※この作品はR-18です。

神器なき男4   作:もっち~!

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PVP*

---レン---

 

アルフガンの世界へやって来た。確かに大男であるエムさんでは、辛そうなゲームである。ダンジョンの通路が狭い為、エムさんの動きは機敏では無い。

 

「エムは盾兼ポーターなんだよ」

 

ビトさん。確かにエムさんが先頭にいると、前方が見えない…倒れた時は全滅かもしれないし…って、銃使い3名では弾が足りるのか?全員、口径が違う為、弾丸の兼用は難しいし。

 

「おっ!前方に、別のパーティーがいる。ふふふ」

 

まさかPVPを仕掛けるのか?このゲームは、街以外でPVPをしても、ペナが無いらしい。まぁ、不意討ちの場合、得るものは相手の怒りだけらしい。無意味な行為ではある。但し、名乗り合ってのPVPの場合は、相手の経験値の1/10が貰えるそうだけど…腕試しって感じらしい。

 

って、ビトさんは、一人殺して、返り討ちに遭っているし…

 

「待って!私達はPVPを望まないよ~!」

 

「あれ?レンちゃん?」

 

知り合いのシオンさんがいた。

 

「シオンさん…すみません。ビトさんが…」

 

「あぁ、PVP好きなビトフーイかぁ」

 

って、キリトさんもいるし…

 

「あれ?フカじゃん」

 

「リーファ…なんで?」

 

フカも知り合いがいたようだ。

 

「まぁ、死んでもペナ無いし…問題は無いなぁ。クラインだし」

 

って、キリトさん。

 

「こっちのパーティーに来ないか?」

 

「ビトさんと相談してみます」

 

私達は街へと戻る。ビトさんを回収する為に…

 

 

 

---ビトフーイ---

 

こんなことになるなんて…相手に返り討ちにされると、私は別の場所に転移した。全裸にされ、大きなローラに固定された。腰が逆エビ反りにより悲鳴を上げていた。

 

「不意討ちはダメだろう?」

 

知らない男に襲われている。胸を揉みくしゃにされ、目の前に有り得ない太さの肉棒が差し出されてきた。無理…入らないって…

 

「濡れているなぁ。どれ、入るかな?」

 

うっ!痛い…肉が避けている気がする。

 

「あれ?穴が1つになったぞ」

 

有り得ない刺激…臍の下から突き上げるような刺激。殺される…

 

「殺さないよ。ここは地獄だよ。お前は既に死んでいる。なので、死んで逃げることは出来ない。不意討ちをしないように、心に刻んでやるよ。次やったら、臍を突き破るからな」

 

どんな刺激だろうか?

 

「狂う程度かな。臍から肉棒が産まれる瞬間が見られるぞ。今やるか?」

 

えっ!激痛…臍から血柱が上がり、何かが出て来た…

 

◇

 

目覚めると、服は着ていたが、ウィンドウを開くと…あのシーンがリピートして再生を繰り返していた。マジかぁ…臍が痛い…股が痛い…回復薬を飲まないと…エムはどこだぁぁぁぁ~!

 

霊安室から出る。股間が痛くてしゃがめない。裂けているのか…出血は無いようだが。

 

「ビトさぁ~ん!」

 

レン達の声…脂汗が垂れてくる。痛い…

 

「大丈夫ですか?」

 

レンに訊かれた。

 

「エ…ム…回…復…薬…」

 

その場に倒れた私。地面からの衝撃が全身を襲って来た。痛すぎる…

 

「ビト…回復薬だ」

 

マズい液体を飲み干す。

 

「ダメ…もう1つ…」

 

もう1本飲み干す。少し楽になってきた。

 

「まだまだ…」

 

3本目で、痛みが耐えられるレベルになったようだ。

 

「どうしたんですか?」

 

レンが心配そうに見ている。

 

「運営からペナだ…くそっ!ペナが有るじゃねぇか…」

 

当分、ウィンナーソーセージは食えない気がする。

 

 

 

---鬼門大樹---

 

アルフガン効果なのか?瞬動術に磨きがかかったようだ。修次さんの剣を受け流すまでも無く、避けられるようになっていた。

 

「1週間で、こんなに上達するのか?」

 

1週間は約1ヶ月半に相当するかなぁ…現代魔法学も、祖父の深雪さんと達也さんにアルフガンで教えて貰っている為か、理解度が上がっていた。三十路の司波兄妹は、分かり易い説明だし。

 

綾香叔母さんに訊いたのだが、祖父は僕よりも時間を有効に使っていたらしい。何億年過ごしても、リアルタイムでのロス10秒の世界で、生活を繰り返していたようだ。経験者談なのか、祖父の言葉は…

 

「大樹!お風呂、入って行きなよ」

 

って、エリカ…無茶されそうな予感。祖父のエリカさんには無茶され捲っているし。警戒をする僕。

 

「そんな、警戒をするなよ。何もしないから」

 

って、何故か一緒に風呂に入るエリカ。

 

「背中を洗ってやるよ」

 

エリカの身体は、脱ぐとスゴかった。出る処は出ていて、締まる処は締まっているし。

 

「おい!マジマジと見るなよ!恥ずかしいだろ」

 

頬と耳を真っ赤に染めているエリカ。で、背中を洗って貰った。

 

「なぁ、どこで、鍛錬をしているんだ?1週間であの上達はおかしいだろ?」

 

って、訊かれた。

 

「秘密の特訓ですよ。うちはスパルタだから…」

 

「私にも鍛錬させて欲しい」

 

って、背中に胸を押し当ててきた。気持ちがいい…立つ処が立つ僕。背中に胸を押し当てたまま、手で僕の…しごくエリカ。なんだ…どこで練習しているんだ?更に大きくなる僕の…

 

「なぁ、私にも鍛錬させてくれたら、もっと気持ちの良いことをして上げるよ」

 

これ以上気持ちいいと、三こすり半の世界になりそうだよ。

 

「わかった。祖父に相談してみる」

 

「うん?お爺ちゃんに鍛えられているのか?」

 

「祖父の弟子達にだよ~」

 

「お前の爺ちゃんは、師匠なのか?」

 

師匠…どうなんだろう。戦士の養成施設に関わってはいるけど…

 

 

 

---千葉エリカ---

 

大樹の爺ちゃん…見た目が高校生くらいに見えた。何者なんだ?私の頭に手を翳すと、

 

「これで、睡眠学習が出来る。まぁ、お試しで1週間コースだよ」

 

って…睡眠学習?

 

家に帰り、寝てみた。

 

◇

 

知らない場所に立っている私。ここはどこだ?目の前には街のような物が見える。あそこへ行けば良いのか?街に向かった。

 

「エリカ!」

 

街に入ると、大樹に声を掛けられた。

 

「ここはどこだ?」

 

「祖父の持つ戦士養成大陸のアルフガンだよ」

 

戦士養成大陸?何だ、それは…

 

「睡眠すると、ここへ強制的に精神が飛ばされるんだ。で、ここで得たスキル、能力はリアル世界に持ち帰れる。睡眠1時間に付き1日がここでは経過するんだよ。だから、1日8時間睡眠をすれば、1週間で56日鍛錬が出来る計算だよ」

 

ここは夢なのか?現実なのか?

 

「睡眠学習の場だよ。だから、夢より現実に近いかな?」

 

よく分からないなぁ。

 

「これ、エリカの装備だよ。祖父が用意してくれた」

 

装備を受け取り装備していく。ハーフメイルに剣のようだ。

 

「じゃ、ダンジョンへ行こうか」

 

ダンジョン?ゲームの世界か?ダンジョン内では魔物が出て来た。それを倒す私と大樹。

 

「なぁ、大樹。瞬動術を教えてくれよ」

 

「良いけど…足の裏全体で地面を掴んで、投げ付ける感じだよ。だから、裸足で練習しないとダメかな」

 

街に戻り、宿屋の裏庭で練習をする。う~ん、2,3歩は出来るようになったが、それ以上は足がもつれる。

 

「足の指を鍛えないとダメだな」

 

足の握力が弱いらしい。宿の部屋で、足で物を掴む練習をする。大樹は一人ダンジョンで剣術の鍛錬に向かったようだ。

 

◇

 

この世界は不思議である。夢の中の筈なのだが、睡眠を取らないと、翌朝には怠くなるんだ。夢の世界なのに、食事も必要だし。さすがにトイレは必要無いらしいが…

 

「トイレ?必要だけど、排出分は、肥だめに自動で、転送してくれているんだよ」

 

って、大樹。

 

「ゲーマー達はトイレに行く必要があるけど、僕達鍛錬者は必要がないだけだよ」

 

ゲーマーと鍛錬者の違いは?

 

「鍛錬者は体内にアルフガンの駒って呼ばれる、制御ユニットが埋め込まれているんだよ」

 

まさか、大樹の祖父が手を翳した時に、インプラントされたのか…

 

「で、ここでの鍛錬を無事に最後までやり遂げると、ドラゴンの駒を埋め込まれるんだよ」

 

最後まで…

 

「どの位かかるんだ?最後までって…」

 

「分からない。膨大な時間が掛かるらしいよ。卒業者は数が少ないらしいし」

 

「私達以外にも鍛錬者って居るのか?」

 

「どうだろう。ここにはいないのかも。ここって、オリジナルじゃなくて、コピーワンって、言っていたし。オリジナルは、当面受け入れは出来ないそうだよ」

 

オリジナル…ここと同じ世界があるのか…

 

 

 

---キリト---

 

う~ん…レベル50が遠い…飽きる…そうか、だから名乗りあってのPVPが有るのかもしれない。経験値が多く稼げるから…街の広場へ行くと、PVPのマッチングシステムがあった。これで、対戦相手を探すようだ。相手は違うギルドで、大体、自分と同じ位のレベルの者だそうだ。マッチングシステムを使ってみた。

 

対戦可能者リストが表示された。自分より下のレベルの者は、滅多に表示されないらしい。弱い者虐めになるからだろう。で、戦いたい相手をクリックし、相手が同意すれば、専用フィールドに転移してPVPが出来るらしい。

 

ナイフ二刀流という人が表示された。クリックすると、別のフィールドに転移した。

 

『これより、ナイフ二刀流の大樹、剣使いキリトの対戦を始めます』

 

と、アナウンスが入った。そして、目の前に相手が現れ、カウントダウンが始まった。相手は僕よりも幼そうな少年であるが、腕にはガントレットを嵌めていた。コイツ、強そうだ。

 

『ゴー、バトル』

 

目の前の少年の動きが早い。剣で斬り掛かるが避けられて、膝カックン攻撃でバランスを崩されて…霊安室で目が醒めた。

 

う~ん…新鮮なバトルである。NPCでは思いつかない生の攻撃を受けた気がする。背後を取られて、膝カックンとは…精神ダメージが大きいなぁ。

 

◇

 

「何?キリトがやれたと…」

 

夕食の席で初の正式なPVPの結果を、みんなに報告した。驚くみんな。

 

「動きが早くて、背後を取られて、膝カックンだよ…精神ダメージがデカいよ」

 

「キリの字の背後を取ったのか?AGI振りのキャラか?」

 

「あっ!それって、大樹君だと思う」

 

って、レンさんが声を上げた。大樹君?

 

「って?」

 

「この前、ビトさんがまたやらかした相手。ソロだったから、いけると思ったんだろうけど、返り討ちにあったの。銃弾を総て避けて、股間に蹴りを入れて、蹲った処を首元を斬り裂いてね」

 

「ビトの攻撃を避けたのか?」

 

「ショートレンジのマシンガンだったのよ。なのに、避けられていたんだ。で、ビトさんが消えた後、私とフカで彼に謝って、仲良くなったと言うか」

 

ビトのショートレンジは殺傷力を上げる為、1秒間に10発撃てたはずだ。それを総て避けたのか…動体視力も良いのか。

 

「よし!私がキリト君の仇を討つ」

 

って、アスナ。アスナの高速剣技なら行けるのか?

 

「レン、その彼のランクは?」

 

「私達と同じランク0だよ」

 

ランク0同士でも、差があんなに出るものなのか…

 

 

 

---アスナ---

 

広場のPVPマッチングシステムをしてみた。リスト表示が出る。ナイフ二刀流って言っていたなぁ。えぇっと…あっ、この人かな?他にナイフ使いはいないし。クリックすると、別のフィールドに転移した。

 

実際に戦ってみると、確かに手強い相手であった。エスっ気があるのか、直ぐには屠らないようだ。私の剣撃を受け流し、抱きつかれたり、胸を揉まれたり…

 

「セクハラ攻撃?」

 

「いや、女性に飢えているかも…ソロなんで…」

 

HPの減りは無いが、スタミナが切れてきた。スタミナはゲージに表示されない。こまったなぁ。スタミナ0になったら、喰われるのかな…それは避けたい。でもHPの減りが無いんで、安楽死も出来ない。

 

「どうしたんですか?呼吸が荒いみたいですよ」

 

限界が近いかな…そうだ、『マザーロザリオ』は使えるかな?16連撃の技。それしか、無いか。マザーロザリオを起動した。

 

一気に彼の前に進み出て、剣撃を放っていく。しかし、巧みにナイフを使い、避けたり、受け流したりしている。マズい…そして、後を取られた。背中越しに胸を…

 

「あっ!ダメっ…」

 

たった、あれだけの行為で達した私は、霊安室で目が醒めた。う~ん、パンティーがグジョグジョだよ…霊安室を出ると、みんなが待っていた。

 

「完敗でした」

 

笑って誤魔化す私。

 

 

 

---鬼門大樹---

 

PVPでの指名が増え、ランクアップ出来た。でも、エリカがまだランクアップしていない。どうするかな?

 

「私もソロでがんばる。大樹、先に行って攻略方法を見つけておいて」

 

って、エリカ。リアルで目覚めるまで、後1日か2日かな。

 

「わかった。エリカ、がんばれよ」

 

「うん」

 

僕は次の街を目指して、ランク1のエリアに入った。ここは塔タイプのダンジョンのようだ。ランク0は地下タイプのワンフロアタイプのダンジョンだったが、階段があるのか。体力に注意しないとなぁ。

 

 

 

 

 

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