※この作品はR-18です。

神器なき男4   作:もっち~!

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鬼畜なドロップアウト*

 

 

---鬼門大樹---

 

この世界で感じた違和感を確かめる為、祖父の元へ。

 

「この世界がおかしいって?よく気づいたなぁ、大樹」

 

はぁ、祖父も気づいていた。

 

「たぶん、その違和感の原因が、僕達にとってのラスボスだよ」

 

違和感の原因?

 

「違う側面から考えてみろ。英雄になる為に必要な物は?」

 

「ラスボスですよね?」

 

「そうだ。で、そのラスボスがいない時は、どうすれば英雄になれるんだ?」

 

あぁ、ここって、平和な分、ラスボスが不在なのか?あっ!だから祖父ちゃんが…

 

「正解だ。そのラスボスの好みは?」

 

「女体ですよね?あっ!」

 

「まぁ、そんな感じだよ。でも原因はそこでは無い」

 

そこでは無い?はて?

 

「だって、僕は売られたケンカしか買わない。要するに攻めなきゃ、問題は無いんだよ。それだと英雄は育たないだろ?」

 

あぁ、攻めた時点で終わりますよね。全力で撃退するし。英雄って、男が多いし。

 

「その通りだ。故に僕がラスボスでは都合が悪いんだよ」

 

なんか、嫌な方向に向かいそうだ。

 

「それは祖父ちゃん以外のラスボスを用意しているってことですか?」

 

「うん、そういうことだよ。英雄の支援者達がねぇ。例えば、ヘルメスとか、ヘルメスとか、ヘルメスがねぇ」

 

黒幕はヘルメス様ですか…この世界、終わっていそうな気がする。

 

「ところがだ。問題が生じた。英雄になるはずのベルが、この街に辿り着いていないんだよ」

 

あぁ、そう言えば、見ていないし、噂を聞いてもいない。

 

「では、ベルはどこに行ったんでしょうか?」

 

「まさか、ラスボス化?」

 

「外れだ。介入時期が早すぎたんだよ」

 

そこか…問題は…

 

「なので、介入時期をずらす必要があるんだよ」

 

振り出しに戻るのか…

 

「正解です!」

 

◇

 

次の瞬間、僕はオラリオの街の外にいた。また、一からやり直しか…アイズさんに出逢えるかな?普通のクールビューティーなアイズさんがいいなぁ。

 

門を潜ると、知り合いが待っていた。

 

「大樹、久しぶりだな」

 

イッセーさんこと兵藤一誠さんとヴァーリさんのコンビである。

 

「お久しぶりです。ここにいらっしゃるってことは、入るべきファミリアは決定済みってことですか?」

 

「あぁ、ファルコンさん達も来ている」

 

連れて行かれたのは、アストレア・ファミリアであった。これって、介入時期が更に早まっているのでは?

 

「アストレア様、彼を眷属にして貰えますか?」

 

「えぇ、喜んで」

 

この街の女神様にしては、穏やかな女神様に見える。

 

「私が団長のアリーゼだ。で、彼女が副団長のリューだ。頼むぞ」

 

男勝りの女性アリーゼ。リューさんは僕の知っているリューさんより大人しそうである。

 

「後の団員は、俺達と、ファルコンさん、アイリスさん、フレイさん、ジムさんだよ」

 

なんか、最強な布陣な気がする。

 

 

 

---シュウ---

 

来る日も来る日も鍋を振っている気がする。

 

「シュウ、Aランチを2つ追加だ」

 

「ミア…遊びに行っていいか?」

 

「はぁ?稼ぎ時に何を言っているんだ?」

 

「ダメか…」

 

アストレア・ファミリアが無くならないシナリオを進んでいる。このシナリオの難点は、リューはシルに拾われないことだ。それに伴い、クロエ達もここに流れ着くことは無い。なので、僕が働き手になることにした。まぁ、クロエ、ルノアは、スカウトしてくればいいだろうな。

 

「シュウ!Aランチを5だ」

 

「はいよ~」

 

身分的には、ミアとフレイアには事情を話し、ウラノスの処に所属はしている。

 

「シュウ!Bランチを3だ」

 

「ミア、ランチの種類は1つにしようぜ」

 

「はぁ?選択肢があった方が、客が入るんだよ!!」

 

あぁ、面倒だ…

 

 

 

---鬼門大樹---

 

アリーゼさんとリューさんが潜る時、僕はポーター兼ヒーラーである。

 

「ヒーラーなのにガントレットかぁ~」

 

「自分の身を護るのは、最後は自分ですからね」

 

う~ん、目がリューさんに行ってしまう。

 

「なぁ、リューばかり見ずに、私の勇姿も見ろよな!」

 

スタイルはリューさんの方が好みです。って、魔物が現れた。ミノタンだ。ステーキ肉が群で襲って来た。

 

「大樹、頼む!」

 

数が多すぎたようで、僕も戦闘に参加した。脇に逃げたヤツらを光の矢で仕留めていく。で、戦闘が終われば、『強奪』でドロップ品と魔石を回収していく。

 

「大樹は便利だな」

 

「まぁ、何でも出来ないとね」

 

えぇ、下っ端ですから、何でも屋ですよね。

 

 

 

---シュウ---

 

黒猫と黒拳をスカウトし、ミアに引き渡した。ミアの素性を知っている為、大人しく従う二人。

 

「ナンパ師ですか?」

 

って、シルに言われた。

 

「スカウトだよ。あの二人に手は出していないよ」

 

「私に出しますか?」

 

あどけない顔の少女。背伸びしたい年頃かな?

 

「あと3年だな」

 

「むっ!子供扱いですか!」

 

「シル、本当に喰われるから、挑発をするな!」

 

って、ミア。

 

「喰われてもいいですよ、シュウになら」

 

「はぁ~、ミア。ちょっと出るわ」

 

「夜の稼ぎ時までに帰って来いよ!」

 

「努力する」

 

◇

 

奴隷商を見て回る。全然、減らないなぁ、奴隷は…って、一人の奴隷少女に目が釘付けである。なんで、ここにいるんだ?

 

「おい!彼女を買う」

 

「毎度」

 

首に金属の首輪をされ、全裸でオリの中にいる金髪の少女。

 

「まだ、出来る年齢では無いので、調教はしてないぜ。まぁ、見るだけとか、調教の練習用だ」

 

金を払い、少女をオリから解放した。僕を怖がる少女。優しく抱き締め、頭を優しく撫でて上げた。あの時のように…

 

「あ…」

 

少女の目から涙が零れていく。奴隷商で、彼女に合う服を買い、首輪を外し、部屋に持ち帰った。部屋は豊饒の女主人の3階である。

 

「こんな幼い少女が売っていたのか…」

 

ミアに渡そうとすると、俺に抱き付き離れない少女。

 

「シュウ…今日は仕事しないでいいよ。その子の傍にいてやれ」

 

「ちょっと、この子を風呂に入れてくるよ」

 

「あぁ、わかった」

 

少女を抱いて、アストレア・ファミリアのホームに向かった。

 

 

 

---鬼門大樹---

 

なんで、彼女が奴隷に…ショックである。憧れていた少女は奴隷に身を落としていた。

 

「ヴァーリ、大樹のフォローを頼む。アイリスは、この少女を風呂に入れて欲しい」

 

「「了解!」」

 

僕はヴァーリさんと部屋に入った。

 

「どうして…」

 

「何かが遭ったんだろうね。たぶん、団長もショックだと思う」

 

「こんなケースって、今まで、有りましたか?」

 

「遭遇したことは無い。アストレア・ファミリアが存続する弊害なのかも」

 

その場合、リューさんは冒険者を引退しない、アリーゼさんは死なない。その副作用がこれなのか?どうして?

 

「彼女は強くなる。今まで以上にね」

 

「そうか…リューさんもシルさんも、今まで以上に強くなるから、彼女もそういう環境で育つ為に…」

 

「なるほど…一理あるわね」

 

そうなると、あの姉妹もか?僕の予感は的中し、あの姉妹も祖父が買ってきた。

 

三人の少女達が祖父に纏わり付いている。でも嫌な顔をしない祖父。ロリコンなのか?

 

「違うって」

 

違うらしい。

 

「どうするかな。ヴァーリ、お前が育てるか?母親体験も悪くないだろ?」

 

「イヤ、シュウの傍にいる」

 

「私も」

 

「私だって!」

 

困った顔になる祖父。

 

「今更、母親の経験はいりません。実子が立派なのに…」

 

えっ、ヴァーリさんって子供がいるの?クールビュティー系で憧れていたのだが。

 

「大樹、ヴァーリとするなよ!近親相姦になるからな」

 

うん?今、祖父は重大なことをサラッと言わなかったか?

 

「どういう意味?」

 

「なんの話だ?」

 

おとぼけか?

 

「近親相姦ってどういう意味だよ!」

 

「お前、そんなことも理解出来ないのか?」

 

「まるで、ヴァーリさんが、僕の母親みたいなことを言わないでよ」

 

「うん?お前に言わなかったっけ?」

 

「何を?」

 

なんか、地雷を踏んだ気分だ。

 

「お前はイッセーとヴァーリの間で受精したんだぞ」

 

「はぁ?」

 

「あぁ、僕は用を想い出したから、帰るねぇ」

 

少女3名と共に転移していった祖父。おい…聞いていないぞ!

 

「あぁ、伝えてなかったのね。大樹の視線が妙だったから、薄々そうじゃないかと思っていたけど…」

 

って、ヴァーリさん。いや、母さん?

 

「大樹、今更両親ぶるつもりは無い。今まで通りでいいぞ」

 

って、イッセーさん。いや、父さんになるのか…

 

 

 

---シュウ---

 

そう言えば、大樹に伝えてなかったなぁ。ヴァーリ達には伝えたから、安心仕切っていたよ。と、自分の部屋に逃げ帰った。

 

「ねぇ、今日は剣の鍛錬はしないの?」

 

アイズに訊かれた。

 

「いや、もうすぐ仕事の時間だ。そうだな、明日の朝にするか」

 

アイズ、ティオネ、ティオナはウェイトレス衣装に着替えていく。シルの配下でウェイトレス見習い3人組である。この3人を狩った奴らは、事情を訊いた後、始末した。

 

アマゾネス姉妹は偶然だったが、アイズにはヘルメスの影が蠢いていた。なので、フレイヤ・ファミリアに入団させてある。これで、ヘルメスでも迂闊に手は出せないだろう。

 

ベート、レフィーヤはロキの処に入ったようだ。

 

「シュウ、聞いている?」

 

「いや、聞いていないよ」

 

シルがなんか話していたようだ。

 

「どこの女を妄想していたの?いい?私達4人を花嫁にしなさいね!」

 

はぁ?なんで?

 

「出来ない女とはしない」

 

「だから、出来る年齢になったらよ。今、決断はしなくてもいいのよ」

 

シルは僕には素で接してくる。営業用スマイルと言葉遣いが魅力なのに、僕には一切向けてこない。

 

「出来る女だと、誰がいるの?」

 

「うーん…フレイヤとイシュタルとフレイヤくらいかな」

 

「ふーん、あの女神かぁ。なら、問題は無いわね」

 

決めつけられても…まぁ、最悪、同化吸収して撤退かな。って、言うか3人娘をお風呂に入れているので、この3人の裸に欲情しないんですが…

 

4人がフロアに降りていった。俺も厨房に行かないと、ミアが叫びそうだな。

 

 

 

---鬼門大樹---

 

サプライズ過ぎるサプライズ…イッセーさんとヴァーリさんが…

 

「この歳になるまで、お前気づかなかったのか?」

 

アリーゼさんが唖然としている。頷く僕。

 

「さすが鬼畜な祖父だな。あのドロップアウトは無いよな」

 

あれは無いだろう…あれは…イッセーさんとヴァーリさんが苦笑いしている。

 

「俺達は知っていたんだよ。お前が産まれた時に、出産祝いを貰ったから」

 

って…なんで、僕には言わないんだ?大事なことだろ?3回ほど復唱しても良いくらいだ。

 

「ファルコンさん達も知っていたんですか?」

 

「あぁ、たぶん、知らなかったのは大樹だけで無いか?」

 

鬼…あの祖父は鬼すぎる…

 

「まぁ、実質、お前の父親は団長だよ。そこまで、育てたのは団長なんだし」

 

「私なんか、大樹を出産した後で、実の娘だったって、言われたのよ」

 

って、ヴァーリさん。それは、僕以上にショックだっただろう。

 

「まぁ、私の場合は、団長に負い目があったから、問題は少ないけどね」

 

ヴァーリさん…今更、母さんって言いにくいし、ヴァーリさん呼びするけど、祖父の娘さんの魂を貰い、生き延びたそうだ。僕の知らない叔母さんの魂ってことだ。

 

『私はヴァーリと共にいるわよ、大樹。初めまして、ガイラ・グレモリー・鬼門です。よろしくね』

 

脳裏に、ガイラさんの姿と声が再生された。

 

「よろしくお願いします」

 

「じゃ、あの鬼畜の3世代が、この世界にいるってこと?」

 

アリーゼさんの言葉に頷く僕達。

 

「ヴァーリは鬼畜の能力は受け継いでいないの?」

 

「いません。隔世遺伝で、大樹が受け継いでします」

 

受け継いだのは、僕だけらしい。なので、ヨハネ姓が僕の正式なファミリーネームらしい。

 

「それよりも、奴隷商人の動きが活発化していますよね」

 

って、アイリスさん。

 

「そうなのよね。取り締まりを強化しすぎると、取り締まった団員が奴隷にされるらしいし、面倒な事案よね」

 

たぶん、取り締まるのでは無く、根絶するのが一番なのだろう。

 

 

 

---シュウ---

 

年寄り扱いされているが、まだまだ若い女体。僕的には刺しているだけで気持ちが良いのだが、彼女の行為は激しい。普段の姿から想像が出来ないくらいである。

 

「もっと、力強く…突いて…お願い…」

 

ファミリア内のストレスからか、強めの刺激がお好きなようだ。

 

「シュウ…もっと…」

 

「腰が抜けるぞ、リヴェリア。程々にしろよ」

 

「だけど…たまにしか会えないし…」

 

僕の上で跳ねている高貴なハイエルフ様。とは言うが、僕は交わることが好きなのでなく、拷問とか陵辱が好きなだけなのだ。エムの女体は、手応えが無いのが欠点か?

 

行為が終わり、二人でシャワーを浴び、別々に連れ込み宿を出て行く。ここはイシュタルの宿のVIPルームである。連れ込み宿から出たことを分からなくする為、出入り口が、歓楽街から離れた場所にあったりする。

 

リヴェリアからの情報。近々、ロキ・ファミリアが潜るらしい。いない間の警戒を強めるかな。

 

 

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