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1個飛ばしてましたごめんなさい。
〜家〜
「よし!着いた!あ、私が片付けやっとくから、雪ねぇは寝てていいよ。まだキツいでしょ?」
「・・・うん、ありがと、紗月・・・」
ガチャン
私は制服からパジャマに着替え布団に入った。
見慣れた部屋なのに何故か広く思える。
(また紗月に心配かけちゃった・・・情けないな・・・)
そう思うと頭痛が増し、目眩が酷くなる。
私は生まれつき身体が弱く、体や心に負荷がかかるとすぐに体調を崩してしまう。
だからなるべくネガティブ思考にならないようにしているけど紗月のことを考えずにはいられない。
(紗月・・・)
涙が頬を伝う。紗月に迷惑をかけてしまう自分が情けなくて、惨めで、消えてしまいたくて・・・
「雪ねぇ?入るよー・・・うわっ!?大丈夫!?泣くほど辛いの!?」
「紗月・・・う、ううん。大丈夫だよ・・・」
「じゃぁなんで泣いてるのさ・・・」
「いや・・・」
紗月を見ると涙がどんどん溢れだし声が震える。
「紗月に・・・心配ばかりかけてる私が情けなくて・・・ごめんね、紗月・・・こんな身体で・・・迷惑いっぱいかけて・・・」
「雪ねぇ・・・」
「私、お姉ちゃんなのに、それらしい事出来なくてそれどころか負担ばっかりかけて・・・」
「・・・」
「そんな私が惨めで・・・消えてしまいたいなんて思えてきちゃって・・・」
「雪ねぇ」
紗月が悲しそうな、怒っているような目を向けている。
「私は雪ねぇの事は心配だと思ってる。当たり前じゃん。雪ねぇは身体が弱いんだから。でも迷惑なんて1回も思ったことは無い。むしろ雪ねぇが私をちょっとでも頼ってくれてすごく嬉しいって思ってる。」
「でも・・・」
「ねぇ、雪ねぇ・・・」
紗月が私の手を優しく包みこみ言う。
「なんで私が雪ねぇのことが好きか知ってる?」
「いや・・・」
そういえばなんでだろう・・・
「私はね、そうやって人のことばかり心配してくれてる雪ねぇが好きなんだよ・・・最初は妹だから、なんて思ってたけど、突然気づいたんだ。これは家族愛なんかじゃない、恋なんだって。もしかしたら雪ねぇに対するただの依存心なのかもしれない。でも私はそれを恋だと信じ続けたいと思ったんだ。」
「・・・」
「そしたらあの日、雪ねぇが私のことを好きだって言ってくれた。あの時は軽く承諾してるように見えたかもしれないけど実はあれ、泣くほど嬉しかったんだよ?実際、部屋に戻った時に大泣きしたけどね。」
「そう・・・だったんだ・・・」
「つまり、さっきも言った通り私は雪ねぇのことを迷惑だなんてこれぽっちも思ってないよ。むしろ自分の体よりも私の事を思ってくれる雪ねぇが大好き。だからさ・・・情けないとか惨めだとか、言わないで?ね?」
「紗月・・・ごめんね・・・グスッ・・・ほんとにごめんね・・・」
「ほんと、雪ねぇは自分に素直じゃないんだから・・・お姉ちゃんだから、とか変な意地張らなくて、泣きたい時は思いっきり泣いていいんだよ・・・私はいつだって胸かしてあげるし、慰めてあげるからさ・・・」
紗月は手を握ったまま優しく抱きしめ頭を撫でる。
「うん・・・ありがと・・・う、うぅ・・・グスッ・・・」
お姉ちゃん、いや、恋人失格だな・・・紗月の気持ちにも気づいてあげられないなんて・・・
「雪ねぇ、こっち向いて?」
「?」
ちゅっ・・・
紗月が優しく、でも強く、そして好きという気持ちが溢れるキスをする。
でもまだ足りない・・・もっと欲しい・・・その愛が、想いが、紗月が・・・
「紗月・・・もっと・・・」
「ふふっ・・・」
長く、長く長くキスをする。
1回1回が長くそして何度も啄むように。
胸が暖かい気持ちで、暖かい愛で、紗月の色で包まれ、染められていく。
もう、手遅れなんだな・・・私はもう、紗月無しじゃ生きていけない。でも嫌じゃない。むしろそれがいい。それじゃなきゃ嫌だ。もっと、もっともっと、心も身体も何もかも全てを紗月に染め上げてほしい。
紗月・・・紗月―――――
「雪ねぇ?・・・寝ちゃったか・・・ふふっ、可愛いなぁーほんと。さて、私も片づけしないと・・・ん?」
雪ねぇが手を握ったまま、離してくれない。
「・・・まぁいいや。せっかく甘えてくれてるんだし。」
私もベッドに入りおでこにキスをし、言う。
「おやすみ、私の・・・私のだけの最愛の姉(ひと)。」
つづく
ごめんなさい。いやマジで
2話の続きです