い物が入って来た。裂ける…痛い…身体の中で蠢いているのが分かる。私を含め4名の女性の悲鳴が、室内に反響しているようだ。
「痛みは気持ち良さに変わる。その時、君達はエム奴隷になるんだよ」
エム奴隷…想像した途端、アソコの中が熱い。吹いてような感覚さえ有る。
「あぁ、もう既に…いいなぁ。この姿…ビデオに録画しておこう。後で、君達にもプレゼントしてあ・げ・る♪」
「た…すけ…てぇぇぇぇ~!」
快楽の波に呑まれた私には、大きな声は出せなかった。
「えっ?聞こえないよ~。何々?もっと欲しいのか?ラリーは欲張りだな♪」
違う…前の穴と口に太い何かが入って来て、蠢いている。ツバが飲み込めない。
「ラリー、乳首がこんなに固く、立っているよ」
私の耳元で囁く彼。指で乳首を触れている。それだけの刺激で、達した私。達しても刺激をしてくる彼。余韻を愉しむ暇は無い。達してはまた…絶頂の波が次々と、私を襲う。その度に、敗北感と共に悦びを感じてしまう。あぁ、女で良かったっと。
◇
一瞬、意識が飛んだと思ったら、体位が変化していた。何かの装置に装着されている。装置には、前後の穴に何かを挿しているだけのようだ。腕は後ろ手に固定され、胸を突き出すような姿勢で、鼻フックが付けられており、首は後方へと倒れている。首を左右に傾けて、周囲を見ると、彼女達も同様な姿のようで、何かの周囲を私達4名で取り囲んでいるようだ。
「アソコのシメが弱いと、吹き飛ばされるからね。鼻フックがあるから、その場合、全体重は鼻にかかるよ♪」
彼はドエスのようだ。鼻が千切れる…ダメだって。装置は回転し出した。回転速度が徐々に速くなっていく。遠心力で外へと飛ばされそうになるが、締めて飛び出さないようにする。恐怖と快楽が紙一重なゲームだ。三半規管が回転速度に負けると、考える力が低下していく。まずい…緩むとダメ…
「あぁ、残念…時間だ。また、遊ぼうね、みんな♪」
次の瞬間、解放された。気づくと、自分の部屋で、アダルトアダプターを装着している私。しかし、私の傍らには、今日のプレイを録画したビデオディスクが置かれていた。再生して、確認すると…
◇
翌日、レビア、香津美、キティに確認をすると、全員ビデオディスクのプレゼントがあったそうだ。
「現実だったとは…」
全員、精神ダメージが大きかった。
「あのアダプターは、何だ?麻薬クラスの中毒性だぞ」
って、キティ。毎晩、使っているらしい。使わないと悶々として寝られないそうだ。
「もう、人間相手ではダメです…」
彼氏とのプレイに、魅力が無くなったという香津美。
「悪夢の装置です。犯罪に走ることは無いですが、人間としての領域を超えそうです」
有り得無い刺激が、病みつきになったレビア。もう自慰すら感じ無いらしい。普通のプレイにおいて、不感症のようになったらしい。あの装置がもたらす快楽な刺激以外、もうダメらしい。
「開発者の目的は何だ?」
早く、この事案を解決しないと…
◇
「いいっ…」
今夜も調教されている。今日は私一人だけのようだ。残りの三名は使用を控えることが出来たのかもしれない。
上半身が痙攣している。前後の穴から体液らしきモノが、流れ出ていく。気持ちいい…今夜はこのプレイだけを繰り返し行われた。、飽きる事の無い刺激、病みつきだ。そして、最後に口で奉仕して、きれいに汚れを舐め取っていき、彼が帰っていくと、気持ち良い目覚めと共に、朝を迎えていた。
---ファントム(B面)---
りん達が4番目の街に着いたそうなので、逢いに行った。
「ヒロさぁ~ん♪」
りんが抱きついて来た。
「どう?順調かな?」
「うみこのサバゲー技術に救われています」
その言葉を受けて、うみこがVサインをしてきた。
「そうか。それは良かった。この街のクエストが終われば、いよいよだよ♪」
「5番目の街…遠かったなぁ…」
コウがこれまでのことを、思い出しているようだ。
「移住者は順調ですか?」
りんに訊かれた。
「まぁ、そこそこかな。でも、これから加速しそうだ。ゲームプレイヤー以外も、気づき始めたらしい」
加速すると身体の用意が間に合わない。団長の負荷は増すばかりだ。その為、あっちへちょくちょく行って、エネルギー補給をしているようだ。
「で、青葉とコウに頼みがあるんだ」
「え?私でなくて?」
驚いた表情のりん。ごめんね…りんには違う頼みがあるけど。
「二人には錬金術師の道を歩んで欲しいんだ」
「どうしてですか?」
青葉が即反応をした。コウは、意味がわからないようだ。
「団長の負荷を減らす為だ。錬金術師の術で発動できる装置を開発中なんだけど、術者が、今いないんだよ。で、キャラメイクができるコウと青葉に頼みたいんだ」
「まさか…身体作りの手伝い…とか…」
青葉は理解が早くて助かるな♪
「そういうことだ。コウ、青葉、どうかな?」
「手伝えることはやりたいです」
「わ、私も♪」
と、二人から了承が取れたので、5番目の街にあるギルドの案内を手渡した。
「そこに書いてある教科を履修してくれ。ギルドには話をしておくので、順序良く履修てきるように手配をしておく」
「ねぇ!私は?私に手伝えることは?」
怒ったような、甘えるような言い方のりん。
「りんには、随行料理人になって欲しい」
「随行料理人って?」
「僕のチームと共に移動する料理人だよ」
「適材適所ね♪」
「そういうことだ。幸い、僕のチームには専属の料理人がいないから。どうしても欲しい職種なんだよ」
りんに履修案内を手渡した。
「なんで?剣士初級とか、戦士系があるの?」
まぁ、疑問に思うよね。
「それは、自分の身は自分で守るのが、鉄則だ。料理人と言えども、戦士の一人なんだからね」
と、説明すると、理解してくれた。
「私はガンナーがいい」
って、うみこ。うみこにも履修案内を手渡した。
「うん?なんで、ガンナーなのに剣士初級?
「剣士初級はデフォルトだよ。必修科目と思ってくれれば良い」
うん?はじめが話に入って来ない。
「はじめはどうする?」
「街に行こうかなって…戦いは苦手だな。戦隊物とか見るのは好きだけどね」
「なぁ、設営とかの裏方をしない?」
「それは何?」
「備品を補充したり、足り無い設備を提案したり、街の裏方なんだけど。一応、酒池肉林勤務扱いにはなる」
「それ、面白い?」
「まぁ、クリエーティブな仕事だ。戦いは無いはずだよ。あっても、ケンカなどの仲裁かな」
「う~ん…次の街まで考えても良いかな?」
「もちろん♪無理強いはしない。はじめは、はじめのしたいことをしてくれ」