---リアス・グレモリー---
人間界で流行っているゲーム、アルフガンを始めた。リアルの能力やスキルが使えるのか。眷属の祐斗と共に、ゲームを進めた。問題は、ゲーム内で眷属候補を見つけても、実体では無いので、眷属に出来ないことか?
「意志確認をしないと、ダメですよ、リアス様」
祐斗がルールに五月蠅い。どっちが主やら…
「あれ?祐斗!」
祐斗の知り合いか?
「大樹君…そうか、君もやっているのか」
「祐斗、彼は有望なの?」
「大樹君はダメですよ。リアス様の価値では無理です」
って…はぁ~?
「あれ?紅髪のお供だと、自由に出来ないのか」
「うん、一応、主だからね」
って、なんか、酷い言われような気がする。
「祐斗!彼は何者なの?」
「リアス様では無理です。関わらない方が良いですよ」
って…純血悪魔を舐めるなよ!
ドン!うっ…何者かに腹部にパンチを食らった。
「おい!物騒な能力を使うなよ!」
「師匠!」
「祖父ちゃん…」
祐斗が跪いている。あの大樹ってヤツの顔から血の気が失せている。何者だ…
「なぁ、大樹。あぁ言う物騒な能力は、ここで禁止だ。直ぐに解除させろよ!」
「えっ!あの程度なら、どうにかなるかなって…」
「甘い!甘すぎるぞ。お前ら以外の者が、巻き込まれたらどうするんだ?」
「あのですね…師匠…」
「木場、なんだ?お前が良くわかっているだろ?アイツは能力が不安定なんだ。お前の主なら、お前が止めるのが筋だろ?」
「えぇ…まぁ…」
スゴくむかつく男。私の祐斗に命令ですって?有り得ないわ。万死に値する行為だわ。
「はぁ?万死?面白いことをいうリアスだな。祐斗、コイツを躾けていいか?」
「えっ?!いや、壊さないでくださいね。後が大変ですから」
って、祐斗が助けてくれないのか?
◇
全裸にされて、大の字拘束された。何をされるんだ?背筋が寒いんだけど…妙に嬉しそうに、何かの準備をする男。
「高校1年のリアスか…初めてかな?」
初めて?まさか、私の初めても奪うのか?得体の知れない男に…
ガチャ!
ドアを開けて、誰かが入って来た。えっ!なんで…グレイフィア…
「リアス…大丈夫?十字架に拘束されて…」
十字架に?だから、背筋が寒いのか?
「グレイフィア姉さん…助けて…」
「ねぇ、リアスをどうするの?」
あの男に縋り付く。まさか、グレイフィアの浮気相手なのか?
「若々しいリアスで愉しもうかと」
「止めて…代わりに私を責めなさい」
「命令か?」
「いえ…責めて…下さい…」
有り得ない。弱気な態度のグレイフィアだなんて…
「あいつは、どうしたんだ?ヴェネラナは、さぁ?」
お母様を呼んだのか…どういう関係だ?
「今日は来られません。ですから、私が代わります」
「親子を並べて比較するんだよ。グレイフィアじゃダメだ」
「この子は何をしたんですか?」
「僕の孫に、滅びの力を使おうとしていた」
え?あの子が孫?コイツ、悪魔か?同じくらいの歳に見えるし。
「紅髪よ!僕は悪魔じゃない。悪魔が一番強い訳では無いんだよ」
コイツ…何者だ?目の前で、グレイフィアが倒れた。
「さてと、屍姦でもするか」
視姦?見るだけってこと?全裸にされて、交わる男。視姦じゃないじゃん…
「グレイフィアの死体は気持ちいいなぁ」
死体?何時の間に屠られたんだ?
「気づかれたら、暗殺出来ないだろ?」
そうだけど…
「えっ!心が読めるの?!」
「読めるよ。僕も孫もな」
「能力者…何者よ!私は最強の魔王の妹よ!こんなマネして、ただで済むと思うなよ!」
「紅髪はいつだって、高飛車だよな」
男の視線…全身に恐怖が刻まれていく。何?コイツ…恐い…逃げないと…
「恐い?こんなに濡れているじゃ無いか」
股間を男の指が這う。気持ちが良い…乳首がムクムクと起き上がっていく。
ズッズズゥゥゥゥ~と、音を立てて、私の股間から溢れた物を啜っている。喰われるのか…名の知らない男に…
身構える私。
「う~ん、初々しくて良い感触だな」
って、何時の間にか、交わっている男…あれ?痛みは無かったけど…
「よし、気に入った。ペットにしてやる」
ペット…ふざけるな~!
「私はリアス・グレモリーだぞ!」
「よく知っているよ」
あれ?そんなに私って、有名だっけ?男がグレイフィアに手を翳すと、グレイフィアが息を吹き返した
「今日の処は、これで解放してやる。次は無いからな」
「寛大な処置…ありがとうございます」
「次、やったら、親子丼を用意しろよ、グレイフィアよ」
「それは…」
「出来ないのか?じゃ、サーゼクスとヴェネラナの親子丼プレイでも見るか?」
「やめてください!」
「あぁ、ミリキャスとグレイフィアでもいいぞ」
「息子を、巻き込まないでください」
「じゃ、きっちり教育しろ!まったく悪魔は、クソくらいだな」
男が目の前から消えた。
---鬼門大樹---
千葉道場へ祐斗と共に鍛錬に向かった。祐斗の流派は、祖父と同じ天然理心流であった。なので、祖父を師匠と呼んでいた。で、たまには違う流派と手合わせをってことで、一緒に千葉道場にいる訳だ。
エリカは瞬動術をモノにしていた。5メートル程度であるが、相手の背後は十分に取れる。だけど、僕と祐斗の背後は取れないでいた。
「背後ばかり狙うのはダメだよ、エリカ!」
振り向き様に腕を伸ばすと、エリカの胸を揉んだ。
「お前…神聖な道場で…」
「辱めは戒めになるって、祖父が言っていたよ」
「そうかもしれないが…」
って、エリカも祖父を師匠と呼んでいた。
「大樹の祖父って、何流だ?」
修次さんに訊かれた。
「祐斗と同じ天然理心流がベースです」
「で、大樹は何流だ?」
「ナイフ二刀流です」
ジムさん、フレイさんに叩き込まれたナイフ術。二人は祖父に叩き込まれたらしいけど…
「流派だよ」
流派?何だろうな?ジムさん、フレイさんの活躍した場所を流派にするかな?
「オラリオ流です」
「訊いた事無い流派だな?」
「刀とナイフでは違いますからね」
って、誤魔化した。
◇
家に帰り、風呂に入って…VR空間へ1週間の鍛錬へと向かう。祖父が、リアスを出入り禁止にしたらしい。祐斗は大丈夫みたいだけど。
まだ、アスナ達がインしていないので、一人で、6番目の試練に向かった。砂漠戦は苦手である。砂に足を取られ、瞬動術が上手く使えないし。落とし穴があって、底では蟻地獄がいて、戦闘になるし。散々なステージである。
《告 空から攻撃すれば良いのでは?》
って、ラファエルさん。反則では無いのか?使える能力は使っていいんだっけ?
《解 問題ないですよ》
そう…じゃ、簡単だな。その結果、簡単に8番目の試練に辿り着いた。で、このボスは、全身にフルアーマーを着込んだドラゴンだった。これって、空から無理である。ステージは雪山で吹雪いているし。地面に降り立ち、ナイフを手にして斬り込むが…なんだ、この装甲は…斬れない。どうすればいいの?魔法を叩き込むが、効かない。これって、マズいだろう?寒いし。寒さで、動きが鈍くなっていく。まぁ、相手の攻撃は、僕にも効かないので、死ぬ事は無いが、寒さで死んでしまいそうだ。ここは退却だな。
5番目の街の家へ転移した。
「お帰り」
アスナとレンとフカがいた。
「ただいま…風呂入ってくるね」
身体が震える。身体の芯が冷えたようだ。
「どこで戦ったの?」
アスナに訊かれた。
「雪山だよ。寒さ対策しないと、凍え死になるレベルだよ」
「それはどこ?」
「8番目の試練だよ。全身フルアーマーのドラゴンを倒すらしいんだけど、ナイフも魔法も効かないし」
「そうなの…フカのランチャーならどうかな?」
って、レン。
「どうだろうな?試すにしても、先は長そうだな」
フカはまだ、ランク0であった。
「今日はどうするの?」
「フカのランクアップが最大課題だよ」
「すまんのぅ~」
光の弓があれば、問題無いはずだ。
「アスナは、レンとランク3狙いかな?」
「いや、あそこは大樹がいないとダメだな。私達のSTRじゃ、穴が掘れないよ」
アスナとレンの超えられない試練は、洞窟に穴を掘って、ボスを探す試練だった。
「じゃ、まずフカをアスナ達と同じ場所に行けるようにしよう。フカのランチャーはあると有利だし」
今週の予定が決まった。
---キリト---
次は洞窟のようだ。これ…マズい気がする。
「おい!キリの字!剣が振りかぶれないそ」
横振りか、突きしか出来ない天井高だ。剣使いは不利であった。
「あぁ、キリト君」
シオンがやって来た。
「パーティーに入れて。ここは私一人じゃ無理なの」
って、シオンに話しを訊くと…穴を掘って、モンスターハウスを掘り出すゲームらしい。
「モンスターハウスだと…」
クラインが腰を抜かしたのか、尻餅を着いた。
「情報を集めたんだけど、当たりのモンスターハウスの奥に、エリアボスがいるんだって」
そうなると、ツルハシとスコップはいるなぁ。シオンによると、彼女のSTRでは、その両方とも使えないらしい。で、ツルハシとスコップは武器では無いので、それでは戦え無いそうだ。
「厄介だな。クラインは穴掘りで、俺とシオンで迎撃か?」
鉱山ぽい、ほら穴に入って行く。敵襲…シオンの銃で屠っていく。俺は防御しか出来ない。横振りでは、速度が遅いようだ。
「一旦、引くぞ!」
シオンの弾をもっと買わないと…
---リーファ---
大樹君のギルドに入った。フカと共にランクアップ中である。大樹君は頻繁にPVPに呼ばれて、戦力外になりやすいようだ。まぁ、アスナさん、レンちゃんがいるから安心ではあるが。
そして、漸くのランクアップである。お兄ちゃんと同じランク1だな。
「キリト君達はランク2みたいよ」
って、アスナさん。あのバトルジャンキー共めぇ~!
「追い越せるよ。次はキリト君とクラインのコンビじゃ、難しいからね」
って…お兄ちゃん達の挑む試練は、通称剣使い殺しの洞窟って、言うらしい。
「このパーティーは大丈夫なの?」
アスナさんと私は剣使いである。レンちゃんとフカは銃器だし。
「大樹君とレンちゃんはナイフ使いだからねぇ。イザとなれば、フカちゃんのランチャーがあるし」
バランスの悪そうなパーティーに見えるが、バランスが良いのか…
「悪い!時間が掛かって」
大樹君が戻ってきた。
「大丈夫です。この塔なら」
レンちゃんとアスナさんの、大樹君を見る目が熱い…
大樹君はゲーム内に家を持っていた。パーティーメンバーは、ここで休める特典付きだそうだ。おぉ~ジェットバスがある。食事が美味しい…ベッドがフカフカだし。ゲーム内で、こんなに贅沢をして良いのだろうか?
「明日は、リズって人にお店に行きたいなぁ」
「えぇ。じゃ、明日は休日ね」
って、楽しそうなアスナさん。え?ゲーム内に休日があるの?
「あぁ、僕はバトルジャンキーでは無いから…戦い詰めだと、心が痛むし」
って、大樹君。お兄ちゃんとは違うんだ。戦い詰めのお兄ちゃんとは…
◇
円形都市内の移動電気自動車だった。自動車が所持できるのは、家を持っているか、店を持っているかなどの条件があるらしい。そして、リズの店へ。
店内では、銃弾を買い込む。フカ用の弾はストレージに入るだけ入れていく。レンちゃんは洞窟戦までナイフで行くようだ。
「へぇ~、君が大樹君かぁ~」
って、リズが熱い視線を送っている。なんか、出遅れた気分である。
「なにか、武器を買ってくれよ」
「レア装備の聖なるナイフが、2振りありますから」
レア装備?そう言えば、フカの弓もレア装備らしい。
「そうだ。錆びた剣があるんですが、研磨をお願い出来ますか?」
剣を数振り、リザの前に置いた彼。
「これは…中々の剣だねぇ」
「洞窟内で拾ったんです。たぶん、冒険者の忘れ物でしょう」
洞窟内で死んだ冒険者の物かぁ。あれ?帰属した装備は、死体と一緒に転送じゃ無いのか?
「帰属していれば、そうですけど。手にしれた後に鑑定しないと、帰属されないんです。お店に売っているのは、鑑定して有る物だけですし」
お宝で手にいれても、鑑定しないと、置き忘れないなるのか。
「鑑定スキルは大事ですよ」
って…大樹君って、心が読めるのか?
「読めますよ」
って…おぃおぃ…
「リアルスキルです。ゲーム内スキルでは無いので、会得は難しいと思います」
リアルスキル…リアルの大樹君って、スキル持ちなのか?
「そうですよ。むしろ、持っていないと、家から叩き出されます」
って、困った顔になる彼。どんな家だ?